平成25年6月定例会

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午後 1時00分  再  開
○議長  再開いたします。
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板 垣 致江子 議員 質 問
○議長  次に、11番板垣致江子議員。
〔11番 板垣致江子議員 登壇〕
○板垣致江子議員  11番真風会、板垣致江子でございます。
  日本列島は、特に東北地方が連日熱中症が心配される夏日や真夏日が続き、6月に入っても雨の降らない暑い日が続いておりましたが、ここ昨日、台風発生したということで、また農作物への影響が心配されるところであります。
  3月までのあの大雪から4月、5月の異常な気温の変化に、体調を崩された方も多かったようです。今年も異常気象による猛暑や水不足などの深刻な状況にならなければよいと心配されるところです。
  また、毎日のように地震速報が流れ、海外では、多くの犠牲者が出たとの報道がなされるなど大きな地震も発生しております。大震災から2年を過ぎても、またかと被災された方たちは不安な毎日を過ごされていることと心配しております。
  福島の方たちはなおさらのことです。原子力発電所の事故は収束されることなく、いまだに子供たちは伸び伸びと外で遊ぶこともできず、放射能におびえて暮らしておられます。進学などの問題で山形から福島に帰られた方も多くの新たな問題で苦労しておられると聞いております。みんながストレスを抱えているようです。
  「チャリティーコンサートを一緒にやりませんか」と歌の仲間からお声がかかります。まだまだ震災は終わっていません、私たちに何ができるか一緒に考えてみませんか、そんな呼びかけです。
  マザー・テレサの言葉にこんな言葉があります。大きなことは私たちにはできません。私たちにできることは、小さなことを大きな愛を持ってすることです。
  私たちもこのような思いで、少しでもできることを考えていきたいと思っております。
  それでは、さきに通告しています内容について質問させていただきます。
  産業のまちづくり。
  観光について。
  第5次南陽市総合計画も3年目に入り、「確かな未来へ 夢はぐくむまち南陽」の実現に向け、青年教育やまちづくりなどで一歩一歩歩みを進めていることを感じているところではありますが、さらに、「おもしゃい南陽、行ってみたい南陽、住んでみたい南陽」とするためには多くの課題があり、市民の協力はもちろんのこと、行政の一段の努力とアイデアが必要とされる時代と思われます。特に、観光のまちにとっては、おいでいただいた方々みんなが笑顔で帰っていただくためのおもてなしのあり方が最大の課題であると思います。
  余談になりますが、今このおもてなしがちょっとした話題になっております。今年映画化された小説「県庁おもてなし課」は、どうすればお役所仕事から抜け出して地元に観光客を呼べるんだと、悩みながらもふるさとに元気を取り戻すべく奮闘する、おもてなし課の苦しくも輝かしい日々が描かれたフィクション小説ですが、実在する高知県庁のおもてなし課がモデルになっております。
  作者の有川 浩さんは、後書きで「舞台は高知県ですが、地方の観光が元気になるようにと願いを込めています。どうかかないますように」と書かれておられます。行政の方に読んでほしいとのお勧めです。
  さて、南陽市も桜まつりから始まり、双松公園のバラまつりも開催され、華やかに香りのバラが咲き始めております。そのほか6月は多くのイベントが開催され、一段のにぎやかさも期待されるところですが、観光について、次のことをお伺いいたします。
  1つ目、例年12万人もの観光客でにぎわう赤湯温泉桜まつりですが、今年は4月の予想外の寒さで開花もおくれ、地元の人もこんな烏帽子山は見たことがないと言うほど桜の花がまばらでした。観光地としては、咲かなかったでは済まされないものがあると思いますが、観光への影響はどうだったのでしょうか。また、花の咲かなかった要因と今後の対策はどのようにお考えでしょうか。
  2つ目、来年開催される山形デスティネーションキャンペーンのプレイベントが赤湯駅を中心にさまざまと行われるようですが、今後も南陽市のよさをアピールできる南陽市全体を結びつけるストーリー性のある企画に期待したいと思いますが、どのような状況かをお伺いいたします。
  3点目、近年、障害者や高齢者の旅行ニーズが増え、観光地のバリアフリー化がより求められています。バリアフリー観光全国フォーラムが行われたり、全国バリアフリー旅行情報が発信されたりと、体にハンディのある人を優しく迎える観光が推進されています。南陽市内の観光地や宿泊施設などのバリアフリーの状況をお伺いいたします。
  4点目、市民からは南陽にも道の駅のような施設をと望まれております。30年開通予定の東北中央自動車道からの誘客につなげるためにも、ただの通過点のまちにならないためにも必要と考えます。市としてのお考えをお伺いいたします。
  景観保全、環境整備について。
  1点目、十分一山のスカイパークを会場に、この6月15日、16日とスカイフェスティバルin南陽が開催されますが、その景観は、世界にほかにないと絶賛されています。展望台からも眺めのよさはもちろん、米沢まで望める夜景はまさに感動です。そのような十分一山からの景観は、観光面やさまざまな面で南陽の宝として守り活用していかなければなりません。今年度からの十分一山及び白竜湖周辺の整備の取り組み状況をお伺いいたします。
  最後に、里山の再生や森林保全などで取り組んでいる市内6カ所の企業の森づくりの今後の方向性はどのように考えているかお伺いいたします。
