平成25年6月定例会

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午後 3時20分  再  開
○議長  再開いたします。
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川 合   猛 議員 質 問
○議長  次に、9番川合 猛議員。
〔9番 川合 猛議員 登壇〕
○川合 猛議員  こんにちは、9番川合 猛、敬陽会でございます。
  6月定例会一般質問檀上に立たせていただきますこと、心より感謝申し上げます。
  本日5人目の質問者ということで、大変お疲れのところまことに恐縮ではございますが、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
  あたり一面、まばゆいばかりの緑に覆われ、頬をなでる風も爽やかな、そんな季節となりました。やっと芽をつけた時期に、ひょうに撃たれながらもけなげに芽を守り、初夏を運ぶ真っ赤な天使、かわいいサクランボももうすぐ最盛期を迎えようとしています。お天気に恵まれ、すばらしい収穫と多くのサクランボ狩りのお客様においでいただけるよう祈るばかりでございます。
  先日ですが、クモの糸繊維の話がございました。同じ太さの鋼鉄を上回る強度とナイロンを超える伸縮性を持ち、服地のみならず、将来的には自動車の車体、飛行機、人工血管などに応用ができ、世界で最も強靭な夢の繊維だそうです。芥川龍之介の、みんながぶら下がり糸が切れ、地獄に逆戻りしてしまった「蜘蛛の糸」という短編小説が成り立たなくなってしまう、そんな糸だそうです。有機EL照明とともに、クモの糸繊維がメード・イン・山形として世界へ羽ばたいてほしいものと思います。
  それでは、さきに通告させていただきました点につきまして質問をさせていただきます。
  まず、南陽の菊まつりについてですが、前回100回目を迎え、あわせて全日本菊花連盟全国大会も同時に開催され、県内外より多くのお客様が来られたと思いますが、なぜ入場者が前回より900名近くも減ったのか。また、市民の入場者は何名ぐらい来られたのか。
  また、今回は、101回目という大きな区切りの新しいスタートとなるわけですが、100年の歴史を踏まえ、どのような内容で実施されるのかお伺いします。
  次に、市の教育についてですが、食物アレルギーによる事故が起きています。市内小・中学校におけるアレルギー症の児童・生徒の人数は。
  また、食物に対し、多種多様のケースがあり、一人一人の対応となるとは思いますが、どのような対策をとられているのかお伺いします。
  次に、平成24年度1年間での不登校、長期欠席の児童・生徒の人数は。
  また、南陽市教育相談室についてですが、24年度より週5日間の開設とし、人員体制を強化して運営されたと思いますが、どのような内容で何件の来室相談、電話相談がありましたか。また、何名の早期学校復帰や解決につながりましたか。
  次に、複式学級についてですが、中川小学校の場合、今年度より2年と3年、4年と5年がそれぞれ8名の16名となり、2つの複式学級の編制となりました。
  市内の学校で、ほかに何名の編制で幾つの複式学級がありますか。単式学級との格差をなくすため、どのような対策をとられているのかお伺いします。
  以上、当局の皆様方の誠意ある御答弁をお願い申し上げ、檀上からの質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  9番川合 猛議員の御質問にお答え申し上げます。
  なお、南陽市の教育については教育長から答弁いたさせますので、御了承願います。
  初めに、南陽の菊まつりについての1点目、菊まつりの入場者数の減少理由などについてでございますが、昨年は、記念の100回目と全日本菊花連盟の全国大会の同時開催ということで、菊まつり実行委員会を例年より早い時期に立ち上げ、各方面において宣伝活動を行いながら集客に努めてまいりましたが、結果として、入場者数は前年比885人減の2万925人にとどまりました。
  減少の要因を挙げるとしますと、期間後半の週末の天候不良や全国菊花大会の開催もあり子供向けイベントを一昨年の4回から2回に減らしたことなどが考えられるとお聞きをいたしております。
  また、市民の入場者数につきましては、市民の方と市外の方というような統計はとっていないとのことですが、市民券での入場者数は2,039人、市内保育園、児童館、幼稚園、小・中学校の園児・児童・生徒の入場者数は3,191人とのことでございます。
  なお、参考までに、一昨年の市民券の入場者数は1,857人であります。
  2点目の今年度の菊まつりの実施内容についてでございますが、期間は10月18日から11月10日までの24日間、会場は中央花公園特設会場、菊人形展のテーマを「八重の桜」として開催すること、またポルタ―につきましては、市内業者からのコンペ方式により、菊まつり実行委員会において決定され、プレ山形DCのオープニングに間に合わせるべく、準備を進めているとお聞きをいたしているところでございます。
