平成28年9月6日(火)午前10時00分開議

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議事日程第3号
平成28年9月6日(火)午前10時開議

 日程第 1 一般質問

   散   会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第3号に同じ
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出 欠 席 議 員 氏 名

◎出席議員(17名)
 1番 山口  裕昭  議員      2番 島津 善衞門  議員
 3番 高橋  一郎  議員      6番 白鳥  雅巳  議員
 7番 片平  志朗  議員      8番 梅川  信治  議員
 9番 川合    猛  議員     10番 髙橋    弘  議員
11番 板垣  致江子  議員  12番 髙橋     篤  議員
13番 田中  貞一  議員     14番 遠藤  榮吉  議員
15番 佐藤    明  議員     16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫 市長               大沼 豊広 副市長
嵐田 淳一 総務課長            高梨 敏彦 みらい戦略課長
吉田 正幸 財政課長            相澤 和吉 税務課長
西牧 修二 総合防災課長         神棒 久志 市民課長
菊地   清 福祉課長               板垣 幸広 すこやか子育て課長
佐藤   浩 農林課長               粟野  清 商工観光課長
漆山 清美 建設課長            渡部 時裕 上下水道課長
大友 直秀 会計管理者           猪野   忠 教育長
安部 史生 管理課長            板垣   健 学校教育課長
佐藤 賢一 社会教育課長         江口 和浩 選挙管理委員会事務局長
田中 康美 監査委員事務局長      小関 宏司 農業委員会事務局長                                 

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事務局職員出席者
尾形 真人 事務局長               田中  聡 局長補佐
小野 勝司 書記



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開      議
○議長(田中貞一議員)  御一同様、御起立願います。
  傍聴席の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員でございます。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第3号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問でございます。
  昨日に引き続き、一般質問を始めます。
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白 鳥 雅 巳 議員 質 問
○議長  最初に、6番白鳥雅巳議員。
〔6番 白鳥雅巳議員 登壇〕
○白鳥雅巳議員  おはようございます。
  6番、保守・公明クラブの白鳥雅巳です。
  初めに、迷走した台風10号などにより甚大な被害に遭われた皆様、そしてお亡くなりになりました方々にお見舞いと御冥福をお祈りいたしますともに、一日も早い復興を願っております。
  また、きょうはインターンシップで中学生が来ているということで、ひとつよろしくお願いを申し上げます。
  それでは、さきに通告しておりました項目について質問させていただきます。
  最初に、食品ロスの問題について質問いたします。
  まだ食べられる食品が無駄に捨てられていることが今、国内で問題になっていることは御承知のことと思います。食べられるのに捨てられる食品ロスは、家庭やスーパー、ホテルやレストランなど、あらゆるところで発生しています。農林水産省によれば、日本で年間2,797万トンの食品廃棄物が発生しており、このうちの4割近い632万トンが食品ロスと推計されております。また、国連は、2030年までに世界全体の1人当たりの食品廃棄物を半減させる目標を採択をしております。
  公明党は、国においても、この問題については重要課題として取り組んでおります。食品ロスの削減は、食品業者、消費者、行政それぞれにメリットがあり、過剰生産の抑制による生産・物流コストの削減、食費の軽減、焼却時のCO2の削減による環境負荷の軽減につながっていくことが期待されます。そのことを踏まえて質問をいたします。
  1点目として、教育施設における学校給食や食育、環境教育などを通して、食品ロス削減のための啓発を進めるべきと考えますが、市長の見解を伺います。
  2点目として、家庭における食品在庫の適切な管理や食材の有効活用の取り組みの推進を市報などを通して周知することをすべきと考えますが、市長の見解を伺います。
