平成28年3月11日(金)午前10時00分開議

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議事日程第4号
平成28年3月11日(金)午前10時開議

 議会報告  議会運営委員長報告

(総務常任委員長報告)
 日程第 1 議第 16号 南陽市行政不服審査法施行条例の設定について

 日程第 2 議第 17号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の設定に
             ついて

 日程第 3 議第 18号 南陽市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の設
             定について

 日程第 4 議第 19号 南陽市総合文化施設整備基金条例を廃止する条例の設定について

 日程第 5 議第 20号 南陽市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条
             例の設定について

 日程第 6 議第 21号 南陽市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定
             について

 日程第 7 議第 22号 南陽市赤湯財産区温泉条例の一部を改正する条例の制定について

(文教厚生常任委員長報告)
 日程第 8 議第 23号 南陽市長寿祝金支給条例の一部を改正する条例の制定について

 日程第 9 議第 24号 南陽市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する
             基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について

 日程第 10 議第 25号 南陽市子どもの広場設置条例の一部を改正する条例の制定について

 日程第 11 請願第1号 奨学金制度の充実と教育費負担の軽減を求める請願について

(産業建設常任委員長報告)
 日程第 12 議第 26号 南陽市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正す
             る条例の制定について

(予算特別委員長報告)
 日程第 13 議第 8号 平成28年度南陽市一般会計予算

 日程第 14 議第 9号 平成28年度南陽市国民健康保険特別会計予算

 日程第 15 議第 10号 平成28年度南陽市財産区特別会計予算

 日程第 16 議第 11号 平成28年度南陽市育英事業特別会計予算

 日程第 17 議第 12号 平成28年度南陽市介護保険特別会計予算

 日程第 18 議第 13号 平成28年度南陽市後期高齢者医療特別会計予算

 日程第 19 議第 14号 平成28年度南陽市水道事業会計予算

 日程第 20 議第 15号 平成28年度南陽市下水道事業会計予算

(追加議案)
 日程第 21 議第 27号 平成27年度南陽市一般会計補正予算(第8号)

 日程第 22 議第 28号 平成27年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)

 日程第 23 議題 29号 平成27年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第5号)

 日程第 24 議第 30号 平成27年度南陽市水道事業会計補正予算(第2号)

 日程第 25 議第 31号 平成27年度南陽市下水道事業会計補正予算(第3号)

 日程第 26 閉会中の継続審査の申し出について

   閉   会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第4号に同じ
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出 欠 席 議 員 氏 名

◎出席議員(17名)
 1番 髙橋  一司  議員      2番 高橋  一郎  議員
 3番 舩山  利美  議員      4番 山口  正雄  議員
 5番 白鳥  雅巳  議員      6番 片平  志朗  議員
 7番 吉田  美枝  議員      8番 梅川  信治  議員
 9番 川合    猛  議員     10番 髙橋    弘  議員
11番 板垣  致江子  議員  12番 髙橋     篤  議員
13番 田中  貞一  議員     14番 遠藤  榮吉  議員
15番 佐藤    明  議員     16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫 市長               大沼 豊広 副市長
板垣 俊一 総務課長            高梨 敏彦 みらい戦略課長
安部 史生 文化会館主幹         吉田 正幸 財政課長
山田 俊彦 税務課長            西牧 修二 総合防災課長
田中 千鶴子 市民課長           相澤 和吉 福祉課長
江口 和浩 すこやか子育て課長     嵐田 淳一 農林課長
神棒 久志 商工観光課長         漆山 清美 建設課長
島貫   勉 上下水道課長         大友 直秀 会計管理者
猪野   忠 教育長             佐藤 賢一 管理課長
板垣   健 学校教育課長         田中 吉弘 社会教育課長
髙橋 清数 選挙管理委員会事務局長  青木   勲 代表監査委員
小野田新一 監査委員事務局長      稲月一雄 農業委員会                                 
                                               事務局長
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事務局職員出席者
尾形 真人 事務局長               田中  聡 局長補佐
安部 真由美 副主幹      小野 勝司 書記



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開      議
○議長(遠藤榮吉議員)  御一同様、御起立願います。
  傍聴席の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  会議に先立ちまして、平成23年3月11日に発生いたしました東日本大震災から本日で丸5年となるわけでございますが、被災された地域の一日も早い復興を願うものであります。
  それでは、犠牲になられた方々に衷心より哀悼の意をあらわし、黙?をささげたいと思います。
  皆様御起立願います。黙?始め。
(全員起立)
(黙  ?)
○議長  お直りください。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員であります。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第4号によって進めます。

