平成27年12月9日(水)午前10時00分開議

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議事日程第3号
平成27年12月9日(水)午前10時開議

 日程第 1 一般質問

   散   会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第3号に同じ
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出 欠 席 議 員 氏 名

◎出席議員(17名)
 1番 髙橋  一司  議員      2番 高橋  一郎  議員
 3番 舩山  利美  議員      4番 山口  正雄  議員
 5番 白鳥  雅巳  議員      6番 片平  志朗  議員
 7番 吉田  美枝  議員      8番 梅川  信治  議員
 9番 川合    猛  議員     10番 髙橋    弘  議員
11番 板垣  致江子  議員  12番 髙橋     篤  議員
13番 田中  貞一  議員     14番 遠藤  榮吉  議員
15番 佐藤    明  議員     16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫 市長               大沼 豊広 副市長
板垣 俊一 総務課長            髙梨 敏彦 みらい戦略課長課長
安部 史生 文化会館主幹         吉田 正幸 財政課長
山田 俊彦 税務課長            西牧 修二 総合防災課長
田中 千鶴子 市民課長           相澤 和吉 福祉課長
江口 和浩 すこやか子育て課長     嵐田 淳一 農林課長
神棒 久志 商工観光課長         漆山 清美 建設課長
島貫   勉 上下水道課長         大友 直秀 会計管理者
猪野   忠 教育長              佐藤 賢一 管理課長
板垣   健 学校教育課長         田中 吉弘 社会教育課長
髙橋 清数 選挙管理委員会事務局長  小野田 新一 監査委員事務局長
稲月 一雄 農業委員会事務局長
                
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事務局職員出席者
尾形 真人 事務局長               田中  聡 局長補佐
安部 真由美 副主幹        小野 勝司 書記


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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  昨日に引き続き、一般質問を始めます。
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板 垣 致江子 議員 質 問
○議長  最初に、11番板垣致江子議員。
〔11番 板垣致江子議員 登壇〕
○板垣致江子議員  おはようございます。
  11番政風会、板垣致江子でございます。
  今年も残すところあと22日となってしまいました。南陽市では心配されていた大きな災害もなく、このまま新しい年を迎えられるのではと、ほっとしているところです。
  しかし、日本だけでなく、世界中で災害が多くなっている状況は否めなく、9月の茨城県や福島県などの水害は大変な被害で、大震災からようやく立ち直れたところにまた被害に遭われた方もおられ、心が痛みます。お見舞いを申し上げるばかりです。
  そしてまた、フランスから始まったテロの恐怖も、世界中どこで起こってもおかしくなく、テロや戦闘で多くの命が奪われています。悲しいことです。世界中の人々の幸せは全て平和であってこそで、私たちは平和と安全を守る努力をしなければならないと思います。
  それでは、さきに通告しております質問をさせていただきます。
  1番、より愛される文化会館のために。
  10月4日に開館した文化会館では、式典行事と同日開催の木育キャラバンや商工まつりに、合わせて7,500人もの来場者がおられ、大変なにぎわいだったことは、いかに市民の関心と期待が寄せられているのかを物語っているのではないでしょうか。
  オープンから2カ月がたち、宝塚歌劇団公演や山下達郎コンサートなど、南陽市では到底開催できなかった一流の事業や、市民の芸術文化の活動発表として盛大に開催された南陽市芸術祭、また、市内中学生が一堂に会し行われた文化庁の育成事業の札幌交響楽団演奏会など、教育面でも多くの事業が開催されました。それぞれを鑑賞した市民の感動や喜びは大変大きいものでした。
  しかし、それとともに市民や利用者から、アクセスを初め、さまざまな意見や要望が聞こえてきております。オープン前から心配されていたことなどもあるようです。お伺いいたします。
