平成26年12月定例会

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午前11時10分  再  開
○議長  再開いたします。
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高 橋 一 郎 議員 質 問
○議長  次に、2番高橋一郎議員。
〔2番 高橋一郎議員 登壇〕
○高橋一郎議員  おはようございます。
  2番、真風会の高橋一郎です。
  師走のお忙しい中、そして、どか雪が降り足元の悪い中、傍聴に来られた皆様に厚く感謝申し上げます。
  早いもので、あと23日で今年も終わります。きのう、うれしい出来事がありました。モンテディオ山形がやってくれました。J1昇格。最終戦でJ2リーグ3位のジェフ千葉を1-0で破り、見事4季ぶりのJ1復帰です。J2リーグ6位のモンテディオ山形が4位のジュビロ磐田、そして3位のジェフ千葉を撃破したこと自体もすごいことです。加えて、来週の13日は天皇杯決勝戦でガンバ大阪と初優勝を目指して戦います。山形も全国とやれる。この誇りと実績がスポーツだけでなく全ての勇気とパワーになります。
  我が南陽市にも全国に誇れるものがあります。ニューイヤー駅伝出場の南陽市役所チームです。寒い朝も夜も一生懸命走っている姿にはいっぱいの元気をいただいております。日ごろの練習の成果を出して、たすきを最後までつないで南陽市民に勇気と感動を与えていただきたいというふうに思います。
  また、今年は2年続けて7月に豪雨災害がありました。人身事故がなかったことが不幸中の幸いでしたが、災害の最中に誕生した白岩市長初め市当局の災害復旧の頑張りで、市としては一通りの復旧を実施し、今後は今年7月9日、10日に降った雨量でも大丈夫な河川に改修していく復興の4年間が始まります。避難についての見直しも含めて、南陽市再生に議会としても全力を注いでいきたいと思います。
  さて、衆議院解散総選挙が12月2日に公示され、選挙戦の真っただ中です。師走の忙しい時期、アベノミクス解散と呼ばれ、デフレからの脱却と経済政策の是か非かがクローズアップされています。
  確かに、円安株高で自動車産業など輸出大企業や株を持っているお金持ちには、儲かって笑いがとまらないでしょう。しかし、私たち庶民の暮らしは、ガソリンや食品など日常必需品が高くなり大変苦しくなっています。さらに、年明けには食品の大半、文具類も値上げラッシュのようです。中小零細企業も同様に仕入れがかさみ、売値に転嫁できない会社は年の瀬を越えられるかどうか深刻な問題になっています。
  また、政府・与党は国民の6割強が反対していることを推し進めようとしています。あさって10日には、昨年12月6日に強行採決されました特定秘密法が施行されます。知る権利や発言する自由を封じ込めるのは憲法違反です。原発再稼働もしようとしています。原発に絶対安全はありません。福島原発は収束していません。放射能原発だけでなく、再生可能自然エネルギーに大転換すべきです。
  さらには、戦争に巻き込まれる危険性のある集団的自衛権の行使を認め、次の国会では戦場で戦闘行為を可能にする自衛隊法の改正などをもくろんでおります。私たちは、戦後70年、戦争に巻き込まれずに、テロの標的にもされず、血を流すことなく平和に暮らしてこれたのは、世界に冠たる平和憲法があり、集団的自衛権を認めず専守防衛に徹してきたからです。
  今回の選挙は、これからの日本の進路を決める大事な選挙です。投票率の低下が懸念されていますが、自分の1票が身近な暮らしや安全・安心に直結することを肝に銘じて、棄権はせずに投票に行くことが重要だと訴えたいと思います。
  それでは、通告していることについて質問しますので、市民目線での真摯な議論を求めたいと思います。
  1項目は新文化会館についてです。私は、今年3月の定例会で新文化会館の運営についてお尋ねしましたが、来年秋の新文化会館オープンに向けて、改めて新市長の考えをお伺いします。
  最初に運営面です。
  1つ目、どこの課が担当し、企画運営の発案を含めどのような体制で遂行するのでしょうか。直営部門と委託部門の区別はどうでしょうか。
  2つ目、自主的に活動し、運営を応援する組織づくり、例えば資金援助を行うサポーターズクラブ、ステージスタッフの有償ボランティア、友の会などの育成をどう企画するのでしょうか。
  3つ目、利用料金、休日1日当たりの大ホール、小ホールなどの料金は決定したのでしょうか。減免措置はどのように考えているのでしょうか。
  4つ目、維持管理費の見込みは。その費用は一般財源、いわゆる市税だけで捻出するのでしょうか。
  次に、受け入れ体制についてです。
  1つ目、興行者、役者等の宿泊は赤湯温泉でできるような準備はいかに考えておられるでしょうか。
  2つ目、パックツアー団体客の食事の提供や宿泊受け入れの準備はいかに考えておられるでしょうか。
  3つ目、先進地視察と観光を抱き合わせた受け入れ体制はいかに考えておられるでしょうか。
