平成27年9月定例会

───────────────────
午後 2時00分  再  開
○議長  再開いたします。
───────────────────
高 橋 一 郎 議員 質 問
○議長  次に、2番高橋一郎議員。
〔2番 高橋一郎議員 登壇〕
○高橋一郎議員  2番、政風会の高橋一郎です。
  お忙しい中、傍聴に来ていただきまして、大変ありがとうございます。
  早いもので、9月に入りました。本市は今年は大雨の被害もなく、7月末から8月初めは35度を超える暑い暑い夏が続きました。お盆過ぎてからは急に涼しくなり、これから秋祭りの季節となります。災害なしで五穀豊穣を願うばかりです。
  また、いよいよ新しい文化会館の柿落としも迫り、他市からもうらやましがられる公演がめじろ押しで、まさしく本市にとっては文字どおり歴史的な実のある秋を迎えようとしています。
  さて、今、国会では安保法案が最終場面になりつつあります。今月14日前後で、国民多数の反対を押し切り、またもや強行採決するのか。戦後の平和日本の針路の大転換となるのか、阻止して廃案にできるのか、大多数の国民はこの法案に重大な関心を持っています。
  歴代自民党内閣も違憲だとした憲法9条の解釈を変え、集団的自衛権の行使ができる、つまり日本が他国の戦争に巻き込まれる国になってしまうのか、まさしく瀬戸際です。アメリカのことはよく聞いて、日本国民の反対意見には耳をかさない安倍政権は、今こそ解散総選挙を行い、民意を問うべきです。
  この法案に賛成する方もいらっしゃいます。その方々は声高に、こう言います。反対している人にもっと勉強してもらいたい、この法案は日本が戦争しないための日米抑止力だから安全だと。でも、本当にそうでしょうか。相手にとっては軍備を拡大する絶好の口実になるとともに、日本の自衛隊はアメリカ軍の傘下となり、兵たんと言われる後方支援活動、つまり軍事作戦に巻き込まれます。そうすれば、相手にとって日本は完全な敵になり、テロの標的になります。
  戦後70年間、自衛隊員も日本人も戦火から逃れ、一人も殺さず一人も殺されなかったのは、日本国憲法が抑止力になっていたからです。私は法案の廃案に向けて思いをともにする市民・国民とともに行動します。
  それでは、通告していることについて質問をしますので、真摯な議論を求めます。
  第1点の題目は、「平和と愛と縁結び-文化創生の南陽市」宣言です。
  本市独自の魅力を多角的に見ることにより、埋もれた財産に付加価値をつけていくことは、本市のグレードアップを図る上で大変重要だと思います。私は「菊とぶどうといで湯の里」を花言葉でひもといてみました。そうしたら、キャッチフレーズには平和と愛が満ちていました。私が述べるまでもなく、本市は平和を敏感に享受し、平和に対する思いがとても高い市です。今般、沖縄糸満市との平和交流も芽生えてきました。
  そこで、本市の持続的な成長を図る上で、私の持論「ロハスなマチ南陽」の観点からも、市を挙げての以下の取り組みを提案いたします。市長のお考えをお伺いします。
  (1)菊まつり、ぶどう・ワイン祭りを平和と愛の祭典にグレードアップ。
  菊まつりは平和の祭り-菊と平和のカーニバルに発展していく。
  ②ぶどう・ワイン祭りは愛の祭り-愛に陶酔し、癒しといで湯の里。菊は平和の花、それからアーモンドは愛の花、愛の果実はぶどう・ワインとかと言われています。
  ③キャッチフレーズの補強ですけれども、今申し上げた菊は平和、ぶどう・ワイン、陶酔、人間愛、いで湯、癒しの里、シャクヤクは恥じらい、もみじは思い出、アーモンドは愛、このような花言葉の意味合いをサブフレーズとして用いることで、よりインパクト的なものになると思っています。
  (2)平和と愛の鐘の設置。
  赤湯駅と十分一山に、平和(菊)と愛(ぶどう・ワイン)の鐘、仮称ですけれども─を設置して、行き交う人と観光客に鐘を鳴らしてもらうとともに、赤湯駅では毎時に平和と愛に関する曲、例えば「ないしょ話」を流す。
  (3)縁結び希望と愛とアーモンド。
  アーモンドの花言葉は希望、真心の愛です─と熊野大社の縁結びをかけて、例えばアーモンドの花のしおりなどをプレゼントするなど、縁結びをグレードアップしていく。
  第2点目の題目、地方創生は人づくり人育てから-待遇改善からのアプローチ-です。
  南陽市に好んで住まいし子育てするには、雇用と給与の安定が基本です。まずは、本市が雇用している嘱託職員と臨時職員の給与と労働条件の待遇改善を図ることから始めていく。市長の積極的な子育て支援策として、市が以下のことを率先して行うことで、民間にもよい効果が波及すると思いますが、市長のお考えをお伺いします。
  (1)嘱託職員や臨時職員の待遇改善。
  ①子育てするなら南陽市と言うなら、その施政方針にのっとり、市職員と同じ仕事をする嘱託職員や臨時職員の待遇改善、特に子育てできる給与を支給すべきと思いますが、いかがでしょうか。
