平成28年3月9日(水)午前10時00分開議

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板垣  致江子  委員長       山口  正雄  副委員長

出欠席委員氏名

◎出席委員(16名)
 1番 高橋  一司  委員        2番 高橋  一郎  委員
 3番 舩山  利美  委員        4番 山口  正雄  委員
 5番 白鳥  雅巳  委員        6番 片平  志朗  委員
 7番 吉田  美枝  委員        8番 梅川  信治  委員
  9番 川合    猛   委員       10番 髙橋   弘  委員
11番 板垣  致江子  委員   12番 髙橋   篤  委員
13番 田中  貞一  委員       15番 佐藤   明   委員
16番 伊藤  俊美  委員       17番 殿岡  和郎  委員
◎欠席委員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫 市長               大沼 豊広 副市長
板垣 俊一 総務課長            髙梨 敏彦 みらい戦略課長課長
安部 史生 文化会館主幹         吉田 正幸 財政課長
山田 俊彦 税務課長            西牧 修二 総合防災課長
田中 千鶴子 市民課長           相澤 和吉 福祉課長
江口 和浩 すこやか子育て課長     嵐田 淳一 農林課長
神棒 久志 商工観光課長         漆山 清美 建設課長
島貫   勉 上下水道課長         大友 直秀 会計管理者
猪野   忠 教育長              佐藤 賢一 管理課長
板垣   健 学校教育課長         田中 吉弘 社会教育課長
髙橋 清数 選挙管理委員会事務局長  小野田 新一 監査委員事務局長
稲月 一雄 農業委員会事務局長
                
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事務局職員出席者
尾形 真人 事務局長               田中   聡 局長補佐
安部 真由美 副主幹       小野 勝司 書記

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本日の会議に付した事件
 議第9号 平成28年度南陽市国民健康保険特別
      会計予算
 議第10号 平成28年度南陽市財産区特別会計予
      算
 議第11号 平成28年度南陽市育英事業特別会計
      予算
 議第12号 平成28年度南陽市介護保険特別会計
      予算
 議第13号 平成28年度南陽市後期高齢者医療特
      別会計予算
 議第14号 平成28年度南陽市水道事業会計予算
 議第15号 平成28年度南陽市下水道事業会計予
      算

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開      議
○委員長(板垣致江子委員)  御起立をお願いします。
  おはようございます。
  御着席お願いいたします。
  昨日に引き続き、これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は16名全員であります。

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議第9号 平成28年度南陽市国民健康保険
     特別会計予算
○委員長  特別会計予算の審査に入ります。
  議第9号 平成28年度南陽市国民健康保険特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。吉田財政課長。
〔財政課長 吉田正幸 登壇〕
○財政課長  〔平成28年3月定例会 予算に関
        する説明書により 議第9号に
        ついて説明〕省略別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  事業勘定及び直営診療施設勘定の歳入歳出全般、300ページから349ページまでについて質疑ございませんか。
  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員 何点か質問いたします。
  最初に、国保の現状でありますが、自営業者や無職の人などが加入している国保、そして75歳以上が入る後期高齢者医療制度と、皆保険制度が誕生してしばらくなるわけですけれども、南陽市でも関係課の努力によって収納率も向上して、そして最近はよくなってきているというふうな状況をお聞きしているわけですが、そこでお尋ねしたいんですが、1年以上滞納すると資格証明の発行、あるいは半年の短期証明の発行と、こういうふうになっているわけでありますが、現在どういう状況になっているのかお尋ねをしたいと。
  それから、もう一点でありますが、18年度から、国保の今まで地方自治体から今度は都道府県に移管すると、こういうふうな状況になっているわけでありますが、この18年度からの受け入れ体制はどうなっているのか、わかる範囲で結構ですから、どうですか。
○委員長  江口すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  佐藤 明委員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、資格者証と短期証の状況についてでございますが、資格者証につきましては、72世帯、129名でございます。短期証は、120世帯、206名となってございます。
  次に、平成30年度からの県と市町村との共同の運営ということの状況でございますが、国からの、厚労省からの情報がまだまだ不足している状況にございます。随時県内4つのブロックで、それぞれの情報提供、あるいは情報交換をしているところでありますけれども、県の見解としては、28年度、新年度からが本格的な準備作業だというふうなことでお聞きをしておりますので、県の取り組みと連携しながら制度の設計に努めてまいりたいと考えております。
