平成25年9月20日(金)午後4時51分開会

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川合   猛  委員長       白鳥  雅巳  副委員長

出欠席委員氏名

◎出席委員(16名)
 1番 白岩  孝夫  委員        2番 高橋  一郎  委員
 3番 舩山  利美  委員        4番 山口  正雄  委員
 5番 白鳥  雅巳  委員        6番 片平  志朗  委員
 7番 吉田  美枝  委員        8番 梅川  信治  委員
 9番 川合   猛  委員        10番 髙橋   弘  委員
11番 板垣  致江子  委員    12番 髙橋   篤  委員
13番 田中  貞一  委員       15番 佐藤   明  委員
16番 伊藤  俊美  委員       17番 殿岡  和郎  委員
◎欠席委員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

塩田 秀雄 市長                            安達 正司 副市長
板垣 俊一 総務課長                      伊藤 賢一 政策主幹
大坂 剛司 企画財政課長                山田 俊彦 税務課長
相澤 和吉 危機管理課長                安部 史生 文化会館整備課長
笹原 修一 市民課長                       佐藤 賢一 福祉課長
小野田 新一 保健課長                    大友 直秀 農林課長
髙梨 敏彦 商工観光ブランド課長      新野 甚吉 建設課長
髙橋 秀雄 上下水道課長                 濱田 俊明 会計管理者
猪野   忠 教育長                         吉田 正幸 管理課長
堀   裕一 学校教育課長                 尾形 真人 社会教育課長
江口 和浩 スポーツ文化課長            髙橋 清数 選挙管理委員会事務局長
鈴木 隆一 農業委員会                                   (併)監査委員事務局長
                事務局長
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事務局職員出席者
大沼 豊広 事務局長              板垣 幸広 局長補佐
安部 真由美 庶務係長      田中   聡 書記


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本日の会議に付した事件
 議第56号 平成25年度南陽市一般会計補正予算(第7号)

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開      会
○委員長(川合 猛委員)  これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は16名全員であります。
  これより予算の審査に入ります。
  本委員会に付託されました案件は、平成25年度補正予算1件であります。

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議第56号 平成25年度南陽市一般会計補正予算(第7号)
○委員長  議第56号 平成25年度南陽市一般会計補正予算(第7号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。大坂剛司企画財政課長。
〔企画財政課長 大坂剛司 登壇〕
○企画財政課長  〔平成25年9月定例会 予算に関する説明書により 議第56号について説明〕省略別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁はページ数、款項目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。
  これより質疑に入ります。
  補正予算書の予算に関する説明書により行います。
  歳入全般について10ページから15ページまでについて質疑ございませんか。
○委員長  6番片平志朗委員。
○片平志朗委員  先ほど議第53号の南陽市新文化会館施設建築及び機械設備工事の請負契約の締結について、全会一致で否決したばかりで、そういう状況の中でこういう補正を提出されたということなわけですけれども、なかなか予算的にも厳しく、あくまでも私たちは45億の範囲内で何とかやっていただきたいという思いで否決したわけですけれども、その努力の形跡もないまま即こういうふうに出されると、どうなっているのかなという感じがするわけですけれども、この3億円を上乗せすれば、また入札した場合、追加をやることなく応札してくれる業者の選定ができるのかという、その辺ですね。またお伺いしたいと思いますけれども。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  私どものほうで、このたび必要な精査をした結果、今日の物価上昇並びに資材の調達困難等こういったものを精査をすると、今ある予算にプラス3億することで何とか応札することが可能でないかというような確信のもとに、提案をさせていただいたところでございますので、ぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。