  以上、誠意ある御答弁お願いいたしまして、私の檀上からの質問とさせていただきます。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  11番板垣致江子議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、産業のまちづくりについての観光についての1点目、今年の烏帽子山の桜の観光への影響と花が咲かなかった要因などについてでございますが、議員御指摘のとおり、今年の桜は花芽が少なく、近年にない極めて寂しい状況でございました。
  桜まつり期間中の入場者数については昨年の7割合程度にとどまりましたが、宿泊者数は昨年並みだったことからしますと、桜の開花不良の状況がそのまま観光へ大きな影響を及ぼしたと一概には言えないのではないかと考えているところであります。
  また、花が咲かなかった要因は、断定できるものではございませんが、樹木医の方など識者の見方によりますと、ウソによる食害や4月の低温など外的要因に加え、樹木そのものの衰えというものも挙げられ、そういった複合的要因で花が咲かなかったのではないかとお聞きをしておるところであります。
  今後の対応といたしましては、桜まつり実行委員会、烏帽子山千本桜保存会と連携を図りながら、対策を検討してまいりたいと考えているところであります。
  2点目の山形デスティネーションキャンペーン(通称「山形DC」)についてでございますが、今月の15日よりプレ山形DCが開幕いたしますので、初日には、赤湯駅においてオープニングセレモニーのほか、さまざまなイベントを実施する予定であります。
  今回の山形DCは、県民総参加を掲げ、山形県知事を会長とする山形デスティネーション推進協議会のもと、県内各市町村が協力し、来年の本番へ向けて準備を進めているところでございます。
  本市においては、JR赤湯駅でのイベントやスマイルプロジェクトを毎月開催し、お客様に対するおもてなしを継続して実行しながら、リピーター化を促すとともに、新たな旅行者の創出に努めているところでございます。
  また、置賜の3市5町とも連携を図りながら、赤湯温泉を核とし、熊野大社や夕鶴の里、双松バラ園、南陽スカイパーク、体験工房はまぁ~れ、ワインやブドウ、サクランボといった魅力的な観光素材を生かした着地型観光商品を造成し、山形DC終了後も持続性のあるものにして、地域の活性化へつなげてまいりたいと考えているところでございます。
  3点目の観光地や宿泊施設のバリアフリーの状況についてでございますが、市内観光施設や宿泊施設のバリアフリー化については、おのおのが年次計画により進めておられることと思います。宿泊施設につきましては、南陽市温泉旅館近代化促進事業奨励金により、引き続き宿泊施設のバリアフリー化を支援してまいります。
  なお、市がかかわります菊まつり等のイベントにおいては、体の不自由な方や高齢者の方々に配慮した会場設営に努めていただいているところでございます。
  4点目の道の駅などの設置についてでございますが、東北中央自動車道及び梨郷道路は自動車専用道路であることから、道路に接続して道の駅の設置はできないことや近隣の道の駅の配置状況から判断して、現在は道の駅の構想は極めて難しいものと考えているところでございます。
  なお、東北中央自動車道の南陽パーキングエリア内に観光PRや農産物などのお土産品の販売ができるようにネクスコ東日本に要望しており、南陽市の魅力を発信するとともに、観光客の誘客に努めてまいります。
  次に、景観保全、環境整備についての1点目、十分一山及び白竜湖周辺の整備についてでございますが、十分一山は、歴史あるブドウの産地で、白竜湖や鳥上坂と一体となったその美しい景観は、南陽市の象徴と認識しております。
  しかし、後継者不足や急斜面での作業性が悪いことなどから、荒廃した園地が目立つようになり、景観保全の観点で、平成22年度から緊急雇用創出事業により、壊れたパイプハウス、ブドウ棚及び雑木を撤去したほか、菜の花などの景観植物の植えつけを行ったところでございます。
  今年度も継続して約1.2ヘクタールを整備する予定で、現在、地権者との協議も含め準備を進めているところでございます。また、今年度は、白竜湖周辺の整備も緊急雇用創出事業の中で、繁殖するヨシを刈るなど環境保全を図っていくことにしております。
  なお、白竜湖の存続・景観保全については、山形県に市の重要事業として要望しているところでございます。
  2点目の企業の森づくり事業の今後の方向性についてでございますが、吉野石膏の森及び日鉱里山・龍樹の森におきましては、企業より寄附をいただき、地元の御意見もいただきながら、植樹や森の整備などを中心に森づくり事業を展開してきたところでございます。今後とも、企業に対する支援継続をお願いしながら、さらなる里山再生と森林保全の取り組みを推進してまいりたいと考えております。
  また、山形県、企業及び森林所有者等の三者協定を締結して事業を展開しているNDソフト・こもれびの郷、南陽草木の森及び南陽イオンの森、並びに自社有林をフィールドに事業を実施している白竜銀河の森につきましては、各企業との協力体制を継続してまいりたいと考えているところであります。
  森林は、二酸化炭素を吸収し地球温暖化の防止に貢献し、木材やキノコをはじめとする林産物を生み出します。企業の森づくり事業の展開を契機として、これらの森林の多面的機能を発揮できるように、さらには多くの市民が森に触れ合う場となるように事業を展開してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  以上であります。
