平成25年10月21日(月)午前10時00分開会・開議

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議事日程第1号
平成25年10月21日(月)午前10時開会

 議会報告  議会運営委員長報告

 日程第 1 会議録署名議員の指名

 日程第 2 会期の決定

 日程第 3 諸般の報告

 日程第 4 議第 57号 南陽市新文化会館施設建築・機械設備工事請負契約の締結について

 議会報告  議会運営委員長報告

   散   会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第1号に同じ


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出 欠 席 議 員 氏 名

◎出席議員(17名)
 1番 白岩  孝夫  議員      2番 高橋  一郎  議員
 3番 舩山  利美  議員      4番 山口  正雄  議員
 5番 白鳥  雅巳  議員      6番 片平  志朗  議員
 7番 吉田  美枝  議員      8番 梅川  信治  議員
 9番 川合    猛  議員     10番 髙橋    弘  議員
11番 板垣  致江子  議員  12番 髙橋     篤  議員
13番 田中  貞一  議員     14番 遠藤  榮吉  議員
15番 佐藤    明  議員     16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

塩田 秀雄 市長                            安達 正司 副市長
板垣 俊一 総務課長                      伊藤 賢一 政策主幹
大坂 剛司 企画財政課長                山田 俊彦 税務課長
相澤 和吉 危機管理課長                安部 史生 文化会館整備課長
笹原 修一 市民課長                       佐藤 賢一 福祉課長
小野田 新一 保健課長                    大友 直秀 農林課長
髙梨 敏彦 商工観光ブランド課長      新野 甚吉 建設課長
髙橋 秀雄 上下水道課長                 濱田 俊明 会計管理者
猪野   忠 教育長                         吉田 正幸 管理課長
堀   裕一 学校教育課長                 尾形 真人 社会教育課長
江口 和浩 スポーツ文化課長            青木   勲 代表監査委員
髙橋 清数 選挙管理委員会事務局長 鈴木 隆一 農業委員会                                 
                  (併)監査委員事務局長                  事務局長
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事務局職員出席者
大沼 豊広 事務局長              板垣 幸広 局長補佐
安部 真由美 庶務係長      田中   聡 書記

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開      会
○議長(遠藤榮吉議員)  御一堂様、御起立願います。
  傍聴席の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  去る10月11日告示になりました平成25年南陽市議会第3回臨時会を開会いたします。

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開      議
○議長  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第1号によって進めます。

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議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本臨時会の運営等について議会運営委員会委員長より報告を願います。
  委員長 髙橋 篤議員。
〔議会運営委員長 髙橋 篤議員 登壇〕
○議会運営委員長  おはようございます。
  私から議会運営委員会の報告を申し上げます。
  本日招集されました平成25年第3回臨時会の運営について、先ほど議会運営委員会を開催し協議いたしましたので、その結果について御報告申し上げます。
  最初に、会期について申し上げます。
  本臨時会に提案されます議案は、契約の締結に関する事件案1件であります。当局より総務課長、政策主幹及び企画財政課長の出席を求め、提出議案の説明を受け、協議いたしました結果、本臨時会の会期を本日1日とすることに決しました。
  次に議案の審査について申し上げます。
  事件案1件についてでありますが、提案理由説明、委員会付託省略、質疑、討論、表決の順で行うことといたしましたので御了承をお願いいたします。
  以上、本臨時会の運営について議会運営委員会において協議決定いたしましたので、議員各位の御賛同と御協力を賜りますようお願い申し上げ、報告といたします。

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日程第1 会議録署名議員の指名
○議長  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により議長が指名いたします。
  会議録署名議員は、3番舩山利美議員、11番板垣致江子議員の両議員を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。

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日程第2 会期の決定
○議長  日程第2 会期の決定を議題といたします。
  お諮りいたします。本臨時会の会期については、先ほど議会運営委員長報告のとおり、本日1日としたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は本日1日と決しました。

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日程第3 諸般の報告
○議長  日程第3 諸般の報告であります。
  本臨時会に説明のため出席を求めた者の職・氏名、派遣の報告は別紙のとおりでございますので御了承願います。

