平成27年3月10日(火)午前10時00分開議

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議事日程第2号
平成27年3月10日(火)午前10時開議

 日程第 1 一般質問

   散   会
────────────────────────
本日の会議に付した事件
 議事日程第2号に同じ
────────────────────────
出 欠 席 議 員 氏 名

◎出席議員(17名)
 1番 髙橋  一司  議員      2番 高橋  一郎  議員
 3番 舩山  利美  議員      4番 山口  正雄  議員
 5番 白鳥  雅巳  議員      6番 片平  志朗  議員
 7番 吉田  美枝  議員      8番 梅川  信治  議員
 9番 川合    猛  議員     10番 髙橋    弘  議員
11番 板垣  致江子  議員  12番 髙橋     篤  議員
13番 田中  貞一  議員     14番 遠藤  榮吉  議員
15番 佐藤    明  議員     16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫 市長                              大沼 豊広 副市長
板垣 俊一 総務課長                        山口 広昭 企画財政課長
山田 俊彦 税務課長            相澤 和吉 危機管理課長
安部 史生 文化会館整備課長      笹原 修一 市民課長
佐藤 賢一 福祉課長                        小野田 新一 保健課長
大友 直秀 農林課長                       髙梨 敏彦 商工観光ブランド課長
 新野 甚吉 建設課長               鈴木 隆一 上下水道課長
濱田 俊明 会計管理者                    猪野   忠 教育長
吉田 正幸 管理課長                          堀   裕一 学校教育課長
田中 吉弘 社会教育課長                  江口 和浩 スポーツ文化課長 
髙橋 清数 選挙管理委員会事務局長   稲月一雄 農業委員会                                 
                  (併)監査委員事務局長                  事務局長
─────────────────────────────────────────────
事務局職員出席者
尾形 真人 事務局長              田中   聡 局長補佐
安部 真由美 庶務係長      小野 勝司 書記

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

開      議
○議長(遠藤榮吉議員)  御一同様、御起立願います。
  傍聴席の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  本定例会において一般質問の通告のあった議員は9名であります。
  一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部とも簡明に行い、その成果が十分得られるよう、そして市民の負託に応えられるよう特段の御配慮をお願いいたします。
  それでは、順序に従い一般質問に入ります。
───────────────────
川 合   猛 議員 質 問
○議長  最初に、9番川合 猛議員。
〔9番 川合 猛議員 登壇〕
○川合 猛議員  おはようございます。
  9番川合 猛、希望でございます。3月定例会トップを切って壇上に立たせていただきますことに対し、心から感謝申し上げます。
  昨年7月の豪雨災害に続き、この冬大変な大雪となり、市民の皆様方には除排雪等で御不便をおかけいたしました。
  当局といたしましても、一生懸命対応させていただいたのですが、何分にも降雪量の多さに排雪もままならず苦労をおかけいたしました。
  しかし、あんなにあった雪も何事もなかったように消え始め、冬来たりなば春遠からじとはよく申しますが、あの2メーター超もあった重い雪の下でじっと春を待っていたフキノトウが精いっぱい背伸びをし黄緑のその姿を見せておりました。毎年のことではありますが、今年ほど待ち遠しく、またうれしく思った年はございませんでした。