○議長  再質問に入ります。
  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  御答弁ありがとうございました。
  それでは、最初に、桜まつりについての御答弁をいただきましたところから再質問させていただきますが、今年は入場者が7割程度、しかし、宿泊数は昨年並みだったということでございますが、これは宿泊者がもう予約をしているから変えられないというところで、皆さんいらしていただいたということなんですね。
  たしか平成19年の年もこのような桜の状態だったと思います。
  そこで、私もそのとき市長への質問の中で、やはりウソと寒さ、逆に19年のときは、花芽のときが暑かったんじゃないかということで、花芽が少なかったということで、非常に難しい問題だなと思っておりますが、このたび樹木医のお話ということで、やはりウソとそれから寒さということでございました。ただ、樹木のやっぱり老木化があるということで、それは単純に、桜を保存する千本桜保存会の方たちが力を入れても、大変無理なところもあるのじゃないかなとは思っております。
  それを考えると、19年のときに、市長からお答えいただいたのは、松くい虫も含めて大型の消毒機械を買っていただけないかというお話を提案させていただきました。そのときに、市長からは、大型の消毒機械を買ってもボランティアの方たちや民間の方たちが使えるのかと、そこで専門の方に頼んだほうがよいのか担当課と検討するということだったんですが、そこからその後の桜は比較的いい状況で咲いてきたので、それもかなわなかったということですが、今回、市長が点灯式で、いや、大型の機械を買うということもおっしゃっていたんですが、長い目で見て、そういう機械をぜひ買って、専門家の方の知識も入れながら、もっともっと協力してやっていかなければいけないのかなというところなんですが、市長の御見解をお伺いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  当時、そのようなお話があったということでございますが、やっぱり近隣の皆様方に、余り派手に消毒をすると御迷惑がかかる、あるいは屋根にあの薬がかかりますと屋根を損じると、さまざまなことがあってなかなか難しいというようなことで、依然として消毒関係は造園屋さんにお願いというようなことになっているようでありますが、消毒数が増えるということですとやっぱりなかなか大変なんですね。現地まで行くのも雪があって大変、木が非常に大きいということで、なかなか下からするには届かないとか、余り強くすると芽まで飛んでしまうというようなことで、なかなか難しいということで、小型の農作業用のヘリコプターはどうかというふうなことを思ったら、あれは原液を積むらしいんですが、これもなかなかさまざま問題があるというようなことで、今どういう方法がいいのか検討しておりますが、ヘリコプターであれば雪道をつけなくても済むということで、満遍なく消毒できるんではないかと。リモコンですよね、これね。それならと思っておるんですが、なかなかそれにつけても問題があるやに意見されておりますので、その辺も含めて、今後の課題として検討しているところでございます。
  これですとリースあるいは委託ということで、買わなくても済むということになるわけでございますので、そんなところを中心に今考えていますが、何点かクリアしなければならない課題もございます。
  それと、もう一つは、老朽化というかそういうことが原因だとなりますと困ったことだなと、こういうふうに思っておりますが、もしかすると来年当たりはすばらしくきれいに咲くかもしれないし、なかなか自然を相手なもんですから難しい。ただ、少なくとも鳥の害だけは避けたいと、こんなふうに思っておりますので、そのことにつけて、今後の課題として対応していきたいと、こう思っておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  市長のほうでもいろいろ検討していただいてはいるようですが、赤湯の桜に関して、烏帽子山の千本桜を守る会の方たちは日々努力していただいていると思いますが、やはり専門家の方から常時指導をいただくような体制にならなければ、ちょっとこれから先のことが無理なんじゃないかと私は感じております。そういうふうな面から見ると、今のところは建設課さんが消毒とかそういうほうに一緒に協力していただいているのかなと思いますが、専門的にそういう知識のある方はいらっしゃるのでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  建設課の中には、専門的な職員というのは余り聞いていません。だから、いないということかなと思っていますが、管理は業者に委託をしておるわけでございますので、先ほども言いましたように、造園屋さんにお願いをしているということでありますから、今後もそういう方向で進むのではないかなと、こんなふうに思っておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  専門の方に管理をお願いしているということを考えると、これからやはり樹木の老木化、それがどんどん進んできたことを考えると、やはり植樹を含めて、年間を通してやっていかなければいけないと思うんですが、経費的なところが問題になってくるのかなと思いますが、実行委員会の方たちというのがちょっと姿が見えないんですが、そういう資金の提供は市のほうはどういうふうにお考えでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  どういう管理というのは、想定を今していませんからわかりませんが、さまざまなシミュレーションをして、どういうふうな管理あるいは専門的な樹木医のいるような業者に委託なんていうことになればどうなのかですが、その辺も含めて、どの程度の経費を必要とするか検討して、そういう予算も必要とあればしっかりつけながら、烏帽子山公園のみならず、南陽市内の有名な桜ほか、樹木をしっかり管理していきたいと、こう思っておりますので、そこら辺も含めて少し調査をしたいと、こう思っています。