平成28年9月13日(火)午前10時00分開議
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片平 志朗 委員長 舩山 利美 副委員長
出欠席委員氏名
◎出席委員(16名)
1番 山口 裕昭 委員 2番 島津 善衞門 委員
3番 高橋 一郎 委員 4番 舩山 利美 委員
5番 山口 正雄 委員 6番 白鳥 雅巳 委員
7番 片平 志朗 委員 8番 梅川 信治 委員
9番 川合 猛 委員 10番 髙橋 弘 委員
11番 板垣 致江子 委員 12番 髙橋 篤 委員
14番 遠藤 榮吉 委員 15番 佐藤 明 委員
16番 伊藤 俊美 委員 17番 殿岡 和郎 委員
◎欠席委員(0名)
説明のため出席した者の職氏名
白岩 孝夫 市長 大沼 豊広 副市長
嵐田 淳一 総務課長 髙梨 敏彦 みらい戦略課長課長
吉田 正幸 財政課長 相澤 和吉 税務課長
西牧 修二 総合防災課長 神棒 久志 市民課長
菊地 清 福祉課長 板垣 幸広 すこやか子育て課長
佐藤 浩 農林課長 粟野 清 商工観光課長
漆山 清美 建設課長 渡部 時裕 上下水道課長
大友 直秀 会計管理者 猪野 忠 教育長
安部 史生 管理課長 板垣 健 学校教育課長
佐藤 賢一 社会教育課長 江口 和浩 選挙管理委員会事務局長
田中 康美 監査委員事務局長 小関 宏司 農業委員会事務局長
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事務局職員出席者
尾形 真人 事務局長 田中
聡 局長補佐
小野 勝司 書記
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本日の会議に付した事件
議第41号 平成28年度南陽市一般会計補正予算
(第3号)
議第42号 平成28年度南陽市国民健康保険特別
会計補正予算(第2号)
議第43号 平成28年度南陽市介護保険特別会計
補正予算(第1号)
議第44号 平成28年度南陽市後期高齢者医療特
別会計補正予算(第1号)
議第45号 平成28年度南陽市水道事業会計補正
予算(第1号)
議第46号 平成28年度南陽市下水道事業会計補
正予算(第1号)
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開 会
○委員長(片平志朗委員) 御起立願います。
おはようございます。
御着席願います。
これより予算特別委員会を開会いたします。
ただいま出席されている委員は16名全員であります。
これより予算の審査に入ります。
本委員会に付託されました案件は、平成28年度補正予算案6件であります。
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議第41号 平成28年度南陽市一般会計補
正予算(第3号)
○委員長 初めに、議第41号 平成28年度南陽市一般会計補正予算(第3号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。
吉田正幸財政課長。
〔財政課長 吉田正幸 登壇〕
○財政課長 〔平成28年9月定例会 予算に関
する説明書により 議第41号に
ついて説明〕省略別冊参照。
○委員長 この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
質疑、答弁は、ページ数、款項目を明示し簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。
これより質疑に入ります。
補正予算書の予算に関する説明により、歳入、歳出の順に行います。
最初に、歳入全般、14ページから21ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 次に、歳出に入ります。
第1款議会費から第6款農林水産業費までの22ページから37ページまでについて質疑ございませんか。
4番舩山利美委員。
○舩山利美委員 35ページの、6款農林水産費、農業振興費の3目の農業振興費の中の説明欄の43番、獣害対策事業費補助金についてであります。
以前にも、一般質問でお聞きをしましたけれども、最近はこの鳥獣被害がますます深刻になってきております。山間地でなくとも、カラスやハクビシン、イノシシなどの被害もありますし、中山間地になりますとカモシカや熊の被害も加わってきます。
これは農家だけでなく、例えば家庭菜園で楽しんでいる方も、収穫直前に根こそぎ荒らされるという場合もありますし、非常に深刻だと思っておりますけれども、今年度に入って農林課でどの程度把握しておられるのか、最初にお聞きしたいと思います。
○委員長 答弁を求めます。
佐藤農林課長。
○農林課長 お答えをいたします。
被害の把握の状況でございますけれども、熊、イノシシ、猿については、当然目撃情報等も寄せられておりますし、実際の被害の報告もいただいております。
実際の被害の確認については農協のほうに依頼をしておりまして、こちらのほうについては、まだ現在、具体的な件数は報告されていないというふうな状況でございます。
なお、捕獲用のわなも設置をしておりまして、実際に熊を捕獲した頭数は3頭、それから、イノシシにつきましては成獣、大人、それから、子供含めまして4頭を駆除しているというふうなところでございます。
以上でございます。
○委員長 4番舩山利美委員。
○舩山利美委員 今年度については、これからアンケート等で詳しくというようなことだと思います。
状況をしっかり把握しながら対策を講じる必要があると思いますけれども、近隣自治体の状況を見ますと、米沢市も長井市も鳥獣被害防止計画というものを作成して、ホームページで公表しております。ごらんになったこともあるかもしれませんが、鳥獣の種類とか、それによる被害の品目とか、被害額をしっかり把握して、年次計画で捕獲計画なども設定しております。
これを市のホームページに掲載しておりますと、簡単に見られるわけでありますが、農林課でもこういう鳥獣被害計画というのをつくっているとお聞きしておりますけれども、ホームページ等で公表するというようなことは考えておられないのでしょうか。お聞きしたいと思います。
○委員長 佐藤農林課長。
○農林課長 舩山委員の質問にお答えいたします。
本市でも、鳥獣被害防止計画は作成をしておりまして、平成27年度に作成し、本年度変更したものでございます。
計画年度は29年度までというふうなことで、猿、イノシシ、ツキノワグマなどのけものあるいはカラスなどの鳥類を対象の鳥獣というふうに定めまして、今後の取り組み内容を定めたものでございます。
委員御指摘のとおり、ホームページ上では現在公表しておりませんので、今後公表をしたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○委員長 4番舩山利美委員。
○舩山利美委員 その辺、簡単に見られるようにお願いしたいと思いますが、詳しく、ページ数をいっぱいにしたからいいというものではないと思いますけれども、長井市のホームページを見ますと、18ページとか19ページとか、南陽市の分、先ほどいただいたんですが、これ、6ページくらい、何か簡単に書いているなというような感じがいたしました。
やっぱり、被害軽減のためには、その辺しっかりと、さまざまな施策を考えていただきたいと思いますけれども、今回、獣害対策事業補助金というようなことで、20万円計上しておりますけれども、これはほとんど電気柵ではないのかなと思います。
最近、新聞報道などを見ますと、熊の被害が激増しております。これからも増加傾向だという状況だと思います。
先日、地区の猟友会の方が話しておられたんですが、個体数が増えているし、依頼を受けて熊のわなを仕掛けても、なかなか入らないということでありました。
梅川委員は会長をしておりますから、その辺は御承知かと思いますけれども、さらにそのわな用の餌代も大変だというようなことを話しておられました。猟友会の方々は、ほとんどボランティアなわけでありますけれども、経費負担からも、餌とかそういう材料などへの補助というようなものも必要ではないかと思いますが、その辺はどうでしょうか。
○委員長 佐藤農林課長。
○農林課長 お答えをいたします。
実際に農地に熊などが来て荒らしていった場合でありますけれども、流れといたしましては、農家からまず農協のほうに連絡が行くと、農協で県とかあるいは市のほうに駆除の許可を求めます。駆除の許可を得た段階で、今度猟友会のほうに実際に駆除をお願いするというふうな流れになっております。
この際の経費につきましては、農家、農協、猟友会のほうで分担していらっしゃるというふうに伺っておりますが、委員御指摘のとおり、猟友会についてはほとんどボランティア的に協力していただいているというふうなお話も伺っているところでございます。
駆除そのものについての市の助成でございますけれども、今申し上げました農協に対しまして、有害鳥獣対策として駆除や食害調査等の経費として、昨年実績で70万円程度を安定生産確保産地形成事業補助金として交付をしているところでございます。
以上でございます。
○委員長 4番舩山利美委員。
