平成29年3月14日(火)午前10時00分開議

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片平  志朗  委員長       舩山  利美  副委員長

出欠席委員氏名

◎出席委員(16名)
 1番 山口   裕昭  委員        2番 島津   善衞門  委員
 3番 高橋  一郎  委員        4番 舩山  利美  委員
 5番 山口  正雄  委員        6番 白鳥  雅巳  委員
 7番 片平  志朗  委員        8番 梅川  信治  委員
  9番 川合    猛   委員       10番 髙橋   弘  委員
11番 板垣  致江子  委員   12番 髙橋   篤  委員
14番 遠藤  榮吉  委員       15番 佐藤   明   委員
16番 伊藤  俊美  委員       17番 殿岡  和郎  委員
◎欠席委員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫 市長               大沼 豊広 副市長
嵐田 淳一 総務課長            髙梨 敏彦 みらい戦略課長課長
吉田 正幸 財政課長            相澤 和吉 税務課長
西牧 修二 総合防災課長          神棒 久志 市民課長
菊地   清 福祉課長            板垣 幸広 すこやか子育て課長
佐藤   浩 農林課長            粟野   清 商工観光課長
漆山 清美 建設課長            渡部 時裕 上下水道課長
大友 直秀 会計管理者           猪野  忠 教育長
安部 史生 管理課長            板垣   健 学校教育課長
佐藤 賢一 社会教育課長         江口 和浩 選挙管理委員会事務局長 
田中 康美 監査委員事務局長      小関 宏司 農業委員会事務局長
                
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事務局職員出席者
尾形 真人 事務局長               田中   聡 局長補佐
髙橋 京子 庶務係長      小野 勝司 書記

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本日の会議に付した事件
 議第7号 平成29年度南陽市一般会計予算

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開      議
○委員長(片平志朗委員)  御起立願います。
  おはようございます。
  御着席ください。
  これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は16名であります。
  これより平成29年度各会計予算の審査に入ります。

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議第7号 平成29年度南陽市一般会計予算
○委員長  初めに、議第7号 平成29年度南陽市一般会計予算について審査を行います。
  当局の説明を求めます。吉田正幸財政課長。
〔財政課長 吉田正幸 登壇〕
○財政課長  〔平成29年3月定例会 予算に関
        する説明書により 議第7号に
        ついて説明〕省略別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁はページ数、款項目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。
  これより質疑に入ります。
  予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。
  最初に、歳入について行います。
  第1款市税から第12款使用料及び手数料までの18ページから35ページまでについて質疑ございませんか。
  4番舩山委員。
○舩山利美委員  初めに、南陽市発展に御尽力され、残念ながら亡くなられた上下水道課の熊坂正規課長補佐に対しまして、心から御冥福をお祈り申し上げます。
  最初に、本予算の款項目の個別の審査の前に、予算の基本的な考え方について若干お聞きしたいんですが、委員長に許可をいただきたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。
○委員長  総括質疑の時間を設けておりませんので、発言を許可します。
○舩山利美委員  ありがとうございます。
  昨年12月議会で私の一般質問にも取り上げましたけれども、27年度の決算が昨年11月の市報で11億1,000万円の黒字と大きく掲載されました。11億円という金額がどうしても気になってこだわっているんですが、黒字の文字が連発されておりまして、市民の目には、11億円も余ったのかといったふうに映った方も多いと思うんです。実際、一部の市民の方からは、あんなに余すなら、周りの必要な整備はできないのといった声も確かにありました。これから29年度の予算審議に当たるわけでありますが、我々委員としても真剣に市民の負託に応えるために、必要かつ適切な予算執行の議論をするわけでありまして、市報で示されたような多額の黒字というのは、果たして市民のための適切な予算執行だったのか、あるいはしっかりと市の事業は遂行されたのかといった、そういう疑問も出てくるところでありますが、これからの今後の予算執行に当たって、その辺の考えについて市長に御見解をお伺いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  御質問にお答え申し上げます。
  昨年については、委員からお話があったとおりの決算でありましたわけでありますけれども、黒字というのは、事業についてはしっかりと進捗を図った上で、その上で効率的な運営に努めた結果でございまして、やるべき事業については行ってまいったものと認識しております。29年度以降においては、これもできる限り効率的、最少の経費で最大の効果をという意識を持って執行に努めてまいりたいというふうに思っております。
○委員長  4番舩山委員。
○舩山利美委員  数字の何かマジックというのかもしれませんが、市民が見る市報で歳入が150億円、歳出が130億円という、あんなふうな決算報告を見たら、ほとんどの方は11億円余ったんではないかと捉えると思うんです。確かに余ったという表現は、これは適当でないかもしれませんが、市民の感覚とすれば、あの市報の表題は、それほど余裕があるならということになるかもしれませんし、私自身もそういうふうに思ったんですが、そういうことなら、もっと市民の要望に応えられたんではないかというふうに考えるんです。
  例えば、市民の一番身近なところでいうと、道路とか側溝とか舗装とか、私も地区の陳情を受けて、役員の方々と一緒に建設課で話をさせていただいたこともありますし、教育環境の改善というふうなことで、各学校からの要望などもあるかと思います。そういう目に見えた市民のニーズなりも、しっかりと把握しておく必要があると思うんです。
  建設課長にお聞きしますが、現在、建設課で予算化していない市民からの要望というのは、何件ぐらいあって、どのぐらいの金額になるのか、細かい試算でなくても結構ですので、お聞きしたいと思います。また、管理課でもそういうものがあるならば、わかる範囲で結構ですので、管理課長にもお伺いしたいと思います。
○委員長  建築関係については、その該当のときによろしくお願いしたいと思います。あくまでも総括的なことについて質問をお願いしたいと思います。よろしいですか。
  4番舩山委員。
○舩山利美委員  それでは、個別についてはまた後でということで、多分先日建設課にもお話をお聞きしたんですが、結構な金額になるというふうに思うんです。全て満足いくというようなことは無理かもしれませんけれども、市報で示されたような黒字の一部を、例えばそういう市民のニーズに向けるということができたら、住んでみたくなる南陽市ということにもつながると思うんです。その辺については、御見解をお聞きしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  市民の皆さんからの要望につきましては、昨年秋にも行っております市長と未来トークについて、これ17回行わせていただきましたけれども、そういったさまざまなところでしっかりと対話しながらお話を伺っているところでございます。そのほかにも、当然ながら全庁的に市民の皆さんからのお話というのは、丁寧に誠実にお話を伺って業務に当たらせていただいております。
  そういった意味で、仕事についてはきちんとしているものと認識しておりますけれども、全ての要望が実際に行われるかといいますと、将来の市の運営等々をしっかりと勘案しながら行っていく必要があるということで、全ての御要望にはお応えはできないものと思っております。しっかりと市の将来を見据えながら、やるべきこと、そうでないものを精査して取り組んでまいるつもりでございます。
  さらに、先ほど御指摘がありました、もし余裕があるならということでありますけれども、未来トークでもお話ししておりますが、数年後を見通してみますと、財政的には決して安泰ではないというふうに思っております。そのことは市報にも載せてあるはずです。そのことを考えますと、決して余裕がある状態ではないということでありまして、しかしながら、できることについてはやっていこうということで、29年度予算は、今まで積み残されてきた課題に、しっかりと目をそむけずに取り組んでいく予算となっているというふうに思っています。そういった意味で28年度と比べて5.1%、大きく伸びたところでございます。
○委員長  4番舩山委員。
○舩山利美委員  余裕のあるものではなかったというふうなことでありますけれども、先ほど言った、もう少し市民のニーズにということを言ったんですが、建設課にお聞きしたところ、6億円ぐらいのまず予算化、これがまだできていないというか、予算化をされないという部分がそのぐらいあるということをお聞きしたので、そういうニーズも応えていく必要があるんではないかなと私は思ったんです。
  結局、市報で示されたものは、何か数字のマジックということかも知りませんけれども、もう一つは、財政課長にお聞きしたいんですが、29年度の当初予算に対する経常収支比率というのはどのぐらいになっていますか。
○委員長  吉田財政課長。
○財政課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  平成29年度の予算をベースにいたしましての経常収支比率でございますので、そのように御理解いただければと思いますが、92.4%ほどで見込んでございます。ちなみに、平成27年度の決算は87.3%でありまして、指数としては上がっているように見えますが、ただ、これは決算に向けて税とか交付税とかの伸びを見込んでいない数字でございますので、その辺で御理解いただければと思います。
○委員長  4番舩山委員。
○舩山利美委員  これ、当初予算でありますからそのようなものだと思いますけれども、義務的経費などを差し引きますと約7.6%となりますよね。そういうものが、地域活性化とか景気浮揚などに財政出動できる部分だと思いますけれども、2月27日の山形新聞に、自治体の景況感についてのアンケートが載っておりました。山形県に関しましては、山形市を含めて7市町が上向いているという回答だったんですが、そのほかは、変わらないか下降しているという回答で、南陽市については載っていなかったんですが、本市としてはどういう回答をなされたのか、その辺聞いてみたいと思います。
○委員長  当局の答弁を求めます。
  吉田財政課長。
○財政課長  お答えいたします。
  私どものところでは、そのような調査にお答えしたということはございませんが。
○委員長  4番舩山委員。
○舩山利美委員  新聞報道によりますと、県内自治体全てで回答があったというふうなことを、そういうようなを書かれているんですが、それでは、景況感について南陽市はどういうふうに、こういうアンケートがあった場合、南陽市としては上向いているのか下降なのかそのままなのかという面においてはどうでしょうか。
○委員長  吉田財政課長。
○財政課長  私というよりも、税のほうの見込みとしては、法人については厳しい状況で減少も見ているというふうなことでございまして、あと個人の所得については若干の増で見ているというふうなことで予算はできているものでございます。
○委員長  相澤税務課長。
○税務課長  私のほうから、ただいまの御質問に御回答になるかあれですけれども、税務の立場として、今年度の予算編成に当たっての考え方をお示し申し上げたいと思います。
  28年中の県内雇用の情勢の改善、これは全体的に行われておりまして、新聞報道でも当然御存じのとおり、賞与の支給やベースアップの実施等も行われている。業種間によっては若干の開きはあるにしても、またさらには、最低賃金の21円の引き上げがなり、時間717円ということで昨年10月7日から実施された。あと、日銀の山形事務所の2月21日の発表によりますと、緩やかな回復を続けているというのは9カ月連続ということで、県内の景気についてはまずまず横ばいから上だろうということで全体を見ております。
  そのような中で、南陽市の有力企業においても、新聞報道で出されているように、今期の決算はまずはよろしいのではないかというようなことも掲載されておりますので、税務としてみれば、法人については業種の格差がありますので、バランスがありますので若干減少を見ていますけれども、基幹税である個人の給与所得についてはまず堅調に伸びるだろうという見込みで見ております。
  以上です。
○委員長  4番舩山委員。
○舩山利美委員  下降しているものではないというふうなことだと思います。しかし、市民からすれば、多分アベノミクス効果というのは期待したほどではないなと思っていると思います。そういう意味では、多少なりとも景況感を底上げする必要があると私は思うんです。
  一方で市長は、基本理念として、数十年、100年先に責任を持つとよく言われておりますし、施政方針でも2回ほど述べておられます。いろいろな意味で100年先に蓄えるということではないかと思いますけれども、私はちょっとそれは違うんではないかなと考えているんですが、見解の相違ですから否定するものではありませんけれども、例えば、それを常に念頭に置いて市民に負担を強いるんではなくて、今の世代をしっかり守って、きちんと次の世代につないで、それを積み重ねていくことが、結果としてつながることだと私は思うんです。白岩市長が100年先まで市長をやられていると言うなら別ですけれども、何代か先で自治体の方向が変わったりしたら、もしかしたら余計なお世話だったということになるかもしれません。ですから、数十年、100年先の市政はその世代の方たちに任せて、今の世代をしっかり充実させて、次の世代に責任を持って渡すことが、この世代の責任だと私は考えております。その辺は見解の相違だと思いますけれども、そういう意見もあるということを念頭に入れていただいて、適正な予算の執行していただきたいということを要望いたしますが、これに対して御見解があればお聞きしたいと思います。
  私からは以上であります。
○委員長  市長。
○市長  舩山委員と私との認識の間にどのくらいの相違があるかというのを今ちょっと思っていたんですけれども、私は、今はどうでもよくて100年先を大事にするという趣旨で、50年、100年先ということを申し上げているのではございません。当然ながら、今もしっかりと守っていかなければ未来はないわけで、そういったところについては委員と同じ思いかなというふうに思っております。委員から御指摘があった件もしっかりと胸に入れながら、市政運営に当たってまいりたいと思っております。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  歳入歳出について、全体的にお尋ねしたいというふうに思います。
  せんだっての内示の中で、概要で書かれているんですけれども、市税は順調に堅調に推移している、これも山形新聞でも報道されたんですけれども、大変結構なことだと思います。
  そこでお尋ねしたいんですけれども、国の国債発行が1,000兆円を超えている、こういう報道であります。さらには、全国都道府県の県債あるいは末端の地方自治体の市債と町村債も増えていると、こういう状況があるわけですね。南陽市の場合ですと、この予算書の中にも書いてありますが、市債残高が約159億2,000万円、これは、私、議員も大分長くなってきているわですけれども、大分減ってきている。悪いことではない、大変結構なことだと思います。
  それで、これからの地方交付税あるいは市税の問題で、なかなか国のああいうふうな相当の借金を抱えて国政を担っている、そういう状況の中で、私心配されるのは、地方交付税、これから先、減らされるというふうな可能性もあるんではないのかなと。この3カ年財政計画見てみますと、そのことを言っているわけですね。ですから、そういった状況がこれからもあるのではないかと、こういうことでありますが、その辺の見方についてどのように考えていらっしゃるかお尋ねします。
○委員長  当局の答弁を求めます。
  吉田財政課長。
○財政課長  ただいまの佐藤 明委員の御質問にお答え申し上げます。
  今後の交付税の見通しについてでございますが、南陽市の固有の要因としては、今後人口減少に入っていくというふうなことで、人口をベースにして交付税というのは算定されますので、そういったことで交付税というのは減少の方向に向かうだろうというふうなことも考えております。
  また、国全体の考えといたしまして、2020年までに国ではプライマリーバランスを黒字化するというようなことで進んでおりまして、地方財政におきましても同様の考え方で進んでおるわけでありますが、今のところは2020年度までについては一般財源の総額を確保するというようなことでなって、交付税についてもほぼ同じぐらいの額が確保されているわけでありますが、その後になりますとどういう状況になるのか、その辺は、もう少し国の動向も見ませんとわかりませんが、大変厳しいことも想定されるのではないかと思ってはおります。
  以上でございます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  先ほど舩山委員がいろいろ質問されたわけですけれども、先ほど市長の答弁ですと財政は厳しい状況だと、こういうふうに答弁されたわけですけれども、私は、国が1,000兆円以上の借金を抱えて、地方に回すわけはないと思うの、これからというのは。何年先だかわかりません、そんなことは。あしたのこともわからないんですけれども。ですから、そういった意味において、これからどんどんそういう減らされる傾向があるのではないかということで心配している、こういうことなんです。これはわかりますね。
  それと同時に、少子化問題、あるいは今、南陽市の税収は、先ほど税務課長おっしゃったように、今のところはいいかもしれませんが、これから3年、5年、その先のことを考えれば、私そこまでは生きているか生きていないかわかりませんが、非常に心配して言っているわけね。ですから、先ほど市長が答弁したように、効率ある行政、しかも今年は南陽市が誕生して50周年と一つの節目を迎えるわけですね。後で申し上げますが、これから先のそういう見通しも含めて市長に答弁していただきます。
○委員長  市長。
○市長  2020年までは現在の地方交付税、地方財政対策については維持されるという、先ほどの課長からの答弁もありましたけれども、当然ながら、行政を運営していくには3年後まで見ていればいいというものではなくて、できる限り長いスパンで、長い視野を持って運営すべきというふうに思っております。
  そういった意味で、今、佐藤委員がおっしゃられた将来の税収の見通し、そういったものも全庁でしっかりと意識を持ちながら運営していくことが、将来の南陽市にとって、南陽市を次世代にしっかりとつないでいく上で大変重要な意識であろうというふうに思っております。そのことを「身の丈に合った市政」というふうに表現しているわけでありますけれども、今の市民生活も大事にしながら、しかし将来の子供たちにもしっかりと渡すことを意識して運営に当たってまいります。
○委員長  ただいま15番佐藤委員の審査の途中でありますけれども、暫時休憩といたします。
  再開は11時15分といたします。
午前11時00分  休  憩