  (1)市民から直接に会館への要望などはあるのか。また、会館を運営して問題や課題と捉えていることはあるのでしょうか。
  (2)それら問題や課題への今後の取り組みなどは、どのようにお考えでしょうか。
  (3)文化会館の開館による経済効果をどう捉えているのか、お伺いいたします。
  2点目、市民の健康、女性が輝いているために。
  日本では、およそ2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで命を落としているそうです。65歳以上では2人に1人ががんで亡くなっていて、この割合は世界トップレベルで、日本はがん大国となっています。
  しかし、日本のがん検診率は先進国では最低レベルで、厚生労働省では21年よりがん検診率50%達成に取り組んできましたが、なかなか死亡率が下がらず、このたびがん対策加速化プランの案をまとめたとしています。
  南陽市でも特定健診や各種がん検診などの集団健(検)診を推進していますが、受診率は伸びず、苦慮しているのではないでしょうか。
  健(検)診の目的とされている、いつまでも家族と一緒にすこやかな生活をおくれるように、のため、早期発見ができる健(検)診率を上げる対策に取り組むべきと考えます。
  特に近年は、女性の乳がんや子宮頸がんの発生が増加し、乳がんでは年間1万人が亡くなっているということです。しかし、乳がんと子宮頸がんは、検診での早期発見で命を救うことができると科学的に証明されている唯一の検診だとされています。
  女性が生き生きと社会や家庭で輝いていけるよう、健(検)診率日本一の南陽市を目指してはいかがでしょうか、お伺いいたします。
  (1)南陽市における特定健診の健診状況はいかがでしょうか。
  (2)胃がん、大腸がん、肺がんの検診状況はいかがでしょうか。
  (3)がん検診推進事業などで無料クーポン券が配られている乳がんや子宮頸がんの検診状況はいかがでしょうか。
  (4)健(検)診率を上げるための、今後の取り組みをどのようにお考えかをお伺いいたします。
  3点目、市民の安全、DVやストーカー対策について。
  県警生活安全企画課は、今年1月から10月に確認した女性のDV被害は254件で過去最多で、つきまといや声がけなどの通報や相談が174件と、これも昨年同期の約1.5倍で最多となったと発表しました。
  先日の米沢市で起こった乳児窒息死という痛ましい事件も、妻からの夫の暴力相談での発覚だったとのことで、私たちの身の回りでも起こり得ることと考えさせられました。DVやストーカー行為はいろいろな事件へのきっかけになり、子供や家族への影響は大きく、抱え込まず相談できる体制が必要と思われます。お伺いいたします。
  (1)南陽市内のDVやストーカー相談の被害状況はいかがでしょうか。
  (2)番、市民を守るため、市としての今後の対策や啓蒙はどうお考えかお伺いいたします。
  以上、誠意ある御回答をお願いいたしまして、私の壇上からの質問といたします。
○議長  それでは、答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  11番板垣致江子議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、より愛される文化会館のためにの1点目及び2点目の市民からの開館への要望及び運営での問題や課題、今後の進め方についてでございますが、まず、市内の複数の文化芸術団体から、活動に必要な大型の保有備品を会館内に保管してほしいとの要望がございます。ただし、現在会館が所有する備品の保管場所にも苦慮しており、対応を検討しているところでございます。
  また、平日の大型興行を開催する際の駐車場の確保がございます。これらにつきましては、関係課と協議を行いながら、来場者等が利用しやすい環境の整備を今後検討してまいりたいと考えております。
  また、現在、各種イベント、コンサートを通じて、関係する皆様方より運営等のアドバイスを頂戴しながら、自主事業実行委員の皆様とともに研修会等を行い、スキルアップに努めているところでございます。今後とも組織力・運営力の強化と人材育成に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。
  次に、3点目の文化会館開館に伴う経済効果についてでございますが、おかげさまで10月の開館以来、文化芸術公演のみならず、置賜地域道路整備促進大会、東北・桜サミット、つるの剛士子育てトークショー等、部門の垣根を超えて大会や研修会、講演会が行われました。
  それらによる経済波及効果は、今後の経済指標や地域内の消費マインドにあらわれてくるものと考えております。今後とも市民、事業者等と協力を図りながら、文化水準の向上、経済の活性化に向けて邁進してまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