○委員長  6番片平志朗委員。
○片平志朗委員  私たちの思いは、当局も最初33億から有利な補助制度が見つかった、いろいろ御苦労の上に創設しまして、債務負担行為も前より少なくなって、45億で積み増して、またさらにここで積み増しするという、私たち自身も市民に対して行政側も当然ですけれども、説明責任を持っているわけですね。
  そういう意味では、決して建設に反対する立場から言っているわけじゃありませんけれども、非常に予算の上積み上積みできて、どうなっているのかという市民の声がすごく私たちのところに寄せられているんです。
  ですから、ここで今日否決したばかりで即3億円をやって、また再入札するからということで、はい、わかりましたと言えないところがあるわけですね。
  市長もいろいろ年度内に予算を消化しなけりゃいけないという使命を持っているのはわかりますけれども、果たしてこの3億円でそれ以後の追加補正というものはないのかどうか、あるなら幾らくらいの予定なのかお聞かせいただきたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  現在我々が本体工事に必要な金額は、今回の3億をすると何とか応札可能になると、こうにらんで提案をさせていただいたところでございます。
  ただ、どこまでがこのたびの新文化会館の予算というような捉え方をするかで違ってきますが、通常外構であるとかあるいは備品であるとか、そういったものは我々この45億の予算の中に組み入れていないことも考えますと、どういうふうになるのかわかりませんが、ただ、先ほども委員の皆さんから御指摘を受けたわけでありますが、これほどの物価上昇を予測することができなかったということは、確かに予測が甘いと言われれば反省しなければならないわけでありますが、ものによっては2割、3割あるいは5割、倍というものもあると言われますと、なかなか限られた予算の中で一定の製品をつくるということは難しい状況になっていることだけは事実だというふうに私は捉えております。
○委員長  6番片平志朗委員。
○片平志朗委員  こういう御時世ですから、特に大震災あった後の復興へかけての需要が高まっている。そしてまた、今度はオリンピックへ向けての需要が高まってくると、非常に物価が高騰しやすい時期であるということは、私たちも認識しているわけですけれども、それにもこれは3年前の話じゃないんですね。33億から45億に決めたのは、去年の話でしたよね。その見通しの甘さについては今市長が答弁申されましたけれども、結果的にこれがどんどん天井知らずで補正予算組んで、幾らになるかわからないということになると、この3億円の根拠というのは果たして本当に妥当なのかと。
  ただ、業者選定のための3億円であれば、これは私はうまくないなというような感じするわけですけれども、その辺のしっかりした見通しを持っていただきたいと。社会情勢がこうだから読めなかったでは、行政は済まされないんですね。その辺をしっかり認識して取り組んでやっていただきたいなと思います。要望します。
○委員長  ほかにございませんか。
  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  今、片平委員のほうから話あったわけですけれども、私は市長答弁に納得いきません。
  と申しますのは、片平委員が聞いているのは3億円で済むんですかという話です。私は、この4ページの48億円の総額というものが出ました。45億円から3億円プラス。
  今の市長の答弁ですと、外構工事も云々かんぬんというふうに話になったわけですけれども、私は全てひっくるめての話でないと、市民は納得しないと思うんですよ。
  ということは、3億円で終わらないということであれば、本当の金額をしっかり出して、また例えば次にこうなったらまたかかったというようなことでは、これは市民が納得しないと思います。
  したがって、この3億円なら3億円、これで本体工事だけはできるというふうなことではなくて、全体で例えば木造チップの工場なんかもまだまだかかるというふうなことが、セットのメニューで林務の予算が組まれているということであれば、それは一緒なんだろうというふうに思います。
  ですので、今回のこの3億円というようなことでは、やはり納得できないんじゃないかな。当然これが補助金返還ということになれば、市としても大損害をこうむるわけですし、市長の責任問題にもなるというふうに思っています。
  したがって、3億円で今回当座をしのぐんじゃなくて、しっかりとした金額を出してくるべきだと私は思っています。それについてはどうでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  平成25年度の事業として必要な本体工事の予算としては、先ほど申し上げましたように3億ぎりぎり、これは今南陽市の財政上確保できる財源であります。さらにこれから精査をしていけば、私の単純な考えでありますが、26年度には新たに今のままいけば、4億ぐらいの財源が必要になるんではないかというふうに読んでいます。
  できるだけ縮小するように、さまざまな方法を講じて縮小していきたいと、こう思っていますが、あえて要求された金額を申し上げれば、そのぐらいの物価上昇を考えれば、必要になるのではないか。これは26年度必要な、建物ができてからの備品であるとかそういうものだというふうに受けとめていただいていいのではないかなと、こんなふうに思っております。