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議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本日の会議の運営等について議会運営委員長より報告を願います。
  議会運営委員長 梅川信治議員。
〔議会運営委員長 梅川信治議員 登壇〕
○議会運営委員長  おはようございます。
  3月定例会の最終日であります本議会運営について、先ほど議会運営委員会を開催し、協議いたしましたので、その結果を報告いたします。
  初めに、付託議案の審査の結果についてでありますが、各常任委員長報告、続いて予算特別委員長から報告を受け、それぞれ質疑、討論、表決を行うことといたします。
  次に、本日追加されます議案について申し上げます。追加議案は、補正予算案5件であります。
  補正予算案5件につきましては一括議題とし、提案理由説明、質疑省略、予算特別委員会に付託し、本会議休憩中、同委員会を開催し審査いただき、審査終了後、本会議再開、予算特別委員長報告、質疑、討論、表決を行うことといたします。
  次に、本日の会議の日程でありますが、お手元に配付してあります議事日程第4号により行うことといたしました。
  以上、本定例会の最終日の運営につきまして議会運営委員会において協議決定いたしましたので、議員各位の御賛同を御協力を賜りますようお願い申し上げ、報告といたします。

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 (総務常任委員長報告)
日程第1 議第16号から
日程第7 議第22号まで計7件
○議長  日程第1 議第16号 南陽市行政不服審査法施行条例の設定についてから日程第7 議第22号 南陽市赤湯財産区温泉条例の一部を改正する条例の制定についてまでの議案7件を議事に都合により一括議題といたします。
  ただいま議題となっております議案7件について総務常任委員長の報告を求めます。
  総務常任委員長 白鳥雅巳議員。
〔総務常任委員長 白鳥雅巳議員 登壇〕
○総務常任委員長  おはようございます。
  私から総務常任委員会の報告を申し上げます。
  本定例会において当委員会に付託されました議案7件について、日程に従い、去る2月26日午前10時から全員協議会室において、関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
  初めに、議第16号 南陽市行政不服審査法施行条例の設定についてを申し上げます。
  本案は、行政不服審査法の改正に伴い、行政不服審査会の設置及び手続等について整備するため、新たに条例を制定するものであります。
  内容は、南陽市行政不服審査会を設置すること。組織や審査会の運営に関すること。及び、書類の写しの手数料に関する規定を整備したものであります。
  委員からは、審査会委員の選出基準や不服申し立ての現状等について質問があり、当局からは、3名の委員の選出についてはバランスをとり、偏らない、中立的な立場の方を選出するとの答弁がありました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第17号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の設定についてを申し上げます。
  本案は、行政不服審査法の改正に伴い、不服申し立て手続の整備等を行うため、関係条例について所要の改正を行うものであります。
  具体的には異議申し立て、または不服申し立てを審査請求に文言を一元化するなど、税条例、国民健康保険税条例、固定資産評価審査委員会条例、情報公開条例、個人情報保護条例の5つの条例を一括して改正するものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第18号 南陽市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の設定についてを申し上げます。
  本案は、人事院勧告及び県人事委員会勧告に基づき、給料表を改正するとともに、勤勉手当の支給月数を引き上げること、また、平成26年の地方公務員法改正に伴い、職務給の原則を徹底するため、これまで規則で規定しておりました級別職務分類表を条例に規定するとともに、関係する条例の一部を改正するものであります。
  具体的な給与表改定率は、平均で0.32%引き上げ、また、勤勉手当は年1.4月を1.55月に改正するものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第19号 南陽市総合文化施設整備基金条例を廃止する条例の設定についてを申し上げます。
  本案は、南陽市総合文化施設整備事業が今年度をもって完了することから、整備基金を廃止するものであります。
  委員からは、基金の現状と今後の対応等について質疑があり、当局からは整備基金の総額は7億7,922万8,000円であり、年度末でゼロとなること。また、今後の寄附等の受け皿は、現在ある文化振興基金に積み立てるとのこと。文化振興基金の12月現在の積立額は365万6,649円との答弁がありました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第20号 南陽市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の設定についてを申し上げます。
  本案は、地方再生法の規定に基づき、本市に本社機能の移転等の特定業務施設を整備する認定事業者に対して、固定資産税の不均一課税を実施するため、条例を制定するものであります。
  地方活力向上地域は、県が策定した地域再生計画に基づき県内35市町村が対象であり、東京23区から移転の移転型と、東京23区以外からの移転の拡充型の2種類があるとのこと。
  委員からは、市内の企業が市外に流出することのないような施策を早めに打ち出す必要があるとの意見が出されました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第21号 南陽市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを申し上げます。
  本案は、人事院勧告及び県人事委員会勧告を勘案し、期末手当の支給月額を引き上げること。また、昨年の農業委員会等に関する法律の一部改正に伴い、任命される新たな農業委員及び農地利用最適化推進委員の委員報酬を規定するための所要の改正を行うものであります。
  具体的な期末手当支給割合は年3.0月を3.1月に改正するものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議題22号 南陽市赤湯財産区温泉条例の一部を改正する条例の制定についてを申し上げます。
  本案は、内湯旅館営業者からの温泉受給者名義変更届に基づき、受給者の一部変更を行うものであります。
  具体的には、別表の中で、内湯旅館営業者のいきかえりの宿滝波の須藤清市を南浩史に改正するものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  以上、総務常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの総務常任委員長の報告に対し、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第16号 南陽市行政不服審査法施行条例の設定についてから議第22号 南陽市赤湯財産区温泉条例の一部を改正する条例の制定についてまでの議案7件については、総務常任委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  異議なしと認めます。よって、議第16号から議第22号までの議案7件については総務常任委員長報告のとおり決しました。

