平成28年3月3日(木)午前10時00分開議

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議事日程第2号
平成28年3月3日(木)午前10時開議

 日程第 1 一般質問
 
   散   会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第2号に同じ
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出 欠 席 議 員 氏 名

◎出席議員(17名)
 1番 髙橋  一司  議員      2番 高橋  一郎  議員
 3番 舩山  利美  議員      4番 山口  正雄  議員
 5番 白鳥  雅巳  議員      6番 片平  志朗  議員
 7番 吉田  美枝  議員      8番 梅川  信治  議員
 9番 川合    猛  議員     10番 髙橋    弘  議員
11番 板垣  致江子  議員  12番 髙橋     篤  議員
13番 田中  貞一  議員     14番 遠藤  榮吉  議員
15番 佐藤    明  議員     16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫 市長               大沼 豊広 副市長
板垣 俊一 総務課長            髙梨 敏彦 みらい戦略課長課長
安部 史生 文化会館主幹         吉田 正幸 財政課長
山田 俊彦 税務課長            西牧 修二 総合防災課長
田中 千鶴子 市民課長           相澤 和吉 福祉課長
菊地   清 福祉課長補佐
江口 和浩 すこやか子育て課長     嵐田 淳一 農林課長
神棒 久志 商工観光課長         漆山 清美 建設課長
島貫   勉 上下水道課長         大友 直秀 会計管理者
猪野   忠 教育長              佐藤 賢一 管理課長
板垣   健 学校教育課長         田中 吉弘 社会教育課長
髙橋 清数 選挙管理委員会事務局長  小野田 新一 監査委員事務局長
稲月 一雄 農業委員会事務局長
                
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事務局職員出席者
尾形 真人 事務局長               田中  聡 局長補佐
安部 真由美 副主幹        小野 勝司 書記


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開      議
○議長(遠藤榮吉議員)  御一同様、御起立願います。
  傍聴席の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は16名であります。定数に達しております。
  なお、本日の会議に遅刻する旨、通告のあった議員は髙橋 篤議員の1名であります。 
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第2号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  本定例会において一般質問の通告のあった議員は4名であります。
  一般質問においては、発言される議員、答弁される執行部とも簡明に行い、その成果が十分得られるよう、そして市民の負託に応えられるよう特段の御配慮をお願いいたします。
  それでは、順に従い一般質問に入ります。
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高 橋 一 郎 議員 質 問
○議長  初めに、2番高橋一郎議員。
〔2番 高橋一郎議員 登壇〕
○高橋一郎議員  おはようございます。
  2番政風会の高橋一郎です。
  弥生3月は草花や木々が芽ぐみ、息吹の音が感じられる季節です。年度末の何かとお忙しい中、傍聴に来ていただいた皆さん、大変ありがとうございます。
  また、傍聴には来られなくてもインターネット同時中継を見聞きしている方々にも感謝申し上げます。
  言わずもがなですが、私たちの生活の身近なことはこの議会で決定されます。議会に関心を持っていただくことは、市民の市民による市民のための市政を展開する上でも大きな意義があると思います。
  さて、3月は別れの季節です。県立や市立高校の卒業式に始まり、小学校、中学校、保育園、幼稚園と巣立っていく旅立ちの月です。市職員の皆さんでも、この3月31日で満願の定年退職を迎えられる方もいらっしゃいます。40年前後の長きの間、本市発展に御尽力された御功績に敬意と感謝を申し上げます。また、有期雇用で任期の切れる職員の方々にも感謝をしながら、第二の人生の門出を祝福したいと思います。
  また、私たち市議会議員にとっても4年に一度の市民の審判を受ける年でもあります。3月27日には結果がわかりますけれども、今は緊張の中で時間だけが進んでいくような落ちつかない3月定例会です。
  そして、あの3.11から5年が過ぎようとしています。福島第一原発事故による避難者数はいまだに十数万人と言われています。原発は放射能をもたらし、放射能のごみの最終処分ができず、人間がコントロールできない魔の電力だと思っています。まして、地震大国日本の沿岸部にある50基の原発は、巨大地震をもろに受けてしまう危険性は排除できません。