  ②せめて市長の子育て支援の一環として、独自に一時金ボーナスを支給することを望みますが、いかがでしょうか。
  (2)公民館職員の雇用決定方法や待遇について。
  ①公民館職員を正職員でなく嘱託職員として継続していく方針であれば、地域に密着し、円滑な運営を図る上でも、地域で雇用決定していくようなほうがよいと思いますが、いかがでしょうか。
  ②地域行事が土、日曜日や休日に行われますが、それに対する時間外勤務手当、または代休の確保は設定されているのでしょうか。
  以上、壇上からの質問といたします。
  市民の立場に立った議論を展開することを御期待申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長  それでは、答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  2番高橋一郎議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、「平和と愛の縁結び-文化創生の南陽市」宣言についての1点目、菊まつり、ぶどう・ワイン祭りを平和と愛の祭典にグレードアップについてでございますが、本市が誇る代表的なイベントをグレードアップする手段として、それぞれの花言葉を用いるという発想は非常に斬新なアイデアと感心いたしました。
  本市におけるイベントは、いずれも長い歴史があるイベントが多いのですが、それは菊をめでる文化やブドウ栽培の風土、ワイン醸造の技術など、これまで先人方が築いてこられた思いの蓄積があるからこそと思っております。そういった思いで発展してきたイベントの本質を大事にしながら、平和や愛も含めて多角的にイベントのグレードアップを研究してまいりたいと存じます。
  次に、2点目の平和と愛の鐘の設置についてでございますが、その鐘を設置するに当たってのストーリーが必要ではないかと思っております。市民の方々が設置に対して納得が持て、観光客の方が聞いて感動や感心したりするストーリーがあってこそ定着するものと思われますので、設置の目的も含め、検討したいと存じます。
  なお、赤湯駅での観光客のお迎えとして音楽を流すおもてなしは、赤湯駅に事務所を置いております南陽市観光協会に実現の方法を検討してもらっていますので、その成果を早い段階で御披露できればと考えております。
  3点目の縁結び希望と愛とアーモンドについてでございますが、アーモンドの花言葉である希望や真心の愛に縁結びを組み合わせるなど、イベントや文化事業など全般にわたってグレードアップを図る御提案だと拝察いたしました。市といたしましても、平和や愛、希望など、人間として本質的に求める願いを大事にし、標榜することで、その意味や行為に共感していただけると思いますので、イベントや文化事業に取り組むに当たり、参考にしていきたいと思います。
  次に、嘱託職員や臨時職員の待遇改善についての1点目、市職員と同じ仕事をする嘱託職員と臨時職員の待遇改善、特に子育てできる給与の支給についてでございますが、嘱託職員及び臨時職員の給与、労働条件等につきましては、非常勤嘱託職員取扱規程及び日々雇用職員取扱規程に基づき行っているところでございます。
  また、給与につきましては、経済の状況や人事院勧告や山形県人事委員会勧告に基づき、職員の給料月額に変更等がある場合は、その改定率等も踏まえながら、決定をしているところでございます。
  なお、山形県の最低賃金額が2年連続で増額されていることも踏まえながら、検討をしてまいりたいと考えております。
  次に、2点目の独自の一時金ボーナスの支給についてでございますが、本市では一時金の支給は現在行っておりません。
  なお、近隣自治体の状況等を調査し、支給の是非について研究をしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。
  次に、公民館職員の雇用決定方法や待遇についての1点目、職員を地域で雇用決定してはとの御質問でございますが、現在の制度上では、社会教育法の規定に基づき、教育委員会が任命し、各公民館に配属することになっております。その選考に当たりましては、公民館職員としての職責、役割等を踏まえ、できるだけ地域から雇用するよう配慮をしているところでございますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。
  次に、2点目の公民館の職員の時間外勤務、代休の確保についてでございますが、公民館職員の勤務については、非常勤嘱託職員取扱規程等により運用しております。具体的には、休日に勤務する必要が生じた場合は、あらかじめ勤務時間を割り振っている日を週休日に変更し、休日に勤務時間を割り振る形で対応させていただいております。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  それでは、再質問させていただきます。