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午前11時15分  再  開
○委員長  休憩前に引き続き審査を再開いたします。
  18ページから35ページまでについて、ほかに質疑ございませんか。
  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  先ほど挙手しまして、舩山委員の関連というふうなことで挙手したものですから、その関連の部分で発言したいと思うんですが、よろしいですか。
○委員長  発言を許可します。
○高橋一郎委員  まず、11月1日号の市報ことです。先ほど舩山委員からありましたように、表現が正確ではないのではないかというようなことがありました。私、全くそういうふうに思っています。つまり、一般市民から見ると11億1,000万円が余っていると、単純にそういうふうにほとんど市民から聞こえてきます。したがって、そういうふうなことが、これを出したことによって間違った情報を与えられると、間違ったというか、正確でないというか、そういうふうなことがあると、正常な予算執行、予算編成というのができなくなるのではないかというふうに私は思うんですけれども、これに対して、例えば市民からのクレームとか、そういったことがなかったのかどうか。そして、これについてどういうふうに思われるのか、市長にお尋ねしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  この市報に関する市民の方からのクレームがあったかどうかという件については、ないということでございます。
  それから、黒字決算、赤字決算ということについては、おおむね自治体において決算を公表しますときに使われている言葉でありまして、このことについては特に事実と違うということではないのかなというふうに思っております。そういったことで、しかしながら、市民の皆さんからちゃんと執行しているのだろうかというような疑問があるとすれば、そういったことについてはさまざまな場面でしっかりとやらせていただいているという御説明をさせていただきたいというふうに思っています。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  施政方針の中でも、基本的に市民にわかりやすく広報広聴活動をしていくというふうなこともあります。そういうふうな中でいえば、これはちょっといただけないのかなと私は思っているんです。
  1つは、例えば「文化会館建設が終了したため繰越金が大幅に減りました」、これ、私意味わかりません、一般の方。「文化会館建設が終了したため繰越金が大幅に減りました」、多分繰越明許費がなくなっていることだと思うんですけれども、一般の方はわかりますかね、これ。
  あともう一つ、「全ての特別会計で黒字決算」、これは確かにそうだと思うんですよ。ただ、中身に対して繰出金も出しているんですよ、返済もしているんですよ。そういったことが全く情報として与えられないで、こういうふうなことで見出しを掲げられると、何だ、介護も国民健康保険もみんな黒字なんだというふうに思いますよ、これ。だから、丁寧なわかりやすい形からすれば、これはちょっといただけないのではないかというふうに私は思うんです。クレームなかったって、市民は余りあっても直接言わないんだかもしれませんけれども、私はそういうふうに聞いています。したがって、市長は間違ってはいないっていう、間違ってはいないかもしれません。ただ、誤解はされるということです。それに対してどうでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  市報は、市民の皆様に市政についてわかりやすくお伝えするという使命がありますので、できる限り誤解のないように、そして市民の皆さんと行政が齟齬をきたさないように、そういった文言の使い方についてこれからも留意して編集するように指示してまいりたいと思います。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  そのようにお願いしたいと思います。
  それで、その中で、29年度予算の編成に当たって、28年度の繰り越し見込みというか、決算見込みですね。どのような形で捉えて29年度編成をしたのか、まずお伺いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  吉田財政課長。
○財政課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  平成28年度の決算見込みについてでございますが、それぞれ歳入歳出の見込みにつきまして各課から聞き取りをしながら、繰り越しの見込み等を立てるわけでございますが、当初予算立てる段階でまだまだ見えていない予算執行の状況がございます。そのようなこともございまして、このたびの歳入におきましても、繰越金につきましては前年度と同額の2億円で見込みながら、それで歳出を組む際に不足する部分については財政調整基金からの繰り入れというようなことで編成したものでございます。
  以上でございます。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  大体見込みは2億円だということですけれども、また収入に戻って悪いですけれども、前年度比1億7,000万円というふうにありますけれども、これがいわゆる実質単年度収支というふうなことだと思うんですけれども、本来ならば1億7,000万円というのが表に出て、こうするべきだったというふうに私は思っているんです。そういうふうにした場合に、大体2億円というのは、要するに前年度というのは1億7,000万円という基本でよろしいですか。2億円というのは繰越金の予算の額ですけれども、どうなんですか。
○委員長  答弁を求めます。
  吉田財政課長。
○財政課長  新年度の予算を組む際の繰越金といいますのが、単年度収支ではなくて前年度からの繰り越しも入った数字で、実質収支で見ているものでございます。
  以上です。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  この予算書、当初予算の概要の5ページの中で、自主財源額と依存財源について書かれていますけれども、今年度の29年度当初予算で5億6,278万9,000円が自主財源で増えています。この自主財源が増えた中身についてお聞かせいただきたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  吉田財政課長。
○財政課長  自主財源が増えた要因でございますが、1つが、ふるさと納税の寄附金が3億円から5億円になったというふうなことで、2億円が増えているというようなものでございます。それ以外につきましては、税とかさまざま科目の積み上げで、それ以外については増えているものでございます。
  以上です。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  私は、ふるさと納税の2億円が増えたというのはわかるんですけれども、逆に言えば、3億6,000万円ってどういうふうな積み上げでなったのかなというふうに思ったものですからお聞きしたんです。
  例えば、今の話ですと、市税に関していえば、去年度と比較して一般財源で5,300万円が増えて、そうですよね。そうすると、先ほどの5億6,000万円というのから2億円引いた3億6,000万円に、市税の満たしている部分というのは5,300万円しかありませんので、あと3億円の自主財源の確保というのはどういうふうになったのかをお伺いしたいんです。いや、私は、自主財源が増えると非常にいい話なものですから、いい打ち出の小づちを持っているなというふうに思ったものでお聞きしているんです。
○委員長  答弁を求めます。
  吉田財政課長。
○財政課長  お答え申し上げます。
  先ほど申し上げましたように、まず寄附金で2億円増えたということがございます。市税で5,000万円、あと大きなところが市債で1億7,200万円増えております。あと一般財源の、先ほど申し上げましたけれども、財政調整基金からの繰入金で大きく増えているというようなものでございます。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  わかりました。財調の繰入金もあるというふうなことですね。あと市債も入っているということです。
  ぜひ、自主財源が37.3%、28年度当初と比べると12.3%増えているというふうなことは、非常に自由度が少し高くなるという部分から見れば、自主財源が増えるということは、もっとも市債もあるということですからあれですけれども、そういうふうなことで予算編成されたということで、引き続きそういった形で自主財源の確保についてお願いしたいというふうに思います。
  一般的なことは以上です。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
  10番髙橋委員。
○髙橋 弘委員  32ページ、12款1項の8目教育使用料です。ここに文化会館の使用料1,268万8,000円とありますけれども、この金額については貸し館の使用料だけなんでしょうか、お願いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  髙梨みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  ただいまの髙橋 弘委員の御質問にお答え申し上げます。
  貸し館の使用料でございます。ただし、今回、今年度29年度の予算の中では、後ほどの項目で入るかと思いますが、海外の青少年音楽関係の事業ということで、新聞等でも掲載になりましたが、ブラストに関しての事業があるわけですが、そちらの興行主のほうから会館の使用料が入ってくるということで、その分もこの中に加味されております。それが前年からしますと増えている要因の一つになってございます。
  以上でございます。
○委員長  10番髙橋委員。
○髙橋 弘委員  増えている理由として、今、課長のほうから説明あったわけですけれども、ここに632万円増えているわけなんですけれども、その部分というのは、ここの貸し館の部分の増えた部分がここに入っているということなんでしょうか。
○委員長  髙梨みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  ただいまの御質問については、その分も入っておりますし、あわせて28年度の実績ベースでの使用料を加味して、この金額を計上させていただいております。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第13款国庫支出金から第14款県支出金までの34ページから49ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第15款財産収入から第20款市債までの50ページから67ページまでについて質疑ございませんか。
  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  55ページの寄附金、ふるさと納税寄附金のことでお伺いします。
  5億円ということで、前年度よりも2億円アップというふうなことで、大変好ましい計上の仕方をしていますけれども、この積算の何が増えていくのかという見通し、そこをお伺いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  3番高橋委員の御質問にお答え申し上げたいと思います。
  5億円の目標でございますけれども、今回、3月で補正いただいて、28年度で5億円というふうな状況になるようであります。それらの部分の積み上げというふうなことで、まずは今年度と同様な形で、来年度も5億円を目標に進めるというふうな形で来ておりまして、主なものについては、目玉商品でございます米20キロでございます。これについては件数とも金額とも一番でございまして、そのほか、靴あるいは肉、農産物というふうな状況で積み上げて5億円というふうなことで考えているところでございます。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  わかりました。その場合の体制、具体的に寄附者に関してスムーズに物をちゃんと届ける、そのための準備等々いろいろあると思うんですが、その体制については支出の部でお伺いしたいと思います。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、歳入について、これで終了といたします。
  次に、歳出に入ります。
  第1款議会費の68ページから71ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第2款総務費の70ページから109ページまでについて質疑ございませんか。
  5番山口委員。
○山口正雄委員  97ページでございます。2款総務費、1項総務管理費、10項諸費の中で、危険空き家の件についてお伺いしたいと思います。
  この予算書に解体工事418万円、補助金が320万円というふうに計上されております。1つは、解体については空き家対策等の対策計画にも載ってございますが、ある手続を踏んでどうしても解体できない場合代理執行というものと、あるいは寄附された場合の解体というふうなことも二通りあると聞いていますが、今回の解体工事というのはどちらの解体になるでしょうか、ひとつお伺いします。
○委員長  答弁を求めます。
  西牧総合防災課長。
○総合防災課長  5番山口委員の御質問にお答えいたします。
  今回予算で計上させていただいてお願いしているものについては、寄附を受けて、ある程度条件の整ったものについて市で解体する場合の工事費を計上しているものでございます。
  以上です。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  わかりました。
  それで、12月の全協でDランク35件のうち特定空き家が2件だったと思うんですが、今回寄附のことと、160万円を上限にして補助金をするという合計3件ということでありますが、1件多くなるような、そんな状況だということなんでしょうか。
○委員長  西牧総合防災課長。
○総合防災課長  今回の助成事業については、上限160万円の補助を考えておりますけれども、予算的には上限いっぱい使った場合に2件の解体を見込んでおります。あと解体工事については、1件の費用で見積もりをしたものでございます。直近の不良住宅、今、南陽市で押さえているものについてはDランク39件あります。ただ、そのうち、国の助成制度を受けてするものですから、対象となるのが住宅、居宅のみということで、対象については36件が現在あるということです。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  補助金を出すという場合の一つの基準というのはあるんでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  西牧総合防災課長。
○総合防災課長  お答えいたします。
  基本的には、ある程度国交省でつくっている評価の対象ありますけれども、それが100点以上ということで、先ほど言いましたDランク39件、居宅分で36件が全て該当するという形になっています。また、補助の対象が解体部分のみで、小屋とか含まれない、あとごみの中に入っているものの処分費も国の補助の対象外ですので、市のほうについてもそれは対象外で考えているところです。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  私、こういう特定空き家に該当する、要するDランクに該当するものが補助対象になるということになるわけですが、ちょっとずるい考えですと、要するにそこまで待っていようと、解体しないで。それで補助をもらったほうがいいという、そんなことも、ある意味では考えられるのかもしれません。そういう意味で、そのほかの自費で解体される方も当然おられますし、そういったこととの整合性もちろんあるし、非常に難しい部分があると思うんです。そういう意味で、ただ補助を出す、もらったほうが得だとか、そういうふうな観点で考えられるようなことがないのかどうか、その辺どう思われるのか、市長、お聞きしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  そういったことが思われることのないように取り組んでいかなければならない課題だなというふうに思っております。一方で、危険が現実にあるということで解体を望む声と、それから、不公平というか、特定の人の利益になるようなことがあってはならないと。本当におっしゃるとおり大変難しい課題ではありますが、そういったことに留意して取り組んでまいらなければならない課題だと思っております。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
  6番白鳥委員。
○白鳥雅巳委員  それでは、総務管理費、95ページ、赤湯駅駐車場舗装工事についてお聞きいたします。
  あそこの西口の駐車場はかなりの台数がとまっておりまして、自分の車庫同様に使っている方もあるのかなという懸念をしているところでございます。また、そこを今度拡幅をするといったことで、他の市町からとめにくるお客さん、新幹線とか鉄道を利用する方に迷惑になっている状況もあるやに聞いております。そういった拡幅することによって、無断駐車とかそういったことがまた起きるのか、そういった懸念があるわけですけれども、そういったことについて対策として考えておられるかお聞きいたします。まず1点目です。
○委員長  神棒市民課長。
○市民課長  ただいまの御質問にお答えしたいと思います。
  不法にとめている、長期間とめているという車につきましては、私どもで巡回をしながら、あと南陽警察署の御協力をいただきながら対応しております。また、市民の方にはチラシ等を配布しまして、長期間とめないようにお願いしている次第でございます。
○委員長  6番白鳥委員。
○白鳥雅巳委員  巡回をして確認しているということでありますので、安心はするわけでありますけれども、今の時期、不審者とか、そういった方が、不審者といいますか、いろいろな報道でも薬物とかそういったことがいろいろあったりして、夜紛れてそういったこともあるのかなと思います。日中確認するのはよしとしても、夜ですよね。夜がちょっと、窓ガラス割ったり、いろいろなことがあったりするわけでありますけれども、夜も警察と協力していただきながら管理をしていただきたいなと思います。
  あと2点目であります。東口でございます、正面ですね。あそこは、以前私、一般質問でも質問させていただきました。あそこの駐車場でも、管理人がいたときは適切に車両がはけていたという状況でございましたが、長期とめている方もおられて、雪が積もっている車がある、そういった状況もあったわけです。
  そんな中で、質問の内容としては、あそこの駐車場、米沢の駅前のように駐車料金を取るというような形で有料にしたらいいんじゃないかというような話をさせていただきました。以前、補助金を受けている、そういった助成を受けているということでそれはできないんだというお話がございました。今回は、いろいろ聞いたらば、それが、たがが外れたということで、可能ではあるのかなという話を聞きました。その件についてどういうふうな、それができるのか確認したいと思います。
○委員長  神棒市民課長。
○市民課長  ただいまの御質問にお答えしたいと思います。
  市民課としましては、平成29年度1年間検討しまして、できる方向でしていきたいと思ってございます。
○委員長  6番白鳥委員。
○白鳥雅巳委員  今の答弁だと、つくる予定だということでよろしい……
(「前向きに」の声あり)
○白鳥雅巳委員  前向きにという、ある銀行でもそういった有料にして、いろいろなところで有料化になっているわけであります。そういったことで、多少でもそういった迷惑駐車を排除するといいますか、そういったことをなくするために、そういったことも必要なのかなと思っております。駐車場が北側とか西口結構ありますので、そういったことに注意をしていただきながら、正面はきれいにしておくのがいいのかなと思っておりますので、ぜひそういった対策をよろしくお願いしたいなと思います。
  以上です。
○委員長  ほかにございませんか。
