平成27年3月11日(水)午前10時00分開議

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議事日程第3号
平成27年3月11日(水)午前10時開議

 日程第 1 一般質問

   散   会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第3号に同じ
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出 欠 席 議 員 氏 名

◎出席議員(17名)
 1番 髙橋  一司  議員      2番 高橋  一郎  議員
 3番 舩山  利美  議員      4番 山口  正雄  議員
 5番 白鳥  雅巳  議員      6番 片平  志朗  議員
 7番 吉田  美枝  議員      8番 梅川  信治  議員
 9番 川合    猛  議員     10番 髙橋    弘  議員
11番 板垣  致江子  議員  12番 髙橋     篤  議員
13番 田中  貞一  議員     14番 遠藤  榮吉  議員
15番 佐藤    明  議員     16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫 市長                              大沼 豊広 副市長
板垣 俊一 総務課長                        山口 広昭 企画財政課長
山田 俊彦 税務課長            相澤 和吉 危機管理課長
安部 史生 文化会館整備課長      笹原 修一 市民課長
佐藤 賢一 福祉課長                        小野田 新一 保健課長
大友 直秀 農林課長                       髙梨 敏彦 商工観光ブランド課長
 新野 甚吉 建設課長               鈴木 隆一 上下水道課長
濱田 俊明 会計管理者                    猪野   忠 教育長
吉田 正幸 管理課長                          堀   裕一 学校教育課長
田中 吉弘 社会教育課長                  江口 和浩 スポーツ文化課長 
髙橋 清数 選挙管理委員会事務局長   稲月一雄 農業委員会                                 
                  (併)監査委員事務局長                  事務局長
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事務局職員出席者
尾形 真人 事務局長              田中   聡 局長補佐
安部 真由美 庶務係長      小野 勝司 書記

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開      議
○議長(遠藤榮吉議員)  御一同様、御起立願います。
  傍聴席の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  議会に先立ちまして、平成23年3月11日に発生いたしました東日本大震災から本日で丸4年となるわけでございますが、被災されました地域の一刻も早い復興を願うものであります。
  それでは、犠牲になられました方々に衷心より哀悼の意をあらわし、黙祷をささげたいと思います。
  皆様、御起立ください。
  黙祷始め。
〔黙  祷〕
○議長  お直りください。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第3号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  昨日に引き続き、一般質問を初めます。
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髙 橋 一 司 議員 質 問
○議長  初めに、1番髙橋一司議員。
〔1番 髙橋一司議員 登壇〕
○髙橋一司議員  おはようございます。
  また、傍聴席の皆様、おはようございます。
  1番、希望の髙橋一司でございます。
  東日本大震災から4年の歳月が流れ、いまだに22万9,000人もの方が避難しており、まだまだ復興にはほど遠い状況かと思われます。いち早い復興を望むものでございます。
