平成27年3月3日(火)午前11時30分開会

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板垣  致江子  委員長       山口  正雄  副委員長

出欠席委員氏名

◎出席委員(16名)
 1番 高橋  一司  委員        2番 高橋  一郎  委員
 3番 舩山  利美  委員        4番 山口  正雄  委員
 5番 白鳥  雅巳  委員        6番 片平  志朗  委員
 7番 吉田  美枝  委員        8番 梅川  信治  委員
  9番 川合   猛   委員       10番 髙橋   弘  委員
11番 板垣  致江子  委員   12番 髙橋   篤  委員
13番 田中  貞一  委員       15番 佐藤   明   委員
16番 伊藤  俊美  委員       17番 殿岡  和郎  委員
◎欠席委員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫 市長                             大沼 豊広 副市長
板垣 俊一 総務課長                       山口 広昭 企画財政課長
山田 俊彦 税務課長                   相澤 和吉 危機管理課長
安部 史生 文化会館整備課長          笹原 修一 市民課長
佐藤 賢一 福祉課長                       小野田 新一 保健課長
大友 直秀 農林課長                       髙梨 敏彦 商工観光ブランド課長
新野 甚吉 建設課長                鈴木 隆一 上下水道課長
濱田 俊明 会計管理者                    猪野   忠 教育長
吉田 正幸 管理課長                        堀   裕一 学校教育課長
田中 吉弘 社会教育課長                  江口 和浩 スポーツ文化課長
髙橋 清数 選挙管理委員会事務局長      稲月 一雄 農業委員会事務局長
        (併)監査委員事務局長
                
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事務局職員出席者
大沼 豊広 事務局長              田中   聡 局長補佐
安部 真由美 庶務係長      小野 勝司 書記

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本日の会議に付した事件
 議第1号 平成26年度南陽市一般会計補正予算
      (第14号)
 議第2号 平成26年度南陽市国民健康保険特別
      会計補正予算(第4号)
 議第3号 平成26年度南陽市介護保険特別会計
      補正予算(第5号)
 議第4号 平成26年度南陽市後期高齢者医療特
      別会計補正予算(第2号)

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開      会
○委員長(板垣致江子委員)  これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は16名全員であります。
  これより予算の審査に入ります。
  本委員会に付託されました案件は、平成26年度補正予算4件、平成27年度予算9件であります。
  そのうち、本日の予算特別委員会では、平成26年度補正予算4件について審査を行います。

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議第1号 平成26年度南陽市一般会計補正
     予算(第14号)
○委員長  初めに、議第1号 平成26年度南陽市一般会計補正予算(第14号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。山口広昭企画財政課長。
〔企画財政課長 山口広昭 登壇〕
○企画財政課長  〔平成27年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第1号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁はページ数、款、項、目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。
  これより質疑に入ります。
  補正予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。
  最初に、歳入全般について、14ページから21ページまでについて質疑ございませんか。
  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  2ページになるんですかね、除雪経費を今回2,000万円を計上したわけですけれども、通常予算上では911の地方交付税のほうに2,000万円というのは計上になるのかなというふうに思っているんですが、除雪委託料2,000万円、このたびの2,000万円の計上についてはどこに計上になっているのかなと思いまして、お伺いしたいと思います。
○委員長  山口企画財政課長。
○企画財政課長  高橋委員の御質問にお答え申し上げたいと思います。