  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  75ページの市制施行50周年記念事業についてお尋ねいたします。
  せんだっての施政方針の中でも市長が述べられたように、「南陽市が誕生してから50周年記念であります。先人への感謝とともに、これまでの歩みを学び、次のステージに向かって新たなスタートを切る記念すべき年であります」と、このように述べられました。
  それでお尋ねしたいんでありますが、予算等も全体的な予算として2,800万円以上の予算を組みながら、この50周年を市民とともに祝うと、こういうふうなお話でありますが、私、それにしても市制施行50周年記念事業としては、せんだっての副市長からコピーというか、記念事業の目録というか、送られてきたわけですけれども、それにしても、もう少し何とか50年を市民みんなで祝う、そういうふうな仕掛けかなと思ったわけですけれども、残念ながら50周年にしては平々凡々的なそういう内容だなと、私なりに思ったわけでありますが、もう少し目玉的な記念事業って、何か考えられなかったのかなとこのように思いますが、その辺どうでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  副市長。
○副市長  平々凡々だとかわからないんですが、記念式典というようなセレモニーは、なるべくそんなに金をかけずにしたいというのは考えています。ただ、関連する事業については、ブラストも含めてなんですが、少し打ち上げ花火のようにしたいというふうには思っているんですが、あくまでも税金を使うというふうなことなので、その費用対効果も含めて検討させていただいて、この間ファクスで送らせていただいて、事業化したのはこれというふうなことで、そのほか民間の事業についても冠を使っていただくというようなことも検討しております。
  以上です。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  これ50周年というのは、これから100年、何年たったって、50年は50年なわけだ。これは消せないと思うの、私は。だから今生きている人が、ここに市長もおっしゃっているように先人への感謝と、こういうふうに言っているわけですね。今まで南陽市を戦前、戦中、戦後、頑張ってこられたお年寄りの皆さんにみんなと一緒に祝おうと、こういう記念式典であってほしいなと私は思うんですけれども、何かそういった50周年の記念式典に、そういった方々というのは招待するんですか、それとも、ただ一般的な記念事業に終わらすのかどうか、その辺の考え方についてお尋ねしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  嵐田総務課長。
○総務課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  記念式典の部分でお答えさせていただきますが、今、佐藤委員からあったことと反対のことを申し上げて申しわけないんですが、これからの50年ということを見据えさせていただいて、若い世代に参加をいただきたいというふうに考えております。
  具体的には、記念式典について、さまざま団体の役職の方についてはお呼び申し上げたいというふうに思っておりますが、あわせて市内の全中学生に参加をいただいて、これからの50年という部分について話し合う場ということも設定していきたいなというふう考えております。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  別に私に対して、いろいろ意見も当然あってしかるべきだと思うんです。私言っているのは、たしか課長おっしゃるように、これからの若い方々がこれからの南陽市を背負っていく、そういうふうなのではそれで結構だと思うんです。しかし、私さっき言ったように、今まで南陽市発展のために御尽力いただいた方々がいると思うんですね。そういう方々も含めて考えていかないとだめではないのかなというのが私の意見であります。
  しかも、こういった方々が、当時2町1村が合併して、ずっと苦労してやってきた経過あるわけですよ。当時、商工会なんかは、市制誕生してからも2町1村の商工会の方々は合併せずにずっとやってきた経過もあるわけですから、やっぱり文字どおり南陽市が一枚岩だと言えるような、そういう仕組みも含めて検討すべきではないのかなと私思うんですが、その辺の考え方はどうでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  嵐田総務課長。
○総務課長  今、佐藤委員のお話をお聞きいたしました。内容的にはそのとおりだというふうに思いますので、これからまだ時間等もございますので、種々検討させていただきたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  ただいま総務課長がお話したとおりでありますけれども、これまでの50年への感謝という部分は欠かせないというふうに思っております。そこについては委員の御意見も当然しっかりと留意しながら、まだ中身がしっかりと固まっている状態ではありませんので、いい50周年の式典になるように検討させていただきます。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
  11番板垣委員。
○板垣致江子委員  2款総務費の総務管理費、一般管理費の中で、ただいまの市制施行50周年記念事業のことについてお伺いしたいと思います。
  佐藤明委員のほうから全般的に物足りないんじゃないかというお話がありましたが、少し細かくお聞きしたいなと思いまして、75ページの南陽市非核平和の夕べ開催事業費として680万円、これは非核平和宣言都市から30年を迎えるということで、ここに記念の事業を持ってきたということですが、ミュージカルも開催するということなのですが、開催内容をもう少し詳しくお聞かせください。
○委員長  答弁を求めます。
  嵐田総務課長。
○総務課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  今、委員からありましたように、非核平和の夕べということにつきましては、宣言以来毎年行っていた事業でございますが、ここ数回につきましては5年に1回という形で実施させていただいている事業でございます。
  今ありましたように、30周年を迎えるということもございまして、ミュージカルということを計画しているところでございます。時期といたしましては29年9月1日を予定させていただいておりまして、「流れる雲よ」という演劇を実施したいというふうに考えております。1部としましては、先ほども申し上げましたが、中学生を中心とした子供たちに無料で見ていただいて、2部ということで一般市民の方に見ていただくというようなことに考えているところでございます。毎回平和の夕べにつきましては、協力団体ということでさまざまな団体の皆さんから御協力をいただきながら実行委員会を組織して運営しておりますので、今回もそのようなことで考えているところでございます。
○委員長  11番板垣委員。
○板垣致江子委員  9月1日に「流れる雲よ」というミュージカルを行うということで、中学生を無料、2部に一般の方たち、これは無料で見てもらうということでしょうか。
○委員長  嵐田総務課長。
○総務課長  一般の皆様につきましては有料ということで考えてございます。
○委員長  11番板垣委員。
○板垣致江子委員  金額的に幾らなのかお聞きしたいことと、今まで非核平和の夕べ、ほぼ小学生と父兄の方に中心になって来ていただいたことということで開催してあったと思うんですね。今回は小学生とか小さい子供たちの平和の夕べ的な、非核平和の宣言都市としての事業はあるのでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  嵐田総務課長。
○総務課長  今回のミュージカルということで、対象年齢につきましては中学生あたりということで考えてございました。そのほかにつきましては、どのような形でここに参画できるか、人数の問題もありますので、1回で見られるかどうかというのもございます。一般の部の関係についての金額につきましても、これからの検討ということになります。
  以上でございます。
○委員長  11番板垣委員。
○板垣致江子委員  子供たちの平和への思いというのはしっかりと育てていかなければならないなと思いますので、これはまず中学生から一般の方向けということで必要なところだと思いますが、小学生の子供たちに対しても、非核宣言都市であるということの平和の大事さを伝える事業をぜひ行っていただきたいなと思いますので、今後それらを考えていっていただければいいかなと思います。これは要望になります。
  それから、17番の市制施行50周年記念事業のシンポジウムを2部で行いたいというお話をお聞きしたんですが、どのような形でのシンポジウムを予定されておるのかお聞きしたいと思います。
○委員長  嵐田総務課長。
○総務課長  これにつきましても、先ほど市長からありましたように、詳細についてはこれから詰めるということになりますが、先ほど申し上げましたように、中学生の皆さんに参加をいただくという方向で進めております。ぜひ参加をしていただいて、聞く、見るだけではなくて、自分も発言できるような場も設けていきたいなということで、シンポジウム的な話し合いができるような場を設定したいというふうに考えております。詳細はこれからです。
○委員長  11番板垣委員。
○板垣致江子委員  このような事業として、中学生がふるさとを大事に思って、またふるさとに帰ってきたいという、いい機会だと思いますので、それでは、いい企画を期待しております。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
  12番髙橋委員。
○髙橋 篤委員  佐藤 明委員の市制50周年に関して、関連で質問させていただきます。
  まず、50周年を迎える団体、南陽市内にどれぐらいの数あるのか。それと、市として補助金出す団体が私はあると思うんですけれども、その額、先ほど佐藤 明委員が質問の折に2,800万円という額示されたんですけれども、それで、いろいろな団体に補助金も入っているのか、お聞かせ願いたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  嵐田総務課長。
○総務課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  大変申しわけございませんが、50周年を迎える団体数という部分については把握をいたしておりません。今回50周年記念事業を一緒にしていただける、祝っていただけるという団体につきましては、今のところ6団体ほどあるようでございまして、補助金につきましては315万円ほどを予定いたしております。
  以上でございます。
○委員長  12番髙橋委員。
○髙橋 篤委員  今6団体ほどあると。それで、315万円というのは、2,800万円には入っていないんですよね、いるんですか。
○委員長  嵐田総務課長。
○総務課長  一部ダブっているところはあるかもしれませんが、全部入っているものではございません。
○委員長  12番髙橋委員。
○髙橋 篤委員  それで、さっき佐藤委員もお話しあったように、今後団体ともお話し合いをして、いい50周年を迎えるというようなお話だったんですけれども、それに関して、50周年というのは去年、おととし、その前からもわかっているはずなんですよね。そうであれば、去年あたりに団体とお話し合いとかというのはなさったんでしょうか。そこは市長にお伺いしたい。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  話し合いさせていただいております。
○委員長  12番髙橋委員。
○髙橋 篤委員  そのお言葉を聞いて大変感心をいたしました。本当に目の前に、あのすばらしい、反対もいろいろありました。でも、あのようにすばらしい文化会館でありますので、そこをメーンにして、本当に利用して大々的に私は50周年記念事業を行っていただきたいと思います。
  以上です。
○委員長  ただいま審査の途中でありますけれども、暫時休憩といたします。
  再開は13時といたします。
午後 0時00分  休  憩
───────────────────
午後 1時00分  再  開
○委員長  再開いたします。
  初めに、財政課長より発言の訂正がありますので、これを認めます。
  吉田財政課長。
○財政課長  午前中の高橋一郎委員の自主財源の増加額の内訳についての御質問に対する回答で、一部訂正がございましたので申し上げたいと思います。
  大きなものが、財政調整基金の繰入金等で2億7,600万余、ふるさと納税で2億円の増、あと市税で5,300万余の増であります。その他、分担金、負担金、使用料、手数料等で増加したものでございまして、この中には市債等については含まれておりませんでしたので、訂正させて回答させていただきます。よろしくお願いします。
○委員長  それでは、ただいま審査を行っています第2款総務費の70ページから109ページまでについて、ほかに質疑ございませんか。
  2番島津委員。
○島津善衞門委員  87ページ、一番下の43番ふるさと納税関係でお尋ねしたいと思います。
  先日2月ですか、静岡県湖西市というところで、マイナンバーが不正に流出したというふうなことが取り上げられておりました。当市にとっても、ふるさと納税は額はどんどん増えています。今29年度については5億円を見ているというふうなことなんですが、事務方の負担が非常に大きくなっているというふうなことが第1点、つけ加えまして、ワンストップ特例制度、確定申告のときに直結するような制度があるわけですけれども、そういうふうな事務作業する上での事務量も膨大になってくるよねというふうなことだと思います。今では住所氏名とマイナンバーが一体となっているシステムというのがあるようなんですが、当市のほうとしては、そういうふうな対応をなさっているのか、そういうふうなマイナンバーが間違って流出するというふうなことがあれば、南陽市だけでなくて、マイナンバー制度そのものに信頼を裏切るというふうなことになってきますので、その辺の対応がしっかりなされているかどうか、お尋ねしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  ふるさと納税については、寄附金の額も相当増えているというふうなことで、委員おっしゃるとおり、事務量も当然比例して増えているところでございます。大体年間三万数千件の申し込みございまして、12月が一番ピークで1日四、五百件、ならしますと1日100件ぐらいの申し込みというふうなことでございますけれども、29年度については嘱託職員を増やして対応するというふうなことでしておりますけれども、システムについては今のところ現在使用しているもので対応するというふうなことで、なお、他市町の状況なども見ながら今検討しているというふうな内容というか、そういう状況でございます。
○委員長  次に、マイナンバーの件について答弁を求めます。
  髙梨みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  ただいまの質問の答弁をさせていただきます。
  基本的にふるさと納税においては、マイナンバーを使用してという運用はできない状況にあろうと思っております。それですので、マイナンバーを使用してのふるさと納税ということでの管理は現在はなっていないということで、商工観光課長がおっしゃったように、現在の運用ということは、個別の管理システムを使って寄附者のデータを管理しているということをお話しされたんだと思います。
○委員長  島津委員、よろしいですか。
○島津善衞門委員  わかりました。後で個別に相談させていただきます。
○委員長  ほかにございませんか。
  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  81ページの地域振興基金積立金についてお伺いします。
  本年度1億8,278万6,000円が計上になっています。昨年は1億1,000万ほどですので、7,200万円ほど多いわけです。この積み立てをして、最終的に地域振興に充てるというふうなことなんでしょうけれども、どのような、例えば目的、年次も含めてやって積み立て、そして、それを例えば取り崩してその財源に充てると思うんですが、そしてどのようなことを市政としてやっていくのか、その2点についてお伺いします。
○委員長  答弁を求めます。
  吉田財政課長。
○財政課長  地域振興基金の関係での御質問にお答え申し上げます。
  ふるさと納税の寄附をいただきまして、その6割強ほどがふるさと納税事業費としてお返しの品等に充てるものでございますが、残った金額については地域振興基金積立金として積み立てを行い、翌年度の政策的な経費に充てるというふうなことにしているものでございます。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  ふるさと納税のいわゆる費用にならなかった部分で積み立てて、それはわかっているんですけれども、翌年度に使用するというふうなことだったんですが、それは何かですが、前にも私質問したときあるんですけれども、積み立てをしていって、例えば子育てにするとか教育に使うとか、さまざまな寄附者の意思があると思うんですけれども、それをどのように整理して、どういうふうに使うかというのは、例えば議会側に提示というのはあるんでしょうか。
○委員長  髙梨みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  ただいまの質問にお答えします。
  ふるさと納税の寄附者のほうから数項目に関しての選択事項を選んでいただきまして、市政全般とか子育て、文化とか、そういう項目の中で丸をつけていただいて、それが一定程度の数字に、寄附された方の集計をとると数字になるわけでございますが、その割合を見ながら市長の判断も含めまして、市政全般にという項目もありますので、有効に活用させていただくということで、次年度の、今回の29年度の正式には予算の編成の中から取り入れさせていただいて、有効にその分を充当させていただいたというような現在の流れになってございます。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  具体的に言うと、例えば前年の1億1,000万円という積立金が29年度の事業として歳費の中に入っているということですね。今回積み立てている部分というのは、30年度の予算を反映にしていくというような理解でいいわけですね。わかりました。そうすると、いわゆる予算の編成、予算の質疑の中で、そこについては議会としては議論をしていくということでよろしいですか。
○委員長  答弁を求めます。
  大沼副市長。
○副市長  歳入の項目の57ページに入っていますけれども、地域振興基金の歳入金というようなことで入っていますので、要するに、簡単に言えば、その年どのくらい寄附があるのかわからないので、寄附が確定したら次の年に繰り越して使いましょうという趣旨のための基金ですので、一般財源化してしまって、ただ、さっきおっしゃったように、何々に使ってくださいというその意思は尊重しますけれども、その配分についての編成権というのは市側にあるというふうに理解しております。
  以上です。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  85ページの公共施設等総合管理計画策定事業費400万円についてです。28年度でもって、私は、いわゆる総合管理計画が策定されて、それが公共事業の改築等の平準化ですか、そういったものにそれを反映していくというふうなことだと思ったんですが、29年度の400万円についてはどのような形での予算なのかお伺いします。
○委員長  吉田財政課長。
○財政課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  公共施設等総合管理計画につきましては、平成28年度から取り組んでおりまして、今年度につきましては、公共施設等の今の現状と、あと将来の人口の推移を見通しながら、それぞれの建物等の種類ごとにどういった方向に持っていくかというような一般的な方針を定めるものが今年度の計画でございまして、来年度に上げました400万円につきましては、公共施設等の個別の施設について統廃合やら、それとも更新、そういったものについての個別具体的な方針について検討していくというふうな事業でございます。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  そうすると、個別具体的なことということですから、私、前から気になっているのは、旧市民会館の跡地利用についてです。そこも含めて管理計画委託の400万円に入っているということの理解でよろしいでしょうか。