  次に、市民の健康、女性が輝いているためについての1点目、南陽市における特定健診の状況についてでございますが、40歳から74歳までの国民健康保険加入者を対象に実施しております。平成26年度は受診対象者6,052人、受診者2,285人、受診率37.8%でありました。
  また、平成27年度は38歳、39歳の国民健康保険加入者を対象に、若年健康診査を開始いたしました。10月末現在、18人の方が受診されております。
  次に、2点目、胃がん、大腸がん、肺がんの検診状況についてでございますが、平成26年度の受診率は、胃がん検診は22.1%、大腸がん検診は29.9%、呼吸器検診(肺がん検診)は30.2%で、前年度実績とほぼ横ばいとなっております。
  次に、3点目、無料クーポン券が配られている乳がん、子宮がん検診の状況についてでございますが、平成21年度女性特有のがん検診推進事業として開始し、5歳ごとの対象者に無料クーポンを配布し、健診の勧奨に努めてまいりました。
  平成26年度は過去5年間の未受診者も対象に、働く世代の女性支援のためのがん検診推進事業として、今年度は新たなステージに入ったがん検診総合支援事業及び働く世代の女性支援のためのがん検診未受診者対象緊急支援事業として、継続して無料クーポン券をお配りしております。平成26年度の無料クーポン券を利用しての受診率は、子宮頸がん検診は10.4%、乳がん検診は11.7%でございました。
  次に、4点目、検診率を上げるための今後の取り組みについてでございますが、今年度は10月に子宮頸がんの無料クーポン対象者に再勧奨の通知を送付いたしました。無料クーポン券事業は、受診のきっかけとして有効であると考えますが、受診率向上のために、より効果が見込まれる取り組みを検討してまいります。
  また、実施主体としての本市の課題として、検診に対する意識の醸成と受診しやすい体制の整備がございます。関心を持っていただけるわかりやすい広報、通知等で積極的な受診勧奨を実施するとともに、受診者の利便性に配慮した検診体制を検討してまいります。
  次に、市民の安全、DVやストーカー対策についての1点目、DVやストーカー対策の状況についてでございますが、市内のDVの相談件数につきましては、平成25年度の14件に対しまして、平成26年度は15件となっております。
  また、ストーカーの相談についてでございますが、南陽警察署からのまとめによりますと、管内における被害状況は平成26年10月末現在7件、平成27年10月末現在7件と同数となっております。
  なお、市への相談はございません。
  次に、2点目、市としての対策や啓蒙等についてでございますが、まず、市の対策としては、DVについては平成12年3月に策定いたしました男女共同参画なんようプランに基づき、県と連携しながら、あらゆる暴力の防止に向けた啓発、人権擁護を掲げ、DV防止の啓発、相談事業の充実を図ってきたところでございます。
  なお、県の男女共同参画計画とDV被害者支援計画が今年度末まで見直しされる予定ですので、これら上位計画との整合を図りながら、市の計画の改定を新年度検討してまいりたいと考えております。
  また、市のストーカー対策については、社会状況の変化に伴い、今後警察を初めとする関係機関と連携しながら、インターネットを含むさまざまな手段を通じて被害の防止の啓発などを検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  それでは、何点か再質問させていただきます。
  初めに、文化会館の問題でございますが、きのう髙橋議員のほうの質問でもかなりいろいろありましたので、ダブっている部分でもありますが、また再度、少しお聞かせいただきたいと思います。
  まず1番に、アクセスの問題なんですが、これはこれからいろいろ整備もなされるということですが、文化会館のホームページに載っているグーグルの地図ですか、あれがまずちょっと、目当てとする店名などがかなり古い情報なども載っているので、これはどうしたものかというふうに思いました。それは今後ぜひ改善していただければと思います。私が調べたところがそうなのか、ほかで調べると別な形で出てくるのかということはありますが、ここのところはちょっと直していただきたいなと思います。
  まずアクセス関係ですが、駐車場が一番問題だと思います。きのう、最初大きなイベントでも1時間かかっていたものが、30分程度で皆さんはけましたというお話もありましたが、最初信号の時間調整を行うと言われておりましたが、この辺はどうなされたのか、お伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  安部文化会館主幹。
○文化会館主幹  板垣致江子議員の御質問にお答えしたいと思います。
