平成29年6月定例会

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午前11時05分  再  開
○議長  再開いたします。
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高 橋 一 郎 議員 質 問
○議長  次に、3番高橋一郎議員。
〔3番 高橋一郎議員 登壇〕
○高橋一郎議員  おはようございます。
  3番政風会の高橋一郎です。
  檀上にありますように、6月は宮内の双松バラ園が香り立ち、小さな恋人サクランボも赤い実をつける南陽市にとっても、とてもよい季節です。
  本日は何かとお忙しい中、傍聴に来ていただき大変ありがとうございます。また、インターネット同時中継やNCV生中継を見聞きしている方にも感謝申し上げます。
  さて、今年は南陽市が誕生して50歳になる年です。人生でいえば円熟期に入り、一番おもしろい時期だと思います。50周年記念事業として、市主催事業のブラスト公演などはもとより、各種団体でも活発に記念事業が計画されています。
  南陽市体育協会では、10月9日の南陽さわやかワインマラソンでハーフマラソンを復活し、ゲストランナーとして3代目山の神といわれる神野大地選手を招聘します。
  シェルターなんよう文化会館でもめじろ押し開催されます。11月18日に記念講演として山下泰裕全国柔道連盟副会長、何かきょうの理事会で会長になる予定だそうですが、をお招きします。
  南陽市芸術文化協会は12月3日に黒川能の公演を開催します。市民団体としては、11月26日に白竜湖大合唱演奏会があります。これらは大変な労力と時間を要することですが、達成感はまた格別だと思いますので、多くの市民参加のもとに、大成功に終わることを節に念願するものです。
  話を変え、国政に目を転じると、仰天するやらあきれ返るやらです。森友学園国有地ダンピング疑惑から始まり、加計学園の国益よりもお友達優先疑惑、そして共謀罪への衆議院強行採決、一体この国はどこに進むのでしょうか。
  中でも、国民に直結するのは、組織的犯罪防止法案という名のもとの共謀罪法案です。テロ等防止なんて、反対する人は100%いません。その美名のもとに隠されているのは、一億総監視社会であり、人間の心に介入してくる弾圧社会です。まさに、国民より国家を重視する安倍内閣そのものを露呈しています。
  テロの撲滅は、貧困と差別の解消、それからアメリカや欧米十字軍といわれることに安易に追随しないことが一番だと思います。日本弁護士連合会や100人を超す刑法研究者が法案反対表明を出し、国連のプライバシー権に関する特別報告者も懸念を表明しています。批判は広がっています。戦前の治安維持法の現代版ともいうべき悪法は廃案しかありません。
  そして、アベノカレンダーは2020年までに憲法9条を改悪しようと明言しました。憲法99条の憲法擁護義務違反の言動なのに取り締まることができません。司法の判断と国民の審判しかこの暴走をとめられないのでしょうか。国民は口先や目先に惑わされずに、情に流されず、理性的で良識ある行動を望みたいと思います。
  それでは、通告していることについて質問をいたします。
  私は、南陽市に住んでよかった、行ってみたいとと思えるような誇りある南陽市を目指して、ロハスシティー南陽を唱え、一般質問を通し、政策的な提案をしています。
  次の点について、市長のお考えをお伺いします。
  第1点目、高速交通網時代のスポーツと商工観光の振興施策についてです。
  今年中に米沢、福島間のハイウエーが完成するようです。米沢、福島間が20分で結ばれます。これにより、車の流れが仙台圏からの流入も含めて、劇的に変わります。本市にとっての産業、観光構造に大きな影響を与えます。
  以前から、私はスポーツ立市NANYOと観光を唱えています。それにはハードとソフト事業をあわせて展開していくことが大事です。市長に次のことをお伺いいたします。
  (1)スポーツ施設について。
  ①多目的屋内スポーツ施設の誘致。県立施設として誘致するための運動提起。
  ②花公園照明設備の設置。ナイタースポーツが簡単にできる本格的な照明設備の設置。
  ③体育館アリーナの壁を体育館用に改修。防球ネットなしで手軽にフットサルなどが楽しめるように壁の改修。
  ④南陽スカイパークをナショナルセンターにする運動の提起。2024年のオリンピック・パラリンピックに向けた国立施設の誘致運動の提起。
  ⑤十分の一山から高ツムジ山スカイエリアまでの舗装化。高ツムジ山スカイエリアは、パラグライダーなどの滑走地としてすぐれているのはもちろん、360度見渡せるパノラマは、飯豊連峰、朝日連峰、吾妻山、そして遠くは月山までが見渡せる絶景スポットです。舗装化することで、多くの観光客を見込めます。現在は未舗装のため、雨が降ると土砂が流れるなどの弊害も多いです。
