平成27年12月21日(月)午前10時00分開議

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議事日程第4号
平成27年12月21日(月)午前10時開議

 議会報告  議会運営委員長報告

(総務常任委員長報告)
 日程第 1 議第 74号 南陽市税条例等の一部を改正する条例の設定について

 日程第 2 議第 76号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部
             を改正する条例の制定について

 日程第 3 議第 77号 南陽市赤湯財産区温泉条例の一部を改正する条例の制定について

 日程第 4 請願第8号 安全保障関連法を廃止することを国に求める意見書の提出に関する件

 日程第 5 請願第9号 原発再稼働の中止を国に求める意見書の提出に関する件

(文教厚生常任委員長報告)
 日程第 6 議第 78号 南陽市長寿祝金支給条例の一部を改正する条例の制定について

 日程第 7 議第 79号 東南置賜地区視聴覚教育協議会の廃止について

 日程第 8 議第 80号 南陽市立赤湯学童保育施設の指定管理者の指定について

 日程第 9 議第 81号 南陽市総合保健福祉施設の指定管理者の指定について

 日程第 10 議第 82号 南陽市ライフル射撃場の指定管理者の指定について

(産業建設常任委員長報告)
 日程第 11 議第 75号 南陽市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める
             条例の設定について

 日程第 12 請願第7号 TPP交渉「大筋合意」は撤退し、調印・批准しないことを求める請
             願

(予算特別委員長報告)
 日程第 13 議第 70号 平成27年度南陽市一般会計補正予算(第6号)

 日程第 14 議第 71号 平成27年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)

 日程第 15 議第 72号 平成27年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第3号)

 日程第 16 議第 73号 平成27年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)

(追加議案)
 日程第 17 発議第8号 南陽市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について

 日程第 18 発議第9号 原発再稼働の中止を求める意見書の提出について

 日程第 19 発議第10号 「安全保障関連法」を廃止することを求める意見書提出について

   閉   会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第4号に同じ
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出 欠 席 議 員 氏 名

◎出席議員(17名)
 1番 髙橋  一司  議員      2番 高橋  一郎  議員
 3番 舩山  利美  議員      4番 山口  正雄  議員
 5番 白鳥  雅巳  議員      6番 片平  志朗  議員
 7番 吉田  美枝  議員      8番 梅川  信治  議員
 9番 川合    猛  議員     10番 髙橋    弘  議員
11番 板垣  致江子  議員  12番 髙橋     篤  議員
13番 田中  貞一  議員     14番 遠藤  榮吉  議員
15番 佐藤    明  議員     16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫 市長               大沼 豊広 副市長
板垣 俊一 総務課長            高梨 敏彦 みらい戦略課長
安部 史生 文化会館主幹         吉田 正幸 財政課長
山田 俊彦 税務課長            西牧 修二 総合防災課長
田中 千鶴子 市民課長           相澤 和吉 福祉課長
江口 和浩 すこやか子育て課長     嵐田 淳一 農林課長
神棒 久志 商工観光課長         漆山 清美 建設課長
島貫   勉 上下水道課長         大友 直秀 会計管理者
猪野   忠 教育長             佐藤 賢一 管理課長
板垣   健 学校教育課長         田中 吉弘 社会教育課長
髙橋 清数 選挙管理委員会事務局長  青木   勲 代表監査委員
小野田新一 監査委員事務局長      稲月一雄 農業委員会                                 
                                               事務局長
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事務局職員出席者
尾形 真人 事務局長               田中  聡 局長補佐
安部 真由美 副主幹      小野 勝司 書記



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開      議
○議長(遠藤榮吉議員)  御一同様、御起立願います。
  傍聴席の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第4号によって進めます。

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議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本日の会議の運営等について議会運営委員長より報告を願います。
  議会運営委員長 梅川信治議員。
〔議会運営委員長 梅川信治議員 登壇〕
○議会運営委員長  おはようございます。
  12月定例会の最終日であります本日の議会運営について、先ほど議会運営委員会を開催し、協議いたしましたので、その結果を報告いたします。
  初めに、付託議案の審査の結果についてでありますが、各常任委員会報告、続いて予算委員長から報告を受け、それぞれ質疑、討論、表決を行うことといたしました。
  次に、本日追加されます議案について申し上げます。
  追加議案は、発議案2件であります。
  発議案2件については、提案理由説明、委員会付託省略、質疑、討論、表決の順で行うことといたしましたので、御了承くださるようお願い申し上げます。
  次に、本日の会議の日程でありますが、お手元に配付してあります議事日程第4号により行うことといたしました。
  以上、本定例会の最終日の運営につきまして、議会運営委員会において協議決定いたしましたので、議員各位の御賛同と御協力を賜るようお願いを申し上げ、報告といたします。

