第19回水害サミットが開催されました
6月11日(火)東京都千代田区のパレスサイドビル「セミナールーム」で「第19回水害サミット」が開催されました。
この「水害サミット」は、大きな水害を経験した全国の市町村長が集まって、自らの水害体験を語り合い、より効果的な防災、減災を考えるとともに、提言等を行う場です。
平成17年度より開催されている「水害サミット」、令和4年度開催から大分県日田市長、岡山県倉敷市長、そして本市白岩南陽市長が世話人に就任し、令和6年度開催からは本市白岩市長が世話人代表となり、水害サミットを運営・開催しました。
19回目となる今年は、22市町村長並びに国土交通大臣・水循環政策担当大臣 斉藤鉄夫氏が参加しました。
冒頭、『本市では5月4日に林野火災が発生し翌日避難指示を出した。命を守ることを最優先し、避難指示を躊躇してはならないと、このサミットで学んだ。本日は二つのテーマで議論。今後の流域治水の展望や、水災害リスクの自分事化に繋がる学びとなることを期待します。』と世話人代表として本市白岩市長があいさつを述べました。
サミットでは、「公共と民間の共創で取組む流域治水の取組みについて」、「水災害リスクを自分事として捉え、主体的な避難行動を促す情報発信について」、テーマをもとに活発な意見交換が行われました。
国土交通省の廣瀬昌由水管理・国土保全局長は、『この水害サミットは20年前の平成16年7月新潟・福島豪雨での甚大な水害から、当時の首長が悔しい思いをされて始まったと聞く。今日のお話をお聞きし、明らかに温暖化は進んでおり、防災減災の歩みを加速化、取組みを深化していきたい』と所感を述べられました。
最後に閉会のあいさつで世話人代表である本市白岩市長は、『本日は成功も失敗も含め、首長の皆さんから赤裸々にお話しいただいた。経験に勝るものはなく、それを共有できたことは大変有意義。気になった取組についてはぜひ遠慮なく首長同士連絡し、それぞれの地域の取組に活かしていただければ、水害サミットとして大変ありがたい。』と述べ、今後さらなる防災・減災対策に繋がることを共有しました。
(更新日:令和6年6月17日)