  3点目として、飲食店等における飲食店で残さず食べる運動や持ち帰り運動の展開など、市民、業者が一体となった取り組みを進めることが重要と考えますが、見解を伺います。
  4点目として、各種宴会などでの会食の際、開宴からの30分間とお開き前の10分間は食事を楽しむ時間とした30・10運動の推進取り組みを提案をいたしますが、見解を伺います。
  次に、水道管や下水道管の老朽化と今後の管理対策について伺います。
  本市の上水道、また下水道事業も供用開始してから約40年を経過し、一定の普及がなされて現在に至っておりますが、上水道では、少しの衝撃でも破損する石綿管や一般家庭に給水する引き込み管にまだ鉛管が使用されているなど、維持管理や健康被害などの影響を与えかねない危険要素が存在をしております。
  特に鉛管は、自在性があり配管しやすいために広く使用された経緯があります。しかし、鉛は人的に与える危険要素が高いため、現在は水道用ポリエチレンパイプなどが使用されております。鉛は、極端な言い方をすれば、鉛中毒発生の原因ともされております。使用年数が長ければ長いほど、鉛が飲料水にまざっている可能性も否定できません。
  さらに、人口減少による今後の維持管理やそれに係る経費の増加など、さまざまな問題を含んでいる状況から、次の質問をさせていただきます。
  1点目として、水道事業が開始されて数十年が経過し、水道管として使用された既存の石綿管撤去と布設替えの予定について伺います。
  2点目として、現在の水道管は、地震に対応できるようジョイント部が可動するものが使用されておりますが、従来布設された鋳鉄管内の腐食やさびなどの劣化など、今後の対策について伺います。
  3点目として、水道本管から家庭に給水する引き込み管がいまだに鉛管を使用されている地域があると聞いておりますが、その実態について伺います。
  4点目として、一般家庭での給水管の水漏れについてはメーターで確認できますが、水道本管についての水漏れ対策についてはどう対応されているのか、また本管の点検頻度はどのようになされているのか伺います。
  5点目として、人口減少により空き家も増える一方で、既存の水道管や下水道管の未使用が増大し、その維持管理や供給する管の距離や設置されたマンホールなどに影響が出始めていると思いますが、そのような過疎化が進んでいることへの今後の対応や対策について伺います。
  以上2項目について壇上からの質問といたします。誠意ある答弁、よろしくお願いをいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  6番白鳥雅巳議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、家庭からなくそう食品ロスについてでございますが、一般に生活系可燃ごみの約4割が生ごみと言われており、そのほとんどが台所から出る食品廃棄物になります。つまり、食品ロスを削減することは、廃棄物の減量化に直結するということになります。
  山形県では、平成28年度ごみゼロやまがた県民運動の実施方針の中において食品ロスの削減が盛り込まれ、「全国一ごみの少ない県」を目指して、全県的な県民運動を推進する取り組みの一つと捉えられております。本市におきましても、食品ロスの削減はごみ減量の観点から重要な課題であると認識しております。
  この食品ロスを改善していくためには、市民一人一人が「もったいない」の意識を持ち、日ごろの生活を見直して行動することが重要と考えます。
  まず、教育施設においては、食農教育や環境教育を通して、関係機関と連携しながら、食品ロス削減への意識啓発を図りたいと考えております。
  また、家庭においては、食品を購入する前に冷蔵庫の中をチェックして、本当に必要な食品を必要な量だけ購入する、調理する場合も食べ切れる量かどうか考えてつくる、調理したものを全部食べ切る、これらの実行は、環境面だけでなく家計面においてもプラスになっていくわけでありますから、市といたしましても、食品ロス削減の取り組みを各家庭において実践していただけるよう、市報等で周知を図りたいと考えております。
  また、飲食店等での持ち帰りにつきましては、飲食店の理解も必要となりますので、消費者は食べられる分だけ注文することを心がけていただきたいと思います。
  さらに、宴会時における食べ残し量は、飲食店でのランチ・定食の約5倍とも言われております。議員より御提案いただきました宴会時の30・10運動につきましては、まず市職員による懇親会及び市関連団体の懇親会等で推奨していき、食品ロスの削減、健康増進の観点からも取り組んでまいりたいと存じます。
  次に、水道管や下水道管の老朽化と今後の管理対策についての1点目、既存の石綿管撤去と布設替えの予定についてでございますが、本市では、平成12年度から約2万4,000メートルの石綿管を布設替えする工事を実施してきております。残存する石綿管、約3,400メートルにつきましても、水道管の布設替え工事にあわせ、平成38年度を目途に撤去を進めてまいりたいと存じます。