  以上です。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  資格証明の発行が72世帯、129人と、それから短期が120世帯の260人といったっけ。
(「206」の声あり)
○佐藤 明委員  206ね。
  何年か前、私、これ何度もお聞きしているわけですが、当時かなりだったわけですよね。ですから、恐らく3分の1、あるいは4分の1まではいかなくても、それに近いように減ってきていると。これは、さっきも言ったように、関係課の努力というふうに思っておりますね。
  そうだと思うんですけれども、さらに私、心配しているのは、これ、課長にも再三言っているんですけれども、18年度から都道府県に移管すると、こういうふうになれば、山形県の現状は、最上地区の広域連合を除いて、各自治体でそれぞれやっているようですよ。県は35市町村があるわけですけれども、そのうちの32市町村と最上地区の広域連合でやっていると、こういうことになっているわけですけれども、小さい自治体ほど、法定外の予算を相当出しているということが県の資料でも明らかになっているわけですけれども、南陽市は残念ながら1円も出してないと、こういうことなんですよね。
  さっき言った32自治体、あるいは広域連合の中で8自治体が出していないと、こういうことになっているわけですね。ですから、これを見れば明らかなように、今度はそういかなくなると。基礎組織である地方自治体では出せなくなると、こういうふうになるわけですね。
  そのことによって、むしろ県単位でなれば国保の構造的な矛盾というか、これは解決するどころか、かえってひどくなるんでないかというふうに私、心配しているんですが、その辺の再三会議に出席しているわけだと思うんですが、県としては、まだ情報が新年度になってからだと、こういうお話でありますが、もうその辺のことについて、もう早目に言っておかないとだめだと思うんですよね。
  だから、やはり行くたびに、このことを私は南陽市の課長として堂々と言ったほうがいいと思いますよ。その辺の考え方について、どうでしょう。
○委員長  江口すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  ただいま委員おっしゃるとおりの懸念もございますので、会議に限らず必要に応じて県のほうには意向をお伝えしたいと思いますし、改めて制度内容が示された時点等においても十分精査をしながら対応してまいりたいと考えております。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  ぜひその方向で、やはり声を大にして、担当課の責任者としてぜひやっていただきたいものだなというふうに思います。
  そこで市長にお尋ねしたいんですが、さっき申しましたように、広域連合、あるいは8市町村を除いた自治体で法定外の一般会計からの繰り入れをして何とか国保を助けようと、こういうふうにして頑張っているわけですよ。
  私も再三指摘をしてきましたが、残念ながら、南陽市ではそういったことはできないで来たというふうな経過あるわけですけれども、その辺の考え方について、今々しろとは言わない、今年度はそういう形になってやっていないようでありますが、これからの課題としてどうなのかということを1点お聞きしたいと。
  それからもう一点は、子供の医療費が南陽市で今度、昨年の10月から中学3年生まで無料化になったわけですけれども、今、全国的に問題になっているのはペナルティーの問題なんですよ。
  だから、国は、そういうふうにして地方自治体で肩がわりしておいて、むしろ子供の医療費の無料化を進めている状況にもかかわらず、残念ながら、そういう形でペナルティーを科すと、こういう状況は、地方公共六団体、特に市長会等々が反発をしていると、とんでもないと、こういうふうに言っているわけですから、その辺の状況は市長しっかりわかると思うんですけれども、そういう対応を私は言っているんですけれども、どうでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  まず初めに、これからの課題としての法定外繰り入れの考え方についてでございますけれども、今8つの団体が法定外繰り入れをしていないということで、少ない状況になってきているのは承知しております。この国保の税率につきましては、できるだけ、これを負担が増加しないように、上げずに維持してまいりたいというふうに考えておりまして、そのためにも医療給付額を抑制する方向に持っていくための予防医療の充実であったり、健診の勧奨であったり、そういったところに努めているところでございます。
  本市では、21年から何とかこの税率については上げずに維持をさせていただいているわけですけれども、これが上げざるを得ない状況が今後来ることも懸念されます。そういった状況になった場合には、これは改めて、また考えなければいけないなというふうに思っております。
  ただ、一方で、これから県のほうに広域化されるということもありますし、そこら辺の医療費、それから広域化の状況をしっかりと見据えながら検討してまいりたいというふうに思っております。
  そして、子供の医療費のペナルティーの件でありますけれども、これはもう基礎自治体、全ての思いは共通であろうというふうに思っております。そういった意味で、市長会等々さまざまな場面において、今後とも国には強く要望してまいりたいというふうに思っております。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  そうなんですね。本来ならば、さっき言ったように、国でしなければならないものを自治体でやっているわけですから。だから、していることが本当にあべこべなんですね、これ、本当に。ですから、私は今までずっと、この問題やってきました。ですから、これからも非常に心配でありますので、あえて申し上げたいと。