  第2点目は、県立商工団地の誘致についてです。
  縦軸に東北中央道、横軸に新潟南部道路がクロスする南陽・高畠インターチェンジは、日本海と太平洋を結ぶ大変重要な場所です。絶好の立地条件をアピールして、この付近に県立の商工団地を誘致することを提案します。人口減少を食いとめ、産業の振興はもちろん、雇用の確保を図るためにも有効かつ重要な政策と思います。
  第3点目は、赤湯温泉のシンボルとしての温泉施設についてです。
  旧市民会館の場所は、赤湯温泉のど真ん中で、まさしくシンボルとしての跡地利用を考えていくべきです。
  私は、次のことを提案しますが、市長の考えをお伺いします。
  ①温泉施設の建設。現在の3つの公衆浴場、烏帽子の湯、あづま湯、とわの湯と老人いこいの家も古くなりまして、建てかえ時期です。それぞれの場所に建てかえるにはコストがかかるため、4施設を統合して、観光客も入浴できる温泉施設を誘客のシンボルとして建設する。
  ②駐車場、催事場の確保。赤湯温泉への車での来客は特に夜に多いので、にぎわいを助長するためにも駐車場の確保が必要です。催事空間としても活用できます。また、花見シーズンの駐車場として提供し、まちの散策を含めて観光地をアピールする。
  以上、壇上からの質問といたします。市民の立場に立った議論を展開することを御期待申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  3番高橋一郎議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、高速交通網時代のスポーツ施設についての1点目、多目的屋内スポーツ施設の誘致についてでございますが、昨年9月議会でお答えいたしましたように、現在の県のスポーツ推進計画「スポーツやまがたドリームプラン」では、計画期間である平成30年度までには、多目的屋内スポーツ施設を含み、県が主体となります新たなスポーツ施設の整備構想はないようでございます。また、置賜圏域における新たな県施設誘致についても、その機運が高まっている状況にはございません。
  したがいまして、引き続きスポーツ関係者との連携を密にしながら、次期の県スポーツ推進計画に盛り込むことができないか模索してまいりたいと考えております。
  次に、2点目の花公園照明設備の設置についてでございますが、中央花公園の他目的運動広場の照明につきましては、平成20年度に移動式投光機6基を整備いたしました。その投光機の移動や設置に係る作業負担を軽減するため、本年度、雨よけ用の本体カバーを更新し、シーズン中は屋外に常設することといたしておりますので、この移動式投光機を御利用いただきたいと考えております。
  次に、3点目の市民体育館アリーナの壁の体育館用への改修についてでございますが、南陽市民体育館の壁面は各種大会の式典や講演会等での利用を考慮し、吸音壁を採用した経過がございます。
  吸音壁につきましては、フットサルのボールが直接当たる衝撃に耐え得る十分な強度がなく、また1階の吸音壁のほか、2階の化粧壁、窓枠のブラインド、観客席の手すりに設置しているアクリル版、バスケット用の計器類についても破損のおそれがあるため、運営上、フットサル利用の際には防球ネットの設置をお願いしております。
  市民体育館アリーナは各競技に利用されており、利用の際には、そのスポーツの特性に応じて準備作業や撤収作業が必要となり、また、フットサルには防球ネットの設置もお願いしているところでございますので、防球ネット以外のもっと簡単な保護方策につきまして、関係者で研究してまいりたいと思っております。
  なお、体育館アリーナの壁の改修を考えた場合、相当の財政負担が必要となりますので、今後の長期的な課題と考えているところでございます。
  次に、4点目の南陽スカイパークをナショナルセンターにする運動の提起についてでございますが、南陽スカイパークは、平成5年3月に開設して以来、女子ハンググライディング世界選手権大会や全日本レディースカップ、スカイフェスティバルの開催等により、全国からスカイスポーツの愛好者や観光客が大勢訪れております。
  また、これまでトイレのバリアフリー化やフライチェア導入などの整備を行い、昨年には空のバリアフリー宣言により、国内外に広く情報発信を行ってきたところです。
  2024年のオリンピック・パラリンピックにつきましては、今のところ開催地は決まっておらず、スカイスポーツが競技種目になるかどうかも今後の状況次第でございます。
  今後は、関係者との意見交換を行いながら、スカイスポーツ施設としてのさらなる機能強化及びバリアフリー化の推進に努め、国内における優良エリアとしての地位向上に努める中で、オリンピック・パラリンピック正式種目への採用の動向やナショナルセンターに関する国の見解なども探っていければと考えております。
