平成25年12月18日(水)午前10時00分開会


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川合   猛  委員長       白鳥  雅巳  副委員長

出欠席委員氏名

◎出席委員(16名)
 1番 白岩  孝夫  委員        2番 高橋  一郎  委員
 3番 舩山  利美  委員        4番 山口  正雄  委員
 5番 白鳥  雅巳  委員        6番 片平  志朗  委員
 7番 吉田  美枝  委員        8番 梅川  信治  委員
 9番 川合   猛  委員        10番 髙橋   弘  委員
11番 板垣  致江子  委員    12番 髙橋   篤  委員
13番 田中  貞一  委員       15番 佐藤   明  委員
16番 伊藤  俊美  委員       17番 殿岡  和郎  委員
◎欠席委員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

塩田 秀雄 市長                            安達 正司 副市長
板垣 俊一 総務課長                      伊藤 賢一 政策主幹
大坂 剛司 企画財政課長                山田 俊彦 税務課長
相澤 和吉 危機管理課長                安部 史生 文化会館整備課長
笹原 修一 市民課長                       佐藤 賢一 福祉課長
小野田 新一 保健課長                    大友 直秀 農林課長
髙梨 敏彦 商工観光ブランド課長      新野 甚吉 建設課長
髙橋 秀雄 上下水道課長                 濱田 俊明 会計管理者
猪野   忠 教育長                         吉田 正幸 管理課長
堀   裕一 学校教育課長                 尾形 真人 社会教育課長
江口 和浩 スポーツ文化課長            髙橋 清数 選挙管理委員会事務局長
鈴木 隆一 農業委員会                                   (併)監査委員事務局長
                事務局長
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事務局職員出席者
大沼 豊広 事務局長              板垣 幸広 局長補佐
安部 真由美 庶務係長      田中   聡 書記


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本日の会議に付した事件
 議第58号 平成25年度南陽市一般会計補正予算
      (第8号)
 議第59号 平成25年度南陽市後期高齢者医療特
      別会計補正予算(第2号)
 議第60号 平成25年度南陽市下水道事業会計補
      正予算(第2号)
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開      会
○委員長(川合 猛)委員  御一同様、御起立願います。
 おはようございます。
 御着席願います。
 これより予算特別委員会を開会いたします。
 ただいま出席されている委員は16名全員であります。
 これより予算の審査に入ります。
 本委員会に付託されました案件は、平成25年度補正予算3件であります。

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議第58号 平成25年度南陽市一般会計補
     正予算(第8号)
○委員長  初めに、議第58号 平成25年度南陽市一般会計補正予算(第8号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。大坂剛司企画財政課長。
〔企画財政課長 大坂剛司 登壇〕
○企画財政課長  〔平成25年12月定例会 予算
         に関する説明書により 議
         第58号について説明〕省略
         別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁はページ数、款、項、目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。
  これより質疑に入ります。
  補正予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。
  最初に、歳入全般について、12ページから17ページまでについて質疑ございませんか。
  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  歳入について市長にお尋ねしたいんですが、税収の問題であります。
 法人税が引き下げられると、こういう報道もあります。このことによって、市内の企業等の問題、あるいは別でありますが、地元の商店街の問題等々があるわけでありますが、この法人税の見直し等によって、どのような形で市税にあらわれるのか、第1点お聞きしたいというように思います。
  それから、2つ目は、もし影響があるならば、どの程度の金額が算定されているのか、その2点あわせてお尋ねをしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  ただいまの委員の御質問でございますが、法人税については、そういった心配もあるかもしれませんが、総じて、この平成25年度の後半、上向きつつあるので、相殺されてもそう大きな影響がないのではないかなというふうに私は思っておりますので、この辺はどちらかというと横ばいか、さらには国の単価などを見ても上昇傾向ということでありますので、今、委員が心配されたようなことは解消できるのかなと、こんなふうに思っているところであります。
○委員長  答弁を求めます。
  山田税務課長。
○税務課長  税収の影響の部分というふうなこと、また、下がるというようなこと、お話しいただいていますが、下がるというのは、多分今回復興法人の特別税があるわけでございますけれども、それが3年間というふうになっておりまして、来年1年間まで含むというふうになっておる部分かと思いますけれども、それがまだ税制改正の中では決まっておりません。また、それは所得税部分でございますので、市そのもの、市の法人市民税に関しては、直接影響はそちらはないものというふうに考えております。
  以上でございます。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  ただいま市長と税務課長のほうから、そんなに影響はないだろうと、こういうお話でありました。心配しなくとも十分来年度の予算編成については影響はないと、こういう答弁であったわけでありますが、いずれにしても、最近の新聞等を見ますと、さっき市長おっしゃったように、そういう全国的な流れと同時に、地方の流れも徐々にではあるが好転に向かっていると、そういう報道もあるわけですけれども、それに安泰しないで、しっかり予算の編成をぜひやっていただきたいものだということをまず要望しておきたいというふうに思います。