  それともう一点でありますが、課長にお尋ねしたいんですが、やはり最上地区の広域連合では、この3つの自治体が統合して連合体をして組織しているんですけれども、法定外の繰り入れの問題ですけれども、ここは1人頭、約2万9,000円ほど出ているんですね。この出している自治体も物すごくアンバランスがあるんですけれども、出してないところでは600円ちょっととか、1人平均で。
  ですから、雲泥の差があるわけですけれども、それにしても、そのやろうとする気持ちが非常に伝わってくるわけですけれども、市長はこれからの検討課題としてというふうな話あったわけですけれども、ぜひこの辺のことを考えていただいてやっていただきたいものだと、このことも要望しておきたいというふうに思います。
  以上です。
○委員長  ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第9号 平成28年度南陽市国民健康保険特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第9号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第10号 平成28年度南陽市財産区特別
      会計予算
○委員長  次に、議第10号 平成28年度南陽市財産区特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。吉田財政課長。
〔財政課長 吉田正幸 登壇〕
○財政課長  〔平成28年3月定例会 予算に関
        する説明書により 議第10号に
        ついて説明〕省略別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、362ページから400ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第10号 平成28年度南陽市財産区特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第10号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第11号 平成28年度南陽市育英事業特      別会計予算
○委員長  次に、議第11号 平成28年度南陽市育英事業特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。吉田財政課長。
〔財政課長 吉田正幸 登壇〕
○財政課長  〔平成28年3月定例会 予算に関
        する説明書により 議第11号に
        ついて説明〕省略別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、410ページから417ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第11号 平成28年度南陽市育英事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第11号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第12号 平成28年度南陽市介護保険特
      別会計予算
○委員長  次に、議第12号 平成28年度南陽市介護保険特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。吉田財政課長。
〔財政課長 吉田正幸 登壇〕
○財政課長  〔平成28年3月定例会 予算に関
        する説明書により 議第12号に
        ついて説明〕省略別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、430ページから468ページについて質疑ございませんか。
  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  何点か質問いたします。
  先月の2月17日ですか、社会保険制度審議会の介護保険部会で介護保険制度見直しの委員会が集まったというふうな報道あったわけですけれども、介護保険の見直しということで会議したそうですが、とにかく次から次へとよく考えるなと私は思うんですが、例えば介護度が低い人は、家事、掃除、車椅子の貸与や手すりの設置などを保険給付から外すと。
  さらには、サービス利用料を1割負担から2割負担に拡大をすると。さらに保険料支払いの年齢を現在の40歳からを下げると。ですから、30代になるか、20代になるかわかりませんが、こういうことを議論されたと、こういうふうに報道をされております。ですから、なぜこんなに、次から次へとよく考えるものだなと。
  そこで思うんですが、今、昨年の4月から介護の保険料が南陽市でも引き上げられたわけですね。5,000何ぼというふうに9段階あるわけですけれども、ちょうど去年は15年と。2000年に介護保険制度が発足したわけですけれども、去年の15年度、また引き上げられたというふうになるわけですね。しかも、介護報酬が2.27%ほど引き下げられまして、やはり事業者にとっては、かなり重い負担になったというふうなお話聞いておるわけですが、私も昨年のときに質問をしました。
  そのことによって、南陽市の実態、状況、1年たっているわけですが、どのような状況になっているのかですね。しかも、全国的には、この報酬引き下げによって廃業せざるを得ないような事業者も出ていると、こういう報道も再三あったわけですけれども、南陽市の状況、実態はどうなっているでしょうか。お願いします。
○委員長  相澤福祉課長。
○福祉課長  ただいまの佐藤委員の御質問にお答え申し上げます。
  介護保険報酬の引き下げの後の南陽市の事業者の状況ということでありますけれども、正確な数字、それぞれ確認しているわけでございませんので、お話をお伺いする中では、委員御指摘のとおり、大変厳しい状況にあるということであります。
