平成25年12月10日(火)午前10時00分開議

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議事日程第3号
平成25年12月10日(火)午前10時開議

 日程第 1 一般質問

   散   会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第3号に同じ

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出 欠 席 議 員 氏 名

◎出席議員(17名)
 1番 白岩  孝夫  議員      2番 高橋  一郎  議員
 3番 舩山  利美  議員      4番 山口  正雄  議員
 5番 白鳥  雅巳  議員      6番 片平  志朗  議員
 7番 吉田  美枝  議員      8番 梅川  信治  議員
 9番 川合    猛  議員     10番 髙橋    弘  議員
11番 板垣  致江子  議員  12番 髙橋     篤  議員
13番 田中  貞一  議員     14番 遠藤  榮吉  議員
15番 佐藤    明  議員     16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員
◎欠席議員(0名)

説明のため出席した者の職氏名

塩田 秀雄 市長                            安達 正司 副市長
板垣 俊一 総務課長                      伊藤 賢一 政策主幹
大坂 剛司 企画財政課長                山田 俊彦 税務課長
相澤 和吉 危機管理課長                安部 史生 文化会館整備課長
笹原 修一 市民課長                       佐藤 賢一 福祉課長
小野田 新一 保健課長                    大友 直秀 農林課長
髙梨 敏彦 商工観光ブランド課長      新野 甚吉 建設課長
髙橋 秀雄 上下水道課長                 濱田 俊明 会計管理者
猪野   忠 教育長                         吉田 正幸 管理課長
堀   裕一 学校教育課長                 尾形 真人 社会教育課長
江口 和浩 スポーツ文化課長            髙橋 清数 選挙管理委員会事務局長
鈴木 隆一 農業委員会                                   (併)監査委員事務局長
                事務局長
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事務局職員出席者
大沼 豊広 事務局長              板垣 幸広 局長補佐
安部 真由美 庶務係長      田中   聡 書記


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開      議
○議長(遠藤榮吉議員)  御一同様、御起立願います。
  傍聴席の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第3号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  昨日に引き続き、一般質問を始めます。
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高 橋 一 郎 議員 質 問
○議長  最初に、2番高橋一郎議員。
〔2番 高橋一郎議員 登壇〕
○高橋一郎議員  おはようございます。
  2番真風会の高橋一郎です。
  師走に入りお忙しい中、そして寒い中、時間を割いて傍聴に来ていただきまして、まことにありがとうございます。私は、昨年も12月10日に一般質問をしました。前日の9日の日曜日にはどか雪が降りまして、10日にはブルが初出動したと記憶しています。今年も寒くて雪の多い冬との予報です。雪おろしボランティアの体制を準備しながら、ひとり暮らしのお年寄りや障害者の方の支えになればと思っているところです。
  さて、12月6日の深夜に特定秘密法が政府与党の賛成多数で強行採決されてしまいました。憲法で保障する言論や表現の自由、知る権利を制限し民主主義を破壊するものと、日本弁護士会を初めマスコミ、そして国民も大反対する中で、そんなに急いで法律をつくるのか、その真意と背景は何なのか、それは秘密ですでは済まされないと思います。
  民主主義国家よりも国家主義の戦前の日本に取り戻されては平和が危うくなります。私は断固反対していきます。時間があれば本市議会でも請願を受けて議論していただきたいと思っていましたが、間に合わないほど性急な国会審議でした。そもそも税金で賄われている国家の情報は、秘密にするよりも公開するのが原則だと思います。