  まず、第1点目の「平和と愛と縁結び-文化創生の南陽市」宣言についてです。
  全般的に、市長は大変前向きに捉えていくというふうなことだというふうに思います。それは大変ありがたいんですけれども、私は以前から、例えば南陽市丸ごと、いわゆるストーリーを持った魅力ある魅惑的な南陽市というようなキャッチフレーズを考えていかなければならないというようなことで、以前は竜に特化したものというふうなことを話しました。
  その中でも、例えば竜のデラウエアとか、そういうような形でネーミングをして、実際商品になっているものもあります。それは大変ありがたいなと思いますし、南陽市のいわゆるグレードアップ、それからネーミングアップにも寄与しているのかなというふうに思っています。
  その中で、やはり「菊とぶどうといで湯の里」というふうな昔からあるキャッチフレーズ、これは非常にいいことだと思うんですが、やはり私が思っているのは、何かの契機にそれにサブフレーズをつけていって、もっとよいものにしていくというふうなことが前から考えていました。その中で、例えば今回いろんなことを出しているわけですけれども、来年、再来年ですかね、南陽市制が50周年、平成29年度は50周年になります。当然、3年ぐらい前からその準備にはかかる必要があるというふうに思っています。
  そのことにあわせて、これをするというようなことでも、これはあくまでも一つの提案ですので、そこにあわせて何か南陽市が飛躍できるような、そういったものにできないものかなというふうに私は思っています。その一つの提案というようなことでお聞きしていただきたいなというふうに思っているんです。
  1つなどの菊まつりなんかは、これは菊というのはいわゆる高貴な意味がありますし、平和というようなことにもあります。そうすると、菊と平和、宮内でやっているカーニバルをやはり一体として取り組んでいく。それには当然実行委員会組織があるわけですから、その実行委員会の方にも声をかけていく必要があるわけです。それは私が声をかけるんじゃなくて、市長というか、当局サイドで、ぜひこんなことも検討してみたらどうだというふうないわゆるふれ込みですね、そういったものをちょっと期待しているんですけれども、それについてはどうでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  神棒商工観光課長。
○商工観光課長  それでは、高橋議員の御質問にお答えしたいと思います。
  高橋議員からありました、市長からもありましたように、このネーミングにつきましては大変有意義な御提案と考えております。
  それで、今年度につきましては、残念ながら既に終わったイベントもございますし、ポスター等も既に完了してありますので、これにつきましては来年度以降の実行委員会、各実行委員会が設けられると思いますので、その実行委員の方と協議しながら進めていきたいと存じておりますので、御理解賜りたいと存じます。
  以上です。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  (1)については、①、②、③と項目を起こしましたけれども、結局は一緒なものですから、ちょっとごっちゃにしゃべらせてください。
  そのような形で来年度以降提案していただけるということは、非常にいいのかなというふうに思っています。例えば、②のいわゆるぶどう・ワイン祭り、これも非常に大きな意味合いがあるのかなというふうに思っています。当然、ワインを飲めば、ほろよくなりますので、陶酔になるのかなとは思いますが、このいで湯の癒しとともに、何かそういった形で、ただ単にワイン祭り、先ほど山口議員からもありました全国ナンバーワンのワインというふうなことはもちろんですけれども、それにあわせて、もうちょっと違った角度で眺めると、そういった愛の祭典にもなるのかなと。
  そうすると、何か私の頭では考えられないんですけれども、小・中学生から見ると、ちょっと別な意味で何かアレンジするかもしれません。そういったもので、広くいろんなアイデアを募集していく、そういったことも必要なのかなというふうに思っています。
  例えば、菊まつりに関しては、今、花公園でやってから3年目になるんですかね、4年目ですかね、なるわけですけれども、私も一応宮内の方ともいろいろしゃべってみましたけれども、やはり宮内でやるべきじゃないかという意見が多いようです。それは借景というんですかね、双松公園そのものがやはりいいというふうなことが、やっぱりそこを利用しないことはないだろうと。しかも、やはり宮内の商店街にも何か波及するような、そういったものがやっぱり必要なんだろうというふうに思っています。
  この菊と平和のカーニバルを実施するにも当たり、ぜひその辺の開催場所については、どういうふうに今現在お考えになっているかお伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  神棒商工観光課長。
