平成26年9月4日(木)午前10時00分開議

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議事日程第3号
平成26年9月4日(木)午前10時開議

 日程第 1 一般質問

   散   会 
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本日の会議に付した事件
 議事日程第3号に同じ
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出 欠 席 議 員 氏 名

◎出席議員(17名)
 1番 髙橋  一司  議員      2番 高橋  一郎  議員
 3番 舩山  利美  議員      4番 山口  正雄  議員
 5番 白鳥  雅巳  議員      6番 片平  志朗  議員
 7番 吉田  美枝  議員      8番 梅川  信治  議員
 9番 川合    猛  議員     10番 髙橋    弘  議員
11番 板垣  致江子  議員  12番 髙橋     篤  議員
13番 田中  貞一  議員     14番 遠藤  榮吉  議員
15番 佐藤    明  議員     16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫 市長                            
板垣 俊一 総務課長                      山口 広昭 企画財政課長
山田 俊彦 税務課長          相澤 和吉 危機管理課長
安部 史生 文化会館整備課長     尾形 真人 文化会館企画運営主幹
笹原 修一 市民課長                       佐藤 賢一 福祉課長
小野田 新一 保健課長                    大友 直秀 農林課長
髙梨 敏彦 商工観光ブランド課長      新野 甚吉 建設課長
鈴木 隆一 上下水道課長                 濱田 俊明 会計管理者
猪野   忠 教育長                         吉田 正幸 管理課長
堀   裕一 学校教育課長                 田中 吉弘 社会教育課長
江口 和浩 スポーツ文化課長            
髙橋 清数 選挙管理委員会事務局長  稲月一雄 農業委員会                                 
                  (併)監査委員事務局長                  事務局長
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事務局職員出席者
大沼 豊広 事務局長              田中   聡 局長補佐
安部 真由美 庶務係長      小野 勝司 書記

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開      議
○議長(遠藤榮吉議員)  御一同様、御起立願います。
  傍聴席の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第3号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  きのうに引き続き一般質問を始めます。
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白 鳥 雅 巳 議員 質 問
○議長  最初に、5番白鳥雅巳議員。
〔5番 白鳥雅巳議員 登壇〕
○白鳥雅巳議員  おはようございます。
  5番保守・公明クラブの白鳥雅巳です。
  通告に従いまして市長に何点か質問させていただきますが、今年は昨年に続き、大雨による河川の氾濫、洪水で、より甚大な被害を本市にもたらしました。また、2度にわたって、被災された方々を初め、被害を受けられました地区、地域の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
  また、同月に行われました市長選挙において初当選されました白岩市長におきましては、南陽市の健全な発展と安全・安心で住みやすいまちづくりへのかじ取りをお願いいたします。
  それでは、通告しております3項目について質問いたします。
  1つは、本市の各地域を結んでいる巡回バス運行について。
  2つ目は、災害に関する今後の取り組みについて。
  3つ目は、子育て支援についての3項目であります。
  1項目めとして、本市の3路線を運行されております巡回バスについて、高齢者福祉の観点から質問をいたします。
  停留所の位置によっては、自宅からその決められた場所に行くにも遠くて、ましてや足腰が弱くなっている高齢者にとっては、これほど難儀なことはありません。まして巡回バスを利用されるのは、病院などに通院されておられる方がほとんどであると思います。それゆえバスがとまる場所については、格段の配慮が必要と思っております。
