平成27年9月4日(金)午前10時00分開議

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議事日程第3号
平成27年9月4日(金)午前10時開議

 日程第 1 一般質問

   散   会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第3号に同じ
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出 欠 席 議 員 氏 名

◎出席議員(17名)
 1番 髙橋  一司  議員      2番 高橋  一郎  議員
 3番 舩山  利美  議員      4番 山口  正雄  議員
 5番 白鳥  雅巳  議員      6番 片平  志朗  議員
 7番 吉田  美枝  議員      8番 梅川  信治  議員
 9番 川合    猛  議員     10番 髙橋    弘  議員
11番 板垣  致江子  議員  12番 髙橋     篤  議員
13番 田中  貞一  議員     14番 遠藤  榮吉  議員
15番 佐藤    明  議員     16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫 市長               大沼 豊広 副市長
板垣 俊一 総務課長            髙梨 敏彦 みらい戦略課長課長
安部 史生 文化会館主幹         吉田 正幸 財政課長
山田 俊彦 税務課長            西牧 修二 総合防災課長
田中 千鶴子 市民課長           相澤 和吉 福祉課長
江口 和浩 すこやか子育て課長     嵐田 淳一 農林課長
神棒 久志 商工観光課長         漆山 清美 建設課長
鈴木 隆一 上下水道課長         大友 直秀 会計管理者
猪野   忠 教育長              吉田 正幸 管理課長
板垣   健 学校教育課長         田中 吉弘 社会教育課長
髙橋 清数 選挙管理委員会事務局長  小野田 新一 監査委員事務局長
稲月 一雄 農業委員会事務局長
                
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事務局職員出席者
尾形 真人 事務局長               田中  聡 局長補佐
安部 真由美 副主幹        小野 勝司 書記


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開      議
○議長(遠藤榮吉議員)  御一同様、御起立願います。
  傍聴席の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  きのうに引き続き、これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第3号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  きのうに引き続き、一般質問を始めます。
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田 中 貞 一 議員 質 問
○議長  初めに、13番田中貞一議員。
〔13番 田中貞一議員 登壇〕
○田中貞一議員  おはようございます。
  13番田中貞一であります。
  白岩市長就任から1年を過ぎまして、非常に毎日忙しく頑張っておられることに対しまして、大きな敬意を表するものでございます。
  さて、9月2日の山新に「奮迅17年、初代もがみ退役」との記事が出ておりました。8月31日をもって後進機にその道を譲るというようなことでございました。1998年3月から就航し、17年間の長きにわたり県民を空から守り続けてくれた、その実績などが書かれておりました。
  本市でも、いろいろ起きた水火災現場や遭難現場等々にも多くの応援をいただきました。その実績には、数え切れないほどの思い出がございます。
  特に、十分一山の山林火災等々では、水利を探すのが非常に苦労したという思い出がございます。そんな中、私は、この1号機に心より御苦労さまを申し上げたいと思います。
  そして、2代目防災ヘリは、山形県が約16億円を投じ、フランス製を導入するとのこと。初代機6人乗りから、約2倍の11人乗りの大型ヘリとのことであります。パワーもスピードもアップする、そして離陸重量も大きくなることから、風圧が高くなることが考えられます。