  さて、白岩市長におかれましては、初めての予算編成となったわけですが、豪雨災害の復旧・復興事業、また文化会館の工事費の大幅な増額等による大変厳しい予算となり、掲げた公約の実現もままならない中、市長みずから給与の10%削減を実施し、子育て等の重点課題へ振り向けるとのこと、賛否分かれるところかとは思いますが、市長の決断に対し応援をされた市民の方には、一つでも公約を実行される、そのことに対し拍手を送られていることと思います。私もそのうちの一人ではございます。しかし、余計なことかとは思いますが、市長自身も子育て真っ最中で、いろいろと大変かと思います。公約に捉われることなく、余り焦らずじっくりと時間をかけて市政運営をしていただければと思います。
  それでは、さきに通告させていただきました項目について質問をさせていただきます。
  初めに、中央省庁への派遣職員ですが、平成26年度は農林水産省へ1人と文部科学省へ1人の2人と記憶しておりますが、平成27年度はどうされるのかお伺いします。
  今年の大雪を踏まえ、特に町なかですが、雪を押す場所が必要である。年々増えている空き家を買い上げなど更地とし、そこを仮の雪置き場とし、後に排雪する等大雪に対する備えが必要かと思うが、どう考えておられるかお伺いいたします。
  次に、埋蔵文化財についてですが、毎年発掘調査を行っておりますが、発掘された出土品は何点ぐらいあり、どこに保管しているのか、また公開はしているのかお伺いいたします。
  次に、企業誘致も大変大事な政策かと思いますが、現在市内で操業されている企業を他市町村へ移転することのないよう、南陽市独自の優遇策を考えるべきと思いますが、市長の考えをお伺いいたします。
  次に、市の教育についてですが、9月議会でも質問させていただきましたが、現時点での不登校及び長期欠席の児童・生徒の人数は。また、いじめ等はなかったのかお伺いいたします。
  次に、平成27年度予算で小中学生議会開催事業費増額となっていますが、どのように見直すのか内容についてお伺いします。
  最後に、文部科学省は1月19日に59年ぶりに公立小中学校統廃合の手引案を出しました。1学年1学級以下なら統合の検討要請を出した。どうするかは、各自治体の判断とするとのことだが、市教育委員会としては今後どのように進めていかれるのかをお伺いいたします。
  以上、当局の誠意ある答弁をお願い申し上げ、壇上よりの質問を終わらせていただきます。
  ありがとうございました。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  9番川合 猛議員の御質問にお答え申し上げます。
  川合議員には、いろいろと御心配をいただきまして大変ありがとうございます。子育てを楽しみつつも市政に全力で邁進してまいりたいというふうに思います。
  なお、「埋蔵文化財について」及び「市の教育について」は、教育長から答弁いたさせますので御了承願います。
  初めに、中央省庁への職員の派遣についてでございますが、中央省庁への職員の派遣につきましては、文部科学省へは平成22年度から、農林水産省につきましては平成24年度から職員を派遣してきており、これまで合計7名が中央省庁で研修生として勤務してきております。
  平成27年度につきましては、派遣期間が原則2年となっている農林水産省について、昨年に引き続き職員を派遣する予定でございます。
  2点目の雪置場としての空き家の利活用についてでございますが、今シーズンの降雪は、昨シーズンより11日も早い12月2日からまとまった雪となり、そのまま根雪となってしまいました。累積降雪量は12月に3メートルを超え、1月も2メートルを超えるなど、大雪となった過去4年間と比較して最も多い状況となっております。
  このような状況の中、産業経済活動と道路交通の安全を確保するため、平成26年度南陽市除雪計画に基づき除雪をしてまいりましたが、議員御指摘のとおり、市内には道路が狭隘でかつ住宅が密集しているなどから、雪の集積や堆積場所を確保できず除雪がままならない箇所もございます。
  議員御提案のように、そのような場所に空き家があり、その空き家を撤去し雪置き場として活用することは除雪対策として有効な方策と考えられます。
  昨年11月27日に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が公布されましたが、この特別措置法には狙いが2つあり、一つは、適切な管理が行われておらず、防災、衛生、環境等地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼす問題のある空き家を「特定空き家等」と定義し、市町村が空き家への立ち入り調査を行ったり、指導、勧告、命令、行政代執行の措置をとれるよう定めたこと、もう一つは、活用できる空き家及びその跡地の有効活用を促進するよう定められたことでございます。