  以上のことを踏まえ、利用する高齢者に対する巡回バスのあり方についてお尋ねいたします。
  1点目、運行されている巡回バスの既定の停留所が、果たして利用者の思いに立ち、また現在設定されている停留所が高齢者、お年寄りに優しい場所となっているか、お尋ねいたします。
  2点目、路線ごとに巡回バスの時間割が設定されておりますが、時間帯においては乗客が誰もいない空バス状態での運行を目にすることが時々あります。非常に残念だなと思います。
  そこで、このような無乗車状態をなくす工夫の一つとして、その日に利用する方については、あらかじめ時間帯を設定し、前日に予約していただくことでの運行も視野に入れて検討すべきと思います。そうすることで運行回数の軽減が図れるのではないかと思いますが、御見解を伺います。
  3点目、巡回バスの運営や維持に係る経費削減についてであります。これは2点目と重なりますが、市内3路線の巡回バスが主に2社に委託し運行されており、年間のバス利用者数の推移を見てみますと、一部路線の利用者数は横ばいですが、他の2路線については減少している状況にあります。どのような委託契約かわかりませんが、係る委託料について、2点目での無乗車運行を解消し、運行時間帯の見直しなどを検討しながら、係る経費の削減につとめる必要があるのではと思いますが、市長の御見解を伺います。
  2項目めとして、災害に関する今後の取り組みについて質問をいたします。
  昨日の吉田美枝議員の質問と重なるわけですが、通告しておりますので、質問させていただきます。
  1点目、本市は、昨年と今年の2年続けての河川の氾濫による被害を受けました。全国的に各地域で局地的な大雨により災害が発生していることを踏まえて、各自治体との積極的な災害支援協定、相互応援協定を推進することを真剣に考えるべきと思いますが、市長の御見解を伺います。
  2点目、このたびの洪水、災害によって、吉野橋を初め、数カ所の橋が崩落や通行不可となっております。吉野橋については、仮橋架設の措置をするとのことでありますが、冬期間、また降雪期の除雪作業などに不便性やふぐあいなどが出るのではと思いますが、その対応や計画及び除雪担当業者との打ち合わせなどをどのようにされるのか伺います。
  3項目めとして、子育て支援について質問いたします。
  子育て世帯に対する大きな支援策として、中学3年生までの医療費の無料化についてであります。この質問は3月定例でも質問させていただきました。その際は、拡大に向けた方向で検討していくとの御答弁がありましたが、新市長になられまして、子育て応援など積極的になされると思いますが、改めて確認をさせていただくものであります。
  以上、通告いたしました3項目について、壇上からの質問とさせていただきます。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  5番白鳥雅巳議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、巡回バスの運行についての1点目、巡回バスの路線変更についてでございますが、市民バスは北部地区連絡バス、西部地区連絡バス、中川地区バスの3路線を運行しております。
  これまでも路線、停留所については、地区、利用者の方々からの御要望に基づき、路線ごとに設置している各地区バス運行協議会で話し合い、南陽市地域公共交通会議で協議した上で国土交通省へ申請し、変更を行ってきたところでございます。
  今後も安全・安心を第一に、可能な限り検討を重ね、利用者の方々のニーズに沿った市民バスの運行を図ってまいります。
  2点目の巡回バスの運行時間等の見直しについてでございますが、市民バスは、路線定期運行の形態で定めた経路、ダイヤに基づき運行を行っております。その時間割は通院、通学を中心に設定しており、3路線間の乗り継ぎに重点を置いているところでございます。
  現在の時間割は利用者の方々に定着しておりますが、利用しやすいバスの運行形態について、さらに検討してまいります。
  3点目の巡回バスの維持運営係る経費削減についてでございますが、運行に係る経費削減につきましては、従前から努力をしておりますが、昨今の燃料の高騰などの経費増要因から、具体的な削減には至っていない現状であります。
  引き続き努力をしてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  次に、災害に関する今後の取り組みについての1点目、相互応援協定の締結の推進についてでございますが、7番吉田美枝議員の御質問にお答えしたとおりでございますので、御理解を賜りたいと存じます。
  2点目のこのたびの災害によって、通行不能となっている橋梁区間の除雪計画についてでございますが、本市において今回の豪雨により崩落または通行不可となっている橋梁は5橋でございます。
  県管理では、一般県道赤湯宮内線、三間通地内の吉野橋と一般県道原中川停車場線、小岩沢地内の小厳橋の2橋でございますが、県において災害復旧事業の応急工事が進められ、9月末には仮橋が架設され、通行可能になるとお聞きしておりますので、この冬の除雪作業に支障はないものと考えております。