  昨年の猛暑でも電力不足はなりませんでした。経済優先のツケが福島の事故にあらわれました。福島の二の舞にならないように、倫理的にも原発再稼働は許してはならないと強く私は思います。私は原発再稼働反対運動をこれからも続けていく決意です。
  それでは、通告していることについて質問しますので、市長のお考えをお伺いします。
  第1点目の題目は、一般質問で今まで提案した項目の具体化についてです。
  私は、南陽市に住んでよかった、行ってみたいと思えるような誇りある南陽市を目指して、いわゆるロハスシティー南陽を唱え、一般質問の中で政策的な提案をしてきました。それらについて、これからの具体的な取り組みに関して市長にお伺いします。
  (1)文化会館。
  ①運営体制とサポーター組織づくり。
  ②プレミアムチケット(チケットと温泉宿泊券)の開発及びふるさと納税の返礼品としての取り扱い。
  (2)戦略的な観光。
  ①(仮称)南陽物語例えば、竜、ウサギ、クモなどを物語で結びつけることなど。
  ②(仮称)菊と平和のカーニバル、ぶどうとワインと愛のカーニバル。
  ③(仮称)平和の鐘の設置─赤湯駅。
  ④観光協会の充実。
  (3)白竜湖と十分一山。
  ①スカイスポーツのメッカとしての設備の充実。
  ②白竜湖の復元とへらぶな釣りの宝庫へ。
  (4)健康と温泉とスポーツ。
  ①温泉健康アドバイザー(温泉ソムリエ)の充実策。
  ②新しい湯治─病院との連携による温泉療養人間ドック。
  ③さわやかマラソン大会の抜本的な見直し策。
  (5)安全・安心な暮らしとボランティアの活用。
  ①お年寄りや障害者が暮らしやすい生活支援策。
  (6)本市の嘱託職員や臨時職員の待遇改善。 
  ①一時金の支給。
  第2点目は、市制50年事業についてです。
  来年平成29年は南陽市制50年に当たります。この50年を祝い記念の各種行事を企画すると思いますが、その体制整備とメーン事業について市長の考え方をお伺いします。
  以上、壇上からの質問といたします。
  市民の立場に立った議論を展開することを御期待申し上げ、とうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  2番高橋一郎議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、「文化会館」についての1点目、「運営体制とサポーター組織づくりについて」でございますが、現在、ボランティアのサポーター組織である「自主事業実行委員会」を組織し、市内外より応募いただきました32名で構成されております。年齢層も幅広く、高校生から70代の方々まで、主に自主事業のサポートをしていただいております。本年度は文化事業に関する講演会や、文化会館の舞台スタッフを講師に、舞台技術の講習会等を開催し、スキルの向上に努めております。来年度は2期生を募集し、自主事業の企画運営はもとより、市民の企画した事業のフォロー体制の充実も図りながら、市民の文化の向上、管理運営体制の強化をさらに図ってまいりたいと考えております。
  また、各種事業のチケット販売については、市民全員がサポーターと考え、今後も市民先行販売期間を設け、市報等による周知により、優先的にチケットが購入できる体制をとってまいります。
  次に、2点目、「プレミアムチケット商品の開発について」でございますが、現在のところ会館での公演情報は旅館組合に提供しておりますが、旅行商品及びふるさと納税の返礼品とした場合、アーティスト側での許可がおりず、商品化が難しい状況にあります。それに加え、公演時期が限定されていることや、チケット金額が一定でないこと、公演情報の解禁が3カ月前程度と直近になることなど、課題が多い状況にありますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。
  次に、「戦略的な観光」についての1点目、「(仮称)南陽物語例えば、竜 ウサギ クモなどを物語で結びつけることなどについて」でございますが、観光素材を伝説や言い伝えなどとあわせて物語仕立てにする発想はユニークな着眼であると感心いたしました。
  また、2点目の「(仮称)菊と平和のカーニバル、ぶどうとワインと愛のカーニバル」も、本市のイベントをグレードアップする手段として、「愛」や「平和」という感情に訴えるその切り口は、斬新なアイデアであると感心いたしました。
  昨年の9月議会におきまして、「菊祭り、ぶどう・ワイン祭りを平和と愛の祭典にグレードアップ」の御質問にもお答え申し上げましたが、平和や愛も含めて多角的にイベントのグレードアップを図ることにつきましては、イベントに参加している市民の方々の意識を調べながら、引き続き研究してまいりたいと考えております。
  また、3点目の赤湯駅への「平和の鐘の設置」の御質問におきましても、市民の方が設置に対して納得が持て、観光客が聞いて感動や感心したりするストーリーがあってこそ定着すると回答させていただきました。ストーリー仕立てにしたり、「愛」や「平和」などの概念をイベントに定着させることは、なぜその「愛」や「平和」が必要なのかという御理解をいただく必要がありますので、これは時間がかかる手段でもありますが、観光資源にはストーリーが含まれるものが多く、それらを丁寧に掘り出す必要性と周知していくことは重要と思っておりますので、議員からの御提案を参考にしていきたいと存じます。