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日程第4 議第57号
○議長  日程第4 議第57号 南陽市新文化会館施設建築・機械設備工事請負契約の締結についてを議題といたします。
  この際、市長に対し提案理由説明を求めます。
  市長。
〔塩田秀雄市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  ただいま上程されました議第57号 南陽市新文化会館施設建築・機械設備工事請負契約の締結について提案理由を申し上げます。
  本案は、新文化会館施設整備に伴う建築・機械設備工事につきまして、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得、または処分に関する条例第2条の規定により御提案申し上げるものでございます。
  なお、請負金額、契約の相手方などは議案書記載のとおりでございますので、御審議の上、御可決くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。
  お諮りいたします。ただいま議題となっております議第57号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  異議なしと認めます。よって、議第57号については委員会付託を省略することに決しました。
  これより質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  おはようございます。
  まず、1点お尋ねします。
  今回の工事の総額は幾らになるのか。また、資料として細かく書いた資料を出してほしい。ここにいただているやつで舞台音響工事、舞台照明工事、配管など必要最低限の工事とありますが、こういうのでなくて、必要最低限じゃなくて、もっとはっきりした数字、また会館運営に必要な備品は全て上記工事には含まれておりません。こういう資料でなく、ちゃんと数字の入った資料を出していただきたい。
  もう一つ、万が一、きょう否決となり工事中止した場合、損失はどれぐらいになるのかお伺いをいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  現在、物価高騰で相当予測するのは難しいわけでありますが、担当課のほうで調査をしている数字でございますと、特別委員会に御報告された内容と。それ以外のものについては私のほうでは細かく設計書から拾っておりませんので、職員からお答えさせたいというふうに思います。
  なお、2番目の川合議員の御質問でありますが、そういったことを想定して私どもは事を進めていませんので積算はしておりませんが、これまで既に発注されたものについては、川合議員が心配している内容に該当するのではないかなと、こんなふうに思っているところであります。
○議長  文化会館整備課長、安部課長お願いいたします。
○文化会館整備課長  内訳等の関係について、お答えをまずしたいと思います。
  なお、備品関係につきましては、舞台、それから事務関係等がございますので、まだ最終的な積み上げはしてないところでございます。
  内訳等につきましては、今回の請負契約の中味については、添付してある図面にありますとおり、建築については全て網羅されております。機械設備等のほうにつきましては、今回除かれておりますのは、後づけになりますユニット関係、それから、前回もでしたけれども、機械設備等のほうについては別途発注ということになっておりますので、こちらのほうの主な設備工事、それから建築工事が除かれているというようなことでございます。
  以上でございます。
○議長  答弁にちょっとなっていませんで、ここで暫時休憩をしたいと思います。
  再開は予鈴をもってお知らせいたします。
  暫時休憩といたします。
午前10時12分  休  憩
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午後 2時03分  再  開
○議長  それでは、休憩前に引き続き再開いたします。
  答弁を求めます。
  文化会館整備課長、安部課長お願いいたします。
○文化会館整備課長  議員皆様のほうに資料のほうを用意させていただきましたので、それにより説明をさせていただきたいと思います。
  現在、26年度までの文化会館整備事業につきましては48億円ということになっておりまして、予算額をここに計上してありますけれども、うち13節委託料につきましては7,092万7,500円という部分が実施設計という形で既に実施済みだということでございます。
  それから、9月の議会でも出ましたけれども、3行目にあります3,137万5,971円、これについては土地の購入という形で既に実行済みだというようなことで、あと事務的な経費を合わせまして枠外に書いてあります1億831万5,164円が既に執行済みだということになります。
  工事の予算額につきましては、さきに資料のとおりでございますけれども、今回の建築・機械設備工事、一番最後にありますけれども25億7,688万というものを加えまして43億という金額になっておるところでございます。予算残額については、今現在それによって1億3,800万残っているということでございます。