  また、数年間休止しておりました山形県菊花大会が今年の菊まつり会場内で開催されることも決定され、101回の南陽の菊まつりに華が添えられるものと思っております。
  イベントにつきましては、昨年開催いたしました新潟県燕市の観光物産市を継続して実施するほか、置賜3市5町の食をテーマにしたイベント置賜八食祭も菊まつり会場内で開催される予定でございます。
  また、菊まつり開催期間中の主なイベントとして、菊と市民のカーニバルや菊の南陽なんじょ鍋、ゆめのまち酒番所めぐりなど多彩な事業も開催されますので、これらとの相乗効果により、全国一の歴史とわざと文化を誇る南陽の菊まつりを盛り上げてまいりたいと考えておるところでございます。
  私からは以上でございます。
○議長  次に、答弁を求めます。
  猪野教育長。
○教育長  9番川合 猛議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、南陽市の教育についての1点目、食物アレルギーの児童・生徒の人数及びその対策についてでございますが、現在、食物アレルギーを有する児童・生徒の人数は、小学校全体で23人の児童、中学生全体で3人の生徒となっております。
  次に、食物アレルギーを有する児童・生徒に対する対応でございますが、食物アレルギーは、卵、牛乳、小麦、そば、ピーナッツ、甲殻類など特定の食べ物を口にすることで、じんま疹や呼吸困難、吐き気などの多様な症状があらわれる疾患で、短時間で複数の臓器に症状が出る場合はアナフィラキシーと呼ばれ、生命を脅かすことがあります。
  このため、各学校を通じて、対象となる児童・生徒の保護者より医師からの診断書を提出いただき、これに基づき、必要に応じて保護者と面談を行いながら、アレルギー食材の除去食あるいは代替食による特別給食を個々に合わせて提供しているところでございます。
  その給食献立につきましては、事前に保護者、学級担任、養護教諭、給食センター栄養士による情報交換・情報共有を密に行い、個別の献立表を作成して対応しております。献立表は、家庭、該当教室、職員室等に整備され、すぐに確認できるようになっております。
  また、配膳でありますが、給食センター等から給食を提供する際、個別に準備した容器から当該児童・生徒に配膳したり、子供たち自身が直接給食担当者から手渡しで給食を受け取ることにし、取り違えがないよう1食配膳にして、確実に行うように配慮しております。
  学級担任を中心に、学校全体で指導内容を共有して安全に給食指導を進め、一般の給食をおかわりしないことへの指導やアレルギーを持つ仲間への理解と協力を深める指導を行っております。
  また、万が一、強いアレルギー反応が出た場合など緊急の対応が必要になった場合に備え、その対応については、県や学校保健センターの対応マニュアルを参考にしながら、全教職員が指導と対応の具体策を共有するとともに、家庭との連絡が取り合えるように備えております。さらに、一部の当該児童に処方された内服薬を保健室に常備し、すぐに対応できるようにしております。
  続きまして、2点目の不登校と長期欠席の児童・生徒についてお答えいたします。
  平成24年度1年間で、30日以上の欠席があった児童数は6名、うち3名が不登校、中学校は生徒数は24名、うち19名が不登校でございました。人数的には、中学校統合後、年々減少しており、昨年度は過去8年間で最少人数でございました。これも各学校の取り組みが実を結び、あわせて市教育相談室の5日間開設の成果の一つと捉えております。
  続きまして、3点目の教育相談室についてお答えいたします。
  来室相談件数は延べ378件でした。また、電話での相談件数は延べ234件でした。
  内容としましては、人間関係や学習面での悩み、保護者として子育てについての相談が寄せられており、不登校に限らず、幅広い相談活動に従事していただいているところでございます。また、小・中学校に限らず、幼児施設や一般の方にも広がっており、電話相談もいただいているところでございます。指導員との継続的な相談であったり、支援した結果の報告であったりとの相互関係も生まれ、相談室指導員と相談者が信頼関係を深めながら教育相談室運営が行われております。
  週2日の対応から週5日への対応により、いつでも相談できる安心感も増え、多くの方から頼りにされる教室になってきており、大きな成果と捉えております。
  また、学校だけでなく、教育相談室による対応により、それまで全く登校に至らなかった児童・生徒が学校に足が向くようになった事例、年度後半に入り欠席日数が減少し、学校復帰につながった事例、欠席日数等には変化は余り見られませんが、登校意欲を示し好転傾向が目立つようになった事例、高校進学を機会に現在も頑張っている事例など、望ましい変化の見られる児童・生徒の事例は十数件ございました。