  次に、2点目の今後の劣化対策についてでございますが、水道管内の腐食やさびなどの状況の確認は難しいことから、管の材質や耐用年数などを考慮して、老朽管から順次、更新工事を実施しております。
  本市の水道管は、昭和45年から48年にかけての上水道創設期に布設された管が多く、これから本格的な更新期を迎えますので、計画的に更新を図ってまいります。
  次に、3点目の給水管に鉛管を使用している実態についてでございますが、鉛製給水管は加工しやすく、長年、給水装置の一部材料として使用されてきております。本市の鉛管残存件数は、量水装置、いわゆる水道メーターの交換時に調査した結果、475件でございます。
  現在、給水管漏水修繕時に、鉛管が使用されている箇所については、水道止水栓までを市の負担で、また宅地内で鉛管が使用されている御家庭につきましてはお客様に御負担をお願いし、給水管布設替えをお願いしてございます。
  次に、4点目の水道管本管の水漏れ対策と点検頻度についてでございますが、水漏れ対策につきましては、本市では、毎年、給水区域内を分割して調査区域を設定し、水道管本管と給水管の漏水調査を業者委託しております。
  その際、水漏れ箇所を特定し、その都度、漏水箇所を補修しております。また、給水区域をおおむね2年から3年を周期に実施してございます。
  次に、5点目の過疎化に対する今後の対応と対策についてでございますが、水道事業につきましては、給水区域内における安全・安心・安定したおいしい水道水の供給を図るべく管理運営を進めており、引き続き、重要な社会インフラ施設として維持管理に努めてまいります。過疎化に伴う施設の管理につきましては、将来の水道管利用等を含め、継続した維持管理が必要と考えております。
  また、下水道事業につきましても、整備済み区域内における安全・安心・安定した下水道施設の利用を図るべく適切な管理運営を図っており、引き続き、重要な社会インフラ施設として維持管理に努めてまいります。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ただいまの御答弁、まことにありがとうございます。
  食品ロスにつきましては、市長が答弁されたとおりだなと私、思っております。また、やっぱりもったいないということが第一にあると思うんですね。私たちが子供のころは、茶わんに御飯粒が残っていても、もったいないから全部食べなさいという教育を受けてまいりました。今回いろんなところに行ってみますと、やっぱり残り物は結構あるというようなことで、もったいないというのが常に感じるところでございます。
  それを小さいころからやっぱり教え込んでいくと、もったいないということをやっぱり教えていくのが必要なんじゃないかなと思います。その点で、幼稚園、保育園、小学生低学年、そちらのほうの教育といいますか、そういったことを実施をしていただきたいなと思いますが、その実態についてちょっとお伺いをいたします。
○議長  答弁を求めます。
  安部管理課長。
○管理課長  私のほうから、給食のほうの実態を御報告させていただきます。
  給食センター、それから赤湯小・中学校、それから沖郷小ということで給食を支給しておりますけれども、年間のいわゆる戻ってくる残飯と言われている部分につきましては、年間について7トンという数字が今出ておるところでございます。
  実際的には200日程度の給食日数がございますので、それで割り算すると大体の数字が出てくるかと思いますけれども、私どものほうとしましては、細かい数字データはわかりませんけれども、全体のいわゆる給食に対するロスの数というのは1%から2%程度というふうに数値的には換算といいますか、検討しているところでございます。
  以上です。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  給食につきましては1%から2%ということで、結構皆さん上手に食べているなと思っております。残飯については、昨年、一昨年、片平議員がその残飯の利用法と、そういったことで質問されておりますので、その残飯になる前の段階の質問をさせていただきたいなと思います。
  そんな中で、家庭においてもやっぱり無駄になる、冷蔵庫に何が入っているかというのはいろいろあるわけですけれども、各家庭で。私のうちでも、野菜なんか買ってきたりすると、買ってきたものが先になって、最初に買っていたのはもうずっと奥に入っていたりして、ニンジンなんかは何かしゅんとなっていたりすることが結構あるわけでございますけれども、食べ切れる量を買うと、衝動買いをしないということがやっぱり必要なのかと思います。
  一緒に買い物なんか行くと勝手に入れちゃったりして、それがじゃいつ食べるんだということになると、なかなか食べる機会をなくしたりするわけですけれども、やっぱり買い置きというのが皆さんされるのかなと思いますけれども、スーパーへ行って買うときも、何か奥から引っ張り出してきて、何月何日まであれですよといいながら買ってきて、ずっとそのまま冷蔵庫に入っていて賞味期限が切れているということが多々あるのかなと思いますね。皆さんもそこら辺ちょっと感じるところはあるかもしれませんけれども、そういったことがやっぱり無駄になっているのかなと思います。やっぱり食べ切れる量を買って食べていくということが必要なのかなと思います。