  今後、市内の空き家等に関する対策を総合的かつ計画的に推進していく上で、空き家の利活用、使用見込みのない空き家の解体除去の促進、跡地利用などについて南陽市空き家等対策計画を策定することとなりますので、雪置き場としての利活用につきましても同計画の策定の際に検討してまいります。
  4点目の既存企業の優遇策についてでございますが、市外から企業を誘致することは重要なことでありますとともに、既存企業に市内にとどまっていただくことも大変重要であると考えております。
  企業立地の推進及び立地企業の定着を図ることを目的に、現行の固定資産税相当額奨励金に加えて、新たに用地取得奨励金及び建物取得奨励金を追加するため、本定例会において、企業立地促進条例の改正を御提案しております。
  既存企業が増設する際や、新たに事業所を設置する際にも、要件を満たす場合には、この奨励金の交付を受けることが可能でございます。
  今後も市内企業の動向に注視し、他市町村の制度等についても情報収集しながら、研究してまいります。
  私からは以上でございます。
○議長  それでは、答弁を求めます。
  猪野教育長。
○教育長  9番川合 猛議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、市政全般についての3点目、埋蔵文化財についてお答え申し上げます。
  現在、市が管理、保管している埋蔵文化財の出土品の数は、おおむね20万点となっており、このうち重要出土品は約2,000点となっております。出土遺物の保管場所につきましては、旧生涯学習ホームに昭和62年に埋蔵文化財分室を設置し、全ての出土品を管理、保管しているところでございます。
  次に、これらの埋蔵文化財の公開につきましては、毎年展示公開を行っており、今年度は市内中学校3校と赤湯小学校において、「わがまちの歴史と文化財展(学校巡回展)」を開催し、出土品の公開を実施しております。
  埋蔵文化財の保管と公開につきましては、今後もその効果や重要性を踏まえながら、適切な保管場所の確保と出土品の活用について十分に配慮してまいります。
  次に、市の教育についての1点目、現時点での不登校、長期欠席、いじめについてお答え申し上げます。
  今年度、2月末現在で、30日以上の欠席となっている小学生は4名、中学生は10名おります。
  また、病気等で長期欠席となった児童・生徒は2月末現在で1名おります。
  いじめにつきましては、各学校で定期的にアンケート調査を実施して実態把握に努めておりますが、水面下での冷やかし、からかいなどは日常的にあるものと捉えております。
  教育委員会としましては、アンケートだけではつかみ切れないいじめはまだまだあるとの認識を持ち、多面的、多角的に実態を把握するため、直接学校に出向いて聞き取り調査を行ったり、指導を加えたりしております。
  今後も引き続き、各学校には、児童・生徒の内面理解に努め教育相談や日記・日誌指導等、特段子供と直接的に向き合う指導を徹底し、いじめの未然防止を図るよう指示してまいります。
  続きまして、2点目の小中学生議会の見直しについてお答え申し上げます。
  現在の小中学生議会は平成23年度より実施してまいりました。
  この間、小中学生議員の提言により、子供たちのまちづくりへの関心が深まっただけではなく、有機ELの権威である城戸淳二先生の講演会の実現、中学校3校生徒会合同のいじめ撲滅に向けた話し合い活動や、その話し合いを受けての「いじめ撲滅宣言」採択への発展など、大きな成果が生まれております。
  このような成果を踏まえ、子供たちの柔軟な発想や企画、提言の具現化を図り主体的な実践力を一層培ってまいります。
  また、愛郷心や社会参画意識、主権者意識を高める小中学生議会にするため、事前学習会を取り入れ、議員の皆様の御支援や御指導の時間を確保し、双方向の交流を生かしてまいりたいと考えております。
  それに向けて、小中学生議会の人数も見直し、各校代表者数名による構成で小中合同の議会開催とし、より議論が深まるように、再質問の場を設定したり、市長役を小中学生議員から選んだりし、より臨場感を持たせる運営にしてまいりたいと存じます。
  詳細については、さらに吟味・調整していく必要がございますが、地域総合型教育に沿ったより充実した小中学生議会にしてまいりますので、議員の皆様の御理解をお願いしたいと存じます。
  続きまして、3点目の御質問についてお答え申し上げます。
  南陽市内の小中学校で、1学年1学級以下に該当するのは、小学校に4校ございます。
  なお、公立小中学校の統廃合の判断につきましては、あくまでも設置者である地方公共団体の責任において行われるわけでございますが、教育委員会としましては、市長部局と連携を密にしながら、丁寧に検討を進めてまいりたいと考えております。