  また、当市では2年続きの水害に遭い、ようやく復旧の足がかりができつつある中、12月初めからの大雪に見舞われ、そのまま根雪になるとは、誰も予想だにしなかったと思います。
  また、その後も断続的に雪が降り、その雪の重さにより家屋の倒壊など、除排雪による死傷者が出るなど、大きな被害をもたらしました。被害に遭われました皆様に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。
  多くの市民の方々から除排雪の問い合わせや苦情が寄せられましたが、関係各課、建設課、危機管理課、皆様にも御協力、御指導をいただき、対応していただき感謝を申し上げます。これも市民の皆様のためでありますので、今後ともよろしくお願いをいたします。
  ほかの市町村では、高齢者対策に間口除雪の対応を始めたところもあるようです。当市の取り組みはどうでしょうか。団塊の世代が60歳以上となり、大型の高齢化社会が来ます。限界集落、買い物弱者など、思いもかけないことが出てくるのではないでしょうか。市当局の早目の対応をお願いをいたします。
  白岩市長には、市民の期待も大きいわけでございますので、くれぐれも健康に留意して頑張っていただきたいというふう思います。
  さきに通告書を出しておりますので一般質問に入らせていただきますが、平成24年と26年に赤湯地区区長会から次のような要望書が出ております。この中に、市長として名前が上がっておりますが、前市長のことだと思われます。
  このたび南陽市文化会館構想が市行政から打ち出され、平成27年度以降にオープンするという具体的な構想となってまいりました。新文化会館の建設に伴い、当然ながら跡地についてはどうなるのか、市行政に市長と語る会や諸会合でお聞きしてまいりました。その結果、赤湯公民館はえくぼプラザに移行し、市民会館は全て取り壊し、この土地は更地になると示されました。
  現在の市民会館及び赤湯公民館はまさに老朽化しており、3.11の東日本大震災においては、壁の亀裂、ガラスの崩壊・破損と被害が及び、その後一部耐震補強がなされましたが、老朽建物としては否めず、やむなきことと判断されます。
  現施設は昭和43年度に建設され、それ以来、市民の芸術文化活動やコミュニティー活動、さらには地域の社会教育活動等々の場として、また赤湯地区にとって、大勢の人々が一堂に集まる、大変にぎわいのある重要な施設として貢献いたしており、この施設が消滅することはまことに残念でなりません。
  その後、市長より跡地の利用については、赤湯地区として検討してほしいとのことを受け、赤湯地区区長会としてはこのことを重く受けとめ、市民会館及び赤湯公民館跡地利用検討委員会を設置し検討してまいりました。
  なお、検討委員につきましては、各組織、団体、役員等の皆様から入っていただき検討いたしました。
  委員の皆様からいただいた御意見を集約し、次の事項を赤湯地区として要望いたします。
  1、施設の取り壊しに当たって現施設を放置することなく、直ちに取り壊し、跡地利用に供していただきたい。街灯を設置するなど、防犯対策を講じていただきたい。
  2、3,400平方メートルの広さを生かした跡地の利用を要望いたします。
  駐車場について、市民の買い物や生活での利用。外来の観光客の利用。大型バス等の利用。
  物品保管庫の建設。公民館の諸行事で使用する物品保管庫をお願いします。
  さらに、有効利用として、多目的な機能を持ち合わせた施設を要望いたします。南陽市の観光拠点施設。地域住民がイベントなどの交流ができる施設。温泉を活用した憩いの場。災害時の避難場所や防災施設。各種イベントの広場や発着地。
  立地条件と安全性を生かした交通のターミナル。
  3、赤湯公民館がえくぼプラザに移転するに当たり、従来どおりの公民館としての使い方ができるよう、えくぼプラザの改修に配慮していただきたい。
  以上の要望について、白岩市長から平成26年11月19日付で回答をいただいておりますが、その後の方向が示されておりませんので、再度質問をさせていただきます。
  1番、市民会館の跡地利用について。
  文化会館の建設に伴い、4月から市民会館及び現在の赤湯公民館が閉館されます。このことにより、赤湯地区長会、各種団体の方々から不安の声が出ておりますので、以下のことについて御質問させていただきます。
  (1)市民会館に保管している地区の資材、祭りのみこし、和太鼓等の保管はどこになるのでしょうか。
  (2)解体撤去の予定はどうなるのでしょうか。
  (3)解体撤去の費用の概算はどのぐらいでしょうか。
  (4)解体撤去により、指定避難場所が減ることになるが、その対応についてどうお考えかお伺いいたします。