  今後の見通しでございますが、建築工事の設備工事という形でいわゆるボイラー等設備棟を別途建築しなければならないこと、それから、それに入ります機械設備工事、既に発注済みのバイオボイラーの上屋ということになりますが、この分とそれから機械設備、ボイラーだけでなくて空調を行うためのタワー、クーリングタワーですとか、それから空冷式の冷温水発生機というものを入れまして5億という形になります。
  また、この施設には再生エネルギーという形で太陽光を設置することになっておりまして、ここの部分については、まだ実施設計を最終的に完成してないというようなことでございます。
  なお、金額的なものにも、金額多くございますので、この部分については、より削減を図るべく、今、対応を考えているところでございます。
  そのほか不足額という形で舞台関係、こちらについては、まだ未発注ということになりますけれども、舞台機構というのは主にホール等のないしはマルチホール等の上からぶら下がるカーテンですとか、それからバトン、そういったものの内容でございます。
  それから舞台音響等につきましては、御存じのとおり、スピーカーを中心とした音響工事と。それから舞台照明につきましては、スポットライト、サーチライト等を含んだ工事ということになりますけれども、舞台音響、それから照明については配管及び必要な工事のみという形で書いておりますので、ここの部分につきましては、本体工事に影響するものという形でこの金額を計上させていただいておるところでございます。計上といいますか、ここに記載をさせていただいているところでございます。
  そのほかの工事というようなことで、舞台音響等につきましては、実際的な備品関係になりますスポット、照明等、それから音響等につきましては移動式のものも多数ございますので、そういったものが9,000万、8,000万、それから施設管理、備品という形で1億5,000万、こちらについてはピアノ2台等を含むということで、一番上の予算額にも備品購入費ということがありますので、実際的には1億5,000万までということではないとは思うんですけれども、26年度中に発注できるものについては8,000万の中から支出をしていたいというふうに考えておるものですから、分けて書いてございます。
  なお、下に書いておりますけれども、新規購入という形で、今、見込み額という形になっておりますが、こういったものにつきましては予算の範囲内で処理するということでございますので、できるだけ金額を抑えるという形で、リースですとか、それから現在のものを使うというようなこと、それから備品購入になりますと、今、音響関係等についてはさまざまな業者さんもおりますので、新規でない購入方法によっても十分な軽減が図れるというようなことも考えておりますので、そこら辺も踏まえながら減額に努めさせていただきたいなと思っているところでございます。
○議長  はい、御苦労さまでした。
  よろしいでしょうか。
(「きょう否決した場合の金額」の声あり)
○議長  安部整備課長。
○文化会館整備課長  そちらのほうにつきましては、実際的に補償という形になりますと、業者からの金額、いわゆる請求金額ということが出てくると思いますが、既に木材調達、それからバイオボイラー、それから木造の造作工事は既に始まっておりますし、電気工事についても保証協会等を含めまして契約が行われているということです。また、切り土工事につきましても、既に御存じのとおり現場がああいう状態になっているということで、金額的には今回の本工事を除く18億を超える金額については、お金が戻ってこないといいますか、補償の対象になるんではないかなというふうに思っているところでございます。
  以上です。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  大変長時間とめてしまって申しわけございませんでした。私は、もっと簡単に答えが出るものと思っていたんですけれども、ここまで時間がかかってしまったということでございます。
  私としては、今後のこととはなると思いますけれども、やはり少しでも内容の見直し等々を図っていただいて、1,000万でも2,000万でも少なくなるように努力をしていただきたいと、そういうことでございます。
  これだけ大事な問題でございますので多くの議員に質疑していただきたいと思いますので、私はこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長  ほかにございませんか。
  ほかに質疑ございませんか。
  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  私から質問をさせていただきたいと思うんですが、まず最初に、今、61億超える全体の事業費が出てきました。先月の9月20日の議会で質問をして、3億円の増額の追加補正が出たときですね、そのときに質問をさせてもらいました。そのときには、それでもって本体工事ができるというふうな見込みで、ただ、そのほかに何かかかるというふうなことは話していましたけれども、全体事業費に関しては、その時点でも、もう出て、よかったと思います。余りにも遅く、この資料が出ているということに対して、私は非常に議会を軽視しているなというふうに言わざるを得ないというふうに思っています。
