平成29年6月9日(金)午前10時00分開議

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議事日程第3号
平成29年6月9日(金)午前10時開議

 日程第 1 一般質問

   散   会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第3号に同じ
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出 欠 席 議 員 氏 名

◎出席議員(17名)
 1番 山口  裕昭  議員      2番 島津 善衞門  議員
 3番 高橋  一郎  議員      6番 白鳥  雅巳  議員
 7番 片平  志朗  議員      8番 梅川  信治  議員
 9番 川合    猛  議員     10番 髙橋    弘  議員
11番 板垣  致江子  議員  12番 髙橋     篤  議員
13番 田中  貞一  議員     14番 遠藤  榮吉  議員
15番 佐藤    明  議員     16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫 市長               大沼 豊広 副市長
嵐田 淳一 総務課長            高梨 敏彦 みらい戦略課長
吉田 正幸 財政課長            相澤 和吉 税務課長
西牧 修二 総合防災課長         神棒 久志 市民課長
菊地   清 福祉課長               板垣 幸広 すこやか子育て課長
佐藤   浩 農林課長               山口 広昭 地域産業振興主幹
粟野  清 商工観光課長         漆山 清美 建設課長
渡部 時裕 上下水道課長         土屋 雄治 会計管理者
猪野   忠 教育長               穀野 敏彦 管理課長
佐藤 政彦 学校教育課長         佐藤 賢一 社会教育課長
江口 和浩 選挙管理委員会事務局長  大室  拓 監査委員事務局長
小関 宏司 農業委員会事務局長                                 

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事務局職員出席者
尾形 真人 事務局長               田中  聡 局長補佐
髙橋 京子 庶務係長      小野 勝司 書記



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開      議
○議長(田中貞一議員)  御一同様御起立願います。
  傍聴席の皆さんもお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は全員でございます。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第3号によって進めます。

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日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  昨日に引き続き一般質問を始めます。
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白 鳥 雅 巳 議員 質 問
○議長  最初に、6番白鳥雅巳議員。
〔6番 白鳥雅巳議員 登壇〕
○白鳥雅巳議員  おはようございます。
  6番、保守・公明クラブの白鳥雅巳です。
  初めに、初当選時から強く相談・要望されておりました循環バスの西部運行路線の件で、梨郷地区におけるバス運行形態のあり方や停車場位置の変更、また、一部県道路線の変更などで、私は一般質問で数回にわたり当局に要望してまいりました。
  そして、このたび4月1日から冬期間を除いて一部地区内のバス運行が実施されることとなり、今まで停車場が遠くてバスに乗れなかったお年寄りが、通院やいろいろな用事など、ある程度、日常生活面での不安解消となることと思います。また、地区関係者の御努力と当局の御配慮に感謝いたします。
  それでは、さきに通告しておりました3項目について市長に質問、また提案をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
  初めに、高齢者の運転免許証の返納しやすい環境整備について質問をいたします。
  それは、運転免許証自主返納支援等についてであります。