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 (総務常任委員長報告)
日程第1 議第74号から
日程第5 請願第9号まで計5件
○議長  初めに、日程第1 議第74号 南陽市税条例の一部を改正する条例の設定についてから日程第5 請願第9号 原発再稼働の中止を国に求める意見書の提出に関する件までの議案3件及び請願2件を議題といたします。
  ただいま議題となっております議案3件及び請願2件について、総務常任委員長の報告を求めます。
  総務常任委員長 白鳥雅巳議員。
〔総務常任委員長 白鳥雅巳議員 登壇〕
○総務常任委員長  おはようございます。
  私から総務常任委員会の報告を申し上げます。
  本定例会において、当委員会に付託されました議案3件及び請願2件について、日程に従い、去る12月11日午前10時から、全員協議会室において、関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
  初めに、議第74号 南陽市税条例等の一部を改正する条例の設定についてを申し上げます。
  本案は、平成27年度の地方税法等の一部改正に伴い、徴収の猶予及び換価の猶予の手続に関し必要な事項を定めるものと、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆる番号法の施行に伴い、所要の改正を行うものであります。
  具体的には、納税者の負担軽減と早期かつ的確な納税の履行を確保する観点から、徴収の猶予が50万円から100万円以下まで担保不要にできること、また新設の納税者の方からの申請による換価の猶予については、徴収の猶予と同様に担保不要の徴収額が100万円以下となり、納税に誠実な意思があり、一時納付が事業継続・生活維持に影響するおそれがある場合には猶予ができる。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第76号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを申し上げます。
  本案は、平成24年8月に公布されました、被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律、いわゆる一元化法が、平成27年10月1日に施行されたことによる条例の改正を行うものであります。
  内容は、共済年金と厚生年金の統合により厚生年金となったことから、文言の整理など所要の改正を行うものであります。
  なお、この条例は公布の日から施行し、平成27年10月1日から適用するものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第77号 南陽市赤湯財産区温泉条例の一部を改正する条例の制定についてを申し上げます。
  本案は、温泉受給権の譲渡と温泉受給者名義変更について定めたものでございます。
  温泉受給権が相続またはそれ以外の事由により移動する際に、それが温泉受給権の譲渡に当たるのか、温泉受給者の名義変更に当たるのかを明確化したものでございます。
  当局からは、温泉受給権の譲渡と判断した場合は、譲渡名義手数料である1升当たり30万円の譲渡名義手数料は発生するが、名義変更とみなした場合には手数料は発生しないこと。また、本条例改正に至るまでの経緯等についての説明がありました。
  委員からは、必ずしも法人は血族だけで成り立っているものではなく、代表者変更は起こり得る。そういう意味から、正当な相続人である場合は名義変更となり、法定相続人でなくなった場合は譲渡に当たるというのは差があり過ぎるのではないかとの意見がありましたが、当局からは、赤湯温泉旅館協同組合や赤湯財産区管理会とも十分な協議を行い改正に至ったとの説明を受けました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、請願第8号 安全保障関連法を廃止することを国に求める意見書の提出に関する件を申し上げます。
  本請願は、第189回国会において可決成立した集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法を廃止することを求めた意見書を、国会及び政府関係機関に提出するよう求めるものであります。
  審査の中で委員からは、一内閣が憲法解釈を変更することは理解できない。憲法改正というしっかりした手続を踏んでから改正すべきであり、あくまでも憲法違反であり違憲である。よって請願は願意妥当であり、賛成との意見がありました。
  反対意見としては、一部の憲法学者が違憲、合憲を決めるのではなく、決めるのは違憲審査権を持つ最高裁であって、司法の判断を仰ぐのが立憲主義であり、集団的自衛権行使の限定要因は自国を守るための自衛の措置というのが本質で、平和安全法制について戦争法と批判するのは間違った認識である。日米安保条約が戦争抑止の機能を強化し、戦争を未然に防ぐための立法措置が平和安全法制の考え方である。これらの理由で請願には反対であるとの意見がありました。
  審査の結果、反対の意見もありましたので、採決の結果、賛成多数で採決すべきものと決した次第であります。
  次に、請願第9号 原発再稼働の中止を国に求める意見書の提出に関する件を申し上げます。
  本請願は、原子力発電所の再稼働を認めないこと及び福島第一原子力発電所事故の収束と被害の完全救済に全力を挙げることを国に求める意見書を、国及び政府関係機関に提出するよう求めるものであります。
  審査の中で委員からは、原発再稼働については汚染水問題などの課題が解決していない、福島第一原発事故がまだ収束していないにもかかわらず再稼働には反対である。再稼働の賛成派の意見は発電コストと環境を挙げているが、事故を想定しなければが前提である。ここ2年間は原発稼働なしでやってきたこと、電力会社の体質を変える必要があること、事故が起きたときに人間の手でコントロールできないことが一番の問題であり、原発再稼働には反対であるとの意見がありました。
  審査の結果、願意妥当と認め、全員異議なく採決すべきものと決した次第であります。
  以上、総務常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの総務常任委員長の報告に対し質疑ございませんか。
  17番殿岡和郎議員。
○殿岡和郎議員  私は今、日本を取り巻く状況を見たときに、決して安泰した状況ではないと、こう思っています。特に、隣接の尖閣諸島問題、あるいは竹島問題、北方領土問題、加えていつまでも解決にほど遠い拉致問題、それらを考えたときに、話し合いだけで政治ができるものではない。これは、日本のように本当に立派な、そして常識的な国だけではないと、新聞報道、あるいはテレビの報道などで感じておりまして、先ほど申し上げたような状況の中で、話し合いだけで日本の国が守られる、あるいは国民が守られるということは、私は信じたいんですけれども、そういう状況にないと思います。
  そのためにどうしても抑止力、戦争は私は反対です。一生末代、戦争はしてはいけないと思います。しかし、今世界中でテロが多発しておりまして、そのテロのために何の罪もない幼い子供、そして大人も含めて非常に迷惑をかけ、あるいは命を奪われ、財産を奪われ、そして逃げ惑う状況であります。
  やっぱり先ほどから何回も言うように、話し合いだけで解決される世界の情勢にはないと、こう思っておりますので、先ほど委員長からありましたような安保関連法案に対し、それを請願として出されましたけれども、私はその請願に対しては提出すべきではないという考えを持っておりますので、そういうことで請願採択には反対の立場を表明をしたいと思います。
  以上です。
○議長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  ここで請願第8号 安全保障関連法を廃止することを国に求める意見書の提出に関する件に対し、2番高橋一郎議員より賛成討論の通告がありましたので、これを認めます。
  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  おはようございます。
  2番政風会の高橋一郎です。
  多くの傍聴者の皆さんは、この本会議での審査と議論に重大なる関心を持っておられて来場されたのだと思います。
  私は、請願第8号 安全保障関連法を廃止することを国に求めることに賛成の立場から討論するものであります。
  本請願は、本年9月19日に可決・成立した集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法を廃止することを求めた意見書を、国会及び政府関係機関に提出するよう請願するものです。
  御承知のとおり、今回の請願は初めて出されたものではありません。これまでに2回、昨年12月の憲法違反の安保法案を出すなとの請願、今年6月の法案制定を断念せよとの請願、ともに全会一致で採択されて、意見書を衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、主務大臣宛てに提出したことは、南陽市議会としては画期的であり、平和都市宣言の南陽市として誇らしいことで、内外から高く評価されています。
