平成26年9月定例会

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午後 1時00分  再  開
○議長  再開いたします。
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川 合   猛 議員 質 問
○議長  次に、9番川合 猛議員。
〔9番 川合 猛議員 登壇〕
○川合 猛議員  こんにちは。
  9番川合 猛、希望でございます。
  午後一番、大変お疲れのところ申しわけございませんが、どうぞよろしくお願いをいたします。
  さて、我が南陽市、2年続きの豪雨災害となってしまいました。しかし、その後、全国各地での豪雨災害となり、特に広島県においては多くの犠牲者が出てしまいました。心から御冥福と、あわせまして市内の皆様方にお見舞いを申し上げます。
  あの雨により、背丈の倍以上、3日近くも水につかっていたあの田んぼも黄金色に色づき始め、鈴なりとなった稲穂もこうべを垂れ始めました。例年よりもやや良の作柄とのこと、本当によく頑張ってくれました。刈り入れまであと少し、大雨や台風など自然災害に遭わないことを祈るばかりでございます。
  おくればせではございますが、さきの市長選で当選されました白岩市長におかれましては、まことにおめでとうございます。大きな期待を背負ってのスタートとなったと思いますが、じっくりと初心忘れることなく笑顔あふれるまちづくり、頑張っていただきたいと思います。
  それでは、さきに通告させていただきました3項目について質問させていただきます。
  まず1番目、新文化会館についてですが、(1)現在、急ピッチで工事が行われていますが、全体の進捗状況はどうなっているのかお伺いいたします。
  (2)として、現在まで実行された金額は幾らなのかお伺いいたします。
  (3)今後かかり得る金額は、そして最終的な総額をお伺いいたします。
  (4)この4月より文化会館整備課内に企画運営主幹を配置し、現在に至っているわけですが、開館まで約1年、どのような興行を行うのか何も見えてこない。また、大事なこけら落としはどうされるのかお伺いいたします。
  (5)大きな興行を実施する、それに対し多くのお客様がおいでになると思うが、宿泊等の受け入れは、また赤湯温泉との協力体制はどのようにとられるのかお伺いいたします。
  2番目として、少子化対策について。
  現在まで8年間きっちりとした少子化対策をとらなかったゆえ、約2,000人の人口減となってしまった。災害復旧が第一だとは思いますが、20年後には消滅してしまうと言われた我が南陽市です。今すぐ実施すべきと思いますが、市長はどのように考えておられるかお伺いいたします。
  3番目、市の教育についてですが、(1)現時点での不登校、長期欠席、小学校も含めての人数は。また、昨年同期に比べての増減をお伺いいたします。
  (2)として、不登校対策として教育相談室があると思いますが、活動状況をお伺いいたします。
  (3)として、通学路の安全点検について、生徒、児童の巻き込まれる事故が相次いだ、平成24年4月に緊急に危険箇所の見直しを実施されたと思いますが、どのように改善され、現在の状況はどのようになっているかお伺いいたします。
  以上、当局の誠意ある答弁をお願い申し上げ、壇上よりの質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長  それでは答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  9番川合 猛議員の御質問にお答え申し上げます。
  なお、市の教育については、教育長から答弁いたさせますので、御了解願います。
  初めに、新文化会館についての1点目、全体の進捗状況についてでございますが、8月31日現在の文化会館棟の進捗率は36%、設備棟の進捗率は2%で、豪雨等の影響、また作業員不足や資材の調達が難しくなっており、部分的におくれが生じておりますが、作業の平準化、効率化を図りながら予定どおり今年度中に完成する運びとなっております。
  2点目の現在まで実行された金額についてでございますが、現予算額57億円に対し執行済額は56億5,768万2,000円となっております。主な歳出内訳については、建設工事費54億4,512万1,000円、土地造成費9,296万6,000円、測量試験費1億842万4,000円、工事雑費1,117万1,000円となっております。
  3点目の今後かかり得る金額及び最終的な総額についてでございますが、建築関係工事といたしまして、ホール椅子工事と舞台機構工事がございます。また、昨今の建設産業状況から人件費高騰による人材確保及び資材高騰等により工事に係る増額の要請があり、この点について協議中であります。