  運転免許証の自主返納制度は、平成10年の道路交通法改正によりスタートされました。それに伴い、各都道府県にて運転免許証返納された方に対して支援する高齢者運転免許自主返納サポート事業が開始されました。自主返納についての理由はさまざまですが、運転に自信を持てなくなり不安を感じたり体の衰えを感じ始めたこと。また、家族からの意見など、社会問題にもなっている高齢者による高速道路や一般道での逆走、ブレーキとアクセルの踏み違いなどで、コンビニやスーパー、また、民家などへの突入など、その多くの事故は高齢者によるもの。
  しかし、通院や買い物などさまざまな用事があれば、交通手段として自家用車に頼らざるを得ないのも現状であり、身体的不安を抱えながらもやむなく運転されておられる方も少なくはないと思います。
  そうした不安や不便さを解消する支援を、これから行政に求められてくるのではないかと思います。
  そこで、次の点についてお聞きをいたします。
  1点目、本市において、高齢者運転免許証自主返納についての現状について伺います。
  2点目、本市で現在行っている取り組みについて伺います。
  3点目、高齢者の運転免許自主返納支援について、今後の取り組みを伺います。
  4点目、運転経歴証明書の交付手数料として1,000円の費用が必要となります。それにかかる費用負担を助成できないか伺います。
  2項目めとして、インバウンド事業(外国人の誘客)についてと、あわせて、本市の魅力発信についてであります。
  アメリカのエンターテインメント音楽集団「ブラスト!」が、本市の各宿泊施設で合宿をされており、今後総勢80人ぐらいが滞在するとお聞きをしております。
  今月1日から25日まで、「ブラスト!」のリハーサル無料見学会がシェルターなんようホールで行われております。ぜひ、多くの市民の皆様に見学していただきたいと思います。
  そこで1点目、ここ南陽公演から全国で公演されることは、本市にとっての魅力発信には絶好のチャンスであり、インバウンド事業推進の起爆剤となると思うのですが、市長はこの機会をどのように捉え、また、外国人の誘客につなげていくのか、その考えを伺います。
  2点目、無料Wi-Fiの設置箇所の拡大についてであります。
  昨年の6月定例会の一般質問で、無料Wi-Fi設置を要望させていただきました。そして今年に入って、赤湯駅とゆーなびからころ館の2カ所に無料Wi-Fiが設置されました。全国的なインバウンド事業が活性化する中においてよかったと思います。
  しかし受信範囲が半径30メートル程度とのことで、極めて範囲が狭いために、なかなかスマートフォンやタブレットなどが使えないとの声を聞きます。これからのインバウンド事業に合わせての無料Wi-Fiの設置拡大を今後もされるのか、その取り組みについて伺います。
  3項目めとして、本市オリジナルの婚姻届、出生届様式の作成についてであります。
  人口減少は全国的にも大きな課題であり、未婚化、晩婚化、少子化は本市にとっても頭を抱えているのが現状です。それだけに、なお一層力を入れて、結婚・妊娠・出産・子育て支援などが求められています。婚姻届が単なる市役所に届け出るペーパーとしてではなく、届けてよかったと思ってもらえる、市オリジナルの婚姻届用紙であれば、一層の喜びを感じてもらえるのではないでしょうか。
  また、なおかつ、オリジナルの婚姻届に加え、手元に残せる記念用婚姻届を発行することによって、カップル当事者にとって、さらに感激してもらえるものと考えますし、市報などで紹介すれば話題性もあると思います。まだ置賜地域では実施されてはいないと思いますが、婚活の特別アイテムとしても有効で、結婚推進にも弾みがつくと考えますがいかがでしょうか。
  以上、3項目について壇上からの質問とさせていただきます。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  6番白鳥雅巳議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、運転免許証自主返納支援についての1点目、高齢者運転免許証自主返納の現状についてでございますが、本市におきましては、平成26年は36人、平成27年は68人、平成28年は77人の方が自主返納されております。
  他市町との比較になりますが、平成27年の免許保有者における返納者の割合は、本市は0.3%であり、高畠町は0.25%、長井市は0.41%となっております。
  今年につきましては、4月末現在で32名の方が自主返納されており、1月からの4カ月間で、3年前の約1年分に当たる方が自主返納している状況でございます。少しずつではありますが、運転免許証の自主返納の流れが浸透してきているように思っております。
