平成26年8月4日(月)午前10時23分開会

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板垣  致江子  委員長       山口  正雄  副委員長

出欠席委員氏名

◎出席委員(16名)
 1番 高橋  一司  委員        2番 高橋  一郎  委員
 3番 舩山  利美  委員        4番 山口  正雄  委員
 5番 白鳥  雅巳  委員        6番 片平  志朗  委員
 7番 吉田  美枝  委員        8番 梅川  信治  委員
  9番 川合   猛   委員       10番 髙橋   弘  委員
11番 板垣  致江子  委員   12番 髙橋   篤  委員
13番 田中  貞一  委員       15番 佐藤   明   委員
16番 伊藤  俊美  委員       17番 殿岡  和郎  委員
◎欠席委員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫 市長                            
板垣 俊一 総務課長                      山口 広昭 企画財政課長
山田 俊彦 税務課長                   相澤 和吉 危機管理課長
安部 史生 文化会館整備課長          尾形 真人 文化会館企画運営主幹
笹原 修一 市民課長                       佐藤 賢一 福祉課長
小野田 新一 保健課長                    大友 直秀 農林課長
髙梨 敏彦 商工観光ブランド課長      新野 甚吉 建設課長
鈴木 隆一 上下水道課長                 濱田 俊明 会計管理者
猪野   忠 教育長                         吉田 正幸 管理課長
堀   裕一 学校教育課長                 田中 吉弘 社会教育課長
江口 和浩 スポーツ文化課長            髙橋 清数 選挙管理委員会事務局長
稲月 一雄 農業委員会                                   (併)監査委員事務局長
                事務局長
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事務局職員出席者
大沼 豊広 事務局長              田中   聡 局長補佐
安部 真由美 庶務係長      小野 勝司 書記

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本日の会議に付した事件
 議第53号 平成26年度南陽市一般会計補正予算
      (第5号)
 議第54号 平成26年度南陽市国民健康保険特別
      会計補正予算(第1号)

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開      会
○委員長(板垣致江子委員)  おはようございます。
  これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は16名全員であります。
  これより予算の審査に入ります。
  本委員会に付託されました案件は、平成26年度補正予算2件であります。

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議第53号 平成26年度南陽市一般会計補
      正予算(第5号)
○委員長  初めに、議第53号 平成26年度南陽市一般会計補正予算(第5号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。山口広昭企画財政課長。
〔企画財政課長 山口広昭 登壇〕
○企画財政課長  〔平成26年8月臨時会 予算
          に関する説明書により 議
          第53号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁は、ページ数、款項目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。
  これより質疑に入ります。
  補正予算書の予算に関する説明書により、歳入歳出全般、12ページから29ページまでについて質疑ございませんか。
  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  16ページの総務費の総務管理費になると思うんですが、実はこのたびの災害でボランティアセンターを立ち上げて、非常に3,000名を超えるボランティアの方々が全国から来ていただいて、本当に感謝を申し上げております。それがなかったら、本当にこのような、まだまだ改修はしていませんけれども、そういったまさしく人海戦術で大変な感謝をしているわけですが。