  次に、備品購入費として舞台大道具、舞台音響、音響反射板、舞台照明、施設管理運営、移動観覧席の各備品がありますが、現在精査中でありますので、御理解を賜りたいと存じます。
  4点目の文化会館の開業までのスケジュールでございますが、今年度末に建物が完成し、その後、備品の設置、機械設備の調整、リハーサル期間を経て来年10月にオープン予定となっております。
  興行誘致につきましては、今年の10月に全国のプロモーターで組織する一般社団法人コンサートプロモーターズ協会の幹部会を南陽市に誘致いたしました。建設中の文化会館を見学いただきながら、完成後の興行誘致に向けてプレゼンテーションを行ってまいりたいと考えております。
  また、著名なアーティストなどの誘致を継続的に進めることにより、南陽市文化会館の知名度の向上と木でつくられた音質がよく使いやすい魅力ある最高峰のホールとして内外の評価の定着を図ってまいります。さらに、国内のプロモーターや文化団体等と連携し、優良なイベントの開催を支援するなど、積極的なイベント誘致にも取り組んでまいりたいと考えております。
  こけら落とし事業につきましては、平成27年10月から28年3月ごろまでをオープニング期間とし、式典を初め、市民を対象とした各種イベントを開催するため、関係機関と調整中でございます。
  また、現在までに市内の文化事業等で市民アンケート調査を実施しながら、市民のニーズを把握し、オープニング事業を進めておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  自主事業につきましては、関係する国や県、文化団体等の助成事業等を有効に利活用しながら、スポンサーとのタイアップ興行も視野に入れ、運営費用の軽減に努めてまいりたいと考えております。
  また、隣接する各市町のホールや県内の同規模ホールと広域的な取り組みを積極的に進め、市内の文化水準の向上に努めてまいりたいと考えておりますので、今後とも御理解と御協力をお願い申し上げます。
  5点目の赤湯温泉との協力体制についてでございますが、自主事業や興行の誘致により市外からのお客様の増加が見込まれます。交流人口や滞在時間の増加を図る上で、旅行エージェントの宿泊パックの造成も視野に入れながら、赤湯温泉旅館協同組合を初め、商工観光関係団体等と協調し進めてまいりたいと考えております。
  また、市民全体がおもてなしの気持ちで対応することにより、南陽市へのリピート率増加に努め、経済効果の発展にも寄与してまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。
  次に、少子化対策についてでございますが、議員御承知のとおり、日本創成会議・人口減少問題検討分科会において2040年に20歳から39歳までの若年女性が50%以上減少する市町村が896に上るとの推計が出され、将来的には消滅するおそれが高いというショッキングな報告が出されており、本市を含む県内市町村の約8割が該当しております。
  この例を挙げるまでもなく、少子化対策は本市が今後とも持続的に未来へと歩んでいく上で最優先に取り組まなければならない課題であると認識しております。そのためには妊娠から義務教育までの継続した支援を行い、経済的な負担を軽減する中で出生数を増やす施策に取り組むとともに、若者定住化を推進する施策、南陽市の魅力を引き出す施策を実施してまいります。
  私からは以上でございます。
○議長  次に、猪野教育長より答弁を求めます。
  教育長。
○教育長  9番川合 猛議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、1点目の御質問、現時点での不登校、長期欠席の現状についてお答えを申し上げます。
  今年度、7月末現在で30日以上の欠席となっている不登校の生徒は6名おります。昨年同期と比べ小・中学校合わせて3名の減となっており、また今年度、けがや病気等で長期欠席となった児童・生徒は現在おりません。昨年同時期は、家庭の事情により長期欠席となった児童・生徒が1名おりました。
  続きまして、2点目の教育相談室の活動状況についてお答え申し上げます。
  今年度は、室長1名、指導員2名の3名体制で週5日の運営を行っております。現在は日常的に通室し、適応指導を受けている児童・生徒はおりません。電話による教育相談は、7月末現在で延べ98件ありました。
  このような状況の中、室長と指導員で1学期は延べ111回、市内小・中学校や幼児施設を訪問しております。そこで具体的な状況について情報交換を行ったり、指導助言を行ったりしてまいりました。この積み重ねが不登校の未然防止や早期改善につながっているものと捉えております。
  また、これまでに市内中学校を卒業した生徒への相談活動も継続しており、自立傾向が少しずつ高まってきているとの報告を受けております。