  詳細につきましては、個別ケースでもあり公表できませんが、引き続き、教育相談室における児童・生徒への適応指導並びに保護者との面談や電話相談を重ね、子供たちや保護者との信頼のもとに、心に寄り添った指導を行ってまいりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。
  最後に4点目、複式学級についてお答えいたします。
  現在、市内小学校において、複式学級が編制される学校は中川小学校と荻小学校の2校になっております。中川小学校では、議員御指摘のとおりでございますが、荻小学校では、3年生と4年生で合わせて9名、5年生と6年生で合わせて6名の複式学級2学級が編制されております。
  特に、中川小学校におきましては、複式学級定員上限となる16名での学級編制となってございます。
  この実態を踏まえ、複式学級のある学校には、指導力・実践力のある先生方を配置し、県に申請し、特別に常勤の支援員1名を配置しております。また、複式学級を担当する先生方の研修にもみずから受講していただき、少人数のメリットを生かした指導法や格差をなくすための指導法の工夫に御尽力いただいているところでございます。
  しかしながら、本市におきまして少人数での複式学級編制から定数上限の複式学級編制へとその実態が変化しており、その傾向は、他地区でもあると聞いております。
  山形県は、国の施策に先駆けて、「さんさん」プランを導入し、少人数学級指導に力を入れておりますが、今後、複式学級編制の定員について改めて検討がなされるよう、県教委等とも協議の場を持っていきたいと、このように考えております。
  以上、私の答弁を終わらせていただきます。
○議長  再質問に入ります。
  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  入場者の減についてですが、週末の悪天候があったと、また子供のイベントを減らしたとありますが、大体秋の空は、何とかと秋の空といいまして予測がつくわけでございます。せめて人形のある見学する部分だけでも雨よけの屋根をつけるとか工夫すべきではないか、また、なぜ子供のイベントを減らしたのかお伺いをいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  何回も雨よけテントの件については検討した経過もありますが、今の段階では、やっぱり予算ですね、はっきり言いまして。小さなテントでは、約1カ月かけておくわけでありますし、なかなか簡易なものでは、もし風とかそういったものが強く吹けば危ないというふうになかなか難しい。さらに、見るところだけでいいのかどうなのかね、そういうふうにずっと見学コースの通路をするというと、相当莫大な金額になると、こういうことでなかなかできない。
  それも毎回毎回立てたり外したりということですと、なかなか無駄も多いというようなこともあって、一時期はそういう大きな施設をということも考えたんでありますが、それにつけても、その会場が本当にそこでいいのかどうか、あるいはこれから場所が変わるようなことがないのかどうか、さらにはほかのイベントにも使えるのか。
  ただ、相当早くから菊人形の場面づくりが始まるんですね。相当長いんです。結果的には、ほかのイベントに使えるというと、冬から春の間ちょっとだけだということになりますので、なかなか難しい課題があります。
  そんなことで、今後どういうふうに進めていったらいいのか、菊まつりの持ち方も含めて、検討課題だなというふうに思っております。
  それから、子供のイベント、先ほども申し上げましたように、去年は全国菊花展を行いました。そのことで相当スタッフを増やしたんでありますが、それでもなかなか大変な状況にあったということでございます。あわせて雨の日が多かったので、イベントをやったとしてもその成果があったのかどうか、今考えればほとんど雨降りだったということもあったんで、余り違わなかったのかなというような思いを持っているところでございます。
  ただ、全国菊花展には5,000人ほどのお客さんが入場していますから、その方々が同じように菊人形を見たのかどうか、そこまでの統計はわかりませんが、単純に足すわけにはいかないと思いますが、もし半分ぐらいは見ていってくれたのかなというように思いますと、余りその割には増えていなかったなというふうなこともあったりですね、それがなかったら、じゃ逆にもっとひどかったのかとか、さまざまな総括の方法はあるわけでありますけれども、今年101回目をやってみれば大体のことが明らかになってくるのではないかなと、こんなふうに思っております。
  ただ、一番懸念しているのは、地元の、恐らく川合議員もそういうことを心配しておられるのかなと思いますが、市民の皆さん方がいかんせん入場者が少ない。園児・児童・生徒よりもはるかに少ないということですから、これで本当に南陽の菊まつりとしての市民の自覚があるのかどうか、そういったことも今後の課題になるのではないかなと、こんなふうに思っておりますので、何とか市民の皆さん方がもう少し、全戸に配布しているわけですから、もう少しおいでになっても、あるいは積極的にお誘いして、みずからも足を運んでいただければ、あっという間にこの数字は上がるのではないかなと、こんなふうに思っておるわけでありますが、その辺が少し理解のできない部分であります、金額も無償ですから。余り、ただにしたから悪いのかどうかわかりませんけれども、そういうふうな疑問な点も課題になっているところでございます。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  雨よけテントについては、検討課題、予算がかかるということで、一応検討はしていただきたいと思います。