  信号の関係につきましては、当然ながら国道と、それからこちらからのいわゆる出入りの台数によりまして、半感応式で信号が動くというようなことになっております。こちらのほうとしましては、その前段で右折レーンの延長といいますか、それを図って、右折する車と直進または左折する車をできるだけ分離をした形で、スムーズな形で移動できるようにというような形で、対策をこちらのほうで講じたということでございます。
  信号の時間等につきましては、交通量によりますので、こちらで一概に延長してほしいだとかということについては、簡単にいかないということでございます。
  以上でございます。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  今のお話のようなことで、一概には言えないという点はあるのかもしれませんが、大きいイベントの場合、やはりそれも必要になってくるのではないか、それは事故を防ぐという意味でも必要ではないかと思っております。警察のほうでは、それは絶対できないことではないというお話だったと思います。
  そういうことを考えますと、この時間帯は少しの時間だと思いますね、本当に集中するその時間帯は。その時間帯ぐらいは、出入りする人たちが余計にスムーズに出入りできるように、警察のほうにその時間帯お願いするということはぜひやっていただきたいと思います。
  それは文化会館として行うべきものなのか、また市として要請するものなのか、ちょっとわかりませんが、ぜひそこのところは今後の大きなイベントに対してはやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  安部文化会館主幹。
○文化会館主幹  お答え申し上げます。
  毎回ではないと思いますけれども、警察のほうでも、いわゆる混雑状況については、時間に合せてと思いますけれども、来ていただいて、何か調査をしていらっしゃるというようなこともこちらのほうで見受けております。これだけの実績が、どんどん出てきておりますので、累積されたデータのもとに、こちらのほうでも再度警察のほうにはお伺いといいますか、御相談に伺っていきたいなというように思っております。
  以上です。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  ぜひその辺はよろしくお願いしたいと思います。
  また、駐車場の件なんですが、暗くてきのうは大変でしたということで、何とか照明をつけてほしいということで、今後の課題として検討するということはありました。
  私たちも、コンサートだけでなくて、会館の会議室なり音楽室なりをお借りすることがあります。本当に真っ暗で怖いんですね。少しの人数だと心配なく、何とか皆さんで声がけしながら、危ないから気をつけて行きましょうねというようなことはできるんですが、これがイベントとなると、一司議員がおっしゃられたように、どこに車が置いてあるかわからない。そのような状況で、お年寄りがちょっと車を探してうろうろしていたときに、ぶつかったという事故が起きたときに、それは誰がどういうふうに責任をとるのか。やはり車の運転している人になるとは思うんですが、それらのことも考えますと余りにも暗い。普通の駐車場では考えられない状況だと思います。これはもう早急に、駐車場を照らす照明をつけていただかなければならないなと思っているところですが、この早急にしていただくことはいかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  安部文化会館主幹。
○文化会館主幹  私のほうからちょっと一言申し上げたいんですけれども、10月、11月と、故障だと思われますけれども、庁舎、それから文化会館の間に外灯が3基ございますけれども、そのうちの1基しかなかなか点灯していなかったという状況がございました。
  それについては、ようやく数日前なんですけれども、3灯全灯つけられるようになったということで、歩行者関係につきましては、移動関係については小ホールを照明をつけて、いわゆる歩行者の足元の灯のがわりになるようなという対応もしていましたし、そういった点から言えば、庁舎側のほうについては外灯が3基ついたというような形で、幾らか解消になったのかなというふうに思います。
  また、きのうお話ありました一司議員からの質問でございますけれども、やはり南側のほうについては、なかなか設置する場所がないというようなこと等がありまして、真っ暗な状態であるということについてはこちらのほうでも認識をしておりますので、それに向けては検討をさせていただきたいというふうに思っています。
  以上です。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  ただいまの担当課長からお話ありましたとおりなんですけれども、やはり文化会館、これは利用者の皆さんの利便性が損なわれないように、文化会館の価値が損なわれないように、そういった観点から、必要な対策について庁内でできるだけ早く検討させていただきたいというふうに思います。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  ぜひ早急に、事故が起きないうちに対策をしていただければと思います。