  じゃ、そのボランティアセンターの、いわゆるボランティアに来ていただいた方々に対する御礼というか、それを情報発信としてどのような考え方で持っておられるのか。
  例えば、ボランティアセンターに来ていただいた方に市として何か、今はホームページは当然ありますけれども、フェイスブックはまだないわけです。新市長は前から、議員時代からフェイスブックの活用というようなことを訴えてきました。そういったことも含めて、何かしらその御礼の情報発信をするべきじゃないのかなというふうに私は思っています。
  それで、一般の人の話ですと、例えば、じゃ赤湯のお祭りのときに感謝のプラカードでも何かやるかとか、そういった民間の知恵をもってすることはもちろんですけれども、市として何かそういった感謝のお礼の情報発信というものはできないものか、それについて考えがあればお答えいただきたいと思います。
○委員長  佐藤賢一福祉課長。
○福祉課長  今、御質問は市としてのというふうなことでございますので、福祉課だけというふうなことではないと思いますが、ボランティアセンターの所管課としては、まずは3,700名の方に対してお礼状をおあげすると同時に、せっかくの機会ですから、市のイベントとか、あるいは赤湯温泉とか、そういった市の観光的なパンフレットも一緒に添えて御礼のほうはしたいというふうに考えています。
  昨年は、ハイジアパークと菊まつりの優待券、そちらのほうをお送りしましたが、また、中身についてはこれからの検討というようなことになりますけれども、そういった形でボランティアセンターの設置主体である社会福祉協議会では考えております。
  ただ、市全体の情報発信というようなことについては、やはり今後検討していかなきゃいけないことかなというふうに考えております。
  以上です。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  そのような形でしていただければありがたいのかなと思いますけれども、例えばその通信費用ですね、例えば3,700名という、どういうふうな形で郵送していくのかというふうに思うんですが、それは補正をとらなくても大丈夫なんでしょうか。
○委員長  佐藤賢一福祉課長。
○福祉課長  このたびは延べで3,700名というふうなことですが、実数はこれからの把握というふうになりますし、また、団体で参加されている方もおりますので、もう少し郵送費とか優待券代とか、そういったものはもう少し集計してみないとわからないんですが、災害救助法の適用を受け、共同募金会のほうから社協が300万を上限とした補助を受けられますので、可能なものはその中で対応していきたいというふうに思います。
  なお、不可能な場合は、その段階でまた福祉課を含めて協議をしてまいりたいというふうに考えております。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  わかりました。
  市長にお伺いしたいんですけれども、いわゆるフェイスブックの活用をやはりタイムリーにするべきだというふうに私も思います。市長のそれについての御見解をお聞かせください。
○委員長  市長。
○市長  本当にボランティアにおいでいただいた皆様には、この場をおかりしても心から感謝申し上げます。
  市としましては、ボランティアの皆さんに感謝の気持ちを知っていただくために、できるだけ広い範囲に伝わる手段、ホームページやフェイスブックなどでこの気持ちをお伝えしてまいりたいというふうに思います。
  フェイスブックの活用につきましては、できるだけ早く南陽市として立ち上げるように今検討を進めているところでございます。その中で、検討してからの話になりますが、まず初めに発信することをボランティアの皆さんへの感謝というふうにしていきたいと、今のところそういう考えでおります。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  ありがとうございます。
  積極的によろしくお願いしたいと思います。
○委員長  ほかにありませんか。
  6番片平志朗委員。
○片平志朗委員  20ページの11款災害復旧費に関してですけれども、昨年の豪雨災害、7月18日にあったわけですけれども、それから見れば災害復旧に関するいろいろな手だてというか、復旧に関する工事の発注がすごく早いなというふうに感じます。当局側のいろいろな、昨年の反省を踏まえた御努力が生かされているんじゃないかなと思いますけれども、考えてみると、じゃ、昨年何やってんのやということだったんでしょうけれども、やればできるわけですよね、やらないだけの話であって。
  そしてまた、今回いろいろなここの予算に計上されていますとおり、公共土木工事を中心として大量に一気に発注になるわけですけれども、今、南陽市内の建設業者等人手不足、また、既存の市役所からのいろいろな公共の発注物と重なって、あるいは民間の工事と重なってとてもできない状態ではないのかなというふうに、一遍に発注されても限られた期間の中ではできないんではないかなというふうに予想されるわけですけれども、その辺をどういうふうに克服していくのか、担当当局にお伺いしたいと思います。