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 (文教厚生常任委員長報告)
日程第 8 議第23号から
日程第11 請願第1号まで計4件
○議長  日程第8 議第23号 南陽市長寿祝金支給条例の一部を改正する条例の制定についてから日程第11 請願第1号 奨学金制度の充実と教育費負担の軽減を求める請願についてまでの議案3件及び請願1件を議事の都合により一括議題といたします。
  ただいま議題となっております議案3件及び請願1件について文教厚生常任委員長の報告を求めます。
  文教厚生常任委員長 吉田美枝議員。
〔文教厚生常任委員長 吉田美枝議員 登壇〕
○文教厚生常任委員長  おはようございます。
  私から文教厚生常任委員会の報告を申し上げます。
  本定例会において当委員会に付託されました議案3件、請願1件について、日程に従い、去る2月29日午前10時から全員協議会室において、関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
  初めに、議第23号 南陽市長寿祝金支給条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、祝金の額を改め、条例の一部を改正するものであります。
  当局より、祝金の額について10万円としているものを5万円に改め、また、支給対象者条件としている南陽市内在住期間について、住民基本台帳に記録され、かつ、当該記録の期間が30年以上としているものを、引き続き30年以上に改めるとの説明を受けました。
  委員から、今般の敬老事業の流れや他市町の動向により見直すことには、高齢者に優しい、住みやすいまちをつくるとの施策に反するとの意見が出されましたが、制度の安定的な継続及び地域福祉事業で有効活用を図りたいとの説明を受け、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第24号 南陽市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、平成28年4月より、指定地域密着型サービスの人員、設備及び運営に関する基準が改正されることに伴い、条例の一部を改正するものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第25号 南陽市子どもの広場設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、設置条例第3条における関口子どもの広場の位置が地籍調査事業の確定に伴い、宮内336番地の6から宮内336番地の23に番地を変更するものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、請願第1号 奨学金制度の充実と教育費負担の軽減を求める請願について申し上げます。
  本請願は、大学等において国の給付型奨学金の導入や学費を引き下げること、また、貸与型奨学金を無利子とし、所得に応じた返済制度を確立するよう国に対し意見書提出を求めるものであります。
  審査に当たっては、紹介議員より委員会に出席いただき説明を受け、慎重な審査を行ってまいりました。
  まず当局から、平成26年8月に文部科学省が事務局として取りまとめた「学生への経済的支援のあり方について」の報告書では、将来的には給付型奨学金の創設をすべきとしていること、奨学金の原点に立ち戻り、無利子奨学金を基本とすること、返還についてはより柔軟な所得連動返還型奨学金の導入に向けた整備を加速するよう求めていること、また、奨学金のあり方だけでなく、返還の基礎となる経済的な環境を整える観点から、省庁連携し就職支援を行っていくことも必要であることとの説明を受けました。
  紹介議員からは、大学授業料の高騰や家庭収入が減少していること、また、不安定雇用や低賃金により若者が職についても返せない現状になっている。世界各国の状況は、給付型奨学金制度が導入されている。日本も考えていかなくてはいけないとの説明がありました。
  委員からは、返済金をまず延滞金に充当するのはおかしいこと。雇用状況が変わり、奨学金制度も現実にそぐわなくなり、改革が必要であるなどの賛成意見がありました。
  一方、無利子にすることや返済期限の延長、授業料減免に関しては同感だが、全てを給付型にするのはいかがなものか。働いて返すというのも教育の一環である。本当に経済的な理由だけで滞納しているのか、実態を掌握する必要があるのではないか。もう少し数値的なものを把握する必要があるのではないかなどの意見が出されました。
  採決の結果、賛成多数により継続審査とすることに決した次第であります。
  以上、文教厚生常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの文教厚生常任委員長の報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」「議長」の声あり)
○議長  15番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  ただいまの委員長報告に対しまして、議第23号の市の長寿祝金支給の条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、先ほどの報告ですと10万円から5万円に減らすと、こういうふうなことであったわけでありますが、この案件は昨年の12月議会で議論されまして、全会一致で否決された経過があるわけですね。
  それにもかかわらず、また提案されたと、こういうふうなことでありますが、なぜ提案されたのか。こういったことを委員会で議論されたのか。また、市長が常々おっしゃっている、お年寄りの皆さんの暮らしを守ると、こういうことで施政方針等でも述べておられますが、そのこと等についても議論されたのか、その2点、まず最初にお聞きをしておきます。
○議長  答弁を求めます。
  文教厚生常任委員長。
○文教厚生常任委員長  ただいまの佐藤議員の御質問にお答えしたいと思いますけれども、大筋については先ほど報告したとおりでございますけれども、当委員会でも、やはり佐藤議員がおっしゃられたように、高齢者に優しい、住みやすいまちをつくるとの施策に反するということで、10万円から5万円に減額するのはいかがなものかという反対意見もございましたが、先ほど、佐藤議員からもおっしゃられましたとおり、12月議会に上程されたときのことをちょっとお話し申し上げれば、12月のときには、その祝金の額を10万円から5万円にする、減額するということの記述ですけれども、28年、今年の1月1日からもう施行するという、余りにも唐突なことであったこと。そして、30年の12月31日限りで、この条例は廃止するというような提案でありましたので、委員会においては、それはおかしいんではないかということで、全会一致で否決になったわけですけれども、このたびの3月の上程には、その辺を考慮されての改正案でありましたので、29年の1月1日からの施行ということ、あと廃止案も上程されておりませんでしたので、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  以上、報告といたします。
○議長  15番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  ただいま委員長のほうから経過報告があったわけですけれども、それにしても、まだ3カ月しかたっていないわけですね。
  それで、私、思うのですが、委員長のほうから議長を通して市長に質問させていただきますが、県内の状況を見ますと、13市あるうち南陽市含めて7市が実施をしていると、10万円と。あとの自治体で出していない市もあるわけです。あるいは5万円というふうな自治体もあるわけですが、総じて、半数以上の自治体が10万円を出していると。
  やはり激動の時代を長い間、南陽市の発展のために御尽力いただいた方々が数多くいらっしゃるわけでありますが、せめてこういった方々の、やはり温かい政治の手を差し伸べると、これが私はあるべき姿ではないのかなと、このように思いますが、その辺の考え方はどうでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  相澤福祉課長。
○福祉課長  ただいまの御質問に2点ほどお答えしたいと思います。
  まず、なぜということでございますが、前回の御提案の際にもベースになっている部分でありますが、昨年の高齢者の調査によりますと、100歳以上の高齢者につきましては全国で6万1,568名いらっしゃいます。前年より2,748人増加しております。これは、45年連続で増加しているということであります。
  平成27年度の国の100歳以上の表彰者の対象者については3万379人、3万人を初めて超えたということであります。これは、医療の進歩や健康意識の高まりが背景にあるといわれております。
  ちなみに、山形県のほうでも100歳以上の高齢者については昨年628人、全国で38位にあります。ただし、人口10万人当たりに直しますと、55.53人で全国で26位ということで、10万人当たりにすると、大体真ん中辺くらいまでくっと上がってくるということであります。
  南陽市においても、今後、同様に高齢者の方々の長生きというか長寿が見込まれますので、そのような中で、1つは安定的にこのお祝いを続けていこうということを目的としております。第2点でありますが、高齢者に優しいという部分でありますが、こちらのほうについては、今後進めてまいります地域包括ケアシステムの構築、要するに、高齢者が住みなれた地域で可能な限り生活できる仕組みづくり、地域づくりに力を傾注してまいりまして、高齢者が安心して地域で過ごせるようにということで考えております。
  今回、予算のほうに計上しておりますが、地域密着型の特別養護老人ホームや認知症対応のグループホーム、またはデイサービスセンター、そういうものを整備しながら、地域で長く生活できるようなシステムを構築していくための方策に、一端として向けていきたいと考えております。
  以上です。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  基本的な考え方について、今、担当課長から答弁申し上げたとおりでございますけれども、この100歳を迎えられる高齢の方々が、今まで社会を築いてこられたことに対する感謝の気持ち、そしてお祝いの気持ちというものは、当然に今後ともあらわしていきたいというふうに思っております。
  そして、この案で30年廃止ということではなくて、当面の間、この案で進めさせていただきたいというふうに思っております。そのことによりまして、より多くの方の福祉、医療、高齢化の問題の進展が図られるようにしてまいりたいという気持ちで、今回の案を提案させていただいたところでございます。
○議長  15番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  課長は、安定的にというようなお話があったわけですね。つまり、100歳以上の方が年々増えると、こういう傾向があるということなんですね、理由は、簡単に言うとね。
  それは、当然、医療の発達や課長おっしゃるようなことは当然全国的にもあるわけですから、当然の結果だと思うんですね。
  南陽市の統計を見ますと、27年度が14人、28年度、来年度が18人と、あと29年が20人と、平成30年が22人と、こうなっているわけですね。31年から52人と増えてくると、こういう状況あるわけですけれども、やはり、せめて歴代首長さんが苦労してつくってきたこの制度を、むしろ拡充するというくらいの気概を持ってやるならばわかるのですが、半分にするなんていうのは、私はいかがなものかと。余りにもこすいんでないかと思うんだね、白岩市長にしては。
  だから、私は、せめてこれを現状維持にして、あなたが2期、3期当選したならば、こうしてこういう提案ならばわかるんですよ。それでなくて、やはり歴代市長がやってきたわけですから、せめてそのぐらいの広い心を持ってやるべきことでないのかなと私は思うんですよ。
  ですから、私は、したがって、この案件には当然賛成できないということで、私の意見を申し上げたいということです。
  以上です。
○議長  御苦労さまでした。
  ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  ほかに質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  ただいまの文教厚生常任委員長の報告に対し15番佐藤 明議員より議第23号 南陽市長寿祝金支給条例の一部を改正する条例の制定について反対の意見の表明がありましたので、分割して採決を行いたいと思います。
  まず初めに、議第23号 南陽市長寿祝金支給条例の一部を改正する条例の制定についての採決を行いたいと思います。
  お諮りいたします。議第23号の採決は起立採決によって行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。
  それでは採決を行います。
  議第23号 南陽市長寿祝金支給条例の一部を改正する条例の制定について原案に賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長  御着席願います。
  起立多数であります。よって、議題23号は原案のとおり決しました。
  次に、お諮りいたします。
  議第23号を除く議案2件及び請願1件について、文教厚生常任委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  異議なしと認めます。よって、議第24号から請願第1号までの議案2件及び請願1件については文教厚生常任委員長報告のとおり決しました。