  その際、小規模校のメリットやデメリット、これまでの統廃合の経緯や課題などについて、しっかりと地域住民に説明責任を果たしていきたいと考えております。
  最終的には、統廃合につきましては、地域住民の声や願いを最大限に尊重しながら進めてまいる所存でありますので、御理解と御協力を賜りたいと存じております。
  私からは以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  御答弁ありがとうございました。
  まず、派遣職員についてですけれども、これはある国会議員の先生のお話で、南陽市は他市町村に先駆けて中央に職員を派遣している。このことは、中央の情報をいち早く知るためにも大変有効である。できれば総務省であるとか財務省等々への派遣までできればなお結構ではないか。中央省庁には数多くの交付金、補助金のメニューがある。
  そう何人も派遣するわけにはいかないと思いますが、いろんな人脈を通して中央の情報を集めるべきと考えますが、市長の考えをお伺いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  ただいまの川合議員の御指摘につきましては、中央省庁に職員を派遣して、さまざまな情報をいち早く入手して活用するという点につきましては、私も大変有効な方法であるというふうに思っております。
  今年度は継続して派遣となる、2年間の派遣となる農林水産省について職員を派遣するわけでありますが、その時々の事業の内容、本市にとっての必要に応じて、職員の派遣については考えてまいりたいというふうに思っております。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  ぜひお願いをしたいと思います。
  特に、我が遠藤議長におかれましては政界に幅広い人脈をお持ちでございます。ぜひ二人三脚で頑張っていただければと思います。
  次に、空き家対策の件ですけれども、いよいよ国も県も対策に対して動き出しました。今回の降雪で、市内の空き家ですが、倒壊の危険があった空き家は何軒くらいあったのでしょうか。お伺いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  相澤危機管理課長。
○危機管理課長  9番川合 猛議員の御質問にお答えいたします。
  倒壊の危険のあったという判断基準は、非常に難しい部分でありますけれども、危機管理課の職員が危険と、倒壊する危険、おそれがあるということで対策を講じた空き家については4軒から5軒、小屋の部分もありますので4棟から5棟ということで、お答えさせていただきます。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  その雪おろし等はどういうふうにやられたのでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  相澤危機管理課長。
○危機管理課長  お答え申し上げます。
  私たちは、第一義的には所有者が管理するものでありますので、基本的には所有者の方に御連絡をするということであります。
  ただ、私たちが対応した部分については、相続人が不明だ、もしくはあと反応がないという部分で、防災上必要と迫られた部分で対応させていただきました。職員で対応しております。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  職員の方には本当に御苦労さまでございます。
  今回の法改正といいますか、今までよりも指導の強化、行政代執行の権限も強化されるということでございます。解体費用をかけてでも、安全のためにも土地の買い上げ、または借り上げ等をして、冬は雪置場、雪のないときは駐車場等に利用していけばと思いますが、必ず検討をお願いしたいと思います。
  続きまして、企業誘致のほうなんですが、なかなか決まらないということで、なら、現在市内で操業されている企業を大事にすべきであると私は思います。
  私の住んでおります中川地区には、大小含めて十数社の会社がございます。中でも上場企業の大きな会社がございます。400名近い方が勤めており、南陽市にとっても大事な企業かと思います。
  しかしながら、数年前から移転計画が持ち上がっており、現在、市外に向けて土地を探していると聞いております。市長は御存じでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  そのような確定的なお話は存じ上げませんが、そのようなうわさに類するようなことは耳にしたことがございます。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  常務の方から私は聞いておりますけれども、まず、この会社が移転されてしまったら、中川地区にとりましても、また南陽市にとりましても非常に大きな損失となります。数十年間にわたりはかり知れないほど地域に貢献をしていただいております。