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  その辺のことは、ぜひ管理を含めて調査して、予算をつけていただいて、長い目で見ていけるような施策をしていただきたいと思います。
  先ほど私、最初の挨拶の中で、咲かなかったでは済まなかったということを言わせていただきました。
  入場した方が昨年の7割、これは桜が咲かなかったから、もうあそこさ行かないべはというふうに、どこかに行った方たちだと思います。しかし、昨年並みの宿泊の方たち、それから観光バスの方たち、この方たちにとっては、やはり桜だけを見るためにいらっしゃっていただいている方がほとんどだと思います。
  4月、私たちも実はちょっと湯茶接待をさせていただくということで、今年は桜が早いだろうということで、日程的なところで4月21日に湯茶接待を予定しておりまして、行きました。雪が降った日でした。真っ白な雪景色の中で、お茶の準備をさせていただきました。
  私たちが行って、ちょっとショックだったのは、周りにいつも出ている売店が全部閉まっておりました。本当に飲み食いする大きい売店まで、あそこまで皆さん閉めて、1人もいらっしゃいませんでした。かろうじていていただいたのが観光協会の方たち、そして私ども、あと桜の里の案内人、その方たちのみで、しーんとした雪景色の中で、いや、もうこれはどうしたものかと思ったときに、やはり観光バスの方がいらっしゃるんです。
  その方たちに私たちは申しわけなくて、とにかくまだ桜も咲いていない、雪が降っている、案内人の方は、八幡神社のほうを案内されたりとかすごく工夫していらっしゃったんですね。
  私たちは、もうこれはしようがないと思って、南陽音頭をかけながら、温かいお茶どうぞということで皆さんをお誘いしたんですが、あの状況で、たまたま私たちは21日に行っておりました。でも、私たちが行かなければ、1軒だけ業者の方がお店を出していただきました。私たちがお弁当を頼んでいたということで、じゃ一緒にやろうということで出ていらっしゃいました。それを考えると、誰もいないところに桜を見に来た人たちが、咲いていないからといって、お店の1軒もあいていないあの状況の中で、これ観光地なのかなと思ったわけですね。
  そういうことを考えると、もう少し観光地として、やはり咲かなかったときのことも考えながら、何かを考えていかなければならないんでないかと思ったんですが、今、私も何をというのが出てこないんですが、そういうことを考えないと、観光地としてはやはり次の年からのお客さんは望めないんじゃないかと思いますが、その辺のことはいかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  観光客の皆さんもそういう状況でどういうふうに現地がなっているかなということはおおよそ想定してきていただいているのかなというふうに思いますが、その中にあって、板垣議員さんたちが予想を覆して丁寧にお迎えをしていただいたということは、恐らく観光客の皆さん方も大変喜んだのではないかなと、こんなふうに思っております。ぜひ今後もそういうことで続けていただければなと、こんなふうに思ったところでございます。
  以上です。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  それは私たちへのお言葉としてはありがたいんですが、ちょっと観光のまちとしては、私たちがいたからそれはよかったじゃ済まないわけですね。やはり桜が咲かなくても笑顔で帰っていただける施策をやっていかなければいけないと思うんですね。
  ましてや、お店を出していただいている方たちが全部閉め切って誰もいないとか、あと商店街の方たちも、やはりお客さんがいらっしゃらないから行っても無理だろうみたいな、その辺でお店を出さなかった、それでは観光地としてだめじゃないかと思うんですね。
  そういうことを考えると、やはりそういう対策も兼ねながら、桜まつりの実行委員会に限らず、やはりこれは菊まつりなんかもそうだと思うんですが、やっぱり市民からもっともっと協力いただいて、そういう体制もとれるような実行委員会を組織しなければいけないのかなと非常に考えたわけです。
  だから何かを、もう一つ何かお客様を楽しませるような、気持ち的にでもいいからやっていかないと、これは、もう赤湯はだめだよと、咲いても咲かなくてもあの体制しかないんだよなと飽きられると思うんです。その辺のことはどうお考えでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  当然、板垣議員がおっしゃられるようなことをしながら、おもてなしの心を持って対応する、その体制をどうつくっていくかということと、もう一つは、やっぱり自然相手でありますし、特にその日のことを強調されていますが、あの日は、消防演習で、私も真っ白でだらくされというかね、震えて、防寒着を着て頑張っておったわけですけれども、そういう特別な日を指してどうこう言われても大変困るんですが、とにかく、市民挙げて、特に実行委員は中心になって頑張っているわけでありますので、それらを応援しながら、今後とも、より観光客の皆さん方に喜んでいただけるような対応を考えていきたいと思っておりますし、緊急にそのことを、今年度の対応を総括しながら、来年度に向けての対応を検討していきたいと、こういうふうに思っておりますので、御理解いただきたい。