  そこで、本市にあるヘリポートも広い面積が必要になるものと考えられますし、防災センターに設置されているヘリポートは、砕石舗装が東側と北側になってございます。この砕石舗装では、ローターに砕石が巻き上げられる、そういう危険が出てまいります。早急にヘリポートの整備が必要になるものと考えております。
  さて、この2代目防災ヘリは、災害に出動することなく、各種訓練出動のみで活躍できたらと願うばかりでございます。
  さきに通告いたしております質問に入ります。
  昨年9月定例会、私の一般質問に答弁をいただきました結果全般についてでございます。
  質問項目第1項目の2点目、短期的な課題は、の中で、冬季間の除排雪を見直し、福祉施設の待機者を解消する。そして、より便利な交通体系の検討を進めると答弁をいただきました。その検討結果をお尋ねいたします。
  2番目、第3項目の地場産業の振興は、の中で、インターネットを活用するということは私と同じ意見であり、何ができるか庁内で検討すると答弁をいただきました。その結果についてお尋ねいたします。
  また、必要な補助はやっていかなければならないし、適切な補助制度について庁内で検討すると答弁をいただきましたが、その検討結果はどうなのかお尋ねをいたします。
  次に、梨郷地内工業団地に2社が入るとの課長答弁でございましたが、現在の状況はどうなのかお尋ねをいたします。
  第4項目の(2)の中でデマンド方式のタクシーまたはバスの件で、その長所、短所を精査し、実施可能なエリアを設定し、試験運行できるよう準備を進めていくとの答弁をいただきましたが、その後の進捗状況等をお尋ね申し上げます。
  2項目、白竜湖を含む農業用ため池の状況悪化の問題についてでございます。
  (1)市で管理する湖沼の数はどれくらいあるか。そして、それらの湖沼の安全管理や保守管理は万全に行われているかどうかをお尋ね申し上げます。
  (2)水利権は農家側で土地は市管理となっているため池、丸堤の現状を確認されておられるかどうか。また、その対応策などを検討されておられるかどうかをお尋ね申し上げます。
  3項目、農業政策全般についてでございます。
  政権交代後、金融・経済政策によって株価は回復しましたが、農産物価格へは反映されていないのが現状でございます。円安により、油類、農業資機材、金物類、粗飼料など、価格の高どまり、高騰が続いており、生産コストを押し上げているのが実態でございます。
  そんな中、(1)現在の状況を踏まえ、本市農業政策の振興計画を作成し、所得の拡大に結びつけるべきと考えますが、どうでしょうか。
  また、現在の市農産物の産出額をしっかりと把握し、この先、年度ごとの目標を数字で示し、その方向性を農家にしっかり提示することが肝要であると考えますが、いかがでしょうか。
  (2)経済団体であるJA山形おきたまの平成26年度販売実績、総額で約237億円でございました。南陽管内では約23億7,000万円ほどの実績でございます。ほぼ10%でありますが、当然、JA以外や直販などをプラスすれば、相当の販売額と思われます。
  そこで、①今後の稲作経営の振興策はどのように講じられるのかお尋ねをいたします。
  ②果樹関係の振興策はどのように講じられるのかお尋ねをします。
  ③野菜関係の振興策はどのようにされるのかお尋ねをします。
  ④花卉関係の振興策はどのように講じられるのかお尋ねします。
  ⑤畜酪関係の振興策はどう講じられるのかお聞きをいたします。
  4項目め、冬季間の除排雪についてでございます。
  (1)今冬の除雪計画についてお尋ねをいたします。
  (2)多くの議員からきめ細かな除排雪を求められておりますが、今冬の除雪計画の目玉(白岩カラー)はあるのか、ないのか、まずお伺いをいたします。
  以上、壇上からの質問といたします。よろしくお願いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  13番田中貞一議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、1点目の短期的な課題の冬季間の除排雪の見直し、福祉施設の待機者解消、より便利な交通体系の検討結果についてでありますが、冬季間の除排雪の見直しの検討につきましては、4番山口正雄議員の御質問にお答えしたとおりでございますので、御理解を賜りたいと存じます。
  福祉施設の待機者の解消の検討結果につきましては、27年8月時点での特別養護老人ホーム待機者は182人となっております。その中には、老人保健施設や有料老人ホーム等に入所されている方も含まれております。
  平成27年度からの第6期介護保険事業計画の中で、定員29人の地域密着型介護老人福祉施設、いわゆる小規模特養施設の開設を予定しております。また、認知症対応グループホームについて、18人定員の施設が2カ所整備される予定でございます。