  とりあえずは、まずは本体工事を何とか着手したいと、こういうことでぎりぎり提案をさせていただきましたので、ぜひ御理解いただきたいというふうに思います。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  市長の答弁、先ほど片平委員に話あったところ、例えば物価が上昇して2割、5割あるいは2倍だという話がありました。私は違うと思います。というのは、例えば今回株式会社シェルターのほうに12億円で発注したわけですね。
  当然、森林組合でもその材料は捻出している。普通であれば、材料がなければ資材を調達するということで大変でしょうけれども、資材は確保になっているわけですね。金具関係は別だと思いますよ。それがあって、しかも例えばシェルターのKES工法をしっかりやれるようなところ、例えば発注をなぜしなかったんですか、わからないんですけど。
  それは過去のことですからいいとしても、物価上昇というふうなことでくくっていますけれども、私は今回は、資材はちゃんとあると。しかも木造でありますから、そこのところはよくわからないですね。
  だから、今回当然会計法上は御破算にして、指名競争の相手方をかえて、そしてやっていくというふうなことになると思うんですが、その辺について、市長としてはある程度見込みがあるというふうなお話がありました。それはいろんなことがあるとは思うんですけれども、まずいきなり資材が高騰したからというふうな大ざっぱなくくりで言われても、やっぱり納得できないんではないかなというふうに思います。
  あともう一つ、この建設にかかる特別委員会では、9億6,000万円の市の持ち出しであればオーケーというふうなことを出しています。それが全体で狂ってくるんじゃないかというふうに思うんですよ。
  そこについての市長の考え方、それもありませんし、全体で26年度でまたプラスになるんだということで、やはりここはおかしいんじゃないかなと思うんですが、その辺について。
○委員長  市長。
○市長  まず1点ですが、資材というのは何も柱とかはりだけじゃないわけですね。こういったさまざまな張り物、敷物、あるいは金具、天井、材料、そういったものがむしろ高騰していると。ガラスだってあるわけですし、屋根の材料とか、こういったものもあるので、単に柱とはりが用意されたからいいということではないというふうに思っております。
  それから、先ほど申し上げました議会から提案されている起債の上限額9億6,000万、このたび7億5,000万ということですから2億1,000万、それから基金の取り崩しも12億5,000万でしたか、見ているわけですが、実際今回は有利な補助をいただいたということで、10億5,000万ほどの予算を見ているわけであります。
  この辺の当初の計画を上手にやっていけば、所期の目的が達成できるのではないかというふうに私は思っておりますし、必ずそういった中で対応できるように、いろいろな形で精査をしていきたいと、こんなふうに思っておりますので、よろしく御理解をいただきたいというふうに思います。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  9億6,000万に関しては7億5,000万というふうな話でした。引き算をすれば2億1,000万という形になります。今回の3億円ということは、それだけで9,000万オーバーするわけですね。そこについてはどういうふうに、今言った基金の取り崩しというようなこともありましたけれども、そこを全体で確認するのか、それは特別委員会としてどういうふうな判断をされるのか、そこについてはどうでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  全体というか、議会からの要請に対する私の答弁でありまして、今回は起債を受けていないし、基金の取り崩しもしていないと。今ある、提案されている地域経済活性化・雇用創出臨時交付金、俗に言う元気交付金ですね、これを使わせていただくということと、それから24年度の繰越金、これで何とか補ったと。
  それ以外については、まだこれから皆さん方といろいろ相談をさせていただいて対応していきたいと、こう思っておりますので、今回は先に不安材料を与えるような起債を起こすということではございませんので、御理解をいただきたいというふうに思います。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  ちょっと私には意味がわからないんですけれども、というのは、結局市民から見れば、48億になったのかと。48億で、え、まだ4億、52億になるの。いつまでどうなっていくのというふうに、そういうふうな目しか見えないですよ。
  ですから、具体的に26年度まだプラスするというようなことじゃなくて、やはり出し直しをして、きちんと7億なら7億という数字をしないと、私は市民は納得できないと思います。