  以上です。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、歳出に入ります。
  第1款議会費から第6款農林水産業費の18ページから27ページまでについて質疑ございませんか。
  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  20ページ、3款民生費についてです。
  福祉課長にお尋ねしたいと思うんですが、毎年、低所得者のひとり暮らし等の、いわゆる雪おろし等に除雪の助成ということで、去年から1万3,000円というふうな金額、1万2,000円でしたか、交付することになりました。
  それで、昨年の利用者数と今年の予算の人数というのを教えてもらいたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  佐藤福祉課長。
○福祉課長  高齢者等雪おろし支給事業費の実績でございますけれども、平成24年度の実績は103世帯で、執行は約120万円でございました。今年度は一応予算上、当初予算上は150世帯を見込んでおります。
  以上です。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  これは、本当は余計でなければかえって一番いいわけでしょうけれども、いわゆる今年もどうも雪が多いようだというふうなことで、これは民生委員を通じて普及になっているというふうに思うんですが、まだその何というんですか、まだまだこの制度そのものはわからない、あるいは手続をどうするかわからないというふうなことがないのかどうか。そこが1点と。
  やはり、一旦その業者とか、ボランティアも含めて、やってくれた人にお金を支払って、その領収書を福祉課のほうに持っていって精算をすると、その翌月に口座振替等でいただくというようなシステムだと思うんですけれども、それに対して何か不都合があるとか、もっと簡便にしてもらいたいとか、そういうふうな要望がないのかどうか。その2点お伺いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  佐藤福祉課長。
○福祉課長  1点目の手続等の関係でございますけれども、この雪おろし助成の事業自体は、スタートの年度はちょっとわかりませんが、古く昭和の時代からやっておりまして、特に冬場の民生委員さんの大きな仕事の1つになっております。各担当地区の民生委員さんが地区内をくまなく回りまして、制度に該当する高齢者宅を回って、みずから申請書を書いて、書き方を指導しながらこの助成を受けると、終わりましたら、一旦業者さんにお支払いするわけですけれども、その領収書を添付して、事業実績まで市の担当課のほうに持ってきていただくというようなことでやっている制度でございまして、主に、大体毎年100件程度で安定していますけれども、大きく手続で混乱を来していると、高齢者が困っているというふうな声は直接はまだ聞いておりませんし、うまく民生委員さん同士で今回も改正ありましたけれども、引き継ぎがされているのかなというふうに思います。
  あと、もう1点、いわゆるもっと簡便な方法で申請をしたらいかがかというようなことですけれども、置賜管内を見ますと、大体我々と同じように申し込んで業者さんに一旦お支払いすると、そして領収書を添付して1万2,000円助成金を受け取る、いわゆる償還払いの方法ですけれども、米沢さんあたりは若干業者さんに委任して、その助成金を除いた自己負担分をお支払いして、残りは業者さんのほうに市から払うという方法をとっているところもあるようですが、南陽市においては、さきに申し上げたように、民生委員さんが申請から実績まで全部手続をやっていただいている方がほとんどというふうなことで、大きく簡便な方法を求める声はまだ聞こえてはおりません。
  以上です。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  はい、わかりました。
  制度の充実を、例えば1万2,000円という金額は、ただ1回分だと思うんですよ、基本的に。2回、3回と雪おろしをしなければならないという部分に関しては、当然自己負担になっていくというようなことになると思います。
  私は、その中で雪おろしのボランティア、有償ボランティアを活用することによって、少しは、1回分を2回、3回とできるような形になるのかなというふうには思っていますが、それは制度とはまた別の話ですので、ぜひこの充実を、制度の充実も含め、単価のアップも含めて検討をしていただければというふうに思います。これ要望です。
○委員長  要望ですね。
  ほかにございませんか。
  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  20ページの第3款の7目の介護保険の問題と、それから、もう1点、福祉灯油、この問題について何点か質問いたします。
  最初に、介護保険の問題ですが、先だっての一般質問でできなかったわけですけれども、どういう制度が改正されるのか、その辺の内容等について質問したいというように思います。
  それから、福祉灯油の問題ですが、南陽市もかつて、何年か前に非課税世帯や、あるいはお年寄りの老人世帯、ひとり暮らしの世帯に対して福祉灯油という制度がありまして大変喜ばれた、そういう時期もあったわけでありますが、その経過と今後の見通し、対策等について、どのように考えておられるか、まずお聞きをしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  佐藤福祉課長。
○福祉課長  初めの介護保険のほうのことなんですが、委員が一般質問で予定していた日の実は前日に、山形県庁におきまして、厚生労働省のほうから担当補佐が来られまして研修会がありました。その中での説明ですけれども、あくまでも、年内に成案を得るというようなことなんですが、まだ成案に至っていない段階ではありますけれども、あくまでも担当補佐は案というふうなことでの説明でしたけれども、今回の介護保険の見直し、まず、目的については、いわゆる一番大切なのは、昭和22年から24年までの団塊の世代が後期高齢に差しかかる2025年、ここを見据えて、いわゆる高齢者世帯が増加をするというような中にあって、できるだけ住みなれた地域で暮らしていき続けられるように、まず、第1、地域包括ケア体制というふうに、システムというふうに呼んでいますけれども、これは介護基盤だけではなくて、介護、住まい、在宅医療、介護予防、あるいは生活支援といった、全般にかかわる仕組みをつくっていこうというふうなところが1点です。
  あと、もう一つが、いわゆる高齢者が増えることに伴って介護保険料が増加をするわけなんですが、その増加をする中にあって、制度をやはりきちっと維持をしていくというふうなために、いわゆる低所得者の保険料の軽減化を拡大しようというのが2つ目です。
  あとは、そのため、制度を維持するためには、やはり充実を図る点もありますけれども、一定程度重点化、あるいは効率化を図るというふうなところが求められているというようなことで、このために今回の見直しを行うというふうに説明を受けたところでした。
  あと、もう一つの灯油のほうの経過と今後というようなことですけれども、経過については、たしか原油が投機筋かなんかで高騰した際に、本市だけでなくて県も含めて、この灯油対策をしようというようなことで、灯油の助成事業が県の補助金もいただきながら県内の全ての市町村で行ったというふうなところでしたけれども、県のほうの制度がなくなったというふうなことから、本市も含めて現在はどこの市町村でも、まず行っていないというふうな状況にあります。