  次に、5点目の十分一山から高ツムジ山スカイエリアまでの舗装化についてでございますが、市道十分一山線につきまして、延長約4キロメートルのうち、国道13号から十分一山のログハウス前までの約2キロメートルについては、平成13年に舗装整備を実施しております。
  当時は、高ツムジ山の頂上まで全線舗装化すると、降雨時の路面排水処理能力が既存の施設では超過することが懸念されたことから、未舗装のままになっております。
  砂利道の維持管理につきましては、雪解け後や豪雨後、さらには主要な大会開催前必要に応じて路面の復旧を実施しております。また、本年度につきましては、急勾配、曲線部など、洗掘のひどい箇所の部分的なコンクリート舗装化も実施しており、安全な交通機能の確保に努めております。
  なお、未舗装部分の全面舗装化には、多額の事業費が見込まれることから、スカイスポーツ利用者のみならず、議員御指摘の観光スポットとしての観光客がどのくらい見込め、経済効果がどのくらいあるのかといった費用対効果などの総合的な検討が必要と考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。
  次に、南陽・高畠インターチェンジ付近への県立商工団地の誘致についてお答えいたします。
  議員御指摘のとおり、南陽・高畠インターチェンジは東北中央自動車道と新潟山形南部連絡道路がクロスする日本海と太平洋を結ぶ大変重要な場所に位置しております。
  今後、産業団地を整備するに当たりましては、このような交通アクセスにすぐれた利便性の高い場所を選定する必要がございます。また、地盤など産業の立地条件にふさわしいかどうかにつきましても、調査等を行いながら慎重に進めていく必要がございます。
  この南陽・高畠インターチェンジ周辺付近は、農業振興地域整備計画により農業を推進する地域、いわゆる農業振興地域、農用地区域として定められた地域であること、及び白竜湖に連なる軟弱地盤であること等を踏まえ、今後、この地域の土地利用について、十分検討してまいりたいと考えております。
  さて、議員から御提案ございました県立商工団地の誘致でございますが、山形県に確認しましたところ、現時点では県が事業主体となって整備する産業団地についての計画はないと伺っております。
  このたび、梨郷工業団地も完売し、南陽西工業団地を含め、空きがない状況でございます。したがいまして、山形県との調整・協議を図りながら、産業団地の誘致、新たな産業団地の計画、また民間が所有する空き用地、空き工場の活用など、さまざまな角度から検討してまいります。
  なお、人口減少を食いとめるためには、雇用の場の確保が欠かせないと考えておりますので、議員各位の働きかけ、お力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。
  次に、赤湯温泉のシンボルとしての温泉施設等についての1点目、温泉施設の建設についてでございますが、公衆浴場の統合と老人いこいの家の機能を併せ持った施設の計画につきまして、財産区の意見も伺いながら、建設場所を含めた検討を担当部署に指示しているところでございます。
  次に、2点目の駐車場、催事場の確保についてでございますが、駐車場等の確保につきましては、議員御指摘のとおり、さくらまつり等のイベント時に駐車場が不足している現状であると承知いたしております。
  しかしながら、駐車場には一定の面積が必要であり、容易に適地を確保できないことから、今後も土地利用の状況等を見ながら検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  3番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  それでは、再質問をお願いしたいと思います。
  まず、スポーツ施設の全般的なことですね。まずお伺いをしたいと思います。私の考えも含めてお話ししたいと思います。
  まず、スポーツ施設の充実というのは、考える側面というのは3つあるのかなというふうに私は思っています。
  1つは、やはりスポーツをすることによって、健康寿命の延伸、医療費削減、扶助費等も削減していくという、そういうふうな効果、それから2番目は誘客、それから交流人口の拡大です。3番目に、前にも私、一般質問で話をしたときがあるんですが、財源見返りの観点です。この3つがあるのかなというふうに私は思っています。
  その中で、いろいろとあるんですが、まず1つは、先ほどの答弁の中で、多目的屋内スポーツ施設については、次期の県のスポーツ振興計画に何とか盛り込むように努力をしたいというふうな話だったと思います。ぜひそのような形でお願いしたいなというふうに思います。
  その中で、ちょっと視点として、私が指摘というか、情報として提供していきたいというふうに思います。