  次に、2項目め、南陽市の新たな広告戦略についてです。
  活力ある元気な南陽市のまちづくりには、おもしゃい南陽市、行ってみたい南陽市と言われるような、ミステリアスでわくわくする、魅力あるストーリーが求められます。本市の自然、景観、建物がまるで生き物と化す演出・プレゼンテーションが必要ではないでしょうか。おととし9月の定例会で私は質問しましたけれども、改めて新市長としての考えをお伺いしたいと思います。
  自然、歴史、営みなどを有機的につなぎ、南陽物語をつくることについて。
  くぐり滝、スカイパーク、宮内熊野大社、新文化会館、市役所陸上部、赤湯温泉、稲荷森古墳、龍樹山など、一見すれば全然結びつきがないようなものを、新しいアイデアで南陽まるごとストリーをつくり上げ、発信していくことはどうでしょうか。
  私は、上記の有形無形の財産の一つ一つを龍穴として捉えての龍物語を推奨しています。例えば「龍と獅子の棲むミステリアス南陽市」とか「昇竜とまごころの郷。南陽市」と称して、新文化会館を拠点とした市まるごとまちづくりを行っていく。国道113号と東北中央道がクロスするところから、白竜湖、十分一山、赤湯温泉、宮内、沖郷、そして梨郷の龍樹山まで南陽市全域を自然博物館として俯瞰していきます。
  それらが功を奏すれば、高尾山の天狗を生かしたブランド品のように、農産品や商品開発に龍のネーミングが結びつきます。例えば、ワインが龍のしずくであったり、南蛮が龍の爪、オカヒジキが龍のひげ、どらまんが龍の卵などです。また、各種スポーツ文化大会などにもネーミングが可能です。
  ちなみに、龍穴とは風水術などにおける繁栄するとされている土地のことです。また、龍穴へ向かう流れを龍脈と呼ばれており、南陽市全体がパワースポットになり、南陽市のイメージがよくなると思っています。
  以上、壇上からの質問といたします。若くて柔軟な発想で、市民の立場に立った議論を展開することを御期待申し上げます。どうぞよろしくお願いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  2番高橋一郎議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、新文化会館についての運営面についての1点目、担当課、企画運営の体制及び直営部門と委託部門の区別についてでございますが、担当課につきましては、新設するかどうかも含め現在検討中でございます。
  また、自主事業等の企画発案についてでございますが、現在、市内で開催される文化事業時に市民の方にアンケート調査を随時実施し、ニーズ把握に努めております。今後、実行委員会を組織し、興行ジャンルにとらわれず、子供たちからお年寄りの方々まで世代層に合った各自主事業を展開し、市民の文化向上に寄与してまいりたいと考えております。
  さらに、直営と委託部門の区別についてでございますが、直営の部分につきましては、貸館の受け付け及び利用料金の徴収業務、自主事業の運営業務、ツアー等の興行誘致に関するプロモーターとの調整業務等が主な業務となります。また、委託部門につきましては、専門的知識や技術を要する舞台・音響・照明等の舞台設備の管理操作業務のほか、夜間及び休日の窓口業務、機械設備等の保守点検等管理業務、清掃業務等になると考えております。
  次に、2点目の運営の応援組織についてでございますが、資金援助の部分につきましては、ほかの会館でも取り入れているところもございますので、その内容を分析しながら検討してまいりたいと存じます。
  また、有償ボランティアスタッフ及び友の会等につきましては、広く市民の方々を募集していきたいと考えております。講習会等を随時開催しスキルの向上を図りながら、将来的には会館運営に幅広く自主的に活動していただける組織にしてまいりたいと考えております。
  次に、3点目の利用料金及び減免措置についてでございますが、現在、3月議会での提案に向けて検討中でございますが、原則受益者負担を踏まえ、市民の文化向上の利用については減免の措置も視野に入れ、近隣の同規模ホールの利用料金も参考にしながら検討を進めておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  次に、4点目の維持管理費の見込みについてでございますが、維持管理の内訳としましては、主に水道光熱や施設管理に関する経費と運営に関する経費に分かれております。施設管理に関する経費見込額は1億円程度になるものと試算しており、一般財源からの支出になるものと考えております。
  また、運営に関する経費につきましては、一般財源のほかに関係する国や県、文化団体等の助成事業等を有効に活用し、可能な限り経費を圧縮しながらも、効果のある事業を推進してまいりたいと考えております。
  次に、受け入れ体制についての1点目、赤湯温泉への宿泊についてでございますが、出演者や興行スタッフの宿泊につきましては赤湯温泉を紹介しており、食事時間帯の融通や部屋数の確保等、既に赤湯温泉旅館協同組合と協議をしております。持続可能な南陽方式を確立するため、受け入れ体制の整備について、引き続き検討してまいります。