○舩山利美委員 個人というか、一つの団体、もう農協に一括してというようなことだと思いますけれども、人的被害などがあれば大変なことになりますし、せっかくつくったものを根こそぎ荒らされますと生産欲も減退してしまいます。
何とか被害が減らせる方法を、行政も住民も一緒になって取り組んでいけるような、適切な予算配分をお願いしたいと思います。要望したいと思います。
○委員長 ほかにございませんか。
3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 31ページの、民生費、児童福祉費の児童福祉総務一般事務費、ひとり親家庭生活応援給付金60万円に関して質問したいと思います。
まず、ひとり親家庭は、当然経済的にも非常に大変だというふうなことです。
それに対して応援給付金という形で今回しているわけですが、当初予算では医療給付として1,910万円を計上になっておりますけれども、この60万円の応援給付金というものはどういうものであるか、まずお伺いをしたいと思います。
○委員長 板垣すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長 それでは、ただいまの御質問にお答え申し上げます。
ひとり親家庭につきましては、さまざまな助成制度があるわけでございますが、その一つとしまして、ひとり親家庭資格取得応援プロジェクト事業がございます。
大きく2つに分かれておりまして、その1つが高等職業訓練促進給付金等事業ということでございまして、こちらにつきましては、就職の際、有利な資格を取得するために、養成機関で1年以上就業する場合に一定額を支給するという事業でございまして、本補正予算に計上させていただいておりますマイナスの部分でございますが、こちらは当初予算におきまして住民税非課税世帯で計上しておったものが、住民税の課税世帯になったということで減額されておりまして、最初が月額10万円、それが月額7万500円になったということで、マイナスで計上させていただいておるわけでございますが、それに付随しまして、ひとり親家庭生活応援給付金事業としまして、生活費の支援の上乗せ分としまして月額5万円を支給するものでして、こちらが12カ月分になりまして60万円という形で、今回補正要求させていただいたところでございます。
以上でございます。
○委員長 3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 この60万円に関しては、むしろもっと人が、ひとり親家庭の人数の中で、もう少し増えているのかなと思ったんですが、この対象となる方はお一人なんでしょうか。
○委員長 板垣すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長 ただいまの質問にお答え申し上げます。
人数は1人でございまして、こちらは看護師の養成学校に通うための補助につきまして、生活応援も合わせて交付するというものでございます。
以上でございます。
○委員長 3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 いわゆる技能を取得するための、いわゆる援助だというふうなことだと思うんですが、このいわゆる給付金、この財源を見ていますと、一般財源が減になっている部分があるんですが、財源としてはどうなんでしょうか。
○委員長 板垣すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長 本事業におきましては、市が実施主体となるわけでございますが、2分の1が県、2分の1が市になってございます。
以上であります。
○委員長 3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 ひとり親家庭というのは、何というんですかね、自分がなりたくてなっているわけでもなくてということもあると思います。非常に大変な生活をしながら、親ですから当然子供がいるというふうなことで、とりあえずこの子供に関しても、いろいろな意味で行政側として公費のサポートをする必要があるというふうに私は思っているんですが、その中でこの、いわゆるこういった支援金以外に何かサポートをする、ひとり親をサポートするような施策というのはどのようになっているかお伺いしたいと思います。
○委員長 板垣すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長 それではお答え申し上げます。
代表的な支援としましては、児童扶養手当がございます。こちらのほうを支給するということになっておりまして、本年度、8月からでございますが、第2子の加算額が5,000円、第3子以降につきましては3,000円、それぞれ1人ずつでございますが加算額が増えるというような状況になってございます。
そのほか、さまざま事業ございますが、一番大きいのは、今申し上げた児童扶養手当ということでございます。
以上であります。
○委員長 3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 今、お金のことですけれども、私が質問したのは、悩みを、例えば、持つひとり親の家庭の親が、何か、例えば1カ所に集まっていろんな話をしたり、そういった場というものがないものかなというふうなことでお聞きしたんですけれども。
○委員長 板垣すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長 それでは、お答え申し上げます。
悩み等々の相談ということでございますが、山形県ひとり親家庭応援センターというものが山形市にございまして、そちらについては生活上の悩みですとか、就業をどうしたらいいかという悩みですとか、あとは経済的なこと、そういうふうなことについての問題解決の手助けもアドバイスをしているということで開設しております。
以上でございます。
○委員長 3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 県のそういったサポートセンターだというようなことでした。
ぜひ、実態の把握というのはよくわからないんですけれども、南陽市内で、ひとり親の家庭で何人ぐらいいらっしゃって、それをどのような形で、サポートしていくかというようなことについて、まず、何人ぐらいいらっしゃるのか、ちょっとお伺いしたいと思います。
○委員長 板垣すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長 それでは、お答え申し上げます。
詳しい数字は、今、手元にはございませんが、約300名ほどの児童扶養手当受給者がいらっしゃるわけでありまして、この中には一部別な形ということも含まれております。
なお、相談体制につきましては、すこやか子育て課の窓口で、状況によりまして随時御相談を承っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上であります。
○委員長 3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 引き続き、寄り添うような行政をお願いしたいというふうに思います。
○委員長 よろしいですか。
ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 次に、第7款商工費から第14款予備費までの36ページから49ページまでについて質疑ございませんか。
9番川合 猛委員。
○川合 猛委員 42ページ、8款土木費、4項都市計画費、公園等整備事業費についてですが、烏帽子山公園の見晴らし台の撤去についてですが、烏帽子山公園、日本さくら名所100選の地として選ばれており、烏帽子山公園千本桜として内外に知れわたっております。
その桜なんですが、1,000本にほど遠いとお伺いをしております。余り差があったのではうそつきになってしまうと、早急に少しでも増やして1,000本に近づけるべきと私は思います。
そこで、現在までの経過、また、どこからの要望なのかお伺いいたします。
○委員長 答弁を求めます。
漆山建設課長。
○建設課長 お答えを申し上げます。
烏帽子山の千本桜につきましては、1,000本ないということで問題になっておりましたが、烏帽子山千本桜保存会のほうからも、以前から桜の本数を増やすために、植樹する場所を確保してほしいという要望がありました。
そこで、公園内を調査いたしましたところ、見晴らし台周辺であれば桜を植樹することが可能であるということがわかりました。
しかし、廃屋となっております見晴らし台の建物が支障となりますので、土地建物の所有者に相談したところ、自分で取り壊すことはできないが、土地建物を市に売却するのは可能であるという回答をいただいたところでございます。
このたびの補正予算につきましては、危険空き家の撤去が目的ではなくて、市で土地建物を購入いたしまして、見晴らし台の建物を解体撤去して、桜の名所としての価値を向上させるとともに、桜の植樹スペースを確保いたしまして、可能な限り桜1,000本に近づけたいと考えております。そのための費用ということでございます。