  もちろん、行政側としてそういうようなことになったということについては、当然丁寧な説明をしなきゃならないと思うんですが、まずこの3億円で当座を乗り越えるみたいな感じでは、私はいけないと思うんですが、同じことを質問するようですけれども、どうでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  財源の根拠がなければ予算を組めないわけでありますので、先ほど申し上げましたように、ぎりぎり今回できる最低限度の調整で提案をさせていただいているということでございますので、御理解をいただきたいと。当てのない予算を組むわけにはいきませんので、そこは高橋委員にも御理解いただきたいなというふうに思います。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  まず、そういうふうなことを市民に納得できるかということだと思うんですよ。だから、今のような市長の答弁を本当に、物価高騰だというふうなこともあるでしょう。それから、もっと積算がちょっと甘かったというようなこともあるでしょう。そういったことを含めて、市長はその市長責任においてきちっと説明するというふうなことで、しかも年度でまた越えた場合、そこもあるわけですから、そこについてもう一度答弁をお願いします。
○委員長  市長。
○市長  高橋委員も会計法は十分承知されて質問されていると思いますが、さまざまな物理的な条件をクリアしなければならないわけでございますので、そういう意味では、今手を打たなければますますハードルが高くなると。もしかすれば、この事業そのものが危うくなるというようなこともあって、苦渋の選択で今回させていただきました。
  そのことについては、私は責任を持って市民の皆さん方に、実はこうだったと。大変申しわけないけれども、少し世の中の物価上昇において皆さん方にも負担がかかることになると、結果的にはという話はしっかりしていきたいというふうに思います。
○委員長  ほかにございませんか。
  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  ただいまの追加議案の問題でありますが、私も今まで経験したことありませんが、追加に追加ということで提案されているわけでありますが、今片平議員、それから高橋一郎議員がそれぞれの立場から質問されたわけでありますが、私、先ほど申しましたが、この随意契約の問題でありますが、不調に終わったと、こういう答弁であったわけですね。
  1社の方と協議をして、随意契約をすると。合意に達したというふうなお話だったわけですが、ならば契約しないで破棄をして、今回の提案ならばわかるんですよ。ところが、全会一致で否決されたと。否決された後の再提案と。
  ですから、真意がわからないと、市長の考え方がわからないと。なぜならば、先ほど来話出ているように、当初の計画は33億と。あと基金とか市民からの寄附とかあと負債とか、いろいろ金額があったわけですが、有利な状況があるということで、改めて45億に設定して、そしてやってきたわけですから、市長は私に確信を持って、45でやりますから協力してくれと。私賛成したわけですよ、予算。そうですね。
  ですから今日まで至っているわけですけれども、改めてずっと見てみますと、非常に市民に対して説明責任ができないのではないのかなと、こういうふうに思うんですが、その辺の考え方についてまず1点お聞きしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  佐藤委員の言われていることも仰せのとおりで、なぜそのときに不調にて、新たに今の対策をしなかったかと、こういうことであります。
  実は、この森林整備加速化林業再生基金という制度に乗っかって、今この事業を取り組んでいるわけであります。そうすると、これは24年度の予算でスタートをしたわけでありますが、24年度のぎりぎりのところでしてますので、これは24年度にはもう執行できないということで、1年間だけ繰り越しを猶予するという制度なわけです。
  したがって、24年度の分は25年度に必要な実績、いわば出来高を上げると、こういうふうな制度になっております。しからば、25年度の残りは10、11、12、1、2、3と6カ月しかないと、こういうふうなことで、急がなければ必要な実績を上げることができない。要するに出来高ですね、発注しなければ出来高ってできないわけですから。
  そうすれば、新たにするよりは随契をしてお互いに歩み寄りをしてこのまま進めたほうが、物理的にも有利かなと。時間的にですね、そういうふうな判断でございました。
  しかし、こうなりますと、さらにハードルが高くなりました。したがって、いっときの猶予もなくなってきたというふうなことで、大変皆さんには申しわけないわけですけれども、きょう急いで、次の行動を起こしたい、予算がなければアクションを起こせないわけですね。
  先ほどあったように、今持っている既決予算では、絶対に応札してもらえないということが、大体我々の先ほど言った積算でわかってきたわけで、それを何とかクリアするために、今持っている財源を補填をして、応札に臨みたいと。これが大体1カ月ぐらいかかります、これから準備をすれば。
  ただ、きょうの予算が通らなければその準備ができないということであれば、ずるずると遅くなる。遅くなればなるほどハードルが高くなるということで、大変、結果としては勇み足のようなところもありますが、そのときにはそれが一番いい方法かなと、こういうふうに私判断して、させていただきました。
  しかし、きょう否決ということになりましたので、次のアクションを起こすにはこういう方法しかなかったということで、ぜひ御理解いただきたいというふうに思います。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  やり方、手法があべこべでないのかなと私思うんですよ。我々だって、33億から45億になったときに市民の方に何だ45億もと。佐藤さん賛成するのかと電話も来ました。私のうちに来られた方もいました。しかし、実はこれこれこうなんですよと、いろいろと説明しながら理解を得て、そして賛同もいただいた、確かに反対の方もおりました。