  また、来場者に関しても宿泊優遇特典等の検討を行っており、さらに、商工会や赤湯温泉料理飲食店組合ともタイアップをし、交流人口の増加、経済効果の波及に努めてまいりたいと考えております。
  次に、2点目のパックツアーの受け入れについてでございますが、今後とも旅行エージェントへ会館のPRを行い、市内関係団体と協力しながら文化旅行商品の造成をお願いし、赤湯温泉を初め、地域の活性化にも努めてまいりたいと考えております。
  次に、3点目の先進地視察と観光の受け入れ体制についてでございますが、現在のところ、61団体、1,543名の視察者が南陽市に訪れております。完成後も視察の依頼が多くなると考えられることから、これを踏まえ、旅行エージェントとタイアップし、視察と観光施設、食事、観光案内人等を盛り込んだ旅行商品を既に造成しております。現在は視察団体の行程にプラスするオプションの日帰りツアーとなっておりますが、今後、興行の種類に応じた宿泊タイプの視察旅行商品も提案してまいりたいと考えております。
  次に、南陽市の新たな広告戦略についての南陽物語をつくることについてでございますが、平成29年度に東北中央自動車道の福島米沢北間が開通予定となっており、本市はこの大動脈である東北中央自動車道と新潟山形南部連絡道路のクロスする要衝の地にある利点を生かし、今後、広く本市の魅力をPRしていく必要があると考えております。
  今年は国内最大級の観光キャンペーンである山形デスティネーションキャンペーンが開催され、本市においては、赤湯温泉を核としながら、スカイパークでのフライト体験、熊野大社の月結び、ワイナリーめぐり、さらには朝摘みさくらんぼ狩りなど魅力的な観光資源を掘り起こし、ブラッシュアップして誘客に努めたところでございます。
  また、来年の6月から9月にかけてポストDCの開催が決定しておりますので、今後はさらなる観光資源の掘り起こしと新たな商品の造成を図ってまいりたいと考えております。
  ただいま高橋議員からございました南陽まるごとストーリー、本市の資源を龍穴と捉えての龍物語については非常におもしろいアイデアだと思いますし、共通キーワードによるネーミングにも興味が湧いてまいります。御提案のあった企画については、さまざまな業種で構成されている観光協会に御検討願いたいと思ったところでありますので、高橋議員からの御指導もよろしくお願い申し上げます。
  なお、行政としましては、今あるさまざまな観光資源へ可能な限り支援と協力を行ってまいりたいと考えております。
  以上です。
○議長  再質問に入ります。
  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  それでは、再質問させていただきます。
  まず、新文化会館の運営面に関してです。
  私は何回か運営面について、非常に大事な、ハードはもちろんですけれども、ソフトについても非常に大事だというふうなことで、前市長のときも一般質問等をさせていただきました。その中でやはり気がかりになっていたことがこのソフト面です。運営面です。
  例えば、私は新潟県魚沼市の小出郷文化会館を視察に行ってきまして、その中でいろいろと勉強させてもらってきました。それが私の今回の一般質問の発言の中で大分網羅されています。それが全てとは申し上げませんけれども、やはりそういう近隣の施設をいろいろ考えておられるというようなことでしたけれども、ぜひそこも含めてですね、私ときょう再質問でやりとりをさせていただきたいというふうに思います。
  まず、第1点目の中での前に、3月に出すというふうなことでしたので、そのときには設置条例というものが当然出てくるんだろうというふうに思います。設置条例の中で、まず、新文化会館の、今、通常、新文化会館と言っていますけれども、新文化会館をネーミングとしてどういうふうにしていくのか。これが第1点です。
  それから、ネーミングライツの問題もございますので、そこの2点について、まずお伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  尾形文化会館企画運営主幹。
○文化会館企画運営主幹  お答え申し上げます。
  まず、名称でありますが、名称というか、まず条例、3月に提出する条例ということでありますが、当然、目的、名称、設置場所、るるあるわけでありますが、その中で名称ということで、南陽市文化会館というような名称で今進めておりますので、御理解いただきたいと思います。
  あと、ネーミングライツの件でございますが、前回もいろいろありましたけれども、検討しているということで、当面は南陽市文化会館ということで進めるわけでありますが、今後、必要あらばネーミングライツということで進めていきたいと思います。
  以上です。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  南陽市文化会館という非常にオーソドックスな名前でいくというふうなことはわかりました。