  (5)閉館後の駐車場の活用についてどうお考えかお伺いいたします。
  2番、第2防災センターの設置について。
  9月の定例会でお伺いいたしましたが、再度お伺いいたします。
  (1)市民会館及び赤湯公民館跡地に建設されてはいかがでしょうか。
  (2)建設に際して、子育て支援センターも併設してはどうでしょうか。
  3番、災害対策について。
  (1)大きな災害の後、検証して次の災害のために資料として残し、備えるべきではないでしょうか。
  (2)市主催の水防訓練の日程を見直し、実際に使える工法を人員を増やして訓練をしたらどうでしょうか。
  (3)市の総合防災訓練も見直し、多くの訓練をするのではなく、実際に起きた災害をもとに行ってはどうでしょうか。また、防災マップを子供たちにつくってもらったらどうでしょうか。
  以上、壇上からの質問を終わらせていただきます。
○議長  それでは、答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  1番髙橋一司議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、市民会館の跡地利用についての1点目、市民会館に保管している資材等の保管についてでございますが、それぞれに大切な地域の財産でありますので、より利用しやすい場所で安全に保管できるよう、関係機関と協議しながら早急に決定したいと考えております。
  2点目、3点目の解体撤去についてでございますが、閉館後の安全管理上の面からも、できる限り早い時期に解体したいと考えております。また、費用につきましては、跡地をどう利用するかにもよりますが、建物の解体のみで約1億円、地中物も撤去するとなると約2億円となるようでございます。
  4点目の指定避難所の対応についてでございますが、当面は、現在の市の施設を災害に応じて活用したいと考えております。
  なお、現在指定避難所として指定していない赤湯幼稚園などの活用も検討してまいりたいと考えております。
  5点目の閉館後の駐車場の活用についてでございますが、赤湯地区の駐車場不足解消や観光の面からも存続の要望が強いため、安全に配慮しながら継続して開放していきたいと考えております。
  次に、第2防災センターの設置についてでございますが、9月定例会で答弁させていただきましたとおり、各地区の防災拠点施設については、各地区公民館を考えております。
  赤湯地区については、2年連続の水害を受けたことを考えますと、吉野川沿いに水防活動の拠点施設の必要性を感じているところでありますが、防災センターの設置までは考えておりません。
  なお、消防団ポンプ庫の建て直し時に消防団コミュニティーセンター的な施設を整備できないか考えているところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。
  次に、災害対策についての1点目、大きな災害の後の検証についてでございますが、このたびの災害につきましては、議会にもお示ししましたとおり、降雨の状況、河川の氾濫に至るまでの経過、被害の状況をまとめております。
  また、危機管理課でこのたびの災害においての対応の課題を洗い出し、今後の有事の際に円滑に対応できるよう、避難勧告等の判断・伝達マニュアルを策定したところであります。
  しかし、災害対策本部、消防団、置賜広域行政事務組合消防本部南陽消防署との連携による災害対応や指示系統の統制などについての検証は行っておりませんでした。
  議員御指摘のとおり、災害時の迅速な対応を行うためには、災害対策本部、消防団、南陽消防署との連携や指示系統の統制が最も重要なところでありますので、今後検証作業を行い、体制の確認を行いたいと考えております。
  2点目の市主催の水防訓練についてでございますが、訓練の日程及び訓練内容につきましては、消防団及び南陽消防署と協議し、今後改善に向けて検討してまいります。
  3点目、市の総合防災訓練及び防災マップの作成についてでございますが、議員御指摘のとおり、総合防災訓練は定型化しており、各地区を巡回して訓練することで、住民の防災意識の涵養に資することは図られておりますが、実際の災害時における行動に連動するのかと考えると、いささか疑問を感じているところであります。このため、総合防災訓練のあり方につきましても、改善に向けて検討してまいりたいと考えております。