なお、見晴らし台につきましては、既に廃屋となっておりまして、タヌキ、ハクビシンなどの害獣の巣になっている可能性が十分にあります。周りに畑もありますので、早急な対応が必要かと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
○委員長 9番川合 猛委員。
○川合 猛委員 私も、現場、何回も見てまいりました。早急な撤去は必要かと思います。また、今回の場所、公園と地続きとなっておりまして、ナンバー633の桜の隣ということで、まさにうってつけかと私は思います。
そこで、現在の総本数と、また、今回の場所で、桜の木、何本ぐらい植えられるのか、また、隣接してほかに民地があると聞いております。今後、千本桜を目指し、買い取りも含め、公園の拡幅を進めていくのかどうか、お伺いをいたします。
○委員長 漆山建設課長。
○建設課長 現在の桜だけの本数につきましては、604本でございます。
このたび植えます桜につきましては、面積が約400平方メートルほどあります。8メートル間隔で約7本程度植えられます。これから、周りのほう、植える計画はあるのかということでございますが、周りもかなり荒れた土地がございますので、土地購入という考えではなくて、土地の所有者の方に、桜を植えさせていただけないでしょうかというような形で、ちょっと進めてまいりたいと現在考えているところでございます。
以上でございます。
○委員長 よろしいですか。
9番川合 猛委員。
○川合 猛委員 そばに民地があるというのも聞いております。地主の方が寄附でもしてくれれば一番いいのですが、なかなかそうもまいらないと思います。
千本桜といったら何本あれば千本桜というのか、ちょっとその定義がわかりませんけれども、もう少し、やっぱり増やしたいと私は思います。
時間はかかると思いますが、1,000本目指して頑張っていただきたいと思います。
最後にですが、赤湯議員団という強力な議員団があるわけでございます。こういう話が出た時は、事前に話し合い等、持つべきではないかと思います。今後御検討をお願いいたします。
以上です。
○委員長 ほかにございませんか。
5番山口正雄委員。
○山口正雄委員 今、約400平米程度ということでございましたが、この評価額というのは実際どのくらいになっておるんでしょうか。
○委員長 漆山建設課長。
○建設課長 ただいま、用地費ということで119万2,000円を計上してございますが、これは平米3,000円ということで計算をしております。3,000円の根拠につきましては、固定資産税の路線価、下の市道がございますけれども、駐車場のところ。そこの路線価から割り出しますと、2万2,800円というようなことになります。
それで、街路条件、交通接近条件、環境条件の地域要因格差、あと個別要因格差などを考慮いたしまして、さらには伐採、抜根費、あと整地費、個別事情などを換算いたしますと、3,000円ということになっております。
○委員長 5番山口正雄委員。
○山口正雄委員 私も現地を見させていただきましたけれども、地目が宅地ということのようでございますが、例えば畑というか山というか、あそこは評価額として坪34円ぐらいなんですよね。そこからすると、非常に高いのではないかというような感じがしております。
この444万円という中身を見ますと、土地代が約120万円程度、測量費が202万円、それから解体費が122万円というふうな、となっておりますが、通常私どもが土地を取引するという、売買する場合には、測量費であるとかあるいは解体費であるとかというのは、買い主が負担するものではないのではないかなと、私は思うんです。
そしたら、市が買いたいという思惑があってというふうなお話だと思うんですが、その辺についてどうなのか。一般の市民感覚からすれば、ちょっとその辺はどうかなという感じがするわけでございますが、その辺についてちょっとお話をお伺いします。
○委員長 漆山建設課長。
○建設課長 確かに、民間の売買とかを考えますと、そのような考えがあるかと思います。
しかし、公共補償さらには公の立場で土地を購入するという、例えば道路改良工事であれば道路の用地、そして補償費、家があれば家も補償するという考え方でありますので、このたびも同じ考え方で対応したいというふうに考えております。
○委員長 5番山口正雄委員。
○山口正雄委員 市のほうでどうしても買いたいという要望が強いということなわけですが、例えば各地区で除雪の際に、非常に道路に雪があり、押すところがないという場合があると思うんです。その場合に、空き家というものがあって、そこの空き家を解体してもらえれば、非常に一般の道路事情がよくなって、住民も安全に交通ができるという場合、そういう場合には、例えば地区長とか地区から要望があると思うんです。そうしたときに、所有者が、自分では解体できないという場合がもしあるとすれば、そういう場合は市で解体していただけるというような、そういう影響が及ぼさないのかどうか、その辺についてどうお考えなのかお伺いします。
○委員長 漆山建設課長。
○建設課長 このたびの見晴らし台につきましては、空き家というニュアンスではないと、私は捉えております。
あくまでも町なかの雪置き場がない空き家とは、また別のニュアンスではないかと私は考えております。
その影響というのは、あくまでも市のほうで桜を植えるためにその場所が欲しいんだということでございますので、全く違うものと思っております。
○委員長 5番山口正雄委員。
○山口正雄委員 私は今、桜100選のそういうことで、本数を増やしていくということは非常にいいことだと私は思います。だから、それに反対するわけではもちろんございませんが、やっぱり観光客を増やして市内の活性化を図っていくという一つの目的があるわけですよね。
でも、片や市民生活を安全に向上させるという、そういう、やっぱりこれはお互いに市民が、市民生活がよくなるという意味では同じ目的だと思うんです。
だから、全くこれを切り離して、それをしないんだということでは、私はないと思うんです。
だから、その辺どうかなという気がいたしますけれども、もう一度お願いします。
○委員長 漆山建設課長。
○建設課長 空き家を解体して雪押し場にするというのは、非常に有効な方法だと思います。その対応につきましては、また別の対応が必要かと考えております。
現在、特定空き家のほうも進んでおりますし、その方向から進めるのか、地区長からお願いして進めるのか、あとそのような方向で進めていくべきではないかと考えております。
○委員長 5番山口正雄委員。
○山口正雄委員 それではもう一つ、先ほど隣地のところを、できるなら借用して桜を植えたいというお話がございました。
例えばそういうところも、借用ではなくて買ってほしいという話になったときに、地目がどういうものかわかりませんけれども、やっぱり今回のものが参考になるというふうなことになると思うんですよね。
だから、その辺、それほどの価値があるのかどうかわかりませんけれども、やっぱり今回の取引がベースになると、あるいは測量も、建物があるかどうかわかりませんけれども、そういうことにもつながっていくのではないかなという懸念をするわけなんですが、その辺についてはいかがですか。
○委員長 漆山建設課長。
○建設課長 このたびの用地につきましては、宅地でございます。
宅地は畑とか雑種地に比較して全然単価が違いますので、評価をしてみないとわかりませんけれども、そんなに高くはならないのではないかと考えております。
○委員長 5番山口正雄委員。
○山口正雄委員 隣地は宅地ではない状態なんですか。
○委員長 地目の件ですか。
○山口正雄委員 はい。
○委員長 漆山建設課長。
○建設課長 お答えを申し上げます。
この土地を除いては、ほとんどが畑のようでございます。
○委員長 5番山口正雄委員。
○山口正雄委員 そうすると、宅地と宅地の評価は全然違うということであれば、畑は畑の評価額があるということで、今の平米3,000円というものにはならないと、こういうふうな理解でよろしいですか。
○委員長 よろしいですか。
ほかにございませんか。
6番白鳥雅巳委員。
○白鳥雅巳委員 関連でございます。
今、公園の整備について質問がございました。
私は思うんですが、烏帽子山公園は、春は桜、秋は紅葉と、多くの観光客や地元の方が楽しまれております。
そういった中で、烏帽子山については、私は、赤湯の赤湯地区のみならず、南陽市の観光資源、財産だと私は考えておるわけです。
その中で、廃屋があって景観を阻害しているという問題はちょっといかがかなと、私、考えておりまして、やはりそれは整備していくべきだなと考えております。
やはり、赤湯の財産ですから、これをみんなで守っていくというのは、将来に向けての一つの課題ではないかと、私は思っております。
そういった点で考えますと、景観を整備して、すがすがしい公園としてよみがえるような形にとっていただければと私は思っていますので、この予算については賛成をいたします。
以上です。
○委員長 ご意見ですか。
質問の内容は。
○白鳥雅巳委員 すみません、つけ足しですけれども、先ほどの空き家についての問題と廃屋についての問題は、別個に考えるべきだと私は思います。
社会性を持った空き家と、環境整備についての観光面、そういったものについては別個に考えるべきだと。