  また、原発ゼロ目標を否定し、原発を稼働する方向にかじを切り直しました。福島第一原発がメルトダウンし、海水にも汚染水が流れ込んでいるとの情報もあり、原発のごみの最終処分も決まらない中で、なぜ国民の安全・安心をないがしろにして進めるのか全く理解できません。今こそ国民主権、平和主義の日本国憲法を守っていくことが極めて大事なときだと声を大にしたいと思っています。
  それでは、通告していることについて質問をしますので、誠意ある御答弁と市民目線での真摯な議論を求めます。
  なお、再質問の際は通告の順番をかえて質問をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  第1点目、日本一の教育について。
  平成25年度教育委員会事務事業の点検評価報告書の外部評価委員の意見を踏まえて質問いたします。
  その1、教職員の健康管理について。
  教職員は、多忙な中での長時間労働による健康障害が懸念されていますが、教職員の健康管理に関して、精神及び身体両面において管理体制や対策は十分にとられているのでしょうか。
  その2、国際的視野を持つたくましい人づくりについて。
  青少年インターナショナルセミナー事業では、今年も去年に続いてカナダ、バンクーバーに交流に行って来られたようです。国際交流として大変意義深いものだと思いますが、議会にはその情報がなかったので、よくわからないことが残念です。大々的にPRしてよいことは、事前に市内外に広めていくべきだと思います。
  そこで、提案があります。渡航して行ってくる生徒だけではなく、多くの生徒が関与できるスカイプ等無料のテレビ電話を利用することで交流効果を倍増できると思いますが、いかがでしょうか。カナダ、バンクーバーや外国に限らず、日本の興味のある中学校間や高校間との交流でも利用してはどうでしょうか。
  その3、スポーツ交流の推進について。
  スポーツは体力増進に加え、医療費や介護費の節減効果が期待されますが、スポーツに親しめる環境の整備、特に平日夜にナイターでスポーツができることは、社会人をはじめ中学校の部活動などが最も望んでいることです。まずは、花公園人工芝に照明設備の一刻も早い設置を求めたいと思います。
  また、魅力ある南陽市としてスポーツ市民の多くが欲しい、願っている施設は多目的室内競技場、いわゆるドームです。キッズからシニアまで幅広い市民の利用はもとより市外からも多く訪れて、にぎわいの創出効果も期待できるものと米沢市の施設の利用状況から見ても強く思います。
  その4、大学等の高等教育機関との連携について。
  本市には専門学校や短期大学、大学がないために高校以上の青年の交流に乏しく、市全体が青年パワーに欠け、活性化していないように感じます。南陽高校も地域活動をしていますが、市民全体には知られておりません。日本一の教育をうたう本市としては南陽高校の活用も含め、もっと大学等との交流協定を結ぶなど青年の積極的な交流策を図るべきではないでしょうか。
  第2点目は、ふるさと納税制度と南陽ブランドです。
  現在、ふるさと納税は出身市町村だけでなく、御当地ブランドを求めるためにふるさと納税をしている人が全国的に増えていると聞いています。南陽市出身者だけでなく、広くふるさと納税者を求めるために、南陽市にしかないブランド品や企画を開発しPRすることで、税収アップと南陽ブランドの創出、そしてサービス提供の地元にもお金がおりる。まさしく三方善の相乗効果が期待できると思いますが、いかがでしょうか。
  まして新文化会館の維持管理費用を本市の財政の中から毎年1億円も捻出しなければならない状況を勘案すれば、新しい財源確保の一つとして喫緊の政策課題と言えるのではないでしょうか。
  第3点目は、池黒峰岸地区災害予防対策についてです。
  新文化会館の資材調達のために、土砂災害危険区域の池黒峰岸地区の杉が米沢地方森林組合により伐採されました。市長は、今年3月の臨時会で土砂崩れや水害の誘因になる急斜面のところは伐採しないと回答されました。この伐採は、市民に対する約束違反ではないのでしょうか。
  さらに、9月定例会の一般質問で、市長は地区民の土砂や雪崩災害の心配をよそに大した傾斜地ではないとか、伐採したほうが安全であるような発言をなされました。伐採をしたほうが安全である土地であるかどうかの判断は土質調査等を行った上でしか言えないと思うのですが、私どもの考えが間違っているのでしょうか。
  12月1日に開催されました池黒7組の集会では、風が強くなった、雨が降ると土砂崩れが心配で眠れないとか、雪崩の心配で児童の通学道路の変更などの要望も出ました。地元の方々は不安でたまりません。市道峰岸線の人や車の往来も心配です。このような現状を起こした原因者たる市長に対して謝罪を求めています。市長の市民を思う真摯な御答弁を求めたいと思います。