  これからも引き続き教育相談室の活動に御理解と御支援を賜りますようお願いいたします。
  最後に、3点目の通学路の安全点検についてでございますが、平成24年度に全国的に登下校中の児童が死傷する痛ましい事故が続発したことを受け、本市でも学校、PTA、警察、道路管理者、教育委員会等で合同の通学路の危険箇所点検を実施してまいりました。関係者が一堂に会することにより、現状認識と問題点の共有化、対応の迅速化が図られてきております。
  この合同点検において、平成24年度以降、側溝のふたかけや横断歩道の設置など対策を要するとされた箇所は89カ所ございますが、そのうち60カ所は既に対応済みとなっており、残りの29カ所についても課題等を整理し、計画的に実施していくことを確認しております。
  なお、この取り組みを継続的かつ効果的に推進していくために、今年度、南陽市通学路交通安全プログラムを策定いたしました。このプログラムに基づき、今後とも関係機関等と連携し、通学路の安全確保に努めてまいりたいと存じます。
  私からは以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  いろいろと御答弁をいただき、ありがとうございました。それでは再質問をさせていただきます。
  まず、会館棟の完成は年度末3月31日、間違いなくできるというお答えです。それで、そのほかに機械設備と備品と、この設置の完了時期はいつになりますか、担当課長、お願いします。
○議長  答弁を求めます。
  安部文化会館整備課長。
○文化会館整備課長  市長が先ほどお答えしましたとおり、10月、来年の秋にはオープンだということでございますので、それまでの間に対応していきたいと思っております。いずれにしましても、今年度工事、来年度は主に備品工事ということになろうかと思っております。
  以上でございます。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  工事の働く人が不足しているという話を聞くんですが、そちらのほうは大丈夫でしょうか、その本館のほうの工事についてですけれども。
○議長  答弁を求めます。
  安部文化会館整備課長。
○文化会館整備課長  お答えを申し上げます。
  現在の建設作業の状況から見ますと、本当に厳しい状況だということは言えることかと思います。ただ、今回の場合につきましては大手JVを含んでのというようなことでございますので、当然ながら地元業者に発注といいますか、地元業者の方が請け負って、そして工事を行うというのが一番ベストのことだとは思いますけれども、このような御時世の中では、やはり近隣、または場合によっては県外というスタッフもおります。
  そういった人員の収集を行いながら、また材料等について、それから現場のほうについても、先ほど平準化ないしは効率化というふうにお話しを申し上げましたけれども、例えばこれまでの状況を申し上げますと、基礎なんかについてはPC化を行って、現場での施工の前に、いわゆる準備という形で丘打ちを行ったPCによる基礎を取りつけて、そして効率化をやったり、それから、これからのことになりますと、若干細かい話になりますけれども、天井といいますか屋上の部分にも当然ながらコンクリート工事が伴います。こういったものについてもPC化を行って効率化を図るというような形で、さまざまな形で現場での創意工夫を行いながらやるというようなことで乗り切っていきたいというようなことでございます。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  大変な時期であるわけですけれども、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
  次に、予算の執行状況についてですけれども、執行済額はわかりました。
  私、今日知りたいのは、市民の方もそうですが、最終的に幾らになるのか、その金額が知りたいわけですが、大体の金額でもいいのですが、どうしても示すことができないのかどうか、数字のみがひとり歩きしておりまして、5億円かかるんだろう、8億円かかるんだろう、10億円かかるんだろうと市民の方がおっしゃっています。その辺をはっきりと聞きたいのですが、お答えできないでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  川合議員の御指摘の点、また市民の皆さんの思い、これも当然のことというふうに私も思っております。今、担当課に、今までわからなかった部分について、できるだけ早い段階で精査をしてお示しできるように検討させているところです。