  1つは、交流人口の拡大、つまり、人口減少であるということですね。人口減少なものだから、やはり交流人口を拡大することによって、やはり市全体に対して、それから地域産業に対して、人を呼ぶことによって、それで地域が活性化するというふうなことだと思います。
  その中で、ちょっと上山市と長井市を比較してみました。その中で、上山市、人口的なことを最初に申し上げますと、南陽市は6月1日現在で3万1,900人くらいです。上山市は3万1,100人くらいです。長井市は3万人切ったんですね。2万7,400人くらいです。
  そういうふうな中で、実は先ほど言った第3点目の財源見返りの観点から申し上げますと、その前にごめんなさい、人口ですね。人口の減少率から見ると、南陽市は3つの市の中でいいんですね。比較的減少率は低い。例えば上山市は平成27年1月1日から28年1月1日、この1年間の中で1.43%、456人が減っています。南陽市の場合は1.38%、450人です。長井市は1.16%、325人が減っています。
  そして、その傾向は、26年1月から27年1月も同じように上山市は1.4%台なんですね。そうすると、例えば人口が3万人だとすれば、単純に掛ければ400人ぐらい減っていくというふうなことです。
  そういうふうな現状の中で、やはりなぜ南陽市、上山市、長井市を比較するかというと、同じ規模、いわゆる市町村自治体の決算カードから見ますと、いわゆる累計が1の1という累計、5万人未満で2次、3次産業を足して95%未満、3次産業55%以上というのが南陽市と上山市、全く同じです。
  長井市は、急激に第1次産業が8%未満になりまして、2次産業が、いわゆる鉱工業ですね。工業が増えて4割近くなっていますので、工業のまちなのかもしれません。
  そういうふうなところですけれども、そういうふうなことの中で、私が何を申し上げたいかというと、そういった人口構造の中で、いわゆるスポーツをする、それから特にナイターでスポーツをするといった場合は、当然サラリーマン、特に市長がよく言われる子育ての年代、あるいは子育て前の年代、あるいは子育て後の年代、それからいわゆるシニアの年代も含めて、ナイター、平日の利用というのが非常に大事になってくるのかなと思います。
  その方々、いわゆる勤労市民というんですか、サラリーマンも含めて勤労市民の方々がどのような税を納めているのかということを調べてみました。これも南陽市、上山市、長井市で比較をしました。
  これ、平成27年度の市税です。現在ある決算統計は27年度ですので、その中で、南陽市はいわゆる個人市民税が均等割と所得割を含めて12億円、簡単に言いますと。上山市は10億9,700万円、長井市は10億6,000万円。ということは、南陽市は上山市よりも1億2,200万円ほど、長井市よりも1億5,900万円ほど、いわゆる個人市民税の納税が高いわけです。
  そういうふうなところから見ると、そこに対しての政策というんですか、そこを考えてみる必要があるんじゃないかというふうに私は思っています。
  そういったことで、法人税等もあるんですけれども、今はちょっと個人市民税について特化をしてお話をしました。
  そういうふうなことを考えてみた場合に、例えばさっき①として言ったスポーツ施設を考えてみた場合には、やはりそういったこともあるんだろうと。もちろん先ほど言った3つの観点の中での誘客、交流人口についてももちろんですけれども、そういったことも必要ではないかというふうに思います。
  そういった前提、その前提について市長はどのように考えておられるのか、まずお伺いをしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  交流人口の拡大については、これは誰もがそれを望むことでありまして、当然ながら意見は一致しているものというふうに認識しております。
  交流人口を拡大するに当たって、一体どのセグメントを攻めていくのかという、その分析あるいは分類が重要だろうというふうに思っています。
  そうした意味で、例えばラーメン課であるとか、ワイン特区であるとか、さまざま振興政策を進めているわけでありますけれども、その一つとして、こういった個人住民税の分析をもとにした誘客のターゲットの設置ということも、ちょっとそういった視点というのは新たな視点かなというふうに今感じたところでございます。
○議長  3番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  そのようなことで、いかにして、国・県のお金をこちらのほうに、南陽市にとってよくなるように活用させていただくにはどうしたらいいかというふうなことで知恵を絞って、そういった視点も取り入れていただきたいなというふうに思います。
  もう一つは、全般的なことを最初に申し上げます。
  定住自立圏構想ですね。この間、勉強会もありました。その中で、いわゆる5万人以上の中心市、米沢市と組んで定住自立圏形成協定をしていくとか、共生ビジョンをつくり出していくとか、そういうふうな方法もあるのかなというふうに思いました。