  また、子供たちに防災マップ作成をとの御提案につきましては、自主防災組織の活動として、子供と一緒に地区の危険箇所を点検し、災害に応じた避難ルートを作成するなど、子供の視点を取り入れながら防災を地域ぐるみで考えることは、住民の防災意識の涵養を図るには非常によい方策であると思われますので、自主防災組織の役員の方々に提案してまいります。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  1番髙橋一司議員。
○髙橋一司議員  それで、ただいまの答弁、本当に御丁寧にありがとうございました。
  市民会館に保管している資材でございますが、つい先日も市民会館のほうに行っていろいろ調べてまいりました。
  市民会館のほうも、雨漏りなどもしておって大分老朽化している状況でありました。
  その中に祭りのみこしも相当大きなものでありますし、また和太鼓も相当かさばるというふうなことでございます。またそのほかに地区の資材につきましては、裏側のほうにプレハブで建ててあって、そこに保管してあるというふうなことでございます。
  その中でも祭りのみこしは、今度えくぼプラザのほうに入れてくださるようなお話でございましたけれども、高さがぎりぎりで、入れるのに非常に苦慮するというふうなことでありましたので、その辺も少し何か工夫が必要なのかなというふうに思いますし、また、和太鼓でありますけれども、ふるさと創生時に1億円基金がございまして、その折に、何か市民からというふうなことで、暴れ獅子太鼓と地元の太鼓グループが助成金のお願いをいたしまして、1,000万円の補助をいただきました。そのときに買った太鼓の一番大きいのが700万円の太鼓でございまして、今そのまま市民会館に置かれております。非常に大きくて見ばえのいい太鼓でございますので、それを今度は文化会館のほうの入り口あたりに飾られたらどうかなというふうに思いますが、その辺ひとつお聞かせいただければありがたいというふうに思います。
○議長  答弁を求めます。
  田中社会教育課長。
○社会教育課長  今、髙橋一司議員からありましたみこし、太鼓等の関係ですけれども、やはり、みこしも大きく、入れたり出したり大変かなと、苦労する面もあろうかと思いますけれども、その辺は、一旦、以前、えくぼに飾った経過等もありますので、その辺は十分進められるのではないかなと考えているところです。
  また、太鼓についても、保存会等々などと関係各課協議をしながら、安全に移動できるように進めていけたらなと思っているところです。
  今後、後ろの、東側というか、プレハブの建物等にも団体等々の機材とかございますので、その辺も各種団体と管理している方々と協議をしながら、保管場所の検討ということで進めていきたいなと考えているところです。
○議長  1番髙橋一司議員。
○髙橋一司議員  それに関連してでございますけれども、和太鼓の保管場所でございますけれども、赤湯小学校で太鼓クラブがございまして、赤湯小学校のほうにもその太鼓の指導をしているわけであります。
  それで、赤湯小学校さんのほうで太鼓を預かってくれるというふうなことと、あと練習場所の提供もしてくださるというふうなお話をちょっと聞いたんでありますけれども、その辺おわかりであれば教えていただきたいというふうに思います。
○議長  田中社会教育課長。
○社会教育課長  和太鼓の関係ですけれども、赤湯小学校の校長先生ともお話をさせていただいて、保管等、あと練習なども内諾をいただいているところです。
  なお、大きな太鼓もありますし、今後、新しい文化会館等などへ移動して飾って、そういうふうな方向等など、今後も各課と協議をしながらうまく進めていきたいなと考えているところです。
○議長  1番髙橋一司議員。
○髙橋一司議員  ありがとうございました。よろしくお願いいたします。
  次に、解体撤去の予定はどうなっているんでしょうかというふうなことで市長から早くやるというふうなことでございましたけれども、そのまま、例えば10月あたりとか、何月というのは全然まだ出てこなくて、そのままというふうなことでしょうか。お願いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  田中社会教育課長。
○社会教育課長  撤去の関係ですけれども、やはり先ほど市長から答弁ありましたように、多額なお金がかかります。早急にということを考えておりますが、今のところ何年とか、そういった具体的な時期はお示しできませんけれども、早目に、早急に対応できるように検討していきたいと考えております。
○議長  1番髙橋一司議員。
○髙橋一司議員  早目によろしくお願いをしたいと思います。