  先ほど御承認賜りました専決予算につきましては特定の財源を充てて補正予算を組んだわけでございますが、このたびの補正につきましては、歳入の入り、それから歳出の出、こういったものを調整して今回の予算編成に当たったものでございますので、総じて財源措置を行ったという理解でよろしくお願いを申し上げたいと思います。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  わかりました。
  それで、いわゆる特別交付税というふうな形での見合いにしているわけですけれども、最終的に、私はこれは災害だというふうには思っているんですが、特別交付税というふうなことで措置をしている。したがって、そこにどのくらい入ってくるかというのはまだわからないというふうなことだと思うんです。
  その中で、やはり当局の努力はもちろんですけれども、いろいろな形での努力でできるだけ多く引っ張ってくると、国からもらってくるというような姿勢になると思うんですが、その辺について市長にお伺いしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  高橋委員おっしゃるように、私もこのたびの雪につきましては、本当に記録的な豪雪ということで、災害かというふうな気持ちでおります。そういった意味でも、国に対しましてこの要望活動、これまでも行ってまいりましたし、折に触れて、機会を捉えて、支援していただけるように交付税措置については要望してまいりたいというふうに思っております。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  今現在、トータル5,000万、3,000万、2,000万円で1億円の補正の中で、1,800万円が特定財源というようなことでの表記になっていると思うんです。
  したがって、そのほかの額8,200万については、やはり国から頑張って持ってくるというようなことにしかならないのかなというふうに思っているんですけれども、やはりかなり大きな金額ですので、これについては本当に、今、市長からの決意もあったわけですけれども、ぜひ本当にいろいろな力というかさまざまな角度からやっていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  歳入全体について、国との関係でありますから、お聞きしたいんですが、昨年の閣議決定で4,200億円補正組まれまして、その中で地域住民の生活等緊急支援のための交付金ということで4,200億円。これは、全体的に2つのタイプに分かれているというふうな指摘をされているわけですけれども、一つは、地域消費喚起生活支援型と。それから、もう一つは、地方創生先行型と、こういうことで、1,700億円。さきに言ったのは2,500億円ということであります。
  これについて、市としての考え方と、どこにどういうふうにこのメニューを使うのか。この辺の考え方についてまず最初にお聞きをしておきたいというふうに思います。
○委員長  山口企画財政課長。
○企画財政課長  佐藤委員の御質問にお答えを申し上げます。
  ただいまお話しいただいた件については、このたびの国の補正予算をもとに、いわゆる地方創生に関しての予算の御質問と理解しておりますが、地方創生については、特にこのたびの内閣府からの交付金については御案内のとおり地方消費の喚起型、いわゆる経済対策、それから地方創生の先行型と、いわゆる2本立てになるというようなことでございます。
  この中につきましては、その1点目、地方消費の喚起型については、やはり経済対策、こういったものが主になりますので、各種新聞等でも発表になっているとおり、山形県並びに国全体においては、そういった経済対策の底上げを図るべくプレミアム商品券等の経済対策を行っていくものというように理解をしております。
  また、地方創生については、これは地方のオリジナルあふれる、やはり地方の振興策を出せというようなことでございますので、こちらについては、先ほど市長の施政方針でもお話しいただいたとおりと思いますが、子育てあるいは地域振興あるいは定住促進、こういったものをかなめに据えながら、現在、県・国等との打ち合わせをしているところでございますので、何とぞ御理解を賜りたいと考えてございます。
  以上であります。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  今、課長がおっしゃるとおりだというふうに思うんです。
  それで、これは短期間のうちにしなければならないというふうにお聞きしているんですが、いわゆる長いスパンの期間、そうでなくて短い間にこれはいろいろな行政としてメニューを出して、こうすると言っていくというふうなお話を聞いているんですが、その期間の問題と、南陽市のこのメニューとして、さっき課長おっしゃったんですが、先ほどの市長の施政方針等にも一部入っていると、こういうお話ですが、具体的に南陽市としてはどういうメニューでどういう方向でやっていくのかということが大事だと思うんで、その辺のやり方、さっきプレミアム商品券等々の話も出ましたけれども、いろいろな形でのやり方があろうかと思うんですが、その辺のやり方についてお尋ねしたいというふうに思います。
  それから、これは、今回はそういう措置をとったわけですけれども、1年前あるいは2年前等々は、例えば、地域の元気臨時交付金とか、これは御承知のようにあったわけですけれども、このときは相当の金額があったわけです。約1兆4,000億円と。今回は大分少ないようでありますが、そのいきさつ等わかれば、その辺の考え方、お願いしたいと思います。
○委員長  山口企画財政課長。
○企画財政課長  佐藤委員の御質問にお答えしたいと思います。
  最初に、2点ほど御質問いただいたのかなと思っております。