  このような経過があるのに、なぜ今回反対意見が出てきたのかよくわかりません。全会一致が本意でなかったのでしょうか。自分の考え、内心は賛成だけれども、政党の方針だからでしょうか。圧力には逆らえないのでしょうか。与党自民党内や公明党内での表立っての反対発言がないことが、この問題をさらに深刻にしています。おかしいことはおかしい、だめなものはだめだと言えなければ、安倍首相の暴走にブレーキはかかりません。
  また、決まったことなのだから仕方がないということなのでしょうか。この状況は正しくない、しかし受け入れざるを得ないと思う人は、政治的な無力感を自ら社会に広めることと同じです。政治家は、もう決まったことだから仕方がないと言っていられないのです。人間がやることは変えることができる。これは、オランダ人のカレル・ヴァン・ウォルフレンが、「人間を幸福にしない日本というシステム」で述べています。安保法もTPPも原発再稼働も、みんな私たちの意志で変えることができるのです。
  さて、日本国憲法第2章 戦争の放棄 第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。第2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
  この条文を素直に読んで、集団的自衛権、つまり他国防衛のために自衛隊を派遣することができるというのは、とてもどう見ても思えません。平和を守るための戦争なんてあり得ませんし、憲法9条は自国・他国を問わず、生命を奪うことをしない旨を誓ったものです。憲法学者の9割以上が、このたびの安保法制を違憲と表明していることは客観的に憲法違反を証明しています。
  そもそも現憲法は、世界大戦で230万人の日本人、そのうち80万人は民間人が殺された、その代償として生まれました。ちなみにアメリカの戦死者は29万2,000人、しかも民間人の犠牲者はいないというのです。いかにこの戦争が愚かだったかを示す一つの数字です。このような背景で公布された現憲法を、安倍政権は余りにも軽視、無視していると思います。憲法第99条は、国務大臣、国会議員、公務員はこの憲法を尊重し擁護する義務を負うと規定しています。この戦争法案を提出した安倍総理以下政府の国会議員、そして官僚みんなが憲法違反です。自民党歴代内閣は、集団的自衛権の行使は憲法違反だと言っています。
  そして、法律は人間を縛りますが、憲法は時の為政者・政治家を縛るため、暴走を許さないための最高法規なことは御承知のとおりです。それを一内閣の解釈変更で集団的自衛権の行使を容認して地球の裏まで自衛隊を派遣することなど、無論許されるものではありません。
  安倍政権は、アベノミクス選挙、新しい自民党、この道しかないと言って、昨年12月の解散総選挙で3分の2以上の議席を奪い取りました。あのとき、集団的自衛権の行使を容認する憲法の解釈変更は争点ではなかったのです。その意味で国民はだまされました。
  自民党や公明党の方々は、この法律は戦争を抑止する平和法案と言っています。戦争法案と言っている私たちのほうがおかしいと。本当にそうでしょうか。私は、この場でその方々と直接議論をし、反論したいと思っています。
  戦争ができるようになるこの法律、集団的自衛権は、我が国が攻撃されなくとも同盟国が攻撃された場合に、その戦争に加担することです。自民党も公明党も、新3要件でがっちり歯どめをかけているから、最低限の武力行使だから大丈夫だと言います。でも、間違いなく自衛隊員を25万人から30万人を超える体制に増強するでしょう。武器装備は武力行使できるようにアメリカから買い備えなければなりません。戦争の準備をする予算は消費税を充てられるでしょう。そんなの絶対だめです。28年度の軍事予算は5兆円を突破します。オスプレイや攻撃的戦闘機を増強します。
  取り巻く状況や周辺事態が以前と変わった。東シナ海、南シナ海で中国が進出している。北朝鮮がミサイルを撃ったらどうなるなどと言っていますが、それは個別的自衛権・専守防衛と安全保障の問題です。集団的自衛権の話では全くないのです。
  もし中国が尖閣諸島を実力行使で上陸したら、国際世論が中国を一斉に非難します。北朝鮮がミサイルを万が一発射したら、日米のイージス艦合わせて二十数隻と地対空ミサイルのパトリオットが迎撃します。今の戦争はミサイルを撃ち込む核戦争です。1本でも日本の原発に落とされたら終わりです。そうならないようにしっかりと態勢をとっています。中国や北朝鮮も、自国の存亡をかけての武力行使になるので、ジャブは打っても大きなパンチは振り回してこないでしょう。
  先ほども反対の発言がありましたが、でも第一に外交努力をすべきです。昔から、戦の常道はやりと鉄砲ではなく筆と口でするものと言われています。憲法9条こそが抑止力そのものなのです。私たち戦争を知らない世代は、学校教育でもそう教えられてきました。日本国憲法とともに育ち、現憲法の平和主義、民主主義、立憲主義を学校や社会、家庭の中で学んできました。
  私たちはごまかされてはなりません。2年前に麻生副総理が言ったことを覚えているでしょうか。ナチスドイツを見習えばいい。ワイマール憲法はいつのまにか変えられたと。その時も10本の法案を1本にまとめられたと。もう2年前から、つまり12月解散総選挙時はこの法案を出すことをもくろんでいたのに、隠して選挙の焦点にはしなかったのです。こんな国民無視のでたらめを許せるでしょうか。
  そして、何と言っても、先ほどありました、怖いのはテロです。他国のための集団的自衛権を行使したためにテロの標的になった過去の事実があります。
  2004年、平成16年3月14日のスペイン、マドリードで起きた3つの駅での列車爆発テロ。191人が死亡、2,000人以上の負傷者が出ました。イスラム過激派が犯行声明を出しました。その3日後の総選挙でスペイン社会労働党政府が誕生し、イラクからの軍を撤退しました。
  また2005年、平成17年7月7日、ロンドン地下鉄3カ所でほぼ同時に地下鉄車両の爆発、56人死亡、アルカイダから犯行声明。7月6日から開催されたサミットに照準を合わせたと考えられました。いずれのテロもアフガン、イラク戦争での虐殺、その関与への報復テロでした。
  2001年、平成13年10月のアフガン戦争は、9.11世界貿易センタービルに飛行機が突っ込んだテロの首謀者ウサマ・ビン・ラディンの、そのテロ組織の破壊が目的でした。2003年3月からのイラク戦争は、悪の枢軸サダム・フセインを倒し、テロを首謀し大量破壊化学兵器を持つフセイン政権を攻撃し倒すことでした。後になって大量破壊化学兵器は持っていなかったことが判明しました。このテロは、いわゆるアメリカの独善的な正義に集団的自衛権で加担したイギリスとスペインへのイスラム過激派の報復でした。戦争やテロの犠牲になるのは、いつの時代も善良な市民です。
  日本はイラク特措法でアメリカ軍に給油をしていましたが、戦闘地域に自衛隊は行っていません。このようなテロが日本でも起きるようになる。怖いのは自衛隊員だけでなく、私たち日本国民が無差別に狙われるようになることです。
  2020年の東京オリンピックは大丈夫でしょうか。新国立競技場、世論の反対と内閣支持率の急激な低下に対応して白紙にできたのだから、この安保法も白紙撤回できるはずです。このようなテロを誘発する戦争をできる法は、日本国民の平和と安全を守るに値しない。法律で即時廃止すべきです。
  また、話は違いますが、TPPも同じです。TPPは経済的戦争であり、いわば多国籍企業の侵略です。私たちの暮らしと生活を弱い者ほど脅かされます。全ての根源は、1%に満たない巨大企業の利益のための策略にあることを私たちは知るべきです。
  最後に、憲法第98条はこう言っています。この憲法は、国の最高法規であって、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
  つまり、憲法違反の法律は無効であると、いずれ司法の場でも裁かれるときがきます。
  議員皆様の良識ある御判断をお願い申し上げ、私の賛成討論といたします。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長  ほかに討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。ただいまの総務常任委員長報告のうち、17番殿岡和郎議員より請願第8号 安全保障関連法を廃止することを国に求める意見書を提出する件について反対の意思表明がありましたので、分割して採決を行います。
  まず、初めに請願第8号 安全保障関連法を廃止することを国に求める意見書を提出する件についての採決を行います。
  お諮りいたします。請願第8号の採決は起立採決により行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。
  請願第8号 安全保障関連法を廃止することを国に求める意見書を提出する件は、総務常任委員長報告のとおり採択とすることを賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長  御着席ください。
  起立多数でありますので、よって、請願第8号は採択することに決しました。
  次に、お諮りいたします。請願第8号を除く議案3件及び請願1件について、総務常任委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。請願第8号を除く議案3件及び請願1件について、総務常任委員長報告のとおり決しました。