  ただ、今後というふうなことについては、あのときは高騰によったわけですけれども、今現在は高値で安定をしているというふうな状況の中にあって、今後どうしていくかということについては、まだ具体的な俎上にのせて検討している段階にはございません。
  以上です。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  では、質問をするんですが、要は介護者の増加とか、あるいは低所得者の軽減を図るんだというように言っているんですけれども、それだけではないわけだ。というのは、つまり一定所得のある高齢者、これ利用料を1割から2割にするということがあるわけだね。それで、所得が高いという方々に対して、そういう方法をとるというのが第1点目と。
  それから、2つ目は、特老に入っている方々の、いわゆる要支援の1、2あるわけですけれども、これをなくすと、しかも、自治体へ丸投げやるということを今言っているわけでないです。だから、そういう点では、吉村美栄子知事もいろいろ問題ありと、こう言わざるを得ないような状況が、どこの自治体もあるということを言われているんですね。
 ですから、こういったものに対しまして、やっぱりいろいろ調査も研究もしながら市民の老後のことをよく考えていただいて、関係施設の方々と懇談をしながら、どういう対応をしていくのかということも私は大事でないのかなと、こういうふうに思うんですが、その辺どうでしょうか。
  それから、もう1点でありますが、このサービスができなくなると、これは家族が困るわけですね。だから、そういう方法はどういうふうに考えているのか、こういうことをお尋ねしたいと。
  課長、私、これ平成10年でしたか、介護保険誕生したの。12年でしたか、3年に1回見直しあるわけで、ですから、見直すたびに私聞くわけですけれども、大差ないんだということをみんな言ってきたわけですよ、目の前にいる前福祉課長なども。後で、1年、2年たったら、いやひどいもんだと、こうなっているわけで、だから、そうならないように今からしなければ大変でないのかなというふうに私思います。その辺の考え方について答弁をいただきたい。
  それから、さっきの福祉灯油の問題ですが、県が主導的にやってきたというようなお話でありますが、この県も当然主導的にやってきたわけですけれども、これ各自治体で単独でやっている自治体も今は増えているわけですよ。
 さっき課長は、高値で安定しているんだという話だけれども、年寄りなんて買いに行けないわけだから、配達してもらえば、今リッター110円前後というようになっているわけですね。我々車で行けば100円しない灯油屋さんもあるんですけれども、その場へ行かないわけですよ。だから、せめて差額とか、そういう方向もあるんでないかなと、考え方として。その辺の答弁をお願いしたいというように思います。
○委員長  答弁を求めます。
  佐藤福祉課長。
○福祉課長  初めに、介護保険のほうなんですが、多分先ほど申し上げた中で、議員が心配なさっているのは、2つあるのかなというふうに見ています。
  まず、1つは、一般的に言う給付の減というふうに言われるものが1つです。
  あと、もう一つは、負担の増というふうなものが言われているわけですけれども、初めに、給付の減と言いますのは、いわゆる要支援者の部分なんですが、要支援者というのは、要支援の状態になったり、介護非該当になったりということで、行ったり来たりする方がその中にいます。その要支援者に対して、これまで予防給付というふうな形で個別給付を行ってきていました。その予防給付の中で、2つですね、訪問介護、いわゆるヘルパーの派遣ですね、もう一つ、通所介護、いわゆるデイ・サービス、この2つを個別的な予防給付から地域で行う地域支援事業の形式に見直そうというのであります。
  実は、平成23年の法改正、24年から実施されたわけですけれども、もう既に事業名で言いますと、介護予防日常生活支援事業というのが実は創設されております。ただ、南陽市では取り組んでおりませんが、この事業をもう少し発展的に見直して、新しい総合事業の形式にしようというふうなものです。
  具体的には、例えば今要支援者の方がヘルパーでごみ出しを頼んでいるとします。そうすると、1時間単位になりますので、1時間単位で予防給付の訪問介護を受けてごみ出しをするわけですけれども、これをもう少し地域の中で、多様な主体で、多様なサービスをつくってはどうかというふうなことです。
  例えばNPO、あるいは地域、あるいは隣組、あるいはそこの地区というふうな、いろいろなサービスの主体があろうかと思います。そういったものを使って、何も事業者による個別給付、ヘルパー派遣でしなくてもいい事業もあるんでないかと、地域の実態に応じていいんでないかというようなことで、この2つの事業に関して、いわゆる地域資源事業に移行するということです。
  ただ、これまでのように、介護事業費による予防給付も選択が可能というようなことになっていますので、全てがそっちに無理やり持っていくというわけではなくて、あくまでも我々の地域支援事業の中で、事業者が単価等の設定をきちっとすれば、これまでどおり個別給付だけでなくて、いわゆる地域支援事業の中でも事業者は取り組めるというふうに思われますので、その辺に対しては事業者が取り組めるような単価の設定もやっていきたいというふうに考えております。
  あと、負担の増の問題ですが、負担の増については、今2つ言われています。
  まず、1つは、いわゆる一定所得以上の方の介護保険料を1割から2割に見直すというようなことなんですが、今国のほうでは、高齢者の上位20%の方が年金は290、そういうふうなところなわけですけれども、あくまでも世代間の公平だけでなくて、同じ高齢者間の負担の公平も図ろうというふうなものでありますので、低所得の方に対しては今までどおりですし、あとサービスをいっぱい受けると高額介護サービスというようなことで、全てが2倍になるということでありませんので、御理解をいただきたいと思います。
  あと、もう一つは、補足給付の見直しというようなことで、施設の入所者とデイ・サービスを受けている方の食費と居住費を一定資産以上の方については、それを見直しするというようなことになりますけれども、それについても、所得要件が1,000万円以上とかというようなことで、やはりかなり高いレベルの方が該当になるということですし、また、世帯分離されているわけですけれども、今は世帯分離して、その本人だけの資産見ますけれども、やはり世帯分離前の配偶者の資産、所得も見るべきだろうというふうなことで出たものでありますので、ただ、ここまで受ける方はそう多くはないのかなというふうに思っております。
  あと、重度化の問題ですが、重度化の問題については、今入っている方については、そのままと、今後の方についての適用というようなことになりますので、今現在でも要介護1、2の方が特別養護老人ホームに入るということは少ないというようなケースですので、そう大きく影響を受けるとは思われません。
  以上が介護保険です。
  あと、灯油で、いわゆる配達と買いに行ったときの差額ぐらいは補助してはどうかというふうな御提案なんですが、先ほど申し上げたように、まだ具体的な検討の俎上にはのせておりませんので、今後検討させていただきたいというふうに思います。