  また、市管理の橋梁3橋は、池黒地区の四ツ谷橋、金山地区の白山在家橋、小滝地区の新屋敷橋でございますが、いずれも県の河川災害事業との調整を図り、架設計画を策定いたしまして工事を実施することとなりますので、今年の冬については通行どめにせざるを得ない状況でございます。
  なお、除雪計画の策定に当たりましては、これらの状況に即して除雪路線の見直しを行い、効率的な作業に努めてまいります。また、地区除雪説明会において、これらの状況を御説明申し上げ、御理解をいただき、市民生活に支障が出ないよう万全を期してまいる所存でございますので、御理解を賜りたいと存じます。
  次に、中学3年生までの医療費無償化についてでございますが、議員御承知のとおり、昨年10月から小学6年まで拡大して実施をさせていただいております。医療費無償化の拡大には多額の財政支出が必要となりますので、現在は、拡大したことによる医療費の推移を検証しているところでございます。
  中学3年生までの拡大につきましては、市民の皆様から根強い要望があることも承知しておりますので、なるべく早い時期に実施できるよう準備をしてまいります。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  5番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ありがとうございました。
  何か変な気分でありますが、市長が目の前にいるというのも、ついこの前まで同じ会派で一緒だったということで、ちょっとやりにくいなというふうに思いますが、順次質問をさせていただきます。
  まず、1点目の路線バスの関係でございますが、これは主に3路線のうちの西部地区、南陽病院から総合病院までの区間の路線について、重点的にちょっと質問をさせていただきたいと思います。
  市長の答弁でありますと、時間割、各路線からの乗り継ぎ、そういったことでまず決められているんだという話でありましたが、何といっても、空バスで走っていく状況が見られるのはちょっと残念だなと思いまして質問させていただきます。
  まず、西部地区のバスの停留所、始発から終点まで12カ所停留所がございます。一番問題としておりますのは、梨郷の粡町から幸来橋まで真っすぐ113号線をそのまま抜けていくという路線が非常に残念だなと私は思っておりまして、以前より地区の数名のお年寄りの方から要望をいただいており、今回このような形で質問をさせていただくことになったわけでございますけれども、やっぱり一番住民が多いところを素通りして病院のほうに行ってしまうということがいかがなものかなと私は思っているんです。それはいろんな状況、状態、また条件があるのかと思いますが、巡回バスの大きさがいろいろあるかと思います。20人、30人乗っていくというケースはまれだと思うんです、西部に関しては。そんな中、小型、10人、8人、そこら辺のバスをその地区の中、例えば粡町からどこでしたっけ、羽付からこう行くわけですが、粡町、酒町というんですか、中巻とか、あそこの地区内を通っていただかないと、そこにいるお年寄りが粡町と幸来橋の巻地区まで行けないんです。行こうと思って自転車に乗っていった、ところが転んでしまったと。それ以来行かないやと。遠くてとてもじゃないけれども歩いていけないと。そういった方が結構いらっしゃったという状況でございます。経費をかけてその路線は決定して、経費をかけて市の税金を使ってやっているわけですから、そういった地域の要望は全て受けとめて、そういった方向で持っていくのが本当の行政のやり方ではないのかと私は思っているんです。何も業者さんに合わせた運行計画ではなくて、その形を合わせたのではなくて、住民の要望に応える形でのバスの運行というのは必要ではないかなと思いますが、市長の御見解をお聞きをいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  白鳥議員御指摘のとおり、住民の要望、それからニーズに応える運行形態であることが大事だと私も思っております。
  現在の停留所につきましては、決定までにさまざまな経緯があると思いますけれども、そういったものをいかに住民のニーズに合わせていくか、これからの課題だと思っておりますが、この停留所決定についての詳細のところは担当課長からその経緯を答弁いたさせますので、よろしくお願いいたします。
○議長  では答弁を求めます。
  田中社会教育課長。
○社会教育課長  ただいま白鳥議員からありました停留所の関係でありますが、各地区の協議会等からのお声などを参考に、国交省なりの国への申請などをしてまいるところでありますが、やはり具体的に梨郷地区でありますと、旧道でありますと、バスでいうと、狭くむずるというか、曲がることが不可能な場所等もあったり、また、フラワー長井線との踏切の通過が厳しい状況などもありますので、その辺各地区の協議会等を中心に検討させていただきながら、十分検討しながらその辺を進めていきたいと考えているところです。