  というのは、全体事業費がわからないと、市民の方は今、45億と思っているんですよ。8月1日の市報でしか、はっきり言っていませんよね。7月13日の市民の説明会の状況をもとに8月1日の市報で45億、そして借金は3億7,500万で済むというふうに書いているわけですよ。そこから、きょうの61億という話は、市民、納得できませんよ。
  高騰した、資材が高騰をしたといっても、多分2割、3割。例えば20億の3割ですと26億ですよね。そういうふうな数字だったらまだしも、問題は、この音響工事、舞台工事、音響にかかわる部分が5億4,000万ある。しかも備品も3億2,000万ある。これは当然だと思いますよ。ただの箱じゃないんですから、そういったものがあって初めて施設として成り立つと。
  しかも、市長はいろいろな専門委員会を3回開いて、東京の専門の方、坂本龍一さん方からプロの方のお話を聞いて、非常にすばらしいものをしようというふうなことであれば、まさしく、ここに書かれているように最低限の話だと思うんですよ。また増えるんじゃないかというふうに言わざるを得ないと思います。
  その場合、市民に対する説明がないというようなことが私は一番と市民不在の進め方であるし、議会に関しても軽視しているというふうに言わざるを得ないと思います。
  その中で私がお聞きしたいのは2点あります。1つは、特別委員会で前提条件としたもの6項目ありますが、その中で9億6,000万の借金という制限があります。前提条件ですね。それから、今後、新規事業について制限のかからないようにという、そこについては、まさしくほごにしているんじゃないですかということが第1点です。
  それから、この61億の金額が出た場合に、8月1日の市報でいう3億7,500万の借金がどの程度になるのか。私は端的に言えば15億ぐらいの借金になるのかなというふうに思っていますが、補助金の関係はよくわからないので何とも言えませんけれども、単純に生の数字でいえば15億ぐらいの借金になるのかなと。
  そうすると8月1日号の市報、それからその後に議会だよりでの、議会だよりは4月16日号ですかね。4月16日の議会だよりでは、45億の事業費で33億のRC構造から木造2階建て、45億になって、しかも3億7,500万の借金で済むと、そういうふうに言っているわけですよ。それが、このように変わってくる。これ、私は本当おかしいと思うんですよ。
  だから、それでもう一つは、当然、財政の計画というのも変わってくると思います。そのときの8月1日号のときは、実質公債費比率も将来負担比率も、それはよくなりますよと。前回の市長の答弁ですと、実質公債費比率は25年度で16.9%、17%を切る。それから将来負担比率は137.1%と非常にいい数字だと。ところが、この増えたことによって、どういうふうになるんですか、財政。どういうふうな計画で返していくんですか。どこに負担が来ないんですか。そこを明確にしないと市民は納得しませんよ。48億で今、進んでいるとしか思っていません。そこをどういうふうにしていくんですか。
  まず、その9億6,000万の特別委員会のこと、それから、今の実質公債費比率、それから将来負担比率ですね、そこについて答弁をお願いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  先ほど担当課長から新たな予算については説明あったわけでありますが、議会の特別委員会からの枠組みとして、当時、9億6,000万の起債並びに細かい数字は忘れましたが基金の取り崩しが約12億、そして通常の市政運営に支障のないようにと、こういうふうな大きな部分だったのかなと、こんなふうに思っております。
  私どもは、それを受けて今回の文化会館の取り組みのために、さらに財源がないかというようなことで、今の林野庁からの補助金ということで、大きく内容が変わって45億ということになって、その結果、起債は当初9億6,000万補助なしというものが7億5,000万で、その半分が補正債で補填ありというものに変わりました。さらに基金の取り崩しも今の段階で10億とちょっとですね。そんなことで皆さんから示された数字よりもはるかに少ないということで、今後の財政シミュレーションも大変いいと、こんな思いで進めてきたわけであります。
  さらに、先ほど安部担当課長がお話しした内容のものも大部分はこの中に組み込まれるというような予定で進めてきたわけでありますが、その後、実際、入札という段階ですね、予想以上の資材、あるいは人件費、その他もろもろの高騰で2割、また前回よりもおくている。1カ月おくれれば、さらに何割か上がっているというようなことで、毎回毎回入札するたびに必要な内容が外れるというようなことで大変私どもとしても残念に実は思っているわけでございます。
  そのようなことで、当初からこういう内容になるというようなことではなく、当初は45億、そのほか外構等、一部備品で対応できると、こういう考えで進めてきたところでございます。そういう意味では大変大きくなったと。