  なお、地域包括ケアシステムの構築を推進し、要介護度にかかわらず、在宅生活の選択も可能となるよう各般の施策を講じてまいりたいと考えております。
  より便利な交通体系の見直しの検討につきましては、今年度、山形鉄道を中心とする地域公共交通の持続的なネットワークの形成を目指し、県及び沿線2市2町において、地域公共交通網形成計画の策定作業を進めております。
  次に、2点目の地場産業の振興の中でインターネット活用の庁内検討についてでありますが、本市としては、先進自治体で実施している専用サイトのネットショップを運営することはさまざまな課題があると考えておりますが、既に個人で取り組んでいる方の情報を収集するサイトの構築について、早期に立ち上げできるよう準備を進めてまいります。
  また、農業用ハウス等に係る適切な補助制度の検討結果でありますが、市の補助金のかさ上げは、戦略的園芸産地拡大支援事業で一部実施しておりますが、サクランボ雨よけハウスの更新補助については莫大な金額が必要となるため、引き続き県に要望してまいります。
  3点目の梨郷工業団地の現在の状況についてでございますが、平成25年度に農村地域工業等導入実施変更計画を策定し、和田地内に梨郷工業団地の造成を進めてまいりました。
  工業団地の造成及び分譲につきましては、市土地開発公社に要請し進めておりますが、分譲用地2区画については、平成27年3月に造成工事が完成し、6月に開発行為に係る登記事務が完了いたしました。
  現在、市土地開発公社が企業と分譲価格等の条件について話し合いを進めている段階でございますので、御理解を賜りたいと存じます。
  次に、4点目のデマンド方式のタクシーまたはバスの件の進捗状況等についてでありますが、公共交通空白地域の解消策の手法の一つとして、県内の先進事例では、バスの代替施策として、デマンド型乗り合いタクシーを地域住民が主体となって協議会を設立し、市からの一部補助を受け運行している事例などがあります。
  デマンド運営に当たっては、母体となる組織づくりが重要となってくることから、地域でお話をしていただく中で、市といたしましては、地域の皆様が必要とする地域交通について、引き続き検討してまいります。
  次に、白竜湖を含む農業用ため池の状況悪化についての1点目、市で管理する湖沼の数及び安全管理等についてでございますが、市内には農業用ため池が44カ所あり、そのうち、市管理のため池は7カ所となっております。
  また、市管理のため池の安全管理等についてでございますが、危険箇所には第三者が近づかないよう、危険を周知する看板を設置するなどの対応をしております。また、毎年、雪解け後に点検を行っているほか、大雨や地震の際にも異常がないか点検を実施しております。
  なお、日常的な管理につきましては、水を利用しているそれぞれの水利組合が必要な草刈りや点検を行っているところでございます。
  なお、白竜湖に係る環境改善等につきましては、6番片平志朗議員の御質問にお答えしたとおりでございますので、御理解を賜りたいと存じます。
  2点目の丸堤の現状確認と対応策の検討についてでございますが、丸堤につきましては、現在、農業用ため池としての機能は持っておらず、水と環境を愛する会の活動の一環として、一定の管理に協力いただいているものと理解をしております。
  今年は、ヒシが非常に多く繁殖していることは確認しておりますが、その対応策につきましては、検討課題であると思っております。
  丸堤につきましては、沖郷地区における地域づくり活動を行う沖郷ふるさとづくり推進会議が中心となり、施設利用や整備方針等について、地区と行政の役割分担をしながら、水辺空間の整備を進めてまいりたいと考えております。
  次に、農業政策全般についての1点目、農業政策の振興計画の作成及び農家への提示についてでございますが、議員御指摘のとおり、厳しい農業情勢の中で、安定的に持続可能な力強い農業を実現するためには、今後どのように農業を進めていくかの指針が必要となってまいります。そのため、本市では平成24年度からスタートした地域農業マスタープラン「人・農地プラン」を市内8地区で策定しております。
  このプランは、各地区の認定農業者の皆さんの話し合いで策定しており、各地区の農業生産の方向性や担い手となる中心経営体の設定など、将来の地域農業の基本となる設計図として作成しており、このプランに基づき、個々の農業経営の改善に必要な施設等は、国の経営体育成支援事業などを活用しながら整備し、地域農業の振興を図っているところでございます。
  また、農業算出額につきましては、議員からもございましたように、本市の農業は、観光農園や消費者への直接販売が多く、産出額の把握は非常に困難な状況ですが、県で公表しております市町村民経済計算では、市町村内総生産の農業分野の額が、平成20年度から24年度までの5年間の平均で45億4,000万円ほどになっております。