○委員長  新野建設課長。
○建設課長  御質問のとおり、御指摘をいただきましたとおり、建設業界についてはそれぞれ県の河川あるいは道路の復旧、これが優先的に進められておりますので、そちらのほうに市内の業者については手がとられているというような状況がございます。
  また、そういった事情を含めて県のほうでは、置賜管内からも市内の工事復旧のほうに業者を繰り入れてというような状況ということでお聞きをいたしております。
  議員御承知のとおり、25年災、昨年の工事につきましても17カ所の公共災害を申請してございますが、うち4カ所につきましては現年災ということで対応させていただきました。12カ所につきましては今年度繰り越しという形で今年度予算を措置してございますが、いずれもこの豪雨前に発注をいたしておりますので、今鋭意その工事は継続的に進めてございます。
  それから、今年度の場合ではございますが、現時点で河川、道路合わせて27カ所の公共災害ということで申請を予定してございますが、このたび、予算1億円何がしということで要求をさせていただいておりますが、とりあえず現年災というようなことで考えてございまして、道路災では9件、それから河川災害で5件、合わせて14件、これをとりあえず現年災というようなことで措置しようということで予算を計上させていただいたところでございます。
  残りについては、公共災のルールに従いまして3カ年で終わすというようなルールがございますので、それらを適時状況を見ながら、分配をしながら対応してまいりたいというふうに思っているところであります。
  とりあえず、今申し上げました14カ所につきましては、それぞれ市域を越えて行政をまたぐ、あるいは路線と路線をつなぐというような非常に生活に密着した路線、あるいは住宅等に近い河川、こういったことを重点的に見きわめまして選定をさせていただいたところでございます。
  なお、単独のほうにつきましては、適時生活の中心部分を重点的に進めてございますが、引き続いて山地のほうの路線、こういった形で進めてまいりたいと思っております。
  なお、今後の状況もございますし、降雪前の時期に終わらせるというような原則になろうかと思いますが、場合によっては昨年同様繰り越しというような措置も考えてまいりたいというふうに思っておりますが、現時点では可能な限り早期の復旧に向けて頑張ってまいりたいと、このように思っているところであります。
○委員長  6番片平志朗委員。
○片平志朗委員  発注は順調に進んでいるということで、それはわかりましたけれども、発注を受ける側の、また、今後その復旧工事にかかわる入札というか、それを出すに当たって地元の業者が、もうこれで手いっぱいなのよ、何とかほかに回していただきたいというような声は上がっていないのかということをお聞きしたいんです。
○委員長  新野建設課長。
○建設課長  ただいまの御質問でございますが、まだ、これ以上はというようなお声はお聞きをしておりません。ぜひ、緊急事態でありますので、業者の皆さんにも頑張っていただければと、こういうお願いをしてまいりたいと思っております。
○委員長  6番片平志朗委員。
○片平志朗委員  市長みずからも、やっぱり今後予想される大量の発注に関しては、やっぱり近隣市町村の長といろいろな打ち合わせの中で、ある程度打ち合わせして要請をしておくべきではないのかなというような気がするんですけれども、その辺はどういうふうにお考えですか。
○委員長  市長。
○市長  委員御指摘のとおり、こういった災害は今後起こってほしくないわけではありますが、起こった場合に備えて、そういったことも検討していくことも必要かというふうに思っています。
○委員長  6番片平志朗委員。
○片平志朗委員  その辺の配慮を、よろしくお願いしたいと思います。
  もう一つ、災害に関する全般的なことですけれども、きょうの朝の新聞にも載っていましたけれども、四国を中心として一晩に約600ミリから1,000ミリを超える雨量があって大変な思いをされているという新聞に載っていましたけれども、南陽市の場合は、もう一回確認しますけれども、時間当たりの最大降雨とそれから9日から10日の未明にかけての降雨量は幾らだったんでしょうか。
○委員長  相澤危機管理課長。
○危機管理課長  お答え申し上げます。
  私どものほうで集計している時間最大雨量については、赤湯の観測所で54ミリ、これは通常の公表されているのは時間単位、例えば21時から22時というような形でされておりますが、私のほうでは10分単位の数値を積み上げて、21時30分から22時30分までの間、赤湯地区では54ミリが最大でありました。
  同じように、7月9日、金山雨量観測所では21時40分から22時40分までの間、56ミリでございました。