○委員長  吉田財政課長。
○財政課長  お答え申し上げます。
  お尋ねの旧市民会館につきましても、当然ながら新たな400万円の中で考えていくものでございます。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  わかりました。その中でやっていくということですので、そこは期待をしながら、せっかく委託して、どういうふうにしたら平準、そして総合管理計画を立てると、いろいろな意味で補助制度にもプラスになっていくというふうな話聞いていますので、ぜひそういった意味でもよろしくお願いしたいと思います。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第3款民生費の108ページから135ページまでについて質疑ございませんか。
  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  131ページの沖郷小学校の学童整備工事9,500万何がしかのことです。施設の規模ですとか、あるいはどのような、例えば2階建てなのか1階建てなのか、どのように何人ぐらいの子供たちの利用を考えているのか、そこについてお伺いしたいと思います。
○委員長  板垣すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  3番高橋委員の御質問にお答え申し上げます。
  沖郷小学校の隣接地に今建設する学童保育の施設の規模等々についてでございますが、基本的には現在運営しております沖郷第二学童、沖郷第三学童を統合する形でと考えておりますので、定員についてはおおむね80名以内ということで考えております。施設の規模等々につきましては、今のところ1階平屋建てということで予定しております。
  以上でございます。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  9,500万円って、結構いいお値段だなというふうに思っているんですけれども、これはいわゆる建設工事だけというふうなことでしょうか。
○委員長  板垣すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  お答え申し上げます。
  内容につきましては、建設工事並びに実施設計、一番最初に用地の造成費が来るということで、それを合計したものがこの金額になっております。
  以上であります。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  わかりました。用地買収は補正でとって、造成も込みでというふうなことですね。備品等も全部入っての合体した金額ということですね。わかりました。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第4款衛生費の134ページから151ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第5款労働費の150ページから151ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第6款農林水産業費の152ページから173ページまでについて質疑ございませんか。
  4番舩山委員。
○舩山利美委員  157ページと167ページ関連ありまして、6次産業化についてでありますけれども、最初に、167ページのほうの6次産業化推進事業費というふうなことでありますけれども、6次産業化については積極的な事業の推進と、施政方針でも毎年述べております。私もこれにつきましては毎年質問しているところでありますけれども、予算が徐々に減額されていきまして、結局は目に見えた事業はなされなかったという経過があります。29年度については、思った以上に増額されておりますけれども、具体的にはどのような事業があるのか、農林課長にお聞きしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  佐藤農林課長。
○農林課長  舩山委員の御質問にお答えいたします。
  6次産業化でございますけれども、ネットワーク推進協議会のほうを立ち上げておりますが、正直申し上げて、立ち上げて以降、会議そのものが現在まで行われていないというふうな状況でございます。
  具体的にといいますか、まず30万円というふうなことで昨年の3倍というふうなことになっておりますけれども、このままではさすがにいけないというふうなこともございまして、新年度については本腰を入れて取り組みたいというふうに思っております。具体的なところでございますけれども、現在商工会からも少しお話等をいただいておりまして、一緒に考えましょうとか、そういったこともございまして、そういったところとかの話し合いも、できれば年度内中に持ちたいというふうに思っております。そういった中からさまざまやっていきたいと思いますが、中身といたしましては、研修、講習会等を考えておりますけれども、実際の商品開発等まで、あるいはそのめどが立つというふうなところまで、何とか来年1年というのではなくて、そのきっかけにしたいというふうなことで考えてございますので、御理解いただきたいと思います。
○委員長  4番舩山委員。
○舩山利美委員  今年は積極的に意欲を持って取り組んでいくというふうなことでありますけれども、具体的なものが出たらまたお聞きしたいと思います。
  6次産業化については、国も県も推進しております。取り組みを始めたいという方には、幅広く助成金などもありますけれども、国・県の助成金の窓口というだけではなくて、南陽市には誇れるものたくさんあります。農産物で豊富なわけでありますから、そういうような補助金などを多くの方が利用できる基礎となるような事業というようなことをお願いしたいと思います。これは要望であります。
  もう一つは、157ページのほうでも、これやっぱり窓口なんですよね、元気な6次産業化プロジェクトと。山形県も県知事が農林業産出額が3,000億円の目標を立てて、6次産業も含めて、そういうものを6次産業を生かして、ほぼ達成しているという状況だと思います。南陽市もそういうふうな取り組みというふうな、元気な6次産業化応援プロジェクトというふうなもの、そういうものもいろいろ含めて、どのぐらい産出額があるのか、それと目標などは設定しているのか、その辺お聞きしたいと思います。
○委員長  佐藤農林課長。
○農林課長  農業の産出額でございますが、残念ながら集計したものがないというふうな状況でございます。当然目標というのも現在のところはないわけでございますが、農業振興のためにはこういったものは必要であろうというふうなことでございまして、新年度に向けてそういったものを、振興計画をつくっていくというふうな考えでございます。
○委員長  4番舩山委員。
○舩山利美委員  これからつくるというふうなことだそうでありますけれども、施政方針の中でも6次産業には力を入れるいうようなことをおっしゃっているわけですから、ふるさと納税などでもPRをどんどんしていただいて、特産物の売り込みというか、そういうもので目標を設定して達成していただきたい。目標額、余りにもかけ離れたものじゃなくて、実現できそうな目標額というものを設定して、達成していただきたいという要望をいたします。
○委員長  要望ですね。
  ほかにございませんか。
  5番山口委員。
○山口正雄委員  171ページ、6款2項林業費の2目林業振興費の中での森林整備地域活動支援交付金についての関連でお伺いしますが、この前も一般質問でお聞きしましたが、時間がなくてお聞きできなかったという部分がありますのでお聞きします。
  私は、農林課の発行している、要するに国の制度、これって私はすごくいい制度だと思っています。それで、今現在、木材の価格が低迷している、あるいは相続している方で要するに代がわりなさっていると。そういう方が要するに山に関心がない、自分の山がどこにあるかわからない、境界もわからないという方が非常に多くいらっしゃると思うんです。そういう意味では、この制度を活用することによって、山が生き返るということがまずあると思うんです。それと、ほとんど無料でこれがなし得ると。そして自分の山が将来価値を持つことになる、それと同時に、災害防止にも役立つ、あるいは環境もよくなるなどなど、一石三鳥どころか、本当にかなりの効果が実際期待されるわけであります。
  そういう意味では、この制度そのものの普及、全ての森林所有者に対して、私は積極的に森林組合と一緒になって普及すべきだというふうに考えておりますが、その辺いかがでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  佐藤農林課長。
○農林課長  それでは、山口委員の御質問にお答え申し上げます。
  今お話あった国の補助事業でございますけれども、昨年3月18日に防災センターで説明会を開催してございます。参加者につきましては、森林所有者43名、財産区関係の方で27名の方に参加をしていただきまして御説明をしております。また、昨年7月でございますけれども、林業座談会を開催してございまして、その中でも説明をさせていただいております。参加された方々からは一定の御理解はいただいたというふに考えておりますけれども、林業座談会のほうは毎年開催されますし、この中で随時説明していきたいというふうに思っております。
  また、林業者が集まる別の会合等がさまざまございますので、その機会も捉えまして啓蒙を図っていきたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いいたします。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  機会を捉えて説明しているというふうなお話でしたが、私は、今申し上げましたように、代がわりしている、山に関心がない、そういう方って、ほとんど出席されていないのが実情でないかと思うんです。そういう方に対して普及していくということが必要なんだと思うんです。その辺に対してもう一度お聞きします。
○委員長  佐藤農林課長。
○農林課長  お答えいたします。
  代がわりをしているとか、そういったことでも、興味を持たないというふうな方も、中にはいらっしゃるのかなというふうにも思います。そういった方への啓蒙というふうなことですが、まず、森林所有者を特定しなければいけないという作業がございまして、これがまた一苦労かなというところはございますけれども、一般質問の中でもございましたが、林地台帳等の整備、県のほうで基本的にはやるわけでございますが、こういった中での情報等も活用しながら、どのようなことで啓蒙ができるのかというふうなことも検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  ぜひ積極的にそれを進めていただいて、今お話あったように、参加されてその説明を聞いた方は理解いただいているというようなお話ございました。そういうことによって、幅広く理解していただくことによって、私は境界の測定という、そういうことが非常にやりやすいと。この前の答弁ありましたが、要するに森林経営計画、今30ヘクタールぐらいですね。それごとに境界を測定していくんだというような話でした。そうでなくて、今お話のように、要するに幅広く理解いただくことによって、大規模化した測定が一挙にできるというメリットもあると思います。
  私は、今、境界を明確にするという方法、私知る限り3つあると思うんです。1つは、山を実際歩きながら、字切図あるいは登記台帳と比較しながら、あわせて境界を確定するという、それが1つ。もう一つは、ドローンを飛ばして上空から撮影する、そしてお互いの所有者が合意していただくという方法、もう一つは航空レーザー、飛行機を飛ばしてレザーを発信して大規模に簡単に測定すると。まさに航空レーザーでやっているというのは、金山町で全体の半分をちょっと超える3,000ヘクタールを2日間で測定したという実績がございます。そういったことで、どういう方法なら、このぐらいの見積もり、コストのかかる、そういうこともぜひ試算しておくべきじゃないかと。予算の関係で一挙にできるできないというのも、もちろんありますから、試算して年度計画を立ててやるとか、そういうことが私は必要なんだと思うんですが、それと同時に、この前も申し上げましたが、佐賀県とか長野県では、県が一挙にやっているということもございまして、まさに境界の確定というものでは、置賜総合支所がやるという方向でなっているわけですね。そういう意味では、県にもぜひ働きかけていただいて、国の資金とあわせて、実際市が余り出すことのないような方法でやると。そんなこともぜひ検討していただきたいと思いますが、いかがですか。
○委員長  佐藤農林課長。
○農林課長  お答えいたします。
  委員御指摘のとおり、もしあらかじめ境界等が確定しているというふうなことであれば、森林経営計画の策定も、その分安くなるというふうなこともございますので、そういった、ただいま委員のほうからお話あったような方法で、安く効率的な方法があれば今後研究してまいりたいと思いますし、先ほども申し上げましたが林地台帳は県のほうで主にやるというふうなことでございますので、県のほうとも調整とりながら相談しながら、こういったことできねえべかねみたいなところを話していきたいと思っております。御理解いただきたいと思います。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  ぜひ進めていただければありがたいと思います。
  それで、これを進めるということは、25、26年に災害が実際起きました。災害受けた皆様の被害、御苦労、悲しみ、あるいは出費するということも非常に大きい。まして市も、災害復旧という意味では莫大なお金をつぎ込むと。そういうことを考えれば、今投資しておくことが、そういう災害を防ぐあるいは出費を防ぐということにつながっていくと思いますので、その辺はぜひ市長、前向きに取り組んでいただきたいと思うんですが、いかがですか。
○委員長  市長。
○市長  委員からは、先日の一般質問の後でもさまざまに有益なアドバイスを頂戴してまいって、大変ありがたいなというふうに思っております。ぜひ市にとっても、所有者の皆さんにとっても、よりよい方法で森林の整備が進む方向を検討してまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○委員長  ほかにございませんか。
  10番髙橋委員。
○髙橋 弘委員  157ページ、農業費、43番ですけれども獣害防止対策事業費ということで131万円ほどついているわけですけれども、大体毎年この程度の予算がついているわけなんですけれども、獣害対策事業の補助金ということで70万円ほど載っているわけですけれども、どういう事業に補助金を出しているのかお伺いしたいと思います。
○委員長  佐藤農林課長。
○農林課長  お答えいたします。
  この補助金でございますが、1つは電気柵等の設置に対しての補助でございます。それから、檻の設置の補助、昨年に猟友会のほうからも御要望ございまして、くくり罠の設置についても補助対象というふうなことにしたところでございます。
○委員長  10番髙橋委員。
○髙橋 弘委員  電気柵、おり、くくり罠というふうなことで、いろいろ事業があるようですけれども、実際件数にすればどのくらいの件数があったのかお伺いしたいと思います。
○委員長  佐藤農林課長。
○農林課長  本年度、28年度でございますけれども、当初24万円の予算でスタートいたしました。ところが、電気柵の要望が相当ございまして、途中で流用あるいは補正予算をいただきながら、最終的に69万円の予算で現在おります。これでどれくらいあったのかというふうなことでございますが、電気柵で9件、罠のほうで11件に補助しておりまして、大体69万円中60万円ぐらいは今執行になっているというふうな状況でございます。
○委員長  10番髙橋委員。
○髙橋 弘委員  私がこの質問したというのは意味がありまして、というのは、ここ数年ですけれども、前はカモシカとか熊の被害とか、そういう被害が主だったわけですけれども、あと猿ですか、今の被害というと、そのけもの類だけでなくて、イノシシの被害が相当増えているというふうなことで、被害の面積も増えていると。そういうふうなことで、電気柵の要望というのが相当出てくるというふうに考えられるわけですけれども、昨年は電気柵で9件、罠で11件というような申請だったようですけれども、29年、雪が消えれば、まだまだ増えるような感じがします。そういうふうなことで、そういった被害についての調査、そういったものは農林課のほうで今やっておられますか。
○委員長  佐藤農林課長。
○農林課長  獣害に対する調査でございますが、直接の調査というふうなことではやってございません。被害があった場合は、農家の方からまず農協のほうに連絡が行って、駆除の関係でございますけれども、駆除のほうを農協を通して、今度また猟友会のほうにお願いするというふうな流れでございます。調査につきましても、基本的には農協のほうで調査しているというふうなことでございます。
○委員長  10番髙橋委員。
○髙橋 弘委員  これは農協が主体で調査するというようなお話ですけれども、農協に入っていない農家の人というか、そういう人も確かにおられるわけなので、農林課サイドとしてもそういった調査をしてもらって、これからますますイノシシの被害というのは増えるというふうに見込まれますので、特にこの辺のイノシシは、山間地だけでなくて、こういう平野部、そういったところでも被害が増えているというふうに聞いておりますので、その辺よろしくお願いしたいというふうに思います。要望です。
○委員長  ほかにございませんか。
  2番島津委員。
○島津善衞門委員  ページ数に載っていないことをお尋ねします。
  2項の林業費の件なんですが、28年度の予算の林業費の中に、地域おこし協力隊が予算化されていたと思うんですが、29年度の中に見当たらないんですね。先日、28年度のほうに関しては実績がなかったというふうなことをお聞きしています。29年度削除したのかなというふうに勝手に解釈しているのですが、非常に大事なことだなと。新しい考え方の力、そういうことの意識を入れながら、里山整備、林業というものを考えていかないと、既存の枠組みの中では、どうしてもこれからさらに振興するということが難しいと。ただいま山口正雄委員のほうからもありましたけれども、なかなかそういう第一歩が踏み出せない難しさが多々あります。そんな意味でも、継続して南陽市の農林課としてはここに力を入れて頑張っているんだよと。ぜひここに手を挙げてきてくれる人はいないですかということを強くアピールしていただきたい、PRしていただきたいと。そういう意味で、ここの予算を、今年ないんですが復活していただきたいというふうに思うのですが、その辺の御見解いかがでしょうか。
○委員長  佐藤農林課長。
○農林課長  島津委員の御質問にお答えいたします。
  ただいま委員のほうからもございましたように、28年度において女性の林業者の募集をかけましたところ、応募そのものがなかったというふうなことでございます。こちらについては一般質問の答弁の中でも触れてございますけれども、29年度において、じゃ、どうしようというふうなことですけれども、まずは29年度につきましては、ブドウの耕作放棄地対策もございまして、そちらのほうでお手伝いをいただく人をお願いするというふうなことにしたところでございます。
  なお、地域おこし協力隊の最長の任期は3年でございますので、今いらっしゃる方、新たに29年度からお願いする方については、その期間中は頑張っていただきたいと思っております。それ以降、29年度は今のところそういう状況でございますので、御理解をいただきたいと思います。
○委員長  2番島津委員。