  そんな中、昨年の大雨で小巌橋が流出しました。仮橋を設置していただいたのですが、大型車が通行できません。その会社には一日数十台の大型車が出入りしております。南側から入り、そこを戻るという状態が、もう8カ月も続いております。その道路は通学路となっており、15名の児童が通っております。その会社では、通学時間帯を避けて大型車を出入りさせていただいております。
  流された橋は県道ですので、県の災害復旧工事を待つしかございません。中川駅から南側旧国道13号押しボタン信号までは市道となっており、危険箇所の道路拡幅など、市で対応できることがないものかと昨年11月、建設課の課長、また職員の方と現地調査を行い、その結果、工場南側のT字路内側部分が幅2メートルぐらい、長さで20メートルぐらい、これは側溝のふたになっていたんですけれども、高いところで20センチぐらいの段差がありました。
  また、その工場より大きな排水パイプが出ており、それを撤去し道路部分をフラットにすれば、市道が広がり安全走行につながるということで、いろいろ調査した結果、その部分の土地がその会社のものとなっておりました。
  そこで、建設課長、担当者、地区長さんとその会社に出向き、排水パイプの撤去、また市道拡幅に向けての土地の提供のお願いにまいりました。
  社長の決裁待ちということでしたが、数時間後に会社から電話があり、地区の皆様方の安全、子供たちの安全のためならぜひ使っていただきたいと、土地の提供をしていただきました。
  昨年12月に工事が完了いたしました。大変ありがたいことでございます。
  その御礼等々も含め、南陽市にぜひ残っていただくよう市長にお願いに行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  中川のその大きな企業につきましては、昨年7月の豪雨災害による被害、あるいは今年の大雪による被害によりまして、企業活動にさまざまに大小支障が出たのではないかなということは心配しております。
  川合議員の市道になる部分、T字路の部分につきまして、さまざまに活動していただいて、その企業に対してできることをしていただいたことにつきましては、私からこの場をおかりして感謝を申し上げます。
  その企業が南陽市でこれからもやっていただけるように、ぜひ継続していただきたいという気持ちは、私も強く同じ気持ちでおりますので、機会を捉えて、企業が企業活動に支障がないように市としてできることはさせていただくということを申し上げ、ぜひ南陽市で今後もやっていただきたいということをお話しすることについては機会を捉えて、ぜひお話したいというふうに思います。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  ぜひよろしくお願いしたいと思います。
  また、あわせて小巌橋の早期復旧、再度県のほうに要望を出していただきたいと思います。また、この会社に限らず、市内にある会社、ぜひ南陽市に残っていただくよう、小まめに訪問等々をしていただいて見守っていただきたいと思います。
  次に、埋蔵文化財についてですけれども、大きな工事があるたびに発掘調査を行っておりまして、大変立派な本もいただいております。
  お隣の上山市の旧中山小学校ですか、あそこが県の埋蔵物文化センターとなっておりまして、入り口に縄文の女神、すばらしい大きいレプリカ等々置いてありまして、かなり整備されております。
  そこでお願いなんですけれども、旧中川中学校、我々地域で何とか使えと言われておりますけれども、年に二、三回使うぐらいで、ほとんど空いている状態でございます。
  その点から、その埋蔵物、出土品を旧中川中学校の校舎の中に保管しておく、また展示しておく、そういう考えはないのでしょうか。お伺いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  吉田管理課長。
○管理課長  中川中学校を管理している立場から申し上げます。
  校舎の建物、各室の使用状況でございますが、2階の普通教室3室に廃校となった中学校4校分の校具、記念物品等を保管してございます。あと1階、3階の特別教室や管理支所室につきましては空き部屋となってございます。
  今回、校舎について、いわゆる埋蔵文化財センターとして使用することにつきましては、先ほど申し上げました数量の文化財がございますけれども、容量的には十分対応可能かなというふうに思っております。