  具体的には池黒7組が提出した要望書に対する市長回答を踏まえて、以下のことを質問いたします。
  その1、災害予防体制で、警戒パトロールは具体的に誰がどのようにして行うのでしょうか。県との協力と分担はいかにするのでしょうか。2点目、雪崩の発生が危惧された場合は斜面の雪を一部除去するとありますが、その判断は専門家が行うのでしょうか。その費用の予算計上は行っているのでしょうか。
  その2、植林について。
  植林は伐採の条件にすると、3月臨時会で市長は答弁されています。当該地の山林所有者に対してはどのような指導を行っているのでしょうか。
  その3、災害防止工事について。
  急傾斜地崩壊危険区域として県知事の指定を受けて防災工事を行う必要がありますが、県に対して具体的にどのような働きかけを行っているのでしょうか。
  その4、伐採地選定について。
  伐採は米沢地方森林組合に委託しており、市は関与していないとも述べられましたが、発注の際、急傾斜地で災害のおそれがあるところを除くという条件をなぜ仕様書でうたわなかったのでしょうか。また、森林伐採届を受理する際に、土砂災害危険区域であることの確認は行ったのでしょうか。
  その5、災害が生じた際の責任の所在について。
  不幸にも災害が発生した場合は、一体誰が責任を負うのでしょうか。
  以上、壇上からの質問といたします。市民の立場に立った議論を展開することを御期待申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長  それでは、誠意ある答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  2番高橋一郎議員の御質問にお答え申し上げます。
  なお、日本一の教育については教育長から答弁いたさせますので、御了承を願います。
  初めに、池黒峰岸地区災害予防対策についての災害予防体制についての1点目、警戒パトロール及び山形県との連携についてでございますが、警戒パトロールについては常時の道路パトロールに加え、降雪の状況や気温の変化に即して危機管理課及び建設課で行うとともに、必要に応じて山形県にも相談してまいりたいと考えております。
  なお、周辺住民の方々には「なだれ注意」の看板を設置するなど注意喚起を図ってまいります。
  2点目の雪崩防止対策及び費用についてでございますが、降雪の状況により山形県と協議をしながら対応策を講じたいと考えております。費用については、市の災害対策費での対応になると考えております。
  次に、植林についてでございますが、当該地におきましては植林する方向で進んでおりますので、今後とも継続的に調整をしてまいりたいと考えております。
  次に、災害防止工事についてでございますが、9月定例会で議員の御質問に答弁させていただいたとおり、山形県との事務レベルの協議を進めながら、11月1日に急傾斜地崩壊対策の推進の要望書を山形県に提出し、事業の採択をお願いしているところでございます。
  次に、伐採地選定の条件についてでございますが、伐採の条件といたしましては、3月の臨時会でも申し上げましたように、植林を基本とすることと、余り急斜面ではない所といたしているところですが、当該地につきましては伐採に当たっての特別な制限がないことから伐採届を受理したところでございます。
  なお、該当地が土砂災害警戒区域であることから、伐採に当たりましては雪崩等を防止するための措置として根本部分を長く残すなどの対応をいただいたところでございますし、災害の防止対策につきましては先ほど申し上げましたとおり、県にも要望書を提出し事業の採択をお願いしておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  次に、災害が生じた際の責任の所在についてでございますが、災害が生じることのないよう取り組んでまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  次に、ふるさと納税制度と南陽ブランドについてでございますが、ふるさと納税につきましては平成20年に制度化された寄附金控除制度であり、南陽市におきましても当初より力を入れてきたところでございます。
  本年で6年目を迎え、東京南陽会をはじめ多くの方々より善意を頂戴し、例年600万円強に及ぶところでありますが、本年11月末に至っては158件、719万8,000円を受け付けしており、既に昨年同期比で25%程度上回っております。傾向としましては、初めての方の割合が30%弱、東北関東以外の方の割合が23%と、それぞれ昨年との比較で倍増しており、このことからも議員御指摘のとおり、ふるさと納税を利用した御当地ブランド品のお取り寄せが増加しているものと推察をいたしております。
  本市においては、2万円以上御協力いただいた市外在住の方へのお礼の品を準備しており、当初はつや姫などのお米だけでありましたが、ジュース、お酒、麺類及びサラミ等順次拡大し、現在は南陽産の逸品5種類から選ぶ方法に変更するなど、南陽ブランドの拡大に努めているところでございます。