  私、97回の菊まつりの総括として一般質問をいたしました。さっきの板垣先輩と似たような話になるんですが、私あのとき、市民の皆様のアンケートをとりまして、それを踏まえて質問した経緯がございます。そのときに、8場面でも人形の数が少ないとか華やかさがないとか、市民の皆様の声を申し上げたのですが、余り反映されていないんですね。
  当時の担当課長もかわりまして、現在で3人目の課長さんになりますか、市長はかわっておりませんが、そのときと変わったのは、双松公園から花公園に場所が移った、子供向けのイベントを増やした、この2点だけなんですね。
  あと、入場料が高いというあれがあったんで、300円ということで安くなった。ただ、前は1,000円で2人入れるとかそんなような券だったと思いますが、やっぱりもう少し市民の声を大事にすべきではないのかと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  常々市民の皆さん方の御意見は最優先しておるんですが、必ずしも現実的な御意見だけではないということもございます。莫大な予算がかかる、特に場面を増やすのは、私も大賛成なんですが、それに比例して予算がかかると、こういうことであります。場面が増えれば、反比例して少し割安になるということであればいいわけですが、なかなかそういうふうにはならないということと、やはりそれと、一番は、やっぱり市民の皆さんがそれだけの期待感を持って会場に足を運んでいただければ、それなりの成果はあるということで、予算の執行も可能になるのではないかと思いますが、いかんせん市民の皆さん方が見ている数が少ないということで、私としては何とか子供たちに南陽市の自慢の菊まつり、菊人形をぜひ子供のころから見て、覚えてほしいということで、教育委員会のほうにお願いをして、あるいは福祉のほうにお願いをして、園児だったりあるいは幼児であったり、さらには児童・生徒の皆さん方にもということで、そのときの思い出が将来ともにずっと残るようにと、そして自分の子供たちにもまた、まさに循環型で南陽市の菊まつりが繁栄するようにということを思ってお願いしているわけでありますが、それにつけても一般市民の皆さん方の足の運びが悪いということが一番のやっぱりネックなのかなと思っております。
  関係あるかないかわかりませんが、それから見ると、ハイジアなんかは市民の皆さん方が大勢入ってきてくれているので少しコストがかかっていますが、指定管理料を上げることなどもできるわけでありますが、いかんせん地元の方々が本気でないと、やっぱり数字イコール本気度ということに判断しますので、ぜひそこをもうちょっとPRしていただければなと、こんなふうに思っているところでございます。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  やはり市民の関心を高めるというのが大事かと思います。我々も頑張って誘客したいと思いますが、ちなみに、101回目として今回の開催なんですが、総予算と人形制作費はどれぐらいになっておりますかお伺いします。
○議長  髙梨商工観光ブランド課長。
○商工観光ブランド課長  それでは、ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  この5月28日に101回の南陽の菊まつり実行委員会設立総会を開催し、実行委員の皆様にお諮りをして、予算書のほうの確認をいただきました。今年度の予算額については1,845万円という予算額で準備をさせていただくことになろうかと思っております。
  現在の予算の中での菊まつりの菊人形に関しての制作費ということでは、900万円ということで予算を上げさせていただきながら、実行委員会の中で、今後、この予算に基づいて菊人形師さんとの交渉を、今後というか、ただいまさせていただいているところが状況でございます。
  以上でございます。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  人形代なんですけれども、昨年度は1,600万円多分かけたと思うんですけれども、今年度900万円というと、できても3場面ぐらいだと思うんですけれども、これではますますお客さん来なくなってしまうんじゃないかと思うんですけれども、その辺はどういうふうに考えておられますか。
○議長  髙梨商工観光ブランド課長。