  ただ、その際には、建物の用途変更に係る建築基準法なり消防法などの関係法令の検討が必要になるかなと。また、関連設備や備品等の整備も少し必要になるかなと思っているところでございまして、関係各課とも協議しながら、検討してまいりたいと思っております。
  以上でございます。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  出土品については廃棄するということはできないので、たまっていく一方ということでよろしいのでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  江口スポーツ文化課長。
○スポーツ文化課長  ただいまの件、議員おっしゃられたとおりでございます。
  それで、ここ2年間、25年度、26年度というような大がかりな発掘調査を行ったわけですが、その2件だけでも、おおむね3万8,000点の遺物がございますので、現在使用しております埋蔵文化財の分室がだんだんと手狭になってございますので、その辺も含めて今後検討してまいりたいと思いますし、埋蔵文化財の整備に係る文化庁の補助メニューなどもあるようでございますので、研究をしながら進めてまいりたいと考えております。
  以上です。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  国宝級のものでも出ればあれなんですけれども、来年、消防署を多分つくるようになると思うんですけれども、そうしますとまた防災センター付近あたりとなるんですが、あの辺をまた発掘ということになります。だんだん増えていくわけですから、ぜひ我が中川中学校を使っていただきたいと思います。
  それでは、続きまして、不登校のほうの話になりますけれども、昨年7月末で不登校の生徒は6名であると。2月末現在で小学校が4名、中学生が10名、大幅に増えたわけですけれども、これは主にどんな原因が考えられますでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  堀学校教育課長。
○学校教育課長  ただいまの川合 猛議員の御質問にお答え申し上げます。
  不登校の原因につきましては、これはケース・バイ・ケースで1件1件違いまして、これだとはっきり言えない件もございますし、さまざまな要因が複合している場合もございます。
  場合によっては本人もよくわからないというふうな場合もございますけれども、一般的には不登校が増えていく原因につきましては、主に本人に関する問題、例えば不安ですとかそういった情緒的な混乱、あとは無気力や怠学、つまり、怠けです。それから、主に人間関係に関する問題、友人関係でありますとかそういったことです。それから、主に家庭環境に関する問題、このようなことで、不登校になってしまう場合があるというふうに、統計では出ておるところでございます。
  以上です。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  昨年7月末での6名、この方はそのままやはり不登校ということでしょうか。新たに増えたということですか。
○議長  答弁を求めます。
  堀学校教育課長。
○学校教育課長  ただいまの御質問にお答えをします。
  不登校が解消したといいますか、学校に通えるようになった件もございますし、そのまま継続というほうが多いというふうに報告が来ております。
  以上です。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  いじめのあれはなかったということですね。
  それで、一つ一つさまざまな事情があるということで、ここでは言えないということだと思います。
  それで、教育相談室、今年度の予算も同じぐらい取られておりまして、今年度同様の運営をしていくのでしょうか。それから、また市内の中学校を卒業した生徒の相談活動等も継続して行っていくのかお伺いします。
○議長  答弁を求めます。
  堀学校教育課長。
○学校教育課長  ただいまの質問にお答えをします。
  まず、教育相談室の体制につきましては、平成27年度も今年度と同様に指導員3名、開設は平日5日開設というふうに同じ体制で考えております。
  それから、中学校を卒業してからの相談につきましては、相談に来るものについては受け入れると、つまり、今年度同様に考えているところでございます。
  以上です。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  その学校を出てからのあれも大変大事だと思うんですね。