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 (産業建設常任委員長報告)
日程第12 議第26号
○議長  日程第12 議第26号 南陽市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
  ただいま議題となっております議案1件について産業建設常任委員長の報告を求めます。
  産業建設常任委員長 川合 猛議員。
〔産業建設常任委員長 川合 猛議員 登壇〕
○産業建設常任委員長  おはようございます。
  私から、産業建設常任委員会の報告を申し上げます。
  本定例会において、当委員会に付託されました議案1件について、日程に従い、去る3月2日午前10時から、関係課長等の出席を求め、委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。
  議第26号 南陽市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、南陽市小滝簡易水道事業を廃止し、南陽市水道事業に経営を統合するため、関係条例の整理をするものであります。
  当局からは、国で推進している同一行政区域内の水道事業、簡易水道事業、飲料水供給施設等の統合を踏まえ、平成28年度に南陽市水道事業で小滝簡易水道事業を譲り受けることとして、経営統合後の南陽市水道事業は、山形県広域水道から100%受水する宮内配水池系と小滝浄水系の2系統を有し、これを一つの会計で経営する水道事業となるとの説明を受けました。
  委員からは、経営統合のメリットについて質問があり、当局からは、小滝簡易水道事業は施設、経営的にも脆弱であり、統合によりその安定化が図られるとの説明がありました。
  審査結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  以上、産業建設常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの産業建設常任委員長の報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第26号 南陽市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、産業建設常任委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議題26号は産業建設常任委員長報告のとおり決しました。