○商工観光課長  それでは、高橋一郎議員の御質問にお答えしたいと思います。
  高橋議員からありました菊まつり会場、これにつきましては第99回大会から現在の場所に移動してございます。それで、今年度につきましては11月に全国菊花大会が体育館で開催されますので、今年度については現在の位置ですると。それで、来年度以降につきましては、今年度の菊まつりが終了次第、幹事会及び実行委員会で御協議いただきながら決定していただきたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  ネーミングにしてもそうですけれども、会場地の設定についても、やはり実行委員会で決めるんだと、それは当然なんですけれども、その実行委員会に持っていき方ですね。市として、じゃ何、どう思うんだというふうに言われたときに、やっぱり持っていく必要があると思うんですよ。
  だから、そこはぜひ、今、今日というわけじゃなくて、ぜひそこは先ほど市長が言われたように、検討していくというふうなことでお願いしたいなと思います。
  あと、ぶどう・ワイン祭りは愛の祭りのことですけれども、例えばこれは今懸案のいわゆる旧市民文化会館の跡地の問題があります。跡地利用の問題、これからだんだん結論が出てくるとは思うんですけれども、その中で例えば以前に私は言っているのは、温泉神社を持ってきたらいいんじゃないかというふうな、移設をしたらいいんじゃないかというふうな提案をしています。その中で、例えばそこに愛と平和の温泉神社とか、そういったものを持ってきて、一つのシンボルにしていくというようなこともいいのかなというふうに思っています。
  キャッチフレーズの補強としてもいろいろ書きましたけれども、結局はキーワードはやっぱり平和と愛と癒し、この3つだと思うんですね。その平和と愛と癒しの里というものをやはり考えていくというふうなことがいいんじゃないかなというふうに思っています。
  今、市長からの答弁の中では、イベントも含めていろいろ研究していくというふうなことですので、ここについてはぜひよろしくお願いしたいと思います。
  (2)の平和と愛の鐘の設置のことです。これは先ほどの中で、ストーリーが必要だというふうに話があり、私も全く同感です。ストーリーが必要だと。
  例えば、山形市の場合、山形市役所前に千年和鐘というすばらしい鐘があります。これは御存じだとは思うんですけれども、山形市は21世紀を迎えるに当たって、山形の過去の歴史や自然への敬意と感謝を表し、市民の平和への願いを新たな千年紀に伝えるため、いわゆるミレニアム事業ですね、西暦2000年12月に千年和鐘を制作しました。山形は御存じのとおり鋳物の大メッカです。それでつくったわけですね。これもやっぱり凝っていまして、千年和鐘をつくるために、1,100年の歴史を持つ山寺のともしびと蔵王頂上の火とを市民の手で運んで、合わせて一つの火種としたというふうにあります。
  これ実は私もたたいてみたいんですけれども、これは年5回しかたたけないんです。それは3.11、それから8.6、8.9、8.15です。要するに平和と安全を願ってということで、それ来年はぜひつきたいなというふうに思っているんですけれども、そういう一つのこれは山形の場合は物語があるわけですね。
  そういうふうなものがあるというふうなことで、何かやっぱり南陽市としても、もし例えばこの平和と愛の鐘をつくるということであれば、何かいろんな方法はあるとは思うんですが、そういったやっぱり物語が必要なんだろうというふうに思います。先ほど申し上げたとおり、やっぱり南陽市で50周年に合わせて何かしら今から考えていく必要があるんじゃないかというふうに思っていますので、そこを市長、もう一度、今のその考え方について御答弁をお願いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  平和と愛の鐘という、この言葉の響き自体が非常にロマンチックだなというふうに感じながら伺っているところであります。山形の例、私、不勉強で存じ上げなくて、今初めて知ったわけですけれども、そういったさまざまな他の事例等も研究しながら、50周年ということに向けていろいろと考えていくに当たりましては、高橋議員から今後とも御指導賜りたいというふうに思っております。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  私は一つのアイデアを言っているだけですので、本当にそれを一つの参考にしていただきながら、よりよいものに持ってきていただきたいなというふうに思います。
  例えば平和と愛の鐘の設置に関しても、赤湯駅と十分一山というふうにここでは話をしています。やっぱり駅というのは、当然往来する人が、観光客が往来する、それから通勤・通学の人もいる、そういった意味でいいのかなというふうに思っていますし、それから十分一山というのは本当に、以前何回も私も言っているように、非常に眺望がいい、非常にパノラマだと。