  なお、累積の雨量については、降り始めから7月11日の2時で区切らせていただいて、赤湯191ミリ、金山では235ミリであります。
  以上でございます。
○委員長  6番片平志朗委員。
○片平志朗委員  私が思うんですけれども、河川についてもこれは普通の道路とか、そういったものと同じように、要するにインフラの整備だと思うんです。それで、もし万が一、南陽市に四国のように一晩で600とか1,000ミリ超えたらどうなるんだろうかということ想像しないわけにもいかない気持ちになっているんです。
  今言われたとおり最大で54ミリで、一晩で約200ミリ近い雨量、片方はその4倍も降っているわけですね。ですから、今の気象状況ではいつ南陽市にも1,000ミリが一晩で降るという可能性は十分あるわけです。ですから、これに対応する根本的な考え方をしない限り、毎回つくっては壊し、つくっては流され、つくっては流され、その辺をしっかり今後治水対策、災害対策に生かしていただきたい。従来どおりの考え方では、また同じようなことになってしまう可能があるわけです。それに対する市長の考え方、お気持ちを聞かせていただきたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  委員お話しのとおり、いつ、どれだけの規模の雨量があるか予想がつかない状況となっているということは私も感じております。そういった意味で、それに対応できる、市民の安心・安全を確保できるような川の改修、そういったものも考えていかなければいけないというふうに思っております。
  一方で、現実的に今の市内の状況、それからこの地域特性、天候の地域特性、そういったことも鑑みて、できるだけのことを現実的にできることを着実に一歩一歩考えて進めていくことも必要かと思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。
○委員長  ほかにございませんか。
  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  何点か、質問いたします。
  最初に、このたびの被害状況は口ではあらわせない大災害と、こう言わざるを得ないわけであります。担当課にお尋ねしたいんですが、被害の実態の調査、これはどの程度進んでいるのか、お尋ねをしたいと。
  今、そちこち見渡すと、道路の寸断が各地で起きていると。しかも、山に行けば行くほどそうなっていると、そういう状況があるわけでありますが、この実態調査はどの程度進んでいるのか、お尋ねしたいと思います。
○委員長  初めに、相澤危機管理課長。
○危機管理課長  まず、私のほうから住家、非住家の浸水状況をお話ししながら、御質問の部分については、あとは建設、農林の担当課長さんのほうからお答えいただくのが適当だと思っております。
  まず、住家の部分でありますが、公表させていただいた数値をもとにしながら、浸水度合いによってどの程度のそれぞれの住家が被害に遭っているのかということで、全体を一回調査をしました。さらに、この週末でありますが、金曜日からきょうまでの間に、再度、疑義のある部分については現地へ赴き、また、聞き取り調査をしながら被害の程度を検証しているところであります。
  集計については、おくれて大変申しわけありませんが、今週末ぐらいに実数についてはまとめ上げたいと思っておりますが、若干の後ろに行く部分があるかと思います。
  ただ、住民の方は罹災証明をお待ちになっているという部分と、被災者支援、生活支援法の適用等の部分も該当する方も全壊の方もいらっしゃいますので、そういう方の申請手続なんかも早目に進めなければならないので、一生懸命今、鋭意努力しているところでありますので、御理解を賜りたいと思います。
○委員長  大友農林課長。
○農林課長  農林被害について申し上げます。
  私ども、大きく分けまして作物の被害につきましては、被害の当日からいろいろ動いてございまして、推計の段階でもございましたけれども、被害作物の状況についてはおおむね把握しているのかなというふうに思っております。
  ただ、米でも、またブドウでも出荷をしてみないとわからないという部分がございますので、そういった部分は今後追加して把握してまいりたいというふうに思っております。
  そのほか、ハウスの損壊でありますとか大規模な堰、それからそのほか農地農道、また農業用水路の被害等、また林道の被害等ございます。これらにつきましては、私どもでお申し出をいただくなり、私どもで見回りさせていただいている中で、おおむね92件を把握してございます。
  ただ、農地の小規模のものにつきましては見逃している場合もあろうかと思います。ちょっと御申告をいただいていない場合もあろうかと思います。また、山の中の林道につきましては、何カ所というふうに数える単位の問題もございます。先ほどの92カ所の中には、大きく山の林道、何カ所もあったとしても何々線1つというふうに数えてございまして、そういったことを考えますともうちょっと大きな数字になるのかなというふうに思っております。