  次に、2点目の現在の本市の取り組みについて及び3点目の今後の自主返納支援の取り組みについてでございますが、本市におきましても、高齢者の皆様に対しまして、適切な運転免許証返納の御判断をいただけますよう、啓蒙活動、声がけなどを行っております。
  今後につきましても、引き続き適切な御判断をいただけるよう、運転免許証自主返納に対する意識の醸成を図ってまいるとともに、関係団他と連携しながら、高齢者向けの参加・体験型の交通安全教室などを開催し、交通事故のない社会を目指す取り組みを進めてまいります。
  次に、4点目の運転経歴証明書取得費用の助成についてでございますが、交通安全協会に加入されている方は、既に協会より500円の助成を受けております。市としての費用助成につきましては今後の検討課題と考えておりますので御理解を賜りますようお願い申し上げます。
  次に、「ブラスト!」公演による本市の魅力発信の1点目、今回の公演の捉え方と外国人の誘客についてでございますが、公演のための5月19日からの合宿期間の前半は50名、さらに後半は80名を超える公演関係者が滞在され、宿泊延べ人数は4,000人近くに達することから、市内への経済効果は非常に高いものであり、市内中学校、南陽高校へのアウトリーチ事業や飲食店利用など、さまざまな場面で国際交流が行われることとなります。
  また、インバウンド事業を推進する上で、「ブラスト!」の皆様から、至らない点や整備すべき点、よい点や気に入ったサービスなど、外国人訪問者の生の声を聞かせていただける絶好の機会と捉えております。
  今後は、南陽市観光協会、赤湯温泉旅館協同組合、赤湯温泉料理飲食店組合とともに、「ブラスト!」公演を通じて得られました情報をもとに、インバウンドの取り組みに生かしてまいりたいと考えております。
  次に、2点目の無料Wi-Fiの設置箇所の拡大でございますが、インバウンドにおける成功要因の一つにインターネット環境の充実があります。昨年度、赤湯駅とゆーなびからころ館に無量Wi-Fiを設置いたしました。今後も継続して、観光施設を優先的に無料Wi-Fiの設置を計画してまいりたいと考えておりますが、市内観光地の全域を網羅することにつきましては、経費面も増大し、また、時間的にも要することから、個人に貸し出しをするポケットWi-Fiの検討や、Wi-Fi搭載の自動販売機での設置数の拡大など、さまざまな手法を観光の視点で研究してまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。
  次に、本市オリジナルの婚姻届の作成についてでございますが、オリジナルの婚姻届につきましては、近年、結婚の記念として、民間業者や各自治体において作成した多種多様な届け出用紙がございますことは承知しております。中には、民間業者と提携し、民間業者のホームページ上でアンケートに回答すると、自治体オリジナル婚姻届がダウンロードできるものもあるようでございます。
  婚姻届を初めとした各種戸籍届出書の様式につきましては記載すべき事項が定まっており、また、様式の定めもございます。ただし、定められていること以外は絶対に記載があってはならないとの決まりはなく、また、既に全国的にも使用されていることから、ある程度自由に作成できるものと認識をいたしております。
  しかしながら、届け出をする方の身分関係を正確に戸籍に記載するためにも、届出書としての本質的な意味を考慮し、事務処理上の妨げとならないよう、山形地方法務局米沢支局から事前に照会するよう求められていることから、慎重な検討が必要と考え、本市では導入を見合わせている状況でございます。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  るる御答弁ありがとうございました。
  順次質問をさせていただきます。
  年々高齢者が増えてまいりまして、そういった、先ほど壇上でもお話をいたしましたが、やはり運転に自信が持てなくなったという方が結構多いなと思っております。
  また、年々自主返納が増えていると。しかしながら、この地域全般、東北全般を考えますと、自動車が唯一の交通手段で、用事をするにもどこに行くにもやはり自動車が大事だと。自分はまだまだ運転できるのだという意識の方が結構いらっしゃるのかなと思います。
  市長言われるように、自主的に返納していただくように推進していくというふうなお話でございますが、その後のケアといいますか支援策はどうしたらいいのかなといろいろ考えるわけでございます。
  そういった方々に、例えば今までいろいろな方がおっしゃっていましたデマンドの問題や、あとは循環バスの路線の検討や、そういったことがいろいろ問題に出てくるわけでございます。だから、ただ免許証を返せばいいというふうな話ではなくて、その人が返した後のケア、支援策をどのようにされるのか。