  やってみないとわからない部分があると思いますので、それについて、行政の公共施設というようなこともありますから、そこについてはいいと思うんですが、いわゆる愛称ですね、名称はいいんですが、愛称というものもやはり考えていく必要があるんじゃないかなというふうに思います。南陽市文化会館というと、何か親しみは湧いてこないんですね。ですので、これからいろんなことを考えていく際に、募集とかいろいろ、一般的には募集とかあるんですけれども、何か愛称が欲しいなというふうに思いますけれども、それについてはどうでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  尾形文化会館企画運営主幹。
○文化会館企画運営主幹  愛称についてはいろんな賛否両論あるわけでありますが、まず、ハード的なものに付随する名称ということについては先ほど申し上げたとおりにすると。ただ、愛称についてはいろんな形でそれと並列して、南陽市文化会館、あるいは括弧して今おっしゃったような愛称というようなやり方は今後いろんな形でできると思いますので、今後考えていきたいと思います。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  ぜひ検討というか、考えていっていただきたいなというふうに思います。そのほうがやっぱり親しみやすいと思うんですね。
  それから、どこの課が担当して云々のことですけれども、これはこれからだというふうなこと、設置条例も含めてですね、3月に出てくるというようなことで理解したいと思います。
  企画運営の発案についてです。今、市長のお答えの中では、いわゆる実行委員会を組織して、子供から大人まで世代層に合ったものを展開したいというふうにありました。これはアンケート云々というふうなことよりも、ちょっと小出郷についてのお話をさせていただきたいと思いますが、小出郷に関しては企画運営委員会というのがございます。その中には文化会館の運営や事業企画、課題等を検討する機関でして、市の推薦、文化団体、教育関係者などから構成されています。
  あとは、先ほどの友の会ですね。友の会というのは公演の鑑賞、事業協力などの地域のホールメートです。ホールの自主事業や関係する記事を友の会会報として隔月、2カ月に一遍ですね、自主的に発行している。
  サポーターズクラブ、これは当初は文化会館自主事業の財源不足を補うために発足したらしいんですけれども、文化を育む会メンバーの呼びかけにより、法人会員、個人会員で構成され、金は出すけれども口は出さないと、こういうふうな大変ありがたい団体だそうです。
  あと、ステージスタッフについては、客席誘導、照明、音響等の仕事を分担するボランティア団体、先ほども市長の答弁の中にも養成していくんだというようなことがございました。
  あとは住民プロデュース団体というのがありまして、文化会館が主催するジャズ、映画、木工芸などの事業を住民みずから企画運営するというふうなところです。
  あと、後でも触れますけれども、提携店ということで、市内飲食店など提携店に文化会館チケット半券を持っていくと割引や飲み物などのサービスが受けられるというふうなものです。
  そんなことがありまして、私は何を言いたいのかというと、その企画運営のことですね。これはやはり、そもそもこういった建てて入ってもらっての施設というのは最初にソフト面がないとだめだと思うんです。それがちょっとおくれているというのが実情だと思います。したがって、これから何十年とこの文化会館の事業、店を開いていくわけですから、その中でやはりきちんとした運営管理の団体というものが必要なんだろうというふうに私は思います。
  したがって、先ほどの実行委員会という組織が市長は答弁なされました。イメージとしてそのようなことをイメージしておられるのか、同じようなことを言っているとは思うんですけれども、もう一度お尋ねしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  イメージ的には同じようなものだというふうに大筋で捉えております。やはり基本的な考えとしては、これは行政が行政単独で運営していくというものではなく、市民の皆さんの多くの手を入れていただいて、ともに南陽市の文化会館として運営していくんだというような基本的な考えで、市民一体となってこの文化会館を大事に使っていきたいというふうに思っておりますので、市民の皆さんに広く参加していただき、ともに運営してまいりたいというのが基本的な考えであります。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  ぜひですね、この新文化会館の建設と含めて災害対応といろいろあります中でこの運営面もあるわけですけれども、ぜひここに関しては、やはり1つの課でやっていくということだけでなくて、運営に関して言えば皆さんの知恵をおかりしていくというようなことですので、その市の体制も含めて十分検討していただいて、本当に継続して、それから持続可能できる団体をつくっていただければなというふうに思います。