  私も、できる限り早く議会の皆さんにもお知らせしたいと思っておりますので、その点については、本当にできる限り早い段階でというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  まず、最終的に総額を示せるのは何年の何月という答えも出せないということでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  何年の何月ということについて今、明言することはできませんが、本当にできる限り早くというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。よろしいでしょうか。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  一応わかりました。
  昨年の10月、臨時会において議案を通すに当たり、時の敬陽会は前市長に対し、少しでも経費の削減と細かい説明を必ず行うことを申し入れました。しかし、その後実行されておりません。
  そんな中で6月20日、市民見学会を実施した、その中で餅まきを行いました。あれは上棟式であり、今後はオープン式典までセレモニーはないということでよろしいんでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  安部文化会館整備課長。
○文化会館整備課長  木造の建築でありますと、やはり上棟式というのは一つの式典かなというふうに思います。ただいま木造のほうのこれから高層棟の建築が始まるというようなことでございまして、そちらについては10月の頭ぐらいには完成ができるのかなと思います。
  6月のものについては見学会という形で一応させていただきましたけれども、一応柱脚の部分のピン打ちの儀式ですとか、それから餅まき等をやっておりましたので、これについてはまだ2度、3度というようなわけにはいかないかなと思っております。
  なお、上棟式につきましては、こちらのほうで主導的にやるということではございませんで、安全祈願祭同様、業者のほうでやっていきたいというようなことであれば、当然ながら、こちらではできないといいますか、どうぞというようなことになろうかと思いますので、その点については業者、受注者とのやはり調整といいますか、受注者との相談ということになろうかと思っております。
  以上でございます。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  その経費は業者が持つということですか、それとも建築費用の中に織り込まれるということなんでしょうか、細いことですけれども。
○議長  答弁を求めます。
  安部文化会館整備課長。
○文化会館整備課長  安全祈願祭同様、いわゆる業者の中の諸費分という形での対応になるというふうに思っております。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  じゃ、成り行きに任せるしかないということだと思います。
  オープニングイベントを行っている最中から次の公演について検討し、予約と実施しなければならないと思うんです。それに対する人員の配置等はどのようになっておりますかお伺いします。
○議長  よろしいですか。
  じゃ、答弁を求めます。
  尾形文化会館企画運営主幹。
○文化会館企画運営主幹  お答え申し上げます。
  先ほどスケジュールにありましたとおり、順調に工事が進捗すれば3月には完成、10月にはオープンということで、今、管理運営のほうの組織を整備しているところでございます。当然オープンに向けてはスタッフを配置しなければなりませんが、基本的には直営ということで今進めておりますので、何人配置できるかというのは、今、市当局、総務課との調整をしながら進めていくところでございます。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  まずオープニングイベントは、10月から3月までの間をイベント期間として実施すると。それについて、現在、興行を行いたいという予約状況はどうなっていますでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  尾形文化会館企画運営主幹。
○文化会館企画運営主幹  基本的にスケジュール的には、まず設置条例ができないと、いろいろな料金等、運営方式も決まらないということでありますが、順調にいけば、12月には設置条例を上程したい。そうすれば料金表も決まるということになりますので、来年1月早々には市民にも市報を通じて周知できるというようなスケジュールになります。
  それで最終的に、今、イベントの興行内容ということでありますけれども、イベントについては当然予算が絡むということでありますので、何をしたいというのは今、具体的には調整しておりますが、予算決まるのが3月ということでありますので、公式には3月以降、いろいろな形でしかるべき時期にいろいろな手法でPRするというようなことになると思います。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  12月の議会で上程されてとのことでございますね。