  あそこの中で、若いカップルが、若くなくてもいいんでしょうけれども、カップルがやっぱり、いや、これから俺、結婚するぞとか、例えば何かそういうふうなことを催しをしながらやっていくことによって、人口が増えるんじゃないですかというふうにも思う。単純な話で申しわけないです。例えばそういうロケーションがいい場所で、そういう開放的なものをやっていくという、一つのセレモニーじゃないんですけれども、そういったことも含めて非常に話題性があるのかなというふうに思っています。
  そこもあくまでも例示しただけですので、例えば文化会館という考え方も出てくるかもしれません。文化会館のあそこの八角のところのあのところに立つと何かいいことがあるとかという話もありますけれども、例えばそういうようなことをうまくやっていけばいいと思うんですよ。ぜひそのようにお願いしたいなと。やっぱり一番最初に入りました埋もれた財産をいかにグレードアップに持っていくかということが一番大事なのかなというふうに思います。
  余談になりますけれども、きのうハイジアである会合がありました。その中で、私も初めて知ったんですけれども、ハイジアの入り口のレストランですね。あそこのところは何か昔の古代の遺跡の跡だったようで、そうするとあそこに何か王様がいたらしいんですね。そこから見る眺望だというふうなことで初めて聞きました。そんなの初めて知ったので、例えばそんなことをこういうふうなフレーズにしていくと非常におもしろいなと。そこからやっぱり眺めて飲食をともにするというのもおもしろいなというふうに思いました。ちょっと余談ですが、そんなこともあるのかなというふうに思います。
  ということで、ちょっとそれましたけれども、その中で赤湯駅で「ないしょ話」を流すというようなことは、非常にこれはいい話だなと思いますので、ぜひ実現に向けて引き続きよろしくお願いしたいと思います。
  その次に、縁結び希望と愛とアーモンドについては、これは今、私が言うまでもなくて、いろんな形で商品化している、あるいは何か催し物をするというふうなことがやっていますけれども、縁結びの菓子、ブール・ド・ネージュ、白い雪の玉とか、菊うさぎですね、そういったもので、例えば古来中国で不老長寿、菊は不老長寿だと、ウサギは運気を上げるんだと、縁結び、子宝に恵まれるなどのいわれがあるわけですね。やっぱりそういったことをうまく使っていくと、もっともっと南陽市の隠れた、あるいは私たちがわからないものが出てくるのかなというふうに思いますので、アーモンドについても遠藤議長が非常に頑張っていらっしゃるわけですけれども、それをうまく活用していくのがいいのかなというふうに思っています。
  これも余談になるんですけれども、アーモンドというのは実ですので、最初例えばアーモンドをいっぱい売ると、熊とか猿とかいっぱい来るのかなというふうに心配しました。ところが、来ないんですね。それは生だと毒なんですね。したがって、食べられない。乾燥することによって、その毒味がなくなるということが初めてわかりました。したがって、アーモンドの木がいっぱい咲いても、猿とか熊とかは来ないのかなというふうに思っています。ほかのアーモンドを植えているところでもそのようでした。ちょっと余談が、すみません、多くて。
  そのような形で、ぜひアーモンドと縁結びとうまくドッキングしてやってもらえばなというふうに思っています。
  それでは、(1)番目は終わりたいと思います。
  2番目の地方創生は待遇改善というふうなことです。
  まず1つ、最初に嘱託職員や臨時職員の待遇改善というふうなことでお話ししたいというふうに思います。
  まず最初にお聞きしたいのは、今現在、南陽市の職員の数と、それから嘱託職員の数をお伺いしたいんです。
○議長  答弁を求めます。
  板垣総務課長。
○総務課長  高橋議員の御質問にお答えいたします。
  現在、市の職員の数につきましてはトータルで310名、それから嘱託職員の数、それから日々雇用職員の数でございますが、嘱託職員の数につきましては78名、日々雇用職員につきましては17名、このような状況になってございます。
  以上です。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  まず、嘱託職員と臨時職員についての任用のあり方とかというようなことがあるわけですけれども、まず嘱託職員とか日々雇用職員、臨時というふうになっているわけですが、今やなくてはならない、それから今どき逆にあってはならないような低賃金です。
  そういった中で、まず、子育てするなら南陽市と言うならというくだり、その給与を支給すべきだというふうなことですけれども、これは最初に、嘱託職員については非常勤嘱託職員の規程、日々雇用についてもその規程に基づいてやっているというふうにありました。