  なお、全国の自治体の中には寄附金に匹敵するお返しを実施しているところもございますが、制度の趣旨が寄附金でありますので、善意のお心を尊重する前提も持ち合わせながら、今後ともPRに励んでまいる所存であります。
  以上であります。
○議長  答弁を求めます。
  猪野教育長。
○教育長  2番高橋一郎議員の御質問にお答え申し上げます。
  日本一の教育についての1点目、教職員の健康管理でございますが、平成25年度の教育委員会事務事業の点検評価報告書におきまして、外部評価委員より、南陽市教育委員会では市民の期待に応えるべく、各学校や市を挙げて熱心に学校教育の質保証、学力向上や問題行動対策等に取り組んでいるとの評価をいただきました。この中で議員御指摘のとおり、長時間の時間外労働時間等によって過重労働による健康障害が懸念されるという御指導をいただいたところでございます。
  教職員は、教育を通じて国の将来を担う子供たちの人格形成に直接かかわるという職務の特殊性があり、絶えず研究と修養に努めなければなりませんが、教育委員会としましても勤務時間の管理、業務の効率化や負担の軽減化、良好な職場環境と教職員の悩みに寄り添う相談体制づくり、そして教職員のゆとり創造の取り組み等を指導しているところでございます。
  今後においても職場における健康障害の早期発見・早期治療に努め、管理職の研修会を開催するなど、学校と連携を強化して取り組んでまいりたいと存じます。
  2点目の国際的視野を持つたくましい人づくりでございますが、中学生を対象にした青少年インターナショナルセミナーは、昨年から英語圏であるカナダのバンクーバーを研修先として実施しております。社会のグローバル化が進行し、英語によるコミュニケーション力の必要性が高まる中で、英語圏での研修は現地の学校や人々との積極的な交流とコミュニケーションの推進が図られ、国を超えた将来にわたる人と人とのつながりをつくることができます。そのため、事後の研修では現地の中学生と英語で手紙やメールをやりとりするなどの継続的な交流も行っております。
  今後は、議員御指摘のとおりスカイプ等のインターネットを積極的に活用しながら、セミナーの交流効果をさらに高めてまいりたいと考えております。
  さらに、その上で国内における中学校や高校との交流につきましては、単に無料テレビ電話によるやりとりで終わるのではなく、例えば本市で取り組んでおります幼保小中一貫教育などの知的財産としての教育実践を交流し合うことで、本市にとって実りのある取り組みに発展させたいと考えております。
  3点目のスポーツ交流の推進でございますが、花公園人工芝の照明設備の設置につきましては、より使いやすいコートとして御利用をいただくため照度の改善に向けて検討を進めているところでございますが、現時点におきましてはコートの規模や規格に則し、現在設置いたしております移動式照明灯に同種大型の照明灯を増設してコート内照度のアップを図るべく、設置すべき台数及び効果的設置場所の検討等を進めているところでございますので、御理解を賜りたく存じます。
  なお、多目的室内競技場は特に冬期間の利用において大変有効であるとは考えますが、その設置には多額の費用を要することから、必要性や規模、機能などにつきまして検討してまいりたいと存じますので、御理解を賜りますようお願いいたします。
  4点目の大学等の高等教育機関との連携でございますが、学校教育においては、平成19年に山形大学地域教育文化学部と南陽市教育委員会の連携協力に関する協定を結んでおり、各小中学校において山形大学教授による国際化並びに理数教育にかかわる専門的な授業や外国語活動の研修会等を開催しております。
  また、社会教育では小学生から青年層の若い世代が県内外の組織や団体、高等教育機関等の青年との交流を図る取り組みとして、青少年インターチェンジスクール事業を実施しております。
  議員御指摘のとおり、高等学校や大学等の連携は、学校の活性化のみならず本市全体の活性化につながるものであります。現在、各中学校区で少年非行防止ネットワーク事業が展開されており、その中で小学生から大人までの異年齢間での意見交換会が行われておりますが、南陽高校の地元南陽市出身の生徒が、本音を語りながら大人と子供の討論をつなぐ役割を担っております。このような活動を継続させ、さらに高等教育機関との連携を図り、本市教育の充実につなげてまいりたいと考えております。
  私からは以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  再質問させてください。
  まず、日本一の教育についてですが、おおむね私の考えているようなことと同じでしたので、大変ありがたいと思っていますし、よろしくお願いしたいと思います。
  その中で、二、三お尋ねしたいと思います。