  しかし、あえて私は特別委員会で、私本当は賛成しかねた。市長も知ってのとおり。しかし、あえて6項目を設定して、そしてこれならば、じゃ、大丈夫でしょうということで、賛同したわけです。そういう私にも責任あるわけですよ。
  ですから、再三指摘しているわけですよ。ただむしょ言っているんでないのね。私は私なりの、それぞれの議員の皆さんが、やっぱりそれなりの考えを持ってやっているわけですよ。だから、当局はそうでしょうけれども、私からさっきも申し上げましたが、全く甘い。やっぱり何をしているかわからないと、こういうふうに言いたいわけですよね。そういうこと、私の言っていることわかりますか、どうですか。
○委員長  市長。
○市長  御指摘ですから、賜っておきたいというふうに思います。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  賜っておきたいと、こういう答弁だったわけでありますが、それは無難な答弁であって、決して私はいい答弁ではないと思いますよ。率直に申すならば、否決されたにもかかわらず、舌の根が乾かないうちに再提案するなんていうのは、私議会に入ってから恐らく初めてではないですかね。市長も知ってあるとおり、恐らく初めてだと思いますよ。
  提案するのは当局だから、それはそうでしょうけれども、我々これから市民の皆さんに対して、どうやったら説明責任とれるのかと、これが頭の中にいっぱいあるわけですよね。そういう点では、今回の提案等については、私はいかがなものかなと、このように思います。
○委員長  ほかにございませんか。
  1番白岩孝夫委員。
○白岩孝夫委員  ただいまの佐藤委員のお話にもありましたけど、市民への説明責任ということでいうと、今回45億だったものが48億になって、市の長期的な財政運営の見通しというのは45億で、この間の、ちょっといつだったか忘れましたが、市報にもある程度の見通しが載っておりましたけれども、その45億で成り立っているかと思っております。
  そこが今回のように3億、そしてさらに4億と増えるとなると、財政全体のバランスが狂ってくる。そこについては、今回は皆さんに納得をしていただくだけなんでしょうか。それともほかの手段を使って、財政全体のバランスを取り戻していくようなことはお考えなんでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  白岩委員もおわかりと思いますが、今回は、あるお金でやっているわけで、これまでシミュレーションしてきた財政運営には何ら影響ございません。借り入れをしているわけでもないし、そういうことでは影響はありません。
  ただ、これから必要とする起債を増やすとか、そういうことになれば一定のシミュレーションをしっかりして、将来に負担ならないようにいろいろと研究していかなければならないというふうに考えています。
○委員長  1番白岩孝夫委員。
○白岩孝夫委員  あるお金でといっても、それはそのままあれば影響ないんでしょうけど、そのお金はなくなるわけですから、基金が減るということになれば、当然将来負担比率だって上がっていくでしょうし、財政に影響がないというのは、ちょっと本当かどうか、財政課長にお伺いしたいと思います。
○委員長  大坂剛司企画財政課長。
○企画財政課長  平成24年の5月に市報でシミュレーションを提出いただいた件での話かと思います。その時点では、今後の起債の見通し、また基金の推移と、それから実質公債費比率の推移というような格好で提出をさせていただきました。
  先ほど来話がされておりますけれども、起債については議会の皆様からは9億6,000万をアッパーだよというふうなことでいただきました。現在組んでおりますのは7億5,000万でございますので、その部分については文化会館で申し上げれば、それをまだ下回っている状況だと思います。
  また、基金のほうもこのシミュレーション自体は33億だったんですが、財源的には国の補助金が少なくて負担が大きい時点でのシミュレーションでございました。それが45億では逆に市の負担が少なくなっているわけでございます。それが、今回また3億増えると言っていますけれども、その部分については起債ではなくて、国のほうの補助金と繰越金でございますので、その指数の数字に影響を与えるものではないということでございます。
  ただ、事業をやっているわけですから、お金を使うわけでございますから、同じ事業の中でやっていれば、次年度の繰り越しのほうに減っていくということかと思います。
  以上でございます。
○委員長  1番白岩孝夫委員。
○白岩孝夫委員  先ほど、冒頭申し上げました市民の皆さんに説明する場合に、何の影響もないんだと言って納得していただけるかというと、無理だと思うんです。
  そこで、提案というものでもないんですが、この事業については、万やむを得ずこの追加をするということはあっても、文化会館全体でできるだけ予算が膨らまないようなあらゆる手段の努力はとっていただけるんでしょうか。
  また、この文化会館だけでなく、市の事業全体を見直すようなことで、財政のバランスをとっていただくような努力はしていただけるのか、市長にお伺いします。
○委員長  市長。