  今回、川崎で大変悲惨な事件が起きたんですけれども、あの辺ももう少し学校、家庭、地域等々が横の連絡をとっていれば防げた部分もあったのかなとは思っております。
  まず、教育相談室、今年度と同様に頑張るということでございますので、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。
  4月になりますと担任の先生が家庭訪問をするというのがございました。しかし、都会のほうでは、プライバシーの侵害であるという親の反対があり、実施していない学校もあると。
  市内の小中学校の現状はどうなっているのかお伺いをいたします。
○議長  答弁を求めます。
  堀学校教育課長。
○学校教育課長  ただいまの御質問にお答えします。
  市内の小中学校につきましては、実施する時期はさまざま違いがございますけれども、全ての学校で家庭訪問を行っているというふうに聞いております。
  以上です。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  ぜひ継続してやっていただきたいと思います。
  やはりその家庭に先生が行って、内容をよく把握して親子関係等々を見ていただくというのも大切かなと思いますので、ぜひ続けていただきたいと思います。
  次に、小中学生議会の事業費の増額についてのあれですが、このたび70年ぶりに選挙権年齢が引き下げられるということで18歳から投票できることになります。その点からも早くから選挙や政治に関心を持つことも大変大事になってきていると思います。その点からも中学生議会、私はもっと拡大して2日間ぐらい実施したらどうかと思いますけれども、教育長はどう考えられますか。
○議長  答弁を求めます。
  猪野教育長。
○教育長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  子供たちにとって議場に入って、そして模擬議員ながら一つの正式の流れに沿って議会が開かれると、そこに主体的にかかわれると、これ以上の主権者意識や南陽市民としての自覚を持たせるような活動は教育上なかなかほかにないと思いますけれども、さまざま子供たちの教育活動の中に2日、3日、この場で議会活動をするだけのものを年間通して教育課程の中でもう少し主権者意識や社会的な自立を促す教育を検討していけば1日でも十分に目的を達することができるのではないかなと思っております。
  ただ、やはり南陽市は地域総合型教育というのを前提にしながら教育を進めております。これは、学校の先生や子供たちだけでは目的を達成できない、それを地域のさまざまな教育力で補っていくということでございますので、ぜひ先ほど答弁しましたとおり次年度、いわゆる新年度は議員の皆様に直接指導をお願いしたいなと。それで、オリエンテーションの場にも各会派の代表の方、無会派の方にも参加していただいて、ひとつ議員としての心構えだとか苦労談だとか、あと実際の議会の運営にかかわる部分等についても話をしてもらうと。当日は、できるだけ脇に座ってもらって、これは議長にお願いしているんですが、再質問なんていうのはこれは子供はなかなか大変ですよ。ですから、今までの議員としての経験を生かして直接指導を加えてもらいたい、これが南陽市の地域総合型教育だと、これが子供たちのやはり国民、公民としての自立を促す最高の教育だと思っていますので、ぜひお願い申し上げます。
  私からは以上です。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  望むところでございまして、お役に立てれば何でもやらせていただきます。
  日本の若者は政治に関心が薄いと言われておりまして、2012年の衆議院選では20歳代は10人中6人が投票に行かなかった。18歳までに引き下げたらもっと行かなくなるのではないかと懸念されております。その辺のことからも、小中学生議会は大事な勉強の機会と思います。児童・生徒は大変忙しい中での体験とはなるわけですけれども、将来のためにもぜひ頑張っていただきたいと思います。
  お力は何ぼでも貸してあげたいと思います。よろしくお願いいたします。
  それでは、文部科学省の統廃合の手引案についてですけれども、大変いいことを書いておりまして、行政が一方的に進める性格のものではない、学校教育の直接の受益者である児童・生徒の保護者や将来の受益である就学前の子供の保護者の声を重視しつつ、地域住民の十分な理解と協力を得て、地域とともにある学校づくりの視点を踏まえて丁寧な議論を行うことが望ましいというのが、文科省からの通達なんですけれども、両方にとれるんですね。