  次に、4点目の「観光協会の充実について」でございますが、日本全体が観光立国として、観光における経済事業を重視しております。その手段は広域観光やさまざまなツーリズムの造成、インバウンド事業など多岐にわたります。そのようなニーズが観光協会に求められる中で、協会内でも組織の見直しを図りながら、多様化する観光事業に対応しようとしております。
  行政といたしましても、行政が担うべき役割と、観光協会が果たすべき役割を考慮しながら、効率的に観光協会と連携を図ってまいりたいと考えておりますので、今後とも御支援を賜りますようお願いを申し上げます。
  次に、「白竜湖と十分一山」についての1点目、「スカイスポーツのメッカとしての設備の充実について」でございますが、平成5年に第3回女子ハンググライディング世界選手権を開催し、一躍日本のスカイスポーツのトップエリアとなりました南陽スカイパークでありますが、大会開催後は指定管理者の御努力により、ハンググライダー、パラグライダーの利用者なら知らない人がいないほど、日本のスカイスポーツの拠点の一つに成長したと思っております。今後も利用者の利便性とニーズに対応いたしたいと考えております。
  あわせまして、障害のある方にもスカイスポーツが利用できるよう整備を図ってまいりたいと考えております。具体的には、今議会に上程しております予算案におきまして、車椅子利用者のパラグライダー用ハーネスの購入予算及びログハウス内の障害者用トイレの改修費を計上しておりますので、御審議いただきたいと存じます。
  今後も南陽スカイパークの整備を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解と御支援のほどよろしくお願い申し上げます。
  2点目の「白竜湖の復元とへらぶな釣りの宝庫へ」についてでございますが、白竜湖は本市を代表する景観として広く市民に認識されているものと考えております。県南県立自然公園として指定されている自然公園でもありますが、一方で白竜湖は県指定文化財の天然記念物ともなっていることから、人の手が加えられることへの制限もございますので、まずは、平成9年以降実施していない植生、水質等の調査に取り組んでまいりたいと存じます。
  次に、「健康と温泉スポーツ」についての1点目、「温泉健康アドバイザー(温泉ソムリエ)の充実策」についてでございますが、ほかの観光地と差別化を図る手段に「人材の充実」という点がございます。温泉ソムリエも観光の視点から見ると、そのような意味合いがうかがえると考えております。温泉ソムリエの充実は、赤湯温泉という歴史ある観光資源をよりレベルの高い資源に引き上げる要素の一つであると存じます。観光協会や赤湯温泉旅館協同組合とも連携し、温泉ソムリエがどのように温泉地に活用できるのか理解することから始め、温泉地の活性化に尽力してまいりたいと存じます。
  2点目の「新しい湯治─病院との連携による温泉療養人間ドック」についてでございますが、公立置賜総合病院において「1泊2日」で実施している人間ドックの状況をお聞きしましたところ、2日間で行う人間ドックにつきましては、検査項目によっては、初日の昼食・夕食についてもメニューが制限され、さらに、大腸内視鏡検査を受ける場合には、2日目の早朝の午前5時に腸管洗浄剤2リットルの服用が必要になるとのことでございます。
  このようなことから、公立置賜総合病院では、基本的には人間ドック時の外泊を認めていないということでございます。
  また、公立置賜総合病院以外の市内医療機関等でのドックの実施ということになりますと、検査機器の整備状況等の問題もあり、現状では困難であると考えております。
  しかしながら、赤湯温泉の新たな活用という点では大変魅力的な話でございますので、今後も検討してまいりたいと考えております。
  3点目の「さわやかマラソン大会の抜本的な見直し策」についてでございますが、まず、大会の方向性としては、市民の生涯スポーツ機会の充実を基本に、市民が気軽に参加できる大会の一つと位置づけながら、今後ともスポーツを通じたさまざまな交流がさらに促進されるような大会になるよう図ってまいりたいと考えております。
  その中で競技種目については、御要望の多い「ハーフコース」の実施について検討を行ってまいりたいと考えております。
  また、大会の開催時期とネーミングについては、本市の特色を生かし、ほかのイベントとも絡め、相乗効果が発揮できるように検討してまいります。
  さらに、後期計画にも掲げておりますとおり、「スポーツ交流の推進」によるまちづくりを進めることが、市の活性化につながるものと考えております。関係団体や市民の皆様の御協力をいただきながら、市内外の多くの参加者をお迎えし、楽しんでいただけるような大会に育てていきたいと考えておりますので、今後とも皆様の御協力と御支援をお願い申し上げます。
  次に、「安全・安心な暮らしとボランティアの活用」についての「お年寄りや障害者が暮らしやすい生活支援策」についてお答え申し上げます。
