南陽市の自然への旅

 

南陽市の巨木等 



市指定文化財 文政7年銘草木供養塔

・・・自然への愛情豊かな心を伝える。
供養塔の写真 草木供養塔は伐採した樹木を供養する塔です。銘文によれば、文政7年(1824年、江戸時代)に五左衛門が建立しました。全国で93基確認されているうち、65基までが当地方に建てられています。草木供養塔は、木や山の恵みに感謝し、自然と共に生きる人の心をあらわすものです。

県指定天然記念物 熊野大社の大イチョウ

後三年の役で、源氏の勝利を祝った大銀杏!
大いちょう 市内宮内の熊野神社境内に立つイチョウの巨木です。根周7.7m、主幹は約10m上部で失われていますが、地上2mばかり上から多数の大枝が直上して、高さ約30mにも達しています。 源義家が後三年の役の戦勝のお礼に家臣鎌倉権五郎景政に命じて植えさせたという伝説が残っています。

県指定天然記念物 妹背の松

・・・2本の松がくっついた!珍しい相生の松。
妹背の松の写真 市内宮内の双松公園の裏手に立っている二株の松です。約4mの高さで斜め横に連結している、いわゆる連理の松という珍しいものです。 一方は主幹が直上して約15mの高さに達していますが、もう片方は途中で垂れ下がり、枝張りは約10m西方に及んでいます。 全景夫婦相生の形に見たてられることから、相生の松とも呼ばれています。

市指定天然記念物 土平の大杉

・・・見上げれば息をのむ杉の巨木!
大杉 市内梨郷の土平地区に立つ杉の大樹です。目通り幹の周り6.5m、樹高はおよそ25mに達しています。主幹は傾き、多数の枝を四方に出し垂下する傾向が見られます。これは日本海側で天然にある地杉の形態です。

市指定天然記念物 餅杉

餅杉 宮内羽山権現参道の杉で、根回り約6.4m、目通り4m、高さ25mあり、真横に大枝を出し、直上する。当地方古来の天然杉の代表的な例である。かつて羽山権現詣での茶屋があり、餅を売っていたことからこの名がある。

幹の拡大 枝の拡大
主幹から張り出す大枝 大枝から伸びる枝は
周辺にある杉の木の幹ほどもある太さ