  それは実際そうなんでしょうけれども、大きな意味で市長にお尋ねしたいんですけれども、今、大体基準として年収200万円というのが、年収200万円以下ならばやっぱり生活していけないと、特にこれから子育て、結婚して、それから子供を持つといった場合には、200万円ではやっぱり生活できないというふうなことがあると思いますね。そこについての認識は、市長はどのように持っておられますか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  年収200万円で生活できるかできないかという御質問でありますけれども、200万円で生活できるかできないかといいますと、一般的にはやはり厳しいかなというふうに感じます。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  やっぱりそのとおりだと思うんですよ。それは200万円で、いや、生活しなければならないというふうなことを言っても、1人の生活はそれはできるかもしれませんが、人口減少から人口を増やしていくというふうな面では、やはり結婚して家族を持たなきゃならないというふうに思います。
  その中で200万円という数字は、月額にすると16万7,000円なんですね、単純に言うと、12で割ると。嘱託職員が16万7,000円もらっているかというと、もらっていないですね。それは専門的知識を有する職員についても、これは15万4,000円、その下が14万4,000円、13万9,700円、一般事務職は12万7,700円というふうになっています。そうすると、あとは公民館長代理が25万円、これは限定的ですけれどもね。あと、22万2,000円というふうになっています。私、お聞きしたいのは、そのようないわゆる低賃金の中で、でも、やっていることは市の行政を担っているわけですね。
  そこで、規程に基づいてやっていますというふうなことですが、例えば2番目にも係ってくるわけですけれども、一時金を出すというふうなことで、市長、先ほどは近隣自治体も調査して研究していくというふうなことでした。そういうふうなことをするということは、一時金は支給していくんだというふうな積極的なお考えなんでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  板垣総務課長。
○総務課長  ただいまの御質問にお答えを申し上げます。
  一時金、いわゆるボーナスの御質問でございましたが、現在、地方自治法を見たときに、臨時の嘱託職員へのボーナス支給は認められていないというふうな解釈になってございます。したがいまして、まずはその地方自治法の改正がなければ支給はできないというふうな認識でございます。
  以上です。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  そこは全く私、違うと思っています。というのは、これはいろんな判例が出ているんですね。その中で、例えば非常勤の職員、例えば公民館の人、具体的にイメージするために公民館の職員を充てた場合に、非常勤の職員で、いわゆる地方公務員法の3条3項3号の特別職非常勤職員ですよね、基本的な身分としては。ですけれども、その非常勤の職員なんですけれども、勤務実態等は全く普通の職員と同じですよね。週35時間ですか、ということは週40時間の7割以上働いているわけです。
  そういうところで、勤務実態が常勤の職員で、しかも時間も4分の3以上という場合には、これは常勤の職員として認めるというふうな判例が出ているわけです。したがって、規程ではだめですよ。取扱規程、要するに、これは行政当局の内部のものですから。ただ、給与条例主義の中で、条例で制定すればこれは大丈夫だとなっているわけです。
  したがって、地方自治法の203条とか204条というのは、本当からいえば、その法律そのものを変えてもらったほうがいいとは思うんですけれども、というのは、そもそも予定していたのが203条、204条というのは、本当に私たち議会の議員であるとか選挙管理委員であるとか、そういうふうな人を想定しているわけです。ですので、非常勤なんですね。でも、実態としては、例えば公民館の職員等、司書の方もそうでしょう、そういった方はやっぱり結局は常勤なんですね。
  その場合は、条例で規定することによってできますというふうになっています。なっていますし、実際にそういう条例をつくっているところが幾らもあります。例えば岸和田市なんかもそうですけれども、東村山市もそうですけれども、そういうふうなことで条例を決めて、非常勤嘱託職員の中の報酬の中に組み入れていくと。したがって、そこで諸手当を出すことができるわけですよ。一時金も出せます。東村山市あたりは退職金も出しています。