南陽市については、空き家はもう六百数十軒増えています。それを1軒1軒、ああしろこうしろと言うのは別の問題であって、これとは切り離した問題であると私は思います。
その中で、商工観光課長にちょっとお聞きをいたしますが、烏帽子山の景観を整備することについて、思っていることをちょっと述べていただきたいなと思います。観光面について。
○委員長 答弁を求めます。
粟野商工観光課長。
○商工観光課長 ただいまの御質問にお答えを申し上げます。
烏帽子山公園については、本年度13万8,000人の桜の観光客にいらしていただきました。昨年が9万人ですので、大変多くの観光客にいらしていただいたところでございます。
なお、これから誘客を図っていく上では、烏帽子山公園、桜も老朽化している、ボリューム感も少ないと、そういった意味ではやはり新しい魅力を観光客に提示をする、そういうステージをつくっていくというふうな部分については、誘客を図る上でかなりのウエートというかインパクトがございます。
そういった意味では、今回のいわゆる施策におきまして、我々も観光面で桜の名所というふうなことで、誘客対策を引き続き図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
○委員長 6番白鳥雅巳委員。
○白鳥雅巳委員 ありがとうございました。
突然の指名で申しわけございませんが、やはり、南陽市全体の観光資源でございまして、県内外に広めていく一つの、何といいますかね、そういった南陽市の魅力を発信する武器であると私は思うんですね。
その景観を守っていくことが、南陽市にとっては将来的には有益なものとなると私は思っております。
やはり、空き家問題と観光問題は切り離して考えるべきだと私は思っております。
以上です。
○委員長 ほかにございませんか。
3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 私も、この件に関しては、いわゆる千本桜の保存会の会員でもありますし、1,000本植えていく、そして、それを、財産として残していってなおかつ多くのお客様に喜んでもらうと、そのことに関しては全く賛成なんです。
ただ、1つ市長にお伺いしたいのは、いわゆる、私、よくグランドデザインと申し上げますが、今回の見晴らし台に、例えば建設課長の説明ですと桜を植えると、7本ぐらいだというふうにありました。
私は、あそこに久しぶりに行って見に行ったわけですが、そこよりもやはりその下に桜の木があったほうが、下からは見えるんです。見えない桜、上に行かないと見えない桜を植えてどうなるのかというふうな、正直に言って思います。
見晴らし台だって、あれは見晴らし台で植栽をしないでその下をやっていくと、そういうふうな計画、全体構想というのがまず必要だというふうに思っています。
その中で、今回、この見晴らし台についてはこうしますよというふうなこと、あるいはその、例えば東側をどうしますとかいろんな面があると思うんです。
それについて、まず、市長はどのように、その全体の計画をお考えになっているのかお伺いしたいと思います。
○委員長 答弁を求めます。
市長。
○市長 お答えを申し上げます。
見晴らし台を中心としたあそこの小高い山になっている部分、あそこは今現在、桜もありますし、一つの、道路側から烏帽子山の駐車場に登ったときのキーポイントになる場所だというふうに思っております。
委員から御指摘がありました、下のほうに桜を植えたほうがいいのでないかということでありましたけれども、私も、下にも桜があったほうがいいというふうに思います。
それにつけましても、その下にきれいな桜があって、あの一番上に廃屋のようなものがずっと残っているという状況になりますと、せっかくその小高いところの周りを整備しても、その効果が十分に得られないというふうに思っております。
そうした意味で、あの見晴らし台の部分というのが、あそこのキーポイントになるというふうに思っておりまして、あそこを何とかしなければいけないということを長年の課題だというふうに捉えておりました。
そこで、今回、あそこを何とか整理しようということで御提案させていただきますけれども、見晴らし台の所を整理することによって、あそこに七、八本だけでなく、あの周りの土地の所有者の皆さんにも御協力をお願いして、今のところの概算の、こちら側の考えているところでは300本から400本ほど植えるスペースがあるというふうになっております。
そうした意味で、今回の見晴らし台をまず起点として、あの小高い山全体をできる限り烏帽子山の魅力アップということで図っていきたいというふうに思っております。
○委員長 3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 私はちょっと、あそこの廃屋を基本的にきれいにするということにも、私は賛成です、そこは。
ただ、その全体計画がないままに進んでいくということはどうなるのかなと、あとは、後でちょっと私、修正の提案を出させていただきますけれども、この問題というのはいわゆる公園の整備なわけですね。公園の整備ということは当然赤湯の財産だけではありませんので、南陽市の財産、その南陽市の財産でということは、公園というのは例えば烏帽子山だけではなくて、双松公園もあります。そういったものを、全部考えていくのがやっぱり市長の立場かなというふうに私は思っています。
そんな中で、今言った400本増えて600プラス400で1,000本になるというふうな構想が、市長はわかっているんだけれども私は全然わからないです。私は全然わかっていないです。
だから、そういったものをしっかりと出してからでないと、私たちは納得できないと思うんです。
ですので、今回は一旦まず見直しをしてやったほうが、私は全てうまくいくのではないかと、市民に対する説明もうまくいくのではないかというふうに思っています。
したがって、そこの提案を出す場合、しっかりとしたビジョンを持っていらっしゃるとすれば、そういったものを先に出してもらいたいと、この予算書を出す前に、ちょっと先ほど赤湯財産区なんて話もありましたけれども、私、そうではなくて、産業建設常任委員会にもしっかり出してもらいたいと思いますし、そういったことをやはり抜けているのではないかというふうに思うんですが、その点についてはどうでしょうか。
○委員長 市長。
○市長 議会の議員の皆さん、今においては予算委員会の委員の皆様に御説明を十分に果たしていくと、そして御理解をいただけるように、しっかりとしていかなければならないという点につきまして、委員御指摘のとおり、十分に説明がなかったということにつきましては、今後、しっかりと御説明させていただいて、御理解をいただけるように、そこについては緊張感を持ってしっかりさせていただきたいというふうに思います。
以上です。
○委員長 3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 烏帽子山公園の眼鏡橋の付近にあります、烏帽子山公園のいわゆる、市長、ごらんになったと思うんですが、明治16年にいわゆる発想をして、16人の方が一生懸命あそこを何とか桜で満開にしようというふうな思いがあったと思うんです。ものすごい大金をかけて頑張ってつくって、今あれがあるわけです。
私は、今これから南陽市制50年を迎え、それから高速交通網も出てくる、平成30年度には東北中央、それから山形南部連絡道路もできてくるという中で、そこから見える例えば烏帽子山ということも必要なんだと思うんです。例えばそういう大きなくくりで、まさしく百年の大計を考えるべきだと思うんです。
そういうふうな中で、ただ単に見晴らし台のあそこだけを買うというのは、私はちょっとお粗末かなというふうに私は思うんです。
そういうふうなことから見ても、やはり今は踏ん張りどきで、しっかりとしたものをつくってからやったほうがいいと思うんですが、どうですか。
○委員長 市長。
○市長 グランドデザイン、そして全体構想というのは、もちろんそういったものをしっかりと踏まえて、市の事業ですので、進めていかなければならないというふうに思っております。
烏帽子山につきましては、昨年度、そして今年度、観光売店を撤去しまして、整理するとともに、あそこの周回道路につきましても予算を御承認いただきまして、進めさせていただいております。
一歩一歩、そのように烏帽子山の環境整備、進めている一環として、今回従来から長年の懸案であったあそこの景観、そして活用について予算を提案させていただきました。
そういったことで、烏帽子山については、昨年、そして今年と進めている中での一環として、さらに活用するということで進めている事業ということで、しかも、今回所有者の方を調査しまして、話し合いの末こちらの事業に応じてくださるということでもありますので、今回でなければだめだということではないと思いますけれども、今回と別な機会ということになりますと、また金額的にもさまざま違ったことになろうかという懸念もございます。
そうした意味で、議員の皆様にはしっかりと御理解いただける努力を果たしていくということを前提としまして、今回のこの予算については御承認をいただきたいというふうに思います。
また、あわせまして、この公園等整備事業費におきましては、ちょうど沖郷地区の丸堤、そして、宮内地区の双松公園に係る事業費も、予算を提案させていただいております。