  介護保険制度の改正により、「介護予防・日常生活支援総合事業」が創設され、地域住民や福祉団体、ボランティア、行政との連携及びネットワーク化を図りながら、住みなれた地域で自分らしく生活することを目指して、地域包括ケアシステムの構築並びに具体化に向けた取り組みが求められております。
  本市においては、平成28年10月の総合事業開始を予定しておりますが、生活支援のあり方や進め方などについて、御意見やアドバイスをいただく協議体として、福祉団体や生活協同組合、シルバー人材センター、民生委員協議会等から選出いただき、「南陽市生活支援協議体」を設置し、第1回の協議会を3月17日に開催することとしております。
  具体的には、清掃・洗濯・買い物などの家事支援や外出支援、配食サービス、地域サロンなどの交流、生きがい事業などが考えられておりますが、今後、担い手の育成や支援組織体制の充実、強化について御協議をいただくこととなります。同時に、生活支援サービス体制の整備や運営の中心となる「生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)」の配置を進めてまいります。
  本市では、約3人に1人が高齢者となり、まさに高齢者が高齢者を支える時代となりました。ボランティア団体や地縁団体のみならず、元気な高齢者が支え手側に回ることも重要となります。社会参加と社会的役割を持つことが生きがいや介護予防にもつながると言われており、要支援者を支える担い手として活躍を期待しているところでございます。
  次に、「本市の嘱託職員と臨時職員の待遇改善」についてでございますが、嘱託職員及び臨時職員の給与、労働条件等につきましては、「非常勤嘱託職員取扱規程」及び「日々雇用職員取扱規程」に基づき行っているところでございますが、昨年9月定例会でも答弁いたしましたとおり、本市では一時金の支給は現在行っておりません。
  近隣自治体を見ましても、置賜3市5町で支給しているのは2町のみであります。
  なお、山形県の最低賃金額が2年連続で増額されていることを踏まえ、嘱託職員及び臨時職員の給与につきましては、山形県の最低賃金額が平成27年に2.3%引き上げられたことから、その率を基本に平成28年度予算案に計上しております。
  今後につきましても、経済の状況や近隣自治体の状況等を注視してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。
  次に、「市制50年事業について」でございますが、平成29年度に市制施行50周年を迎えるに当たり、近年の本市の周年事業を見て見ますと、30周年には記念式典をメーンとし、「友好都市締結10周年記念 中国南陽市訪問」や「大相撲南陽場所」を開催、さらに、35周年には「南陽市特別市民証の発行」や「ハンググライディング日本選手権」を行い、また、40周年には「小学生議会」・「夏期巡回ラジオ体操」・「ドリームベースボール」を開催するなど、さまざまな記念事業を展開してまいりました。
  なお、50周年記念事業に向けて、関係課長会を行い、現在検討しているところでありますので、御提言等を賜ればと存じます。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  盛りだくさんの内容に回答をありがとうございました。
  当然、当局もそうでしょうけれども、私たち議員のほうとしても、いわゆる提案をしてどのようになったかというふうな、いわゆる総括、当然、市民の負託に応える、それから選挙で選ばれるというようなこともありますので、私としても一旦、ある程度けじめをつけたいなというような思いから申し上げました。
  したがって、現在の進捗状況等についてお聞きをするというような格好になったものですから、今後もぜひ全般的なことですと、よりよい市政を目指して頑張っていただきたいなというふうに思います。
  それでは、第1点目から話をしたいと思います。
  まず、文化会館の運営体制とサポート組織づくり、今、市長から答弁あったように、いわゆるソフト事業については27年度、それから28年度についても自主事業の実行委員会というようなことで、サポーター組織というようなものができているのかなというふうに思っています。それがどの程度で満足するかというのは、これはまた別の次元のお話でして、ぜひさまざまな意見を聞くような形で、私は前々から言っているように、新潟県魚沼市の小出郷の文化会館が非常にすぐれているというふうに思っています。当然、建設からソフトのその支援体制をずっと考えてきて、文化会館そのものの建設に当たっても反映されたというようなことですから、大変すばらしいものだなというふうに思いますので、スタートしたということは評価をしていきたいと思いますし、これから何がいいのか悪いのかを含めて、ぜひそこは検証していただければなというふうに思います。
  それから、②のプレミアムチケットに関しては、なかなか難しいという話でした。それはそのとおりかもしれません。自主事業の中でならないかなというふうに私は思ったんですけれども、その中でもやっぱりプロモーターの方々のいわゆる制限ですか、やっぱりね、そこがあるというようなことですから、なかなか難しい。要するに単純な発想でチケットがなかなかとれないから、温泉宿泊券とドッキングしてしまえば何とかなるのかなというふうに思ったんですが、そうはならないというようなことがわかりましたが、アイデアとしてそこでだめだというようなことじゃなくて、何か方法がないのかどうか、そこも含めてぜひ研究をお願いしたいと思います。