  まずは、その方法、やり方であります。それから、期限という問題だったと思いますが、やり方については、国のほうからこれについてはなるべく早くというような指示を受けております。こちらについては、平成26年度の国の補正予算でございますので、こちらは繰り越しについては国の会計処理、それから地方自治体の会計処理についても繰り越しは1回のみとなりますので、そういった観点から来年度までというような兼ね合いになりますが、国からは後半部分でなくてなるべく早いうちに経済刺激策を打ってほしいという考え方もございますので、その考え方をもとにさせていただきたいと考えております。
  また、期限、そういったスケジュールの部分でございますけれども、こちらのほうについては、平成26年度の補正予算として上げないと国は自治体の執行を認めないというような考え方もございますので、こちらについては今、先ほどもっと早くいろいろ出してほしいというお話をいただいたところでございますが、今まさに県と国とこういう事業はどうだろう、いや、もうちょっとやり方を変えてとかということをさまざま、国、それから県とやっているさなかでございますので、なるべく早く議員の皆様方、それから市民の皆様方に御説明申し上げたいと考えているところでございますが、何分今そのような実情でありますので、御理解を賜りたいと考えてございます。
  また、国の予算規模につきましては、それは国の事情等があるんだろうと考えてございますので、発言は控えさせていただきたいと思います。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  わかりました。
  それで、私、なぜそう言っているかというと、2年前の地域の元気交付金あるいは昨年のがんばる地域交付金、これはハード的な面でやると、こういうふうになっていたわけです。今回のメニューは原則的にはソフトの面、さっき課長おっしゃったような方向性に位置づけると、こういう形でやりますよというふうな考え方です。
  ですから、せっかくこういう地域の方々の生活支援となっているわけですから、やっぱり国もなかなか考えないもので、26年度以内に繰り上げ的にだめですよと、こういうせこい考え方では、どうせやるなら気持ちよく、例えば、夏までにちゃんとしなさいとか秋までにしなさいとかと、こういうことならばわかるんですが、26年度中にやりなさいというふうな話は大人げないというか、私思うんですけれども、そういうふうに思いますよ。
  市長さんには答弁は求めませんが、課長、どうですか。
○委員長  山口企画財政課長。
○企画財政課長  御理解いただきたい点、2点ほどございます。
  先ほどこの26年中に議案として、補正予算として可決しなければならないと申し上げましたのは、先ほど御案内いただいた2つの交付金、要するに地方消費の喚起型と地方創生の先行型でありますが、まち・ひと・しごとということで総体的に地方版の総合戦略で補助金を流しますというものは、来年度以降また別な議論、オーバーラップする部分は多いんですけれども、基本的に地方創生のこのたびの補正で通せというのはいわゆる先行型ということで、まず最初に自分たちでアイデア出してみろというものでございますので、来年度南陽市も地方版総合戦略をつくらせていただきますが、その中に今度全体を網羅したものを求めて、それ以降の年度に引っ張っていくというような形になりますので、単純に地方創生そのものが今々期限を切られてというよりは、むしろ交付金型、交付金の2つの交付金については、できるだけ経済対策であるので早目に使っていただきたいものですから、なるべく今の26年度の補正予算として執行をお願いしたいというような考えに基づいているのかなと思ってございます。御理解よろしくお願いいたします。
○委員長  歳入全般についてほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、歳出に入ります。
  第2款総務費から第6款農林水産業費の22ページから29ページまでについて質疑ございませんか。
  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  農林課長にお尋ねしたいんですが、28ページの第6款の農林水産費の中の3目農業振興費です。昨年は米価は大暴落したということで、農家の方々の営農と生活が大変な状況になっているわけです。これは議会の中でもいろいろ議論をされました。
  それで、せんだっての新聞報道に載っておったわけですけれども、県は水稲の種子、いわゆる種もみです、この購入に対しまして補助を出すと、こういうふうなお話があったわけですけれども、南陽市としてそういった考えがないのかあるのかどうか、その辺どうでしょうか。
○委員長  大友農林課長。
○農林課長  ただいま県の種子に関する補助というふうな御質問でございます。
  これにつきましては、このたびの補正予算には計上してございませんけれども、確かにおっしゃるとおり山形県におきまして平成26年産の、生産はもう終了しておるわけでございますが、その種子に対しての助成というふうなことを考えられております。大変私どもにとりまして急なわけでございますけれども、これにつきましては、それをお受けいたしまして執行するように考えてございます。
  ただ、やり方として、お金の流れとして、県のほうから、市の一般会計ではございませんで、生産調整等を中心に農業振興協議会というふうなものを持ってございますが、そちらのほうに資金を補助としてよこすというふうなことでございます。農業振興協議会のほうからそれぞれの方針作成者を通じて農家さんのほうに支給をさせていただくというふうな手はずになっているところでございます。