  以上です。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  どうもわかったような、わからないような、皆さんどうだかわかりませんが、いずれにしても、これを実施すれば、自治体だって本来、本当は困るんではないですか、本当は。今、やめる方向で、おんぶにだっこをやめる方法で今検討しているようですけれども、間もなく最終的な決定するわけですから、12月中に決定するわけでしょう、この問題は。
 でも、いろいろな批判があって、これやめざるを得ないような今状況だそうです。それはあなたも知っているとおり、これはそれで私はいいと思うんですけれども、やっぱり負担増と、さっき言ったようなそのことが非常に懸念をされるわけですよ。だから、あえて私は申し上げていると。余り長くなってうまくないから、これから、いろいろ福祉課長とも、いろいろ懇談をしながら介護保険問題について、いろいろと議論していきたいものだと、このように思います。
  最後に、福祉灯油の問題ですが、市長にお尋ねしたいんですが、市長としてはどういう考えでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  全般的に円安の傾向ということで、輸入製品はいずれも高騰しているわけであります。いつまでこの円安が続くのかわかりませんが、大分燃料関係、単に灯油だけでなくて、軽油、ガソリン、その他さまざま大変高騰しています。これを補填する財源の確保が今後の課題になるのかなというふうに思っておりますが、そういった状況ができれば還元できるようにしたいものだと、こう思っております。
 一時期、国でもガソリンの高騰の部分を補填する制度をつくったわけでありますが、そういったことは国のほうで、今後検討するのかどうか、あるいは国のほうではどうなのか、他の市や町はどうなのかも含めながら、南陽市でも必要な対応をしなければならないと、こう思っておりますが、今の段階ですぐにそれを補填する財源があるかと言われると、なかなか容易ではないというふうに思っております。
 この差額、どのぐらいの金額になるかわかりませんが、今年は子供の医療費の無料化ですね、小学生が。予想以上に、従来どおり粛々と皆さんやってくれているんですが、この際というようなことになりますと、いずれもそういう危惧がありますので、なかなかやりにくい、こっちとしては、執行側としてはやりにくいのが、そういうことでなくて、正しく利用していただくとありがたいなと、こんなふうに思っております。そういったことも含めて、これから福祉灯油についてはどうなのか、担当課を含めて検討をしたいと、いずれにしても社会動向も眺めながら対応したいというふうに思います。
○委員長  よろしいですか。
○佐藤 明委員  はい。
○委員長  ほかにございませんか。
  6番片平志朗委員。
○片平志朗委員  3款の4老人福祉及び7目の介護保険事業費に関してですけれども、前も一般質問で認知症の予防対策について御質問したこともありますけれども、今年度から厚生労働省が全国で認知症の初期集中支援チーム設置促進モデル事業というものをスタートさせて、白鷹町がそれ選ばれて、今、実践しているわけですけれども、この認知症に関しては、長寿国の日本にとって本当に大変な問題なわけでありまして、昨年度は300万人ですか、2020年度には410万人になるという予測を上回るハイスピードで患者が増えているわけです。主に、こういった受け入れをする施設として、グループホーム等あるわけですけれども、そういった施設が南陽市で十分間に合っているのか、まず1点お聞きしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  佐藤福祉課長。
○福祉課長  今、いわゆる認知症対象としましては、グループホームは市内に5カ所ございます。ただ、今後の増加に間に合うかというようなことになれば、ちょっと疑問ではございますけれども、ただ、認知症というのはやはり確実に増えているというふうなことから、やはりさっきも実は言いたかった1つなんですが、そういった在宅の認知症の方が増える、すべてやはりグループホームだとか施設というようなことではなくて、そういった方も含めて在宅で生活をできる体制、こういったものを地域全体でつくっていこうというのが今回の見直しの大きな柱、いわゆる地域包括ケア体制のシステムの構築というのが大きな柱だというふうなことであります。
  また、市内には認知症疾患専門医療センターである佐藤病院さんがそういった南陽市は得意性がございますので、こういった認知症疾患医療センターのお力もいただきながら、今各種事業を展開しているところでございます。
  以上です。
○委員長  6番片平志朗委員。
○片平志朗委員  私たちの南陽市も当然高齢者の人口が増えているわけですから、間違いなく患者さんが増えているということなわけですけれども、これはそうなってからの対処としては、やっぱりそういう施設で過ごしてもらうということになろうかと思いますけれども、それ以前に、やっぱり早く初期の段階で早期発見して、早期治療するということが今後の課題かなというふうに思っていますけれども、そのためにはやっぱりこういった国の施策に大いに白鷹の町のモデル事業を中心にしつらえて、今後活用していただきたないと思います。
  もう1点は、その認知症を診断する医師が今までは専門家でないとなかなかできなかったんですね。それではかかりつけの医師が気づかないままに、結局は悪化して専門の医師にと、ようやっと認知症というふうに判断されるという、こういう結末になっているんですね。やっぱり医師にもそういった専門でなくても、初期の段階で認知症の可能性を早期に発見できる診断マニュアル等はできているんですね。そういう医師間の協力も、これも必要になってくるわけですけれども、その辺をしっかりお願いしたいなというふうに思うわけです。こういうことに関して、もう既に課長さんも御存じと思いますが、どういう南陽市では取り組みしようかななんて考えていることありますか、その辺をお聞かせください。
○委員長  答弁を求めます。
  佐藤福祉課長。
○福祉課長  1点目の白鷹さんのモデル事業の取り組みについては、やはりそういう報告書なりを見させていただくようにして研究し、活用できるものについてはぜひ取り入れていきたいというふうに思います。
  2点目のいわゆる医師の問題ですが、認知症については、もちろん御存じのとおり、精神科領域の専門に属するというようなことで、さきに申し上げたように、南陽市には精神科専門病院である佐藤病院がございます。そこの中に県で3カ所指定をされている認知症疾患医療センターも併設されています。その中で、医師会を中心に、かかりつけの町の先生にかかるわけですので、その先生がやはり認知症ではというふうに通常の内科疾患とか、普通の疾患の方を見たときに、やはり疑問を持つと、そこから認知症疾患センターのほうに送るというようなことで、今現在、そういった取り組みもなされているというふうに聞いています。実際に町の先生から佐藤病院の認知症疾患医療センターのほうに紹介されて、そこで専門診断を受けるという例も出始めています。そのようなことで、今認識をしているところであります。
○委員長  ほかにございませんか。
  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  22ページの衛生費、保健衛生費で、保健課長にお伺いしたいと思います。