  そうなれば、3番、4番ともに飛ばさなきゃならないのかなというふうに思いますけれども、4番につきましては、赤湯幼稚園のほうも何とか使えるようにしたいというふうなことでございますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。
  5番の閉館後の駐車場の活用についてというふうなことで、たまたま赤湯財産区の方とお話し合いをしたところ、ハイジアパークさんのほうで今度料金が上げられたというふうなことで、今度からころ館のほうではお客様が増えるだろうというふうな予測でございました。
  それで、駐車場がないので、そこを何とか早く使わせてほしいというふうなお話がございましたので、そのもくろみに乗りたいなというふうに思っているところでもありますので、何とかそのまま使えるようにしていただきたいというふうに思いますが、その点どうでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  田中社会教育課長。
○社会教育課長  閉館後の駐車場の活用の関係ですけれども、やはり、えくぼプラザも、今はもう駐車場も手狭とか、また観光にいらしている、からころ館へいらっしゃる方とか、商店街の方々、またさまざまな事業等などで市民会館の駐車場も使わせていただいているところもありますので、今後も安全面に配慮しながら、開放していきたいなと考えているところです。
○議長  1番髙橋一司議員。
○髙橋一司議員  それで、この間聞いてきたお話では、4月になると電源も今度は落としてしまうというふうなことでございました。それで、あそこの場所、ちょうど広場のところに水銀灯があるんですけれども、それも何か電源おろされるというふうなことでございます。
  ちょうどあそこの電源をおろされますと、非常に暗くて、防犯上非常に危ないのかなというふうに思われます。
  それでお聞きしたところによれば、タイマーがついていて時限性であるので、明るくなれば消えて、暗くなればつけられるんではないだろうかというふうなお話を伺いましたが,それで、できればその電気をつけてほしいというふうに思うんですけれども、いかがなものでございましょうか。
○議長  それでは、答弁を求めます。
  市長。
○市長  防犯上の観点から明かりが必要だということでありますので、そこのところできるかどうか庁内で協議して、検討してまいりたいというふうに思います。
○議長  1番髙橋一司議員。
○髙橋一司議員  よろしくお願いをいたしたいというふうに思います。
  公民館の職員の方にもお聞きしたんですけれども、やっぱりあそこ、電気消えたり、人がいなくなるというと、ちょうど化け物屋敷みたいになるんじゃないかというふうなお話もありますので、最近危ない人たちが多くなってきましたので、明るいところには来ないそうですから、よろしくその点お願いをしたいというふうに思います。
  続いて、第2防災センターの設置というふうなことでお伺いをいたします。
  9月の定例会のときには、花見町の地区のポンプ庫の移転に伴ってというふうなことで、あそこに水防庫及び避難場所、また消防団の待機場所というふうなことでお願いをしたわけでございましたけれども、今回は、これとまた別に、その市民会館の跡地のほうに、こちら側のほうの地区の人方から出ておりまして、防災センターのような機能を持たせたものと、あとあわせて子育てセンターというのも、これは新潟の長岡市で見て来たんですけれども、普通の状況のときには、屋根つきの遊び場というふうなことで使われておりまして、それでいざ有事の場合は、そこを今度防災センターとして使うというふうなことで、消防署、消防団の施設、またそれと併設して防災センター、そのまた広場に簡易トイレ用のマンホールを10カ所ぐらいあけておいて、すぐに上に屋根をかければすぐ簡易トイレになるというふうなことと、あと一番すぐれているなと思ってきたのは、消防のための水槽があるんですけれども、それが水道と直結をしておりまして、すぐに飲み水に使われるというふうな両方の利便性を兼ね備えておりましたので、そういうのも含めてできれば何とかありがたいかなというふうに思うところでありますので、その点も、これは関係課長さんに、危機管理課長さんにお願いしたいというふうに思います。
○議長  答弁を求めます。
  相澤危機管理課長。
○危機管理課長  1番髙橋一司議員の御質問にお答えしたいと思います。
  今、髙橋議員のほうからありました長岡の部分については、防災コアというもので避難場所、あと避難場所を使った場合の仮設トイレが使えるように、水道と直結をして地震なんかの場合に断水した場合に、消火施設ではなくて、飲料水として使えるように、常に循環をしておくという防火貯水槽だと思います。