  そんな中で、小学生を見ても、小学校、中学校、伸び盛りなものですから、やっぱりそういったことでいろいろ結構食べますよね。そうすると、親御さんがやっぱり作っちゃうわけですよね。それが食べ切れなくて、残って残飯になるということはもったいないことだな、やっぱり親も注意していかなきゃないんじゃないかなと思っております。そんな中で、なるべく残飯を出さないというような取り組みをやっぱり市を挙げて取り組んでいかなければいけないのかなと思います。
  そんな中で、ちょっと先に進みますけれども、市長が社長になっていますハイジアパークの件ですけれども、そこでよくいろいろ会合がありまして、宴会等もされるわけですけれども、私いつも思うんですが、かなり残りますよね。だから、それはやっぱり社長はその残った分をどうお考えしているか、ちょっとお聞きをしたいなと思いますね。社長として、ひとつよろしくお願いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  ハイジアパークの残された食べ物については、社長の立場としては大変残念だなというふうに思っております。できれば食べ切っていただきたいと、おいしいということで食べ切っていただきたいなと思うところでありますけれども、市関係の懇親会等においてもハイジアパークを使用することもよくあるわけでありますけれども、私も皆さんと懇親を深めるのに一生懸命で、食べ物のほうにはなかなか気が回らないということもあるわけです。
  これについては、議員から御提案いただきましたこの30・10運動というのは大変有効でないかなというふうに感じたところであります。この御提案を市として推奨させていただいて、できるだけ食品ロスがないようにしていきたいなというふうに思っております。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ありがとうございます。
  突然、ハイジアパークのほうに振ってしまいましたけれども、やっぱりもったいないですよね。参加する人数と出す量といいますか、それを計算して出していただかないと、あのとおりやっぱり残ってしまうわけでありまして、やはりいかにおいしい例えば料理であっても残ってしまえば残飯ですから、もったいないなと思います。
  だから、やっぱり参加するどこの場においても、参加する人数と、そういった適切な量といいますか、それを考えながら出していくことが大切なんじゃないかなと思います。それによって経費の削減もなるわけでございますし、そこら辺検討をしていただきたいなと思います。
  その中で、30・10運動の件ですけれども、これは長野県松本市の市長さんが酒席に出たときに、やはり同じように残ってもったいないなと感じたところで考えたそうでございます。やはり最初の30分は皆で出てきた料理を楽しむと。乾杯が終わって、しゃあしゃあと行ってつぎ方始めるんじゃなくて、そういったことで出てきた料理を楽しむと、それがやっぱりどこにおいても出してくれた方の感謝といいますか、そういったことなのかなと私は思うんですよ。
  だから、やっぱりその30分ぐらいは出てきたものをまず楽しむと、味わうということを決めまして、そこからじゃどうぞというような格好で幹事さんがやればいいのかなと思います。あと残り、やっぱりお開きの前10分間、また席に着いていただいて食べ切るということは大事なのかなと思いますけれども、それについて市民課長はどうお考えでしょうかね。
○議長  答弁を求めます。
  神棒市民課長。
○市民課長  それでは、私のほうからお答えしたいと思います。
  先ほど市長答弁にもありましたように、職員の懇親会及び市関係団体の懇親会などにつきましては、30・10運動を推奨し、食品ロスの減量化に努めていきたいと考えています。
  以上です。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ありがとうございます。
  急に振ってしまいますが、どこでぽっと振るかちょっとわからないので、ひとつよろしくお願いします。
  そんな中で、やっぱりそれを推奨していくということは必要だと思います。
  それにも増して、例えば普通の飲食店についてもそういった食べ切り運動といいますか、適切な量を出すというようなことをやっぱり推奨していっていただきたいなと思うんですね。やはり大盛りだからサービスだというようなことじゃなくて、いや、出てきたから、実感はおおっという感じでうれしいかなと思いますけれども、食べ切れないんだよ、やっぱりね。
  そういったこともなりますので、やっぱりそういった飲食店に関しても、30・10運動というよりは食品ロスをなくそうというような、例えばそういった啓蒙活動、またはポスター、そういった表示、ポスターイコール表示ですけれども、そういったポスターとかつくって張っていただくのも一つの手かなと思いますけれども、そういったことを今後検討していくような取り組みといいますか、それをひとつやっていただきたいなと思いますが、市民課長、いかがでしょうかね。