  なお、いい妙案があれば、ぜひ御提言いただければなおありがたいというふうに思います。
  以上です。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  ぜひ桜の管理、それから咲かなくてもお客様が喜んでいただけるようなお祭りづくり、それをしっかりと頑張っていただきたいと思います。やはり19年のときの質問から何ら進歩していないような質問をしなければいけなかったということは、ちょっと寂しかったなと思っております。
  次に、デスティネーションのキャンペーンですが、やはり先ほどのおもてなし課の方たちが、物語が地方を元気にする、こんなお話をしておりました。やっぱり夢のある商品があればお客さんはいらっしゃるということで、今年の赤湯駅、そして赤湯温泉、デスティネーションの推進委員会の方たちの企画もすばらしいものではあると思います。
  ただ、あれを見たときに考えたのは、やっぱりこれは観光客向けよりも地元の人たちをちょっと呼び込むことを先に考えた商品かなというふうな感じもしたんですね。
  それで、南陽市全体を結びつける企画がどのようになっていくのかということで考えたんですが、やはり白竜湖も含め、熊野大社、そういうところをつなげて、童謡のまちでもあります宮内も含めて、もっともっと夢のある企画をしていただきたいなと思うんですが、今後、DCの推進チームの中にそういうことを考えていくチームはあるのでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  髙梨商工観光ブランド課長。
○商工観光ブランド課長  ただいまの御質問でございますが、御承知のように、デスティネーションキャンペーンにつきましては、10年ぶり、山形県で6回目の開催となる、来年が本番の年でございまして、これにつきましては、私ども市のほうとしましてもDC推進チーム、市の観光推進協議会のほうで昨年立ち上げさせていただきまして、この新年度からは観光協会のほうでその分野を担っていただくということで、会長さんがかわられたこともございまして、より組織を大きくして進めるということで、今年度進めさせていただいているところでございます。
  先ほどのいろいろな素材についてでございますけれども、私どものほうで、昨年来、デスティネーションのプレがこの15日から開催されますが、今年8月に全国のエージェントさんが集まってのエキスカーションということで、全国の販売促進会議が山形、そして各地域のほうでエージェントさんが来ての販売のPRを行う日がございます。それに向けまして置賜としてどうしていくかということで、るる検討させていただきながら、私どものほうでは6つの提案をさせていただいております。
  提案の旅行商品の造成という中では、着地型ということで、まち歩きを中心にしての今ある素材を磨き上げながら、そして先ほど来、議員さんもおっしゃっているおもてなし、「県民総参加のおもてなし」ということが一つのテーマになってございますので、おもてなしを前面に出しての商品造成ということで進めさせていただいている状況でございます。
  その中に今ある素材、先ほど市長が答弁の中で出されましたいろんな観光素材を取り入れて、そしてその中にストーリー性を持たせるということで、現在進めさせていただいている状況でございます。
  以上です。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  置賜として考えているという部分もあるということで、本当に期待しております。そして、それがいずれ南陽市の観光、そして置賜の観光にも結びつくような魅力のある、本当に夢のある商品をたくさんつくっていただければなと期待しておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
  次に、観光のバリアフリーについてですが、市内では、おのおのの年次計画に沿ってやっているということで、昨年の9月に赤湯駅の自動ドアのお話もさせていただきました。そういうことも含めて、やはり宿泊地、そこまでの道のり、そういうところが全然私どもに見えていないんですが、そういうことを発信しておりますでしょうか、南陽市の場合。宿泊先のバリアフリー化とか、ここだとこういう方が泊まれますとかいう、そういう情報を発信しておりますでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  髙梨商工観光ブランド課長。
○商工観光ブランド課長  南陽市としてということではなく、各旅館さんのほうで既に整備をされているところもございますので、その辺は旅館さんのPRの中でされているものと捉えております。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  先ほど、バリアフリーの全国的な旅行情報とか観光全国フォーラムが行われているというお話をさせていただきましたが、今やはり体にハンディのある人に楽しい旅をしてもらうために、全国的に情報を流したり、例えば昨日NHKでやっていたのは、「伊勢志摩を目指せ バリアフリーツアーセンター」こういうものがつくられて、広く活動しているということで、ちょっとホームページを見せていただきましたら、本当にいろいろな情報を発信しているんです。交通のバリアフリー情報、それから飲食店のバリアフリー情報、宿泊地のバリアフリー情報、あとトイレだけの情報、そういうことも全てこの情報センターのほうで発信できる。