  現在策定を進めております「南陽市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の中で目標値を定めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  先ほども申し上げましたが、本市は観光農園や消費者への直接販売など、6次産業的な取り組みが盛んなところでございます。所得の拡大につなげるためには、品質のよいものをつくって高く売るということが基本になると考えられます。その上で、販売に有利な品種の情報や栽培に必要となる施設や機械を導入するための有利な補助金の情報なども含め、市の農業振興の方針について、どのような形で農家の皆さんに提示することがよいのか、計画作成のための計画とならないよう検討を進めてまいりたいと考えております。
  次に、各種農業経営の振興策についてでございますが、初めに、稲作経営につきましては、議員御承知のとおり、米の消費量が年々減少しており、国の試算によりますと年間8万トンずつ減少していくと言われております。この8万トンは、南陽市の米の生産量の約11年分に相当する量であり、TPPの進捗によっては、さらに厳しい需給調整になるものと考えられます。
  これまでの稲作経営につきましては、規模拡大や集約化によるコスト軽減を中心とした取り組みがなされてまいりましたが、規模拡大もかなり進んでいることから、今後は、一等米比率の向上や有機栽培や特別栽培を推進し、他地区との差別化を図ることが重要と考えております。
  先日、南陽市有機農業推進協議会を設立いたしましたので、環境保全型の農業をさらに推進し、安全で安心な稲作を推進してまいりたいと考えております。
  また、需給調整の中で、米をつくれない水田が増加しておりますので、転作作物に交付される水田活用の直接交付金や産地交付金が有利な作物の栽培を推進し、所得の拡大に努めてまいりたいと考えております。
  次に、果樹・野菜・花卉の振興につきましては、戦略的園芸産地拡大支援事業などの有利な補助事業を活用した振興策になろうかと存じますが、中でも果樹につきましては、面積も拡大しており、収益性の高いサクランボの振興や、ブドウ栽培でのシャインマスカットなどの大粒ブドウの導入などへの支援が必要だと考えております。
  平成29年度には、東北中央自動車道の福島米沢間が開通いたします。果樹栽培の盛んな本市は、果樹王国山形の南の玄関口に当たりますので、外に向けたPRにも力を入れる必要があると考えております。
  次に、酪農・畜産の振興策でございますが、畜産関係につきましても大規模化が進んでおり、ここ数年は、飼養農家数が減少しても、飼養頭数に大きな変化が見られない状況となっております。TPPの状況を見ましても国際競争力が必要となってくるのは必至と考えられますので、畜産競争力強化対策整備事業等の補助事業を活用し、環境にも配慮した畜産経営となるよう推進をしてまいりたいと考えております。
  次に、冬季除排雪についての1点目、今年の冬の除雪計画についてでございますが、市内の産業経済活動と道路交通の安全を確保するため、除雪事業に関する基本的事項を定めた南陽市除雪計画書を策定し、南陽市除雪組合との業務委託を締結し、円滑な除雪作業を実施してまいりたいと考えております。
  除雪計画の基本方針については、交通量、道路状況、気象条件及び通学路などの諸要素を考慮し、近隣市町や国及び県における除雪事業とも連携を図りながら、万全な除雪作業を行ってまいりたいと考えております。
  特に、早朝一斉除雪以外の出動につきましても、的確な状況認識により、速やかに対応してまいりたいと考えております。
  2点目の今年の冬の除雪計画の目玉についてでございますが、4番山口正雄議員の御質問にお答えした間口除雪の検討と排雪作業の強化を考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  13番田中貞一議員。
○田中貞一議員  福祉施設の待機者解消というようなことで、これから2カ所くらいのものが解消になるということでございますが、その定員というのは何人くらいであるか、まずお尋ねをします。
  そして、便利な交通体系の検討の件ですけれども、県のほうで、ともにいろいろいい方向を策定している途中だというようなことでございますけれども、どのような具体的なお話が出ているのかを、お尋ねをまず申し上げます。
○議長  答弁を求めます。
  相澤福祉課長。
○福祉課長  13番田中貞一議員の御質問にお答え申し上げます。