○議長  答弁を求めます。
(「その前に」の声あり)
○議長  市長。
○市長  すみません、課長の前に、指名されていないですけれども、お答え申し上げます。
  私、よく個人的に行くレストランで、子供を対象にして、食べ切った場合に判こがもらえて、それ3つたまると、その3つたまったときにはパフェか何か、アイスクリームか何かサービスしてくれるという大変すばらしい取り組みをやっているところがありまして、よく利用するんですけれども。
  それで、いつも思うのは、ちょうどいい量を当然頼むわけです、もう一粒残さず食べられるような量を。そして、頑張って食べるんですけれども、そのことによって、残った食品を処理する費用がその企業にとっては相当コストダウンが図られているだろうなと。あわせて、さまざまにいい点があるだろうなというふうに思っております。
  それをそのまままねしてしまうと、さまざま問題があるかもしれませんけれども、そういった考えというのは、提供する食べ物屋さん側にとっても、そして利用する消費者にとっても有効なんだということについて、市内の関係業者の皆さんにお話をさせていただいて、そういった取り組みが進むようにしていきたいなというふうに思ったところです。
○議長  答弁を求めます。
  神棒市民課長。
○市民課長  それでは、お答え申し上げます。
  先ほど市長が御答弁したとおり、どのようにすれば飲食店の御理解が得られるかにつきまして今後検討してまいりたいと思います。
  以上です。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  市長の行かれているレストランはやはり考えていますよね。そういった、私、あまりレストランというのは行きませんけれども、やっぱり考えて、そうやって自分のところの料理を楽しんでいただいて、そういったポイントが付くと、そしてサービスをするというレストランはいいなと私、思いました。
  そういった店が増えていただければ本当にいいなと思いますね。あまり居酒屋とかそういったところでなかなかちょっと難しいのかなと思いますけれども、そういったところが増えていけば、市としてのごみの廃棄量とか、だんだん意識づけになってくればいいのかなと思いますので、そういったところが増えていくことを期待をするわけでございます。
  あと、勘違いをする方が結構おりまして、それは何かといいますと、消費期限と賞味期限ってありますよね。やっぱり消費期限となりますと、傷みやすいものがさっさと食べなきゃいけないというものと、しばらく置いても大丈夫だという。だから、ちょっと1日、2日ずれただけで、ああ、これ食べられないやと賞味期限が、そういった勘違いをする方がやっぱりいらっしゃる。多分コンビニなんかに行きますと、ちょっと時間がずれただけで廃棄してしまう、まだ十分食べられるのに廃棄してしまうと、やっぱりそれは一つの業界のルールなのかもしれませんけれども、本当にもったいないなと思います。
  では、各家庭で1日、2日ずれたからって、じゃそれを食べて腹痛を起こすかとなれば、そうでもないんですね。やっぱり一番傷みやすいのと、消費期限と賞味期限は違いますので、消費期限はもうすぐやっぱり1日、2日ぐらいで消費しなければならないというもので、あとはそこの違いがあるわけですよね。だから、その勘違いをなくしながら、やっぱり大事に食を食べていくというようなことが必要かなと思っております。
  そういったことも、賞味期限と消費期限はこう違うんですよということをやっぱり何かでお知らせをするとかしないと、勘違いをして、やっぱりスーパーの奥から出してきて、さまざま冷蔵庫にしまっておくというような状況になりかねませんので、そこら辺もひとつPRをよろしくお願いしたいなと思います。
  あと、やはりごみを出さないというのが一番で、やっぱり何でもそうですけれども、食べ切れるものは食べてしまうと、小学生でも中学生でも、そういったやっぱり教えを、最初に戻りますけれども、そういったことを教育をしていただきたいなと思います。
  一応、食品ロスについては、国があとは今後取り組んでいくべき課題と思いますので、それは国の方向とか見ながら、市として、各自治体もそういった取り組みをすると思いますので、その都度ひとつよろしくお願いしたいなと思います。
  それでは、続きまして水道のほうに移りたいと思います。
  既存する石綿管、これはかなり残っている状況と思います。何年か前に、私も質問をさせていただきました、あとどのぐらい残っているんだろうと。やはり石綿管というのは、ちょっとした衝撃ですぐ割れてしまいます、破裂すると。
  そういったことで、それが余りにも残っておりますと、いつ地震等、何かの拍子で水道管が破裂して、無駄な水が損失をするというようなことになりかねませんので、今現在、残っている石綿管のメーター数といいますか、それらのさきに聞いたかちょっと忘れましたけれども、どのぐらい残っているかちょっとお聞きをしたいと思います。上下水道課長、ひとつよろしくお願いします。
○議長  答弁を求めます。
  渡部上下水道課長。