  全国的には、介護事業者が閉鎖をして、特に入居者が路頭に迷うというような実例もあったかのように報道ではお聞きしておりますが、現在のところ南陽市ではございません。
  以上でございます。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  全国的には余儀なく閉鎖をされていると、こういう状況もあったということですね。しかも、離職者がどんどん増えるという状況もあるわけですね。ですから、こういった、本来、国の制度として支え合うことのできるような施策を本来とるべきことを、まさに逆に行っていると、こう言わざるを得ないわけですね。
  それで、そもそも2000年の発足当時は行政の措置制度だったわけですよ。措置制度。しかし、その後、利用者と施設の契約に切りかわったと。ここから問題点が出てきているわけですね。ここが問題なんですよ。ですから、私が再三指摘しているように、余りにもひどい仕打ちでないのかなというふうに思っております。
  ですから、さっき課長がおっしゃったように、これから、ますますこの影響度が1年、間もなくたとうしているんですが、これからそういった廃業を余儀なくされる、閉鎖を余儀なくされる状況がこれからますます出てくるのではないかなと私は思うんです。ですから、こういった問題に対して、またさらにひどくなるという状況が加えられれば、そこで利用をしている入所者も出ていかざるを得ないような状況が私は出てくると思うんですよ。
  18年度からというような話でありますが、先の先でなくて、やはり今から見ていかなければ困るのではないかと私は思うんですが、その辺の考え方についてどうでしょうか。
○委員長  相澤福祉課長。
○福祉課長  委員御指摘の社会保障審議会の介護部会の中で審議されている点については、報道等でしか承知しておりませんので、ただ、2025年をピークに40歳以上の年齢が人口構成がピークを迎えて、以降下がるということで、要するに、保険財政の収入を得るためには年齢層を引き下げないと、今後増えてくる後期高齢者、高齢者の人数が増えてくるわけですけれども、後期高齢者の数の増えた分のサービス提供に見合わないというようなことでの今回の御提案のようでありますけれども、今後、この部分については、18年度の改正に向けて、これから審議をされるということであります。
  委員御指摘のように、経済的に苦しい方に対してはどうしていくのかということでありますが、今後の制度の構築を見ながら、できる範囲の中での検討をしていかなければならないと考えております。
  以上です。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  この利用者の負担の問題ですけれども、将来、今、要支援1、2、要介護1、2、3、4、5とあるわけですね。南陽市の場合は、要介護4と5の介護の方々に対して月5,000円の援助をしていると。年間6万円ですけれども、これは大変喜ばれているわけですよ。こういうふうにして各自治体が努力しているにもかかわらず、一方で、もうさっき国保の問題言ったんですけれども、こういうことをしているわけですよ。逆のことをやっていると。まさに、あってはならないことと私は思います。
  それで、こういった介護外しが、あるいは保険外しが、これまたあるんではないかと、入所者が異口同音に言っているわけですよ。ですから、今回の審議会の中でもいろいろな問題点を指摘されたそうです。
  全国市長会の中から、こう言っているんですよね。重度化を防いでいるのは、軽度者の支援をやめるのは本末転倒だと、こう言っているわけですね。さらには、医師会では要介護1、2の人を切り捨てることはできないと。家族介護が主となり、介護離職者ゼロも達成できなくなると、こう言っているわけですよ、医師会も。あるいは老人クラブも、全国老人のクラブ連合会では制度が維持されても理念が失われてしまうと、こういうふうにして批判集中だったと、こういうふうに言っているわけですね、全国審議会では。
  ですから、やはりこういった問題等について、市長会、市長も出ているわけですけれども、だから十分、市長も知っているとおりだと思いますよ、この問題については。
  そこで市長にお尋ねしたいんですが、しっかりこういったことを踏まえながら、地方自治体の声として指摘をしていただきたいものだなと、こういうふうに思いますが、いかがですか。
○委員長  市長。
○市長  この介護については、今本当にさまざまな問題が噴出しておりまして、今後の推移が大変懸念される状況でございます。そういった意味からも、国民一人一人の声を国に届けるのも、これは地方自治体としての重要な責務の一つであります。したがいまして、市長会でも従来からさまざま要望をしているとおり、今後とも国に対して、本当に国民に対して必要な介護に、国としてすべきことを提言してまいりたいというふうに思っております。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第12号 平成28年度南陽市介護保険特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第12号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は11時15分といたします。
午前10時58分  休  憩
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午前11時15分  再  開
○委員長  再開いたします。

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議第13号 平成28年度南陽市後期高齢者
      医療特別会計予算
○委員長  次に、議第13号 平成28年度南陽市後期高齢者医療特別会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。吉田財政課長。
〔財政課長 吉田正幸 登壇〕
○財政課長  〔平成28年3月定例会 予算に関