○議長  5番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  道幅が狭い、また、踏切があって車両の長さによっては停止したときに踏切のところにかかってしまうと、これは危ないという話は聞いております。しかしながら、住民の方が必要としている、70を超して元気な方もいるわけですけれども、過ぎていくと、体力的にだんだん衰えていくわけですよ。私たちも70を超していけば、本当に車だって運転できない。きのうの田中議員の言ったとおり、運転したくてもできない。乗せていきたくても事故に遭ってしまうと不安だということが考えられる。そういったことを鑑みて考えたときに、誰もが年をとって、病院に行ったり何だかんだしなければならないときに、息子とか嫁さんとか孫さんは仕事に出ていると。そういった中で、では誰に乗せていってもらうのか。バスの走っているところはいいんですよ。目の前をバスが走っているのに取り残されている場所、その人たちは病院に行かなければならない、きのうの質問と同じなんですが、行くには往復で3,000円から4,000円、また5,000円かかると。そういった出費をしなければいけないという状況があるわけです。その負担を軽減する。市民というか利用する人たちの思いに立って回していく、それが必要だなと私は思います。だから考えていくとか、早急にとかという言葉はありますが、本当にやってもらいたい。冬期間除雪して道幅が狭くなる。乗用車は走っていきますよね。それに合わせた形で持っていくのが市民サービスの原点ではないのかなと私は思っております。ぜひそういった観点に立って、福祉を、充実した思いやりのある行政のやり方をしていただきたいと私は思っております。
  いろんな協議会で協議をされて、そういった形に持っていったということでありますけれども、私も最初相談を受けたとき、数年前になりますけれども、いろいろなところへ声がけをして動いた経緯があります。しかしながら、ちょっと動いてもらえなかった、警察に行っても、いろんな状況でこうしたらどうなんでしょうかと相談に行ったときも、うーんという感じで、余り反応はよくなかったですよ。だけれども、今やっぱりこういった状況になってきて、本当に人口の減少と高齢化に年々進んでいく中で、そういったことを解消してもらわなければいけないんではないかなと私は思って質問をさせていただいております。そういった観点から、ぜひ早い段階で検討していただいて、そのニーズに合った対応をしていただきたいなと期待しておりますので、よろしくお願いします。
  続いて、時間割とかかる経費削減について質問をさせていただきます。
  時間帯が決まっていて、3路線の連絡の状況でバスを運営しているということではありますけれども、やはり先ほども申しましたように、空バスで走っていくのはいかんともしがたいと、見たくないなという状況であります。同じ走るのであれば、予約をとって、デマンドと同じですが、時間をとって調整して、その時間帯にここを走りますよと。そこに利用者は何人ですかというような時間、人数等それを掌握すれば、午前中3回走るところを2回で済む、また午後4回走るところを3回で済む、そういった考え方もあるのではないかなと思います。いずれにしても、3路線、そういった状況で考えていただければ何とかなるんではないかなと思っております。
  また、中川地区におきましては、子供たち、小学校、中学生も乗るわけですよ。部活だスポ少だというようなことで乗る方もいるんでしょう。北部についてもそういう方もいるかもしれません。ただ、西部地区に限っては、病院から病院ですから、やっぱりそこに利用する人が大体決まっているわけですね。そういったことを考えて、時間割というか、そういった予約制というのも必要ではないかなと思いますが、市長の見解を伺います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  そういった経費削減の上からも回数を減らせないか、あるいは利便性の向上からも予約をとって走ったほうがいいのではないかというような御意見も、やはり利用なさる方の利便性の向上は考えていかなければならないことだなと私も思っております。
  きのうも申し上げましたが、高齢者の方がこれから病院に行くにも買い物に行くにも、交通の手段がなかなかなくなっていく、そういった方が増えていく、そういった問題点については、私も同様の危機感を持っております。そういった高齢者の皆さん、交通の足がなかなかない皆さんに、何とかしてこの公共交通機関の利便性の向上を図れないかという思いで、デマンド交通を検討することも必要ではないかというふうに私も思っています。そのデマンド交通とこの市民バス、どういった形態であれば経費も少なく、市民にとっての利便性も高く運用できるか、そのことについてこれから実際に検討してまいるつもりでございます。この西部バスの件につきましても、そのことに含めて検討してまいりたいというふうに思っております。
○議長  5番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ありがとうございます。