  当然、それはスポーツだけに特化するものではないとは思いますが、そのようなことも考えられるのではないかというふうに思いますので、その点について、市長どうでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  高橋議員におかれましても、先日の置賜広域行政事務組合の研修会ですね、定住自立圏構想に関する研修会に参加されて、同じお話を伺ったところでございますけれども、その中では、さまざまな分野でお互いに組んでいこうということが考えられるというお話がございました。
  それというのは、全体が同じことをしなければいけないのではなくて、例えば米沢市と南陽市でこういったものが向くんじゃないかというものについてはやらせてもらって、米沢市とほかの市ではと別なことをやるとか、そういったことでございます。
  その中の一つとして、こういったスポーツにつきましても、今後の検討内容でございますけれども、さまざまな面で、この定住自立圏構想を生かしていければというふうに思っておりますので、考えさせていただければというふうに思っております。
○議長  3番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  そのようなことで、多方面から考えていっていただきたいというふうに思います。
  最初に言うのを忘れました。いわゆる高速交通網時代というふうなことですね、一番先に。
  本当は福島、米沢ではなくて、南陽、福島が無料区間であればよかったなというふうに思っています。でもそれはちょっとかなわないんですが、逆に何か方法として、南陽・福島間を無料にするとか、何かそういった手だてというのはないものでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  大沼副市長。
○副市長  今の現況だけをお話しすると、米沢北から福島のところは、国土交通省直轄になったので無料、南陽、高畠から米沢までは米沢南陽道路の事業だったんですね。私もそのときにちょっと担当もさせていただいたんですけれども、あそこのときに、無料というのは基本としてはたしかにありました。尾花沢新庄道路が同じ事業なのに、なぜ米沢南陽道路だけが有料なんですかという議論は確かにして、いろいろ交渉させていただいたんですけれども、結局落ちついたのが今の形態、つまり、米沢から南陽、高畠までは米沢南陽道路として有料になっているという現状ですので、なおかつ、今回南陽、高畠から上山間もネクスコで着工しましたので、そこも有料というふうなことになるので、米沢から南陽、高畠、上山のほうは全て有料というふうなことになると思います。
  ただ、考え方として、今出ているのがETCを通過した場合に2時間とか3時間ぐらいだったら、そのままそのところに戻れば、通算するというのは、何かネクスコで検討しているというのはお伺いしていますけれども、米沢南陽道路をそのものを無料化しようというのは前からやっているんですが、なかなか進まないというのが正直なところであります。
  以上です。
○議長  3番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  今の問題は、ここで話ししてもなかなか進まないと思いますので、そういったことがあったらいいなというふうに思ったんです。
  というのは、要するに米沢から仙台、仙台から米沢については、もう1時間かからなくなるわけですよね。そうすると、まさしく劇的に変わってくるのかなというふうに思っています。
  スポーツ施設においても、例えば米沢の人工芝とか、あるいは野球の施設とか、野球場とか、さまざまな形で多くの、特に平日の日中の利用についてのことが考えられているのかなと。米沢の人工芝についても、日中の利用が、やっぱりなかなかないですので、そういったことで呼ばってこようというふうに考えているところもあるようです。
  そういうふうなことから見ると、まさしく仙台だけじゃなくて、新潟も含めてですね。そういった位置にこの置賜の環境があるのではないかというふうに思っています。ますますこれからそういうふうなことがあると思いますので、ぜひそういった意味も含めて、スポーツと観光について、交流人口の拡大に向けた施策を考えていってもらいたいなというふうに思います。
  全般的なことはそういうふうなことです。
  具体に入りますが、まず花公園の照明設備です。
  これは、現在のままでやってくれというようなことですが、今、話の中にあったように、現在は灯油を燃やしてやっているというようなことで、非常に照度も、明るさですね。明るさもとても低くて、いわゆる例えばナイターリングをするとか、そういうふうなものには向いていません。
