こども歴史教室 奈良・平安時代 都と貴族

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奈良・平安時代は、今から約1300年前~約800年ほど昔の時代です。奈良や京都に都がおかれて貴族を中心とした華やかな王朝文化が花開いていましたが、その反面、地方の多くの人々は重い税に苦しんでいたようです。地方には、各国ごとに国衙(こくが)とよばれる役所を設置し、さらにその下に郡衙(ぐんが)と呼ばれる役所をつくらせました。現在の南陽市内にも郡山という地名が残されています。これは、郡衙の別名である郡家(こおりのや)が変化したものだと言われています。

南陽市から見つかっている奈良・平安時代の遺物など

写真1、須恵器、転用硯

蕗畑遺跡の須恵器
転用硯(てんようけん)、器を硯(すずり)として使ったもの

写真2各種の硯

南陽市から見つかった硯(すずり)
円面硯(えんめんけん)と風字硯(ふうじけん)郡衙(ぐんが)の役人が文字を書く時に使ったもの。沢田遺跡、長岡山遺跡等

写真3墨書土器

「由」の字のある須恵器

図面1古銭

二色根4号墳からみつかった
和同開珎(わどうかいちん)

図面2鉄刀

古墳から見つかった、わらび手刀


平野窯跡遺跡
写真4窯跡

平野古窯(ひらのこよう)
昔のやきもののかまあと

写真5窯跡出土の土器

平野古窯 から
見つかった須恵器


烏帽子山経筒
写真6経筒

  烏帽子山経筒
  (えぼしやまきょうづつ)
  お経を入れて埋めた容器