  1つは、まず教職員の健康障害です。特に、いわゆる精神疾患の教職員というのはおられるのか、もしおられるとすれば小中学校、市内で何人ぐらいおられるのか、わかれば教えていただきたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  猪野教育長。
○教育長  12月10日現在で、精神疾患等で休職されている、また特別休暇をとっている先生は現在いません。ただ、そういう症状は年々増えてきまして、置賜地区全体でも十数人、現在休職されているというようなことで、南陽市は昨年はゼロでございました。年度当初は休んだ先生もいらっしゃいましたけれども、今日復職して誰もいないという状況でございます。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  わかりました。
  そのようなことで、先ほど悩みに寄り添っていくという、それから環境を良好な形にしてもらうということで、引き続きよろしくお願いしたいなというふうに思います。
  それから(4)の大学等の高等教育機関との連携については平成19年からやっていると、これはわかっておりますが、私が言いたいのは本当に南陽市内のやっぱり青年がいないというか、いないということではないですが、本当ににぎわいというのが実感できないんですよ。だから、やられている連携はわかるんですが、もっとできないものかというふうなことで提案したので、ぜひここについては研究をしていただければというふうに思います。よろしくお願いします。
  次に、スポーツ交流の推進で教育長から答弁がありましたけれども、これはちょっと市長にお伺いしたいというふうに思いますが、市長はよくにぎわいの創出というふうなことで交流人口を増やすというふうなことを言われています。まして、そういった意味では花公園は交流、にぎわいの創出に非常に大きな効果があるというふうに思っていますが、私が指摘しているのは気軽にやれるナイター、これがやっぱり一番だと思うんですよ。気軽にやれるということです。そこがみそです。
 というのは、先ほどの教育長の答弁ですと、やはり移動式だというふうなことでした。一回やっていただけるとわかるんですが、移動式でもっと重くなって5台、6台と場所を移動して設置をして片づける、そういった作業をするということは、簡単に、要するに仕事を終わって帰ってすぐにやるという形でできないんですよ。
 私はそれはそういった意味で、南陽市が言っているにぎわいの創出を全く、あるいは勤労市民のスポーツに対する一人1スポーツというふうなことでのものとは相反するようなことだというふうに思っています。そこをぜひ市長からはもっと前向きな形でお願いしたいなと思います。
  もしここで投資というか、資本を投下してつくれば、それはそれでまた、そのままそれを使いましょうというようなことになりますので、ぜひここについては、かなり大きな分岐点だと思うんですよ。ぜひそこは市長から回答をお願いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  当初、多目的広場と通称言っておりますが、あそこは災害時の調整池ということでの設置でございますので、災害に関する対応ということも十分考えておかなければならない。したがって、このたびのような豪雨ということで、もしあの周辺に50ミリ、あるいは100ミリというような雨が降った場合、駐車場、体育館周辺の水が中にたまって、一時期水量を調製して川へ流すという機能を持った施設なんです、実は。そういうこともあって災害時に活用できる照明ということも含めて、当初とにかく照明器具をということであったので、さまざま検討して両方を両立できるものということで対応させていただいた経緯がございます。
  ここに来て、少し便利がよくなればもっといいものを、もっといいものをと、これは誰でもそういうふうなことになるんだろうというふうに思っておりますので、十分利用される方々の心情はわかるわけでございますが、さまざま今担当課で検討しておるようでございますので、その結果を待って新たな対応ということのようでございますので、ぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  それは何回もお聞きしています。ただ、現実的にスポーツ施設の利用、そういったものをやってるわけですし、それから災害になったときの対応については、それは例えば移動式のものはまた別にあってもいいわけです。
  私が言っているのは、本当にそこを市内の方もそうですし、市外の方から聞いてもおかしいんじゃないかというふうに言うんです。今、御存じのとおり米沢市の例えば人工芝のコートで非常にすばらしい照明もあります。そういうふうな中で南陽市がすぐれてスポーツ文化に取り組んでいるというふうなところから見れば、甚だお粗末だというふうに言わざるを得ません。