  この整備については、かなり多額な費用を要することでありますし、これについては、当然市の中での施策になりますので、市長の判断になると思います。
  あとは、防災センターと子育て支援の部分については、確かに建物の中に防災のための自主防災会議の研修をする研修スペースとあと脇に、今、議員おっしゃったように円筒形の建物に、下は土で屋根をつけて、壁の周りに、円筒形ですので、ローラー滑り台をつくって子供が遊べるようにしているものです。そこに、建物のつながりで併設している子育て支援センター的なものがあって、そこにはNPOの方が入っていらっしゃって、子供連れで来ると、育児相談なり一緒に遊んでくれたりするというような施設だと思っております。
  これにしても、非常に高額な、多額な費用を要すると思いますので、市長の考えている子育て支援の部分とつながると思いますので、その部分については答弁は差し控えさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長  1番髙橋一司議員。
○髙橋一司議員  先ほどお金がすっからかんだというふうなお話もお聞きしましたので、そこまで箱物だの何だのという気はございませんけれども、できればそういうふうなことも頭に入れていただいて、どうせつくるならちゃんとしたものをつくってほしいなというふうな思いがございますので、よろしくお願いをしたいというふう思います。
  次に、3番の被害対策についてお伺いをいたします。
  大きな災害の後、検証して次の災害のために資料として残すべきではないかというのは、2年続きの災害で私自身も災害対策本部のほうに詰めさせられたわけでありますけれども、消防署、消防団とその置広本部がございます、置広消防本部が。それで、南陽市の災害対策本部の中に、その周りが全部入ってきて、一本化するべきだというふう思っておるんですけれども、どうも置広消防本部はまた別に動くというふうな形で、すると対策本部が2カ所できたような記憶がございます。
  それですと、やっぱりばらばらな動き方もしますし、それではちょっとまずいなというふうな思いと、それにあとどんどんとベテランの人たちがやめていくわけでございますので、次の災害というのを望んでいるわけではございませんけれども、次の災害が大きなものが来れば、今度そういうふうになれている人がいないとどうにもならないのかなと思うところもございますので、できれば時系列で何時何分に、例えば水量がアップし、またその段階でどういうふうな命令をくだされたのか、また、あわせていつの時点で避難の指示を出されたのかというふうなことを、次々とその時系列の中で組み込んでいっていただければ、次の災害に役立つのかなというふうに思いますし、あわせてラミネートでも、雨に水に強いような状況であれば、消防団のほうでも現場でも使えるのかなというふうな思いもございますので、その点についても、ひとつ御答弁、課長のほうに答弁よろしくお願いします。
○議長  答弁を求めます。
  相澤危機管理課長。
○危機管理課長  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
  御指摘のとおり、災害対策本部と置広消防との部分で、若干連携がならない、それぞれがそれぞれに動いたという部分は否めない事実であります。
  この御指摘については、市長答弁のとおり、今後消防団、危機管理課、置広消防署のほうと検討する場をつくらせていただきながら進めてまいりたいと思っております。
  消防団のほうに無線を入れておりますので、全てではありませんが、今、分団長、副分団長まで入れる計画でおりますので、その消防団の無線と広域消防の受令機のほうの整備もしておりますから、そういうものを使いながら、消防署のほうから副所長クラスが入ってきて、常に消防本部と連携をとりながらできるような体制を、今後構築してまいりたいと思いますので御理解を賜りたいと思います。
○議長  1番髙橋一司議員。
○髙橋一司議員  よろしくお願いをしたいと思いますが、南陽警察署さんのほうから署員の方を派遣していただいております。これは、私ども消防団のほうで警察署さんと会合した折に、災害のときに署員さんを派遣してもらえないだろうかというふうなことでお願いをしたところ、情報の共有をするというふうな条件の中で、じゃ入れましょうというふうなことで、今回入っていただきました。
  それとあわせて、広域本部のほうからも1名ないし2名の方を、その条件のもとで入っていただくようにお願いをしたいなというふうに思いますので、その点もひとつよろしくお願いをしたいというふうに思います。