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 (文教厚生常任委員長報告)
日程第 6 議第78号から
日程第10 議第82号まで計5件
○議長  日程第6 議第78号 南陽市長寿祝金支給条例の一部を改正する条例の制定についてから日程第10 議第82号 南陽市ライフル射撃場の指定管理者の指定についてまでの議案5件を議題といたします。
  ただいま議題となっております議案5件について、文教厚生常任委員長の報告を求めます。
  文教厚生常任委員長 吉田美枝議員。
〔文教厚生常任委員長 吉田美枝議員 登壇〕
○文教厚生常任委員長  おはようございます。
  私から文教厚生常任委員会の報告を申し上げます。
  本定例会において、当委員会に付託されました議案5件について、日程に従い、去る12月14日午前10時から、全員協議会室において、関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
  初めに、議第78号 南陽市長寿祝金支給条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、祝金の額等を改め、条例の廃止期日を設定するため、条例の一部を改正するものであります。
  当局より、来年度より生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)を配置し、地域づくりを含めた高齢者対策の充実を図るものに財源の活用をするため、祝金の額を10万円から5万円に改め、平成30年12月31日限り条例の廃止をする。また、支給対象者条件として、南陽市内在住期間を「住民基本台帳に記録され、かつ、当該記録の期間が30年以上」としているものを、「引き続き30年以上」に改めるとの説明を受けました。
  委員から、平成28年1月1日から施行になるのは余りにも唐突であり、高齢者に住みよいまちづくりをするためには廃止をせず、額の改定については周知の期間が必要であるとの意見が出されました。
  審査の結果、委員から反対との意見が出され、採決の結果、賛成がなく、原案は否決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第79号 東南置賜地区視聴覚教育協議会の廃止について申し上げます。
  本案は、東南置賜地区視聴覚教育協議会を廃止することについて、地方自治法第252条の6の規定により議決を求めるものであります。
  当局より、視聴覚教育の振興を目的に、東南置賜地区2市2町が昭和43年に共同して設立した東南置賜地区視聴覚教育協議会が、時代の変遷等に伴い、近年その役割が低下し、設立当初の目的は十分達成されたものであるため協議会を廃止するとの説明を受けました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第80号、議第81号及び議第82号の3件は、南陽市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例に基づき、3施設の指定管理者を指定するものであります。
  まず、議第80号 南陽市立赤湯学童保育施設の指定管理者の指定について及び議第81号 南陽市総合保健福祉施設の指定管理者の指定についての両議案は、いずれも社会福祉法人双葉会に指定するものでありますので、一括して審査いたしました。
  当局より、指定の期間は平成28年4月1日から平成31年3月31日までの3年間とすること、社会福祉法人双葉会は、平成22年度から指定管理者となり、長年にわたる社会福祉事業者としての実績と経験に基づき、今後とも安心で健全な学童保育施設の運営が期待できるとの説明を受けました。
  委員から、各施設の職員数の質問が出され、赤湯学童保育施設は7名、総合保健福祉施設は4名との説明を受けました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第82号 南陽市ライフル射撃場の指定管理者の指定について申し上げます。
  当局より、指定に当たっては山形県ライフル射撃協会に引き続き指定するもので、指定期間は平成28年4月1日から平成29年3月31日までの1年間とするとの説明を受けました。
  委員から、指定管理の期間に関する質問が出されましたが、施設の老朽化や今後の方向性について、山形県をはじめライフル射撃協会、地元高校等を含めた関係者と1年間をかけて調整が必要なためとの説明を受けました。
  ライフル射撃は、地元高校生が全国大会でも優秀な成績をおさめている。施設の改修や指定管理者の選定については、今後考えていく必要があるとの意見が出されました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  以上、文教厚生常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの文教厚生常任委員長の報告に対し、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第78号 南陽市長寿祝金支給条例の一部を改正する条例の制定についてから議第82号 南陽市ライフル射撃場の指定管理者の指定についてまでの議案5件については、文教厚生常任委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第78号から議第82号までの議案5件は、文教厚生常任委員長報告のとおり決しました。