  ただ、実質3億7,500万の起債ですから、当初の9億6,000万を考えれば、もう少し余裕があるのではないかと、あるいは基金の取り崩しも余裕を持っていると、こういうようなことで、それらをベースに、あとは年次計画でしっかり対応をして市民の皆さんの期待に応えたものをぜひつくりたいと、こんな思いでいるところでございますので、御理解をいただきたい。
  なお、その高騰の分については、今後、皆さん方に丁寧に御説明を申し上げないといけないというふうに私は思っておりますので、これから残されたいきいきトーク等ではしっかり説明をしていきたいと、こんなふうに思っているところであります。
○議長  よろしいでしょうか。
○市長  それから将来負担比率については、当初の9億6,000万の起債でシミュレーションしていますので、それ以外の要因があればですが、それ以外の要因がなければ、そう大きく変わらないというふうに思っております。
  若干増える、起債の部分のプラスにはなるのかなと、こんなふうに思っていますし、さらに実質公債費比率、これも来年度はさらに14%程度台になるのかなと、こんな思いでいますが、その後ですね、何年か後に少し起債が増えれば、そのしわ寄せが来ると。したがって、そうならないように年々必要な繰上償還などで対応していけば、そう大きく数字が変わることはないと、こんなふうに思っているところであります。
○議長  よろしいでしょうか。
  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  わかるような、わからないような話なんですけれども、というのは、9億6,000万に対してどうなんですかと、私、聞いているんです。それに対しては、超えるとも言っていませんし、私は超えるんじゃないんですかというふうに言っているんですね。そうだとすれば、そもそも特別委員会のほうにきちっと話をして、本会議の前にするべきだと思うんですよ。そういったものがなくて、いたずらに、こんな資料で出すのに、もう3時間もかかってですね。傍聴の方もいらっしゃるんですよ。そんなばかな話ないんじゃないですかと。
  全体の森が見えないで議論できないでしょう。9億6,000万超えるんですかというようなことに対して、正確に返ってきていませんし、そのことに対して話お伺いしたいということも含めて、私は、市長から言わせれば議会が否決したからだ、時間がかかっているとかというふうに思うかもしれませんが、私はそもそも入札のときから、私は失敗していると思います、これ。9月17日の入札のときに、最初から一般公募したらよかったんじゃないんですか。
  それから、このシェルターのKES構法は、ここの地元業者といっても、なかなかできないでしょう。ということは、今回新しく入れた仙台の業者、戸田建設とか、要するに設計をした、大建さんが設計したわけですよね、大建が。大建が設計したという見積もりは22億でできるといったわけですよね、多分。ところが22億できる業者というのは、ここの地元業者ではないはずなんですよ。それを入れることによって大幅に上がってきたと。そこがそもそも間違っているんじゃないんですかと。そこがやはり手間取りになってきている。私はそう思うんです。
  入札が普通の例えばRC構造のものであれば、これはジョイントベンチャーでいいと思うんですけれども、そもそもKES構法をやれるというふうな請負の建築業者ですね、建設業者、それは限られているんじゃないですか、最初から。そこをしっかりと指名競争入札なりしていれば、こんなことは起こらなかったと思いますし、むしろ9月時点で契約なっていれば、それこそ3%の増税分をかぶる必要もなかったと。私は、これは市長の入札に対する私はミスだと思います。
  これは、市民から見れば、やはり損害賠償ものじゃないですか。私はそう思います。議会の責任じゃないですよ。出してきたものがそうなんですもの。そもそも、そこから、入札の仕方から私は間違っているというふうに思っているんです。
  そんなこと言ってもしようがないですけれども、私は、9月20日の臨時会で全員否決をし、その後、増額して可決した、そのことを踏まえれば、否決したというのは、これから10億もかかるんだったら、やっていられないと、そんなこと話も聞いてないと。でも、その時点では、私、初めてきょうもらって、音響という、舞台関係で5億もまだかかりますから、その時点から入れれば隠しているという表現悪いかもしれない。15億かかっているんですね、多分。ですから、そういうふうなところが明らかにならないまま進んでいるということは、やはり、これ、おかしいと。まさしく市民不在の議会だというふうに思っています。
  それで、池黒の伐採問題もありました。過去形ではありませんけれども、そういうふうなことを考えていけば、やはりこれは市長の不信任に値するようなことをやっているんじゃないですかというふうに私は言わざるを得ない。そのぐらい大きな問題ですよ。
  余り時間なかったですけれども18日の段階から19、20と知っている人に声をかけてみました。どうだと思うと。そうしたら、とんでもない話だというふうに言うんですよ。でも、そのやめたらどうするんだと、そういう問題もあります。
  物すごい、もうはらわたが煮えくり返るような、本当眠れないような状態が続くわけですよね。だとすれば、本当、市長も責任問題じゃないですか。議会だって責任問題じゃないですかと言われます。そのぐらいの大きな問題だと思うんですよ。