  それから、トイレの問題がありました。市役所のトイレを開放している、ロビーを開放しているのがわからなくて、待っている方が困ったということで、ドアマンの誘導が一番だというお答えもありました。あそこで誘導しております方たち、若い方たちに声をかけていただけるのが一番かと思いますが、声をかけていただかなくてもわかるような、ちょっと矢印的な大きいものでも入り口のほうに置いていただければ、お待ちになっている方が、ああ、きょうは市役所の中が使えるのだなとか、わかると思いますので、それぐらいはやっていただけるのかなと思います。
  それから、会館内のトイレなんですが、トイレの矢印というか、トイレの表示があまりにも下過ぎて、歩いている方たちが見えないんです、人の陰になって。もう少し高い位置にきちんとしたトイレの案内をつけていただければと思います。
  それから、先日宝塚のときはトイレの変更がありました。入り口のトイレが男性用になりまして、奥の男性用のトイレが女性用になった。でもこれやっぱり使い勝手が悪かったんですね。もとのままのほうが、使う方たちにとってはスムーズにできたのではないかという御意見も多々ありました。私もそれは感じました。男性のトイレを女性にしていただいても、やはりそちらに行く方も少なかったし、女性が使える部分も少なかったということで、もとのほうがよかったのではないかという御意見もありましたので、ぜひこのトイレの件は、案内看板を初め館内のトイレの表示もぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  安部文化会館主幹。
○文化会館主幹  矢印等の御案内については、これからも興行によってやっぱり女性の数、男性の数ないしはお子さんの数というふうに違いがあると思いますので、臨機応変な形で対応をしていきたいなと思います。
  それから、宝塚の件については特異だと思いますけれども、やはり9割以上、いわゆる1,000人規模が女性だというような場合については、男性トイレのほうも9個または10個という形でいわゆる便器のほうがございます。それを有効的に活用させていただくのが、やっぱりベストではなかったかというふうに、私たちのほうでは思っているところです。
  こういった方式については、ほかの会館でもそういった例があるというふうにお聞きをした上で、そういった対応をさせていただいたところでございます。便器の数には限りがありますので、10分ないし15分の間に何百人という方がトイレをお使いになると。幾らあっても足りない部分ということだとは思うんですけれども、そういったものについて、やっぱりできるだけ情報をとりながら対応していきたいというふうに思っておるところでございます。
  また、サインの部分については、私たちのほうでも、やはりどうしても人が立った状態だと、女性トイレ、それから男性のトイレのサインのほうが見えにくいということについては把握しておりますので、対応をこれから考えていっているところでございます。
  以上でございます。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  その辺は、これからどんどん検討していただいて、いい方向に持っていっていただきたいと思います。
  それから、いろんなイベントがありますが、予約や前売り券の販売などに対して、とれないとか、どんなやり方をしたらいいのかとかという市民のそういう意見は出ておりませんでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  安部文化会館主幹。
○文化会館主幹  今回のチケットの販売については、さまざまな手法があったと思います。インターネットだけというようなものもありましたし、それから市民優先でということで、市民だけに先行販売をしたというような例があったと思います。
  こちらのほうとしても、どのぐらいの方が先行販売ということでおいでになるかということについては、想定が的確であったかどうかという部分はなかなか難しい部分でありましたけれども、何とかこちらのほうで完売を予定しているようなものについては、ほぼ完売という形でこれまでは進められておりましたので、また、これまでの販売の経緯を検証しながら、よい手法といいますか、あれば考えていきたいなというふうに思っております。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  チケットのとり方、若い人たちは本当にスムーズにとっていると思います。ただ、お年寄りの方たちが、紙本を見た状況でわからない方たちもたくさんいると思います。