  だから、伊勢志摩の場合は、ここに連絡をすると、私はこういう障害がありますが、どこを選んだらいいでしょうかというものが全て出てくるんですね。そうすると、やはり旅行を楽しみにしている人たちがどんどんと行きたいところが増えてくる、そういう観光地になっているんだと思います。
  そういうことを考えると、やはり観光地として、また温泉街として、そういうことをやはり誰もが見えるような発信をしていかなければならないと思うんですが、その辺のことをいかがお考えでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  赤湯温泉旅館組合並びに観光協会は既にそのような取り組みをやっているものと思いますが、もし不備であれば、それは市のほうでもいろいろな指導をすると同時に、一緒にそういう対応をしていきたいと、こう思っております。
  ただ、南陽市では、新しい施設については、全て障害者あるいはバリアフリー、さらにはオストメイト、全て整備するようにというふうな指示をしておりますので、南陽市内の公共施設については相当そういうバリアフリー化は進んでいるものと、あるいは障害者に優しい施設になっていると、こう思っておりますが、引き続きそうした要望に応えることができるような対応をしてまいりたいと、こう思っておるところであります。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  公共施設については順次やはりやっていただいているということで、見えておりますが、やっぱり旅館に私たちが泊まりに行っても、階段の旅館が多いなという感じはしておりますので、その辺のところで、温泉近代化奨励金ということで奨励しているということで、これを使って新たにそういう設備をなさったというのがわかっている旅館は何軒ぐらいあるのでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  髙梨商工観光ブランド課長。
○商工観光ブランド課長  これにつきまして、私どものほうで直近の数字でございますけれども、平成19年度に適用ということで、19年から3年間、18年のときに増築された後、バリアフリーに関して増築された案件で適用したというのが1軒ございます。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  2軒ほどということで、やはりまだまだ進んでいないのかなと思います。
  これはぜひ、デスティネーションで誘客をするということを考えると、どういう形であれ、障害を持った方たちや高齢の方がおいでになれるようなところが必要だと思いますので、ここのところ、やはり市としても確認しながら、どこの旅館がやれる、温泉のほうでやっているということがあるかもしれませんが、市のほうもぜひ把握していただいて、観光案内の中でやっていただければと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
  ちょっと時間もなくなってくるので、次に進ませていただきます。
  市民からの道の駅の希望ということで、いろいろ出ておりました。やはり飯豊のあの道の駅のにぎやかさを見ると、何で南陽にこういうところがないんだろうと思う市民が多いと思います。ましてや東北中央自動車道で、また梨郷道路、そういうものがこれからできてくるとすると、南陽市は非常に道の駅があったら誘客ができるんじゃないかという希望があるわけですね。そういうところでやはりつくっていただけないかなということの希望でございました。
  先ほどのお答えでは難しいと。しかし、中川サービスエリアのところに観光PR、お土産品の売り場をつくることはできるのかもしれないということでしたが、それはお話として進んでいるのでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  先ほども申し上げましたように、ネクスコ東日本のほうに、ネクスコの用地内にはできませんので、その近くにセットすると。あとは、車では入れないけれども、さっき申し上げましたように、お土産品とか特産品を販売できる、あるいはPRの資料を配布できる、そういう施設をつくりたいと。
  できれば、我々としては、本当はそこに直に入れるような仕掛けが欲しいわけですけれども、なかなかこれは難しいということでございますので、今の段階では、どの程度期待できるものなのかどうか詳しくはよくわかっておりません。最新の情報として、建設課長に答弁させますので、よく聞いてください。
○議長  新野建設課長。
○建設課長  御質問の中川のパーキングでありますが、サービスエリアでなくてパーキングでございますので、ひとつよろしく御認識をいただきたいと思います。
  なお、規模につきましては、大型が5台、それから小型が10台、さらに除雪スペースとして約700平米ほどを確保いただけるほか、当然トイレのほうの完備が成ります。
  そのほか、電気あるいは水道等の施設ができますので、結構広いスペースが確保されるものというふうに思っております。
  今、市長から答弁ありましたように、この空間を利用して、地元の物産等の販売ができないかというようなことについては、ネクスコさんと今検討も進めております。常設は非常に難しいと。これは常設であれば、ネクスコさんが株式会社でありますから、そちらで営業するということになりますから、臨時的なイベント、こういった形での活用は可能だということでお聞きをしております。