  詳しいところ、今要綱等が届いているところでございますので、今後、実はこれは3月中にさせていただくんですけれども、至急今のような流れでもって処理するというふうな格好で考えているところでございます。
  なお、それに関しましては全額県費ということでございます。
  以上でございます。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  かつて南陽市でも出した記憶あるんですが、たしか平成5年の年だったかなと、このときは冷害だったわけです。これは当然県でも出したというふうに記憶しております。それで、平成5年のとき、この冷害のときにも南陽市でも出したというふうに私覚えているんですが、こちらの方々については御記憶あるかと思いますが、その辺の状況についてわかりますか。
○委員長  大友農林課長。
○農林課長  大変恐縮でございますが、平成5年当時の内容について、私、今把握させていただいておりません。
  いろいろ私どものほうで、また県のほうでやっておる政策につきましては、本日の29ページの資料にありますとおり利子補給とか、それから災害に遭った場合の施設の修繕といいますか、そういったものをする場合の支援というふうなことの格好でいろいろ対応をさせていただいているところでございます。
  恐れ入りますけれども、平成5年当時の単独の内容については今ちょっと把握してございません。
○委員長  どなたかわかる方。
  それでは、15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  ちょっと私、記憶がもう定かでありませんが、こちらの殿岡さんと伊藤さんについてはわかるかと思うんですけれども、たしか果樹の利子補給等々については、これはそのときだけでなくていろいろな場面場面でそういうことは多々あったわけです。ただ、種子の、いわゆる種もみの補助等々については、当時の記憶でありますから定かでありませんが、たしか南陽でも対応したような気がしたわけですから、その辺調査されて、ぜひそういう形で対応していただきたいと、このことを申し上げたいと思います。どうでしょうか、その辺のあれは。
○委員長  大友農林課長。
○農林課長  内容をちょっと調べてみまして、検討をさせていただきたいと思います。
  先ほどもちょっと申し上げたんですけれども、ただ被害に対する即、直結した補助というふうなことではございませんで、先ほど申し上げましたような施設を修繕する場合の支援でありますとか、それからこのたびの国の支援、別ものでございますけれども、災害を受けて来年に工夫した場合の補助とか、そういった位置づけでいずれ考えていく必要があるのではないかなというふうに現時点では思っているところでございます。
  なお調査して、検討してまいりたいと思います。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第8款土木費から第11款災害復興費の30ページから39ページまでについて質疑ございませんか。
  3番舩山利美委員。
○舩山利美委員  31ページ、土木費の道路維持費、市道除雪委託料についてでありますが、この冬は例年よりも何か早く12月初旬から根雪というようなことで、しかも豪雪になってしまいまして、何回か先ほどから補正を対応されましたけれども、市民の間からはもううんざりだというような声や、特に高齢者の世帯では大分厳しかったんではないかなというふうに思います。
  そこで、市長にちょっとお伺いしたいんですが、この冬御自分で自宅周辺の雪かきなどをされてみたことがあるのかということと、それからこの大雪の状況をどのように認識されたのかというようなことをちょっと最初にお聞きしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  自宅周辺の除雪はもちろん行っております。ただ、自分でちょっとできない分については家内が大分今年は頑張ってくれた状況はありました。自分でもやっております。
  あとは、今年の雪についての認識なんですけれども、やはり12月3日ですか、最初の雪が降ったとき、そのときからこれはちょっと異常な雪の降り方ではないかなというふうな認識がやはり市内全体であったのではないかなと思いますし、私も思っておりました。それから1月、2月と経過するに当たって、やはり今年の雪というのは記録的な降雪量ということで、昨年7月の豪雨災害を受けた本市にとりましては大変大きな被害要因になるなというふうな認識でおりました。
○委員長  3番舩山利美委員。
○舩山利美委員  何か気象が異常だというような、私も感じております。
  冬、私もそうですが、年をとりますとこの雪かきというのは本当につらい作業になります。
  市長の選挙のチラシで公約といってもいいと思いますけれども、除排雪を見直し、高齢者に親切な除雪にしますと言っておられます。12月議会の予算特別委員会の答弁で、今年度は排雪に力を入れる。高齢者の福祉的な取り組みについては、来年度は何らかの工夫ができるよう進めていくと言っておられます。
  当時は豪雪対策本部の設置とは思っていませんでしたし、それから近年にないような大雪になるとも思っておりませんでしたけれども、これは、その公約に対して相当期待された高齢者の方、大勢いらしたと思うんですよ。こういう状況だからこそ、高齢者に優しい親切な除雪というものを、私は早急に取り組むべきではなかったのかなというふうに考えますけれども、その辺のところ、市長、どのように考えておられるかお聞きしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  高齢者に優しい除雪につきましては、昨今のこの社会情勢の変化、高齢化の進展によりまして、やはり高齢者のみの世帯においては除雪の負担というのは大変なものであるという認識の上で、選挙時にそういったお話を申し上げてまいりました。その件については舩山委員と認識が一致しているところだというふうに思っております。