  そこをやはり市長が、スポーツ大好きな市長ですから何とかしたいという、そういうふうな思いがあって今回予算をつけていただきました。ただ、やっぱり700万円ぐらいですと、何ともならないんです。そういうふうなことからいえば、やはり本当にもっと突っ込んでお願いしたいというふうに思います。
 今の話ですと、今現在の今回の予算をどういうふうにするかというようなことと、それから来年度の話も見えないというか、要するにつくらないというふうなことにしか私には聞こえないんですよ、固定式については。固定式です、固定式のもの。そこは、やはり一回投資したものは、まだ投資効果がないような状況にはしたくないわけですので、ぜひ再考をお願いしたいというふうに思います。
  もう一度、市長、お願いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  高橋議員の思いも十分わかっておりますし、当初調整池だったところを人工芝にしてできるだけ使いやすいようにということで取り組んでもきています。年々それなりにバージョンアップをしているわけでございますので、ぜひそこは御理解いただきながら、できるだけ早い時期に皆さん方の御期待に沿えるように。
 もし場合によってあの場所が少し狭いと、実は私そう思っているんです。もうちょっと広くしたいと、そういうときに固定式のものがあればどうでしょう、邪魔になるということになりますので、もうちょっと検討させていただきたいと、こういうふうな思いでいるところでございますので、そこはもう少し我慢をしていただきたいと、こういうふうなことでございます。
 しないと言っているんじゃないんです、もっといいものにしたいと。さらには、できれば公式に近いものにしたいと、こういう思いもありますので、ぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  それが本当であれば、私はすばらしいなと思うんです。ただ、やっぱり現在の、2年、3年、4年とそんな長い時間がかかると思うんですよ、そこは。時間がかかります。
  例えば今の話ですと、サイズがミニサイズだというのは要するに東西に短いんです。東西に短いということは、東側は道路ですので西側に延ばすしかない、西側を延ばすということはドリームランドをある程度潰さなければならないです。そういったことも本当に考えているんですか。
  そこで例えば、じゃ北と南のほうをまず最初につけましょう、そういうことだってできると思うんですよ。だから、今、市長が言った、もっと積極的にはというようなお話ですが、私はそうではなくて、段階的にやるものはやるというふうにしていただきたいと思いますが、もう一度お願いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  余り固定的な考えは持たないで、東南でもいいわけですよね。そういうふうなことでできないものかと今検討しておりますので、ぜひ御理解をいただきたいというふうなことであります。
  前のサッカー協会の責任者としてはそういう思いもあるかと思いますが、今使えないわけではないわけですから、もう少し待ってほしいと、こういうことでございますから、御理解いただきたいと、こういうことであります。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  この問題で余り時間をとっているとあとへ進めませんので、こういうふうにしたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。
  それから、ふるさと納税制度と南陽ブランドですが、いわゆる南陽出身者以外の方が、市長が言われたように寄附をしてブランド品というんですか、その御当地の名産品を求めているというようなことがあります。私が申し上げたいのは、名産品だけではなくて例えば体験型のもの、例えばワインと和牛と、それから出湯とか、そういうので1万5,000円、そうすることによって、いわゆる旅館提供者もにぎわいますし、ふるさと納税で寄附した方も寄附金控除等で戻ってきます。
 そういったことは、きょうは詳しく申し上げませんけれども、そういったことで三者両方よくなるというふうに思っていますので、ぜひブランド品の「品」だけではなくて企画を考えていただければなと思います。例えばスカイパーク等の企画なんかもおもしろいかなというふうに思います。
 ふるさと納税制度と南陽ブランドに関してはよろしくお願いしたいと思います。
  最後に、池黒地区の伐採問題に関してお願いしたいと思います。
  先ほど具体的なことに関してはいろいろ出てきました。それで私が一番感じたのは、やはり9月の市長の答弁から余り域を出ていないのではないかというふうに私は今感じました。