  昨年12月の定例会の予算特別委員会で各議員さんのほうから、免許証の自主返納についての質問が出されました。そのときも市長は、返納支援については今後の研究課題として、まずは高齢者の皆さんに運転に注意していただくこと、それから免許の返納について周知、広報を頑張っていくことを警察と一緒に取り組んでいくとの御答弁でございました。
  それから半年たっているわけでございますが、その検討の結果はまた推進をしていくというふうなことでございます。その間、では高齢者に対してどういった支援があるのだろうか、そういったことを検討を、その間、今までの中で語られたというか、取り組まれたことはありますか。ひとつよろしくお願いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  白鳥議員の御質問にお答え申し上げます。
  そうしたこともありまして、この循環バスの西部バス路線につきましては、お年寄りの利便性向上の観点から、課題は大変難しいものがございますけれども、より近くに通行路線を設定して乗っていただけるようにということもございました。これについては、冬期間はまず見合せで冬季以外の期間でございますけれども、今年やってみてどのくらいの方が乗られるのか、また利便性は本当に向上しているのかどうかと、そういった検証をしながらこういった取り組みを進めてまいりたいと思っております。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  西部バスについては本当にありがたいなと思っております。なかなか、ちょうど国道と国道、国道を走っているA地点、例えばA地点からB地点までの距離が長くて、その間にいらっしゃるお年寄りの方が乗れないということの少しの解消というか不安感が少しは解消できたのかなと、私思っております。
  しかながら、やはりそういったバスの路線がない場所につきましては、以前からそういった話は出ているわけでございますけれども、そのバスの回っていないところについては、やはりデマンドとか、やはりそういった、以前、私もタクシー会社と、4社のタクシーとの連携をとってそういったことをやっていただければなと思って質問をさせていただいた経緯がございます。そういった中でデマンドがやはり必要ではないのかなと、私思っています。
  やはり川西町でも高畠町でもこうやっているのかなと思っていますが、やはりそういった方々にやはり手を差し伸べる必要もあるのではないかなと。ただ一部のところだけ解消されればいいやという話でなくて、免許証の自主返納も含めて、やはり高齢者に優しい南陽市というふうなことも必要ではないのかなと思います。
  市長は常々子育て支援のほうに力を入れていますけれども、それも本当に未来に向けて大事なことでありますが、やはり高齢者にとっては何か取り残されているような不安感があるのではないかなと私思っております。そういった方々にもやはり福祉の面というかそういった優しさといいますか、そういったほうにも目を向けていただければなと思っております。
  そういった自主返納者ならず高齢者に対して、その人の足として支えていける、例えばデマンドについて、改めて市長の考えといいますか御見解をお聞きしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  中川地区と、それから北部、西部につてはバス路線があるけれども、主に市の南部については空白地帯となっており、高齢化の進展とともに、買い物であったり病院通いであったり、そういった不安が増えているという認識のもとに、何らかのやはり行政としての取り組みが必要だという認識でございます。
  今年度は、昨年度までは主に沖郷地区の皆様にいろいろと公民館や地区役員の皆様にお声がけをさせていただいて、今後どうしていったら最もよいかという御相談をさせていただいて、そして今年度はそのための協議会のようなものを立ち上げようということで現在進めております。
  いずれにしましても、お年寄りが安心して暮らせる地域であることが若い人にとっての希望というふうになるというふうに認識をしておりますので、それについても着実に、持続可能なスキームを構築していきたいと考えているところでございます。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ありがとうございます。
  沖郷地区でそういった協議会を立ち上げると。また大橋方面、そういった方々からもいろいろお話をお聞きしていただいて、これは、全域といいますと、やはりそれなりの費用もかかるわけでありますので、そこら辺いろいろ協議をして、いい結果を出していただきたいなと思います。