○上下水道課長  現段階で、先ほど市長の説明にもありましたが、3,400メーターほど残っております。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  まだ3,400メートル残っているということでございますが、場所はこれはばらばらですかね。一定方向に行くか、いろいろあるのかお伺いします。
○議長  答弁を求めます。
  渡部上下水道課長。
○上下水道課長  それでは、今の質問にお答えします。
  石綿管につきましては、ちょうど昭和30年代から40年代にかけまして盛んに使われております。南陽市の水道事業の流れ的な部分なんですが、1つは昭和9年に赤湯町の簡易水道、そして宮内地区の簡易水道、梨郷地区、そして金山地区というふうな形で、簡易水道が小単位で、まち単位ででき上がりました。そして、昭和43年に人口が増えてきて、そして思い切って南陽市の全体を網羅する水道網をつくっていこうということが昭和44年に事業認可をいただきまして、それで大きく水道網の工事に着手してまいりました。
  特に今回の石綿管につきましては、30年代から40年代にかけてのところの部分につきましては、約1,200メーター、1万2,000メーターほどの部分は大体終わりましたけれども、部分的にまちの中、もしくは周辺部で一部残っております。
  それにつきましては、今、大体うちのほうの計画でありますとメーター5万円から7万円ほどかかるものですから、1億円から2億円程度の予算を今、予算で計画残工事として残っております。それにつきまして、年次計画で約10年くらい、いろいろこれから管の更新も進んでまいるということもあるものですから、石綿管工事につきましては、10年間くらいをめどにして新しいものに直していきたいというふうに考えております。
 以上です。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ありがとうございます。
  今、3,400メーター残っていると、それで各地区にいろいろ入っているということでございますね。市長が答弁されましたけれども、その逐次入れかえをしていくというようなことでございますけれども、今、課長が言われた約10年をめどにとありましたけれども、そういった逐次入れていくということもわかりますけれども、結構なメーター5万円というふうなことでございますが、結構工事費用がかかりますよね。
  逐次というのはどういうことかわかりませんけれども、そのいろんな要素はあると思うんですね。場所的なこと、例えばそういった距離とか、そういったことを入れ替えをしていく順番といいますか、どこを中心にして、どこから先に、例えば分散しているところをどこから先にやっていくのか、一つ基本というのはあると思うんですよね。それはあっちこっちあっちこっちやるんじゃなくて、こっちのほうからこっちのほうをこう進めていくとか、やっぱり1つずつ片づけていかないと、あっち手をつけたりこっち手をつけたりしていくと経費ばかりかかりますよね。
  そういったことをちょっと考えながらやっていただきたいなと思いますが、今後の計画、10年かかると言っていますけれども、それはどういうふうな進め方をするのか、教えていただきたいなと思います。課長、よろしくお願いします。
○議長  答弁を求めます。
  渡部上下水道課長。
○上下水道課長  ただいまの白鳥議員の御質問にお答えします。
  約10年間の中で、石綿管の部分をどのように進めていくかということなんですが、まず1つは、道路改良関係の工事の部分で、そこに石綿管が残っていれば優先順位として上がってまいります。あと、メーン管の部分で、将来のメーン管、今入っているメーン管で、どうしても主要な管渠で結構管径の大きい200ミリタイプのものもまだ残っておりますので、その部分については、随時道路改良、もしくは優先的な順番をその都度内部で協議をしながら検討していきたいというふうに思っております。
  以上であります。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ありがとうございます。
  それはやっぱりここから先ということは一概には決められていないと思います。やっぱり下水道工事、また道路改良の工事等も兼ね合わせて、そこに当たればそれをかえていくというのが筋かなと思います。そこだけ管だけ入れかえするというのも無駄なことがあるのかなと思います。そういった方向も私としてはわかっておりますけれども、ひとつなるべくなら、石綿管は早目に改修していただきたいなと思います。
  あと、ポンプ場から各家庭へ、そこに給水するわけですけれども、そのポンプ場の管理といいますか、そういった管理は実際入って見るわけにはなかなかそういった機会がないので、どういうふうな管理をされているのか、そこら辺ちょっと聞きたいなと思いますけれども。
○議長  答弁を求めます。
  渡部上下水道課長。
○上下水道課長  水道施設のほうの各施設、ポンプ施設、もしくは電気施設、もしくは配電盤関係の点検関係のお話だと思いますが、毎年、どうしても電気設備関係につきましては雷に弱いというふうな形になっております。それに伴いまして、毎年業務委託をかけて、メーカーからチェックをかけてもらいます。各メーカーからのほうの結果で、この部分についてはさびがついているから危ないよ、この部分についてはまだ大丈夫です、これは早急に直しなさいというような3段階ぐらいで報告書が上がってまいりますので、それにその部分を集約をしまして次年度の予算要求に上げていくというような形で今進めております。