  被害の状況としては、ほぼ、おおむね概略をつかまえたのではないかなというふうに考えているところでございます。
○委員長  新野建設課長。
○建設課長  建設課におきましては、市道それから市管理の河川について調査を進めてございまして、随時御報告をしている部分もございますが、7月31日現在で被災箇所、市道関係については549カ所、路線にすれば147路線、さらに河川につきましては11河川、被災箇所46カ所というような把握をしてございます。
  また、それぞれ橋梁部分についても、市道橋でございますが、15カ所で被災があるというようなことで把握をしてございますが、この多くは地元の皆さんからの御連絡をいただきまして調査を随時させていただいておりますけれども、まだまだ山間部の奥地については、まだ未調査という部分もあろうかと思います。そこについては、今さらに調査を進めている段階でございますので、まずは住民の居住区に近い部分、これをしっかり把握をしようということで取り組んでいるところで、現在申し上げました状況まで把握をいたしているところでございます。
  以上です。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  実態調査はかなり進んでいるというふうなお話でありますが、いずれにしても、今回の大水害はまず先ほど申しましたが口では言いあらわせないと。私のところにも、各地から激励の電話をいただいたり、励ましの電話をいただいたりして、それを力にして地域住民の方々に、お互いに頑張りましょうということでやっているわけであります。
  先ほどお話あったように全国各地から3,700名ですか、ボランティアの方々が参加されて、非常に地域の人から喜ばれていると、私からも改めて感謝を申し上げたいというふうに思います。
  いずれにしても、このたびの大災害は一刻も早く、一日も早くもとどおり以上にしていただくということが白岩新市長の任務ではないのかなと、このように思っております。
  そこで、1点だけお尋ねしたいんですが、こういう昨年に引き続いての大雨ということになりますと、いろいろな要素が重なっているんではないのかなというふうに私は思っております。先ほど片平志朗議員が四国の例を例えていろいろお話ししたわけですけれども、南陽市に降った雨量はおよそ大体230ミリ前後とこう言われているわけですけれども、専門家の皆さんにもいろいろな有識者の方がおられるわけですから、その辺の方々の御意見も聞きながら災害対策を講じていただくべきではないのかなと、このように思っておりますが、市長の見解をお願いしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  今回の水害についてさまざまな要素が、いろいろな要素があったのではないかという委員の御指摘でありました。去年と比べて大変雨量も多かったと。本当に今回の水害の被害が大きくなったことについては、さまざまな要因があったんだと思います。そこについては、これから対策を進める上でも、専門家の皆さんの意見をお伺いしながら、全庁挙げて全力でこの要素の検証を行ってまいって、そして、この復旧に関する取り組みを進めてまいりたいというふうに思っております。
  市としては、この市の全力を挙げて取り組んでいくんだというところを、市民の皆さんと、そして議会の皆さんと一緒に進めてまいりたいというふうに思っております。ぜひ御理解いただきますようお願いいたします。
○委員長  ほかにございませんか。
  5番白鳥委員。
○白鳥雅巳委員  このたびの災害につきましては、本当に危機管理課、また関係課、また市役所の職員の皆さん、本当にお疲れさまでございました。心より御礼を申し上げます。
  ただ、今いろいろな話で県の河川、そういった補修をされております。しかしながら、今先ほども話ありましたとおり、台風12号また11号、こちらのほうに来ております。今現在、河川の補修とかやっていますが、これからの来た場合、今、のり面、山の崩落、そういった危険性のある箇所が結構ございます。また、それを踏まえて、また、そういったことがまた台風が来てこういうふうになるんだと、そういったことを事前に考えながら対策をとっていかなければいけないのかなと思っております。起きたことは、復旧としたことで今やっていますが、これから台風が来たときの対応をどうするのか。
  また、危機管理課におきましては、やっぱり初めの避難勧告また避難指示等の発令をどうするのか、それが日中になるのか夜中になるのか、やっぱりそれを踏まえた今準備をするべきではないのかなと思っております。
  その点に関しまして、台風の12号、11号に、これから来るんだということを前もって思ったときに、危機管理課のこれからの情報というか発信はどうするんだか、そこら辺ちょっとお聞きをいたします。
○委員長  相澤危機管理課長。