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 (予算特別委員長報告)
日程第13 議第 8号から
日程第20 議第15号までの計8件
○議長  日程第13 議第8号 平成28年度南陽市一般会計予算から日程第20 議第15号 平成28年度南陽市下水道事業会計予算までの予算案8件を議事の都合により一括議題といたします。
  ただいま議題となっております予算案8件について予算特別委員長の報告を求めます。
  予算特別委員長 板垣致江子議員。
〔予算特別委員長 板垣致江子議員 登壇〕
○予算特別委員長  おはようございます。
  私から予算特別委員会の御報告を申し上げます。
  本定例会において当委員会に付託されました案件は、平成27年度各会計補正予算6件及び平成28年度各会計当初予算8件の計14件であります。
  このうち、平成28年度当初予算8件について、去る3月8日と9日の2日間にわたり審査を行いました。
  当委員会は議長を除く全員で構成されておりますので、審査経過などは省略し、結果のみ御報告させていただきます。
  議第8号 平成28年度南陽市一般会計予算
  議第9号 平成28年度南陽市国民健康保険特
       別会計予算
  議第10号 平成28年度南陽市財産区特別会計
       予算
  議第11号 平成28年度南陽市育英事業特別会
       計予算
  議第12号 平成28年度南陽市介護保険特別会
       計予算
  議第13号 平成28年度南陽市後期高齢者医療
       特別会計予算
  議第14号 平成28年度南陽市水道事業会計予
       算
  議第15号 平成28年度南陽市下水道事業会計
       予算
  以上の当初予算8件は、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  以上、予算特別委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの予算特別委員長報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第8号 平成28年度南陽市一般会計予算から議第15号 平成28年度南陽市下水道事業会計予算までの予算案8件は予算特別委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第8号から議第15号までの予算案8件は予算特別委員長報告のとおり決しました。