  ①、②はそういうことでわかりました。
  次に、③の利用料金のことです。これは3月議会に向けてというふうなことでしたので、原則受益者負担でだというふうなことでした。
  ちょっと細かいことをお聞きしたいと思うんですが、利用時間帯の中で終了時間、終わりの時間は何時と考えておられるでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  尾形文化会館企画運営主幹。
○文化会館企画運営主幹  お答え申し上げます。
  先ほど申し上げましたとおり、設置条例を3月議会で審議いただくわけでありますけれども、基本的な骨子ということで前回の総務常任委員会でもある程度お示しした内容でございますのでお答え申し上げます。
  開館時間に関しては9時から22時、9時~10時というようなことで進めているところでございます。
  以上です。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  そうですね。やはり夜10時までとしないと、開演時間が何時からという部分もありますけれども、その後の作業というのは10時でないとだめだという御意見がありましたのでお聞きしました。わかりました。
  あと、照明とか音響装置に関しては委託をしていくと。これは専門性があるのでそのとおりだと思います。例えばですね、いわゆるプロモーターがやってくれる、大物のアーティストを呼んでですね、そういったものについてはもちろんでしょうけれども、地元の方が例えば芸文協とか何かの団体で使う際の照明とか音響装置というのは、その利用料金というのは、いわゆる使用料一体としてオーケーなのかどうか。そこについてお伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  尾形文化会館企画運営主幹。
○文化会館企画運営主幹  基本的には利用料金の中に入っているというようなことでございます。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  わかりました。
  今までですと、今の文化会館ですとやはり照明とかなんかも古いものですから、新たにお願いをして新たな予算がかかっていたというようなこともありましたので、その点は解消するということですね。わかりました。
  それから、ここの10月、秋のオープンとなっているんでしょうけれども、例えばこけら落としとかさまざまなことが考えられていると思います。それについての具体的な発表というんですかね、それはいつころだと考えていらっしゃるでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  尾形文化会館企画運営主幹。
○文化会館企画運営主幹  基本的に10月上旬オープンということで進めているわけでありますけれども、運営面に関しましては予算が絡むわけでございますので、基本的には3月当初予算で決定してから公表となるわけでありますけれども、例えば、興行の内容によってはある程度戦略的に1カ月前に発売するとか、3カ月前であるとかということもありますので、その辺は臨機応変に対応いたしますが、基本的には3月当初予算以降ということになると思います。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  わかりました。
  いろんなうわさがありますけれども、ぜひですね、本当に注目度のある、ニュース性のあるものにしていただければなというふうに思います。
  次に、維持管理費の見込みについてですけれども、先ほどの市長の答弁ですと、ちょっと確認したいんですけれども、私も、まず最初に確認させてください。いわゆる光熱水費と維持管理費と合わせて1億円というふうに言われたでしょうか。まず、そこを確認させてください。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  先ほど申し上げた内容なんですけれども、維持管理費の内訳としましては、水道光熱や施設管理に関する経費と、それから運営に関する経費に分かれているということで、施設管理に関する経費の見込額が1億円程度になるものという現在の試算であります。また、運営に関する経費につきましてはこれと別だということであります。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  ちょっと意味がわからないんですが、水道等、その施設管理費の中に水道も入っているというようなことでしたので、私は1億円というのはその合わせたものだろうと、光熱水費合わせたものだろうという理解しているんですけれども、今の市長の答弁ですとそれともまた違うようですけれども。課長でお願いします。
○議長  答弁を求めます。
  尾形文化会館企画運営主幹。