  続いて、運転免許証の自主返納サポート事業として、いろいろな返納された方に特典といいますか、返納した方にはこういった特典がつきますよといったことは、各自治体の中で出されております。市長のお手元にもちょっと資料を出させていただきました。
  いろいろな市町村では、ほとんどタクシー券だとかデマンドバスの運行だとかいろいろな市民バスの利用券の交付だとかいろいろな施策がされております。
  南陽市ではそういった点はないと思いますが、例えば、いろいろ自治体でやっていますタクシーを利用した場合、その一部、1割とかそういう助成するとか、例えば循環バスの利用券、何千円か分とか、あとはフラワー長井線乗車した券の半額補助とか、いろいろ考えれば。例えば市内ラーメン店では、ラーメンプロジェクトの一環として、ラーメンを食べればその1割を補助するとか、店と提携してやるとか、そういったプロジェクトの牽引策としても考えられるのかなと思います。
  また、公衆浴場の入浴券の、例えば15回セットサービスだとか、1回だけとか、そういったいろいろなサービスとかができるのではないかなと私思います。ただ返して、やれやれということではなくて、返したから、何かこういったことで特典があって、こういうことを利用できるというのはいいよねと思ってもらえるような、そういった取り組みも必要ではないかなと思いますが、市長の考えをお聞きしたいなと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  この運転免許自主返納のサポート事業マップを議員からいただきまして、私も以前から拝見しておりますけれども、南陽市において、この自主返納をサポートする場合の問題点として、先ほど申し上げました路線バスが、東部、北部、西部に集中していて、平均的にといいますか、なかなか平等にそれの路線バスの乗車券などを配布させていただくと、平等にそれの恩恵を受けていただくことができないという問題点があるというふうに感じておりました。
  しかしながら、今、議員から御提案のありましたものについては、ちょっと我々それ気づいていなかった間でもありますので、いろいろなやり方があるのだなというふうに大変参考なる御提言でございました。今後、それについていろいろと研究させていただいて、どうしたら平等に、自主返納に向けて取り組みができるか考えてまいりたいと思います。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ありがとうございます。ぜひ検討していただきたいなと思います。
  循環バスにつきましてはやはり偏りがあるということはわかっていますが、南部地域にとっては、タクシーだとかそういったことも含めて検討していただければなと思います。やはり平等という立場から考えれば、それは普通なのではないかなと。恩恵を受けていない方に対して、ではどういうふうな施策をとるのかなと、するのかなというのもやはり行政の責任といいますか仕事ではないのかなと思います。
  そういったことで、いろいろ問題点はあろうかと思いますがぜひ検討していただいて、そういった方向に向けて、平等化といいますかそういった困っている人が少しでも少なくなればなと思うところでございます。
  自主返納についてはこのぐらいにしておきたいと思いますので、いろいろ検討をお願いします。
  続きまして、インバウンド事業関連で質問させていただきます。
  いろいろな方から、南陽市に、いやあ外人さんいっぱいいるんだけど何かあったんだべかって聞かれることがあります。ふっと一瞬考えたときに、あっ、そうだ「ブラスト!」が来て練習やっているねって。いや、これこれこうで、南陽ホールでこうやってリサイタル、それに向けて、公演に向けてリハーサルをやっているんだと。そして、人数的には80人以上になるのかなと。だから、外人さん結構目にしますよこれからというようなお話をさせていただきます。
  そういった外人、昔はやはり外人さんというと奇異な目で見る方が結構おったわけでありますけれども、私も子供のころは、外人さんなどというと、片言でハローなんて言ったり、多分皆さんもそういった経験あるのかなと思いますけれども、恐る恐るでしたけれども、最近はいろいろな外人さん見ても何とも思わない状況でありますけれども。
  そういった中で外国人と触れ合うといいますか、そういったことは1つの、このまちにもこういった方々が来てくれるのだということを……ホールがあるからという面もありますが、そういった方々を来ていただけるということは1つのポイントでありますよね。
  この「ブラスト!」の公演を機に、やはり南陽市というものを、やはり広く全国的にといいますかお知らせをすると。きのうもいろいろな議員さん、南陽市のPRということで言われたようでありますけれども、やはり南陽市を、ではどうやって南陽市を知ってもらうのかなと。いろいろ私も、前からこう、魅力発信については提案をさせていただいていますが、やはりなかなか広まっていかないと。