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 (追加議案)
日程第21 議第27号から
日程第25 議第31号までの計5件
○議長  日程第21 議第27号 平成27年度南陽市一般会計補正予算(第8号)から日程第25 議第31号 平成27年度南陽市下水道事業会計補正予算(第3号)までの補正予算案5件を議事の都合により一括して議題といたします。
  この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  ただいま上程されました議第27号 平成27年度南陽市一般会計補正予算(第8号)から議第31号 平成27年度南陽市下水道事業会計補正予算(第3号)までの補正予算案5件につきまして一括して提案理由を申し上げます。
  初めに、議第27号 平成27年度南陽市一般会計補正予算(第8号)について申し上げます。
  補正の内容は、給与改定に伴う人件費の補正を行うほか、国の平成27年度補正予算(第1号)において計上された地方創生加速化交付金を活用した事業などに係る所要の補正を行うものでございます。
  また、年度内に完了することができないフラワー長井線経営支援事業費など11件を明許繰越するものでございます。
  なお、財源につきましては、国・県支出金、財政調整基金繰入金で措置いたすものでございます。
  次に、議第28号 平成27年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)から議第31号 平成27年度南陽市下水道事業会計補正予算(第3号)までについて申し上げます。
  補正の内容は、一般会計と同様に給与改定に伴う人件費の補正を行うものでございます。
  以上、補正予算案5件につきまして一括して提案理由を申し上げましたが、御審議の上、御可決くださいますようよろしくお願い申し上げます。
○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。
  お諮りいたします。質疑は予算特別委員会において行うこととし、この際質疑を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、この際質疑を省略することに決しました。
  ただいま議題となっております補正予算案は、会議規則第37条第1項の規定により別紙議案付託表のとおり予算特別委員会を設置いたします。