  それで赤湯温泉との連携についてですけれども、何件ぐらい旅館の協力が得られますか。その宿泊についてですね、ツアー等の。
○議長  答弁を求めます。
  尾形文化会館企画運営主幹。
○文化会館企画運営主幹  いろいろなエージェントとの調整ということで、JR初め、いろいろな旅行会社あるわけでありますけれども、具体的に何件か調整はしておりますけれども、最終的に旅館の規模もあります。受け入れられる旅館、できない旅館もあります。それぞれメリット、デメリットあるから全てできるというわけではございませんので、随時、興行によっても違いますので、その辺は民民という考えで対応していくということになります。
  いろいろなイベントの周知は当然情報を共有しなければならないので、旅館組合、あるいは商工会を通して随時連携を図りながら取り組んでいくということになると思います。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  赤湯温泉へ宿泊する場合なんですけれども、バスツアーの場合、宿泊料金は相当安いんですよね。ビジネスホテルクラスぐらいの値段かと思います。そうしますと、赤湯温泉、結構高いといいますか、その辺の値段の折り合い等々はつくのかどうか、私、心配なんですけれども、その辺どうでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  尾形文化会館企画運営主幹。
○文化会館企画運営主幹  いろいろな旅行会社との調整の中では、そういうエージェントと組む場合は必ず部屋を確保しなければならないというような決まりがございます。一番ピークの時期でも例えば2部屋、あるいは5部屋は必ず確保していなければならないというようなリスクもありますので、全部一概には言えないわけでありますが、それに関しては、随時料金設定というのは、その個別に対応するしかないかなと思っております。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  ぜひその辺の調整をうまくやっていただきたいと思います。
  それから、文化会館のそばにレストランがあって、これは昼食にいいなと思っておりましたら、やめるんだという話を聞いております。また、あそこのそばのラーメン屋さんも看板を外してしまって、もうやめてしまったんでしょうか。そうなりますと、例えば文化会館内で軽飲食店を入れるとか、そういう考えはないのでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  尾形文化会館企画運営主幹。
○文化会館企画運営主幹  お答え申し上げます。
  御存じのように、この事業は林野庁のいろいろな補助を受けて今実現しているところでございます。いろいろな計画の中で諸室、あるいは目的あるわけでありますので、それを今の時期にテナントを入れるという計画はございません。いずれは必要になるかもしれませんが、今の段階では計画どおり進めるということしか特にできないということになります。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  いずれにしても、年間相当数のお客さんが訪れるわけです。宿泊、飲食、または果物狩り等、滞在時間を増やしていただき、市の活性化につながるよう、公演が終わって、そのまま帰ってしまうことのないように、これはやはりみんなで努力して、市民のおもてなしをまぜながら頑張っていかなければならないと思います。その辺をどうぞよろしくお願いしたいと思います。
  次に、少子化問題についてですが、出生率、婚姻率が県内でトップなのが東根市です。この10年で1,687人増えておると。要因としては、子育て支援にいち早く取り組み、子供の医療の無料化、区画整理事業による宅地造成の推進、工業団地を中心とした若い男女の就労の場の確保等が子育て世代を呼び込む要因になったとしております。
  南陽市の場合、工業団地はオーダーメードで造成する、そういう政策だったと思います。そんなのでは企業が来るわけがないわけで、常に数カ所団地を整備、所有して、でき得る限りの優遇策を提示して企業を誘致する、それこそが大事な少子化対策の一つではないかと私は思うのですが、市長はどのように考えられますかお伺いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  川合議員御指摘の点は、私もそのとおりだというふうに思っております。少子化対策には、この点だけを頑張ればいいという解決方法はなく、本当にさまざまな面から多面的に取り組んでいかなければ、なかなか解決しない問題だと。その中でも働く場所の確保、これについては若年層の定住の促進を図る上で私も大変重要なことだと思っております。