  それで市長は、台湾でしたっけか、台湾へ行っていろいろな誘客について話をされてきたということでございます。
  そういった観点から、私は、一番残念だったのは、ふるさとCM大賞で南陽市が大賞をとったときに、地震でしたっけか、何かでそれが放送できなかったということがございました。あれ本当に、申しわけない、その時期が、事態がそうだったので何とも言えませんけれども、今考えれば本当に、あれいいコマーシャルだったなと思います。
  そういった中で振り返ってみて、南陽市、それをもとにしたPVといいますか、何ていいますか、南陽市のコマーシャル、コマーシャルですよね、プロモーションビデオといいますかね。南陽市を広く知っていただけるように、1つのパーツ、すべとして、そのふるさとコマーシャルのワイド版といいますかそういったものを作成して、南陽市の名所や町並み、温泉や食、そういったもの、またそこに生活する人々のかかわり、そういったものを動画を通してやっていただければなと。外国に、いろいろな外国に売り込めるピースといいますかそういったものになるのではないのかなと私思います。
  やはり言葉だけで、やはり伝わらないですよね。パンフレットだけでも伝わらない。やはりそういった動きがあって、こういった町並みがあってこういった温泉があって、こういった食文化があると、そういったことをやはり広く伝えていくにはやはりそういった動画といいますかそういったのが必要なのではないかなと私思いました。
  そういった件について市長の御見解をお聞きしたいと思いますがいかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  今、ニュースでもさまざまな自治体が、自分の町で企画して自分の町を紹介する動画が話題になって、それをきっかけにしてその町に訪れる人が増えるというふうに拝見をしております。
  別府市でしたっけ、別府温泉があって、温泉の遊園地みたいなのをつくるということを市長が公約にされて、それに当たっては、そのふるさと動画が100万回再生されたら公約を実行しますということでテレビで放送されたらあっという間に100万回いったらしいですね。いや、おもしろいことやるなと思いました。
  一方で、お金をかけて動画をつくったけれどもなかなか再生されない自治体もあるようで、やはりそこは工夫次第で、みんながみんな見られるものではない。工夫したところが、お金をかけなくても工夫したところがそういった結果が得られる、成果を得られる分野、クリエイティブな分野なのだろうなというふうに思います。
  そうした意味ではなかなか難しいと思いますけれども、1つの有効なまちの宣伝手段であるとは思っておりまして、私も心の中では、何かやれないかなというふうには思っているところでございます。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  いや、私も今朝でしたかね、何か、秋田犬の何かそういった場所で、何かそれを動画にして出したというの、ああ、やはりこれだよねとちょっと見させてもらったのですが、やはりあれば、やはりいいなと。見る見ないは別にしても、ユニークさもありますし、つくりようでは失敗するケースだって、多分あると思うのですよ。ただ、それをやはりいかにこう、金かければいいというわけではないだろうとは思いますが、やはりそれにはやはりお金かかりますよね。幾らかね。
  そういった中で、これで元が取れればいいのかなというふうな考え方もありますし、ではどういったものをつくったらいいのかなと。いろいろ頭の中でいろいろ考えるかとは思いますが、やはり動画というのはやはり目にぼんと飛び込んできますし、ああこういうまちなのだということを知ってもらえる1つのパーツといいますかそういったアイテムなのだろうなと。
  ぜひ、市長の頭の中で考えられているものを形にして出していただければなと。100万回いったらやるというふうなことも今言っていただきましたけれども、そういった1つの、こうしたらおもしろいだろうなと。多分、市長はいろいろなユニークな考えを多分持たれているのではないかなと私思っていますが、そういった観点から、ひとつ皆さんと検討していただければなと。南陽市を広く知っていただくための1つの手段としてお考えをしていただきたいなと思います。
  それをぜひお願いをして要望でございます。
  続きまして、婚姻届の関係で質問させていただきます。