そのような形で、全体の南陽市の観光資源について、一つ一つ課題を解決して、観光資源の磨き上げ、ブラッシュアップを図っていくんだということで御理解を賜りますようにお願いを申し上げます。
○委員長 審査の途中ですが、ここで暫時休憩といたします。
再開は11時15分といたします。
午前11時00分 休 憩
───────────────────
午前11時15分 再 開
○委員長 それでは、休憩前に引き続き審査を再開いたします。
質問ございませんか。
3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 1つ質問は、この用地測量の202万円というのはどのような測量をするのでしょうか。お伺いします。
○委員長 答弁を求めます。
漆山建設課長。
○建設課長 このたびの用地測量につきましては、平米数が5,000平米でございまして、この買収予定土地の周辺を5,000平米ということで測量するものです。
測量の内容につきましては、境界立ち会い、そして、あと図面の作成というようなことになると思います。
将来の計画も、この測量をいたしまして考えてまいりたいと考えております。
○委員長 3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 そうですね。いわゆる全筆、1筆ごとに買うということであれば、別に測量も必要ないかなと私は思ったんですけれども、そのようないわゆる隣接地も含めた5,000平米というようなことであれば話はわかったんですが、ただ、そういったことも説明がないんですよ。だから、どうも誤解してしまうというようなことがあります。
あとは、私も後で修正の提案をさせてもらいますけれども、やっぱり全般的に、今回第一歩として、していくんだと、市長は、市長の話がありました。それはわかるんですけれども、何か、そういったことも含めて、全くこちらにわからない情報の中で決めていくというのはいかがなもんだというふうに思いますので、そこを御指摘したいと思います。
○委員長 ほかにございませんか。
4番舩山利美委員。
○舩山利美委員 関連でありますけれども、公園の整備ということに関しては、私も反対するものではございません。
先ほど、景観が悪いというような話もございました。遠くから来られた方が果たしてあそこまで上がる方というか、そういう方はどのぐらいおられるのか、商工観光課長にその辺の、どのぐらいと思われますか。ちょっとお聞きしたいと思います。
○委員長 粟野商工観光課長。
○商工観光課長 お答えいたします。
上までどのぐらい上がっているのかというふうな御質問でございますけれども、はっきり数字的なものは把握しておりません。
ただ、私もいろんな仕事の関係で烏帽子山のほうにちょくちょく行くわけでございますけれども、結構あの辺を散策していらっしゃる方は、見かけるときがございます。
以上です。
○委員長 4番舩山利美委員。
○舩山利美委員 私も、この間見させていただきましたけれども、上のほう、廃屋のある近くなんですが、大木の桜が何本かあります。先ほど景観が悪いと言いましたけれども、どこから見えるものでもないんです。その大木の桜も手入れはされておりません。下刈りも何もなっていない状況でありました。
やっぱり見える場所から整備をして、どうしてもその景観が気になってくるというようなときにするべきではないのかなと、あそこの場所の整備というものをするべきではないのかなというふうに考えるんですが、市長のほうはどういうお考えでしょうか。
○委員長 市長。
○市長 見える場所からということでございますけれども、私、千本桜保存会の方あるいはえくぼの里案内人の方にお伺いしますところでは、バスで来られる観光客の方がいらっしゃって、その観光客の方を案内してバスガイドさんが見晴らし台のところに上がっていくことがあるということで、しかし、上がっていったところ、あそこがあの廃屋状態になっているということを知らなくてガイドさんが御案内してしまって、結果的には残念な印象を与えてしまうというふうなことも聞いております。
そういった意味で、あそこも烏帽子山に来られた南陽市外の観光客の方にとっては見える場所というふうに思っております。
○委員長 4番舩山利美委員。
○舩山利美委員 私、景観にこだわるわけでありますけれども、それ、上よりもまず、最初、私、申し上げたとおり、見えないと。それで、見える場所、下の小屋なんかありますけれども、あの小屋なんかもちょっと景観的にはよくないと私は思っているんです。
そういうことから、やっぱり見える場所で、来られた方が、桜に合わないというふうな印象を持たれると思うんです。
だから、そういう意味で、私、申し上げたので、やっぱり私は見える場所から桜を植えて、公園整備というかそういうものをやっていただきたいというふうに思います。
○委員長 要望ですか。
ほかにございませんか。
5番山口正雄委員。
○山口正雄委員 38ページの7款商工費の3目観光費の関連で、1つだけお伺いしたいと思うんです。
6月の委員会の席でも、ハイジアパークの子供のスタンプカードというか、それの発行になっていないということで、御質問させていただきました。
市長は、早期に検討するというような御答弁をいただきました。
その後、現時点でまだ発行になっていない状況だと思うんですが、ですので、検討結果あるいはその進捗状況などについてお伺いしたいと思います。
○委員長 粟野商工観光課長。
○商工観光課長 スタンプカードの発行の関係でございますけれども、あの後ハイジアパークのほうに確認させていただきました。
それで、値上げした段階で、それにかわるサービスというふうなことで、大人の方にスタンプを押すというふうなサービスを提供したというふうなことでございまして、そのとき子供料金については値上げしておりませんので、子供についてはそういうふうな特典はしないというふうなことで確認をさせていただいたところでございますので、御理解を賜りたいというふうに思います。
○委員長 5番山口正雄委員。
○山口正雄委員 年々、ハイジアパークの入館者数、これが減少しているという状況があります。
27年2月に値上げされたわけですが、26年度に比較して27年度は、月約3,000人減少しております。
今年の4月から6月までの3カ月間で、昨年よりも2,000人減少しております。値上げ前と比較すれば、月5,000人も減少しているという状況にあります。
そういう意味では、値上げという問題が影響しているという、もちろんあると思います。それだけでない、要するに要因も絡んでいるのではないかと私自身は思っているんですが、その辺、子供のスタンプカードなんかも、私はぜひ発行していただきたいというふうに思いますし、入館者増のための歯どめ策をしっかり分析した上で、今やっておかないと経営にも大きな問題が、影響が出てくるのではないかというふうに思っておりますので、ぜひその辺は、もっと検討して、発行していただくようなことを前向きに考えていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○委員長 粟野商工観光課長。
○商工観光課長 ハイジアパークに確認した経過は、今申し上げたとおりでございますので、なお、子供さんに対するスタンプ、それがどの程度の影響を及ぼすかというふうな部分は検討の余地があろうかと思いますけれども、なお前向きにその辺検討させていただきたいと思います。
○委員長 ほかにございませんか。
11番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員 36ページ、7款商工費、1項商工費、2目商工振興費の交流プラザについてですが、このたび施設修繕料として20万9,000円ついておりますが、この修繕というのはどこの修繕なんでしょうか。
○委員長 答弁を求めます。
粟野商工観光課長。
○商工観光課長 蔵楽の1号館、一番南側の蔵でございますけれども、1号館の外の屋外扉1カ所と、あと2号館と3号館にございます屋外扉、それの2カ所、合計3カ所の修繕でございます。
○委員長 11番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員 扉の修繕ということで、やはり年数がたってきたので、いろいろ修理しなければいけないのかと思ってはおりますが、実は、私、何回か、搬入口、またそこは非常口にもなっているんですが、外に電灯をつけていただきたいという要望を何回かしてまいりました。
なかなか、私も裏の搬入口を使うのは年に何回かということで、確認するのが見落とされてきたということがあるんですが、そこのところはやはり、今災害があったときに非常口にもなっているわけです。それで、階段になっているんです。真っ暗な所で何かあったということ、それから搬入する場合も電気を持ちながら搬入しなければいけないということがありますので、その辺のところをこれから検討していただけるのかどうか、考えをお聞かせください。
○委員長 粟野商工観光課長。
○商工観光課長 蔵楽の3号館の北口、裏口の関係でございますけれども、搬出入に際し、暗くていろいろ御不便をおかけしているというようなことについては、率直に申しわけないというふうに思っているところでございます。