  健康診断のことです。健康診断を私も今年11月26日に椚塚の、その日がその日だったんですけれども、長寿センター、健康長寿センターで受けました。それで、今回、椚塚に関して言えば初めてだったんですね。今まではこちらの南陽健診センターというふうなことでした。最初だから戸惑いあったんだかもしれませんが、実は、近いところでお願いしたいという多分要望があったとも聞いています。
  ただ、あそこは当然、現実に仕事を健康長寿センター、社会福祉協議会としてやっているわけですね、デイ・サービス等もあります。駐車場の問題もあります。そうすると、椚塚の大所帯を、その1日の中でするというのはかなり大変なことだと思います。かなり苦情が出ました、待っている間にも。それから、駐車場がなかったと、あるいは最初に、頭に南陽健診センターだと思ったのに、こっちだったので、最初健診センターに行ってきたのよというふうなこともありました。ですから、いろいろな形でリサーチをして、よりよい方向にしていく必要があると思うんです。確かに近ければいいという話もあります。
  ただ、いわゆるそのアンバランスというんですか、いわゆる世帯数と、その診察予定の方の人数も含めて、1日でいいのか、あるいはもっと、例えば健診センターのほうに多分とっている日で、ほかの地区に回せないのか、その辺をやはり振り返りながら、よりよい方向にしていって受診率を向上していくというふうなことが必要だと思うんです。
  まずお伺いしたいのは、健康長寿センターで行う意味ということと、例えば、あそこは要するに1階と2階を活用するものですから、どうしても垂直移動が入るんですね。そうすると、年寄り大変なんですよ。とすれば、例えばえくぼとかで何かできないのか、その辺も含めて検討をしていただきたいなと思うんですが、まず、状況の認識と、それから検討していくということについてお伺いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  小野田保健課長。
○保健課長  お答えいたします。
  まず、南陽健診センターでございますけれども、南陽とはついておりますけれども、南陽健診センター扱っていただく方が南陽市の方、川西町、あと西置賜全域の方が使用されております。各市町に健診センターのほうで割り当て日程が来ます。大体ほぼ均等になんですけれども、あと指定も、使用する日にちまで割り当てられます。南陽市の場合、3特定健診は30日今年度実施しておりますけれども、健診センター使用可能日が13日で、残りはほかの施設を利用させていただいているところで、今出ました健康長寿センターはじめ沖郷地区が防災センターとか、あと各地区の公民館とか、あと蔵楽とか利用させていただいておるところでございます。
 そういった関係で申し込みいただいた、今現在40%くらいの受診率で、特定健診の受診者数が、大体受けられる方2,100人くらいですので、30回で直すと、大体1回当たり70人くらい見えられます。その中には特定健診もありますし、後期高齢者の方、75歳以上の方も健診を受けられる方で、含めて組ませていただいておるところでございます。
 特に、後期高齢者の方は、近くて便利だという高橋委員からありましたとおり、長寿センター利用させてくれないかという要望が多々ございまして、今年度は長寿センター組ませていただいたところでございます。赤湯地区に限りまして、そういった関係で吉野川の河原、西部地区の地区につきましては健診センターに、東側、東部地区と、あと大橋地区、長岡地区、俎柳地区は長寿センターという形で組ませていただいたところです。申し込みいただいた希望者の方を均等に大体割り振りさせていただいて、長寿センターの割り当てもさせていただいているところでございます。椚塚一区本当に大きい地区でございますので、赤湯地区の他地区とも組ませて、大体均等組ませていただいているところでございますけれども、今後、またいろいろ聞き取り調査いたしまして、健診センターもこういった事情で使えなくなっている事情もございますので、他地区等の利用も含めて検討してまいりたいと思います。
 以上でございます。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  事情はわかりました。私は椚塚のことだけ言っているんではなくて、例えば12月11日は栄町一、栄町二、緑町、北町、本湯町、清水町、金沢、松沢、椚塚二、大橋と、非常にばらばらとあったわけですね。非常に混んだということもあります。
  私が今お話ししたいのは、そのバランスですね、例えば12月3日ですと、三間通が南陽健診センターで受けている。そういったときに、例えばほかの地区入れないのかどうかとか、そういうようなことをやっていかないと、やはりその混む日は物すごく混むというような形になるのかなというふうに思いますし、私は健康長寿センターがやっぱり1階と2階の、1階のほうで例えば健診のバスが来て、そこで、いわゆる肺を見たり、それからバリウムを飲んだりとあるんですが、そこのやっぱり上り下りが非常に大変だということもあります。実際、冬場になってくると、増して大変です。そういったことを含めて、今振り返っていただくというようなことだったんですが、例えば、駐車場の問題も、例えば長寿センターでやるとすれば、職員の駐車場を一旦、例えばむつみ荘とか、そういったところに借りて、ちゃんと確保しておくとか、そういうふうな配慮が必要ではないかなというふうに思いますので、そういったことも含めて、ぜひ検討していただければというふうに思います。
○委員長  答弁を求めます。
  小野田保健課長。
○保健課長  まず、指定された日にちだけでございますけれども、指定された日にちだけでなく、先ほど30回今年度実施しておりますけれども、その指定された日にちにとらわれず、いつ、どこの日にちでも行って差し支えないということで、当初健診の日程表をお渡しさせていただいておりますけれども、その日程表にも大きく記載させていただいているところでございます。
  全然、変更なる場合、市役所とか健診センターとかに申し出なく、突然行っていただいても可能だということも書かせていただいていますし、もし御不明な点ありましたら保健課のほうに問い合わせするのも、お聞かせいただいているところでございますので、三間通区、1区で、1つの区でというのもありましたけれども、その辺も踏まえて、検討させていただきたいと思います。
  あと長寿センターの職員の方につきましては、この特定健診の日とか、あと乳児健診とか、3歳児健診、さまざまな健診で使わせていただいておりますけれども、職員の方全員隣の赤湯市民体育館の駐車場に全て移動させていただいて、優先的に御協力いただいているところでございます。
  また、近隣の旅館等にもお願いしてお借りはしているところでございますけれども、事情で突然だめだとか連絡もありましたとおりで、狭くなっているところでございますけれども、その辺も長寿センターに限らずほかの地区も狭い駐車場が多くなっておりますので、今後の本当に会場借用については、十分検討してまいりたいということでございます。
 以上です。
○委員長  よろしいですか。
○高橋一郎委員  はい。
○委員長  ほかにございませんか。
 7番吉田美枝委員。