        する説明書により 議第13号に
        ついて説明〕省略別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入歳出全般、478ページから489ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第13号 平成28年度南陽市後期高齢者医療特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第13号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第14号 平成28年度南陽市水道事業会
      計予算
○委員長  次に、議第14号 平成28年度南陽市水道事業会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。島貫 勉上下水道課長。
〔上下水道課長 島貫 勉 登壇〕
○上下水道課長  〔平成28年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第14号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  収益的収支及び資本的収支全般、494ページから518ページまでについて質疑ございませんか。
  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  お伺いします。
  特別損失で旧浄水場建物解体工事1億9,980万円というふうな計上がありまして、ただいまの説明ですと、当期としては1億4,300万円ですか赤字なんだけれども、繰り越しとしては欠損はないと。要するに充てるということで。
  ちょっとお伺いします。1つは、解体する施設、建物ですね。何年くらい経過しているのかということと、要するに解体をするということは、当然年度ごとの計画というかあると思うんですね。減価償却費というようなことで、積み立てをしていくというようなことだと私は理解していたのですが、今回どんと来ているということは、その2つについてどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。
○委員長  島貫上下水道課長。
○上下水道課長  ただいまの高橋委員の質問にお答え申し上げます。
  当施設につきましては、平成19年に置賜広域水道水の県水を全面受水することとなりまして、最上川上水道については平成19年9月30日付で用途廃止をございます。以降8年を経過してございますが、水道については、施設につきましては、当課のほうにおきまして、くいを打ちながらロープを張り、毎年の確認をしているところでございます。
  また、解体にかかる経費等につきましては、積み立て以外の未処分利益剰余金等を毎年積み立ておきまして、この金が予算的に今年度が一番剰余金等の見込みも多くなったというようなことで、処分費がその分の予算が確保できるというようなことから28年度の処分というふうな形で考えたところでございます。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  1つは、平成19年に用途廃止をしたということですけれども、私がお聞きしたのは、建設して何年ぐらいたっているかということですね。
  それからもう一つは、積み立てをしながら、要するに未処分利益の中で経常的に繰り越してきたと。その中で今年度ちょうどいいあんばいだというふうなことの説明だったんですけれども、それは本当に耐用年数が切れて、そしてもう処分しなきゃならないというふうな実態になっていたというふうなことなんでしょうけれども、先ほど、もう一回、何年たったのか。
○委員長  島貫上下水道課長。
○上下水道課長  この施設につきましては、昭和46年に建設され供用開始した施設でございますので、50年近くの建物、年数はたっているかと思います。
○委員長  2番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  計画的に、今の要するに46年ということは、もう45年経過していると。つまり、平成19年に用途廃止になってから、いつの時点かは壊さなきゃならないというふうな計画があったと思います。当然その計画に沿って、その未処分利益を積み立てていたんですねというふうにお聞きしたんです。それは、今年度するために、ずっと計画をして積み立ててきたんですねという確認です。
○委員長  島貫上下水道課長。
○上下水道課長  これにつきましては、計画的にというふうな形になりますが、基本的には平成19年の用途廃止後に直ちに壊せばよかったわけでございますが、当時につきましては予算的な部分もかなり厳しい状況でございまして、当時の状況の中では処分はできないというふうなことで、当時につきましては特別損失の中で財産処分をさせていただいて、財産としての処分はさせていただいたと、登記上ですね。ただ、実際は建物等については現存するというふうな形での帳簿上の処理はしてございました。
  ただ、このものを解体する部分については、予算の状況を鑑みながら検討したわけでございまして、その分の処分するための予算的な部分については、未処分利益剰余金そのものを積み立てながら、その時期を見はからってきたというようなことでございます。
○委員長  よろしいでしょうか。
  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第14号 平成28年度南陽市水道事業会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第14号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第15号 平成28年度南陽市下水道事業
      会計予算
○委員長  次に、議第15号 平成28年度南陽市下水道事業会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。島貫上下水道課長。