  これから整備される施設の定員という御質問でございますが、先ほど市長が答弁させていただいたとおり、29名定員の小規模特老1施設、あと18人定員の認知症対応のグループホームが2施設でありますので、36人ということになります。合計47名でございます。
  以上です。
○議長  答弁を求めます。
  高梨みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  13番田中議員の御質問にお答え申し上げます。
  市長答弁でありました計画につきましては、この6月の補正予算で可決をいただきました山形鉄道の計画関係に関しての予算をいただきまして、進めている内容でございます。これにつきましては、地域公共交通関係のネットワークに関しての調査もするということの内容になってございます。
  現在、県、そして国の関係の資料等を収集しながら、総合支庁が事務局となって、まず基礎資料を収集し、その後に、関係のアンケートなども予定されているようでございます。
  なお、地域公共交通網形成計画につきましては、12月の策定で現在進めているという状況でございます。
  以上です。
○議長  答弁を求めます。
  相澤福祉課長。
○福祉課長  先ほどの答弁の中で、人数をちょっと間違えましたので、御訂正させていただきます。
  地域密着型小規模特老が29名、18名定員の認知症対応グループホームが2施設ですので36名、合わせて65名ということになります。訂正させていただきます。
○議長  13番田中貞一議員。
○田中貞一議員  65名のこういった施設が設置になるということでございますけれども、待機者の数と比較しますと、まだまだ施設のほうが不足するのかなというふうに見ておるわけですけれども、一概にはできないということなのかもしれません。
  そこで、次に、交通体系の検討を進めるという課長の話に、県のほうの総合支庁を窓口として、いろいろ情報を集めて、12月の策定に向けて進めていくということでございました。
  これは公共交通体系ですから、バスを想定されているのでしょうか。山形鉄道も絡んでいるというんで、まさか鉄道だけの話じゃないと思うんですけれども、いかがなものでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  髙梨みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  13番田中議員の御質問にお答え申し上げます。
  今回の調査の基本になるのが、山形鉄道が中心になるということでございますが、地域の公共交通ということで、沿線2市2町の状況も含めての計画が盛り込まれるということで、そういう意味での計画の内容でございます。
○議長  13番田中貞一議員。
○田中貞一議員  わかりました。
  それでは、次に、地場産業のインターネットを活用するというようなことで、個人の方々が、いろいろそういった状況の中で仕事をされて、販売をされているという状況が多々あります。
  それらを集計しながら、集約しながら、そして考えていきたいということのようでございますけれども、地場産業の農業、それから靴屋さんであろうが、お菓子屋さんであろうが、いろんな企業の方々も、やっぱり南陽市のホームページというのは非常に信憑性があるわけですよね、どこの自治体もそうですけれども。そういったところにやっぱり南陽市のデパートのようなものを立ち上げて、そこにみんな入ってもらって、1階から20階建てでも50階建てでもいいわけですからね、そういったテナントを入れながら、一つ所得の増大になるような政策を私は期待したいというふうに思っております。
  その辺、これからいろいろ調査してやるということでございますので、ひとつその辺をよろしくお願いしたいというふうに要望とさせていただきます。
  それから、必要な補助でございますけれども、雨よけテントなども非常に大きな金が必要だ、県のほうと歩調を合わせながら、要望しながら進めていくということでございました。ひとつよろしくお願いしたいと思います。
  特に、おとといですか、山形県のほうで、県知事が出まして、サクランボを世界のトップにしようというような会議が山形市で催された。その中で、大きく頑張っておられるサクランボ農家の方々も出席して、いろんな意見が出たというような中でございました。
  高齢化の農業経営者の中でも、特に樹高の低い仕立て方がどうのこうのというようなことが必要だというような話も出ておりまして、そういったことが、どんどんどんどん時代とともに変わってくるんだろうと私は思います。
  そんなことで、いち早く情報をキャッチしながら、よその市町村に負けないような、ひとつそういった政策をとっていただきたいなというふうに、一つ要望をさせていただきます。