○吉田美枝委員  同じく民生費の児童福祉総務費、この第4子以降の無料化、ハッピーひよこサポート事業についてでありますけれども、これって第1子が18歳以下の第4子以降の子供さんの医療費というか、保育施設に入所する場合の保育料相当額を助成するというようなあれですけれども、これ増えたのは、対象者が増加したということからだと思うんですけれども、この保育施設というのは、この場合の保育施設というのはどこを指すんでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  佐藤福祉課長。
○福祉課長  認可保育所と認可幼稚園と、あと児童館、この3つでございます。
○委員長  7番吉田美枝委員。
○吉田美枝委員  といいますと、やっぱり無認可保育施設というのは対象外ということになるわけですよね。これ前々から私、無認可保育園のほうの入所も何とかお願いしたいというようなことを申し上げてきましたけれども、どうしても待機状態にあって、その無認可保育園に入所せざるを得ないという方もいらっしゃると思いますので、ぜひ無認可保育施設も対象としていただきたいなと思うのが1点なんですけれども、大した人数ではないと思います。それを含めた場合でも。現時点で、例えば無認可保育施設に入所されている第4子以降の子どもさんを含めたとして、どのぐらいの人数になるかというのは捉えていらっしゃいますでしょうか。もしわかれば教えていただきたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  佐藤福祉課長。
○福祉課長  残念ながら無認可施設にこのハッピーひよこサポート事業に該当する方が現在何人入っているかの数字については捉えておりません。
○委員長  7番吉田美枝委員。
○吉田美枝委員  数的には捉えていらっしゃらないということなんでしょうけれども、今後、その無認可保育施設も何とか助成の対象となるように、市長、その辺、子育て支援対策の一環としてでありますので、このハッピーひよこサポート事業の無認可保育施設への対象、どのようにお考えでしょうか。よろしくお願いいたします。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  実態がわからないということでございますので、もしかすればいないのかもしれません。その辺も含めて検討させたいと。また、こうした制度がそろそろ検証する時期だというふうに思っております。全体的に、もっと違う形で広く全体に恩恵をこうむることができるような制度も考えなければならないのかなと、こんなふうに思っているというのは、これほんの一部の人に限られていますので、もう少し広くというようなことも考えていますので、含めて検討させてください。
○委員長  よろしいですか。
○吉田美枝委員  はい。
○委員長  ほかにございませんか。
  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  25ページの農林水産業費、林業振興費でお伺いしたいと思います。
  これ市長にお伺いしたいんですが、いわゆる新文化会館の伐採の関係で、植林をするというふうなことで、3月29日の臨時会で答弁なされています。いわゆる伐採の条件にするというふうなことでお話ししているわけですが、それで、できれば無花粉、少量花粉スギなどを可能な限りやっていきたいというふうなことでした。植林には国や県の補助もありますし、差額は市独自の予算でサポートしたいというふうな形で答弁なさっておりますが、現在、現状のその土地所有者、山林の要するに伐採をされる土地所有者に、どのような指導をなされているのか。それから、その反応というのはどうなのか。それから、国・県等々の予算の補助をつけていくというふうなことであれば、いわゆる当初予算、26年度の当初予算に反映していくというふうな理解でよろしいのか、そこをお伺いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  関連に関係するのかどうかわかりませんが、私どもは木材の供給を米沢地方森林組合に委託をしたと、米沢地方森林組合のほうと南陽市が伐採する際は、そういうことに気を配って対応していただきたいということで契約しているわけで、ここに、所有者に市が直接そういう指導をしているわけではございませんので、当然森林組合と所有者が切った場合は、こういう条件ですので植林をしていただきますよ、できなければ森林組合のほうでしますと、経費はこうなりますよということを説明をしてやっているということでございますので、御理解いただきたいというふうに思います。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  そうすると、山林の所有者の今の話ですと、いわゆる判断になるというふうなことではないですか。ということは、市長は明確に伐採の条件だと言われているんですよ。それと今の話だとすれば違うんではないですかね。それは、私たちはそういうようなことをお聞きして、当然そうだとすれば森林の再生、活性化になると、それはいいというふうなことで言っているんですけれども、伐採を条件としているのは、市と米沢地方森林組合との話であって、山林所有者については、それはどうなるかわからないような話では、それはちょっと納得いかないんではないですか、そこはしっかりと、矛盾していると思うんですよ、そこは。言ってきたこととやっていることが矛盾しているんではないですか。
○委員長  ただいま審査の途中でありますが、ここで暫時休憩といたします。
  再開は11時20分といたします。
午前11時05分  休  憩
───────────────────
午前11時20分  再  開
○委員長  再開いたします。
  再度当局側に申し上げます。答弁は簡明にお願いをいたします。
  休憩前に引き続き審査を行います。
  答弁を求めます。
  市長。
○市長  先ほどの高橋委員の御質問でございますが、先ほども申し上げましたように、市と契約しているのはあくまでも米沢地方森林組合でございます。米沢地方森林組合には何回も申し上げているように、伐採後の植林、あるいは危険余地されるような場所の伐採は避けるようにと、こういう条件をつけて契約をしたところでございますので、森林組合のほうでは自分たちが切った場所については責任持ってしっかり植栽をすると、こういうふうに言っておりますし、そのように私は聞いていますから、今後必要な場所、あるいは伐採した場所については対応すると、こういうふうに考えております。
  以上です。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  市長は3月29日、いわゆる臨時会のときにお話を、私が先ほど申し上げました伐採をしたところには条件をつけるというふうに言われました。森林組合というのは、そのときにはまだ何も出ていません。私は米沢地方森林組合に発注するのか、そこはわかりませんし、その状態でわかりません。
 ただ、その段階、3月29日の段階に伐採を条件とするというふうに言われた場合ですよ、それは当然市のほうで責任を持ってやっていくんではないかというふうに思うのは不自然なんでしょうか。私はそこが不思議でしようがないですね。
 だって、伐採について、例えば具体的に無花粉スギとか、そういったものでやっぱり花粉症に悩む人もいるから、これが無花粉のもいいと、これはいいなというふうに思ったわけですね。植林には、いわゆる国・県の補助等もあるし、サポートしていきたいということですから、これは責任持ってやっていくんでしょうというふうに思っていたんですが、先ほどの答弁の中で、それは森林組合の問題で指導しているんだというふうなことで、一歩何というんですか、市とはちょっと違うというふうなことでお話しなさっているような気がしてしようがないんです。