  学校がなくなると地域がだめになる、だから残せ。ただ、三、四人、五人のクラスでは競うこともできない、クラスがえもできない、そういう問題があると。文科省のほうでこうしなさいと決めてくれればいいんですけれども、最後は各自治体、各教育委員会に任せてしまったということで、私どもの中川小学校の場合ですけれども、1学級どころではなく、今後ますます複式学級が増えていくという、今子供が産まれていない状況からいきますと、そういうふうになっております。
  保護者の方にお話をしますと、小さい学校で結構だと、先生の目が行き届いて一人一人の個性が発揮できていいとは言っておりますけれども、いずれ社会に出ますと、切磋琢磨、大きな波の中にのまれるわけでございます。その辺から考えると、統合もありかなとは思うんですけれども、はっきりと私からはそれが言えない今の状態なんですけれども、ただ、まず統合は考えないんだということであれば、南陽市独自の職員の加配措置をとってもらうと、現在もやってもらってはおりますけれども、もう少し強力に、南陽方式とでも申しますか、そういうのを見て子供が中川に越してくるような、そんな教育の施策をとっていただければありがたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  猪野教育長。
○教育長  では、私からお答え申し上げます。
  御指摘いただきましたところは、まことに同感とするところでございます。やはり子供たちの能力の育成と国家社会の形成者を育成するという、教育には大きい2つの目的がございます。そういう意味で慎重にこの統合問題は検討していかなければいけないというのがあります。
  ただ、議員御指摘のとおり小規模校のデメリットも大分目立ってまいりました。一つの南陽方式として、小中一貫教育を推進しております。中学校は先ほど申し上げましたとおり、子供たちの全人適応発達を促す教育と国家社会の形成者の育成の2方面から、規模的には十分に適応しているわけでございますが、小学校、荻小、それから中川小、梨小、それから漆山小、この4つございます。それで、やはり集団の中で培われる能力、資質、これをさらにつけていくために小中一貫教育を推進しています。
  これは中川小の子供たちと赤小の子供たちを一緒に学習させる機会、それから梨小と沖小、そして沖郷中学校の子供たち、小中一緒になった教育をやっています。これは南陽方式です。施設が一体型ではないので、時間的なデメリットもございますが、移動バスの中での学習も工夫していただきまして、ロスのないようにやっています。
  やはり小滝小と荻小の統合のときも、デメリットはわかるんですが、やはり地方創生という視点から、あるいは自分たちの子供たちが愛着を持って学んでいる校舎、これがなくなっていくということに、特段、保護者の方はちょっと待っていただけないかという声が強かったです。ですから、上意下達的な方式では一切、私はやってはいけない問題だと、こう捉えています。ですから十分に地域、保護者と話し合いを持って、教育委員会は事前準備を進めてまいりたいと思います。
  最終的には、やはり公共団体の設置者である公共団体市長の指示を仰がなければいけませんけれども、私たちはできるだけ教育の火を消さない、地域の文化の火を消さないという視点から頑張ってまいりたいと思っています。
  そういう中で、地域の方々と、その教育を評価していただきながら努めてまいりますので、御理解をお願いしたいと、このように思います。
  以上です。
○議長  9番川合 猛議員。
○川合 猛議員  ぜひ大規模の、例えば中川の場合、赤湯小学校等々へ数多く出向いて一緒に学習をさせていただく、そのことを望みたいと思います。
  最後に教育長に御礼とお願いがございます。答弁は結構です。
  旧国道13号線、通学路の歩道の除雪ですが、学校側より教育委員会へ要望書を出させていただきました。早速対応していただきまして、ありがとうございました。
  その旧国道13号ですが、4月から県道に格下げになるということで、保護者から国道でも歩道の除雪が滞っていたのに、県道になってしまったらもっと悪くなるのではないかと、ぜひそんなことのないよう、県道になっても、通学路の安全のための除雪等々をしっかりとやっていただくようにお願いを申し上げます。
  いろいろと御答弁をいただきましたありがとうございました。
  かわいい子供さんは地域の宝です。南陽市の宝です。一緒に子育てを頑張ってまいりたいと思います。
  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長  以上で9番川合 猛議員の一般質問は終了いたしました。
  大変御苦労さまでございました。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は11時10分といたします。
午前10時50分  休  憩
───────────────────