  ただいまデマンドという話が出ました。田中議員もきのうデマンドの話をされました。当然3路線は運行されているわけでありますが、沖郷地区でそこはいろんな課題があって難しいということで、3路線の運行になっているわけでございますけれども、総務常任委員会で行政視察の中で京都府の南丹市というところに視察に行ってまいりました。その目的は、デマンドバスの現状と課題というようなことで勉強してまいりました。そのデマンド交通ということで3路線のデマンドバスが走っております。
  そこの経緯にかかる説明をちょっと言わせていただきますと、3町が合併して南丹市というようなことでなったと、平成18年です。その中で各地区に路線バスというバスが走っていたんですが、合併したことによって広大な面積になってしまったと。そういった中で何々地区というバスの運行を考えなければいけない。また、山間地、中間山間地、そっちからの受けをどうするかということで考えながら、デマンドという考えに至ったという話でございました。やった取り組みの背景は今言ったことでございますけれども、地域の方からアンケートとか状況把握して、昨日市長も言ったとおり実験運行をしながら、アンケートをとりながら、実態調査をしながら進めていったというふうなお話でございました。
  その中での効果と課題というようなことでありましたけれども、効果としては空白地帯がなくなったと。それで喜んでいただいていると。そういったことが、頼めば来るわけですから、それはいいことだなと。ただ課題としては、全体として利用は増加しているんだが、地域差がある。また、地域に合わせた利用促進がまだまだ必要なんではないかなということと、地域差、またデマンド利用の増加に比例して費用が増加するというような問題もあるんだというようなことでございました。
  しかしながら、南陽市も、今路線バスの話をさせていただきましたけれども、やはりこういった経費の削減、また、その1路線につき500万円から800万円くらいの経費をかけているわけですよね。金山吉野地区においては100万円の負担をいただいているという経緯がありますけれども、そういった経費の中でデマンドを実施した場合、どういうふうな状況になるのかということを実験として今後進めていくべきではないのかなと思います。
  そんな中で、ある新聞の配信記事、インターネットのほうですけれども、「人口減少社会の足に予約型バス普及支援」ということで、地方自治体が主体となって乗り合い、予約型で小型バスやタクシーを運行する仕組みを本格的に普及させる方針を政府が固めた。そして政府は、2015年から人口減少社会を支えるため、デマンド交通など交通政策の基本計画を閣議決定し、拡大目標を盛り込むとしていると。予約を受け付けるシステム構築のための補助金制度を新設し、導入する自治体を支援していく、また、多くの人が便利になる地域交通計画の策定も後押しをするということが載っておりました。だから15年というと来年ですが、そういったことが各自治体にも通達が来るのかなと。それを利用して、検討しながら進めていくのもいいのかなと思っております。
  いずれにしても西部地区だけではないんですが、西部地区の問題を、まず早急に解消していただきたい。高齢者、お年寄りの観点からぜひ立っていただきたいと思います。
  路線バスについてはこのぐらいにしておきますが、できるだけ市民のニーズに合ったような対応をしていただきたいなという要望をいたします。
  続きまして、災害に関する今後の取り組みについてでございます。
  3.11以降、いつ災害が来るかということで私も何度か質問をさせていただきました。対岸の火事という言葉も使わせていただきましたけれども、実際こうやって南陽市が今まで大きな災害がなかったという安心感、安泰、そういったことが2年続けての大雨による河川の氾濫、洪水によっての大きな被害が出たということで、きのうの吉田議員の質問にあって答えたとおりですとおっしゃいましたけれども、今回の災害については、夜中に氾濫して洪水した。町なかが水浸しになったと。次の日は水位が下がって、やれやれこんな状況だったのかと改めてびっくりした状況であったと。そしてだんだん水が引いていって、一部赤湯の地区、旭町とかそういった部分、低いところ俎柳とかそういった低いほうがまだずっと残っていたという状況もありました。
  それで、きのうの市長の答弁でありますと、同一災害がなく、災害協定について、半日程度の体制が組めればいい、そういった意味でしたか、そういったところでそういった自治体があったらぜひ紹介をしていただきたいなどと答弁をされましたけれども、何を言っているのかと私は思いました。というのは、やはり以前からそういった備えというのは必要だなと私は思っているんです。災害はいつ来るかわからないというのが前提にありますが、米沢市、高畠町、川西町、長井市、近隣で考えてみますと、いろんな市町と協定を結んでおります。また、友好姉妹都市も結んでおります。そういった結ばないところにこっちが被害があったから、ではいつもお世話になっているから行くかと、何か届けなければと、まず思わないですよ。あそこで何かやっているみたいだなと、そんな程度です。であるならば、友好姉妹都市と災害協定は、私はある部分ではイコールではないのかなと思うんです。友好姉妹都市というのは、人的交流とか文化の交流、また観光面、そういったことの友好的なつき合い方、災害協定というと、いざ何かあったときにそれ、ということで、救援物資を送ったり、衣料品が足りなくなったら、そういったものを使ってくださいみたいな、そういったいろんな体制を組むという観点から見れば、部分は違うんですが、これはイコールだなと思っているんです。何も遠いところ、沖縄とかそんなところではなくて、日本は広いですから。そういったところと結んでいくというのは、何も10とか20とか結べという話ではないですよ。そういった動きというか取り組みをやっていただきたい。