なお、現場、私、確認してまいりまして、承知しておりますので、あとはどのような方法でやるかというふうな部分でございますので、少し時間をいただきたいと思います。
以上です。
○委員長 11番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員 搬入口の電灯には検討していただけるということですが、あそこの蔵楽が建って間もなく、グランドピアノが市民の方から寄附されたはずです。
その管理をしているときに、余りにも湿気が多いということで、単なる倉庫ですのでピアノを置くには不適切な場所だということで、何とか対策できないのかというお話をしていた時期があったんですが、なかなか予算的にできない、それでしたら除湿器をということで、いろんな団体の方からも除湿器を買っていただいたりして、設置をしていたはずなんです。年数がたってきて、それほどの除湿というか湿気がなくなったのかというところもありますが、やはりピアノの影響がありますので、その除湿器がこのたびなくなっていたということで、どうしたんだろうというふうに思いましたが、その辺のところはどうしたのかお聞かせください。
○委員長 粟野商工観光課長。
○商工観光課長 蔵楽の建設当時、確かに湿気が、物置でございますけれども、湿気があって大変困っておったというふうな中で、双松まちづくり推進協議会のお計らいで除湿器を提供していただいたというふうなことで、何年かその除湿器で湿気対策をとっておったというふうなことでございます。
なお、その後、除湿器については壊れたというふうなことで、物置のほうに収納しております。
それで、最近の状況につきましては、建物も全体的に乾燥して、前ほどはにおいもにおわなくなってきたというふうなこともございまして、そのままにしているところでございますけれども、なお、ピアノの問題、ピアノの所管については社会教育課が所管してございますので、なお影響があるようであれば、社会教育課と連絡をとりながら対応してまいりたいというふうに思っているところでございます。
○委員長 11番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員 やはり、文化会館ができて稼働率が少なくなっているとは思いますが、やはりあそこのピアノは市民にはなくてはならないピアノだと思います。調律していただいたときに、ひどい状況になっているなということを前は何回か言われていましたので、それらをきちんと今後管理していただきたいと思いますので、これはまず要望です。
それから、もう一つ。
先日、敬老会のときに、非常に、司会の方がマイクが入ったり入らなかったりで苦労をなさっていたんです。やはり、私たちも電池を持っていって、かえながら使ったときなんかもあったんですが、その辺の備品的な物の管理、それはどのようにしているのか、定期的にやっているのかお伺いしたいと思います。
○委員長 粟野商工観光課長。
○商工観光課長 管理、委託関係については、地元の宮内の方にお願いをしておりまして、それらも含めて管理をしていただいているというふうな状況でございますが、なお、私ども、適宜その辺、状況を見ながら適切に管理してまいりたいというふうに思っているところでございます。
以上です。
○委員長 11番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員 確かに、鍵の管理は地元の団体にしていただいているのは把握していますが、例えばマイクがちょっとだめになっていたとかというところまでのチェックを毎回毎回していただいているのか、やはり私たちは、お借りすれば、当日行って、じゃ、マイクを使いましょうといったときに、それが不備であったら今度イベントができなくなるということもありますので、その辺のところ、しっかりと、こちら、商工観光課のほうでも管理していただくような体制をとっていただきたいと思います。まず、これ、要望としておきます。
あと、もう一点お伺いしますが、商工観光の39ページの南陽市インバウンド推進事業費で、これ、外国人対応設備工事ということで、赤湯駅、トイレとか看板とかを設置するということで、大変結構なことだと思いますが、市長にも以前から市民の方から、あそこの椅子、もうちょっと何とかならないのかと、お客さんが座りやすいものにならないのかというところがありましたが、いろいろ工夫なされたのが、私には逆効果なのではないかという点もあったり、間に合わせで置いてあるソファーがしみだらけだったり、その辺のところをどういうふうにお考えなのかお聞きしたいと思います。
○委員長 粟野商工観光課長。
○商工観光課長 お答え申し上げます。
ソファー、待合室のソファーというか、椅子の関係ですよね。
あの関係については、観光協会の運営の中で一体的に整備をしていただいたというふうなことで、いろいろ、だめだと言う人もいるし、すばらしいなというふうな人もおりますし、その辺は賛否両論の御意見をいただいているところでございますが、なお、いろんな御意見を賜りながら、引き続きどういった形がいいのか検討してまいりたいというふうに思っております。
以上です。
○委員長 11番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員 そういうことでいいと言う方と、悪いと言う方と、いろいろいらっしゃると思いますが、地元の人たちから、一体となっておもてなしをしなければいけないと、地元の人たちも思っているわけですので、その辺の人たちの意見もしっかりと受けていただいて、この整備をする機会にもうちょっと何とかしていただければと思います。まず、あそこの椅子に30分ぐらい座ってみていただければよくわかるのかなと思いますので、赤湯駅が皆さんに喜ばれる駅でなければならないと思っておりますので、その辺しっかり対策を立てていただきたいと思います。要望としておきます。
○委員長 要望ですね。
ほかにございませんか。
1番山口裕昭委員。
○山口裕昭委員 先ほど、ちょっと話は戻りますけれども、公園整備事業で見晴らし台の件です。
先ほど、漆山建設課長の答弁のほうで、見晴らし台のほう、かなり老朽化が進んでいまして、害獣等、ハクビシンとかタヌキとか出ている可能性もあるんじゃないかというお話もありました。
私も実は見てきましたけれども、かなりひどい状況で、タヌキ、ハクビシン、蛇、いろいろいるのではないかなと、すごい巣窟になっているのではないかなという感じがするような状況なんですけれども、あの場所にあの状況で放置した場合、周りの農作物またはあとは住宅等に影響が出ることも考えられるとは思うんですけれども、その辺についてはどのようにお考えなのか、ぜひお聞かせいただきたいと思います。
また、あれを撤去することによって、今現在そういう被害が出ていないのかということも教えていただければと思います。
○委員長 では、答弁を求めます。
佐藤農林課長。
○農林課長 ちょっと私も、きのう初めてあの場所、ちょっと見させていただいて、大変、ひどい状態だというふうには思ってきたところでございますが、ただ、その中では、動物等の存在を確認することはできませんでしたので、あそこに何かいるかいないかというのはわからない状態でございますので、もしいるとすれば被害もある可能性はあるというふうなことでございます。
以上です。
○委員長 1番山口裕昭委員。
○山口裕昭委員 今、いる可能性もあるということでしたけれども、普通、町場の空き家でも、10年ぐらい放置すると中にタヌキが住みついたり、ハクビシンンが住みついたりということがあります。
あの山の中ですので、当然いろんなものが、何がいるかわからないような状態になっている可能性は非常に高いのではないかなと思うんですけれども、所有者の方がいらっしゃいまして、なかなか、中をあけて見ることも難しいのかとは思うんですけれども、中をあけてみて状況を確認した方がいいのではないかと、きっと周りに被害は必ずあるはずだと思います。農作物の被害もあると思いますし、近所の、近隣の住民の方、住宅のほうにも何やかにかの被害が出ているのではないかと思うんですけれども、それ、何か把握はできていないんでしょうか。
○委員長 答弁を求めます。
佐藤農林課長。
○農林課長 被害の報告等の、あるいは苦情、そういったものは、農林課のほうには来ておりません。
以上でございます。
○委員長 1番山口裕昭委員。
○山口裕昭委員 今回の件は、桜を植えるとかそっちのほうの話が主だとは思うんですけれども、ぜひ害獣の駆除の観点からも、ぜひその辺をちょっと確認していただいて、もしも本当に害獣がいるのであれば、早急に対応しなくてはいけないと思いますし、その辺の観点からも、もうちょっと詳細な調査のほうが必要なのではないかと思うんですけれども、私はそう思うんですけれども、いかがでしょうか。市長。
○委員長 市長。
○市長 山口裕昭委員、御指摘の件については、鳥獣被害について拡大している状況を考えると、当然の御懸念かなというふうに思います。
そこの調査につきましては、あそこを調査する、時間をかけるよりも、今回所有者の方に御理解をいただいて、きれいにさせていただくというのが一番効率的な方法かなというふうに思いますので、そういったことでさせていただきたいというふうに思います。
○委員長 1番山口裕昭委員。