  やはりいろいろな自治体見ますと、やはりユニークな婚姻届って、市長のお手元にもちょっと資料をお渡ししたわけでございますが、いろいろな婚姻届用紙があって、既成の婚姻届というのは余り、ただのペーパーみたいな感じを受けるわけでございますが、模様とかそういったものが入っていますと、何かちょっと見た感じ、記入するにも、ああちょっといいかなと。南陽市はこういったいろいろなものをやっているのだなと……やっていませんけれどもね。こういうふうにやればね。やれば。やればですよ。記入するにも、ああいいなと思われるのではないかなと思います。
  ただ、法務局の規定があって、中身を変えるということはできないというのはお聞きをしております。外側とか、あいたスペースにイラストとか何か入れ込むというのは可能なのかなと私思っていますが。提出すればそこで終わりなのですよね。提出すれば市役所のほうに保管されて届けたほうには戻ってこないと。手元にはないというふうなことでございます。
  そういった中で、やはり届けた人たちに、実際、僕たちは、私たちはもう結婚しましたといった証明を証明書みたいなものは手元に残るものがあれば、カップルとしてはそういった実感が湧いてくるのではないかなと思います。
  例えば、結婚証明書とかそういったものが、例えば額に入れて飾っておけると。そういった、何月何日が結婚記念日だよねって。例えばそういったことが毎年思えるようなものが手元にあればいいかなと思いますが、そういったことについて市長の考え、そういったことができればいいのかなと私思いますが、市長の御見解、お聞きをしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  婚姻届につきましては、記入をしていただいて提出されて、あと残るのは役所の中ということで、なかなかきれいなものであっても記入する数分間だけ目にするものでありますので、余り効果は薄いのかなという気がいたしますし、先ほど壇上で申し上げたような状況で導入を見合わせているということでございました。
  しかしながら、この手元に残せる記念用の婚姻届というのは、私、今回の白鳥議員の一般質問を受けまして、いろいろちょっと研究させていただいて、初めてそういうものがあるのだなというふうに認識したところでございます。
  それについては、私ちょっと調べましたのは、長野県諏訪市において結婚届受理証明書というのがあると。これについては南陽市でもあるのだけれども、特に模様とかオリジナルにはなっていない。通常の賞状用紙のような感じで発行している受理証明書があるということでございました。しかしながら諏訪市においては、さまざまな地域の特徴や魅力なんかを背景にして発行しているということでありました。
  また、そういったその受理証明書ではなく、これは完全に任意の様式になりますけれども結婚証というものも発行されている、長野県の諏訪市では発行されているということでございました。それについても、これは様式等はございませんので、任意でできるということで、いろいろなものがあるのだなということを今回勉強させていただきました。
  いろいろ調べてみますと、そんなに費用もかからないということでありますので、これから、議員の提案を受けまして、早いうちに実施できるように進めてまいりたいというふうに思っております。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ありがとうございます。
  そういった手元に残せる証明書があれば、本当にうれしいのかなと私思います。
  それにつけても、例えば普通の賞状のようなものもそうかな、お金がかからない点ではよいのかなと思いますが、ただやはり、記念に残るものなので、例えば芸文協の御協力もいただきながら、例えば、その台紙の一部にちぎり絵の模様だとか、例えばパステル画の模様とか、例えば切り絵のものだとか、そのスペースにね。そして、結婚証とか結婚証明書、何の何おさん、何の何子さん、結婚おめでとうございます。そして南陽市長。そういった形のものがあるのであれば、ただ1枚の何も無地のやつではなくて、やはりそういった色が入っているものであれば、本当に記念に残るのではないかなと。それを額に入れられるようなものであればなおさらいいのかなと思います。
  そういった無地ではなくてそういったことも検討されてはいかがかなと私思いますが、市長の見解をお願いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  切り絵とかパステル画とかちぎり絵とか、これもまた我々発想になかったことで、大変ユニークなアイデアだなというふうに思いました。