  早急にこの除雪について具体的な何か手だてがあればいいのではないかというお話でありますけれども、私もその件については何とかできないかということで、今年の冬については、除雪組合員の皆さんにぜひ丁寧な除雪を心がけていただきたいというお話を何度もさせていただきました。ただ、その具体的な策についてはなかなかこれといったものを今年やることは難しかったところでありますが、今年の冬、この期間ずっと、新聞報道等も通じて間口除雪の件もありました。
  そういった情報収集をしながら、来年に向けては何か具体的な施策を打てるように検討してまいりたいというふうに思っております。
○委員長  3番舩山利美委員。
○舩山利美委員  今、市長からも言われたとおり、先日山形新聞で間口除雪を考えるというような特集がありました。興味を持ってごらんになった方も多いと思うんですが、これは村山市の例でありますけれども、これは、公約に掲げまして就任したその年に、人口流出を食いとめるためにも克雪は行政の大きな課題ということで、公約を実行したとあります。その中で、春に消えてなくなるものに多くの金をかけなくてもいいとの考えもあるが、市民生活を守るのが本来の行政の役割。間口除雪をやるかやらないかは首長の決断一つというふうにも述べております。
  私もそのとおりだと思いますけれども、一方で費用は1.4倍になったということもあります。しかし、この除雪費というのは、市民みんなに恩恵がある予算執行だと私は思うんですよ。
  そういうようなことから、白岩市長の考え方もあると思いますので、一概にまねをしてはどうかということは申しませんけれども、こういう自治体もあるということを踏まえて、再度白岩市長にお聞きしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  村山市の除雪の件は私も新聞報道でも拝見しましたし、さまざまな機会、市長の会合の中で直接村山市長にお尋ねをしてお教えを請うたこともございます。そういった中で、ただなかなか具体的に間口をきれいにするという方法については、お教えを請うた中でも苦慮なさっていたというのが、私が聞いた率直な実感でありました。やはり予算を伴うと。村山市においては1.4倍ということでございましたが、南陽市においては、昨年の災害、水害があったこともあり、なかなか大型の除雪の予算を追加計上するということは難しい状況にありました。
  そういったことは今後、この除雪、高齢化が進展する中で除雪についてさらに費用がかかっていくということは当然見通すことができることでございますので、それを見据えて、できるだけ効率的にできるように考えながらも、予算については私は今まで以上に措置していきたいというふうに思っております。その上で、効率的なやり方を考えて、予算についても措置していくというふうな考えでおります。
○委員長  3番舩山利美委員。
○舩山利美委員  予算的にも相当厳しいものがあるというようなことだと思いますけれども、これは予算的に見て、村山市、例えば、市民1人当たりにしますと1万円なんですよね。近隣の米沢市は特に雪が多いというようなことですけれども、米沢市は8万5,000人の人口に対して8億から10億ぐらいまであると。川西も今年に関しては2億ぐらい使うであろうと。近隣のざっとした計算ですから正確な数字でありませんけれども、1万円ぐらい。
  これは南陽市2億5,000万円、総額で今回使うわけですが、七千五、六百円なんですよね、この計算でいくと。効率的にやって、それでできるんだったらいいんだけれども、でもやっぱりこのぐらいの予算は必要だと私は思うんですよ。
  施政方針でも触れられておりますし、締めくくりで年をとっても安心して暮らせるまちと言っておられますので、やっぱり雪の不安というのを少しでも解消することによって、この人口流出とか定住化対策というようなことにもつながると思うんですよ。
  検討というだけでなくて、ぜひ公約を実現していただきたいなと、要望であります。
○委員長  ほかにございませんか。
  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  12時過ぎたんで大変恐縮ですけれども、33ページの子育て応援定住交付金について、建設課長にお尋ねしたいと思います。
  今回700万円の減ということで、ざっと7件分が要らなくなったというか、そういう状況だと思うんですけれども、これについて見込みというんですか、見込みじゃなくて減額になったという、どういうふうな見方をしているのか、まずお伺いしたいと思います。
○委員長  新野建設課長。
○建設課長  当初は20件というような見方をしてございました。市外から8件、それから市内の貸し家あるいはそういった方々で12件というようなことで見てございます。実態は、子育ては7件というようなことでございます。新規が3件、それから貸し家から4件というような実態でございます。
  当初、前年並みというようなことで見込みを立てましたが、やはり8%の税率アップ、これで前年度に少し前倒しがあったというようなことで、少し前年とのバランスが崩れたのかなというふうに思っております。
  また、今回の災害等もございまして、そういったもので建設の機運に少しブレーキがかかったのかなというような見方をしているところでございます。
  以上です。
○委員長  よろしいでしょうか。