○文化会館企画運営主幹  ただいまの質問でありますけれども、最初の答弁がわかりづらかったということでありますが、簡単に言うと、施設の維持管理費に関しては1億円、それ以外のものというのは主に自主事業ということでありますので、市長が答弁した内容には水道も全て含んでいるというようなことでございます。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  わかりました。
  その上でお伺いしたいんですけれども、いわゆる光熱水費、施設管理費含めて1億円かかるというふうな見込み、それから、そのほかに運営はまた別だよというふうなことです。
  例えば、先ほど私が言った新潟県魚沼市の小出郷のところですけれども、これは平成24年度ですけれども、いわゆる職員給与を除いて5,840万円が文化会館管理費で、運営費で、ここでいう施設管理費なんですかね。それから、いわゆる自主事業に関したもの、これかなり大きいんです。自主事業が物すごくあるんですね。先ほど言ったすばらしい団体が構成されていますので、その中でたくさんいっぱいその自主事業をやっていますけれども、自主事業の関係が5,500万円ぐらいです。そうすると合わせて1億円越えるんですね。
  その中で入ってくるものとしては、魚沼市から1,100万円、それから文化庁から、すぐれた劇場音楽堂から創造発信事業として1,100万円来る。2,200万円です。そうすると1億2,000万円から2,200万円、大体9,800万円くらいが持ち出しになるわけですけれども、ただ、チケット収入があるんですね。チケット収入がこれが2,300万円ぐらい。これは各年度によってでっこびはっこびあるわけですけれども、そうすると純粋に市が持ち出すというのが大体7,000万円ぐらいになってきます。
  そうすると、その7,000万円というのを、例えばこれは、小出郷については魚沼市ですので、大体3万9,000人くらいの市ですので、南陽市よりも大きいですけれども似たようなところかなというふうに思うんですが、その中でその7,000万円、例えば7,000万円と仮定した場合に、それを一般財源で出す、つまり市税を当て込むというふうなことについては、これから何十年とそういうふうなことをしなきゃならないわけですね。
  ですので、私も先ほどサポーターズクラブの話もしました。やはり市の税金だけで持っていくというのは非常に難しい、これが実態じゃないかなというふうに思っています。市の税金で持っていくということは、市税が上がらない限り負担になるわけです。負担になるか、あるいは市の要するに例えば税金を上げていくのか、極端な話ですね。あるいは、もしくは現在の暮らし向けの予算、例えば市道であったり下水、いろんな市の公共事業等も含めてですね、それがやはり減額せざるを得ないというのが実際だと思います。
  そういうような中で、27年度の編成作業に入っていくわけですけれども、暮らしの予算が削られるというふうなことになっていくのかどうか、その辺当初予算について考えなきゃならない、当初予算はまだ編成していないということになるかもしれませんけれども、実際これから予想されることですので、そこについて、いわゆる今のままの市税であればやはりその負担になっていく、いわゆる暮らし向けの予算はカットしていかなければならない。そのようなことになるのかどうか、現在わかる範囲で結構です。お伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  山口企画財政課長。
○企画財政課長  高橋議員の御質問にお答え申し上げたいと思います。
  御質問の内容どおりでありまして、ただいま27年度の予算編成作業に当たっているところでございますが、さきの臨時会でも私答弁させていただいておりますけれども、市民の直接的な市民サービスの低下につながるようなことは避けていくという固い決意を持って臨んでまいりたいというように考えております。
  なお、その内容等についてはただいま精査をしているさなかでございますので、御理解賜りたいと考えてございます。
  以上であります。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  言葉で言うのは大変簡単ですけれども、本当に難しいと思うんですよ、その作業は。
  ですから、本当にこの文化会館を継続して持っていくためには、例えば皆さんから応分の負担をしなきゃならないですよとか、そういうようなところが出てくるかもしれません。そこについては、やはり1年2年3年ぐらいでわからないかもしれませんけれども、ぜひ今の課長の思いというか、それはぜひ継続してお願いしたいなというふうに思います。非常に難しいことだと思うんですが、何かでやはり、こういった大きな財産をつくってしまった以上そこは必要なのかなというふうに思います。
  あとは、もう1つはバイオマスボイラーの活用による光熱費の削減ですね。これについては何か試算みたいのはあるんでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  安部文化会館整備課長。