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 (産業建設常任委員長報告)
日程第11 議第75号及び
日程第12 請願第7号の計2件
○議長  日程第11 議第75号 南陽市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の設定について及び日程第12 請願第7号 TPP交渉「大筋合意」は撤回し、調印・批准しないことを求める請願についての議案1件及び請願1件を議事の都合により一括議題といたします。
  ただいま議題となっております議案1件及び請願1件について、産業建設常任委員長の報告を求めます。
  産業建設常任委員長 川合 猛議員。
〔産業建設常任委員長 川合 猛議員 登壇〕
○産業建設常任委員長  おはようございます。
  私から産業建設常任委員会の報告を申し上げます。
  本定例会において当委員会に付託されました議案1件及び請願1件について、日程に従い、去る12月15日午前10時から、関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。
  初めに、議第75号 南陽市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の設定について申し上げます。
  本案は、農業委員会等に関する法律の一部改正に伴い、条例で農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定めるものであります。
  当局からは、法律の改正により公選制及び各団体の選任となっていた制度が廃止され、新たに農業者等からの推薦等により、市長が議会の同意を得て任命する農業委員と、農業委員会が委嘱する農地利用最適化推進委員の2つの委員体制となる。その定数は農業委員会組織運営検討委員会での検討により、農業委員が17名、農地利用最適化推進委員が8名に決定したとの説明を受けました。
  委員からは、農業委員等の選出方法、また業務が増えることが予想される中、その定数で業務が可能であるのか質問が出され、選出については今後、市報等で推薦、募集し、公表を行い進めていくこと。定数については、検討委員会において十分な検討をいただき決定した旨説明がありました。
  審査結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、請願第7号 TPP交渉「大筋合意」は撤回し、調印・批准はしないことを求める請願について申し上げます。
  本請願は、TPP交渉「大筋合意」の詳細と協定本文を速やかに開示し、国会・国民の議論を保障すること。国会決議に違反する「合意」は撤回し、協定への調印・批准は行わないよう政府に対し意見書の提出を求めるものであります。
  当局からは、10月の大筋合意を受けて以降、11月に開催された東北市長会において、TPP交渉の大筋合意に伴う対策を求める決議がなされ、影響が心配される農業分野へのしっかりした対策を国に求めていく方向性である旨説明がなされました。
  委員からは、継続して、委員会にてさらに研究調査が必要であり、継続審査とすべきとの意見。請願どおり国会での説明、議論がまだ不足であり、請願に賛成である意見。もはや日本だけの問題ではない。特に農業施策については、約3,000億円もの予算を計上し日本を守るための対策を検討しており、請願に反対である意見などが出されました。
  継続審査すべきかどうかを諮ったところ、賛成少数となり、採決した結果、賛成少数で不採択すべきものと決した次第であります。
  以上、産業建設常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの産業建設常任委員長の報告に対し質疑ございませんか。
  15番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  ただいま委員長の報告に対しまして、何点か質問いたします。
  第1点目は、反対の理由がよくわからなかったわけですけれども、どのような中身で検討されて反対に至ったのかお尋ねをしたいと。
  2点目は再三再四、ここ数年、地元農協を初め生協さん、あるいは農民連の方々、団体から、今までこのような請願が出されまして、関係大臣に意見書を提出、議長名でしたわけであります。しかもこの請願、あるいはこの意見書は、全会一致と、こういうことであったわけであります。しかも今回はなぜ反対されたのか理由がわからないと、こういうことでありますが、そういったことを含めながら議会の良識を示したわけでやったわけでありますが、この辺の考え方についてお尋ねをいたします。
○議長  答弁を求めます。
  産業建設常任委員長。
○産業建設常任委員長  3人の委員から発言がありました。まず継続審査が1件、請願に賛成が1件、反対ということで殿岡委員からございました。それを読み上げさせていただきます。
  お二人からいろいろなお話が出たようですし、さっき農林課長が言ったように、7回もこれに関連した請願があった。前回は私も含めて、国民に対して、あるいは農民に対してまだ説明が十分でない。けれどもそれはそれとして、あの請願内容からいってということで賛成をしたものであります。これが、いかにもあのときの請願が採択になったから今回のものもそれに準ずるというものではありません。前回は我々自民党の仲間はたくさんいますけれども、これはやっぱり私も含めてまだまだ説明不足だと。もっと説明をして甘利大臣がその声を大いに反省すべきだと、反映すべきだと求めたものでありますので、その辺は一部誤解なされている方がいるのではっきりしておきたい。
  ところで、今回でありますが、皆さんが知っているとおり日本の農民、国民だけを考えてそんなことを言っても、全然、ほかの国だって命をかけて自分の国と平和と生活を守るために頑張っているわけですから、それが皆さんから言われたから、あるいはこういう意見があるからといっても、お米も中国あたりにどんどんと日本から売ろうとして、事実売っている団体もたくさんあります。あるいは青森のリンゴも外国にどんどん売っている状況であります。そのように、いろいろなことを世界を相手にして日本はいかによくなるかというため、やっぱり日本のものは日本が守ると言っていたのでは、輸出も、出すほうも買うほうも全く爪はじきとなります。日本だけ島国で取り残されて、全く何もかにもだめになると私は思っているので、特に今回は、皆さんが知っているとおり、新幹線の技術ということもやはり、あなた方は何も買わないのか、では帳消しにしますと、例えばそういうことも出てくるわけです。
  皆さん知ってのとおり、米については778%の関税を掛けて日本の米を守っているのが事実なんです。それを今回は関税を守ると。そのかわり、オーストラリアとアメリカから約8万トン、ところがそのように買わなければならない。ただし、その買った分については、日本の農家の人には迷惑をかけ心配をかけるので、政府でその分を全部買い上げて、備蓄米としてそれを普通どおりのお金で買うよと。やむを得ず、オーストラリアとアメリカとそういう約束をしたので、その分は買うよというようなことを堂々と政策として発表していますし、そういう事実であります。
  特に何もしないで、ただ言いなりになっているような一部の意見ございますけれども、約3,000億円は、今回の補正予算でこのTPP関連について施策をするというふうに、農業について、特に土地改良、畜産の振興、あるいは産地をまだまだ増やしていくと。あるいは産地で一旗上げてもらうこと。その3つのことについて、特に3,000億円もの補正予算を今、政府与党で実行しようとしている。こういうようないろいろな状況の中で、私はあえて、せっかく今まで日本を守るために交渉してきて、いろいろな施策で皆さんに迷惑をかけないようにやると政府与党言っている以上、私はこの請願については取り上げることは反対であります。
  以上、3委員の発言後、採択に入り、壇上で申し上げましたとおりの結果となりました。
  以上です。
○議長  15番、佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  長々と御説明受けたわけでありますが、果たして理解されたのかなと。私は簡潔に申し上げているんですよ。常任委員会でどのような理由で反対の説明があったのかと、説明したのかと。これを聞いているんですよ。今まで再三再四、この議会でもさっきも言ったように、全会一致で採択、再三していると。そういったにも関わらず、余りにもおかしいのではないだろうかと、こう言っているんです。
  このTPP問題は、ただ単に農業問題だけでなくて、例えば地域への経済、あるいは雇用問題、あるいは医療保険関係、食品安全の問題、こういったさまざまな諸問題が含まれていると、こういうふうになっているわけです。それにも関わらず、そういったことも含めてこの議会で議論したのかどうか、非常に私は疑問だというように思っております。
  せんだって、山形市で講演会開いたそうです。この集会で、JAの山形中央会の長澤 豊会長がこのように言っているんです。重要5品目を聖域にするという国会決議が守られていると言いつつ、到底納得できるものではないと。国民、県民の間に不安が広がっておると。引き続きこの反対運動を続けていくと、このように決意をしているわけです。ですから、県内の農業団体も、いろいろなその他の団体も含めて反対をしていると。こういうことになっているわけです。
  しかも国会ではまだ議論もされていない、こういう状況なんです。ですから、やっぱり南陽の議会としても採択して、そして関係省庁、あるいは大臣に意見書を上げていくということが我々の仕事ではないのかなと、このように思っております。そういった議論されたのでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  産業建設常任委員長。
○産業建設常任委員長  先ほど申し上げたとおり、後の議論はございませんでした。
  以上です。
○議長  15番、佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  私はこの南陽市の議会の良識をやはり示すべきだと、このように思います。そういう点で、この請願の不採択はやっぱりもとに戻して採択すべきだと、このように思います。
  以上です。
○議長  ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  ないですか。質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  ただいまの産業建設常任委員長報告に対し、15番佐藤 明議員より請願第7号について委員長報告に対し反対の意思表明がありましたので、分割して採決を行います。
  初めに、請願第7号について採決を行います。
  お諮りいたします。請願第7号の採決は起立採決により行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。
  採決いたします。請願第7号は委員長報告では不採択でありましたが、採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長  もう一度申し上げます。採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
  可否同数でありますので、よって地方自治法第116条の規定により、議長において本件に対する可否を採決いたします。
  請願第7号については、議長は不採択といたします。よって、請願第7号は不採択に決します。
  次にお諮りいたします。議第75号 南陽市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を求める条例の設定について、産業建設常任委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  議第75号は、産業建設常任委員長報告のとおり決しました。