  私もそんなぱっと見て、ああ、これはこういうふうにしてとればいいんだなというのは、本当によく読んで、かみ砕いて聞きながらでないとわからない部分が本当にあります。それで、やはり本当に楽しみにしていらっしゃる方もいると思うので、その方たちがスムーズにチケットをとれるようにしていただかないと、せっかくいろんな年代の方に楽しんでいただけるためにイベントしていただいているわけですので、その辺を今後検討して、反省も兼ねて、特に今後行われるきみまろさんのライブなんかも大変いろいろあったようですので、その辺のところも検討しながら、よりよい方向に進めていただきたいと思います。
  駐車場も含めて、周りの道路整備というのは今後の課題とされております。そこはきのう副市長のほうからもありましたが、本当にこれは、本当に早急にやっていただかないと、ちょっと大変なのかなというところがありますが、時期的なところをいつごろ、年度明けすぐにやるのかとかという計画はいかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  大沼副市長。
○副市長  お答えいたします。
  明確に何年度まで、周りの道路も含めて完成したいというようなことは、今申し上げられませんが、問題としては全てほぼワンクールというか、1年たてば状況わかると思います。
  道路整備については、実は文化会館だけでなくて、全てやっぱり市役所の周りも含めてこれは検討しないと、なかなかうまい案が出てきませんので、その辺は議会と今後相談しながら進めていきたいというふうに思っています。
  以上です。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  周りの状況もということで、本当にそれはもう緊急に必要なことだと思っております。市役所の職員駐車場からサブセンター、それから水道庁舎のほうにちょっと抜けてみますと、本当に細道で、知っている方は通れます。でも知らない方は通れないわけです、あんなところは。
  そして、今のところ駐車場、本当に大変な状況で足りないと思っております。水道庁舎の隣にある東北農政局の南陽庁舎なんかは県の持ち物なんですが、いま本当に使われていなくて、駐車場も鎖が張られている状況なんですね。そういうところをイベントのときにお借りするということはできないのでしょうか、まずあの駐車場と、道路状況が整備になるまでの間、いかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  大沼副市長。
○副市長  お答えいたします。
  まず、駐車場についてですが、1つは消防庁舎、新たに建設されます。それに伴って、今の現在の消防庁舎は29年度の7月までに解体予定になっていますので、それ以降駐車場として整備をしたいというふうには考えています。
  だいたい、おおむね140台程度とめられるのではないかというふうに今推測をしておりますので、多少とも緩和できるのではないかというふうに思っています。
  次に、裏の、前の食糧事務所等の跡地の件ですが、昨年実は文化会館の工事のためにとめられないというような状況で、あそこを一旦借りたんです、冬の間だけ。やっぱり有償なものですから、お金を支払わないとだめなので、その辺も含めて今後ちょっと財務局かな、あそこは管理がもう既に移っていますので、その辺とちょっとしゃべってみたいとは思っています。
  以上です。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  消防署が移転して140台がとめられるようになればいいんですが、それまでの間、足りないところをそうやってカバーできればいいかなと思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
  あと、経済効果として先ほどいろんなところを使っていただいたということもありましたし、また宿泊利用者が、きのうNHKさんなんかはかなり使っていただいたということで、経済効果はかなり出てくるのではと期待しております。今後そのようなことも考えて、南陽市の経済効果のことを考えれば、文化会館に投資をしてもまだいいのではないかという部分もありますので、市民が使いやすいような投資はぜひ進んでやっていただければと思います。
  あと、これは自動販売機なんですが、自動販売機、皆さんどこにあるかわからないという状況で、かなり聞かれました。ここは自動販売機ないんですかということで、非常に木づくりの自動販売機で、目につかなくてわからなかった方もいると思います。また、このたび業者も募集していて、また増えるということで、使い勝手がよくなるのかなと思って、そこはいい状態になるのではと思いますので、待っている方たちも使えるような自動販売機も必要かと思われますが、どの辺に設置をする予定かお聞かせください。
○議長  答弁を求めます。
  安部文化会館主幹。
○文化会館主幹  お答え申し上げます。
  自動販売機の業者については、間もなく業者の入札を行うという、今予定になっております。