○島津善衞門委員  今の農林課長の話は大変よくわかりました、こっちに力を入れるんだということは。だけれども、28年度に力を入れるんだ、そこの趣旨があったわけですよね。その趣旨って、私非常に大事なところだと思うんです。ぜひ力を入れていただきたいという分野だったんです。それをやめちゃうんだよと。ブドウを頑張るんだよという、山のほうやめるというふうなことに方向転換なっているように感じ取れるのですが、今後の考え方としてはどうなんでしょうか、市長。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  林業のほうに力を入れないということではございません。先日の山口正雄委員の一般質問にもあったように、持続的に確保していける予算を、有利な予算をつけながらということでありまして、今年については、去年と方法が違うというふうに御理解をいただきたいというふうに思います。
  昨年募集したけれども、実際応募がなかったということについては、大変残念だったわけでありますけれども、さまざまな角度から一番いい方法を検討してまいりたいというふうに思っておりますので、御理解賜りますようにお願いいたします。
○委員長  2番島津委員。
○島津善衞門委員  それでは、地域おこし協力隊という名目ではないけれども、林業そのものにはきちっと、従前、それ以上に増して29年度も力を入れるんだということでよろしいですね。
  以上です。確認だけさせてください。
○委員長  市長。
○市長  予算の規模だけでなく、今後の方向性とか、そういった意味ではその重要性は大変認識して進めているところでございます。
○委員長  よろしいですか。
○島津善衞門委員  はい。
○委員長  ほかにございませんか。
  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  157ページの44番戦略的園芸産地拡大支援事業費875万円についてお伺いしたいと思います。
  これは、今年度だけじゃなくてあったわけですけれども、産地の作物、29年度、28年度と比べて何かプラスしたものとかってあるんでしょうか。
○委員長  佐藤農林課長。
○農林課長  お答えいたします。
  28年度の戦略的園芸産地でございますけれども、29年度は南陽ブドウ部会と南陽キュウリ部会のほうでそれぞれ考えてございます。内容につきましては、施設、パイプハウスあるいは防除機能整備というふうなことで考えてございます。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  市長も、いわゆるワイン、ブドウについてかなり力を入れて取り組んでいくというふうな施政方針についても書かれています。それは大変いいことなんですけれども、去年11月に高木塾、いわゆる6次産業化についての勉強会を受けました。その中で、その高木先生が言われているのは、シャインマスカットを売り込めというふうな話をかなり強く言っていました。つまり、シャインマスカットの産地、そこについてはまだまだ、どこが一番だというのがまだ確立していない。したがって、シャインの里南陽ということを打ち上げれば、これは一つの大きな戦略的な商品になっていくというふうな話でした。いろいろな話はあったんですけれども、そういうふうなことから見ると、つくる人もそうですし、どういうふうな販路を求めるかということもありますし、先生が言われたのは、とにかく仙台圏、東北圏の中でナンバーワンをかち得れば、かなり大きな南陽にとっては財産になるし、いろいろな意味で財政的な支援も当然要ると思うんですが、大きな収入、収益になっていくというふうな言われていました。
  そこで、そういった意味からも、シャインの里というんですが、戦略的な、先ほどブドウについても棚とかああいうふうなことはありましたけれども、ブドウの中でもシャインマスカット、これは需要もかなりあると思うんですけれども、そこで、これを戦略的なものとして取り組むというふうな形に持って、市長が考えておられるのかどうかお伺いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  佐藤農林課長。
○農林課長  お答えいたします。
  シャインマスカットにつきましては、委員おっしゃるように、大変な優良株というふうに考えているところでございます。
  この振興でございますけれども、苗木の補助等も今年は醸造用ブドウもあって増やしているというふうなところもございます。その中でシャインマスカット等についても補助していきたいというふうに思っております。
  また、農協のほうで今の南陽支店の南側に新しく選果場、集出荷場ができます。こういったところも利用すると。また、高畠のほうに氷温で貯蔵して、季節が違うとき、年末とか初めあたりにまでもつようなことで出荷できるというふうな体制も、農協のほうでございますがとってございますので、こういったところを活用して振興を図っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○委員長  よろしいですか。
  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  取り組んでいくということですので、ただ、戦略的に持っていくということで、市長の、首長の考え方が一つ大きくかかわってくると思いますので、市長の考え方、お伺いします。
○委員長  市長。
○市長  南陽市産のシャインマスカット、年々栽培技術が皆さんの努力によって向上しており、大変よそには負けない戦略的な果物になるだろうというふうに思っております。そういった強みを生かすという基本方針のもとで、シャインマスカットについても取り組んでいければなと。その折には当然ながら生産者の皆さんであるとか関連団体の皆さんと、よく意思疎通の上、いろいろと取り組んでいきたいものだというふうに思っております。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  ぜひシャインの里南陽、そういったものでアピール、PRできるように取り組んでいっていただきたいと思います。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第7款商工費の172ページから185ページまでについて質疑ございませんか。
  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  3点ほどお尋ねいたします。
  第1点目は、175ページの1目の商工総務費、これ商店街の活性化ということで168万円ほど計上されておりますが、どういうふうな内容なのか、お尋ねしたいと。
  それから2つ目は、ハイジアパークの問題でありますが、せんだっての一般質問でも山口正雄議員から質問あったわけでありますが、今、ハイジアパークは経営にしろさまざまな問題があると、こう言わざるを得ないわけでありますが、まして、毎年のように二千数百万円の支援をしている、こういう状況があるわけですけれども、これからの課題が何なのか、問題点は何なのか、それを明らかにした上で新年度に向けて対応しないと、ますます赤字が出てくるのではないかと、こういう心配もされるわけです。そういった意味において、これからどういうふうなハイジアパークの管理運営をしていくのかお尋ねしたいと。
  それから、もう1点でありますが、3目の観光費、178ページの観光の看板でありますが、これ新規事業ということで1,428万円ほど計上されておりますが、中身についてお尋ねしたいというふうに思います。
○委員長  当局の説明を求めます。
  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  15番佐藤委員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、商店街活性化事業補助金の168万円の関係でございますけれども、商店会5団体に対しましての補助金の交付というふうなことで、それぞれ事業を実施されております。冬祭り、宮内の商業祭、さらにはげんき熊野市とか、そういった特徴ある商店街の取り組みに対しての補助というふうなことで予定してございます。
  それから、ハイジアパークの関係でございますけれども、特にハイジアパークのここ10年くらいの資料、数値関係見てみますと、21年に1,200円から300円に値下げして、27年2月に300円から現在の540円に値上げしたというふうな中で、そういった料金の変動によって入館者の変動も当然多くなったり少なくなったりというふうな部分があったわけでございます。
  その中で、売り上げでございますけれども、入泉売り上げ、これについては、ずっと2,000万、3,000万、4,000万、5,000万円ということで、現在5,000万円ですけれども、一定程度ばらつきはありますけれども改善してきているというふうな状況が言えるわけでございまして、一方、料飲売り上げでございますけれども、これについては平成22年に1億円を切ってから、昨年度5,600万円というふうなことでございますので減少傾向にあるというふうなことでございまして、そういった意味では料飲売り上げをいかに上げるか、そういった部分が今問われているんだろうというふうに検証しているところでございまして、そういった意味では、一般質問でも市長が申し上げましたとおり、今ある労働資源、人的資源あるいは観光施設資源を有効に活用しながら、ハイジアパークの社員が一丸となって営業展開をするというふうな部分が一番これから大きな取り組みかなというふうなことで考えているところでございます。
  それから、大型観光看板の関係でございますけれども、東北中央自動車道の南陽高畠インターチェンジから赤湯温泉、南陽市に来る視認性の高い誘導看板というふうなことを想定しておりまして、あのインターチェンジからイオンタウン北側の交差点までで3カ所ほどの設置場所の選定をしてございまして、そこに大型看板というか、誘導看板あるいは広告塔になりますか、そういったものを予定しているところでございます。
  以上です。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  商店街活性化支援補助金、これ5団体に対しての支援補助金と、こういうふうな答弁であったわけですが、私思うんですが、今、南陽市にある、いわゆる商店、小売業者、この方々の支援策が非常に大事でないのかなと私は思うんです。こういったものを、確かに商店街活性化のためには必要でしょうけれども、実際今経営している末端のちっちゃな商店、こういった商店を何とかしない限り、今後、何年かずっと減り続けてきていると。市の統計見ても、商店街どんどん減っていると。そこで働く人もどんどん減っている、売り上げも減っていると、こういう状況があるわけですけれども、こういった末端の商店街の支援策というのは、まずどういうふうに考えているか。しかも、御承知のように、80年代から90年代にかけて大型店舗がどんどん相次いでつくられたと。そういう状況中で、こういった結果になっていると思うんです。ですから、お年寄りの皆さんが日常使っている買い物でも、今まであった豆腐屋さんとか納豆屋さんでもどんどん消えていく、こういう状況があるわけですけれども、こういった商店街に対しての取り組み、もっと力を入れるべきなのではないのかなと思いますが、その辺の考え方についてお尋ねしたい。
  それから、観光看板の問題ですが、東北自動車道の通るというための設置と。これ3カ所でなくて、3カ所を設定して、その中の1カ所を使用すると、こういうことですね。それはわかるんですけれども、なぜ私この質問するかというと、観光看板というのは、南陽市のほかに、市外あるいは県外にもあるわけですね、南陽市を売り出す看板。この看板が、特に県外のやつはかなり古ぼけて、見苦しいというか、もっと新しい看板も結構ですが、古い看板も手直しするとか塗りかえるとか、そういったことも必要ではないのかなと。立ててそのままでは、これはぼけてきたりしてわからなくなる、こういうことも言えるので、その辺の考え方についてもお尋ねしたいというふうに思います。
  それから、ハイジアパークですが、職員一同となって営業者となって取り組んでいきたいというふうな話ですが、私は、取り組むにはある一定の体制をとってしない限り、前に進まないと思うんですよ。今お聞きすると、総支配人とか支配人っていないわけでしょう、せんだってのお話あったように。やっぱりきちんと体制をとって、そして取り組んでいくというふうにしないと、これは人事の件もありますから、その辺、市長も取締役代表なんだから、代表ですよね。しっかりした答弁をお願いします。
○委員長  ただいま15番佐藤委員の質問のさなかでありますけれども、ここで暫時休憩といたします。
  再開は2時15分といたします。
午後 2時00分  休  憩
───────────────────
午後 2時15分  再  開
○委員長  それでは、審査を再開いたします。
  なお、再度委員並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁は、ページ数、項目を明示し、簡明に行い、議事の進行に努めてください。
  それでは、先ほど15番佐藤 明委員の質問に対し、当局の答弁を求めます。
  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  佐藤委員の質問にお答え申し上げます。
  初めに、看板の関係でございますけれども、看板については宮城県に2カ所、福島県、新潟県にそれぞれ1カ所、あと山形市に1カ所の合計5カ所設置しております。それで、一昨年、27年度に看板の実態調査というふうなことで現地調査いたしまして、安全かどうかの確認をいたしております。
  なお、薄くなったというふうな劣化の状況についても確認してございますので、今後、年次的な部分で更新できるように要求してまいりたいというふうに思っております。
  あと商店街の関係、これについても13市担当課長会議の中でも議論になっておりまして、中心市街地あるいは商店街の取り組み、補助制度などもそれぞれやっているというふうな状況ありますけれども、なかなかどこもうまくいっていないというふうな状況ございます。したがいまして、商店街の実態に即した支援というふうなことで、南陽市としてどういうふうな支援ができるのかというふうなことで、商店街の皆さんと課題あるいは問題点、話し合いながら問題点の把握に努めていきながら今後の支援策を検討してまいりたいというふうに思っております。
  私のほうから以上でございます。
○委員長  市長。
○市長  ハイジアパークの体制の件でございますけれども、詳しくは全協で御報告する予定になっておりますけれども、委員から御指摘があったとおり、今、支配人については選定中ということで、正式な決定については23日に取締役会を開いて、そこで決定すべく選定を進めているところでございます。新しい体制で、今までも頑張っていただいたわけでありますけれども、現場が一番大事でありますので、しっかりとした体制で取り組んでまいりたいと思っております。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  ハイジアパークですけれども、去年、私、パークゴルフ、あそこさ、山さ登ったんですけれども、まず昔の階段、急で段組んでいるんですけれども、階段、あれ、朽ち果てて危なくて、上側っさ上がると草ぼうぼう、あれではちょっと景観的にも悪いし、あそこ取り壊して、何かサクランボ、今植えようとか話あったんですけれども、例えばそうにするとか、何か対応しないと、入り口だけきれいで、あと後ろさ行くと小汚いみたいなのではうまくないんじゃないかなと思うんですけれども、その辺、何か利活用できれば大変いいんでしょうけれども、金がないということでできないかもしれませんが、そういったことも含めて、新体制で検討していただきたい、いいですか。それをお願いします。
  それから、商店の問題ですけれども、課長が実態に即した対応、これから内々で検討しながら進めるということがあるわけですけれども、私思うんですけれども、赤湯にしかり、宮内にしかり、沖郷にしかり、昔の梨郷にしかりそうですけれども、まず、だんだん店がなくなって、空き店舗、転廃業が余儀なくされている、これが今の実態なわけですよ。だから、年寄りなんて町場へ行けばよっぽどいいんですけれども、買い物さえできなくなる、こういうことがあると思うんですよ。ですから、その辺も含めて、南陽市のまちづくりのことも踏まえて対応していただきたいものだなと、このように思いますが、いかがでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  赤湯、沖郷、宮内、それぞれの商店街、私も同感でございます。私が担当としてできること、それは商店街の皆さんと話をしながら、膝を詰め合わせながら、そして商工観光特化としてどういう支援ができるのかというふうな部分でございますので、先ほど申し上げましたとおり、お話し合いを進めているというふうなことで考えていきたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  御指摘のハイジアの荒廃部のことについても、新たな体制で現場の皆さんとしっかりと話をしながら、よりよい方策を探っていきたいというふうに思います。
  支配人が着任されて、できるだけ速やかにということでさせていただきます。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
  9番川合委員。
○川合 猛委員  182ページ、7款商工費、4目の観光施設費、赤湯温泉観光センターに関してですが、からころ館の足湯、冬期間の閉鎖ということですが、今回で3度目か4度目の冬を迎えております。「天然温泉のため、冬は温度が下がります。そのため、冬の間足湯は閉鎖です」という看板が張ってありました。今後、再開の予定はあるのかどうかお伺いします。
○委員長  答弁を求めます。
  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  川合委員の御質問にお答え申し上げます。
  からころ館の足湯の閉鎖の関係でございますけれども、昨年度27年度から閉鎖ということで、冬期間、12月1日から3月31日までというふうなことで閉鎖をして、今年度で2年目というふうなことでございます。理由は、冬期間、湯温が下がって苦情が来るというふうなこともございまして、そういうふうな対応をしているところでございますけれども、問題は、元湯からからころ館に引っ張ってくるわけでございますけれども、その段階での湯温の低下と、あと足湯の槽自体のいわゆる構造的な問題かと思いますけれども、それが槽が冷えるというふうなことで、冷たくて使えないというふうな状況でございまして、今のところについては、再開というか、冬期間については同じような対応というふうなことで、閉鎖というふうなことで考えているところでございます。
○委員長  9番川合委員。
○川合 猛委員  原因はわかっているわけですが、お湯の出口、ハトかなんかの石でつくったやつ、そこの下の口からお湯が出ています。そこの温度が大体48度、足湯の部分31度と、かなり低くはなっております。ですから、湯の出る量を増やすとか、それがだめであれば、足湯の部分を加温するとか、なぜ考えられないのかと。足湯は別に源泉かけ流しでなくてもいいのではないかと私は思うんです。赤湯温泉の中心部、からころ館通り、大変目立つ場所です。そこに、「中に入るな」と書いた札とロープが張ってある。実に無粋だと思います。いっとき足湯で騒いでいるなどなどの話もございました。私は、それも一つの湯のまちのにぎわいではないかと思います。冬だからこそ、足湯ではないのか。湯温が低いから閉鎖、そんな温泉地聞いたことございません。何とかすべきじゃないかと思いますが、課長、どう考えますか。
○委員長  答弁を求めます。
  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  お答え申し上げます。
  川合委員の御提案にありました加温の関係、そういう発想もあるんだなというふうに今拝聴いたしたところでございますし、あと、例えば足湯の槽をいわゆる保温タイプというか、クッション材というか、そういったものに改修すれば、もう少し湯温が低下しなくてもつかることができるのかなというふうな発想もあるかと思いますので、なお、予算の関係もございますので、いろいろなやり方を検討しながら、今後予算要求の必要性もいろいろ検討しながら考えていきたいというふうに思っております。
  以上です。
○委員長  9番川合委員。
○川合 猛委員  頭寒足熱と申しまして、頭を冷やしても足は温めろと。足湯も10分か15分入っていますと、この辺まで大変温まります。そうしますと、喉が渇いてまいります。まちの中へ出ていただくという、私はそういう効果もあると思うので、ぜひ温度を上げていただいて、足湯を復活、冬場お願いをいたします。
  以上です。
○委員長  要望ですね。
  ほかにございませんか。
  6番白鳥委員。