  それは、その一時金とか退職金というのは、結局は賃金の後払いという考え方なんですね。そういったことで出すことができる。その出せるか出せないかということからいうと、総務課長とは全く別で、出せると思うんですが、そこについてはどうでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  板垣総務課長。
○総務課長  お答えいたします。
  法の解釈ということになれば、いろいろ行き違いもあり、難しい問題もあると思いますが、まず判例ということで申し上げれば、この判例の中では、地方自治法では非常勤職員についてのボーナス支給ができるという明確な規定はないけれども、手当の支給が適法であるというためには、その勤務形態が正規職員に準ずるものであり、なおかつ手当が支給できるという条例の規定が必要だというふうな判例の判例文でございます。
  考え方でございますが、解釈の中ではもちろん支給できるという解釈、支給できないという解釈、いろいろあるのですが、考え方の一つとして、福利厚生費というふうな考え方がございまして、常識の範囲内での支給ということを鑑みれば、福利厚生費としての手当支給も考えられるのではないかという考え方もございますので、ですからこれにつきましては法律そのものの解釈はそれぞれあるものですから、やはり実際にやっているところを調査する、または他自治体、または前例なども判例なども再度それぞれのものを確認しながら、総合的に判断をして対応しなければならない問題であると考えております。
  以上です。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  条例化すれば大丈夫だということですね。
  市長にお尋ねしたいんですけれども、先ほど200万円の話を出しました。ほとんどの嘱託職員は200万円もらっていません。そういうふうな実態の中で、南陽市の市政を担当しているわけですね。そういったことを考えた場合に、市長の考え方として、やはりこれは一時金ぐらい出すべきだというふうに思いませんか。
○議長  市長でいいのかい。副市長のほうがいいんじゃないか。
(「じゃ、議長、その前に。ちょっと物足りないので、すみません」の声あり)
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  その前に、要するに数字がないとだめだと思うんですね。1年間の嘱託職員の報酬額は幾らなんでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  板垣総務課長。
○総務課長  26年度の実績で申し上げますと、昨年72名の嘱託職員の方のトータルが1億4,175万円ほどとなってございます。
  以上です。
○議長  ちょっと違う。答弁になっていない。トータル、1人だ。そこから割れということだ。
  答弁を求めます。
  板垣総務課長。
○総務課長  嘱託職員の職種はそれぞれあって、それぞれ金額が違いますので、一般事務職の12万7,700円を12倍すると140万円ほどになりますので、単純に計算するとそのような金額でございます。
  以上です。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  そうすると、月額でいうと1,200万円ぐらいですかね。
(「そうです」の声あり)
○議長  総額じゃないの。
○高橋一郎議員  総額の月額で1,200万円ぐらいというのは、一時金1.0にした場合は1,200万円必要だということです。市長、どうでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  大変難しい課題でありますので、それについてはやはり他自治体の実例を参考にするとともに、法律についても研究を重ねていかなければいけないなということは思います。ただ、嘱託の職員の方の勤務実態等もしっかりと市で管理をしなければいけないというふうにも思います。今現時点ではちょっとお答えは難しいかなというふうに今感じたところです。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  ぶっつけ本番の再質問ですので、そのようなことで、わからないときはわからないですけれどもでいいんです。
  ただ、やはり私はこれぜひお願いしたいものだと。例えば一時金というか、いわゆる6月30日とか12月の手当をもらうときに、同じく職場にいるときに、非常にやはりこれはお互いに、正職員もそうですし嘱託職員もそうですけれども、ちょっと嫌な思いがするわけですね。それはぜひ0.5とか、例えばいいですし、そういったことでやっぱり研究してやっていただきたいなというふうに思います。
  あくまでも着目しているのは、勤務実態のことを着目してもらいたいんです。じゃ、何も正職員でないからいいとか、そんな声もちょっと聞こえてきますけれども、そうじゃなくて、勤務実態に着目してもらいたいというふうに思います。試験があるからどうのこうのということじゃなくて、そこを着目してお願いしたいなというふうに思います。