  企業誘致については、今までひょっとしたら待ちの姿勢だったかもしれないと。そういった面について攻めの姿勢で、何とかこの企業誘致を図っていくことができないか考えてまいりたいと思っております。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  ぜひ頑張っていただきたいと思います。消滅してしまう市などと不名誉な話です。少子化対策をしっかりやれば、二度と本に載ることはないと思います。一緒に頑張ってまいりたいと思います。
  続きまして教育についてですが、不登校が6名、昨年より3名減ったと。長期欠席はゼロと。この6名の中で不登校の原因としてどういう原因があったのか。また、いじめによるケースはなかったのかお伺いをいたします。
○議長  答弁を求めます。
  堀学校教育課長。
○学校教育課長  ただいまの川合議員の御質問にお答え申し上げます。
  不登校の原因につきましては、その子供たちそれぞれ背景、環境が異なりますので、それぞれ違います。ここでは具体的には申し上げることができませんけれども、議員御心配のいじめによる不登校は現在のところおりません。
  以上でございます。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  いじめによるケースはなかったということで、まずは安心をいたしました。
  昨年よりも不登校のほうが3名減、長期欠席が1名だったのがゼロということで、どのような対応をなされた結果なのかお伺いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  堀学校教育課長。
○学校教育課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  不登校の子供、それから長期欠席の子供が減った原因でございますけれども、これはさまざま考えられます。一つは、各学校の子供たちに対する対応、それから家庭や地域の御協力、そして議員からも御質問ございましたが、教育相談室の活動状況なども、その原因になっているかというふうに思います。
  おかげさまで、教育相談室、今年度も5日間の開設をさせていただいております。不登校の数につきましては、昨年度、全国、それから山形県ともに不登校の数、増えておるわけですけれども、南陽市は減っているという状況でございます。さまざまな要因が絡み合って、現在のところうまく進んでいるところがあるのでないかと考えているところでございます。
  以上です。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  教育相談室については、大変多様化している事例の中で大変だと思いますが、一生懸命頑張っておられるということです。当分、体制的にはこのような体制で実施していく考えでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  堀学校教育課長。
○学校教育課長  南陽市の抱えているさまざまなそのほかの教育の問題の絡みもございますし、教育相談室を運営する財政面の問題もあるかと思いますが、最低限、週5日の開設を今後も継続して、子供たちのために当たっていかせたいというふうに考えているところでございます。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  室長さんが1名と相談員が2名ということですが、どういう方が当たられているのかお聞きしたいと思いますけれども。
○議長  答弁を求めます。
  堀学校教育課長。
○学校教育課長  質問にお答え申し上げます。
  室長につきましては、元教員、校長を経験しておる教員でございます。ほかの2名の指導員につきましても、1名はやはり女性にも対応できるようにということで女性の元養護教諭、それから残りの1名につきましては、これも学校で指導の経験がある南陽市出身の男性講師経験者でございます。
  以上です。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  このごろは子供よりも親のほうが大変だとよく聞くんですけれども、ただ家庭に行って、いろいろ相談を受ける等々もあるんですけれども、その辺のあれは大丈夫でしょうか。よくモンスターペアレンツとかというのを聞くんですけれども、そういう事例はありませんか。
○議長  答弁をお願いします。
  堀学校教育課長。
○学校教育課長  議員が御心配されるような大変な相談はないというふうに聞いております。教育相談室のほうも、親の身になって丁寧に話をお聞きして対応しているところでございます。