 9月の定例会で、市長はそう急峻なところではないと、殊さら取り上げて大騒ぎするものでもないと、今回の伐採はむしろ危険を回避しているというふうに言われました。それに対して、やはり先ほど壇上で申し上げたとおり、地元の方は本当に日々、雨が降っては心配をし、風も強くなったと、冬、雪崩なんか本当に起きないんだべかというふうなことを心配しているわけです。だからそういうふうな気持ちがあって、やはりこの伐採というのは新文化会館の建設のために伐採をしたというふうなことがありますので、私は原因者としては発注側の市長のほうに問題があるんだろうというふうに思っています。
  そこで、きょうは地区民の方の代表の方も傍聴に来ておられます。率直にやっぱり市長の考えを、やっぱりあれは私は不本意だったけれどもみたいな感じで謝罪というんですか、謝っていただけるということはできないんでしょうか。市長にお尋ねしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  意図がよくわかりませんが、本来この地権者、所有者はそもそも林業を目的として植林をして木を今まで育ててきたと。必ずいつかは伐採するわけです。風が強くなるからとかそういうことは当初は、じゃ、その木が植わっていない段階ではどうだったのか、よくよく考えると目的がそういうことで生産活動の一環としてやっているわけでございますので、そこはぜひ住民の皆さん方も御理解をいただくと同時に、できるだけといいますか、危険のないように対応していくと、こういうふうなことでもありますし、長い経験をもって森林組合の皆さん方がここなら大丈夫だということで、恐らく伐採したものであろうというふうに私は思っておりますし、長い経験からしてそういう心配はないというようなことも恐らく自信があってやられた。しかも所有者はそこをぜひ伐採してほしいというようなお願い。
 先般もといいますか、さきの定例会で申し上げましたように、斜面が急であればあるほど木が大きくなれば災害の発生する確率というのは高くなるわけですから、それを回避する意味でも余り木が大きくならないうちに循環し、また植栽をして危険回避につなげていくということのほうが私は理想的な対応の仕方ではないのかなと、こういう観点で前回お話をさせていただいたわけでございますので、ぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  私というよりも地区民の方は理解できないと思います。というのは、市長はそういうふうに言われますよ。でも、じゃ新文化会館がなかったら、あそこを伐採したんですか、経過年数がたったからということで。多分しないでしょう。今回伐採することによってお金が入る、だから非常にいいタイミングだというようなことで伐採したんでしょう。でも、例えば市長があそこの後ろに、裏山にいる市民だったらどうしますか。そんな発想はないでしょう。私はそう思います。
  それは市長が首をひねって考えているかもしれませんが、本当に大きな問題ですよ、これは。私も、なかなか市長がそういうふうなことですから、当然担当課の方、課長もなかなかそんなやっぱり今みたいな話ですよ。とすれば、じゃ今現在の生活をしている漆山地区の池黒の7組を中心とした世帯の方は、自分の生活が不安なときに誰にあれすればいいんですか。
  そしてまた、市長は危険がないような形にしていくというふうに言われました。それにどのぐらいお金がかかるんですか。どのぐらいで伐採したかはわかりませんが、それ以上の金額がかかるわけでしょう。防災工事だって地元市が2割負担しなければなりません。もちろん市長も御存じのとおり、防災計画を立てて、そして実施に移るまではかなりの時間がかかると思います、当然調査から入りますので。そういったことを考えれば非常に大きな、市としてもロスだと思います。私はそういったことから見れば、市長がやっぱり判断を誤ったんじゃないですかと言わざるを得ないと思います。
  特に森林の伐採届を出したときに、なぜ、その前に、なぜ条件を出さなかったんですか。急傾斜のところは伐採しないよというときに、なぜ市長は森林組合に発注をかけるときに、何で仕様書にそれをうたわなかったんですか。そこを教えてください。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  通常、我々が契約するときにはさまざまな方法があると思いますが、このたびの木材供給については米沢地方森林組合のほうに委託をしたと。先ほど申し上げましたように、私は口頭で必ず急傾斜、危険と思われるようなところに、あるいは二次災害が発生しそうなところの条件と、もう一つは植林ということを条件にして組合のほうにお願いをしています。確かに文章では残していませんが、口頭でそういうお願いをしているわけでございます。
  したがって、米沢地方森林組合さんは長年の経験からして心配ないと、しかも所有者は伐採したいと、一定の年数、大体40年から50年たてば普通は伐採をするというふうなことを考えて植林をしているわけでございますので、そういった年輪になったということもあって伐採をお願いしたというふうに聞いておりますので、その経過については後は担当課、あるいは県に相談をしながら問題ないということで進めさせていただいたというのが森林組合のほうの説明でございますので。