  今年になってからギネス世界一認定を受けたというようなこともありまして、非常に内外で注目をされていますし、当然、それに県外からも何か行ってみたいなというふうな声もちょぼちょぼ聞こえてきます。そうすると、そういった来ていただける方々への市を挙げた観光も含めて、飲食も含めて、何か取り組みというのがやはりセッティングをしていく必要があると。それは行政でも思っていると思うんですけれども、その辺について1点だけ、そのギネス認定に関して、その後、何かそれをもとにユニークな、あるいは何か考えているようなことがあるのかどうかお伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  安部文化会館主幹。
○文化会館主幹  それでは、高橋一郎議員の御質問にお答えしたいと思います。
  まずは、先来行われました2月21日に山形交響楽団によるユアタウンコンサートがありました。これにつきましては、当初2月の頭のほうについては、なかなかチケットがというような状況がありましたけれども、当然ながら、こちら側でもテレビ、ラジオ等を通してPRもしてきたところではございますけれども、ギネスの認定以降、特に市外の方からの申し込みが多くなったというような情報を山響さんの直接の事務局のほうからは聞いております。
  そういった意味では、このギネス認定の波及効果というのは、これからも期待できるものかというふうに思っております。
  具体的な部分については、そのギネスの部分でどうこうということについては、まだこちらのほうで計画をしておりませんけれども、ただ、いずれにしましても、ギネス認定というのは世界記録ではございますので、国内というところに限らず、いわゆるアーティストの関係についてもPRができるんではないかというようなことを思っているところでございます。
  以上でございます。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  そうですね、始まったばかりですので、その中で先ほど来2月21日のユアタウンコンサート、私も行けなかったんですが、いろいろ話を聞きました。今のような話で県、市外等からの評価が非常に高かったというふうにお伺いをしております。そういったことも含めて、ぜひこのギネスに認定されたというふうなことの波及効果をうまく取り入れていくというふうなことを、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。
  次に、(2)の戦略的な観光については、①、②、③というふうなことは似たようなことなんですけれども、1つは、これはあくまでも案というか、提案ですので、これに対してどうのこうのということは私は思っていませんけれども、やはり関心事として、例えば菊とぶどうといで湯の里というふうなのがずっと50年間、メーンの観光の南陽市のスローガンとしてありました。そこを何かグレードアップしたいというふうな考え方が私にはあります。そのグレードアップする際に、やはりこの50年記念事業に向けて、ぜひ市民の方との議論をしていただければなというふうに思っています。
  議論というか、何かギネス世界一にもなったということもあります。文化会館のこともありますし、スカイスポーツのこともあります。ほかに誇れる南陽市の財産、そういったものを単発的に部分的に輪切りにするのではなくて、やはりこれを物語にしていってつなげていく、有機的につなげることができないのかどうか、そういったものをちょっと観念的な話で恐縮ですけれども、私は思っています。
  したがって、これについても引き続き研究をしていくというようなこともありましたけれども、ぜひグレードアップをする、特に50年に向けて何かできないのかと。平和と愛に関して言えば、なかなかそれを意識を調べていくというんですか、そういったことも必要だというようなことがありました。
  ただ、9月の定例会で私が申し上げたように、菊とかぶどうというのは、花言葉でいうと平和と愛なんだというようなことを申し上げました。したがって、そこらをひもといていくことによってできていくのかなと。私が無理やりこじつけたのではなくて、そういうようなことになるのかなというふうに思いますので、そこのことについて、その菊とぶどうといで湯の里というふうなことと、さっき言った花言葉の関係、そこらは整合性があると思いますので、そこをどういうふうに持っていくというふうなことを、現時点で市長は研究をしていくという表現でしたけれども、もう一度お伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  議員の御提言の件については花言葉にもなっているということで、そういった意味でも大変ユニークな発想だなというふうに思います。
  また、先ほど来あります文化会館、あるいはさまざまな本市が有する観光資源、これを有機的に結びつけるということは、当然本市にとっても目指すべきところだというふうに思っています。