○山口裕昭委員 調査するよりも壊してしまったほうが早いということだと思うんですけれども、確かにそのほうが早いとは思いますけれども、今回、その辺の観点からも、周りに被害があるかないかというのを確認していただければ、もうちょっと話も早かったのではないかと思いますので、ぜひ今後はその辺の調査のほうも進めてから出していただけるようにお願いします。
以上です。
○委員長 要望ですね。
ほかにございませんか。
3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 途中から切り出しっていう話がありますけれども、これ、ちゃんと調査の権限がありますので、しっかりとそこは守っていただきたいというふうに思います。質問、意見があるわけですので。
39ページ、今の、先ほどのインバウンドの関係でございます。
まず、赤湯駅、それから、案内看板作成委託等々が赤湯駅にあるのかどうか、どこに設置をしていくのか、そして、言語については、当然、今回台湾に市長がトップセールスに行かれますので、台湾いわゆる中国語とか韓国語だと思うんですが、そこの言語と、どこにどういうふうな形で設置するのかお伺いしたいと思います。
○委員長 答弁を求めます。
粟野商工観光課長。
○商工観光課長 お答えいたします。
なお、案内表記の言語の関係、多言語の関係でございますけれども、今のところ考えておりますのは、英語、中国語、韓国語ということでございます。
あと、場所については、トイレも一緒に改造いたしますので、トイレやそういった周辺の案内というふうなことでございます。
○委員長 3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 当然、台湾の方で初めて日本に来る方もいらっしゃると思います。
赤湯温泉は和室等が多いですし、当然温泉に入るというふうなことになると思います。その温泉の入り方等について、例えば旅館のスタッフ等々にちゃんと入り方を教えていく、いわゆる温泉健康アドバイザーというふうな資格もございますが、観光協会でしているものがありますが、そういったソフト面でのおもてなしというか、これについてはどうお考えでしょうか。
○委員長 粟野商工観光課長。
○商工観光課長 インバウンドのソフト面の対応というふうなことでございますけれども、今、高橋一郎委員がおっしゃいました温泉観光アドバイザー、それらの講習会も、来月、10月開催されるようでございますので、そこに旅館あるいは温泉組合の皆さんを紹介をするというふうなことで、少しでもそういったソフトの対策ができるように対応してまいりたいと思います。
○委員長 3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 その件については、じゃ、そのようなことでお願いします。
それで、インバウンド、外国人旅行者が来ていろんな観光、南陽市の観光資源に接していくというふうに思っています。
その中で、当然熊野大社もその場所になっていると思います。そうすると、あそこはいわゆる縁結びというところの月結び、そこを一生懸命、今、やっていまして、大変繁盛しているようです。
その場合、そこに行って、縁結びというのはどういうものだかというのは、当然いろんな説明がガイド等するとは思うんですけれども、ぜひ、ここで私、提案したいのは、ハイジアパークというのは、ハイジアというのは意味がわからないと思うんですね。外国人に。縁結びの湯と、ハイジアパークを縁結びの湯とするというふうな発想でもっていくことが、いい、今回きっかけじゃないのかなというふうに私は思っています。
いわゆるハイジアパークの黒字大作戦の中で、いろんな形で御利益があるようにというふうなことを、何回か私も質問してきましたけれども、その御利益の中で縁結びというのが、非常にタイミングがいいのかなというふうに思いますが、これは当然市長には、どういうふうに印象を受けますか。
○委員長 市長。
○市長 ハイジアパークと縁結びがつながるというのが、今までちょっと私、考えたことがなくて、今、委員から御提案いただいてびっくりしたところでございます。
それが観光客、市外の皆さんからあるいは国外の皆さんからも十分に御理解いただけるしっかりとした定義づけと言いますか、結びつけと言いますか、ハイジアパークと縁結びの結びつけができるのかどうか考えさせていただきたいというふうに思います。
○委員長 3番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員 結びつきを、私、つくればいいと思うんです。
例えば縁結びというのは、キーワードは赤い糸、うさぎですよね。そしていわゆるあそこの熊野大社はイザナギノミコトとイザナミノミコトが結ばれたというところが鍵ですので、ただ、そういうふうなものを、いわゆる物語をつくっていくというようなことでも可能だと思いますし、大半のところはそういうようなことの、観光の、PRしているというふうに思いますので、ぜひそういったところで何か知恵を出すというようなことで進めていただければと思うんですが、どうでしょうか。
○委員長 市長。
○市長 物語をつくるということについては、つくることによって誘客を図るという方法も十分に考えられるものというふうに思います。
今後のハイジアパークと縁結びの生かし方につきましては、ぜひ委員のほうから事業として進めていけるような御提案をさらにいただきまして、一緒に考えさせていただきたいというふうに思います。
○委員長 よろしいですか。
ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 次に、その他・附属資料50ページから55ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
ここで、議第41号 平成28年度南陽市一般会計補正予算(第3号)に対して、3番高橋一郎委員ほか4名から修正の動議が提出されておりますが、会議規則第101条の規定により動議は成立いたします。修正案を配付させていただきます。
○委員長 暫時、ここで休憩といたします。
再開は予鈴にてお知らせいたします。
午前11時47分 休 憩
───────────────────
午後 1時00分 再 開
○委員長 再開いたします。
修正案についてを議題といたします。
この際、修正案提出者の説明を求めます。
3番高橋一郎委員。
〔3番 高橋一郎委員 登壇〕
○高橋一郎委員 修正案の提案の3番高橋一郎です。
先日、9月6日、現地を政風会の会派全員で視察してきました。
見晴らし台に行くのは久しぶりでした。私が小学生、中学生時代には結構行きましたけれども、見晴らし台が閉じてからはあまり行っていなかったので、とても懐かしく思った次第です。
現地の状況は、見晴らし台に通じる市道の状態も悪く、以前の見晴らし台の面影はなく、建物の景観は悪いなと感じましたし、先ほど舩山委員からありましたように、駐車場脇の小屋なども景観としては悪いなと思ってまいりました。
桜の植栽はするというようなことですが、桜の植栽をしても、下の駐車場から全く見えないことや、むしろ見晴らし台のすぐ下の民地に植栽したほうが、下からも遠くからも見えるのではないかと現場で思いました。
言わずもがな桜の木を植えて育てることは、今の人々より未来の人々に見て楽しんでもらうためにあります。幸福の福を植えると言って福植と言われるように、まさしく福植そのものだと思います。先人が100年前に壮大な夢と構想を持って植栽したように、私たちも百年の計を立てなければなりません。
烏帽子山公園は、明治16年、偕楽園、水戸偕楽園の偕楽と同じです、石岡與市さんを中心とした16人の有志が、134年前に、そこは大きな大志を持ってつくった所です。
時は大きく経過し、道路網も環境が様変わりしようとしています。平成30年度には東北中央自動車道、さらには新潟や山形南部連絡道路が開通します。
車の窓から、そして、奥羽本線の電車の車窓から見える桜の景観も考えなければならないときだと思います。
私は、昨年6月定例会の一般質問で、烏帽子山の桜の樹勢回復のための提言を行いました。地元赤湯の住民として、きれいな桜の開花を楽しんでもらうための春と秋のクリーン作戦のほか、各種取り組みにも参加をし、協力してきました。もちろんこれからも続けていきます。
殊のほか烏帽子山公園は、小学生時代に友達と毎日のように遊んだ深い思い入れがありますし、千本桜保存会の会員の立場だけならば、一歩前進の当局案でもいいかもしれません。
ただ、市政全般、市民の公平な立場に立つ市議会議員としては、あえて反対を唱えざるを得ません。
そもそも公園は、第8款土木費の第4項都市計画費の範疇です。烏帽子山公園のみならず双松公園など市内全域を視野に置く必要があります。
聞くところによると、双松公園は、双松公園緑を守る会がボランティアで維持管理を行っており、県の緑環境税の予算30万円と会費20万円で運営していますが、桜、松の消毒代、松枯れ対策の資材や剪定も自前でしなくてはならないそうです。市には予算要求を何度しても、市の予算はつかないと言っていました。
市管理の公園として、本当にこれでよいのでしょうか。業務委託で肥培管理、消毒、剪定をしている烏帽子山公園とは随分違うものだと思います。