○議長  それでは、予算特別委員会を休憩中に開催し、審査願います。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は予鈴をもってお知らせいたします。
午前10時48分  休  憩
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午前11時45分  再  開
○議長  再開いたします。
  休憩前に引き続き会議を開きます。
  ただいま議題となっております議第27号 平成27年度南陽市一般会計補正予算(第8号)から議第31号 平成27年度南陽市下水道事業会計補正予算(第3号)までの補正予算案5件について、予算特別委員長の報告を求めます。
  予算特別委員長 板垣致江子議員。
〔予算特別委員長 板垣致江子議員 登壇〕
○予算特別委員長  私から予算特別委員会の御報告を申し上げます。
  本定例会において当委員会に最終日に付託されました案件は、補正予算5件であります。
  これを審査するため、休憩中に委員会を開催し審査を行いました。
  当委員会は議長を除く全員で構成されておりますので、審査経過などは省略し、結果のみを御報告させていただきます。
  議第27号 平成27年度南陽市一般会計補正予
       算(第8号)
  議第28号 平成27年度南陽市国民健康保険特
       別会計補正予算(第4号)
  議第29号 平成27年度南陽市介護保険特別会
       計補正予算(第5号)
  議第30号 平成27年度南陽市水道事業会計補
       正予算(第2号)
  議第31号 平成27年度南陽市下水道事業会計
       補正予算(第3号)
  以上、補正予算5件は、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  以上、予算特別委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの予算特別委員長報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  討論の希望がないようですので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第27号 平成27年度南陽市一般会計補正予算(第8号)から議第31号 平成27年度南陽市下水道事業会計補正予算(第3号)までの補正予算案5件は予算特別委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、議第27号から議第31号まで補正予算案5件は予算特別委員長報告のとおり決しました。

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日程第26 閉会中の継続審査の申し出につ
      いて
○議長  日程第26 閉会中の継続審査の申し出であります。
  お諮りいたします。文教厚生常任委員長より申し出のとおり御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、文教厚生常任委員長申し出のとおり決しました。
  最後にお諮りいたします。本定例会において議決されました議案の中で整理を要するものについては、会議規則第43条の規定によりその整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  御異議なしと認めます。よって、整理を要するものについてはその整理を議長に委任することに決しました。
  以上をもちまして本定例会に提案されました議案の審査は全て終了いたしました。

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市長挨拶
○議長  ここで、市長より発言を求められておりますので、これを認めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  3月定例会の閉会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。
  本定例会に提案いたしました案件につきましては、追加議案も含めまして慎重に御審議を賜り、全議案とも原案のとおり御承認、御同意、そして御可決をいただきましたことに厚く御礼を申し上げます。
  定例会の中で各議員からいただきました御提言等につきましては、可能なものからその実現に向け努力をしてまいる所存でございますので、今後とも御指導、御支援を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。
  さて、平成23年3月11日に発生した東日本大震災は、本日で5年となりました。思い起こせば原発事故、停電、ガソリン不足、そして全国的な電力の喪失など、戦後最大の危機であったと言っても過言ではないと思っております。
  本市に避難登録されている方は、2月末日現在120名の方々がいらっしゃる現状でございますが、一日も早い復旧、復興を心からお祈りいたすものでございます。
  そして、本市といたしましても、今後ともできる限りの協力を続けてまいる所存でございます。
  さて、議員各位におかれましては、この3月末日をもって任期満了となり、改選を迎えられるわけでございますが、今日までの御厚情、御支援に対しまして厚く御礼を申し上げます。
  そして、この4年間、南陽市発展のため多大なる御尽力をいただきましたこと、まことにありがとうございました。
  また、今期限りをもちまして御勇退を予定されていると伺っております吉田美枝議員におかれましては、長い間、市民の福祉向上と地方自治発展のため、全身全霊をささげてこられました御労苦に対しまして、改めて感謝と御礼を申し上げる次第でございます。まことにありがとうございました。
  これからも、これまで同様市政発展のためにお力添えを賜りますようお願いを申し上げます。
  また、引き続き市議会議員選挙に出馬を予定されておられます議員各位におかれましては、南陽市のさらなる発展と市民生活の安定、向上のため、今後ともなお一層の御指導、御鞭撻をいただきますようお願い申し上げる次第でございます。
  結びになりますが、議員各位におかれましては、時節柄、御自愛をいただきますとともに、今後のさらなる御活躍を御祈念申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。
  まことにありがとうございました。

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閉      会
○議長  これをもちまして平成28年南陽市議会3月定例会を閉会いたします。
  御一同様、御起立願います。
  4年間、どうもありがとうございました。
午前11時53分  閉  会

南陽市議会議長 遠 藤 榮 吉
会議録署名議員 片 平 志 朗
同       板 垣 致江子