○白鳥雅巳委員  私から、商工費、181ページ、25番外国人観光客誘客事業費についてお伺いいたします。
  今回、多国語表示ということで制作するという予算が組まれました。大変いいことだなと私思います。町なかにもっと増えていけばいいなと思っているけでございますが、ただ、そこには外国の観光客が来ていただけねばならないということで、市長も率先して台湾とかそういった誘客を図っていると。それには大変敬意を表するわけでございます。
  時間をかけてそういった観光客が来ていただけるという取り組みは、どこの自治体もやっているわけでございまして、唯一南陽市だけという取り組みではない、そういった現状もあるわけで、いかに外国客を誘致していくか、そういったことに知恵を絞っていただきたいなと思います。
  それにつきましても、私、一般質問でも言いました。しつこいぐらいですけれども、Wi-Fiについてであります。外国人はインターネットで状況を把握しながら観光地めぐってくるわけでございます。そういったことで、Wi-Fiの設置を率先して普及していく、整備していくという、そういった観点に立っていただきたいなと思います。それに加えて、飲食店、また、旅館、そういった関係の方々も、Wi-Fiとかそういった設備を導入していくと。そういった協力を願っていくような方向で行っていただきたいなと思っておりますが、今後のWi-Fiについての、改めて考えをお聞かせいただきたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  6番白鳥委員の質問にお答え申し上げます。
  Wi-Fiの関係でございますけれども、以前一般質問でも御提言いただきましたように、今回赤湯駅にWi-Fi整備というふうなことで、御提案あった自動販売機の部分での設置というふうなことで、大変安価な金額で設置させていただいたところでございます。
  また、今後の部分でございますけれども、特に観光施設というふうなことで、赤湯温泉観光センター・からころ館など、観光の部分についてはWi-Fiの設置の検討というふうなことで考えてまいりたいと思います。
  以上です。
○委員長  6番白鳥委員。
○白鳥雅巳委員  ありがとうございます。
  何でWi-Fiかといいますと、小野川温泉だとか、あとは尾花沢銀山、そういったところで、ある新聞記事に載っていました。そういったことで、Wi-Fiの重要性というのは、各温泉場では必要だということで言われております。また、問題点も多々あると思います。小野川にしてみれば、その交通手段をどうするかといったような問題もあるというようなことでお聞きしました。
  そういった中で、今後、そういった外国人を誘客するについては、言葉の壁、それも一番でございます。標準的に考えれば英語、それが一般的かなと思いますが、そういった英語で案内をしてくださる方を例えば商工観光課に配属するとか、来ていただくとか。将来的にですよ。今じゃないけれども、あと観光協会に来ていただくと。将来的にそういうことも必要なのかなと思っておりますが、その点についてどうお考えかお聞かせください。
○委員長  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  インバウンド対応というふうなことで、人的な配置というふうな部分については、今そういう段階にはない、考えていないということでございますけれども、将来そういうふうな状況もあり得るのかなというふうに思っております。
  なお、インバウンド対応としては、今、観光協会のほうで、インバウンドの方がいらっしゃったときに、指差しでいろいろな応対ができるというふうなガイドブックを作成中でございまして、それについては各料飲店組合あるいは商工会の部分で御活用いただくような準備をしておりまして、この27日に、そのガイドブックをもとにした講習会なども予定されておりまして、外国人観光客の対応というふうなことで進めておるところでございます。
  以上です。
○委員長  6番白鳥委員。
○白鳥雅巳委員  わかりました。人でなくても、今、スマホかなんかで言葉が変換できるというのもあるようでございますので、将来的にそういったことも必要になってくると思うので、そういったことに力を入れていっていただきたいと思います。
  以上です。
○委員長  ほかにございませんか。
  10番髙橋委員。
○髙橋 弘委員  179ページ、商工費、観光一般事業費ですけれども、今年29年に東北中央道が米沢北まで開通するわけでございます。そういうことで、今まで以上に県外の車が、観光、また、仕事ということで、こちらのほうに向いてくるというふうに思われるわけですけれども、その対策として、先ほどから看板の設置とか、そういったことが挙げられておるわけですけれども、そのほかに、その対策として何か考えておられるのか、実際今やっておられるのか、その辺をお伺いしたいと思います。
○委員長  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  10番髙橋委員の御質問にお答え申し上げます。
  東北中央道開通に伴う本市の観光推進というふうなことかと思いますけれども、まずはエージェントの強化かなというふうに思っております。東北中央自動車道を利用したいわゆる南陽市への誘導、商品化、そういった取り組みを積極的に行っていくことが一番かというふうに思っております。
  また、南陽市の観光地だけでは完結できないというふうに思いますし、そういった意味では関係市町の周遊観光の商品化の造成、そういった部分についてもエージェントのほうへの売り込み、そういった取り組みも行ってまいりたいというふうに思っております。
  そういった意味で、置賜地域全体あるいは置賜地域観光推進会議の中でも連携しながら取り組んでまいりたいというふうに思っていますし、あとNEXCO東日本との連携というふうなことで、東北中央道開通における南陽市の観光の推進というふうなことで、観光関係団体との意見交換会などもしながら、南陽市の観光の推進というふうなことで29年度取り組んでまいりたいというふうに思っております。
  以上です。
○委員長  10番髙橋委員。
○髙橋 弘委員  この東北中央道については、福島からジャンクション上ってきて米沢までは無料区間なわけです。この無料区間がなかなか浸透していないというのが新聞等に出ておりますけれども、その辺の対策なんかも、観光だけでなくて、対策としてひとつ考えてもらいたいというふうに思います。
  また、南陽にはいっぱい観光地があるわけです。今、課長から、周りの観光地も含めてというふうな話があったわけですけれども、南陽は南陽独自の観光を発信するというふうなことで取り組んでもらいたいというふうに思います。このたびの予算の中に見ると、なかなかその部分が出ていないんで、どうなのかなというふうなことで質問させていただきました。これから、先ほどエージェントの働きかけとか、そういったことがあったわけですけれども、これからでなくて、とっくに始めておかなくてはならないことだったと思いますけれども、もう一度、これからの意気込みというものを聞かせていただきたいと思います。
○委員長  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  御質問にお答え申し上げます。
  エージェント訪問あるいはエージェントへの働きかけにつきましては、毎年行っているところでございますので、より強化するというふうな意味で申し上げたところでございますので、なお御理解賜りたいと思います。
  なお、当然周遊型旅行商品のお願いというふうな部分でございますけれども、それについては南陽市の観光地、観光資源というふうなものをまず一番最初にというか、最も重要でございますので、その辺強く思いを込めて取り組んでまいりたいというふうに思っております。
  以上です。
○委員長  ほかにございませんか。
  5番山口委員。
○山口正雄委員  181ページの観光費の中のバラ園の観光事業委託料が270万円載っております。昨年、私80万円だったと思います。3倍強になっておりますが、何か特別な企画とか、そういったものが予定されているのかどうかをお聞きします。
○委員長  答弁を求めます。
  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  5番山口委員の質問にお答え申し上げます。
  バラ園の委託料の関係でございますけれども、昨年については観光協会にもぎりというか、入場業務のみ80万円くらいで委託しておったと思いますけれども、今年度につきましては、バラまつりのイベント実施自体のブラッシュアップを行いながら、イベントの実施あるいは観光の誘客というふうな部分まで含めて観光協会に委託するというふうな内容でございます。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  わかりました。
  それじゃ、もう1点、183ページのハイジアパークの関連でお伺いいたしますが、この前の一般質問で、市長の答弁の中で、決算の見込みについて、要するに黒字決算できるように努力するというふうな答弁がございました。12月までで920万円ほどの赤字ということで、要するに、1、2、3の3カ月でこれを解消して黒字化するという、なかなか実際は、今までの経過からすると難しいのではないかというふうに私は思うんですね、月次決算の累計をずっと見ていると。そういう中で、要するに黒字化するという特別な何か事情があるのかどうかお聞きします。
○委員長  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  損益計算書の数字の部分でございますので、私のほうから御質問にお答え申し上げます。
  指定管理料でございますけれども、これについては3月分の営業収益にまとめて計上するというふうなことにしているようでございます。その関係で、最終的にプラスになるというふうな数値、損益計算書になっているようでございます。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  そうすると、月次決算の中では、指定管理料というのは一切入っていないというふうに理解してよろしいですか。
○委員長  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  月次の段階では指定管理料を計上しないというふうなことで、会計事務所のほうからそのようにお聞きしてございます。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  ということは、2,500万円あるわけですが、そのうちの消費税を除いて2,300万円ほどがこの売り上げの中に計上になるという形になるわけですね。そうすると、結構な利益になると。去年はそういう中での870万円の赤字だった、12月までは。でも、結果的に499万円の利益だったんですね。2,300万円を含めても、このぐらいにしかならないというのは、何かちょっと腑に落ちないところありますよね。本当に月次では入っていないんですか。
○委員長  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  申しわけございません、お答え申し上げます。
  税金を除いた2,314万8,000円、これを3月の月次に入れるというふうなことで申し上げたと思いますけれども、2,314万8,000円のうち、幾らか月次の段階で入っているかどうか、今の段階ではわかりませんので申し上げられませんけれども、いずれにしましても、指定管理料相当分については3月にかなりの部分については入れるというふうに話を聞いております。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  そうすると、例えば指定管理料というのは何月にお支払いになるのかですが、お支払いになったときに経理上どういうふうな処理をしておられるのか、その辺はわかりますか。
○委員長  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  お答え申し上げます。
  指定管理料については、4月の当初に市のほうからハイジアパークのほうに支払うというふうな形にしておりまして、なお、月次の段階で指定管理料を12カ月に均等したような形で入れないというふうなことについては、月々黒字化を目指して経営を行っていくというふうな、そういった財務処理をするというふうな当初からそういった話がございまして、財政上厳しくするというふうなことで、社員に危機感を持って対応していただくというふうな財務処理上の形だというふうにお聞きしております。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  指定管理料は最終的な決算の上では、売上高に計上されるというものですね。そういう中で、実際に売り上げに上がるものをその分除くという、要するに、それで赤字赤字と来て、社員に緊張感を持たせると。本当にこれがいいやり方なのかどうか。逆に、こんなに一生懸命にやっても赤字だという、そういうマイナスの部分というのは出ないんでしょうか。私は、そういう意味では均等に売り上げのほうにのせて処理すべきなんじゃないかと思うんですが、どうですか。
○委員長  答弁を求めます。
  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  先ほどからありましたように、3月分を営業収益にまとめて計上しているというふうな部分については、きちんと会計事務所のほうに確認して、もう一度御説明させていただきたいと思います。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  よろしくお願いいたします。
  それから、会計事務所のほうでいろいろ業績関係のあれをされているということなんですが、会計事務所のほうから経営指導というか、経営アドバイスというか、そういったものはないんでしょうか、その辺どうですか。
○委員長  答弁を求めます。
  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  会計事務所の業務といたしましては、月次の報告あるいは資料の取りまとめ、会議の中での発言などが主な業務というふうなことでございまして、具体的な経営指導につきましては会計事務所では行っていないということでございます。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  私が知っている会計事務所というか、税理士事務所なんかは、ある意味では経営指導というものも行っているというふうに聞いておりますので、できればそのようなこともいただければありがたいなと私は思うわけであります。
  それで、もう一つは、この前、社員研修に対して、市長はやると言っていながら、実際やっていなかったという答弁があったんですが、そういう中で、先ほどもありました、要するに営業努力する、料飲売り上げを上げていく、あるいは社員教育、御意見箱を活用してサービス向上していくんだと、そういう答弁ありましたけれども、これから市長が経営になかなか時間的に割けないという実情がある。それはわかるんですが、ただ、ハイジアパークのことを考えないというわけにはいかない。ですから、これからどういう方が支配人になられるかわかりませんけれども、支配人と社長が一体となってぜひ取り組んでいただきたいし、社員が誇りを持って、やりがいを持って働けるような、そういう環境はぜひとも必要だと思うんです。そういう意味での、社長の本当に強い決意をもう一度お聞きしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  新たな支配人の方の選定を進めているわけでありますけれども、今までも頑張っていただいたわけですが、なかなか実際の経営というのは大変厳しいものがございます。そういった中でも、社員教育などについてはなかなか思うようにいかなったわけでありますけれども、できることをやっていく、そのことがハイジアパークの経営改善につながって、ひいては社員が誇りを持って働けることにもつながろうかというふうに思っております。そういった意味で、新たな支配人とはぜひ腹蔵なくさまざまな問題点を話し合って、よりよい方向を導き出してまいる所存でございます。
○委員長  ほかにございませんか。
  4番舩山委員。
○舩山利美委員  ハイジアパークの関連でありますけれども、先日の山口正雄議員の一般質問でもありましたけれども、子供の遊具についてでありますが、冬期間の室内の子供の遊び場確保というふうなことでは大変有効だなと思っていたんですが、たまたま行ったときに、矛盾もあるのではないのかなと感じてきました。
  というのは、あのゴーカートの広いスペースを誰も利用していないのに、フロアの椅子で寝ていらっしゃる高齢者の方がおられました。平日の日中というのは、あのゴーカートに乗るような子供たちは余り来ないと思うんです。むしろ、そういう平日の日中に来られるのは高齢者の方が多いと思うんですけれども、そういうことで、気兼ねなく休むという場所がなかったら、保養所なわけでありますから、入館者が減ってしまうということは当然のような気がするんです。無料の利用しているスペースがあるのに、入館料を払っている方の休み場所が少ないというような、そういうふうな矛盾についてはどのように考えておられるかお聞きしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  4番舩山委員の御質問にお答え申し上げます。
  サーキット場が以前休憩所というふうなことでありました。サーキット場を整備した関係で、展望レストランの半分を区切って無料休憩所というふうなことで開放しておりまして、御意見箱なども見ながらいろいろしますけれども、御意見箱の中には、あそこが狭いというふうな話はありませんでした。ただ、いろいろな宴会が立ち込みまして、南陽座あるいは和室あたりがいっぱいな場合について、前は展望レストランでもひとつ宴会できるというふうな状況あったわけですけれども、その辺の部分で宴会が少しとれなくなったというふうな状況はハイジアのほうからお聞きしているところでございますし、そういった面では不便というふうな話は聞いておりません。
○委員長  4番舩山委員。
○舩山利美委員  休む場所がゼロということではないと私も思います。以前の休むスペースを知っている方は、展望のところとはちょっと違うなということがあると思うんですよ。あのゴーカートの遊具のスペースにしては狭過ぎると。狭くて、何か飽きてしまうというふうな話を聞いたことがあります。先日の一般質問されたときに、子供の利用割合が12%から14%に増えているというようなお話がありましたけれども、全体の入館者数が減っているわけですから、例えば100人の利用者の12%と60人の利用者の14%では、実数からすれば減っていると思うんです。経営の立て直しというふうな面からすれば、有料の入館者を増やすということ、これ喫緊の課題だと思うんですよ。遊具についても、これから少し検証していただいて、あれはあれでいいんだじゃなくて、検証していただいて、そういう矛盾というふうなことについても、新たな支配人も来られるそうでありますので、その辺をもう少し考えていただきたいなというふうな要望をしておきたいと思います。
○委員長  ほかにございませんか。
  11番板垣委員。
○板垣致江子委員  商工費の観光費、181ページの菊まつりに関して質問させていただきます。
  29年の菊まつりも、花公園と宮内で2カ所の方向性決まったわけですね。市長も施政方針の中で、菊のまち南陽として菊文化の継承、菊づくりの後継者育成の確保を図るとされておりました。ここに南陽の菊づくり伝承者養成事業補助金として30万円上がっておりますが、菊づくりというところは今後大変な課題になっていると思いますが、どのような後継者の育成を考えておられるのかお聞きしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  11番板垣委員の御質問にお答え申し上げます。
  菊文化の継承、とりわけ菊づくりの後継者育成については本当に大事な問題だというふうに捉えております。
  商工観光のほうでそういった意味で講習会を実施しておりまして、これまでですと、大菊3本立て講習会というふうなことでありましたけれども、なかなか難しいと。あるいは途中で挫折するというふうなことで、敷居が高いというふうな部分もございまして、今年度から特に女性に人気のスプレー菊とかあるいは丁字菊、玉菊、そういった比較的栽培がしやすい菊の講習会を設定させていただきました。それで、全体で大菊16名、スプレー菊21名の37名の講習生が集まったわけでございますけれども、そういった講習を続ける中で、菊花会の会員の加入なども増やしながら、後継者育成を図っていくというふうなことで考えているところでございます。