  それでお聞きしたいこと、もう1点ですね。今回の選択肢として、やるか、やらないかというふうなことだけでなくて、もう一度業者をかえて指名競争入札をして、戸田建設を含めた、あるいは地元業者を抜いて、やって間に合わないんですか。
  補助金の出来高をつくらなければならないということで終始されていますけれども、それは全国的に同じことであって、不調の場合は、やはりそれ相応の少し手心を加えたような形での出来高については、これから国にかけ合っていくとか、1カ月おくれた分はすぐにやっていくとか、そういうようなことでやれるんじゃないんでしょうか。
  あえて、みすみす、この6億円ですよね。それを本来ならば、今回の入札で6億円も含めて、6億円のその内容も含めて落札というような形になっていればよかったんですけれども、それがならなかったということですから、改めて、ただ、見積もりの中味は間違ってないということであれば業者をかえてやる必要があるんじゃないですか。そこをお伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  1つ9億6,000万の上限額が特別委員会で与えられたと。先ほど申し上げましたように、額面で7億5,000万ですが実質3億7,500万ということですから、その差額の中で私どもとしては十分対応できるという判断をしておるわけで、当初の9億6,000万というのは補助も何もない、丸々ですから、それから見ると、実質はね、額面は7億5,000万ですが実質3億7,500万ということで、その枠内に入れて、はみ出さないような仕組みをしたい、実質ですね、実質は。そういうふうなことで進めたいなと、こんなふうに思っていますし、あとは、先ほど申し上げましたように、基金の取り崩し、さらには通常の一財で補填をしていきたいと、こんな思いで財政面では考えているところでございますので御理解いただきたいというふうに思います。
  それから、入札のし直しと、こういうことでございます。当初、私は、このたびの取り組みは南陽市の経済活性化、十分考えれば地元で可能なものは地元でということで地産地消を提唱してきたわけでございますので、そういう中で、このKES構法はそんなに難しいというものではなくて、もちろんシェルターさんでの指導もしっかりやっていただけると、あるいは設計屋さんのほうもしっかりサポートすると、こういうことでございましたので、できるものであればというから考えれば、そう大きな間違いではないと、こう思っております。
  それから、今回のやつをもう一度やり直せと、あるいは一般公募ではといいますと、一般公募になりますと、その審査だけでも2カ月とか大変な時間がかかるわけでございますので、やはりどうしても我々の希望であれば、条件つきの指名入札と、こういうふうなことになるのかなということでございます。
  それに、今、高橋一郎議員もおわかりかと思いますが、全国的に非常に仕事量が多いというのが、ゼネコンさん方も仕事を探しているというような状況ではないんですね。したがって、今回も結果的に公募してきた業者は1社ということでありますので、非常に選択肢が狭まっていると、このような状況にあります。
  今回、やり直しということになれば時間的なものも圧倒的に不利になりますし、難しくなると思いますが、恐らくです、エントリーする企業はないだろうというふうに思っております。そうすれば明らかにもうできなくなると、こういうふうな危険率も非常に含んでいますので、ぜひ、ここは御理解をいただいて、より早く発注できる体制を整えていただきたいというのが私のお願いであります。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  私は納得できません。というのは、やはりやってみないとわからないところというのはあると思うんですよね。自分たちが、今の状態でいえば9月20日と同じなんですよ、早い話。業者がちょっとかわっているだけで。だから、全体の総事業費関係がその時点でわかっていれば、また違ったかもしれませんが、ここでまた1カ月時間かかっているわけですね。それは、私たちが1カ月延ばしたわけじゃないんです。
  私は一般競争入札をしろと言ったわけじゃなくて、指名競争入札でどうなんですかと。もう戸田建設というのは出てきました。あと、シェルター、あるいは大建の設計からいえば、例えば想定している、こういうふうな構造をこういうふうなものであれば、仕様であればできるだろうというふうなところがあって出してきているわけですね。だから、それが大体どういうふうな業者かというのは、わかると思うんですよ。そこを最初から入札の指名にしておけば何の問題もなかったんじゃないですか。
  よく市長が地産地消で地元業者というふうに言われます。でも、その地産地消の地元業者が大事なんですか。それよりも、いかにして事業費を削減していく、市民負担をなくしていくというのが大事だと思うんですよ。その視点が全く欠けているというふうに思っています。
  61億かかるというようなことを私は市民に対して納得いく説明ができません。それは市長がするということですが、9月の段階から、いきいきトークなんかあったんですけれども、全然それもありません。さっきから言っていますけれども、まだ48億のままです、市民は。物価高騰で13億高くなったんだどと言えますか。私は言えません。何かそういった舞台関係のやつがすとんと抜けていたんだどと、そんなことも言えません。