〔上下水道課長 島貫 勉 登壇〕
○上下水道課長  〔平成28年3月定例会 予算
          に関する説明書により 議
          第15号について説明〕省略
          別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  収益的収支及び資本的収支全般、524ページから552ページまでについて質疑ございませんか。
  13番田中貞一委員。
○田中貞一委員  新年度、汚水管の布設工事、それから汚水管の管渠の更生工事、雨水管渠の布設とありますけれども、この場所というのは大体どの辺になるんですか。
○委員長  島貫上下水道課長。
○上下水道課長  下水道につきましては、宮内地区、漆山地区、赤湯の一部というふうな形になります。
  あと管の更生工事につきましては、赤湯地内で現在管渠の状態が悪い部分を中心に更生工事を行う予定にしてございます。
  雨水につきましては、今現在、南陽市ショッピングセンターのほうがありますが、その南側、第5幹線を雨水工事をやっているわけでございますが、これの継続工事といいようなことで、雨水幹線の幹線及びそれに接続をします枝線工事のほうを整備する予定にしてございます。
  以上でございます。
○委員長  13番田中貞一委員。
○田中貞一委員  現在、県のほうに申請して、この下水道工事進めているわけですけれども、そのエリア、今進めているエリアの完成というのは大体何年ごろになる予定ですか。
○委員長  島貫上下水道課長。
○上下水道課長  公共下水道につきましては、平成28年度に事業計画を見直す予定にしてございます。
  また、平成27年度、生活排水処理の基本計画を策定してございまして、これにつきましては990ヘクタールから930ヘクタールというようなことで、60ヘクタールを減らした形で公共下水道のほうを整備するというようなことでございます。これにつきましては、10年概成というふうなことで進めておりまして、平成37年度での整備というような形で今計画しているところでございます。
  以上でございます。
○委員長  13番田中貞一委員。
○田中貞一委員  28年にその見直しを行うということですね。それで、私の地元なんですけれども沖郷地内、沖郷中学校、沖郷小学校付近、あの辺がまだ浄化槽を使っているわけです。
  そんなことで、やはり市道から島貫側も公共下水道入っているわけですけれども、あの辺のエリアも、やはり公共下水道を完備していただきたいというような話も結構出ているんですけれども、その辺もこの28年度の見直しの中に入れて、そのエリアの拡大するときに入れていただきたいものだというふうに思うんですけれども、どうでしょうか。
○委員長  島貫上下水道課長。
○上下水道課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  公共下水道につきましては、先ほど申しましたように、本年度、生活排水の基本計画のほうの見直しをさせていただいて、総体的なエリアの中で公共下水道の整備エリアと合併浄化槽の整備エリアというようなことで区分けをしております。これに伴いまして、これについては10年概成と先ほど申しましたように、37年度をめどにその区域を整備していきたいというふうな形での計画をさせていただいております。
  また、基本的には平成28年度の事業計画の見直しをするわけでございますが、基本的には、この生活排水基本計画をベースにしまして設備をしていくというようなことで、ただいま委員のほうから御指摘ありました沖郷小学校、沖郷中学校については、沖郷中学校については点的な流入を検討してございます。また、沖郷小学校についても、区域の中で10年概成の中で整備していきたいというふうな考えでの計画を考えているところでございます。
  以上でございます。
○委員長  13番田中貞一委員。
○田中貞一委員  ありがとうございます。
  それで、この下水道事業会計予算の中で、工事、投資的な金額になるわけですけれども、2億3,400万円ぐらいですか。そして、先ほど審議しました上水道、それで大体2億7,000万円ちょっとぐらい。そして、きのう審議しました一般会計では大体6億3,000万円ぐらいの投資的経費になるわけですけれども、本当に県内自治体の中でも非常に少ない金額なんですね。全体的にいろいろな仕事をしている量が1桁台だということで非常に少ない金額です。
  そんな中で、ひとつ上水道も一般会計もそうですけれども、下水道のほうもこの金額を余さないで、ひとつ的確に執行していただけるよう強く要請いたします。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第15号 平成28年度南陽市下水道事業会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第15号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で本委員会に付託されました本日予定の予算の審査は終了いたしました。
  2日間にわたり慎重な御審査を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し深く感謝申し上げます。
  なお、この際、当局にお願い申し上げます。
  本委員会において、各会計とも原案のとおり可決すべきものと決したところでございますが、これまでの審査の過程で貴重な御意見も数多くありました。市長を初め当局におかれましては、行政の執行に当たり、本委員会における議論や意見を十分酌み取られ、適切に対処されますことを強く望むものであります。

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散      会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を散会といたします。
  御起立願います。御苦労さまでした。
午後 0時00分  散  会