○商工観光ブランド課長  菊人形につきましては、場面数についてただいま御答弁させていただきましたように、菊人形師さんと交渉をさせていただいている最中でございます。何らかのお話を頂戴する時点で、実行委員会の幹事会のほうにその旨お諮りしながら、今後の進め方についてもお話をしていくことになろうかと思っております。
  ただし、菊まつりの内容について、昨年は100回という記念大会の中でのいろんな事業充実を図った経過がございまして、その中を受けて、今年度の101回大会については、先ほど市長の答弁にもございましたように、県の菊花大会を誘致するということで、県の菊友会さんからのお話を受けて、実行委員会の中での確認をとらせていただいております。
  また、昨年度から開催をさせていただいております新潟県の燕市の物産市、また今年度は置賜広域さんのほうで開催されている八食祭を土曜日の1日でございますけれども、盛大にとり行わせていただきたいということで意向をいただきましたので、それについても実行委員会の中でそれを行わせていただくということで、期日については、現在、最終の調整をさせていただいているところでございますが、その旨の開催も新たに加わるということで、その辺を盛り上がりの一つの新たな要素として取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  何とか予算をとって、私は場面を増やしていただきたいと思います。
  それから、お年寄りの方が来たくとも足がないと、無料券をもらっても見に来られないというので、バスの送迎はできないのかと前に申し上げましたが、だめだと断られた。
  再度申し上げます。ハイジアとか赤湯の旅館でバスを出していただき、菊まつりと昼食と入浴のセットで、余り高くしないで対応できないか、せめてハイジアだけでもそういうことができないかお伺いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  大変ユニークでいいアイデアかなと思って聞いていましたが、何ですかね、道路運送法、俗に言う白タクになりますかね、そういったものに抵触するのかどうか、ちょっと検討させていただいて、ハイジア並びに旅館組合のほうに、可能であればお願いをすると。
  ただ、ハイヤー協会のほうの関係もありますのでなかなか難しい面もありますが、一応検討だけはさせていただきたいというふうに思います。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  ぜひ検討していただきたいと思います。
  昨年の反省なんですけれども、駐車場への入り口がわかりにくいという声がありました。主に県外からの人だと思いますが、あの道路は大型車等々の通行量が大変多いので、事故のないように、大きな駐車場入り口の看板または誘導員等を増やすかしていただきたいと思います。これは要望でございます。
  菊まつり、市民の祭りとして、我々議員も一生懸命頑張ってまいりたいと思いますので、一緒に頑張りたいと思います。
  それでは、続きまして、食物アレルギーについてですが、お伺いしますといろんな対策を講じているということで、安心はいたしました。
  一つお伺いしたいんですけれども、アナフィラキシーショックのときに、アドレナリンの自己注射薬というのがあるということで、その危険があると思われた場合、自分で注射する自己注射薬があると。しかし、本人はアレルギーショックで血圧低下等々で、自分では対応できない、そういう場合は、教職員により使用してもよいと言われております。その辺の対応は十分にやられておりますでしょうか、お伺いいたします。
○議長  堀学校教育課長。
○学校教育課長  それでは、川合議員の御質問にお答えをいたします。
  私、初答弁になります。よろしくお願いいたします。
  川合議員がおっしゃられた注射型の薬、エピペンというふうな薬でございますが、南陽市の先ほど教育長から答弁があった食物アレルギーを持つ生徒、南陽市の子供たちは重症の子供たちがおりませんので、エピペンを今年処方してもらっている子供たちは現在のところおりません。
  そのようなことで、ただ、食物アレルギーの症状と申しますのは千差万別で、同じ児童・生徒でも、症状が出るかどうかというのはその日の体調などによって随分異なるというふうにお聞きしておりますので、そこら辺、万が一の事故も起こらないように、関係の先生方、それから特に担当の先生と保護者との連携をしっかり図って、万が一つにも事故が起こらないように対応をしていきたいと、またそのように学校のほうに指導をしてまいりたいというふうに思っております。
  以上です。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  ぜひお願いをしたいと思います。
  児童・生徒が卒業するまでに、医師と家庭、学校と連携をとりながら、体質の改善やアレルギーを治すための対策等々はとられているのでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  堀学校教育課長。