○委員長  11番板垣委員。
○板垣致江子委員  講習会にまず人が集まってくれたということで、関心はあるのかなというところでちょっと一安心しました。
  花公園だけで昨年1,000鉢ぐらいの玉菊が必要だったということをお聞きしております。そういう菊の確保がなければ、宮内に持っていっても、まちのにぎわいづくり、それも無理なことになってしまう可能性もあるわけですので、やはり女性、また、気楽につくれるスプレー菊、その辺に関心を持っていただくことを一生懸命取り組んでいただきたいと思います。
  また、長い目で見ると、1年1年のことではあるにしても、菊文化をきちんと継承するには、地域おこし協力隊なんかも入っていただいたりしながら、長い目で見る活動も必要だと思いますので、その辺もぜひ御検討いただければなと思うんですが、いかがでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  御質問にお答え申し上げます。
  大変貴重な御意見賜りましたので、今後検討してまいりますし、引き続き菊づくりの後継者の育成に向けて努力してまいりたいと思います。
  以上です。
○委員長  11番板垣委員。
○板垣致江子委員  せっかく宮内と花公園の2カ所ということで、両方ににぎわいが来るような対策をとっていただければと思います。要望とさせていただきます。
○委員長  ほかにございませんか。
  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  商工費全般についてお伺いしたいと思います。
  まず最初に、3カ年実施計画、これは大変よくできていると思うんですけれども、その中で8ページ、地域資源を生かした新たな産業のブランド化というのがあります。新たな産業のブランド化、いわゆる新たな商品とかそういうふうなものじゃなくて、産業という表現ですね。つまり産業ということは一つのまとまりですので、例えば昔でいう生糸産業とか、そういうふうなことを言うわけですね。何かここの中で言っている産業というのは、ここでいえば、いわゆる南陽ブランドの中でのワインも含め園芸作物、畜産、農業というふうな形での表記になっているわけですけれども、市長として、何か新たな産業のブランド化ということに関して、何か方策として持っているものがあればお伺いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  髙梨みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  ただいまの高橋一郎委員の御質問にお答え申し上げます。
  総合計画の中での項目として、新たな産業のブランド化という項目を、そして3年間のローリングの3カ年の中で具体的な事業を示しながらローリングするわけですが、そこに記載されているいろいろな事業の中から、そういうものが生まれ、発展、そして育つというようなものになるように、毎年、予算編成の中で、また、国の、最近でありますと地方創生の有利な交付金など、そういうものも活用しながらという形になろうかと思いますが、そういう取り組みを継続するという考え方でございます。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  地域資源を生かしたというふうなものになっております。3カ年実施計画というのは、策定について、これは自前でつくっているんですね。ちょっとそこを先にお願いします。
○委員長  髙梨みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  そのとおりでございます。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  市長にお伺いしたいと思います。
  これは南陽だけに限らず、一概に新たな産業というのは難しい話だというふうには思っています。一つ一つのものを組み合わせていくところに何か活路があるのかなというふうに思っています。私は毎回言っているのは、バリアフリーと宿泊、スポーツいわゆるスカイスポーツとの組み合わせ、それから、スポーツ文化産業というんですか、何かその辺に一つのヒントがあるような気がします。そういったことをやっていくには、私は県でつくってもらいたい体育施設としてドーム型のはと言っていますけれども、そういうふうなことを何か目玉として取り組んでいくというふうなことに対して、市長は、漠然としたものじゃなくて、何かそういったもの、ここで言うブランド化、商工振興というふうなことなんですけれども、大きく言うとそういうふうなことになるものですから、市長の政策的なこととしてお伺いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  地域資源を生かした新たな産業のブランド化でありますけれども、地域資源を生かしたということは、今、南陽にあるさまざまな強み、今も行われているものを、これをできる限りブランド化を図っていこうということだろうと思います。
  そういった意味では、今年度力を入れるものとしてブドウ産業活性化プロジェクトがございます。これはブドウの生産もそうですし、ワインといったさまざまな産業が絡んでいるものでありまして、委員のおっしゃる組み合わせも有効に働くのではないかなというふうに思います。
  また、今年度から取り組んでおりますラーメン課プロジェクトにおいても、これもラーメンの振興のみならず、さまざまな周辺の観光にもつながっていくようにできればいいなというふうに思っているところでありまして、何かこうシリコンバレーをつくるとか、そういうことではなくて、地域資源を生かしたということで具体的には取り組んでまいるつもりでございます。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  そういうふうな形で生かしていただきたいと思います。
  山形新聞3月12日号に、山形グミのことが載っておりました。これも非常に爆発的人気だというふうなことで、まだ私食べていないんですけれども、そういうふうなものと、こういったものを生かしていく、しかもブドウですので、南陽、高畠が主流だと思います。そことタイアップしなからやっていくとか、そういうふうなことについてはどうでしょうか。
○委員長  ここで、3番高橋委員の質問のさなかでありますけれども、暫時休憩といたします。
  再開は3時15分といたします。
午後 3時02分  休  憩
───────────────────
午後 3時15分  再  開
○委員長  それでは、再開いたします。
  先ほどの3番高橋委員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
  市長。
○市長  先ほど新たなグミの商品に関連してタイアップという御提案でございました。市内の企業もグミに関しては関係しておりますし、さまざまにいろいろな人や企業をつないで相乗効果を高めていくということは一般的に望ましい方向だというふうに思っております。関連の団体の皆さんとさまざまに話し合う機会を持ちながら、そういうところでその方向性を模索していきたいと思います。
○委員長  先ほど5番山口委員の質問に対し、商工観光課長より説明を求められております。説明を求めます。
○商工観光課長  5番山口委員の先ほどのハイジアパークの指定管理料の財務処理の関係でございますけれども、税抜きでまず2,400万円の指定管理料というふうなことで、このうち1,000万円を4月から3月までの12カ月で振り分けて月々83万円、これは月次の段階で入れていると。あと残りの1,400万円について3月に指定管理料として入れると、こういうふうなことでございました。
○委員長  そのほか質疑ございませんか。
  5番山口委員。
○山口正雄委員  今2つに分けて処理されているということですが、なぜ、その理由はどうしてですか。
○委員長  粟野商工観光課長。
○商工観光課長  今、理由については確認はしておりません。金額の割り振りだけ確認させていただきました。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  ぜひその理由をお聞きしたいし、私は、全額を12等分して処理すべきだというふうに思いますので、ぜひその理由を後でお聞かせいただきたいと思います。
○委員長  それでは、開会中に調査して報告をお願いします。
  ほかにございませんね。
(「はい」の声あり)
○委員長  次に、第8款土木費の184ページから199ページまでについて質疑ございませんか。
  1番山口委員。
○山口裕昭委員  土木費の土木総務費のほう、189ページ、道路新設改良費についですけれども、昨年11月末の時点で、道路のほう、陳情を一遍させていただきました。そのときに、花見橋のほうでとまってしまった道路について、迂回路のほうを建設できないかということで、赤湯の議員の方々と一緒に陳情もさせていただきました。それから3カ月以上たっているわけでありますけれども、今のところまだちゃんとした説明をいただいていませんので、その辺の説明のほうをしていただきたいと思います。
○委員長  漆山建設課長。
○建設課長  お答えを申し上げます。
  昨年11月29日付で提出されました請願書に対しまして、3月6日付で御回答を差し上げております。御確認をいただければと思いますが、内容の概要でございますけれども、問題点をそれぞれ整理いたしました。
  まず1番目の理由が、現在花見橋が工事されておりまして、とこしえ方向に、北側に行けないという状況でございまして、この部分を何とか通れないので仮設道路を設置していただけないか、そして水路にふたがけをしてほしいというような要望でございました。
  車両通行止めにつきましては、橋が完成すれば解消される一過性のものであるということが、まず1番の理由でございます。消防のほうに確認いたしまして、救急車、消防車につきましては、特に通常どおりの対応ができるという回答をいただきました。
  もう一つ、3番目でございますが、山形県のほうに相談させていただいておりますけれども、有事の際につきましては、バリケードを開放いたしまして重機もどけて通行できるようにすぐに対応するという回答を得ております。
  また、当該路線を整備するためには市道認定しなくてはならないことになります、市でする場合ですけれども。そうすると、途中、道路幅員が足りない部分がございまして、市道認定基準に合わないということで、市道には認定できないということがございます。
  さらに、赤湯堰の有蓋ということでございましたが、この部分については生活排水路整備というような対応になるかと思います。
  今後は年次計画で整備可能かということで、地域の方々と意見交換を行いたいと思っております。
  以上でございます。
○委員長  1番山口委員。
○山口裕昭委員  3月6日付で回答させていただいたということで、これはまちづくり推進委員のほうに回答という形で間違いないでしょうか。
○委員長  漆山建設課長。
○建設課長  間違いございません。
○委員長  1番山口委員。
○山口裕昭委員  私のほうが確認していなかったので申しわけなかったんですけれども、先ほど、県のほうでバリケードについては有事の際には開放するということでお聞きしましたけれども、あそこ100トンクレーンとかあるわけですよね。有事の際にすぐにぱっとどかされるのかと非常に疑問なんですけれども、その辺については県のほうの担当の方とはお話しされたのでしょうか。
○委員長  漆山建設課長。
○建設課長  時間すぐにぱっとはいかないかもしれないんですけれども、開放するということでお聞きしております。
○委員長  1番山口委員。
○山口裕昭委員  有事の際となってくると、1時間やそこらの中で動かさないとまずいと思うんです。それがどのくらいの時間で動くかもわからないという状況では、開放すると言っていただいても、地域の人は不安だと思うんです。だとすれば、例えば開放していただけるということであれば、速やかにどのくらいの時間で解放いただけるとか、その辺の部分をはっきりしていただいて明示していただく必要があると思うんですけれども、いかがでしょうか。
○委員長  漆山建設課長。
○建設課長  お答え申し上げます。
  県のほうの回答はそうでございましたけれども、その部分が通行止めになったとしても、まず救急車、あと消防車についても通常どおりの対応が可能であるということで、消防のほうからは確認を得ている状況でございます。
○委員長  よろしいですか。
  1番山口委員。
○山口裕昭委員  消防のほうから問題ないということでお話いただいたということですけれども、26年度の豪雨のときには、薬師寺側のほうの道路が水で川のようになってしまって通れないということもあったわけですね。例えば、火災の場合なんかは、問題なく消防は通れると思うんですけれども、豪雨災害があったとか、そういう場合には当然あそこ通れないわけです。そのときに備えて迂回路のほうをお願いしたいということで地域の方々から要望があってお願いしているわけです。
  今、有事の際には開放するのも、県のほうの回答なのでそれ以上わからないということですけれども、当然豪雨災害があった場合に、あそこの部分が北側に抜けられないいうことになれば、とこしえさんなんかだと車で避難する場合もあるわけですし、当然そうした場合には早急に開放してもらわなくちゃいけない、バリケードのほうをということもあると思います。その部分に関しては、どのくらいであけていたただけるということは、はっきりしておく必要があるとは思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  漆山建設課長。
○建設課長  県のほうからは、どのくらいで開放するとは聞いておりませんけれども、早急に開放できるような体制をとっていただくよう要望してまいりたいと思います。
○委員長  1番山口委員。
○山口裕昭委員  なかなか自分のところでやるわけでないので、はっきり何時間とは言えないとは思うんですけれども、市民の方々がそこの部分不安に思う部分だと思いますので、ぜひ県のほうにも確認していただいて、そういう対策をするということであれば、どのくらいの時間で必ず撤去しますよ、開放しますよというのを明らかにしていただきたいなと思います。
  また、今回の要望書に関しては三百何十人からの署名もいただいています。それに関して、今回3月6日付で回答しているということではありましたけれども、ちょっと遅いんではないかなと。いろいろ検討した結果こうなったということとは思うんですけれども、ある程度の人数をかけてお願いしている内容ですので、もうちょっと早急な対応ができなかったのかなというところでお聞きしたいと思うんですけれども。
○委員長  漆山建設課長。
○建設課長  大変遅れまして申しわけございませんでした。県のほうと協議したり、さらには周辺の地権者の方々の御意見を、御協力いただけるのかどうかというような用地の問題もございますので、聞き取りをさせていただいて時間を要したという状況でございます。
  さらには、現在、かわまちづくりというような勉強会、2回ほどしておりまして、復旧事業に伴って景観にも配慮したかわまちづくりをしたいというふうなことで今進めております。その席でも要望を受けてございます。そのような関係で、県のほうと協議を続けてまいりました。県のほうではできないというような回答をいただきましたので、遅れましたけれども御回答させていただたところでございます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  ただいまの問題、関連して質問します。
  ただいま課長から、県の対応、消防署の対応、市道認定できないと。遅くなって申しわけありませんと、こういうお話でした。このとき私も参加したんですが、11月29日、これ市長へ、地域づくり振興会で要望書出したわけですね。赤湯地区全員の方々と山口委員もやった。検討させていただくと、こういうことで、あれから12、1、2、3カ月、3月だ、今。これは余りにも、私から言わせると無頓着というか、失礼極まりない。3カ月以上たっているわけです。だからスピード感持ってなんの云々言っているけれども、こういったものは、されないものはされないと、もっと早く地域の方々に言うべきでないのかなと。私も、いつ言うか黙って見ていたんだけれども、根性悪いでないんだよ。いつ言うのかな、いつ言うのかなと。一々言われないから、私ね。大人だから皆それぞれ。それで、市長にお聞きするんですが、何で、今、課長は申しわけないと言ったけれども、3カ月もかかっているんですか、これ。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  先ほど課長からも答弁ありましたけれども、関係者との協議に時間を要したというふうに伺っております。しかしながら、3カ月もかかったということについては、こういった要望について、できる限り早く御回答申し上げるということで取り組んでいく必要があるなというふうに思ったところでございます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  例えば、緊急の場合、有事の際はバリケードを取り除くとか言っているけれども、消防には何ら差し支えないと、こう言っているわけですけれども、これは消防署の見方なわけだ、県当局の見方なわけだ。地域住民の方は、何とか迂回路をつくっていただきたい、こういう要望だから、簡単に言うと。ですから、誰見ても、迂回路あるいは仮の道路等つくる場合、無理だと。これ、誰見ても、私見ても私も同じだと思う、そういう点では。無理だと思う、私。だから、そういった別な対応をしなければならないというのが私の主張なんですけれども、しかも、あそこ仮につくった場合、三千四、五百万円の金もかかると、こういう試算もしているわけでしょう、当局では。違いますか。
○委員長  答弁を求めます。
  漆山建設課長。
○建設課長  お答え申し上げます。
  仮設道路を市道として、仮設道路じゃなくて正式の道路改良工事をした場合に3,000万円ぐらいはかかるんじゃないかという試算をしているところでございます。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  約3,000万円前後の工事費がかかると。これ恐らく、私思うには、仮に3,000万円も金かけてつくった場合、こっちは出てると思うのよ。何だかんだしているうちに、一、二年はすぐたっちゃうから。そうした場合、もっと別な方法でやれなかったら、きっぱり断って、ごめんなさいというのが当局の心ある対応だと思うよ。それ、投げておいて、悪かったなと言ったって、だめだと、これは。ね、課長。ですから、私思うんですけれども、回答したとき地元の方々はどういう対応されたんですか。
○委員長  答弁を求めます。
  漆山建設課長。
○建設課長  回答申し上げてからは、地元のほうからは何ら反応というか、対応というか、それはございません。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  中で議論してどうのこうのってあると思うんですけれども。それで、私思うんですが、あそこ都市計画道路で駅のほうまで拡幅してずっとつくると、そういう計画、県であるわけですけれども、その見通し私お聞きしたいんですが、建設課長でも結構ですけれども、今具体的にどう進んでいますか。
○委員長  漆山建設課長。
○建設課長  花見橋のかけかえ工事が31年度完了ということでございまして、大体そのめどがついた時点で、東側のほうから用地買収をするということをお聞きしております。順次、工事についても今度東側のほうから進んでくるということになると思います。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  そうした場合、橋が31年度にできると。つまり、あと2年後だといういうことですね。そうした場合、あそこ橋をつくってした場合、あそこの花見町の堤よりも道路沿いは県の整備でなるわけでしょう。ここのところが何とかしていただきたいと。これはかわまちづくりでは、そういう話、出なかったんですか。
○委員長  漆山建設課長。
○建設課長  お答え申し上げます。