  また、市長のお話にもちょっとありました、その周辺に集積地あるいは別なお祭り広場を設けて、双方相乗的に展開すると、こういった構想も今、実は地元のビッキ石のお話もございまして、この辺と連動しながら、このパーキングエリアを有効に活用していきたいというようなことで、ちょっといろいろ詰めてまいりたいという段階でございます。
  ぜひ地元の皆さんからもこのパーキングについては、そういった利用が可能になりますように、私どもも頑張ってまいりますので、ひとつお力添えいただきたいと思います。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  今のお話ですと、直接のところにはできないが、そこから観光PRができたり、お土産品の売り場をつくるところはできるんじゃないかという可能性があるということで、まず期待をさせていただきたいと思います。
  やはりそこから南陽市にいかにお客様を連れてくるか、ここにおりていただくか、それが南陽市としてはやっぱり大事なところになってくると思います。
  やはり南陽市のPRがいかにできるか。そこは、そういう場所ができたからいいじゃない、そこでやはり臨時のイベントとかお祭りとかしながら南陽市のPRをやっていく、最低限やらなければ南陽市は本当に通過するだけのまちになってしまうと思いますので、そこのところ、またちょっと時間がありませんので、ここは佐藤 明さんも道の駅についてあったと思いますので、先輩からまた大いに議論していただきたいと思いますので、次に移らせていただきます。
  十分一山からの景観、それと里山の再生ということで、ちょっといろいろ質問、一緒にさせていただきたい部分もありますので、よろしくお願いしたいと思います。
  まず、十分一山の22年度から整備をしてきた、菜の花などの植物を植えてきたということで、やはり何年か前からこれが議論になりまして、菜の花を植えたけれども流れてしまった、そのような話も聞いております。また、下の地権者の方から、菜の花の種が飛んできてという苦情もあったということも聞いております。そういうことを考えると、なぜ菜の花なのかとずっと皆さんで声を上げてきたのに、菜の花だったんですね。
  だから、そこのところは、きちんとこれから整備するところも含めて、ぜひブドウを植えたり、また違う樹木を植えたりとかしっかりと育つもの、そして未来の南陽市に役に立つものをぜひ植えていただきたいなと思います。
  やはり急傾斜地なので、やっぱりブドウは難しいという方もいるんですが、棚をつくらないブドウの栽培でワイン用の鋳造などもできるということも聞いておりますので、そういうことも含めて、そっちの方向にぜひやっていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  以前から、米沢方面から米沢南陽道路へ来ると大変景観がよくないということで、何とかしたいと、こういう思いでいました。何をしようかなと思ってもなかなか作業がしにくいということでありますし、ましてや人様の土地でございますから、地権者の理解を得なければならないということなど、また大変苦労しましたが、何がいいかと、比較的荒廃地にも自然に出るのはソバか菜種かなと、そうすれば、黄色というのは機運もいいし幸せの代名詞でもあるなと、そんなことでね、南陽市の市民がみんな幸せになれるんならいいだろうということで、あそこに黄色で南陽市と、こうやれと言ったんですが、なかなかそれは難しいということで、とりあえずは菜の花を植えてみました。
  賛否両論さまざまありますが、前向きに取り組んだということについては評価をしていますが、農林課としてもなかなか用地を借りるのに大変苦労しているんですね。そのまま取られるんではないかというような思いを持つ人もいたり、なかなか大変ですが、何とか南陽市の景観を保全する、あるいはあそこは、昔は農村百景じゃないし、何かに選ばれたことがありますね、そういう場所ですから何とかしたいと、こういう思いで取り組んでいます。
  今年も取り組むつもりでおりますが、今言われたように、あそこで作業といいますとなかなか大変です。棚の要らないブドウをというふうな話もありますが、果たしていかがなものかわかりませんが、やっぱり専門家のお話を聞きながら、できれば余り作業量が少なくて景観を維持できる、あるいはうまくすれば経済活動に結びつけることができるなんていうことであればなおいいのかなと思っておりますが、今のところは試作としてやっているわけでございますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  甘かったかなというところで、今後、やはり先を見据えた作業、せっかくやるんですからそういうふうにやっていただきたいと思います。
  下からの景観、十分一山の景観はそういうところで多少直っていくのかなというところもありますが、十分一山からの上からの景観ということで、先ほどはハングを飛んでいる方たちから、世界にほかにない、この景観はすばらしいと絶賛されているということをお話ししました。また、十分一山の展望台からの夜景というのもインターネットで全国に発信されております。すばらしい夜景だと思います。私も昨年行きまして、本当にこんなところがあったんだというところで感動しまして、これはもう観光的にやっぱり利用しなければ、利用といったらおかしいんですが、きちんと整備して、やはり南陽の宝としていかなければならないなと本当に真剣に思ったところでした。