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 (予算特別委員長報告)
日程第13 議第70号から
日程第16 議第73号まで計4件
○議長  日程第13 議第70号 平成27年度南陽市一般会計補正予算(第6号)から日程第16 議第73号 平成27年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)までの補正予算案4件を議事の都合により一括議題といたします。
  ただいま議題となっております補正予算案4件について、予算特別委員長の報告を求めます。
  予算特別委員長 板垣致江子議員。
〔予算特別委員長 板垣致江子議員 登壇〕
○予算特別委員長  おはようございます。
  私から予算特別委員会の御報告を申し上げます。
  本定例会において、当委員会に付託されました案件は、平成27年度各会計補正予算4件であります。
  これを審査するため、去る12月17日委員会を開催し、審査を行いました。
  当委員会は、議長を除く全員で構成されておりますので、審査経過などは省略し、結果のみを御報告させていただきます。
  議第70号 平成27年度南陽市一般会計補正予
       算(第6号)
  議第71号 平成27年度南陽市国民健康保険特
       別会計補正予算(第2号)
  議第72号 平成27年度南陽市介護保険特別会
       計補正予算(第3号)
  議第73号 平成27年度南陽市後期高齢者医療
       特別会計補正予算(第1号)
  以上、補正予算4件は、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  以上、予算特別委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの予算特別委員長報告に対し、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第70号 平成27年度南陽市一般会計補正予算(第6号)から議第73号 平成27年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)までの補正予算案4件は、予算特別委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  異議なしと認めます。よって、議第70号から議第73号までの補正予算案4件は予算特別委員長報告のとおり決しました。