  そういったところで、例えば先ほど言った市民税の観点からも、そういったことから見て、本当に還元されているのかと、そういった納税者が行政サービスをうまく受けられているのかというふうなことの観点からも、ぜひこれは本格的な照明設備、これは当然照明設備については、利用料金を支払うわけですから、支払っていくというふうなことですので、つくりっ放しではないわけですね。
  そういったことを含めて、採算についても大なり小なり上がるんじゃないかというふうに思っています。そこについて、もうちょっと突っ込んだ見解が出ないのかなというふうに思うんですけれども、どうでしょうか。花公園のナイター設備です。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  市民税の還元という視点もございました。それについては、そういった世代の皆さんが払っていただいている市民税に対して、どういった面で還元していくかというのがあらわれているのが今の本市の予算でございますけれども、主に子育て支援ということで進めさせていただいているわけでございます。
  そして、このサッカーにつきましては、以前からナイター設備、照明の移動が課題であったと、手間が大変たったということで、それに対応したやり方を今年度とらせていただいているわけでありまして、本格的なナイター設備というのは、ちょっとどのくらいかかるのかといった試算もしなければ、ちょっと難しいかなというふうに思っております。
  また、利用料金につきましても、恐らく本格的なものになると上げざるを得ないだろうと。ちょっとそこのところが難しい課題かなというふうに感じているところでございます。
○議長  3番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  ちょっと認識が違うんですけれども、今年度からあそこに常置したというものじゃないんですね。常設はしています、去年から。
  ただ、小雨が降ったり雨が降った場合はだめなんですよ、使えないんです。そういう現状もおわかりください。
  したがって、そういったことで要望として、ぜひ例えば見積もりをとるとか、どのような形になるのかというようなことも含めて検討をお願いしたいというふうに思います。
  次、③の体育館のアリーナの壁の問題ですが、これは先ほど簡易な保護方策について答弁がありました。これは、例えばカーテン式とか、そんなものができればいいなというふうに思いますので、ぜひ調査研究をしていただきたいと思います。
  これは、例えば先ほどいった花公園の照明もそうですし、体育館のアリーナの利用についてもそうですが、あそこは自動車学校がありますよね。自動車学校だけじゃなくて、そこの生徒が活用したくてもなかなかできないという、不便でというふうな問題があります。
  例えば、フットサルは非常に簡単にできるんですけれども、防球ネットを設置するとなってくると、小一時間かかるんですよ。それで、普通にはできない。したがって、通常、ぱっと行ってぱっと、それはできないというようなことを申し上げたのです。ぜひその防球ネットなしでできるような、そういった要望がかなりあります。自動車学校の生徒からも直接聞いていますし、あるいはこの間、梨郷にある大きな、名前がなかなか出せないものですから、会社ですね。そこの方からも言われました。簡単にもっとできないのかなとふうなことです。そういったことの意見もあるということで、よろしくお願いしたいと思います。
  それから、④の南陽スカイパークのナショナルセンター化です。
  これは、答弁にあったようにまだ決まっておりません。今年の9月に、いわゆる国際オリンピック委員会で決めるのかなというふうなことです。大変パリが有望だというふうなことですので、その辺の情報を仕入れながら、これは本当にナショナルセンター化するということは、物すごいメリットだと思います。
  例えば条件整備もそうですし、いろんな意味で、国の予算も人も入ってくるというふうに思いますので、これは本当、先ほどナショナルセンターの国の見解等も含めながらというふうな話があったようですので、これは積極的にお願いをしたいと思います。
  次、⑤の十分一山からの舗装化ですけれども、いわゆる路面の急勾配だから、なかなか、簡単にいえば、雨が降ったときに、非常に流れが速くなって大変だと。下のほうに雨水が流れていくというおそれがあるというふうなことだと思うんですが、やり方だと思うんですね。例えば水路あるいは水路から逃すという方法とかすれば、私は大丈夫かなというふうに思っていますし、1つお伺いしたいのは、現在の舗装ですね。いわゆるあそこの鳥上坂から今の十分一山のところまで2キロですか、そこについて、そこは当然舗装になっているんですけれども、そういった雨が降ったときの水の流れの障害というものはないもんでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  漆山建設課長。