  その物語をいかに皆さんから、ああなるほどと言っていただけるようなものにしていくかというところが、この難しいところでありまして、そこについては当然庁内の担当のほうでも考えてまいりますとともに、議員や市民の皆さんから御提言をいただきながら、よりよいものをこの50周年に向けても考えてまいりたいというふうに思っております。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  例えばいろいろそういったことを話をかけていったときに、縁結びの菓子とか、そういうようなものが生まれてきています。それは非常にいいことだなと、そういういうふうなことを例えば竜伝説も入ってくるぶどうもあらわれたり、そういったことがくつくつ出ていくというふうなことが一つの大きな、そこから何か生まれてくるのかなというふうに思っています。縁結び菓子のプールドネージュ、白い雪の玉であるとか、菊うさぎ、いわゆる菊まんじゅうですね、そういったものは古来中国では不老長寿とか、ウサギは運気を上げるとか、縁結びとか、子宝に恵まれるとかというようなことがあります。
  したがって、それを例えばハイジアパークの中で、実は縁結びにつながるんだよと、宮内熊野大社だけじゃなくて、そういうふうな結びつきをぜひ考えていただくことによって、今ある財産が、例えば温泉なら温泉、月結びなら月結びがそこだけじゃなくてハイジアパークも含めてなっていくと。そういうふうな広がりをぜひ考えてもらいたいものだなというふうに思いますし、それはなかなか観光協会だけじゃなくて、やっぱり行政も一言入っていくというふうなことも必要なんでないのかなというふうに思うんですけれども、もう一度そこについてお伺いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  さまざまな観光資源があって、今、本市ではそれが次第に、より多くの方に認知されようとしているという機運を私は感じております。そういったさまざまな素材がぐつぐつと煮出してくるように出てきていると。そういった状況ですので、それを結びつけていく。
  ただ、そこのところが出てきている素材をどううまく結びつけるのかというのが難しいところであります。それにしてもこの観光戦略を考える際に、できるだけそういった素材を生かすということは、これは当然やっていかなければいけませんので、それも行政の一つの分野であると捉えて考えてまいりたいというふうに思います。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  ぜひそのようなことで、特に若い人、あるいは子供が非常に知恵がありますので、そこらを活用していただければなというふうに思います。
  それから、③の平和の鐘の設置に関してですけれども、ストーリーの話が出ました。何か聞くところによると、南陽に似せて映画化するというふうなことをお聞きしています。そのような活用の中で、その平和の鐘についても取り上げていくのかななんていう。筋ジストロフィーの歌手の方、Kさんですね、その方の映画をつくる際に、いろんな内容の観光のスポットが出てくる。その中でもそれを取り上げるんじゃないかななんていう話も聞いていますが、その辺については市長はどのように聞いているんでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  神棒商工観光課長。
○商工観光課長  それでは御質問にお答えしたいと思います。
  映画につきましては、作成をしたいということはお聞きしていますけれども、具体的な中身については、まだ私のほうでも承知しておりませんので、わかり次第お願い等をしたいと思います。
  以上です。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  わかりました。そのような話もちょっとあるやに聞いておりますので、ぜひそういったことで南陽が一段とPRするための一つの方法としてもいいのかなというふうに思いますので、そこはぜひわかり次第お知らせいただきたいというふうに思います。
  次、④の観光協会の充実ですけれども、これについては、今、先ほどあったように協会の中での組織の見直しとか行政の役割と協会の連携というようなことがありました。
  いろいろ需要が大きくなると、そこで供給ができなくなるというんですか、ある程度ルーチンだけでもう手いっぱいだというようなのが現実なのかなというふうに私自身は思っています。インバウンドであるとかさまざまな今言ったようなことを含めて、観光資源をうまく活用するためには、人的にやはり必要なのかなというふうに思います。そこについてはぜひ予算の中で充実策として、例えば人件費の、観光協会からの要望でもあると思うんですけれども、ぜひそれについて前向きに検討していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  神棒商工観光課長。
○商工観光課長  それでは、私のほうから御質問にお答えしたいと思います。
  現在、観光協会につきましては、常務理事の方を中心に改善を行っているところでございます。私のほうにつきましては、その経過を現在見守っている次第でございます。
  先ほど高橋一郎議員からもありましたように、その内容によっては私のほうでも補助等の検討は必要かなとは思っております。
  以上です。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  わかりました。よろしくお願いします。
  それから、(3)の白竜湖と十分一山の中の①スカイスポーツのメッカとしての設備の充実、これは市長も予算の中で、特に生涯スポーツの車椅子とハーネスですね、それを購入するというふうになりましたので、大変そこはよかったなというふうに思っています。