  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、その他付属資料40ページから43ページまでについて質疑ございませんか。
  4番山口正雄委員。
○山口正雄委員  42ページ、43ページの地方債に関する調書の中で、災害復旧費の起債見込み額が今回4,850万ほど減額されたわけでありますが、当初予算から見て2億4,300万円ほど実際増えている状況にあります。
  それで、この中に国からの特別交付というかそういう措置があるものがどのくらいあるのかと、それからそれに付随して、償還年数、それと実質公債費比率あるいは将来負担比率に影響する度合い、その辺についてお伺いしたいと思います。
○委員長  山口企画財政課長。
○企画財政課長  ただいまの御質問にお答えしたいと思います。
  これは、一つ一つの事業の精査ということはまいりませんので、おおむねという考え方でいただきたいと思いますが、一般的な災害で地方債を起こした場合でありますけれども、その地方債を充てた部分について約半分について交付税、将来返済の形があるというような考え方でございますので、これがすべからく将来の借財になるという印象ではございませんので、御理解を賜りたいというように考えてございます。
  また、災害に対してのこれまでの財源等の兼ね合いでございますけれども、さまざま5億程度の一般財源を今までこのたびの夏の豪雨災害に充てがってきたわけでありますけれども、今のところ一財的な最終的な3月補正までの考えにつきましては、およそ3億2,400万円ほどというような考え方でございますので、こちらを一般財源からの支出で充てがったと。残りについては起債等で措置すると。そのうちの起債については約半分程度については入るというような考え方の中で御理解いただければありがたいと考えてございます。
  以上であります。
○委員長  4番山口正雄委員。
○山口正雄委員  国から後でいただけるというふうなことにした場合に、要するに先ほど実質公債費比率とか将来負担比率とか、そちらに影響するというのはどの程度なのか。パーセンテージで、例えば。
○委員長  山口企画財政課長。
○企画財政課長  お答え申し上げたいと思います。
  先ほど地方債残高の部分でお話しいただきましたが、基本的に南陽市の標準財政規模については80億程度というようなことになりますので、それを単純に分ければ、1%程度については8,000万円程度というようなことになるわけであります。
  それを鑑みますと、このたび増えた部分、こういった部分について、災害についてはおよそ20年程度の償還になりますので、それを年度別に20年で割ったものについてが一つの目安になるのではないかなというようなことで考えてございますので、御理解賜りたいと思います。
○委員長  ほかにございませんか。
  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  私は最後の質問ですが、すみません、37ページの中央公民館のことです。
○委員長  すみません、付属資料にもう移っておりますが。40ページからの。
○高橋一郎委員  すみません、委員長、先ほど私が質問して終わった途端にこうやったものですから、私、そこの状態で手を挙げる暇がなかったんです。そういうことで御理解いただけないでしょうか。
○委員長  わかりました。
○高橋一郎委員  中央公民館で、赤湯公民館が入ってくるというようなことの中で、これは備品購入費とあるんですけれども、仕切りをするというようなことで、これはパーテーションの意味なのかということでお伺いしたいと思います。
○委員長  社会教育課長。
○社会教育課長  今、高橋委員からありました備品購入費の中身ですが、中央公民館にある中会議室のお部屋、また入り口にあるイベントホールのパーテーション、間仕切りといいますか、そういった形の備品の購入であります。
  以上です。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  赤湯公民館にあるいろいろなお祭り用あるいは運動会用の備品等があるわけですけれども、そういったものについては多分そのまま残していくのかなというふうには思っているんですが、実はえくぼプラザについては2階が図書館になっていまして、その蔵書管理というのも含めて、安全性の確保はどういうふうになっているのかなというふうに思っているんですが、そのことについてお伺いしたいと思います。
○委員長  社会教育課長。
○社会教育課長  蔵書関係、市立図書館が2階にもありますので、その辺、赤湯公民館が移動した場合に当たっても、今後、安全という面を把握しながら、十分注意をしながら、移動、お引っ越し関係等を含めながら安全確保を進めていきたいなと考えております。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  今の市民会館が全く誰もいなくなるというふうなことで、その管理についてどういうふうになさるのかなというふうに思います。電気もなくなるというようなことですので、ちょっと夜間のことが心配になりますけれども、そこについてどういうふうに考えているのか。えくぼの例えば第2駐車場的な感覚でいるのか。その辺についてお伺いしたいと思います。
○委員長  社会教育課長。
○社会教育課長  今後の市民会館の管理関係ですけれども、やはり危険というか安全管理に対しては、建物に入らないような管理とか、またロープを張るとか、そういった安全管理を十分注意しながら徹底していきたいなと思っております。
  また、市民会館の駐車場の今後のあり方というか、一般開放的なものも今までどおりのような形で進めていきたいなとは考えているところでございますけれども、その辺も十分安全管理を第一に考えながら検討していきたいと思います。