○文化会館整備課長  バイオマスの利用につきましては、基本設計の段階でチップを材料としたバイオマスを入れるかどうかについては試算をしました。これについては一般的ないわゆるボイラーという形で、灯油だとか軽油だとか使っていると思いますけれども、それから比べれば400万円から500万円の金額、いわゆるランニングコストとして安くなるだろうという試算についてはしてございます。
  以上でございます。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  わかりました。
  それでは、次に移りたいと思います。受け入れ体制等についてです。
  先ほど市長の答弁の中で、持続可能な南陽方式という言葉がございました。これについてもうちょっと、どのようなものなのか教えていただきたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  尾形文化会館企画運営主幹。
○文化会館企画運営主幹  具体的にはこれからいろいろ検討しながら進めているわけでありますけれども、今後、文化会館の運営というのは続くわけでありますけれども、例えば一時的な国体のように、旅館組合との協定料金を決めてそのときだけ賄うというようなのではなくて、とにかくお互いに損をしないようなやり方で続けられるような方式を見出していかなければ長続きしないということで、その辺を検討していくというようなことでございます。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  ②に関連しますけれども、パックツアー団体客の食事提供、宿泊受け入れも含めてお伺いしたいと思いますが、やはり赤湯温泉の場合ですと現状が洋式の宿泊施設でないということがあります。したがって、例えば興行者とか役者等に関しては、やはり一人一部屋でしっかり泊まっていくというふうなことになると思うんですね。そこについて、だとすれば正直赤湯温泉では無理だというようなことだと私は思っているんです。そこに関してはですよ。
  ただ、一般的な団体客に関してはそういったいろんな売り込みができるんだろうというふうに思いますけれども、この洋式の洋間の一人一部屋というふうな施設、旅館というものは、例えば民間の団体の中でそれを提供していくという、そういうふうな動きがあるのかどうか、わかればお伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  尾形文化会館企画運営主幹。
○文化会館企画運営主幹  それぞれ興行主のほうでのニーズ、いろんな形であるわけでありますけれども、全てにわたって洋室でないとだめだというわけではありませんので、アーティストによっては和室で地元でお願いだということもございます。
  ただ、団体の例えば有名な歌劇団とかあるわけでありますけれども、そういうところは何十人という単位でまとまって宿泊しないと、いろんな形で運営上も問題あるということで、そういうことに関しては、例えば南陽市にはないのであれば他市町村と連携しながら進めていくというようなことでございます。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  私の質問の中で、今、そういった例えば洋室ですね、そういったものをつくるような動きがあるのかどうかということで、わかる範囲でお伺いしたいんですが。
○議長  答弁を求めます。
  髙梨商工観光ブランド課長。
○商工観光ブランド課長  市内の旅館等に関しまして、今回の文化会館だけではなく、利用される方々、誘客のお客さんでございますが、やはり洋式化という希望があるやに、要望が出ているということはお聞きしております。それに合わせて各旅館のほうでも、これは年次の中になろうかと思いますが、洋式化に取り組んだところもございますし、または洋式の部屋を準備されてこれからも増やしていくような、動きまでは聞いておりませんが、既に洋式で改造されて運営されているところもございますので、そういう傾向は文化会館の運営等々の関係とはなしに、一般の観光客のニーズの中で対応が進められているという現状であろうとは把握しております。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  私がしつこく言っているのは、やはり、すばらしい施設が建ちました。ただ、泊まるところはほかです。あるいは食べるところはほかですというようなことになってくると、何のために建てたかわからないですね。県民会館だったらいいと思うんですけれども、市民会館ですので、やはり市が潤うようなことにならないとだめだと思うんです。そこが一番私はこの文化会館の中で心配なことでした。
  そこについて、やはり本当に真剣になって観光協会、もしくは料飲店、あるいは旅館組合等々と本当に話していって、ほかのところからとられるようなことが多いようなことはですね、そういったことはないように、ぜひ今後もそういった視点で頑張っていただきたいというふうに思います。