  あと、梨郷地内の工業団地、2社が入るという商工観光課長の答弁が昨年ありました。
  これはオーダーメード方式の団地造成だと思うんですけれども、今もこの2社の売買は、間違いなく行われるというふうになっているんでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  大沼副市長。
○副市長  開発公社の理事長という立場でお答えします。
  今現在、2区画ございますが、1区画について、市内の企業と今交渉中であります。残りの1区画については、募集するのか、その企業がまとめて買っていただけるのかも含めて、今交渉中であります。
  一応、1区画は何とかなりそうなのかなという感じはするんですが、もう1区画については、ちょっと今のところ保留というような状態です。
  以上です。
○議長  13番田中貞一議員。
○田中貞一議員  昨年9月の私の質問で、課長は、2社が入る予定だと。それで、開発公社が造成を年度内にするような状況で進めているというような答弁でありました。
  2社とのオーダーメード方式の団地造成ならば、「これから団地を造成してもらいたい」という要望があって、「じゃ造成しますよ」ということになるんですから、私はここに、売買の仮契約ぐらい結んでから造成工事を行うべきじゃないのかなというふうに思うんですよ。
  当初は2社入る予定だった。ところが途中で1社だめになった。これから募集するか、何するか、こっちに買ってもらうかの話でしょう。
  私は、これは行政側とすれば、オーダーメード方式で注文をとって造成するわけですから、当然のごとく、ここには文書でもって契約を、仮の、そういったものを行ってから造成するべきじゃないかなと私は思うんですが、どうでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  大沼副市長。
○副市長  御指摘のオーダーメード的な、確かに開発した経過はございますが、やはり企業の状況というのが刻々変わりまして、なかなか企業の要望にそのまま応じられるかどうかというのが非常に難しい経済状況です。
  1社については、別な場所を見つけて、今検討しているということなので、先ほど言ったように、1区画が今ちょっと、もしかすると売れ残るかもしれないというようなことで、何とか開発公社としても、売れ残らないように鋭意努力したいというふうに考えています。
  以上です。
○議長  13番田中貞一議員。
○田中貞一議員  ですから、副市長にもう一回聞きますけれども、仮契約なんかをしてから、そういった団地を造成するべきじゃないかと私は思うんですが、どうでしょうか、その辺は。
○議長  答弁を求めます。
  大沼副市長。
○副市長  技術的に、そういうことが法的に拘束できて可能であれば、よろしいかと思うんですけれども、紳士協定的になると、結局のところ、なかなか難しいのではないかというふうには考えております。
  ただ、先ほど申し上げたとおり、経過としては、確かに田中議員のおっしゃるとおりでありますので、やはり開発する場合は、十分その辺も含めて開発しないと、なかなか売れ残って大変になるというのが、今回も、ある意味反省点としてはあったというふうには考えております。
  以上です。
○議長  13番田中貞一議員。
○田中貞一議員  以後、今後ですね、そういったことがあったときには、その辺も精査しながら、ひとつ進めていただきたいというふうに思います。
  さて、次に、(4)のデマンド方式のタクシーまたはバスの件で、市長もるる、地元の人が母体をつくって、そして行政がそれらを手厚く進めていきたいというような話でございました。
  これ例えばですね、例えばの話で悪いんですけれども、実際、沖郷地区ではバス路線がございませんで、赤湯駅に回っているじゃないかと言われますけれども、赤湯の駅前だけの話でございまして、沖郷の中に入ると、バスの走っていない空白地域だということでございます。
  そんな中で、昨年もるる申し上げました。非常にお年寄りの足の確保政策として、この問題は、沖郷地域として大変重要な問題だというふうになっております。
  そんな中で、これらをもう少し具体的に、市長から、その辺をお聞きをしたいというふうに思います。
○議長  答弁を求めます。
  髙梨みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  13番田中議員の御質問にお答え申し上げます。
  デマンドバス、「デマンド型乗り合いタクシー」という表現もとらせていただいておりますが、デマンド方式のタクシーまたはバスの運行に関しての昨年の答弁後、県内の先進事例等々、そして、そこで行っている担当の方々のお話などもお聞きしました。
  先ほどの答弁のとおり、基本が、やはりそこの地域の母体となる組織づくりが重要になるということが一つございます。