  次に、市主催の水防訓練の日程を見直し、実際に使える工法を人員を増やして訓練をしたらどうかというふうなことを提案申し上げましたが、7月の当初に水防訓練を行っておりますが、災害の出る時期がちょうど7月の状況に来ますので、ちょっと対応がおくれるかなというふうな懸念がございます。
  それで、6月のあたりに、農家の方もいらっしゃいますので、一概には言えないんですけれども、その時点で水防訓練を行い、そのときにできるだけ多くの土のうをつくらせ、それを消防署ないし水防庫、また各消防団のほうにそれを配備してしまうというふうな方法がいいのではないかなというふうに思います。
  また、人員を増やしてというふうなことを書きましたけれども、これは地域の住民の方に幾らかでもお手伝いをいただいて、それで避難をする訓練、これも訓練しないと実際にその場では絶対に動けないものですから、何回か訓練を通してやっていただくのがいいんではないかというふうに思いますので、その点も、これも課長さんでひとつよろしくお願いをしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  相澤危機管理課長。
○危機管理課長  ただいまの御質問にお答えいたします。
  まず、日程の関係でありますが、こちらのほうについては、例年6月の最終の日曜日ということで計画をさせていただいておりました。
  来年度、平成27年度においても、消防団の幹部会で次年度の計画をさせていただいておりますが、そのような方向で検討を進めておりますので、議員御指摘のとおり、いろいろな水害の起きる時期に近いということでありますので、そこもちょっと消防団と協議をして、改善される部分については改善できるか、ちょっと組織的なものもありますので、検討させていただきたいと思います。
  なお、国のほうでは5月を水防月間として定めておりますので、本来であれば、5月にできれば一番いいのかなとは思いますが、先ほど議員御指摘のとおり、ちょうど田植えの時期とバッティングをしたり、6月の上旬ですと、6月に入りますとサクランボが入ってきたりということで、非常に農業とバッティングをするものですから、今後消防団のほうと協議をさせていただきながら、よりよい方向性で行ければと思っております。
  2点目の災害の経験をしながら、より効果的な工法ということでありましたので、こちらのほうについても、置広消防本部と消防団と協議をしながら、訓練のあり方について検討していきたいと。
  あわせて住民の訓練への参加ということで、総合防災訓練のほうには、避難訓練ということで住民の方にも御協力をいただいております。ただ、水防訓練については、たしか2年前あたりから住民の方に積極的に参加していただきながらということで入っておりますが、避難訓練まではしておらず、土のうつくりとか、積み土のう訓練なんかをしておりますので、議員御指摘のとおり、2年続きの水害で避難訓練をしていなければ本番に臨めないということもありますので、そちらのほうも含めて、今後進めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。
○議長  1番髙橋一司議員。
○髙橋一司議員  よろしくお願いをしたいというふうに思います。
  今現在は向山球場のところの河川で水防訓練を行っているわけでございますが、必ずしもあそこの場所に限らずとも、また1カ所でやるというふうなことに限らずとも、例えば宮内で1カ所、赤湯で1カ所というふうな訓練の方法もあろうかというふうに思われますので、この後、消防団のほうともよく協議していただいて、お願いをしたいというふうに思います。
  次に、市の総合防災というのも挙げております。
  市の総合防災訓練も非常にたくさんの訓練を行うわけでございまして、それこそ分刻みで統監は回っていかなければならないというふうなことでありますし、実際に災害が起きた場合に、果たして統監って、こうやって回って歩くんだろうかと。普通は統監は、本部にいて例えばモニターを見ながらとか、そういうふうなことではないだろうかというふうに思われます。
  したがいまして、現にあり得ない訓練でなく、現実にあり得るだろうというふうな訓練を重点としてやっていったほうが、地域住民も含め、また消防団、消防署も含めてそのほうが効果的ではないかというふうに思われますので、その点も、これも課長さんのほうからひとつよろしくお願いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  相澤危機管理課長。