  それから、市長もフライトして気づいたと思うんですけれども、やはりスタッフの問題も当然出てきますし、運営の問題も出てきます。指定管理として委託をしているわけですが、これについて、やはりもっと充実するには資金面でもそうですし、前にも言ったように水道をどうするのかというようなことも出てきます。そういったことについて、もう一度今の段階で市長、どのように思われているかお聞きします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  十分一山のスカイパークのこれからの振興につきましては、昨年、車椅子で飛ばれた方がいるということで、これは私たちが気づかなかったスカイパークの新たな可能性が大変開けてきたなというふうに思っています。
  そういった意味におきましても、その素材の一つであるスカイパーク、これをぜひもっとさらに日本中の方に知っていただいて、当市にお越しいただきたいというふうに願っております。そういった意味では、さらなるこの十分一山の活用、これをどういった面で手をつければ、そういった振興につながるのかということをしっかり考えていかなければいけないというふうに思っています。これも50周年に向けて何かできないかなという大切な材料の一つだというふうに捉えて、今後考えていきたいというふうに思っています。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  ぜひそのようにお願いしたいと思いますし、あそこにログハウスがありますので、せっかく集まるんですから、例えば空の大学とか、そのようなことで何かそういった定期的に集まって、空飛ぶだけじゃなくて一つのいろんな気象学も含めて、いろいろ勉強しなければならない部分がありますね。そういったことの空の大学みたいなものもいいのかなというふうに思いますので、ぜひさらなる充実策を求めていただければというふうに思います。
  それから、白竜湖についてです。これは毎回どうしても進まない部分がありますけれども、和歌山県の新宮市の国の天然記念物です。県でもなくて国の天然記念物に指定されている浮島の森というのがあります。そこは早い話、高層湿原に生息する植物、オオミズゴケとか北方系のヤマドリ、ゼンマイとか南方系のテツホシダのような寒暖の植物の混生が珍しいという、そこは特殊なところだと思いますが、いわゆる湿原をうまくしていくという部分は、京都大学の先生はとにかく人が手をかけなければ守れないというふうに言っています。そういう発想もあるんだと。国の天然記念物でそうですから、そこはやはりもっと研究をしていく。例えば先生のお話を聞くとか、そういったことが必要だと思うんですが、どうでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  白竜湖につきましては、議員のおっしゃることというのは私も同感であります。ほっといて小さくなっていいのかといえば、我々からしてみれば決してそうであってはならないと、守り抜いていかなければいけないと。そのために何ができるのかということで、未来に残したい山形の宝という県の指定も去年いただきました。新たなできることが出てきた状況にもあります。これをきっかけとして、なかなか今まで難しかったこの白竜湖について、さらにできることに手が広げるように、いろいろと手を尽くしてまいりたいというふうに思います。
○議長  答弁を求めます。
  田中社会教育課長。
○社会教育課長  お答えいたします。
  先ほど市長からもございましたように、未来に伝える山形の宝の補助のほうが採択になっております。新年度平成28年度には調査員を含めた調査委員会を立ち上げまして、植物や水質の検査等、そういった面を含めた調査を実施したいなと考えているところです。それに基づいて報告書作成等を進めていきたいと思っている現状です。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  1つずつそういったことで進んでいただければなというふうに思います。
  それから、(4)の健康と温泉とスポーツに関してですが、温泉健康アドバイザー、温泉ソムリエとか新しい湯治に関しては、特に湯治に関してはなかなか難しいというようなことがありました。ただ、2泊3日というふうな限定で考えた場合はそうなんでしょうけれども、もっと例えば3泊4日、4泊5日というふうな温泉湯治ですから、当然湯治をしてそこに行くというようなことですので、湯治をして人間ドックというような形ですから、2泊ではとてもできないというふうに私は思っていますので、もっと宿泊のスパンを大きく考えたものとしての私の提言ですので、2泊3日ということで限定して考えられたということで、そこはちょっと違うと思いますので、よろしくお願いします。
  それから、さわやかマラソンです。これは市長が最終的には気軽にできるスポーツだということと、しかも多くの人を呼ぶんだというようなことがありました。ということは市全体を挙げてやっていくんだというふうな認識でよろしいですね。そこをまずお伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  さわやかマラソンについては、やはりこれも素材の一つでありますので、できるだけ多くの方々に来ていただける魅力をつくるためにも、この市を挙げての行政、民間の方々、そういった挙げての体制づくりというのが大事だというふうに思っています。今、なかなかこの市を挙げてという感じには、まだまだなっていないのが現状かなというふうに思っています。