○市長  常に財政状況とにらみ合わせながら、財政運営をやっているわけでございますので、ただいま白岩委員からあったようなことは、常々検討しながら、できるだけ負担のないようにというふうに思っておりますが、このたびだけは我々の予測の甘さと先ほどから御指摘受けていますが、想像を超える資材等々の高騰で大変御迷惑をかけているということでありますが、これから先もそういう不安材料ありますが、できるだけ御迷惑かからないように、また必要に応じて皆さん方といろいろと御相談させていただきながら進めていきたいと、このように思っておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
○委員長  1番白岩孝夫委員。
○白岩孝夫委員  最後に要望を申し上げますけれども、今回市の持ち出しがやはり増えるわけです。それについては全体でこの分増やすけれども、こっちのほうも減らす努力をするというような、市民の皆さんに説明できる具体的な何らかの財政上の、支出の削減もそうですし、さまざまな具体的に説明できる項目をぜひ市長のほうでこれから、多少時間はかかってもできるだけ速やかに御準備いただきたいんです。
  そこについては、やはりそういう材料でもなければ、我々のほうでも説明できないということになりますので、そこは要望しておきます。
○委員長  ほかにございませんか。
  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  もう一つお伺いします。
  平成24年度の16億円があるわけですけれども、そちらからの提示がないものですからよくわからないんですが、16億円の今現在の支出済額を教えてください。業者ごとに。
○委員長  市長。
○市長  既に工事執行している額でありますが、総額で、業者ごとというのは大変なので、総額で18億191万7,000円というふうなことになっております。
  したがって、当初の予算からの残は24億3,000万程度というふうになっており、なお、この中に当初の設計とかそういうのが入っていますので、そもそもの総額を42億程度に見ています。そういうふうなことで、例えば用地買収したものとか、そんなものについてはこの予算の中に入っていませんので、実質建物関係に費やした金ということで御理解いただきたいというふうに思います。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  今、総額で18億円と言われました。市長が言われている24年度の出来高というのは、16億円の100%ということでしょうか。というのは、私がわかっている範囲であれば、シェルターに12億、それから米沢森林組合に9,600万、第2期の伐採の森林組合はなってくるかわかりませんけれども、それと設計予算が入っております。
  そういったことで、26年3月までに出来高として16億円の100%はできるんじゃないでしょうか。その辺は説明がないものですから、説明をお願いします。
○委員長  市長。
○市長  高橋委員おわかりだと思いますが、出来高というのは発注すればいいということではなくて、確かに物が出ていますよということで、県の農林関係の検査を受けて、柱になってきちんと製品になっているかどうか、木を切っただけではだめなわけですね。
  そういったことで、24年と25年で30億の出来高が必要なんです。これは全額が補助対象になっているわけではないんです。森林整備加速化林業再生基金というのは、木造耐火建築物にかかわる部分の補助です。これは30億。その2分の1、15億、これが補助です。2分の1ですから、15億の実績を出すと、24年度丸々の7億5,000万補助が来ると。
  25年度の実績として、25年度も1年繰り越すことができるので、26年度に15億の補助対象部分の実績をつくれば、7億5,000万の2分の1の補助が、両方合わせて15億と。この15億がちゃんと達成されれば、さっきいった元気交付金も8割来ますよと。これが率が下がれば必然的に全額全部下がっていくと、こういうことになるんで、何としてもこの24年度分、1年繰り越した分の実績、要するに25年度中に15億以上の実績を上げたい。そのためにぜひ基礎工事に入りたいと。そうしないとできないということで、急いでいる理由がそこにあるということでありますので、御理解をぜひいただきたい。
  さらに、南陽市の場合は補正債というものも使っていますので、これも一定の出来高をきちんと出さないと、国の償還分の半額の交付金が出なくなると、こういうようなこともあって、多少急いだがゆえに先ほど佐藤委員から御指摘あったような結果になったということでございます。大変反省しておりますが、ぜひ、後がないぐらいに時間が制約されておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  出来高30億円の2分の1ということは、私今初めて知りました。私は16億円というふうなところかなというふうに思っていたんです。そういったことの説明を、しっかりしていただきたいというふうに思うんですね。
  それから、ちょっと私の計算では、例えばシェルターの工期というのは多分26年の3月までは終わっていると思うんですね。26年の工程表の中で、ちょっと今工程表を持っていませんけれども、工程表の中で多分26年3月までだったと思います。
  それから、森林組合についても26年3月まで。それから、設計予算の大建には1億円、設計管理も含めて1億2,000万ですか。それを足して行くと、15億になるんじゃないですか。そこがわからないんですよ。