○建設課長  お答えを申し上げます。
  市道十分一山線という市道でございまして、平成5年度に行われました女子ハンググライディング世界選手権の前につくった道路です。この部分については、ログハウスから高ツムジ山までです。
  余り高品質な道路ではございません。山をかなり急な斜面で切っておりまして、カーブも非常にきつい状況です。下の国道13号からログハウスまでの道路以上にカーブもきつい状況です。
  舗装いたしますと、確かに流速が上がって、カーブのところで洗掘してしまうというおそれが考えられます。下の道路もまるっきりないということではないと思いますが、上のほうの道路については、非常にカーブがきついので、そういう状況が考えられるということでございます。
○議長  3番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  高さもあると思うんですけれども、そこは技術的な問題、それからお金の問題だというふうに思っています。
  市長に最初にお尋ねしなきゃならない、高ツムジ山のスカイエリアについて、そこに行って、ずっとぐるっと眺めたときは、何回かおありでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  もちろんございます。
○議長  3番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  そうすると、未舗装化の状態はわかるというふうに思いますね。
  あの中で、例えば二、三年後にどうのこうのというふうなことじゃないんですけれども、例えは2024年に向けたナショナルセンターといった場合には、そういった条件整備も含めて、例えば国の事業として何かやれるというふうなことであれば、それはそこで舗装ができる。いろんな対策はあると思うんです。技術的な問題をクリアすればいいということは、お金がかかるということですので、そういうようなことも含めて、先ほどのナショナルセンター化のところに絡めて、ぜひよろしくお願いをしたいというふうに思います。
  それから、第2点目の県立商工団地の誘致に関してです。
  これについては、県での事業主体はないんだというふうなことがありました。ただ、やっぱり市長としての認識は、やはり雇用確保というふうなことも含めて考えていきたいと、多方面でですね。民間の跡地あるいは空き家、空きも含めてというふうなことでした。
  私は、商工団地といいましたけれども、どっちかというと、これ流通団地みたいなイメージです。やはり、あそこの土地というのは、非常に軟弱地盤だということはそのとおりですので、そこの中で工業団地だとなかなか難しいというふうに思っています。
  ただ、場所的にはやはり、仙台と新潟を結ぶ、それから福島を結ぶ、山形を結ぶというとてもいい場所だということは誰もが認めるところだと思います。
  その中で、やはり何か方策がないのかというふうなこと、いろんな工業団地に関していえば、県内で二十数カ所あるわけですね。今、新庄の工業団地というのは、昭和59年にできました。大体25件、207ヘクタールというのはすごいですね。そこの中で52業者が今います。それは、昭和59年に分譲を開始したということは、その前から計画があったわけですね。
  私、何を言いたいかというと、例えばこれから10年後、20年後でもいいと思うんです、まずは。そういうようなことを今から考えていかないとできないというふうに私は思っていますので、そういうふうなスパンの長さで、やっぱり政策を考えていただきたいなというふうに思います。
  それについては、きょうここで議論をしないで、またその機会を捉えてお願いしたいというふうに思います。
  最後に、3点目の赤湯温泉のシンボルの温泉施設についてです。
  現在の3つの公衆浴場については、それぞれやはり、烏帽子の湯は昭和35年です。とわの湯は昭和45年、あずま湯は昭和41年、老人いこいの家は昭和55年です。非常にもう50年近くたっております。
  その中で、耐震診断調査は大丈夫なのかと。私、毎日のように風呂に入らせてもらっていますが、あそこで大きな地震があると困るなというふうには思っていますが、その中で、笑い事じゃなくて、どうなのかなというふうに思います。そこをちょっと聞かせて、耐震についての調査ですね。どのようになるのか。
○議長  答弁を求めます。
  吉田財政課長。
○財政課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  耐震診断でございますが、公衆浴場の建物についての耐震診断はしてございません。
  南陽市建設物の耐震改修計画ということで、建設課でまとめた際には、市有施設についてやっておりますが、財産区の建物についてはやってないという状況にはございます。