 私については後は植林もすると、こういうことでございますので、特段大きな問題はないと。それにも増して雪崩等については心配ないように根元を残して高くしていると、そういうところまで配慮をしてやっているわけでございますので、そこはぜひ御理解をいただきながら、林業関係者にとっては生産活動の一環としてやっているわけなので、そこを否定されてはなかなかこれからの森林行政には進めないというふうに思いますので、よろしくお願いします。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  市長、私とは全く反します。というのは森林行政と市民の安全、どっちが大事なんですか。どちらですか。私はおかしいと思いますよ。
  例えば抜根した際に残したとありますけれども、あれは実際は、本当にこうやって伐採するんだよと言われたときに、たまたま私が立ち会ったときに、これは今危ないよと、一番先にここでおさめる方法はないかというふうな形で、置賜総合支庁に私照会したんですよ。そうしたら残しなさいというような話だったんです。それをさも自分たちがやったようなことを言って、おかしいんじゃないんですか。まず、それが第1点。
  それから、11月1日に県のほうに出したというふうにありました。私は、余りにも市のほうの対応が遅いために山形県庁と、それから置賜総合支庁に行ってきました。10月30日と11月5日です。そのときに言われたのは、南陽市で事務的に持ってきているというふうなことですよね。事務的に提出します、事務的なことで動きますか、人は。
 というのは、この急傾斜の危険区域の中での防災工事というのは全県下で400件あるんですよ。その中で上に上げていくためには、市の本当に切実な願いがなければ県は動きません。市長と副市長を待ってましたよ、県は。私は余計なことはしたくないんですよ、こんなの。でも本当にそういった意味では、市民の安全というのが、私は一番の行政のもとだと思っています。森林活性化なんて結局人のいない木を切ればよかったんじゃないんですか、最初から。そうだとすれば。私は、市長が本当に正当化していますけれども、おかしいと思いますよ。こんなのでは絶対納得できないと思います。
  それから、災害が発生した場合はどうするんですか、誰が責任を負うんですか。生じないように対応しますという。もしもできた場合はどうするんですかと尋ねているんです。そこを教えてください。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  高橋議員の話を聞いていますと、私がその場所を切れとでも指示しているような表現ですが、全くそんなこともないし、さっきから言っているように、長い経験の上で米沢地方森林組合の皆さん方が安全を確認しながら、あるいは県の指導を受けながら対応したというふうに私は伺っているので、そういうことを説明しているわけでありますし、また、もしということで考えたら切りがないわけです。
 そういうもしとか仮定のことに一々全てを対応し切るほど我が南陽市には財政余裕がないということだって、高橋議員だっておわかりなのではないかと思っていますので、そうはならないように我々は対応すると、こういうふうなことを言っているわけでありますし、先ほどの森林行政と市民の安全、どっちが大事だと、そういうことをわかっているからこそ、市民の皆様に迷惑のかからないような対応をしたい、こういうことを言っているわけでありますので、御理解をぜひいただきたいというふうに思います。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  全くらちが明かないようです。時間がないので終わらざるを得ませんけれども、地元の方は本当に納得いかないと思いますよ。今後、やっぱり何かアクションが起こるかもしれませんので、そういった場合は、やはり市長がそういう態度でずっといますと、当然担当課もそういうふうな態度になりますので、市長が全く大丈夫だったというふうに言えばそれまでですから。だから、そんなことはおかしいと思うんです。そういった意味で、今後の対応もあると思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
  終わります。
○議長  以上で2番高橋一郎議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでございました。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は11時10分といたします。
午前10時51分  休  憩
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