  そこで、そこから見える白竜湖ですね、白竜湖のところもやはりこれは県の天然記念物ということで、手をかけるのがすごく難しい難しいと、ずっと何年も言われてきました。それでも今年、白竜湖の自然を守る会の方たちが野焼きの作業を一生懸命やっていただきました。上から見ると非常にきれいな緑、すばらしい緑になっております。そういうことを考えると、なぜできることをやってこなかったかなというところもあったんですが、白竜湖の自然を守る会の方たちのこういう作業は、やはり市民だけでは無理なところがあると思うんです。
  18年のときに、白竜湖をいじっちゃだめだといういろんな意見が上がったときに、そこのところで県のほうも、やはりこれは市民の力だけでは無理な部分がある、行政がきちんとした知識を持った人たちを組織立てて、仕組みを業務として確立する必要があるということをきちんと文章の中に書いておられるんですね。
  そういうことも含めて、やはり行政のほうがもっときちんと前向きに、何がやれるんだと常に県のほうとのコンタクトをとって、市民の人たちと一緒にやらなければならないんじゃないかというところが、私は非常にクエスチョンとして、これを今までやってきたのかというところが不思議だったんですが、その辺のことをどうお考えでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  これは、南陽市としてはやりたくてやりたくてしようがなかったわけでありますが、議員御承知のように、県並びに審議会の方針でなかなかさわれないと、手をつけることすら許可にならないというようなことで大変苦労してきたわけでありますが、ここに来て、少し審議会も柔軟性が出てきたのかどうかわかりませんが、県のほうも、本来はあのままではよくないというような思いを持っているわけでありますが、いかんせん審議会の許可が出ないというようなことで取り組むことができなかったわけであります。
  今後、いささかの可能性でもあれば、さらに県の許可はなかなか難しいだろうというふうに思いますね、黙認ですね。余りこういう場所では議題にしてほしくないわけでありますが、そういうことが可能であれば、市としては幾らでもやりたいと、こういう思いでおりますので、その辺は御理解をいただきながら、余り公式の場では大げさに取り上げていただきたくないというようなことで、御理解いただきたいというふうに思います。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  市民の方に努力いただいているところで、やはり行政の方もそういう場所に行って一緒に作業していただいて、じゃこれ以上、ここからは何ができるのかをしっかり考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
  最後の企業の森のところで、やはりこれ、私は、それぞれの地域・地区の住民に任せる吉野石膏の森や龍樹の森、こういうものはやっぱり地区でやっていただくしかないのかなと思っておりますが、南陽イオンの森が今年の3月で期間がもう終わりましたね。そういうところで、今後どういうふうにしていきたいのかが全然見えていないというか、登ってみますと、本当に枯れたような桜の木が何本もございます。どのぐらい桜が根づいたのかもわかりません。
  そして、一番心配されたのが、やはり下に、それこそ菜の花じゃないんですが、黄色い花がたくさん咲いておりました。この花は何なんだと。これ特定外来生物ではないのかと、ちょっと心配になってきたんですね。上のほうのハングのところに、特定外来生物のオオキンケイギク、これちょっとありました。だから、そういうことも含めて、どのぐらい手をかけていくのかということがあると思います。昨日行った状況では、何にも手がかかっておりません。あそこの植栽のとき、私も行きました。子供たちが一生懸命、たしか400名頑張っていただきました。その子供たちのためにどういうふうに進んでいきたいか、最後にお聞かせください。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  議長から答弁の時間をいただきましたので、御答弁申し上げます。
  今、イオンの森については、そもそも非常に難しい場所に植栽をしたわけでございます。したがって、植栽の着生率はちょっと悪いのかなと思っておりますが、比較的植栽の間隔が、俗に言う厚く植えているということもありますので、最終的にどういうふうになるのか、少し時間を見ないと正式なことはできませんが、できるだけしっかり今後も管理をすると同時に、その継続性についてもイオンと少しお話をしたいなと、こんなふうに思っております。
  しかし、今のところは市独自で対応せざるを得ないと、こう思っておりますので、特に、あそこは国際感覚のすぐれた人が多くあそこの道路を通るということもございますので、そういう意味では、しっかり見た目もいいように管理をしておくことが大事だと、こう思っておりますので、それの対応を担当課のほうに指示をしておきたいというふうに思います。
  以上です。
○議長  時間を過ぎても答弁いただきましてありがとうございます。
  11番板垣致江子議員の一般質問は終了いたしました。大変御苦労さまでございました。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は午後2時15分といたします。
午後 2時03分  休  憩
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