  例えばその部分で1億ぐらいのことで、結局出来高足りないということで、3億を積んで本体の工事に入るというふうなことになるとは思うんですけれども、その出来高の計算、出来高のやり方、26年3月までの工期というふうなことであれば、カウントするんじゃないですかというようなことでお伺いしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  先ほどから申し上げていますように、出来高というのは物ができていなきゃだめなんですね。それは御理解いただけますよね。それにまだ15億分達していないと。今全部計算してもできないと。とにかく基礎工事を含めて、くいを打ったり基礎工事をしたりしなければ、金額が上がらない。どうしてもそこに行かないと、今回の目的を達成できないというふうなことで、発注すればいいんだったら簡単なんですよ。発注しただけじゃだめなんです。物ができていなければ。
  森林組合のほうも、特段木を切ったりで製品になっているわけではございません。シェルターもしっかりした製品として認定を受け、これは製品としてカウントしてもよろしいですよというところになっていなければ、出来高として認めていただけなければ、これはだめなわけですね。なかなか厳しいです、県も最近は。
  そういうふうなところで、今高橋委員が計算している内容では15億に達しないと。それで、何としてもそこに行かないと間に合わないということでありますので、御理解をいただきたい。設計というのは全く関係ないわけですね、出来高には。
○委員長  ほかにございませんか。
  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  出来高についてはわかります、それはね。ただ、本当にこちらに資料がないわけですよ、私が言いたいのは。資料がなくて今言ったような話を初めてきいて、そして出来高足りない、出来高何ぼ足りないんだと、そこもわからないで次に、じゃ、本体工事に入りたいと言われても、納得できないですね。本当に情報をもっともっと開示してもらわないとわからないということです。
  それだけ早急にスパンのない中で話をしているからとは思いますけれども、最低限の情報を提供していただかないと、やはりわからないと思います。そこについては市長は出来高、出来高と言っていますが、自分の頭の中ではわかるんでしょうけれども、私たちはわからないですよ。そこについて市長、どういうふうに思いますか。
○委員長  市長。
○市長  どう思うと言われてもなんですが、できるだけ皆さん方に御理解いただけるように今後気を配って対応していきたいと、こう思って、もし情報開示が必要なものであれば、あるいは開示ができるものとできないものとあると思いますので、その辺も精査をしながら、職員にもできるだけ丁寧に説明をするように指示をしていきますので、御理解いただきたいというふうに思います。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  入札の結果、落札についてはこれは情報していいわけですね、当然ね。そこについて、していいか悪いかというようなことはないと思うんです。
  市長に何でそんなことを、当たり前のことを聞くかというと、私たちが例えば議会で否決をした、それが何か悪いような、そんな形にしか見えないんですよ。ですから、私は市民の中で本当に興味を持っている、そこに対して市長がこういうようなことだったというようなことで、市長が耐えるというんですか、私から言わせれば。
  何かもっと真摯に訴えかけていって、何か質問すると、うーんなことして何か質問するなみたいな格好であるんですけど、それは違うと思うんですよ。伝わり方が全然違う。そこはそのようなことで私は思っていますので、丁寧にわかるようにお願いしたいと思います。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第56号 平成25年度南陽市一般会計補正予算(第7号)は原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  ただいま上程されております追加補正予算、私はいかがなものかなと、このように思っております。したがって、反対の立場を表明させていただきます。
  以上です。
○委員長  ただいま佐藤 明委員より反対の意見がありましたので
、採決は起立により行います。
  議第56号 平成25年度南陽市一般会計補正予算(第7号)については、原案のとおり決するに賛成の委員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○委員長  起立多数であります。
  よって、議第56号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で、本委員会に付託されました平成25年度補正予算1件の審査は終了いたしました。
  慎重な御審議を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し、深く感謝申し上げます。

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閉      会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。
  御起立をお願いします。どうも御苦労さまでした。
午後 5時42分  閉  会

       予算特別委員長 川 合   猛