  あと、ポンプ施設につきましては、今、メーカーでつくりおきをしないんです。どうしてもやっぱり注文したらば2カ月とか3カ月時間が欲しいというふうに言われておりますので、特にポンプがとまってしまうと、特に北部方面、金山、吉野方面に水を上げることができなくなりますので、そこがそういうふうな部分については耐用年数と点検業務を加味しながら、もしくは壊れないうちに交換をするというような形で維持管理を進めております。
  以上であります。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  わかりました。常に管理をしているということで理解をいたしました。
  それで、ポンプ場から各家庭に行くまでの本管の水漏れについてですけれども、調査をしているということの御答弁はございましたけれども、何か一般的に各家庭まで行くに、その水漏れが大体ある地域では二十数%が漏れているというようなことの試算がございました。
  南陽市としては、そういった調査、水漏れの調査をしているわけでございますけれども、そういった漏れの確認、数量の確認といいますか、どうなっているかお伺いします。
○議長  答弁を求めます。
  渡部上下水道課長。
○上下水道課長  ただいまの御質問にお答えいたします。
  漏水率がどのくらいだろうかというふうな御質問なんですが、今の私たちの統計のほうで出す資料の中では、1年間に有効水量という、水をいただいたやつを皆さんがつくってもらって、それが一応お金になった部分が有効水量という形になります。それで、県の広域からもらった水の量、その比率で計算をするということが統計の中で求められておりますので、その数値でいいますと、17.6%程度が漏水率というような形で、私ども統計のほうで出させていただいている数値になります。
  以上であります。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ありがとうございました。
  17.6%ということで、多少なりともやっぱり漏れるのはこれしようがないと。水道は水圧で行くので、その弱いところにはやっぱり漏れというのは、下水道と違って圧力で行くので、そこはやっぱり仕方ないのかなと思います。わかりました。
  やっぱり圧力で行くということで、さっきの石綿管にも戻るんですが、川西町と天童市で水道管が破裂して道路が陥没したという事故がございました。そういったことを考えますと、やはり石綿管、弱い部分については早急に対応していくというのが必要なんじゃないかなと思います。やっぱり市民の安心して飲める水を供給するというのが大事なのかなと思います。
  そんなところで、また次ですけれども、鉛管についてでございます。安全・安心な水を供給しているということで、私たちも水道水から直接水を飲むわけでございますけれども、鉛は酸性なんかにちょっと弱いですよね。そういった酸性がまじるということはないのかなと思いますけれども、これが長い期間を置いておりますと、やはりどうしても鉛が溶けていくということが多分あるのかなと私、思います。
  そういったことを知らないでその水を長年飲んでいる方、異常があるか何かはわかりませんけれども、鉛についての知識とか、例えば鉛管を使っている人の健康状態がどうのとは言いませんけれども、そういったことをやっぱり注意するべきなんじゃないかなと。
  まして、実際自分のところの給水管に鉛が使われていると認識をしていない家庭もあると思うんですね。だから、そういったことはやっぱり調査といいますか、475件ですか、残っているということでございますので、早急にこういうことがあるのでというようなことで入れかえをするとか、そういったことを進めていければなと思います。
  そういったことについて、今後の取り組みは先ほどちょっと市長からもあったかと思いますが、そういったお知らせとかそういったことを今後していくのか、ちょっとお聞きをいたしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  渡部上下水道課長。
○上下水道課長  鉛管取り扱いにつきましては、近年、特に厚生労働省、または日本水道協会のほうで指針が出ておりまして、以前は、ちょっと水道のほうの歴史を物語ってみますと、鉛管についてはやっぱり加工しやすい、曲がりやすいということもありまして、早期の時代、明治、大正の時代から早いところでは使ってきているようです。南陽市も昭和9年に赤湯地区から始まりましたので、特に簡易水道時代、鉛管が使われております。
  一応、うちのほうで調査をさせてもらったところは、水道メーターの取りかえのときに、前後が鉛か、それとも今のような形のポリパイか、もしくは塩ビパイプなのかということが一応目視できますので、それである程度調べたのが475件になっています。