  長野県の諏訪市におきましては、その結婚証でバックのイラストに使っているのが、恐らくこれはご当地キャラのアニメ風のものでありますけれども、こういったものもしているようで、これ女性の市長さんなのですね。南陽市においては、この結婚証を発行するとすれば、御結婚おめでとうございますと。南陽市長白岩孝夫と。そこに多分私の写真があったら嫌がられると思うので、何かこういうかわいらしい、あるいは芸術的な喜ばれるものを、これ数点準備して、そしてその中から気に入ったものを選んでいただいてお手元に長く残していただけたらなというふうに思っているところでございます。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  やはり市長の写真が載っているとなってくるとやはり、いいなという方もいるか嫌だなという方もいればそれぞれであるとは思うのですが、やはり記念ですから、そういったことで何点か準備をしていただいたうちで選んでいただければなと思います。
  そういった工夫をして、やはりこれは婚活とか、例えばそういった方向や、私たち結婚した。婚姻届出したらこういうのもらったのよと。いいねと、こう言われるような。じゃあ、うちらもと考えるような方向になればいいかなと思います。
  そういったことも少しでも、やはり、ちょっとしたことでも、アイデアでも出していただいてそういった婚活に結びつけていければいいのかなとこう思うわけであります。
  未婚率といいますか、やはり晩婚化とかそういったことで、結構結婚されない人が増えているという状況でありますので、やはり人口減少という問題がもう、各自治体全国的にそういった問題が直面しているわけで、やはり少しでもそういった楽しみといいますかそういったことをやっているのだということをやはり出していくとすれば、ああ、南陽市はこういうことをやっているんだね。じゃあうちらもやろうかみたいな。発信として、南陽市がもう先駆けとしてそういったことをやっていくと。そういったことはいいなと、必要なのではないかなと私思っております。そういったことを積極的にやっていただければなと思います。
  最後にちょっとお聞きをいたしますが、通告はしていないわけでございますけれども、結婚推進室について1点ちょっとお聞きをいたします。
  どうしてもプライバシーの問題があって、なかなかその結果について、こうであってこうであって、こういうことでカップルになれなかったとか、例えばこういうことでカップルになれたよということは出せはできませんけれども、今後、これからその結婚推進室でやろうとしていること、出会いといいますかそういった企画をされているのか。どういった形式でされているのか。それを1点だけお聞きをしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  佐藤社会教育課長。
○社会教育課長  お答えいたします。
  今年度の新規の取り組みといたしまして今計画しているのは、今現在、企業間交流のイベントを何とか今年度中に実施したいというふうなことで、なかなかやはり、会社なんかにお勤めしていますと出会いが少なかったり、あるいは、この会社は男性が多い、女性が多いという企業の特色もありますので、そんなことでなかなか出会いの場がないということから、そういった企業間で少しお見合いのパーティー的なもの、そういったものができないか、現在計画しているところでございます。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ありがとうございます。
  やはり職種によってそういった出会いが、やはりなかなかないという、そういったことも多々あると思います。そういったことも含めて、やはり晩婚化というのは、出会いの機会がないというのは見えてくるわけでございますけれども、やはりそういった方々にやはりチャンスを……チャンスを与えるというのはちょっとおかしいかもしれないですけれども、そういった出会いの場を提供するというのはやはり1つ、やはり進めていくべきことかなと思います。
  いろいろな業種がある中で、やはりそういった出会いというのは本当に、赤い糸で結ばれているかどうかはわかりませんけれども、そういった出会いが本当に結婚ということにつながっていければいいのかなと思っております。
  そういったことで、いろいろな難しい問題があるかと思いますが、ぜひ出会いの場を多くして、若い人たちにそういった未来に向けての夢を提供していただければと思います。
  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長  6番白鳥雅巳議員の質問が終了いたしました。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開を11時05分といたします。

午前10時48分  休  憩

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