  だから、そこについて、私だけではなくて多分一般の方々もそのような形で思っているんではないしょうか、伐採するには植林が条件だというふうなことをお聞きした場合ですよ、市民の方はやっぱりそういうふうに思うんではないでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  市民の皆さん方がどう思うかというふうなことでありますが、あくまでも木材、材料供給をお願いしたと、地産地消ということもお願いします。できるだけ、可能な限り地産地消でお願いしたいと。そうすれば、当然切るのは個人ではなくて森林組合にお願いしているわけですから、森林組合には当然そういう条件をつけますよと、こういうことでありますし、現に森林組合で伐採したものについては責任を持って植栽、あるいはこれから植栽すると、こういうふうなことでございますので、何ら問題ないのではないかと、こういうふうに思っております。
  特に、高齢者の所有者については、みずから植林するということは非常に難しい、できないものはすべて森林組合に委託をすると、こういうようなことになっているようでございますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  今の答弁ですと、そこは要するに今心配ないと、植林はしていくというふうなことでの認識でよろしいでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  くどいようですが、伐採、責任を持って伐採したところについては、きちんと植栽をするということに確認をしておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。
○委員長  よろしいですか。
○高橋一郎委員  はい。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第7款商工費から第10款教育費の26ページから33ページまでについて質疑ございませんか。
  11番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員  28ページ、10款教育費について、教育研究費のところで、今年度いじめ対策ということで予算が上がってきておりますが、いじめとともに、今全国的に子どもの虐待が非常に増えております。山形県でも非常に悲惨な事件が起きてしまいましたが、これはやはり今の親たちが子供のころから育ってきた環境などもいろいろあると思います。それで親子関係がうまく築けないというところでいろいろな事件が起きていると思うんですが、私、「ないしょ話」のことを一般質問で南陽ブランド、観光面でということで質問させていただきましたが、これは教育面でも非常に教育日本一を目指す南陽市としては、教育面でもこの「ないしょ話」を伝えていくということは子供の情操教育に非常にいいと思うんですが、その辺、教育長はどのようにお考えでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  猪野教育長。
○教育長  敬老会等で中学生がボランティアで、ふるさとをアカペラで歌う、そうしますと敬老会に御出席されているお年寄りの方の大半が涙ぐんで、子供たちに感謝を申し上げています。
 また、特老の入所されている御高齢の方々も1人ではベッドから起き上がることもできないような、そういうお年寄りたちの部屋に行くと童謡が聞こえてきます。唱歌が聞こえてきます。それだけ大事なものなんだなと、童謡とか唱歌は大事なものだなと私は思っています。そういうその郷愁感のある最後の生きがいになる、生きるよりどころとなるもの、情操であります。そういう意味で、南陽市も情操教育を進めています。これは教科において、例えば音楽とか、美術、図画工作とか、体育とか、読書とか、また、ボランティア活動、いわゆる地域総合型の中の社会参画、その他でも行っています。
 ただ、それでも十分とは言えません。結城豊太郎記念館で「ないしょ話」のほうの、委員御指摘のとおり、昨年「ないしょ話」のコンクールを行いました。隔年だと聞いております。非常に南陽市の中に教育日本一を進めていく上で、情操教育の充実ということを進めてまいりたいと再度思ったところでございます。ぜひ結城よしをさんの「ないしょ話」のみならず、いろいろな昔からの唱歌とか童謡とかを吟味して、公聴会に諮って、各学校で歌声の響く、また、そういう情緒とか感性に磨きがかかるような、そういう教育環境を整えますので、よろしく御理解のほどお願いしたいと、このように思います。
○委員長  11番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員  そのような方向でということですが、八ミリクラブさんのふるさとの童謡、「ないしょ話」のDVDは各公民館、各小学校、中学校に全部行っていると思います。そういうものをなかなか授業の中で見せることはできないということで、一切見せていただけない学校のほうが今多いんです。やはり道徳教育が大事だというふうに見直されている方向の中で、ぜひ道徳教育の中でこういうDVDを活用したり、ふるさとの授業を見直していただくということは取り組んでいただけますでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  猪野教育長。
○教育長  映像、あるいは音声を活用した道徳の授業は、南陽市の中で展開されています。先生方個人個人の授業構想の中で、八ミリクラブで作成したものを優先的に使っていただけるように、教育委員会としてもいろいろな機会に学校側にお願い申し上げたいと、このように思います。
  以上です。
○委員長  11番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員  「ないしょ話」、童謡祭のときに、赤湯保育園の子供たちが歌ったことによって、初めてその歌を聞いたというお母さんがいらっしゃるんですね。今の20代、30代の方は、この歌を知らないという方がかなり多いんです。それで、やっぱりこの歌を歌ったときに、この「ないしょ話」は親子がそっと寄り添える、やっぱり内容の名曲ではないかという感想を寄せてくだっています。そういうところもぜひしっかりと考えていただいて、本当に幼稚園、それから小学生、聞いたことがないという子供がいないぐらいに頑張って学校の環境の中に入れていっていただければと思いますので、その辺しっかり、よろしくお願いしたいと思います。これは要望です。
○委員長  要望ですね。
 ほかにございませんか。
  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  27ページの3目の観光費に、菊花大会の問題、菊まつりの問題について、塩田市長にお尋ねします。
  今年101回と、去年100回と全国規模の菊花大会等々も開かれたと、残念ながら今年は非常にお客さんが少なかったと、残念な結果に終わったわけですけれども、私は、この100回を記念して、全国に誇れる菊まつりをどうしたら発展させるのかということを考えた場合、現状のままでは、これは衰退の一途をたどるのではないかというような心配をしているわけです。