  そういったことをやはり私たちも言わなきゃならないです。議員何やっているんだと、市長何やっているんだと言われますけれども、私もそう言われますよ。そのぐらい針のむしろが今は来ているというふうな状況なんです。私はそこを言いたいですね。
  最後ですので、こういうふうになったのは何が原因だと思いますか。私は、市長は物価高騰、資材高騰、それから人件費高騰というふうな話をしました。それだけなんですか。私は違うと思いますね。逆に言えば、そういうふうな地元業者を地産地消で大事にしていくというようなことが、逆に変な意味からすれば癒着の構造になっていて、そして、それが外せないためにやはり高くなっているというようなこともあるんじゃないですか。そこを切り離さない限り、私は、この例えば6億何がしかの空調関係からの機械設備関係があります。そこの指名競争だって、そうだと思うんですよね。どういうふうになるのか。
  やはり市民の財政、懐をいかにして持ち出しのないような形にして、いいものをつくるといいうのが、45億で3.75の借金、それから10億5,000万の基金取り崩し、それだったんですよね。それだとすれば、いや、すごいなと、市長。45億の木造にして、そして今までの33億ぐらい借金も減ったんだと、すごいよと言われたところがまるきり逆転していますよ、この話は。
  だから、そこの部分をもっと丁寧にしないと。何が原因なんですか。物価高騰だけで私は納得できません。最後に、そこをお伺いしたいと思います。全く、そういった市長の地産地消の地元優先の業者優先、もうはっきり言います。業者優先の施策をあやまらない限り私はできないんじゃないかなというふうに思っています。そこについてお答えいただきたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  財政の使い道から入るわけでありますが、この件については、先ほど申し上げましたように、33億の当初のシミュレーションの数字に大きな違いはないということは御理解いただけたと思いますし、その枠の中で何とかしたいと、実質枠の中でやりたいと、こういうことでございますので、そう大きな後年度負担もないと、こういうふうな思いでいます。これは3億7,500万を少し9億6,000万の枠の中でという意味でありますので御理解いただきたい。
  それから、高橋議員はどういうふうに思っておられるかわかりませんが、市の財政というのは、市民の税金もさることながら、国からの交付金とか、さまざまなものがあって成り立っているわけでありますが、特段この施設をつくるために市民に負担をさせて、やっているということではなくて、通常どおりの中で、いかに上手に後年度に負担をかけないようにしてやっていくかということで考えれば、より地元に金がおりて、地元の経済効果が起きて税収につながる仕組みを考えたほうがよろしいんじゃないかなと、こういうふうに思うんですね。
  大手のどこかの業者に全部持っていかれるよりは、市の税金は、なるべく還元してくるような仕組みをつくるのが我々の考えるべき筋道と、こんなふうに考えていますんで、そこが少しやはり髙橋議員と私の考えの違うところなんですね。そうすることが、より市民の財政に貢献することになると、こういうふうなことで、まずは経済をよくするという観点からすれば正しい選択であったなと、こんなふうに思っております。
  ただ、そのことで高くなったと、こういうふうなことになりますと、それはどうかなと。積算している資料等は、いずれ東京で積算しても、山形県で積算しても資料等は同じものを使っているわけであります。幾分、東京の単価と山形県、あるいは南陽市の単価が違うということはあるかもしれませんが、基本的には同じ資料を使いながら積算しているわけでありますので、そう大きな違いはないというふうに思っております。
  したがって、今回の設計等、実際の入札の幅が出たのは、やはり設計当時から見れば大幅に物価が、あるいは資材が、あるいは人件費、さらには職人の数とか、さまざまなものが厳しくなっているということで膨らんできているというふうに思っているわけでございますので、そこは現在の状況を見れば高橋議員も御理解いただけるのではないかなと、こんなふうに思っているところでございますし、市民の皆様にも、そういう状況をしっかりお話すれば御理解いただけるというふうに思っておるわけでございます。
  ただ、当初から言われたように、いささか見通しが甘かったのではないかと、こう言われれば、我々も、あるいは設計屋も多少反省するところはあるのかなと、こんな思いでいますが、これほどまで大幅に数値が違ってくるということは考えもつかなかったという部分は、ぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。
○議長  ここで、2番高橋一郎議員の質疑中ですが、ちょっと暫時休憩をさせていただきます。
  再開は予鈴をもってしたいと思います。
午後 2時43分  休  憩
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午後 4時32分  再  開
○議長  再開いたします。