  位置的には、今コーヒーを主体にした自販機がありますけれども、その隣にという形で今考えておるところでございます。もう一台ということでございます。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  ぜひ市民の方がすぐに、市民の方というか、お客さんがすぐにわかるようなところに、きちんと設置していただければありがたいなと思います。
  それでは次に、がん検診に移りたいと思います。
  がん検診、数字的にお聞きしたところ、20%台、また特定健診は37%と40%近くあるんですが、やっぱりがん検診はかなり低いなと思っております。
  クーポン券による利用も、クーポン券の利用が10%と、11.7%と出ておりますが、これはクーポン券だけでなく、全体の検診率はどうだったんでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  江口すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  板垣議員の御質問にお答え申し上げます。
  クーポン券も含めた全体の受診率ということでございますが、子宮頸がんが24.1%、乳がんが27.7%となってございます。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  やはりクーポン券があっても低いという状況が見えてまいりました。本当にこれは他市町村と比べると低いのかなと。分母の出し方がいろいろあってというお話もありましたが、本当に低いということで実感させていただいた数字でした。
  今回特に女性が生き生きと輝けるようにということで、女性のがん検診に対しての質問を中心にさせていただきますが、やはり乳がんというと、北斗さんがかなりテレビで記者会見をして涙を流してという状況で、国民の関心がかなりいっていたようです。
  実はそのとき、私も同時期に手術をさせていただきました。でもおかげさまで、検診で見つけていただきましたので、このようにしてまた働かせていただいております。やはりこの検診の重要性、これは伝えていかなければならないのかなと思いました。
  検診で見つかったということで、皆さんからも、よかったね、早く見つかってというお言葉もいただきましたし、あるアスリートの方の講演を聞いたときの、若くして乳がんが見つかって、それでもその後子育てをして、頑張っていらっしゃるのを見ておりましたので、そういうことでかなり元気づけられておりました。
  女性が乳がん、子宮がん、子宮頸がんが増えているというのは、社会情勢が変わってきたということで増えているということで、女性のがんのトップが乳がんということだそうです。先ほど言いましたように、手おくれになって亡くなる方も多いということで、検診をぜひ進めていかなければならないと実感したものですから、このたび質問させていただきましたが。
  まず市のほうで、子宮頸がんのクーポン券に対して再勧奨を行ったということでしたが、これは子宮頸がんだけということだったんですが、今後乳がん対象者にも再勧奨をしていくべきだと考えますが、いかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  江口すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  子宮頸がんだけでなく、乳がんへの再勧奨ということでありますが、実はこの再勧奨につきましては、今年度初めて実施をいたしました。ですので、成果等を検証しながら次年度に向けて検討してまいりたいと思います。
  以上です。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  再勧奨していただくと、去年忘れていたが、今年は絶対受けなければみたいなところもあると思いますので、これはぜひやっていただきたいと思います。
  その乳がん対象者なんですが、これは40歳からの検診になっております。子宮頸がんは20歳からになっております。乳がんはやはり20代、30代の方も何%かずつ増えてきております。
  それを考えますと、検診までは無理だとしても、子宮頸がんの勧奨というか、クーポン券を配るとき、あと検診を勧めるときに、若い人たちに乳がんの自己検診のお勧めをしていただきたいと思います。なかなか自己検診でもわかりにくいがんもありますし、マンモでもわかりにくいがんもあります。超音波のほうがわかりやすいとかといろいろありますが、まず前段として、自己検診の方法を若い人たちに啓発することによって、その後の検診への考えも違ってくると思いますので、そこのところはぜひよろしくお願いしたいと思います。
  これは、南陽市が発行しているがん手帳です。これ男性の方も多分大腸がんのときもらっていると思いますが、これを読むと本当にがんのことがよくわかります。よくわかると本当に怖くなくなります。やっぱり検診を受ければ大丈夫なんだということで、本当に勉強になる冊子だと思います。これをうまく利用していただきたいなと思いますが。