  時間も時間ですので、その中で例えば、プレミアムチケットというんですかね、例えば赤湯温泉宿泊券と合わせての発売とか、今はやっているという表現はあれですね、ふるさと納税の例えば返礼の扱いとしてチケットと宿泊券の販売とか、そういったことは何か考えておられますか。
○議長  答弁を求めます。
  尾形文化会館企画運営主幹。
○文化会館企画運営主幹  いろんな興行を打つ中で二通りございます。
  1つは自主事業という形で買取方式のやつ。もう1つは興行ということで、貸館レベルで全国ツアーを我々の館でやっていただくというようなことですので、その最初の自主事業でやる分に関しては、ある程度シートを確保して、いろんな形で市民の料金、あるいはそういう特別なシートという形でパックで取り扱うことは可能であるということで今考えております。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  ぜひそれを膨らませていただきたいなというふうに思います。
  この施設は非常に希望があります。と同時にやはり負担もあるというふうなことでありますので、ぜひその2つのことを両立できるような形でよろしくお願いしたいなというふうに思います。
  それから、先進地視察と観光を抱き合わせてですが、今現在考えておられるようですので、ぜひ活用をしていただければなというふうに思います。
  次に、2番目の南陽市の新たな広告戦略についてです。
  市長は先ほど興味あるというふうなことがあって、ぜひこのようなことを取り上げていきたいというふうなことがありました。私もこれに、龍というようなことだけに限定するわけじゃないんですが、やはりそういったイメージアップ戦略というものを持っていかないと、南陽市、この豪雨災害で非常に住みにくいまちだというふうに言われても困ります。それを逆手にとって、何であんなに降ったかというと、やっぱり龍が怒ったからだとか、変な話ですよ、例えばそういうふうにしちゃうんですよ、全部。
  そういうようなことをやっていくことによって、じゃ、おさめるにはどうすればいいかとか、そういうふうなことを、ちょっと何か子供じみたあれですけれども、そういう発想が子供には必要だ。子供は物すごく持っているんですよ。ですので、ぜひこのことは学校、小学生、中学生、特に小学生かな、子供たちに南陽物語についてアイデアを出していただきたいと。そういうふうなコンクールみたいなですね、そのようなこともしていただいたほうがおもしろいのかなというふうに思います。
  そうすることによって、行政としてはそんなことを提案して、我がまちの財産を再発見していく、自分なりに物語をつくっていくというプロセス、その過程自体でも南陽市の郷土愛にもつながっていくのじゃないかなというふうに思っています。ぜひそのようなことを企画していただけないのかなというふうに思いますので、そこについて市長にお伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  ただいまの龍が怒ったらというのは、非常にびっくりするようなインパクトのあるお話だったというふうに思います。一つの物語性に基づいて市のイメージアップ戦略を図っていくというのは大変有効な手法だというふうに私も思いますし、子供たちにそれにかかわっていただくということも愛郷心を育む上で大変いい方法なのかなというふうに思います。
  この龍で実際にやっていくかどうかということについては、さまざまな関係団体と協議しながら図っていって、そして南陽のイメージアップ戦略、ともに考えていきたいというふうに思います。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  現在、私だけでなくて、例えば霧がありますね、白竜湖付近の霧。霧は龍の息だというふうに思っている方がいらっしゃいます。本当ですよ。その霧の深い日は龍の息がかかってブドウやリンゴに色合いとうまみが増すと、こういうふうに言っている人がいるんですよ、実際に。私はそれを聞きまして、なるほどなと。そういうことで商品に付加価値をつけていくこともできるんだなというふうに思いました。これはあそこでしかできないんですよ。というふうなこともあります。
  ですから、そういう財産を積極的に全く違った観点から見ていくことによってその価値が上がってくるというふうに思いますので、ぜひこれについては積極的に企画等をお願いしたいなというふうに思います。
  いろいろ申し上げましたけれども、ぜひこの市政をうまくいくような形で、市長のバイタリティーある活躍を望んで、終わりにしたいと思います。
○議長  2番高橋一郎議員の一般質問は終了いたしました。
  大変御苦労さまでございました。
  ここで、暫時休憩といたします。
  再開は1時といたします。
午後 0時00分  休  憩
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