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議会報告 議会運営委員長報告
○議長  先ほど休憩中に議会運営委員会を開催し、本臨時会の会期について御審議いただきましたので、議会運営委員長より報告を求めます。
  委員長 髙橋 篤議員。
〔議会運営委員長 髙橋 篤議員 登壇〕
○議会運営委員長  私から、議会運営委員会の協議の結果について報告いたします。
  本臨時会の会期につきましては、本会議冒頭で本日1日と決定されたわけでありますが、先ほど議会運営委員会を開催し、会期延長の件について、明日、22日まで1日延長することとし、本日の本会議の日程に追加して議題とすることといたしましたので御了承願います。
  議員各位の御協力を賜りますようお願いを申し上げ、報告といたします。

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日程の追加
○議長  お諮りいたします。この際、会期の延長の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、この際、会期の延長の件を日程に追加し、議題とすることに決しました。

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会期の延長
○議長  会期の延長の件を議題といたします。
  それでは、お諮りいたします。ただいまの議会運営委員長報告及び会議規則第6条の規定により、本臨時会の会期を1日延長し、あす22日までの2日間とすることに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期を1日延長し、2日間とすることに決しました。

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散      会
○議長  本日は、これにて散会といたします。
  御一堂様、御起立願います。
  皆さん、御苦労さまでした。

午後 4時37分  散  会