  やはり走る方からしてみれば、沿道での声援、これが大変大事かなというふうに思っています。そこいら辺のことも今後、民間の皆さんとの連携をさらに深められるように、こちらとしてもいろいろと働きかけをしてまいりたいというふうに思っています。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  踏み込んだ回答ありがとうございます。いわゆるオール南陽でやっていくんだと、体育協会だけではないというふうに私は思います。ただ走るだけじゃないんですから、そこもひとつよろしくお願いしたいと思いますし、障害者の方も何かできるようなものもアイデアとしてないのかと。障害者が公道で公の道で自由に走れるという、この楽しさなんていうのも、スカイパークの障害者が飛んだと同じように、南陽もそこもバリアフリーなんだというふうな、こういったことも非常に大切な視点かなというふうに思いますので、そこもぜひよろしくお願いしたいと思います。
  それで、ハーフコースの検討がありました。これはハーフコースマラソンについては、やはりしっかり入れてもらいたいと思いますし、コースの検討もありますし、しっかりと交通規制をする、車は入れないというようなことをしていかないとだめだと思いますので、いわゆる県の公安委員会所管ですから、前から言っているようにいろんな市だけではなかなか難しいとすれば、県も含めて県の議員の方も含めて国の議員の方も含めて、やっぱりしていく必要があるのかなというふうに思いますので、そこは引き続きよろしくお願いしたいと思います。
  次に、(5)の安心な暮らしとボランティアの活用で、先ほどありましたように生活支援協議体をつくっていくというふうな話がありました。そこの中でボランティアとか地縁団体もそうだけれども、いわゆる元気な老人についても、ぜひその支援側に回ってもらいたいというような話もありました。そういうようなことも含めて、この新たな生活支援を地域でやっていくというふうなことになろうかと思いますけれども、例えば生活支援、買い物であるとか、除雪であるとか、ごみ出しとかいろいろあると思います。そこら今言った生活支援協議体としては、例えば各地区の地縁団体について、もっともこれから協議体として考えていくというようなことでしょうけれども、そこについて何か今のところ具体的なものがあれば教えてください。
○議長  答弁を求めます。
  相澤福祉課長。
○福祉課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  生活支援協議体については、委員御指摘のとおり今回立ち上げさせていただいて、まず役割を研修いただきながら、目指すところの認識をいただいて、また、新年度になってさらに検討を進めていきたいと考えております。
  具体的に地縁団体的なものを地域の中でどうしていくのだということについては、これから検討させていただきますので御理解賜りたいと思います。
○議長  2番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  その地区の活用、そこもぜひお願いしたいというふうに思います。
  それから、もう時間もなくなってきました。(6)の本市の嘱託職員、臨時職員の一時金の支給、これは近隣の状況等も見て、経済も見ていくんだというような話がありました。これはやっぱり市長の判断として子供、子育てに非常に重点を置いていく市長ですので、そういった世代がやはり臨時の職員というようなこと、あるいはその嘱託職員というようなことで大変なことですけれども、経済的に何らかの一時金の支給というようなことも市長の判断、これは政策的なことしかないので、ぜひここは私は要望していきたいというふうに思います。
  最後に、50周年の事業についてですけれども、これは今後、関連課長会議等で検討していくというふうなことがありました。当然、いろんなものを出していってはばけてしまってもしょうがないですので、しっかりやっていくと、やり切れるものをしていかなければならないというふうに、いろんな要望があると思うんです。そこを取捨選択する、そして、市長の考え方として南陽市をどういうふうにしていくのか、そこも問われていく節目だと思います。最後にそこだけ市長にお尋ねしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  50周年につきましては、50年、半世紀であります。次の100年に向けたその折り返しの重要なものとして、今後、南陽市100周年までの発展を見据えた50周年にしたいというふうに思っているところでございます。
○議長  以上で2番高橋一郎議員の一般質問は終了いたしました。
  大変御苦労さまでございました。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は11時5分といたします。

午前10時52分  休  憩
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