このことを含めて、今回の当局提案を考えてみた場合に、公園間における市予算のギャップと一般常識からは逸脱した用地取得に違和感を覚えた次第です。
前置きはこれくらいにして、修正案について申し上げます。
修正案の提出について。
提出者は省略します。
議第41号 平成28年度南陽市一般会計補正予算(第3号)に関する修正案を下記のとおり会議規則第101条の規定により提出します。
(提案理由)
烏帽子山公園の千本桜は名実ともに1,000本に対する取り組みには賛成します。
しかし、原案は見晴らし台だけに限定したものであり、既存の桜の樹勢回復などの活性化策や周辺一帯を含めた全体構想、いわゆるグランドデザインがないままでのこのたびの唐突な補正予算計上は場当たり的と言わざるを得ません。
この案では下記の理由で市民の理解を得るのは困難であり、今後グランドデザインを策定し、妥当な費用負担を検討した上での再提案を望むものです。
記
1、用地測量を行い、解体し、加えて120万円の土地代を本市が負担することは売り主側に有利な契約であり、最少経費で最大効果を得るものではなく、市長が言われる身の丈の行政にも逆行するのではないか。
2、解体、用地測量、用地買収費合わせて444万円の費用は、坪当たり3万7,000円(購入費だけでは坪1万円)と高額であり、これが取引事例になれば周辺土地も同様の価格で購入せざるを得なくなること。
3、公園機能の拡充という名目があるにせよ、市が解体費用も出していくことが空き家等の建物解体の前例となることが懸念されること。
以上の理由により、次のとおり修正案を提案します。
歳出第8款土木費第4項都市計画費において計上されているいわゆる「烏帽子山公園見晴らし台解体及び用地取得事業分の公園等整備事業費」中、手数料7,000円をゼロ円に、用地測量委託202万円をゼロ円に、公園施設整備工事972万1,000円を850万円に、及び用地購入費119万2,000円をゼロ円に減額し、減額合計額444万円を歳出第14款予備費に措置すること。
以上、御提案申し上げます。よろしくご審議のほどお願いいたします。
○委員長 これより質疑に入ります。
修正案について質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
採決は起立により行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長 御異議なしと認めます。
それでは、起立により採決いたします。
最初に、修正案について行います。本修正案のとおり可決すべきものと決するに賛成の委員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○委員長 起立少数であります。よって、議第41号に対する修正案は否決すべきものと決しました。
次に、原案についてお諮りいたします。議第41号は原案のとおり決するに賛成の委員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○委員長 起立多数であります。よって、議第41号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
議第42号 平成28年度南陽市国民健康保
険特別会計補正予算(第2号)
○委員長 次に、議第42号 平成28年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。
吉田財政課長。
〔財政課長 吉田正幸 登壇〕
○財政課長 〔平成28年9月定例会 予算に関
する説明書により 議第42号に
ついて説明〕省略別冊参照。
○委員長 これより質疑に入ります。
事業勘定の歳入・歳出全般、66ページから74ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第42号 平成28年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長 御異議なしと認めます。
よって、議第42号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
議第43号 平成28年度南陽市介護保険特
別会計補正予算(第1号)
○委員長 次に、議第43号 平成28年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。
吉田財政課長。
〔財政課長 吉田正幸 登壇〕
○財政課長 〔平成28年9月定例会 予算に関
する説明書により 議第43号に
ついて説明〕省略別冊参照。
○委員長 これより質疑に入ります。
歳入・歳出全般、84ページから95ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第43号 平成28年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長 御異議なしと認めます。
よって、議第43号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
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議第44号 平成28年度南陽市後期高齢者
医療特別会計補正予算(第1
号)
○委員長 次に、議第44号 平成28年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。
吉田財政課長。
〔財政課長 吉田正幸 登壇〕
○財政課長 〔平成28年9月定例会 予算に関
する説明書により 議第44号に
ついて説明〕省略別冊参照。
○委員長 これより質疑に入ります。
歳入・歳出全般、106ページから109ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第44号 平成28年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長 御異議なしと認めます。
よって、議第44号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
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議第45号 平成28年度南陽市水道事業会
計補正予算(第1号)
○委員長 次に、議第45号 平成28年度南陽市水道事業会計補正予算(第1号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。
渡部時裕上下水道課長。
〔上下水道課長 渡部時裕 登壇〕
○上下水道課長 〔平成28年9月定例会 予算
に関する説明書により 議
第45号について説明〕省略
別冊参照。
○委員長 これより質疑に入ります。
収益的収支及び資本的収支全般、114ページから123ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第45号 平成28年度南陽市水道事業会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長 御異議なしと認めます。
よって、議第45号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
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議第46号 平成28年度南陽市下水道事業
会計補正予算(第1号)
○委員長 次に、議第46号 平成28年度南陽市下水道事業会計補正予算(第1号)について審査を行います。
当局の説明を求めます。
渡部上下水道課長。
〔上下水道課長 渡部時裕 登壇〕
○上下水道課長 〔平成28年9月定例会 予算
に関する説明書により 議
第46号について説明〕省略
別冊参照。
○委員長 これより質疑に入ります。
収益的収支及び資本的収支全般、128ページから137ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長 討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
お諮りいたします。議第46号 平成28年度南陽市下水道事業会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長 御異議なしと認めます。
よって、議第46号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、本委員会に付託されました補正予算6件の審査は全て終了いたしました。慎重な御審議を賜り、まことにありがとうございました。委員各位の御協力に対し、深く感謝申し上げます。
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閉 会
○委員長 これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。
御起立願います。どうも御苦労さまです。
午後 1時35分 閉 会
予算特別委員長 片 平 志 朗