  なお、御指摘ありましたように、老朽化が進んでおりますので、施設の屋根なり外壁なり、内壁なり、年次計画によりまして工事、改修を進めているところでございます。
  なお、再編の計画についても、現在進めているところでございますので、御理解賜りますようにお願いいたします。
○議長  3番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  市のものであるか、財産区のものであるかというようなことでやっているというようなことですが、私は市民が利用するものですから、そこはしっかりするべきだというふうに思います。
  2011年の東日本大震災のときは、崩れたというようなことはなかったわけですけれども、私は、安心して入浴できるというような環境が必要だというふうに思いますので、ここは耐震をぜひお願いしたいというふうに思います。
  それで、話を戻しますと、温泉施設の建設の中で、今回、定例会の中で市民会館跡地の不動産鑑定の予算が計上になっております。これは予算特別委員会の中での審査になると思うんですが、ここの一般質問の場の中でちょっとお伺いしたいことは、不動産鑑定を出しているということは、どうも私は解せないなというふうに思っています。当然、鑑定に出すということは、売却を予定するというふうなことだというふうに私は思っていますので、その辺について、どのようにお考えなのかお伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  大沼副市長。
○副市長  私からお答えいたします。
  今おっしゃるとおり、売却も含めて、全てのケースを想定して予算計上いたしました。
  以上です。
○議長  3番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  この問題については、予算特別委員会で話をしたいと思いますが、「も」というふうなことでしたけれども、「も」ということは、結局はやる可能性があるというふうなことだというふうに私は思っています。
  やはり、私が提案しているのは、温泉施設として、先ほど言った老朽化した公衆浴場を統合して、老人いこいの家も含めてですかね、やっぱり持っていくのが、その地域住民の考え方からすると、一番と大事な観点かなというふうに思っています。
  そのようなことを踏まえ、ぜひこの場所に、一番一等地にそういった温泉施設を、公衆浴場の建てかえも含めて、これを統合するという形で、ぜひ持っていってもらいたいものだというふうに思いますが、それについてはどうでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  老朽化が進んでいるということで、何とか今後のことを考えなければいけないという認識で今、さまざま指示をして、場所も含め、進めているところでございますので、進みぐあいについては、議会の皆様にもお話をしながら、しっかりと考えてまいりたいと思っております。
○議長  3番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  場所も含めということは、そこだというふうなことじゃないんですね。市民会館跡地だというふうなことではないんでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  それについては、今さまざまなケース、複数の考えの中から最も適したものをということで考えていかなければならないというふうに思っております。
○議長  3番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  わかりました。
  予算委員会でちょっと質問をさせていただきたいと思います。
  それから、最後にですが、駐車場、催事場の関係です。
  特にさくらまつりの関係でいえば、そこに駐車場を例えば置いて、そこから車でシャトルダウンするような、そういうようなものが多くの県外施設はありますけれども、それについて、そういった構想は持っておられるのか、それだけお伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  課題としては認識しておりますが、具体的な適地が候補に上がっているという状況ではございません。
○議長  3番高橋一郎議員。
○高橋一郎議員  わかりました。
  じゃ、時間ですので、終わりたいと思いますが、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
○議長  3番高橋一郎議員の質問が終了いたしました。
  ここで、暫時休憩いたします。
  再開は午後1時といたします。

午前11時56分  休  憩
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