  そこで、提案も含めてですが、私、かつて福井県の武生市、今、平成17年でしたか、合併されまして越前市でしたか、になったというようなお話聞いております。ここの武生に行ったときですね、特別委員会を設けているんですね、菊の。公園を利用して大々的に、しかも特別委員会をつくって、金額も2億円以上の予算化をしてやっていると、こういうことでありました。
  ですから、そこまではやらなくても、何か100回を超えたわけですから、何か方法を考えるべき時期に来たのかなというふうに私は思っているんですが、その辺の考え方を市長からお尋ねいたします。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  南陽市も100回を迎えて、これを弾みに、少しでも発展するようにという期待を持って予算も大幅に増やしたわけでありますが、この101回については、なかなかそのままの予算を計上することができなくて、少し縮小、規模縮小になりました。これからも実行委員会の皆さん方のお話を聞くに、やっぱり資金調達がなかなか大変だということで、結果としては金のかからない形にということなので、今、委員心配のとおり、だんだんと衰退していく、やっぱりマイナス志向の方向で進んでいることは事実なんです。何らかの形で市も、あるいは実行委員会もしっかり検討していかなければならないのかなと、こう思っております。
  特に、心配しているのは、やっぱりエージェントの皆さん方が客をなかなか菊まつりに連れてきていただけないような傾向にある。なぜならば、コースもやっぱり小さいし、人形なんかも少ないということで、滞在時間が非常に短いということが一番難点なんですね。やっぱりエージェントの皆さんから言わせれば、少なくても1時間ぐらい滞在できるような商品でないとなかなか売れないと、こういうこともあります。
 そうなりますと、今佐藤委員がおっしゃられたような、大規模なものにするには予算も相当かかると、こういうことでございますので、これから、この102回、あるいは103回目には全国菊花展も誘致をしていますので、この辺を1つの判断の期間として、どういうような方向に行くのか、人によっては菊花展だけにしたらどうなのかというようなこともあります。
  ただ、それではちょっと寂しいかなと、特に技術を売っている、歴史だけではなく技術も売っているわけでございますので、日本一の歴史と技術と伝統と、こうなって、さまざまなものをやるので、それをどうやって菊花だけで吸収 はできるのかどうかということもあります。いろいろ検討をする時期だと言われているわけでございますので、議会も、あるいは市も、実行委員会も、おのおのしっかり検討する時期だというふうに思っていますので、ぜひその辺の知恵を議会からもおかしいただきながら、一緒に検討していきたいと、こう思っております。
  下手をすれば、菊とぶどうと出湯の里のキャッチフレーズまでおかしくなると、こういうようなことでございますので、よろしくお願いします。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  見直しを含めて検討したいというような市長の見解でありますが、私よく思うんですけれども、構わず担当所管の商工観光ブランド課の方々、どうだこうだと、顔見るたびに菊まつりうまくいっていないんではないかとか、そういうふうな話お聞きするわけですけれども、やっぱり大変ではないのかなと、しょっちゅう口説かれて、どうだこうだと言われて、やっぱりその以前の問題として、さっき言ったように、やっぱりこの辺で見直ししながら対応しない限り、さっき市長もおっしゃったように、後退していくということが本当に心配されると。だから、金があればできるかどうか私わかりませんが、その辺も含めて、これからぜひ検討していただきたいと、このことを申し上げたい。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、その他、附属資料34ページから39ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第58号 平成25年度南陽市一般会計補正予算(第8号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第58号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第59号 平成25年度南陽市後期高齢者
医療特別会計補正予算(第2
号)
○委員長  次に、議第59号 平成25年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。大坂企画財政課長。
〔企画財政課長 大坂剛司 登壇〕
○企画財政課長  〔平成25年12月定例会 予算
         に関する説明書により 議
         第59号について説明〕省略
         別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入、歳出全般、50ページから53ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第59号 平成25年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第59号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第60号 平成25年度南陽市下水道事業
会計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第60号 平成25年度南陽市下水道事業会計補正予算(第2号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。髙橋秀雄上下水道課長。
〔上下水道課長 髙橋秀雄 登壇〕
○上下水道課長  〔平成25年12月定例会 予算
         に関する説明書により 議
         第60号について説明〕省略
         別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  資本的収支全般、58ページから63ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第60号 平成25年度南陽市下水道事業会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第60号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
○委員長  以上で本委員会に付託されました補正予算3件の審査は終了いたしました。慎重な御審議を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し深く感謝申し上げます。

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閉      会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。
  御一同様、御起立願います。どうも御苦労さまでした。
午前11時45分  閉  会

       予算特別委員長 川 合   猛