○危機管理課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  現在、台風12号、朝鮮半島のほうで温帯低気圧に本日の未明変わりました。四国を中心としながら、大きな災害となっているようであります。特徴的には、すごくスピードがおそかったと。きょうの朝のニュースでも言っていたように、台風の中心に雲がなくてドーナツ型の現象ということで、特に東側に大きく影響したということです。
  あと、この部分についてはまずこの状態でおさまってくれるものと思っておりますが、問題は委員御指摘の台風11号であります。こちらのほうは、本日915ヘクトパスカルということで非常に強い台風で、このままいきますと6日に九州のほうに近くなるということで非常に心配していますし、きょうの夕方、夜あたりから前線が日本海のほうに張り出すということで、こちらのほうも7月9日に台風8号の際に大分離れていたんですが、前線を刺激をして大雨が降ったということで非常に警戒をしております。
  刻々と変わる気象情報については、今後も昼夜問わず探っていきたいと思っておりますし、委員御指摘のとおり深夜に避難勧告、避難指示を出すというのは非常に危険なことを踏まえた上で出すことも、出す判断をしなければならないということで今回はやむを得ざる深夜に出してしまいましたが、こういう状況を考えますと、夕刻、川の水位が少なくても明るいうちに避難勧告をしておくということも一つなのかなと思って、今回は検証しております。
  今後、11号の行方次第によっては深夜、夜暗くなって朝方までの間に災害が予想される場合は、夕刻早く避難勧告をするということも念頭に入れながら進めてまいりたいと思っております。
  川の氾濫することを私たちはとめることはできません。人命を、または人のけがを守ること、人を守ることしかできませんので、その範囲の中で今後も全力を尽くしてまいりたいと思っております。
  以上です。
○委員長  5番白鳥雅巳委員。
○白鳥雅巳委員  ありがとうございました。
  今回、台風8号の件につきましても、あれは夜中ということでございまして、近くの避難する方が例えば中学校に避難しようとしたときに、当然鍵がかかっているということで、そこには入れなかったということがございました。やはり、そういった事態をそういうふうになるかもしれないということで、早目の避難勧告、避難指示を出していただければスムーズにいけるんかな。
  水害があって、洪水が堤防を乗り越えなくとも、あらかじめ危険回避をすると、そういった勧告、指示を出していただければなと思います。やはり、暗いうちですとどうしても、どこに逃げたらいいかわからないという現状がございますので、明るいうちにもう、ちょっとなるかもしれない、どっちかわからない、だけれども、出しておいたほうが無難だなと、そういった判断のもとでやっていただければなと思います。
  ありがとうございます。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第53号 平成26年度南陽市一般会計補正予算(第5号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。
  よって、議第53号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第54号 平成26年度南陽市介護保険特
      別会計補正予算(第1号)
○委員長  次に、議第54号 平成26年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)の審査を行います。
  当局の説明を求めます。山口企画財政課長。
〔企画財政課長 山口広昭 登壇〕
○企画財政課長  〔平成26年8月臨時会 予算
          に関する説明書により 議
          第54号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、40ページから43ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第54号 平成26年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。
  よって、議第54号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で、本委員会に付託されました平成26年度補正予算2件の審査は終了いたしました。
  慎重な御審議を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し、深く感謝申し上げます。

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閉      会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。
  御苦労さまでした。ありがとうございました。
午前11時10分  閉  会

       予算特別委員長 板 垣 致江子