P4 ”地域に飛び出す” 「公務員」と訊くと、堅いイメージだったり、いつも法律や規則を持ち出す、いわゆる「お役所仕事」というようなイメージを頭に浮かべる方が多いのではないかと思います。 公務員が役所を飛び出して地域社会で活動をすれば、新たな気づきを得て、役所内ではわからなかった現場の視点で仕事を進められるようになります。 「地域に飛び出す公務員」とは、公務員としての職務とは別に、一人の地域住民として、社会貢献活動、地域づくり活動、自治会、PTA、消防団などの活動に参画する公務員のことで、南陽市ではその活動を応援しています。 山形県では初となる全国”飛公”首長サミットを開催、全国に南陽市をPRする機会になりました 全国首長サミットがえくぼプラザで開催 首長同士が顔を合わせ、思いを共有し、「地域に飛び出す公務員」をいかに増やすか、参加者と一緒に熱く語る第9回「地域に飛び出す公務員を応援する首長連合サミット」が11月9日㈯、えくぼプラザを会場に開催されました。 8首長、109人の飛び出す公務員が集結 首長連合には61人の県知事や市町村長が加盟しており、首長サミットには、全国から、北海道東神楽町 山本進町長、山形市 佐藤孝弘市長、岐阜県飛騨市 都竹淳也市長、岐阜県岐阜市 柴橋正直市長、滋賀県湖南市 谷畑英吾市長、大阪府富田林市 𠮷村善美市長、宮崎県木城町 半渡英俊町長と白岩孝夫南陽市長の8市町長が参加されました。 飛んでる公務員に刺激を受けこれからに生かしていく 前半は、「飛び出す甲子園」と題し、地域活動に頑張っている各地の公務員が自分たち自身の活動を、一緒に取り組んでいる地域の方々とともに発表する企画を開催、公務員と民間のコラボチームの3組が活動を披露しました。 ①吉本の芸人と一緒にバルーンアートで入院中の子どもたちを元気づけるプロジェクトや、②オリジナルのラップなどで長野県を盛り上げる活動をしているグループ「WRN」、③山形市の地元の酒を開発する取り組みをしている西山形の酒を造る会を紹介。実演を交えながらの発表は、地域の方との息もピッタリで素晴らしい活動であることがうかがえました。 首長会議で「南陽宣言」を採択 後半は、「首長サミット(首長会議)」を開催。昨年飛騨市のサミットで採択した『望ましい「公務員の福業」ガイドライン』に添い、アンケート調査の報告および地域に飛び出す公務員を増やすための各市町での取り組みが発表されました。 最後に白岩南陽市長から「南陽宣言」が読み上げられ、満場の拍手で採択されると第9回地域に飛び出す公務員を応援する首長連合サミットが終了しました。 全国の仲間と交流、おもてなしを満喫。 ハイジアパーク南陽で開催された交流会では、南陽市青年教育に関わるメンバーが花笠踊りのアトラクションを披露、市内7社のワインと日本酒、山形名物いも煮等を振る舞い、南陽の食を堪能していただきました。 続いて赤湯の街へ移動しての夜なべ談義、「食べニケーション」と「飲みニケーション」に分かれ、楽しんでいただきました。2日目は、市内の観光スポットをご案内しました。 参加者からは、とてもいいサミットだった、心を尽くしたおもてなしに感激、とうれしい感想が寄せられました。