  その中で、新年度になりまして、沖郷地域のほうにちょっと会合のある中で、役員の方々の会合のほうにお話をお聞きしに伺った経過がございます。4月の下旬でございました。
  その中では、全体のお話ということでは必ずしもないと私どもも捉えておりますが、まだ機が熟していないのかなというのがそのときの感想でございました。その後も、公民館を中心に、いろんな情報をとっていただきまして、このお話についての情報を私どものほうに入れていただくようなお話をしてきた経過もございます。
  今後の地域の中での高齢者の足の確保という中では、非常に重要な問題として捉えるものでございますが、デマンドバスまたはデマンド方式のタクシーという運営になりますと、利用者の経費についても、ある試算によりますと、地域で行っている市民バスのような地域バスの経費からすれば、2倍から3倍の経費がかかるというような試算も出ているようでございます。
  また、あわせてデマンドタクシーにつきましては、当然、小さいタクシー、乗用車クラスまたはマイクロよりも小さいクラスの6人か7人の車での運行という中での、何でしょうか、そういう狭い空間で、他人同士が一緒に乗るということを嫌うような傾向もあるやに、国のお話では入ってきております。
  その辺のところも含めまして、地域の中で機運を高めていただくような、そして一番は、デマンドなりこういう運行に関しての組織のコアになる、そして中心になる方が動いていただいて、その中心の方が動くと同時に、地域を動かすというような仕組みと人づくりが必要であるというようなお話もちょうだいしたところでございます。その辺も含めながら、地域でのお話をしていただく中で、皆様と一緒に、この問題について引き続き検討してまいりたいというのが今の考えでございます。
  以上です。
○議長  13番田中貞一議員。
○田中貞一議員  時間のほうも大分経過しましたので、この次の一般質問をいつかまたしたいと思います。
  さて、市で管理する数ですね、7カ所、ひとつ安全管理、子供たちが入れないような状況で万全にしていただきたいなというふうに思っております。
  実際、去年の冬ですか、丸堤の氷の上に小学生が乗っかっていたというようなことがございまして、がらがらトラロープを張って、「入らないでください」というような看板を立てたというような状況でございます。
  さて、丸堤の状況はわかっているけれども、「沖郷のふるさとづくり協議会が主体となって、中心になって何とかしてけろ」というような話だと思うんですけれども、この丸堤は、これから広域の消防署も防災センターの脇に出ますし、本当に南陽市の駅裏の中心地域になるわけでございます。環境、非常に、白竜湖の二の舞なんですね。
  それで、我々も水環境を愛する会を平成20年の9月に設立をしまして、当初25名でスタートしました。それから、ヒシ刈りや水の入れかえ、それから草刈り、湖内のごみ拾いとか、いろいろやってきて、環境を守ってきているんですけれども、現在の状況を見ますと、我々の手では、もう何ともならないという状況なんですね。
  以前は、消防署のボートを借りまして、人が乗って、それをずっと刈って、陸地に上げたということがあったんですけれども、もうあれではボートも入れないというような状況です。去年も大分ひどくて、やっとボートを動かしながらやったというような経過がございました。
  やっぱり市で管理する官地でございますので、市で責任を持って環境を守っていくべきだと私は思うんですよ。
  あの周辺を整備するために、沖郷地内の有志の方3名が300万円、300万円、100万円と、700万円ほどの御寄附を市のほうにされまして、それらであの辺の整備を図っているわけですけれども、民間の一個人がそうした大きなお金を寄附するに当たって、市はたったの5万円。ありますか、これ。
  そういったことが、やっぱり私はね、これを市の重要な政策事項に入れて、あの辺の環境を整備するということは、しっかりと政策をとって、そして進めて、主導権をとって、沖郷地区の会のほうと歩調を合わせながら進めていくべきだろうと私は思います。そんなことで、一つ要望とさせていただきます。
  次に、農業政策全般でございますけれども、るる市長は普通の答弁をされたなというふうに、私は思っております、なかなか新しい白岩カラーが出ていないような政策全般だなと思って。
  そんな中、米の問題を取り上げてみたいと思います。これは課長に質問します。水稲の需給調整の問題です。
  そんな中で、現在、今年度、水田活用、主食用米作付配分率が57.4%、そして転作が42.6%になるわけです。それで、とも補償加入者が、配分対比でマイナスの2.1ヘクタールになっております。