○委員長  よろしいでしょうか。
  山口企画財政課長のほうから訂正ということで。
○企画財政課長  申しわけございません、訂正というか、先ほど山口委員のほうから御質問いただいた点でありますが、起債の事業内容について御質問いただいたという考え方のもとに、交付税後年度負担については半分程度というお話を差し上げましたが、大枠で申し上げますと、起債事業のほかに補助事業ということで、大規模なものについて、土木、それから農林施設被害もございますけれども、そちらについてはほぼ90%台で交付税が将来にわたって入りますが、そちらについても補助金額が高いわけでありますので、総体的には大きな影響は補助災害の場合ないわけでありますけれども、そういった点もありますので、その点だけ御確認をいただきたいと思いまして、追記のお話とさせていただきました。申しわけございません。ありがとうございました。
○委員長  その他付属資料40ページから43ページまでについてございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第1号 平成26年度南陽市一般会計補正予算(第14号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第1号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第2号 平成26年度南陽市国民健康保険
     特別会計補正予算(第4号)
○委員長  次に、議第2号 平成26年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。山口企画財政課長。
〔企画財政課長 山口広昭 登壇〕
○企画財政課長  〔平成27年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第2号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  事業勘定の歳入歳出全般、54ページから61ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第2号 平成26年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第2号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第3号 平成26年度南陽市介護保険特別
     会計補正予算(第5号)
○委員長  次に、議第3号 平成26年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第5号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。山口企画財政課長。
〔企画財政課長 山口広昭 登壇〕
○企画財政課長  〔平成27年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第3号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、72ページから77ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第3号 平成26年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第5号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第3号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第4号 平成26年度南陽市後期高齢者医
     療特別会計補正予算(第2号)
○委員長  次に、議第4号 平成26年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。山口企画財政課長。
〔企画財政課長 山口広昭 登壇〕
○企画財政課長  〔平成27年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第4号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、88ページから91ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第4号 平成26年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第4号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で本委員会に付託されました平成26年度補正予算4件の審査は終了いたしました。
  慎重な御審議を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し、深く感謝申し上げます。
  なお、次回の予算特別委員会は、3月定例会会期日程により開催いたしますので、御参集をお願いいたします。

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散      会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を散会いたします。
  御苦労さまでした。ありがとうございました。
午後 0時28分  散  会

       予算特別委員長 板 垣 致江子