  次に、最後になりますけれども、公民館職員の雇用決定方法と待遇についてです。
  置賜の3市5町の中でも、いわゆる地区に指定管理をしているところがあります。その中で、私は、公民館職員も今まで正規の職員を公民館長代理とかというような形で配置してきた、そういったことから見て、今回は全く引き揚げたというふうなことがあります。そこはやっぱり検証していくべきだというふうに思うんですね。
  その地域にとって、あるいは南陽市の市政の運用の中として一番それがいいのかどうか、それについて市長はどういうふうに今お考えですかね。今、検証していくというようなことについて、このままでいいのかどうかも含めて。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  公民館の館長代理の方につきましては、その時々に応じてさまざまなやり方がとられてきたというふうに認識をしております。その都度、問題意識というのはいろんなことがあったんだろうというふうに思いますし、いろんなことを変えた時点では、当然メリット、デメリット、そういったことを検証して、より効率的な大切な税金の使い方を考えなければいけないなと思っております。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  市長とそこは全く同じですね、考え方は。結局、このまま検証して、そのままやっぱりやっていくというようなことであれば、地域に密着したことで、地域にお任せしていくというふうなことは非常に大事だというふうに思いますし、当然、人を選んでいく場合もそうなのかなというふうに思っています。
  先ほどの答えの中で、できるだけ地域から雇っていくというようなことがありました。今回の職員の配置も含め、どうもうまくいっていないなということが見受けられますが、そうした場合に、やっぱり地域の問題として非常に地域が困るわけですね。そこについて何か認識されているでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  田中社会教育課長。
○社会教育課長  ただいまありました高橋一郎議員の再質問にお答えします。
  公民館職員の代理職、または主事の勤務状況では、やはり各地区、宮内、赤湯等々などの出身者の方の張りつけというのも採用時点でなかなか厳しい現状があります。経験豊富な方等など採用は、その辺すごく重要かなと思っているところもありますので、今後もその辺も踏まえながら、採用なり配置なりを十分検討しながら考えていきたいと思います。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  ここできょう結論を出すということじゃないので、ぜひそこは十分に検証してもらいながら、地域にとって何が一番いいのかというふうな視点でお願いしたいというふうに思います。
  最後に、いわゆる休日の時間外勤務手当等のことですけれども、振りかえと代休は違うわけですね。現実として、勤務実態がどうなっているかということも把握しているということでしたけれども、例えば勤務割り振り、土日に勤務しなきゃならないから、その前の土曜日とかその次の月曜日に休みをとってくれというのは、これは割り振りですよね。ただ、その割り振りがなった後に、例えば急にその月曜日に来なければならないというふうな場合だったら、今度代休になるわけですね。その辺のことは十分なっているのかどうかお伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  板垣総務課長。
○総務課長  議長、社会教育課のほうで担当してございますので、社会教育課長からお答えいたします。
○議長  田中社会教育課長。
○社会教育課長  公民館の職員の振りかえ等の代替休暇の関係ですけれども、やはり勤務時間の割り振りというものも、前もってとれればいい状況のときにはとるようにお話をしております。また、土日など事業があった後の次の週、2週間以内というような状況で休まれるように、館長の権限で割り振りということを指導しているところですので、そのような状況での確認となっているところです。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  わかりました。労働基準法にのっとりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
  終わります。
○議長  以上で2番高橋一郎議員の一般質問は終了いたしました。
  御苦労さまでございました。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は3時10分といたします。
午後 2時50分  休  憩
───────────────────