  かわまちづくりでも、その件については出ております。道路の件と古堤の件は出ております。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  これ、出たと思うんだ、私ね。そうした場合、市長ね、せっかくまちの真ん中に、古堤あるわけですけれども、あそこを整備して、市民の憩いの場をつくるということができないものかなと思っているわけです。そこで、道路は何とかできるわけですから、あとは4分の3、何とかできる方向で庁内でも検討していただきたいものだと。そういう計画どうでしょうか。
○委員長  漆山建設課長。
○建設課長  古堤につきましては、現在石積みのほうが大変老朽化しておりまして、街路の整備で北側の部分については完了できると思います。ところが、東と南とあと西側の部分ぐるっと、この部分にいては何らかの対応をしないといけないかなと思っております。
○委員長  15番佐藤委員。
○佐藤 明委員  あと質問しません。それで、例えばさっき迂回路のほうで3,000万円前後かかるというふうな話だったわけですけれども、やっぱり理解でやっていくことも私嫌いですが、そっちのほうに向ければ、地域の方々も、かわづくり、まちづくりの形で生かしていくと。こういうことが私大事だと思うんですが、市長の考え方、あと質問しません。
○委員長  市長。
○市長  先ほどの要望書に関する取り扱いでありますけれども、決してぶ投げていたということではないと思います。あと2年で橋が完成して通行に支障がないので、この件はお断りしますと答えるのは恐らく簡単です。しかしながら、そういうことではなくて、さまざまな要因をきちっと精査して、論点についても整理させていただいて回答した結果、3カ月かかってしまったということについては時間を要したということで、その途中で経過報告とか、いろいろやり方はあっただろうなというふうに思ったところです。
  そして、市道整備した場合の整備費をもっと有効な形でまちづくりのために使えないかという点については、まさしくおっしゃるとおりでありまして、まちの皆さんときちんと話し合いながら、そういう方向で進めていきたいと思っております。
○委員長  ほかにございませんか。
  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  今ちょっと建設課長もめげているかもしれませんが、私は大変褒めたいことをお話ししたいと思います。
  193ページの安全安心生活排水の浸水対策事業についてです。これは今回4,700万円という金額をつけていただきました。これは私、大変ありがたいというふうに思っています。建設課長並びに市長に大変感謝したいというふうに思います。
  というのは、昨年は700万円だったんですね。それを6.7倍の予算をつけてもらった。三間通地区と赤湯の栄町地区について、これは要するに浸水対策、これは洪水ではなくても、時間雨量が20ミリ、少しでも、とにかく道路から来る水であふれてくるというふうなところなんですけれども、それに対してこのような形でつけてもらった。しかも29、30年度で終わらすというふうなことのようですので、私は大変ありがたいなというふうに思っています。
  ただ、それで2つお伺いしたいのは、1つは、市債ですね。4,270万円ありますけれども、これは地方債、一般なのか、いわゆるキックバックみたいなメリットはあるのかどうかというのが1点。
  もう一つは、この地区以外に浸水区域あるんですね。多分、市長も御存じだと思うんですが、特に赤湯中学校の南側、石田地区ですね。ここは、例えば淞郷堰と長岡堰の合流するところなんですよ。したがって、そこは本当、毎回のように上がるところです。市長も十分わかると思うんですけれども、そういうふうな地区に、頑張って、この地区終わったらば予算をつけてもらって対策をとってもらうというふうな形でお願いしたいと思うんですが、この2点についてお伺いします。
○委員長  当局の説明を求めます。
  吉田財政課長。
○財政課長  浸水対策の財源といたしまして、市債の4,270万円を見込んでございます。河川債として、安心安全生活環境整備事業債として見込んでございます。これについての交付税措置等でございますが、今のところは単独の事業債で見込んでいるものでございます。
○委員長  もう1点について当局の説明を求めます。
  漆山建設課長。
○建設課長  お答え申し上げます。
  石田地区の溢水につきまして、先日、課長補佐のほうで現地のほうを視察してまいりました。状況がまだつかめていないということでございまして、写真等を撮って提出していただければということでお願いしている状況でございます。
  栄町につきましては、予定といたしましては、29、30年、2カ年で何とか完了できないかなということで今計画しているところでございます。あと、そのほかの地区もございますので、そこだけということにもなかなかいかない状況でございます。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  地方交付税の措置は今のところないような話ですけれども、これは有利なものがあれば、ぜひそちらに切りかえるなり何かしていただければなと思います。
  それで、石田地区についても、ぜひ私は、市長が施政方針でも掲げている、年をとっても安心して暮らせるまちというふうなことは、やはりそういったことなんだろうと。洪水だけじゃなくて、浸水でも苦しむというのがありますので、そこは市長からお話をお伺いしたいというふうに思います。
○委員長  市長。
○市長  桜木町であったり石田であったり二色根であったり、あるいは宮内地区にもさまざまに浸水に関する課題があるものというふうに認識しております。それについては、順次緊急性などを考慮しながら、安心して暮らせるまちに向けて、有利な財源も探しながら取り組んでまいるつもりでございます。
○委員長  ほかにございませんか。
  1番山口委員。
○山口裕昭委員  関連というか、お願いなんですけれども、今、市長のほうで、赤湯地区、宮内地区という話ありましたけれども、沖郷地区でも上無川のほうで露橋地区ですとか、宮崎地区のほうでかなり浸水しますので、忘れずにお願いしたいなと御要望します。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第9款消防費の198ページから207ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第10款教育費の206ページから261ページまでについて質疑ございませんか。
  5番山口委員。
○山口正雄委員  257ページ、7項学校教育費の関連でお伺いいたしたいと思います。
  今年に入って、和歌山県御坊市あるいは東京の立川市で、ノロウイルスによる学校給食センターでの集団食中毒が起こっています。和歌山県では804人、児童生徒あるいは教職員、立川市でも1,098人という多くの方の被害が出ております。それは学校給食センターが悪いということではない、あれは仕入れた刻みノリが原因だったというふうなことなんですが、ただ、これも、刻みノリを加工している業者が不注意によって、ノロウイルスを持っている人が携わっていた。それが原因だったと聞いています。要するに、こういう意味では、今、宮内中学校で給食センターがあるわけですが、給食センターの状況を見ますと、非常に最新の設備が整えられているというようになっています。そういう意味では、設備は申し分ない。しかし、携わる人が、ある意味でちょっとした不注意であるとか、そういったことがあれば、そういう事故につながっていくということがあると思うんです。
  そういう意味と、もう一つは、先月、米沢市で小麦粉のアレルギーを持つ中学生の2人が、要するに食べて呼吸が荒くなったり、あるいは腹痛、嘔吐されたりというようなことがございました。この原因は、学校の栄養士さんが成分分析表に項目を追加しないまま、保護者や中学校に配られたということが原因だったと。なぜそうなったかということは、要するに栄養士さんがうっかりされていたというようなことになっておるんです。
  そういう意味で、1つは、加工調理される方、要するに人が問題になると思うんですね、設備でなくて。そういう意味で人への本当の不注意ということがそうつながるんで、それらに対する日常的な意識の持たせ方、あるいは事故が起きない仕組みの見直しであるとか、そういうことが日常定期的に、あるいは非定期的でいいんですが、行われているのかどうか、その辺についてお聞きしたいと思います。
○委員長  当局の説明を求めます。
  安部管理課長。
○管理課長  それでは、5番山口委員の御質問にお答えしたいと思います。
  初めのほうの、いわゆる食中毒の問題とアレルギーの問題とは一緒では多分ないと思いますけれども、全般的な職員の意識のことについて、まず申し上げたいと思います。
  1つは、そういった人的なミスが起きないようにするためには、まず本人たちの意識というのが一番大事だと思います。そういった中におきましては、先ほどセンターそのもの自体の施設についてはお褒めの言葉をいただきましたけれども、栄養士を中心に、できるだけ事例を交えながら、例えばアレルギーにしても、食中毒にしても、研修を行って対応、より意識の向上を図っているということが一つでございます。
  それから、特に給食センターの場合については、当然ながらスタッフが10人以上おります。また、正職員でない方もおりますので、そういった方々につきましては、必ず自分の体調だけでなくて、お互い同士見合いながらの体調管理というような形で行っております。特に、例を申し上げますと、ノロウイルスなんかの場合につきましては、調理師の場合については家族がなっても必ず検査をするような、そういった指導をしておるところでございますので、御理解をいただきたいと思います。
  それから、食中毒の問題については、これを防ぐというのは、東京都が立川市の事例があって検査した結果ということであって、事前にこれをということはなかなか解決策として思い当たるところはございません。ただ、意識の中で、そういったことが起きた場合については早々に対応してという形の対応しかないのかなと思っております。
  アレルギーの問題につきましては、先ほどそれぞれの意識ということも大事でございますし、給食センターだけ、給食室だけでなくて、学校の先生、本人の意識という部分、友達の意識、こういうのが大事で、自分だけでなくて、ないしは給食の担当だけでなくてという形で見守るといいますか、注意をするということが大事なのではないかというふうに思っております。
  以上です。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  働いておられる方、あるいはその周りの方の注意、不注意、そういったものを意識づけ、向上を図っていくというふうなことでしたが、例えば、米沢市の場合に栄養士がうっかりしたということになっているわけですが、ああいうふうに例えば南陽市の中でなった場合には、同じような事故が起きる可能性というのはあるわけですか。
○委員長  安部管理課長。
○管理課長  お答え申し上げます。
  米沢市の場合については、小学校から中学校にということで、赤湯の場合についても小学校から中学校にということかありますけれども、まず1つは、ルーを加えるということについて、あまり南陽市では例がないことでございます。途中でルーを加えるというふうなことについては、そういうこともありますし、それから、小学校と中学校の連絡ミスというようなことなんですけれども、そちらについては、アレルギーの場合については、除去することが1つ、代替の給食をすることが1つ、全く給食を出さないで弁当を持ってもらうのが1つということがありますので、そちらのほうを選択しながら、事故が起きないようにという対応をしているというところでございます。
○委員長  5番山口委員。
○山口正雄委員  その辺、よくお願いしたいと思います。私は、人間だから間違いが起きる、完全な絶対論ってあり得ない、これはそのように思います。だからこそ、間違いがあるという前提で、どう日常チェックしていくか、注意を持たせるか、あるいはそういう仕組みをつくっていくかということが、より大事だと思いますので、ぜひそういったことがないように、重大事故の起こることのないようにお願いを申し上げたいと思います。
○委員長  ほかにございませんか。
  1番山口委員。
○山口裕昭委員  236ページ、237ページ、公民館費のほう、例えば1カ所というか、個別の事例で申しわけないんですけれども、漆山公民館の舗装ですけれども、北側のほう、かなりへこんでいまして、水がたまって凍って危ないということで、以前からお話あったみたいなんですけれども、今回屋根の修繕のほうは予算等やっていたみたいなんですけれども、なかなか今回、まだ予算措置されていないということで、前、老人いこいの家のときもお話しさせてもらったんですけれども、危険な場所については早目に対応していただきたいなと思います。もともと、何か経緯を聞きますと、ちゃんと北側まで全部舗装できるような内容だったはずだったんですけれども、マンホールのかさが何か高かったからとかということで、そこの部分を何とかしようと思ったら、北側の舗装足りなくなったという話もあったようです。どういう形で積算したのか私わからないんですけれども、ミスでそういうふうになったんであれば、特に早目に何とかしてあげるのが筋ではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  佐藤社会教育課長。
○社会教育課長  今、委員からおっしゃられたように、危険箇所については早急な対応をお願いしたいというふうなことでございますので、早急にできるよう対応してまいりたいというふうに考えております。
○委員長  1番山口委員。
○山口裕昭委員  地域のコミュニティセンターに、コミュニティーですのでお年寄りの方もいらっしゃいます。滑って転んでしまってけがなんかされたら大変なことですので、ぜひ早目の対応をお願いいたします。
○委員長  要望ですね。
  ほかにございませんか。
  4番舩山委員。
○舩山利美委員  219ページの教育費の説明欄3番の小学校施設整備事業費についてでありますけれども、私、3年ほど前に質問いたしました。恐らく梨郷小学校の屋根ということで、今全く真っ赤になっているというか、そういう状況であります。この件に関連してというか、私、最初の段階で管理課長にもお聞きしたいなというところがあって、それは予算書に載っていない部分だったので一番最初に聞こうと思ったんですが、こういう教育施設とか、そういうふうなところからの教育環境の整備、そういうものはこれからもあると思いますし、今、この予算書に載っていない部分で、まだどのぐらいのものがあるのか、管理課長にお聞きしたいと思います。
○委員長  当局の説明を求めます。
  安部管理課長。
○管理課長  舩山議員の御質問にお答えしたいと思います。
  まず1つにつきましては、赤湯小学校につきましては屋根の改修だということで御認識をいただいていることだと思います。それから、そのほかについてであります施設の整備工事ということについては、703万1,000円ほどございますけれども、主にはエレベーターのある施設ですとか、消防関係の施設ですとか、各7小学校にわたりまして要望を聞いた中から予算化していただいているものというようなことでございます。
  なお、例年でございますけれども、当初の予算に対して、今年度につきましても、9月、12月、3月という形でそれぞれ補正予算を組んで、要望のあった修繕等については対応しているということが事実でございます。
  以上でございます。
○委員長  4番舩山委員。
○舩山利美委員  順次要望に対して整備を行っているということでありますけれども、最初、建設課についても一番最初触れたんですが、建設課のほうは大まかに聞いたんですよ。だから聞かなかったんですが、3年たっていると、相当、さっきも言ったとおり寿命が短くなると思うんですよ、あそこまでさびてしまうと。そういう意味では、教育の環境というか、雨漏りしたりとか、そういうものは早目早目に直す必要があるとか思うんです。学力は先生にお任せしますけれども、その後の後押しするのが行政、後押しというか、そういう環境整備をやるのが行政だと思うんですよ。そういう一番最初言った大きな黒字とか、そういうものがあったならば、そういうふうに環境の整備とかなんかというのも考えるべきだ、対応するべきだと思うんですが、その辺についてはもう一度これからの整備についてお聞きしたいと思います。
○委員長  安部管理課長。
○管理課長  3年もかかったということで、ようやくということで本当にお待ちしていたところだと思います。これらの要望につきましては、当然ながら大きな工事については、なかなか年次計画を立てて優先順位という形でやらざるを得ない部分があろうかと思います。一方では、毎年春先に各学校からの要望をお聞きして、それを反映させた形で補正を組んでという形で、るるやっておりますので、こちらのほうでも力を入れながら予算確保に向けて頑張っていきたいと思います。
  以上です。
○委員長  4番舩山委員。
○舩山利美委員  ぜひ早目早目の対応というふうなことで、いい環境をつくっていただきたいと思います。要望です。
○委員長  ほかにございませんか。
  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  257ページ、体育施設費です。これは最初から要望ということでお話をしたいというふうに思います。
  ここに予算化なっておりません南陽市民体育館についてです。体育館、大体20年ぐらいになるわけですけれども、いろいろ壊れてきているということは、随時指定管理の体育協会からも来ていると思います。要するに、体育館として専用の体育館化していただきたい。具体的に申しますと、内壁がいわゆる吸音壁になっているんですよ。吸音壁、少し壁にぶちぶちと穴があいているような感じ、要するに音を吸い込むような壁です。それは専用の体育館の壁の構造ではありません。それは昔、20年前に要するに市民会館も文化会館もなかった時点に、汎用的に体育館を使うと。何かのイベントする際にもそこを使うというふうなことでのことを聞いております。今度、文化会館ができました。文化会館できて、いわゆる体育施設としてだけ、これは使うというふうなことになってきます。今、先ほどスポーツ文化と話しましたが、パスラボとか、そこでプロスポーツも来るような形になっていますね。その中で、具体的に壁なんかもしっかりとしていないと、長寿命化も含めてしていかないと、体育館がそじてくるというふうなことになってくると思います。したがって、そういうふうなことについて、まず現状認識をどういうふうになされているかということと、最終的には要望ですけれども、まず現状認識をお伺いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  佐藤社会教育課長。
○社会教育課長  今御指摘いただいた市民体育館の内壁が吸音壁、いわゆる体育館施設の専用壁になっていないというふうな御指摘でございますが、調べていきたいと思います。
○委員長  3番高橋委員。
○高橋一郎委員  そういうことで、ぜひ調べて、私はそういうふうにしたほうが、かえって長寿命化になるというふうに思いますし、使い勝手のいい体育館になると思いますので、ぜひよろしくお願いします。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第11款災害復旧費から第14款予備費までの260ページから265ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、その他附属資料の266ページから282ページまでについて質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りします。議第7号 平成29年度南陽市一般会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。
  よって、議第7号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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散      会
○委員長  ここで審査の途中でありますが、本日はこれにて散会といたします。
  この後、特別会計予算の審査は、明日3月15日午前10時より行いますので、御協力のほどよろしくお願いいたします。
  御起立願います。
  御苦労さまでした。
午後 4時03分  散  会

       予算特別委員長 片 平 志 朗