  ただ、この中に、子宮頸がんのところでワクチンの接種がまだうたわれております。ワクチンの接種というのは、副作用の問題で推進しないという方向性でいったと思うのですが、その辺のことを、きちんとこれからの対策をしなければならないと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  江口すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  ただいま議員おっしゃられたとおり、ワクチンの副反応の問題が平成25年に出てまいりました。市としても積極的な勧奨はいたしておりませんが、御本人含めて保護者の希望があれば接種をするということになると思いますので、その部分でその文言を掲載させていただいております。
  また、既にワクチンを接種された方についても、20歳以降の文言があるかと思いますが、そういう意味で記載をさせていただいておりますので、御理解を賜りたいと思います。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  ここの部分で、ワクチンを接種しても、20歳を過ぎたら2年に1度は子宮頸がん検診を受けましょう。こういうことでワクチン接種と書いていらっしゃるんだと思いますが、ワクチン接種によって大変な障害を受けられた方がいるということで、この辺は本当に慎重に書かなければならないところだと思いますので、これはぜひ検討していただきたいと思います。何年かに1冊、この冊子はつくると思いますので、きちんとそれは行っていただきたいと思います。
  また一時期、中学生、高校生にワクチン接種したわけですが、ワクチン接種を勧めたときはどういうふうな指導をなされたのかわかりませんが、これは若いころからの啓蒙も必要だと思いますので、これも若いころにということでぜひよろしくお願いしたいと思います。
  ちょっと時間がなくなりますので、最後にDVとストーカー対策についてですが、先ほどおっしゃられていたように、県のほうでも今年度、今後対策が決まってくるということで、先日男女共同参画審議会のほうで県のDV被害支援者基本計画が出されました。
  ここでやはり、このドメスティック・バイオレンスの根絶を目指す被害者支援計画は、若年層に対する予防啓発の推進、高校生や大学生を対象にしたもの、これは今増えているのが交際相手からの暴力ということで、デートDV、そのようなことで対策をとっていくということでした。
  それからDVは、いじめやパワハラ、セクハラと発生のメカニズムが同じで、小中学生の教育に力を入れてほしいということで、そのような対策もなされるということですが、南陽市としても女性の乳がん、子宮がん検診への推進、それからDV、ストーカー対策なども、やはり若いころから意識づけが必要と思われます。これは市報なんかではなかなか若い人たちは見ないので、これは教育の場面でも大変必要と思いますが、その辺は南陽市の教育の中でどのように取り組んでいかれる可能性があるのか、お聞きしてもよろしいでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  板垣学校教育課長。
○学校教育課長  それでは、ただいまの板垣議員の御質問に私のほうからお答えさせていただきます。
  特にDV関係については、先ほどあったように、いじめと同じようなメカニズムがあるというふうなお話でした。各学校では、やはり集団での中でそういった人間関係づくりを大事にした取り組みを今現在行っております。特にやはり人とかかわることを喜びと感じるような体験活動、これが大事かなと思っています。授業でも、当然わかる授業、そしてその中で子供たち同士のかかわる場面を多く持ちながら、当たり前のようにして意見を述べる、あるいはそれを丁寧に聞き取るというふうな、まず態度を育てていくように各学校では今指導をしております。
  それから、授業以外では地域での体験活動などを行いながら、地域の方々からもそういった子供たちの存在感を認めていただくような対応をしていただいておりますので、今後もそういったさまざまな場面での子供たち、人とかかわる力をつけていきたいなというふうには思っております。
  また、保健学習等でも今後とも指導してまいりたいというふうに思っております。
  以上です。
○議長  御苦労さまです。
○板垣致江子議員  よろしくお願いいたします。
  時間になりましたので、これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。
○議長  以上で11番板垣致江子議員の一般質問は終了いたしました。
  御苦労さまでございました。
  ここで、暫時休憩といたします。
  再開は11時10分といたします。

午前10時51分  休  憩
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