○危機管理課長  今の御質問にお答え申し上げます。
  議員御指摘のとおり、また、先ほど市長のほうから答弁あったとおり、総合防災訓練のあり方については、住民の方からも、イベント的というか定型的になっていて、意味合いが、ちょっと効果が薄いんじゃないかと言われつつあることは現実であります。
  昨年の吉野地区の総合防災訓練については、一昨年の水害を受けた、豪雨災害を受けた経験を受けて、少なからずとも災害を教訓に防災訓練のメニューを組んだところであります。
  ただ、議員御指摘のとおり、災害対策本部から現地の連携、そういう部分が本当に現実的なのかということになると、なかなかそこの部分については、疑問の部分が拭えない。今後の検討課題だと思っております。
  ほかの地区では、自主防災の組織、自治体もそうなんですが、要配慮者の避難を本当にその有事にできるのかということで、ちょっと地区は忘れましたけれども、実際に行って、それを地域防災計画の中、また要配慮者の避難行動計画の見直しに使っているというようなこともお聞きしておりますので、そういう現実的な対応ができるような訓練も今後関係機関と調整をしながら進めていきたいと思っております。
○議長  1番髙橋一司議員。
○髙橋一司議員  よろしくお願いをしたいというふうに思います。
  総合防災訓練につきましては、小学生、中学生までも巻き込んでいる地域もどんどんございますし、例えば寝たきりのおじいちゃん、おばあちゃん、また車椅子で移動する場合に、中学生でも押せるというふうな状況のところもございますので、平坦地でなければ無理だと思いますけれども、そういうのも含めて、子供たちにも手伝っていただくというのが必要ではないかというふうに思います。
  ここまで災害対策について述べさせていただきましたけれども、消防団の割合が非常に高くて、広域化によって確かに職員数は減りました。その部分は金銭的にもよくなったのかなというふうに思いますが、今現在、南陽署には34名の署員がおります。ただ、その減ってきた分、ほかの地域との合わせたというか、入れ替え戦が出てきておりまして、それで顔、名前とも余り一致しない方もどんどん出てきております。
  人が少ないというふうなことから、消防団に含めるウエートが物すごく高くなってきております。それで、例えば普通のこういうふうな水防訓練、また総合防災訓練、また地域での消防の訓練なども、自分たちでできればやってくださいというふうな状況になってきています。
  それで、地元の消防団も勤め人でありますので、そこまでやっぱり手が回らなくなってきておりますし、そういうところが非常に苦慮するところでございますので、その辺もひとつよろしくお願いをしたいというふうに思います。
  次に、防災マップを子供たちにつくってもらったらどうでしょうかというのは、最近、NHKの番組で、ポータルサイトで、すぐにとれるそうなんですけれども、全国で子供たちに向けた防災マップづくりを推奨しています。それで、簡単に地図をアップして、それに子供たちが回ったところをパソコン上に、危ないところをインプットしていくというふうなんで、すぐにできるそうでございますので、ぜひそれを活用していただきたいなというふうに思いますので、その点も取り上げていただくようによろしくお願いをしたいというふうに思います。
  最後になりますけれども、2年続きの水害に当たって、南陽市消防団が昨年、県知事から表彰をいただきました。防災功労賞ということで、県知事から表彰をいただきました。また、今年度、消防庁長官から、これも同じく南陽市消防団宛てに防災功労賞というようなことで表彰をいただきました。これは、過日、市長のほうに報告をしたところでございます。
  また、27年度には、それに関連して、内閣総理大臣賞が内定しているというふうなことも聞いております。それにあわせて、副賞というわけではございませんけれども、南陽市の消防団長が総理大臣主催の春の観桜会に招待されるということも聞いておりますので、その点も御報告させていただきながら、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長  以上で1番髙橋一司議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでございます。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は11時5分といたします。
午前10時46分  休  憩
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