○学校教育課長  食物アレルギーの対応を学校でしますときに、必ず医師からの診断書もしくはそれと同類の書類を提出してもらうようにしてあります。小学校入学時、それから小学校4年生、そして中学校入学時と、ほぼ3年置きにそのような対応をして、その診断書をもとに、医師、学校側、保護者が必ず懇談をして対応するようにしておりますので、その際に、体質改善などの指導や話もあるかというふうに思います。
  以上です。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  やはり多種多様で大変な症状なんですけれども、食事は毎日のことなんですね。突然発症するケースもあるということです。ひとつ細心の注意を払っていただいて、事故を未然に防いでいただきたいと思います。
  次に、不登校、長期欠席児童・生徒また教育相談室、関連がありますので、その点でお伺いいたします。
  まず、ここ数年来の不登校等に対して、人数が非常に少なくなったと、週5日の教育相談が大きな成果を上げたということで、大変結構なことだなと思います。
  その中で、毎月第4木曜日ですか、3名の臨床心理士による育ちと心の相談を実施しているということを聞いておりますが、内容と昨年何件ほどの相談があったのかお伺いいたします。
○議長  佐藤福祉課長。
○福祉課長  議員の御質問は学校でというようなことだろうとは思うんですが、私の所管である福祉のほうで、いわゆる健診時においてそういった相談をやっているというふうなことで、その件数とかについてはちょっと今数字わかりませんので、後ほどお答えさせていただきたいと思います。
○議長  ここで暫時休憩いたします。
午後 4時02分  休  憩
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午後 4時08分  再  開
○議長  再開いたします。
  答弁を求めます。
  佐藤福祉課長。
○福祉課長  お答え申し上げます。
  平成24年度の実績でございますけれども、育ちと心の相談、月1回開催しておりまして、相談の延べ件数は33件でございました。
  以上でございます。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  学校へ入る前のということでしたね。私ちょっと勘違いしていまして。そうしますと、この後、小学校へ入学しての対応というのはどういうふうになるんでしょうか。
○議長  佐藤福祉課長。
○福祉課長  この育ちと心の相談のみならず、各保育所や児童館において、いわゆる要援護のお子さんも含めてなんですけれども、就学時前の相談ということで、教育委員会のほうと情報交換を密にして対応をしていただいております。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  わかりました。すみません、休憩までとらせてしまって。
  それで、教育相談推進事業費の予算の件なんですけれども、24年度が31万1,000円、25年度が84万円とたしかなっていると思いますが、さらなる内容の充実を図るためと理解してもよろしいんでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  堀学校教育課長。
○学校教育課長  教育相談室、昨年度より週5日開催になっております。そして、今年度より、スタッフ、フルタイムで週5日間教育相談室に御勤務していただいておりますので、その部分の費用と、いわゆる相談活動の充実というふうなことで御理解いただきたいというふうに思います。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  わかりました。
  起きたことに対する相談も大事ですが、未然に防ぐ、予防につながる部分もあろうかと思います。忙しくないほうがいいのでしょうが、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
  続きまして、複式学級についてですが、複式学級のよさもあるのだとは申しますが、私は課題のほうが多いと思います。
  自分で勉強する力がつくという人もおりますけれども、先生が別の上のクラスを教えている間、自習をしているわけですから当然力がつくわけですね。低学年になりますと、どうしても上のクラスの先生の話などが気になり、授業に身が入らない、自分で調べる、問題を解く等に先生の目がかけにくい、2つの学年で教科内容や時間数の違いなど、前の黒板が3年生、後ろの黒板が2年生、背中合わせで授業を行っている、どう見ても変則であり不公平であり、先生も大変、子供たちも大変、何とか単式にできないものでしょうか、お伺いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  堀学校教育課長。
○学校教育課長  それでは、川合議員の御質問にお答えいたします。
  議員御指摘のとおり、複式学級のデメリットの部分もあるわけでございますけれども、この複式学級につきましては、国の義務標準法という法律で定められているものでございますので、その辺のことを御理解いただければと。