  面倒くさいというものあるかもしれませんよ。誰が面倒くさいのかはわかりませんけれども、やりたくないなと思っているかもしれない。だけれども、そういったつき合いをしていかないと、南陽市とは何や、どこにあるのや、では南陽市の特産品て何やと聞かれたときに説明できない部分もありますし、だからそういったことをなくすために、ぜひそういったことを計画、本当に同一災害がないとか半日程度で来られるところではなくて、だって水害だって何だって1週間とか10日とか、やっぱり水浸しになったり土砂崩れがあったりで動けなくて、例えば食料品がないとか、そういったこともあり得るわけですよ。そういった観点から結ぶべきだと思うんですが、改めて市長の御見解をお聞きいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  この災害に関する相互応援協定、あるいは友好姉妹都市につきましては、現在ないというのは、これは大きな課題だなと私も思っております。今年の災害の発生状況を見るまでもなく、去年、今年と災害があった本市でありますので、何かあったときにお互いに助け合う、そういった町の必要性、そしてふだんから友好的な関係を結ぶことによって、さまざまな経済的、観光面でも効果がお互いに得られるような、そういった町を見つけていく、そのことについては、私も必要だというふうに思っております。
  きのうの答弁では、どこかあったら紹介していただきたいというふうに申し上げましたが、行政としても頑張って探してまいろうと、私の思いの中ではそのように思っております。その上で、議会の皆様にもさまざまなところに視察に行かれて、さまざまな町の状況をごらんになっていることと思いますので、ここと結んだらどうだろうかというような御提案もいただければ大変ありがたいという意味できのう申し上げました。行政としても今現在、そういった町がないということについては、私は課題だと思っておりますので、できる限りそういった協定を結べるようにこれから頑張っていきたいというふうに思っています。
○議長  5番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ありがとうございました。きのうの答弁から少し進歩したかなと。改めて市長の考えをお聞きをいたしまして、よかったなと思います。
  今まで中国の南陽市ということで友好都市を結んでいると。歩いて行けないですよね。そういうことを考えて。私たち議員も視察に行って、南陽市の紹介をしてくるわけですよ。南陽市はこういうところだと。こういったものが産品としてありますよと。行って紹介をしてくるわけです。そういった中でお互いの利害とというか利益になるつき合い方ができればいいなと思っているわけですけれども、きっかけは何でもいいと思うんですよ。バラであったり菊であったりブドウであったり温泉であったり。同じような形態を持っている市町が結構あるわけですから、そういった町との共通の資産といいますか、財産を持っている地域等のつながりということも踏まえて探していただければなと思います。私たちも積極的にPRはしていきますけれども、よろしくお願いしたいなと思います。
  そういった中でこの次ですが、このたびの災害によって、先ほども答弁がありました橋が数カ所崩落しているという状況であって、今回の降雪期に係る問題でありますけれども、仮橋、吉野橋の場合は9月末でしたか、県の仕事だと思うんですが、9月末でまず仮橋を完成して通すというようなことでありますが、学校生徒が仮橋について、除雪をやって歩く場所がないと。きのうも通学路の問題を言っていましたけれども、除雪した場合、小学生、中学生、一般の方もそうですが、その橋を渡って通学路としてなっているわけですが、今現在橋の解体をやっていて、上野三間通、うちらの地区ですが、生徒さんがスクールバスで乗せて行ってもらっているというそういう状況になっていますけれども、実際仮橋がかかって通れるようになって、これから冬を迎えて降雪期に子供たちが歩いていかなければならない。そういったときに安全を確保できるのかなという心配はありますが、そういった配慮をされているのか、建設課のほうでちょっとわかる範囲で教えていただきたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  新野建設課長。