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 (追加議案)
日程第17 発議第8号 南陽市議会会議規
      則の一部を改正する規則の制定
      について
○議長  日程第17 発議第8号 南陽市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についてを議題といたします。
  ここで、提案理由の説明を求めます。
  10番髙橋 弘議員。
〔10番 髙橋 弘議員 登壇〕
○髙橋 弘議員  おはようございます。
  私から発議第8号 南陽市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について、提案理由を申し上げます。
  近年の男女共同参画の状況に鑑み、女性議員が活躍できる環境整備をして議会を活性化し、よりよい住民サービスを実現するため、標準市議会会議規則が改正されました。それに伴い、所要の改正を行うものであります。
  以上、提案理由を申し上げますので、議員皆様の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第8号は、会派会長会全員の賛成を得て提案されたものであります。よって、委員会付託を省略したいと思いますがこれに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第8号は委員会付託を省略することに決しました。
  これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  討論の希望がないようですので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。発議第8号 南陽市議会会議規則の一部を改正する規則の制定については、原案のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第8号は原案のとおり可決いたしました。

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日程第18 発議第9号 原発再稼働の中止
      を求める意見書の提出について
○議長  日程第18 発議第9号 原発再稼働の中止を求める意見書の提出についてを議題といたします。
  ここで、提案理由の説明を求めます。
  5番白鳥雅巳議員。
〔5番 白鳥雅巳議員 登壇〕
○白鳥雅巳議員  私から発議第9号 原発再稼働の中止を求める意見書の提出について、提案理由を申し上げます。
  東北電力福島第一原発事故発生から4年8カ月が経過する中、いまだに福島県民約10万人が避難生活を余儀なくされております。事故の原因は十分に究明されず、汚染水問題などが日ごとに深刻さを増し、事故の収束もおぼつかない状況にあります。
  このような中で政府は原発の再稼働を進め、原発依存の既成事実化を図ろうとしております。事故原因の徹底した究明と事故の収束こそを最優先させるべきであり、原発再稼働の中止を求める意見書を国及び政府に提出するものであります。
  以上、提案申し上げますので、議員各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第9号は、所管の総務常任委員会全員の賛成を得て提案されたものでありますので、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第9号は委員会付託を省略することに決しました。
  これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  討論の希望がないようですので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。発議第9号 原発再稼働の中止を求める意見書の提出について、原案のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第9号は原案のとおり可決いたしました。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は予鈴をもってお知らせいたします。
午前11時10分  休  憩
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午前11時30分  再  開
○議長  再開いたします。