  特に今は水道工事をやるとき、もしくは先ほどの市長の御答弁にありましたように漏水工事のとき、極力、官民界の境のメーターの手前の給水管はどうしても個人の所有物になっておるものですから、基本的にはうちのほうで直すに当たっては止水栓のところまで、道路の部分から民地の部分の止水栓のところまでを今直しております。それとあわせて、中の宅内のほうが鉛管だった場合については、どうしてもお客様の負担になるものですから、一応御紹介をして、できれば早く直していただければというようなことでお知らせをしているというような形で今進めているところです。
  以上であります。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  わかりました。ぜひ、そのように進めていっていただきたいなと思います。
  時間も残りがわずかなので、次にいきたいと思います。
  人口減少で、例えば10軒あったところが1軒しか残っていないというような地域、あるか何かちょっとわかりませんけれども、将来的にそういうふうになったときに、やっぱり下水道ないし水道の維持管理について、かなりないところで、だんだん人口が減っていくところで、そういった管理も難しくなっていくのかなと私は思うんですね。
  人口が減少するということは、例えば水道料金の徴収といいますか、収入が入ってこないわけですね。そういった中で、延長距離が長ければ長いほど、それに関する経費がかかってきますよね。将来的にこのぐらい人口が減ってきて、これを維持していくには大変だということで、水道料金の値上げなんか考えていかなきゃないというような事態も出てくるのではないかなと私は思うんですね。
  まして下水道なんかでやっぱり自然流下ですので、それが使われないとすれば、そこがもう全然、やっぱりコンクリート製品とかそういったマンホール関係、そういったことがやっぱり老朽化していくというようなことで管理費もかかっていくと、そういったことも含めて、もう将来的に料金の値上げとか、そういうところに反動が来るんではないかなと私は思うんですが、その点について今後の見通しといいますか、そこをお聞きをします。
○議長  答弁を求めます。
  渡部上下水道課長。
○上下水道課長  これからの水道施設、下水道施設について、人口減少によって使われない施設をどのように維持管理をしていくかというような御質問なんですけれども、現段階では水道施設は南陽市のほとんどのところを網羅している形になっております。下水道区域は、都市計画区域の用途区域で人のたくさん住んでいるところが中心に下水道の工事を進めております。特にこれから10年後、20年後、30年後、人口がどんどん減っていくであろうというふうに想定した場合の維持管理については、現段階では、与えられた水道の供用区域、もしくは下水道の供用区域については責任を持って維持管理をさせてもらっています。
  ただ、どうしても2年前の国立人口問題研究所で発表されたデータもあるものですから、国・県を通して、経営状態、経営戦略について各市町村、各水道の、もしくは下水道の立場で将来を見越してある程度戦略を立てなさいというような今、町村部のほうは調査が来ておりまして、うちのほうの担当の者が今年1年かけて、今、調査をしております。
  私の今わかっている段階では、何とかその入ってくる収入と、そして維持管理をしていく部分、調査をしながら、ここ10年間の部分については戦略でやっていきたいと、今の現状で何とかやっていきたいというような考え方なんですけれども、将来的にはやっぱりその段階その段階で見直しをしたり、人口については見直しをしたり、もしくは計画の見直しという時期が来ると思いますので、その中で検討していただきたいと思います。現段階では、今の供用水道のエリア、下水道のエリアについては責任を持って維持管理をしていきたいというふうに考えております。
  以上であります。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  今の現状で管理をしていくと。将来的にやはり人口がどのようになるかちょっとわかりませんけれども、何十年たってそういった時期が当然来るとは思うんですね。そのときにやっぱり慌てないような対策を今から考えていってほしいなと思います。水道にとっても下水道にとっても、やっぱり市民の生活には欠かせないものでありますし、やはり一つでも不具合があったりすると行政に対しての不満も出るわけでございますので、そこはしっかり管理していっていただきたいなと思います。
  設備、水道管、そういったことについてはやっぱり水道屋さん、いろんな設備屋さん、土建屋さん頑張っておりますので、ぜひそういったことに力を入れていただいて、よりよい南陽市をつくっていただきたいなと思います。
  そういったお願いをいたしまして、私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長  大変御苦労さまでした。
  それでは、ここで暫時休憩といたします。
  再開は11時5分といたします。
午前10時51分  休  憩

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