  ただし、なるべく複式のデメリットが子供たちに及ばないように、複式ならではの複式のよさを生かした授業、そういったものを教育委員会としましても学校のほうに指導してまいりたいというふうに思っております。
  以上です。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  想定をしたお答えをいただきました。
  複式学級では不公平でリスクが大きいということで、長野県では、県教育委員会で、上限8人で複式として県費負担で教員を派遣している。しかし、それでも複式の解消にはならないということで、各市町村において講師等先生を確保し、複式学級はつくらないということを基本に長年実施しているそうです。
  また、県内では、鶴岡市で、複式解消へ向け、中学校区単位で複式となる小学校の統合に向け、昨年7月、学校適正配置地域検討委員会を立ち上げ、現在検討している。また、川西町でも検討を始めていますが、私は、統合を考える前に、複式解消に向け努力していただきたい。市独自で先生の加配措置を何とか考えてもらえないでしょうか。せめて基準の16人を10人あるいは8人に下げるなど、そういう考えは全くないのでしょうか、お伺いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  猪野教育長。
○教育長  ただいまの議員の思い、これは重々御理解できますけれども、なかなか予算措置と適正な、いわゆる学習指導要領に基づく目標達成が可能であるというような先生方を確保するというところの問題もございますし、このようなことについては、これから南陽市の小・中学校のさらなる充実を図る上での一つの検討課題として取り上げさせていただきたいと。今すぐに結論出せませんので、そのような形で教育委員会のほうでも、これからこういうような事態に対してどう対応するか検討させていただきたいと思います。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  ぜひ検討していただきたいと思います。
  小学校で英語を正式教科にし、できれば4年生以下に拡大するとの提言を首相に出したと、先日のニュースでありました。
  英語こそは複式学級の成り立たない教科ではないでしょうか。大きな声で話すこと、耳で聞くことなど、また学年での内容の大きな差があるなど、実に大変かと思います。また、複式学級だけの問題ではないとも言われてはいます。
  まだ確定ではないので、今回は議論はいたしませんが、我が中川小では、保護者、地域の方でボランティアとして教育活動を支援していただける方を募集しております。複式学級の指導を中心に教師をサポートしながら、個別の学習活動の援助をするということなのですが、そう簡単ではなく、現在誰もいないのが現状です。
  児童の教育環境向上と地域コミュニティの維持は両面の課題があります。将来の子供たちにとってどっちがいいのかよく考える時期に来ているのではないでしょうか。教育長はどう考えられますか。
○議長  答弁を求めます。
  猪野教育長。
○教育長  最後、議員おっしゃられたとおり、やはり教育環境の整備を図っていく上で、地域コミュニティの喪失というような問題も出てきます。その辺のところで慎重に対応しなければいけないということでございます。
  また、南陽市は、日本一の教育市を目指すということで、幼稚園・保育園から小学校においても外国語活動ということで先取り的にやっております。複式の小滝、荻に山形大学の教授や大学生が入って、昨年も一昨年も授業をやってもらっています。それが実験的に成果を上げているわけでございますけれども、外国語活動にALT2人のほかに、そういう大学の先生方とも連携しておりますので、中川のほうにも今年度は検討させていただくということで御了解いただきたいと、このように思います。
  以上です。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  いろいろと御答弁をいただきましてまことにありがとうございました。
  我が南陽市は、山形県のえくぼに当たるそうです。えくぼは笑顔でなければできません。未来を背負う子供たちが笑顔にあふれ、健やかに育つ、こんなえくぼの里づくり、頑張ってまいりたいと思います。
  以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長  9番川合 猛議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでございました。
  ただいま一般質問中でありますが、本日はこれまでとし、日程に従い、明日に引き続き行いたいと思います。

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散      会
○議長  本日はこれにて散会いたします。
  御一同様、御起立願います。
  大変長らく御苦労さまでございました。
午後 4時20分  散  会