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○議長  休憩中に議会運営委員会を開催されましたので、議会運営委員長より報告を求めます。
  議会運営委員長 梅川信治議員。
〔議会運営委員長 梅川信治議員 登壇〕
○議会運営委員長  ただいま休憩中に発議案1件が提出され、この件について議会運営委員会を開催し協議いたしましたので、その結果を報告いたします。
  審査方法でありますが、提案理由説明、委員会付託省略し、質疑の後、討論、表決の順で行うことといたしましたので、御了承いただきますようお願い申し上げます。
  以上、議会運営委員会において協議、決定いたしましたので、各議員の御賛同と御協力を賜りますようお願い申し上げ、報告といたします。
○議長  ただいま議会運営委員長より報告がありました。
  発議案1件は、地方自治法第112条及び会議規則第14条第1項の規定により提出されたものであります。この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  よって、発議第10号を日程に追加し、議題とすることに決しました。

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日程第19 発議第10号 「安全保障関連
      法」を廃止することを求める意
      見書提出について
○議長  日程第19 発議第10号 「安全保障関連法」を廃止することを求める意見書の提出についてを議題といたします。
  ここで、提案理由の説明を求めます。
  4番山口正雄議員。
〔4番 山口正雄議員 登壇〕
○山口正雄議員  私から発議第10号 「安全保障関連法」を廃止することを求める意見書提出について、提案理由を申し上げます。
  政府は今国会において、国際平和支援法案及び平和安全法制整備法案を提出し、可決成立いたしました。この安保関連法案は、衆参特別委員会における参考人を初め、多くの憲法学者、有識者、文化人らが違憲であると断じている法案であります。
  歴代内閣も「集団的自衛権の行使は憲法上許されるものではない」とした解釈を維持してきましたが、この解釈を一政府が一蹴し本案を成立させたことは、立憲主義を根底から否定するものであります。
  よって、この法案の廃止を求める意見書を国及び政府に提出するものであります。
  以上、提案申し上げますので、議員各位の御賛同を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第10号は、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第10号は委員会付託を省略することに決しました。
  これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  討論の希望がないようですので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。発議第10号 「安全保障関連法」を廃止することを求める意見書の提出について、原案のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、発議第10号は原案のとおり可決いたしました。
  最後にお諮りいたします。本定例会において議決されました議案の中で、整理を要するものについては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに決しました。
  以上をもちまして本定例会に提案されました議案及び請願等の審査は全て終了いたしました。

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市  長  挨  拶
○議長  ここで、市長より発言を求められておりますので、これを認めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  12月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
  本定例会におきましては、提案いたしました議案につきまして慎重に御審議を賜り、一部を除き原案のとおり御承認、御同意、御可決をいただきましたことに厚く御礼を申し上げます。
  定例会の中で各議員からいただきました御提言等につきましては、可能なものからその実現に向け努力をしてまいる所存でございますので、今後とも御指導、御支援を賜りますようお願いを申し上げます。
  早いもので、今年も残すところあとわずかとなりました。昨年の大雪とは異なり、今年は過ごしやすい年の瀬を迎えるのかなと思っております。しかし、冬は始まったばかりでございますので、庁内の連絡体制を強化し、今後とも雪害の未然防止に努めてまいります。
  さて、今年を振り返りますと、2年連続となる元旦のニューイヤー駅伝への出場に始まり、4月には山形県縦断駅伝競走大会で南陽・東置賜チームが完全優勝で総合4連覇を果たすなど、さい先のよいスタートとなりました。
  烏帽子山公園の桜は残念ながら昨年ほど咲き誇りませんでしたが、6月からはポスト山形デスティネーションキャンペーンが始まり、多くのお客様に本市を訪れていただきました。また、10月には第103回目を数える南陽の菊まつりが開催され、期間中は第51回全日本菊花連盟全国大会南陽大会が開かれ、多くの皆様方にごらんいただくなど、本市を県内外にPRすることができました。
  一方、昨年、一昨年と2年連続の豪雨により、吉野川、織機川の氾濫や土砂災害等、各地で甚大な被害がもたらされましたが、1年が経過し、被災箇所の復旧工事を全力で進めていただいております。また、市内72カ所に設置する防災行政無線施設整備工事も着工し、災害に強いまちづくりを目指し取り組んでいるところでございます。
  さらに、子育て支援策として、第3子以降保育料の無料化等を初めとした3人っ子ハッピーサポート事業を実施するとともに、7月には、ハイジアパーク南陽に子供向けの屋内遊具施設の整備を行いました。
  そして、全国初の大型木造耐火施設であります、待望の南陽市文化会館が10月4日にオープンいたしました。オープン後は宝塚歌劇団宙組公演を初め、NHKごきげん歌謡笑劇団の公開収録などの大型興行が行われるとともに、市内の小中学校合同音楽会や南陽市芸術祭をはじめとする多くのイベントも開催され、市民の皆様に芸術・文化に触れていただいたのではないかと思っているところでございます。
  改めまして、議員の皆様方よりさまざまな御指導、御助言いただきましたことに御礼を申し上げますとともに、今後とも芸術文化の拠点、そして交流人口拡大の起爆剤として大いに活用してまいりたいと考えております。
  結びになりますが、年の瀬を迎え、これからは寒さも一段と厳しさが増す時期でございます。議員の皆様におかれましては、時節柄御自愛をいただきまして、各般にわたり御健勝にて御活躍されますとともに、よいお年を迎えられますことを心から御祈念申し上げまして、12月定例会の閉会に臨み、御礼の御挨拶とさせていただきます。
  まことにありがとうございました。

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閉      会
○議長  これをもちまして平成27年南陽市議会12月定例会を閉会いたします。
  御一同様、御起立願います。
  どうも御苦労さまでした。
午前11時40分  閉  会

南陽市議会議長 遠 藤 榮 吉
会議録署名議員 白 鳥 雅 巳
同       髙 橋   弘