○建設課長  吉野橋の件でございますが、今議員からお話ありましたように、9月いっぱいで仮橋をかけるというようなことで、今取り組みをいただいております。なお、幅員は現況の6メートルを確保すると、こういうことでお聞きをしておりますが、あくまでも仮橋、現況の幅員最大と、こういうようなことでございまして、改めて歩行者用の車幅をとると、橋幅をとるというような計画には至っていないということでございます。ただ、一刻も早く本格的な橋の架設が望まれるところでございますけれども、これも議員御承知のとおり、災害関連、緊急時の復旧事業、この計画の中で仮橋、復旧事業の中でのかけかえも一つの構想にあるやに聞いております。本来ですと、道路橋として一般県道の赤湯宮内線の吉野橋のかけかえというような事業の計画も進んでございますが、どちらのほうがより早く、地元が望むような形になるのかと、こういったことの検討も今、県のほうでやっていただいておりますし、私どもも地元のお考え、そういった気持ちを酌んでいただいて、一刻も早く架設させるようなことで調整を進めたいと、このように思っているところであります。
○議長  5番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ありがとうございます。突然質問させていただいて申しわけございません。わかりました。
  やはり一刻も早く本格的な河川改修と橋の架設をお願いしたいなと思います。
  その中で、仮橋は鉄骨でやって、その上に覆工板をかけるというような形になるのかと思いますが、その覆工板だけでは除雪した際に滑りますので、その上にアスファルト舗装をかけるのか、ついているやつを使うのかわかりませんけれども、そういった除雪について支障が出ないのかなということを危惧したわけでありまして、やはり毎年除雪についてはいろんな問題が出てきます。1日何回もされる場所もあるし、1回行って後は来ないというところもありますが、除雪については、いろんな業者さんの言いたいことも、多分結構建設課のほうとしては受けているのかなと思いますけれども、予算がある程度決まっておりますので、除雪するというのはなかなか難しいのかなと思います。実際、今回予算も上がっているわけです。年々増やしてほしいという意見も聞くやに思いますけれども、その状況でいろいろ対応していただきたいなと思います。
  12月の質問で除雪の問題はちょっと遅いのかなと思いまして、今回させてもらいましたけれども、雪は邪魔者だと思わないで、利用することも考えてやっていければな。今回冬のイベントということで青年部のほうで催し物をやるというようなことをお聞きをいたしました。やはり冬というのは何もお祭り的なことがございませんので、雪を利用したものをやっていただければいいのかなと、活性化につながるのかと思います。
  そういったことをいろいろぐだぐだと質問させていただきましたけれども、デマンドの件も含めて、そういった立場に立って進めていっていただきたいなと思います。それは私の今回の願いでございます。新市長になりまして、新たな気持ちで若い考え方で……。
  一応これは確認だけでいいんですが、中学校3年生までの医療費の無料化について再度お聞きをいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  中学3年生までの医療費無償化については、今までの議論も踏まえて必要性というかニーズが多いことは私も白鳥議員と同じく承知をしているところでございます。そういった意味で、この拡大はできるだけ早くできるように準備をしていかなければいけないというふうに思いますが、さまざまな政策との財政との整合性を図りながら、優先順位を決めて子育て支援について優先度の高いものからやっていきたいなというふうに思っております。
○議長  5番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  大変失礼をいたしました。
  中学校3年生までの無料化については、南陽市の中学生の生徒数が952人というようなことでございました。それにどのぐらいのお金がかかるかちょっと算定してみないとわかりませんけれども、今、山形市、また天童市、村山市かな、ちょっと忘れましたが、いろんなところでその方向でいっているようでございます。県としてもそこまで引き上げようという方向で、そういった姿勢も見えております。ぜひそういった福祉関係、また子育て支援について力を発揮していただいて、よりよい南陽市にしていっていただきたいと思います。要望でございます。
  以上で私の質問を終わらせていただきますが、今後期待して、いろんな質問がまた出るかもしれませんが、ひとつよろしくお願いをいたします。
  終わります。ありがとうございました。
○議長  以上で5番白鳥雅巳議員の質問は終了いたしました。
  大変御苦労さまでございました。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は11時10分といたします。
午前10時47分  休  憩
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