  それで、とも補償非加入者、要するに転作に協力していない人、これが30.4ヘクタール作付オーバーになっているわけですよ。それで、米沢市からの地域間調整35町歩を差し引きましても、28.3ヘクタールが南陽市ではオーバーしているという現状です。
  要するに、転作に協力している人は、それ以上に転作しているんですよ。ところが、人数でいいますと125人、市内のとも補償非加入者、要するに転作に協力をしていない人125人、大小合わせて、その人がおられる。
  これは、平成30年から直接支払いが廃止されるというような状況の中で、こういった状況を今から修正しておくという必要があるんだろうと私は思います。
  なぜならば、大きく制度が変わったときに、仮定で申しわけないですけれども、いろんな補助政策が入る。そのときのハンデになったんでは、私は、とも補償をしながら転作に協力している人が迷惑を受けるという心配があるということを考えるわけでございます。
  先々を考えていっても、この状況を何とか経済団体と行政が一緒になって打破して解決をしておく。米沢市から30ヘクタール買っているわけですよね。それでもこのぐらいの面積がオーバーしているということで、ざっとこの辺の課長の考えをちょっと聞かせてください。
○議長  答弁を求めます。
  嵐田農林課長。
○農林課長  ただいまの田中議員の御質問にお答えを申し上げます。
  需給調整の内容につきましては、ただいま議員からあったような内容でございます。
  実は、今の面積になって以降でございますが、飼料米の全国キャラバンというのがございまして、各々全国の中で、もっと飼料米を取り組もうというような取り組みがなされてまいりました。県内でも多くの自治体で取り組まれてきたわけですが、中でも、南陽市と同じような形で目標を達成していない自治体に強い要請がされました。
  南陽市のほうでは、それ以降で5.5町歩ほど増加をしておりますので、実際、今、議員がおっしゃった面積よりも5.5町歩ほど余計に転作をしているという状況になってございます。
  全国的には751万トンという生産目標でございますが、それは達成をするだろうというふうな状況でございまして、昨年度のような米価の下落にはならないのではないかというような見方をされているところでございますが、南陽市の状況につきましては、先ほど申し上げたように、まだまだ未達成というような状況でございます。
  長い間生産調整をしている中で、非協力者という方々が出てまいりましたが、今のお話にもありました百二十数名の中でも、多くの方については販売農家の方が大分占めてございます。ただ、反面、大きい面積を持っていらっしゃる方も協力していただけないという部分がございますので、今、議員おっしゃったように、平成30年から大きく変わるということもありますので、南陽市といたしましても、地域間調整をしないで達成をできるような取り組みというものを取り組んでまいりたいというふうに思っております。
  以上でございます。
○議長  13番田中貞一議員。
○田中貞一議員  答弁ありがとうございました。
  現在の実績を見ますと、加工米、本年度は94ヘクタールほど、そして餌米(飼料用米)が45ヘクタールほどの状況でございます。
  そんな中で、やっぱりこれから餌米、飼料米ですね、これらをやっぱり積極的に増産してもらって、その数字を下げておくということが、私は行政として必要なことだろうと思います。ひとつその辺をよろしくお願いをしたいと思います。
  さて、あと今冬の除雪計画でございますけれども、きのうの山口議員への答弁どおりだということでございますので、間口除雪もしながら、非常にいい方向で除雪を進めていくということでございました。ぜひとも白岩カラーで、何とかそこを、市民に喜んでいただけるような除雪計画を、しっかりした対策をとっていただきたいというふうに要望をさせていただきます。
  さて、現在、国のほうでも、TPPなども含めて、安保法案などもあるんですけれども、非常に緊迫した中で進んでいるというわけでございます。
  そんな中で、南陽市も白岩市長を先頭として、ますますいい政策をどんどん出していただいて、そして市民がみんな幸せになるような政策をひとつ希望して、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長  以上で13番田中貞一議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでございました。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は11時10分といたします。
午前10時49分  休  憩
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