  以上です。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  まず、引き続き学校、児童・生徒、家庭をつなぐ大事なパイプ役として、1人でも多くの子供さんを救っていただき、楽しい学校生活を送れるよう相談室の先生方にはよろしくお願いをいたしたいと思います。
  続きまして通学路の件ですけれども、いろいろと直していただいて、私のところも結構直していただいて、子供たちが安全に登校しております。
  この場をおかりして、教育長に力を発揮していただきたい一言がございます。それは小岩沢地区の通学路の問題になりますけれども、この間の大雨で石橋が崩れました。蛇ヶ橋と言っているんですけれども、小巌橋という県道にかかる石橋なんですが、これは吉田橋と同じ石工がその時代につくった石橋で、半分以上この間の雨で流れました。
  我々は地元の方とお話をして、あの橋が県の土木遺産となっておりまして、地元の方も土木遺産は取っ払ってもらってもいいと。それで早急に橋を直してほしいという要望を出しておりました。せんだって説明会がありまして、県のほうから見えまして説明がございました。あれは、土木遺産は、とにかく取ることはできない。災害復旧で原状復帰だということで、石橋に戻す工事をするしかない。その間、仮橋をつくるということで、仮橋の話が出ました。それがえらいヘアピンカーブみたいな仮橋でございまして、大型車は通れない、そういう話になりました。
  教育長御存じかと思いますが、中川地区小岩沢には大変大きな会社がございます。大きなトラックが出入りをするということで、まず一方通行のように吉田橋から入って、あそこの押しボタン信号のところへ出るという、そういうコースでやっております。通学路で子供たちが14名ほどおるんですけれども、集団登校しているということで、朝の登校時間には大きなトラックは入らないようにしております。
  それと今、こっちから入って、こっちから出るということで倍の台数になるということで、ほとんど夜中とか、子供たちが、住民が歩かない時間に会社のほうで気を使って通行をしております。ただ、通学路となっておりまして、この後雪が降りますと、そうでなくても狭い道路でございまして、子供たちが危険である。
  そういうことで、ぜひ教育委員会のほうからも子供たちの安全通行のお願いをして、一日も早く、その石橋の復旧、聞くところによると、職人がいないということで、長崎県の眼鏡橋等々を直す職人が長崎にいるということで3年ぐらい見てくれと、そういう話なんですね。そうしますと、その大きな会社にも大変迷惑をかけると。万が一子供が巻き込まれたりしたら、これは取りかえしがつかないということでございますので、ぜひ安全の面からも石橋の復旧、あるいは仮橋をもっと広くして、大きなトラックも通れるような、子供の安全のためにお願いをしたいと思うんですけれども、教育長いかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  猪野教育長。
○教育長  川合議員には、地元の中川地区の子供たちのために日ごろより御協力、御支援していただいております。そういう積み重ねがあって今回もこの石橋の問題について御質問されたと思います。
  教育委員会としましても、第一義に考えなければいけないのは子供たちの安全だと、このように捉えております。安全で安心な環境をつくっていくために、庁内の関係各課、あるいは学校、地域の方々と協力し合って県、国のほうにも働きかけてまいりたいと思います。微力な力も多くの方の賛同を得て一体となった運動が展開されますと、必ず光明が出てくると、このように思っています。一刻も早く立ち上げて、子供たちの安全で安心な通学路の確保を考えてまいりたいと思いますので、御理解のほどをお願い申し上げます。
  私からは以上でございます。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  私も一緒に頑張りたいと思いますので、ぜひどうぞよろしくお願いをいたします。
  いろいろと御答弁をいただき、ありがとうございました。
  先月25日、赤湯を皮切りに防災座談会をスタートいたしました。あしたは吉野地区で実施、順次行ってまいります。議会としても災害対策特別委員会委員全員出席させていただきます。市民の皆様方の声をお聞かせいただき、議会としてできることを実施してまいる所存でございます。どうぞよろしくお願いをいたしたいと思います。
  以上で、私の一般質問終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長  9番川合 猛議員の一般質問は終了いたしました。
  大変御苦労さまでございました。
  ここで、暫時休憩といたします。
  再開は2時といたします。
午後 1時46分  休  憩
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