P1 つたわり、つながる、まちの総合情報誌 市報なんよう * Nanyo City Public Relations * 2020 9.1 No.1279 市報なんようは電子版でもご覧になれます。http://www.city.nanyo.yamagata.jp/siho/3229 LINEの友達登録はこちらから 【特集】7・28豪雨の爪あと 台風シーズンへの備えを 表紙の写真:豪雨により冠水した道路や畜舎(沖郷・宮崎地内 7月29日7時30分撮影) P2-3 【特集】7・28豪雨の爪あと×台風シーズンへの備えを ◆総合防災課(☎㊵-0264,0267) 写真:道路が冠水した県道山形南陽線居残沢付近(吉野地内)(7月28日15時撮影) 総雨量200ミリの猛烈な雨 梅雨前線の影響で、市内では7月28日㈫朝から29日㈬にかけて大雨が降り続きました。 降り始めからの総雨量が、吉野地区小滝で217ミリ、金山・漆山・赤湯地区三間通で200ミリに迫る猛烈な雨を観測し、最上川上流・吉野川が氾濫危険水位(警戒レベル4)に、織機川が避難判断水位(レベル3)を超過しました。 市では28日13時に災害対策本部を設置。情報の収集とその対応にあたりました。水防団は延べ約544人が出動。現場の警戒や土のう作り等、懸命な活動が行われました。 7・28豪雨の経過 7/28㈫ 11:35 避難準備情報(土砂災害) 小滝・荻・下荻 182世帯500人 13:00 避難勧告(大雨・土砂災害) 吉野・金山・宮内・漆山 1,157世帯3,327人 13:40 避難勧告(大雨)赤湯・沖郷 2,173世帯6,067人 14:30 避難準備情報(土砂災害) 中川・梨郷 1,005世帯2,804人 15:10 避難指示(大雨) 赤湯・宮内・漆山・吉野・金山・沖郷 3,330世帯9,393人 7/29㈬  8:30 すべての避難指示・避難勧告の解除 新型コロナウイルス感染対策の下453人が避難 市では28日午後から、吉野地区始め市内全地区に順次避難準備情報~避難指示を発令。それに伴い、地区公民館等22カ所に指定緊急避難所、4カ所に一時避難所を設置。 各地区の自主防災会により自主避難も行われ、453人が避難しました。 一方、自主防災会等の判断で、避難所ではなく自宅の2階等への「垂直避難」も行われました。 避難所では避難者の「3密」を避ける、消毒液の設置、連絡先や体調の確認などの新型コロナウイルス感染症対策が取られました。一部の避難所には段ボールベッド(写真)が設置され、避難所で一夜を過ごした避難者の方が利用しました。 河川の氾濫は免れたが農作物や道路河川に被害多数 今回の豪雨では吉野川・織機川の河川改修が進んでいることもあり、平成25・26年のような大規模な河川の氾濫はありませんでした。 しかし、住家の床上・床下浸水を始め、市内全域で農地等の冠水、道路・河川への被害が発生しました。 被害総額は8月11日㈫現在で約2億4900万円となっており、市では復旧費用として8月11日に8878万円を市長専決処分。そのほか9月補正予算による対応を予定しており、国・県と連携しながら復旧に取り組んでいきます。 ひょうはじめ 主な被害(8月11日現在) 住家被害 床上浸水4件、床下浸水7件 道路被害(国道・県道) 冠水、倒木、破損等県道3路線、国道2路線 道路・普通河川被害 土砂崩れ、路面洗堀、護岸流出、法面崩落等 54路線6河川272カ所 農作物・畜産被害 水稲・果樹・その他(野菜) 冠水、収穫被害、土砂流入等 被害面積 約325ha 農業施設被害 冠水、土砂の流入、堰の損壊等 農業施設17カ所、林道11カ所 ❶水位が上昇した織機川(川原橋付近)と❷吉野川(花台橋下流)❸冠水した白竜湖周辺の道路(赤湯地内)❹土砂崩れ(吉野地内)❺冠水した道路(宮内地内)❻護岸が崩落した織機川織鶴橋上流右岸 台風シーズンに備えましょう 9・10月は台風などによる豪雨の危険性が高まります。台風は梅雨期の豪雨に比べ進路の予測がつきやすいため、普段からニュースの気象情報などに注意して事前に備えておきましょう。 自宅の2階や親戚の家など状況に応じた避難を 水害の場合、自宅の位置が浸水域から離れていれば危険を冒して避難所に行く必要はありません。 ハザードマップで自宅や職場に色がついていたら要注意 浸水深5.0m~10.0m 立退き避難 3.0m~5.0m 立退き避難 0.5m~3.0m 万一の際は垂直避難 0.5m未満 万一の際は垂直避難 避難所では新型コロナウイルス感染対策にご協力をお願いします 身の危険がある場合は、ためらわずに避難所へ避難しましょう。 ▽普段から使っている体温計、マスク、消毒液などをできる限り持参しましょう 食料・毛布・ラジオ・懐中電灯など+消毒液、体温計、マスク ▽避難所では手洗い・咳エチケット・換気などの基本的な感染対策にご協力をお願いします。 ▽体調が悪いときは必ず避難所の職員に申し出てください。 市では、3密や飛沫を防ぐための仕切り付段ボールベッドを準備しています。感染対策や断熱などの効果が期待できます。 情報を入手しましょう デマに惑わされず、正しい情報を入手し冷静に行動しましょう。 【市からの情報】 ▽防災行政無線 ▽市公式ホームページ ▽市公式フェイスブック ▽市公式ツイッター「南陽市防災情報」 ▽市ライン公式アカウント「安全安心なんよう」 ▽広報車 【その他の情報】 ▽テレビ・ラジオ等 ▽無料アプリ「ヤフー防災速報」 ▽山形河川国道事務所ホームページ 防災行政無線の内容は電話で聞くことができます 音が聞こえたら下記に電話して内容を確認するようにしましょう。 ◆災害情報テレホンダイヤル(自動音声) ☎㊵-3001 P4 【特集】コロナウイルス関連対策を進めますー補正予算額4億7,336万円ー 8月6日臨時議会が開催され、コロナ禍における、市民生活の維持や市産業等の継続を目的として補正予算を上程し可決されましたので予算の概要をご紹介します。 それぞれの事業についての詳細は◆印の担当課へ問い合わせください。 マイナンバーを活用した電子申請環境を構築します 予算額▶65万円 市民のみなさんが市役所に来庁せずにマイナンバーを利用してスマートフォンで住民票や印鑑証明書を申請、その後郵送にて取得できる環境を作ります。年度内の運用を目指します。 ◆市民課(☎㊵-8254) 県外在住学生へ食の支援を行います 予算額▶60万円 南陽市出身の県外学生を支援するため、地元産米(はえぬき)または市内特産物を送ります。通信アプリの「LINE」で申請可能です。 ※詳しくは8月16日号の市報をご覧ください。 ◆みらい戦略課(☎㊵-0248) 学校臨時休業時の在宅学習を支援します 予算額▶500万円 今後の臨時休業時に、在宅学習用のタブレット貸出の支援を行います。 ◆教育委員会管理課(☎㊵-8449) 畜産農家を支援します 予算額▶250万円 米沢牛や乳製品の需要の落ち込みにより価格の下落の影響を受けた畜産農家(酪農・肉用牛経営)を支援します。 ■給付額 一律10万円 ◆農林課(☎㊵-8310) 生活困窮者等への食の支援を行います 予算額▶265万円 生活の困窮等により、生活福祉資金貸付を受けた世帯に対し、米50kg(25kg×2回)を支援します。 ◆福祉課(☎㊵-1643) 市役所の感染症対策を強化します 市役所内感染症対策備品購入費 予算額▶624万円 オープンフロアとなっている1階フロアにパーテーションや体温チェッカーを設置します。 ◆総務課(☎㊵-0245) 市役所内テレワーク環境構築費 予算額▶398万円 市役所のテレワークを導入、促進するための環境を整備します。 ◆みらい戦略課(☎㊵-0249) 事業継続を支援します ①事業持続化給付金 予算額▶7,000万円 国の持続化給付金の要件を満たさない事業者に給付金を交付します。 ■給付金の額 ▷法人20万円▷個人事業主 10万円 ■対象者 令和2年1月~12月までのうち、いずれか1か月間の売上げの減少率が前年同月と比較して20%以上50%未満の事業者 ※国の持続化給付金を受けた方、受ける予定の方を除く。 事業者の新たな感染対策を支援します ②新・生活様式対応支援事業補助金 予算額▶1億634万円  飛沫対策設備や換気設備など、新しい生活様式に対応するための設備等を導入した小規模事業者に対し全額を補助します。 ■補助額 上限20万円 ③オンライン化促進支援事業補助金 予算額▶300万円  在宅勤務やWEB商談会等のテレワークに必要なパソコンなどの機器購入、ソフトウェア購入など、テレワーク環境整備に取り組む事業者に、事業費の3分の2を補助します。 ■補助額 上限100万円 ①~③◆商工観光課(☎㊵-8294)  事業者への資金面の支援 利子補給・保証料補給事業 予算額▶2億7,666万円  長引く新型コロナウイルスの感染拡大による経営悪化で資金需要が増しています。無利子融資の対象資金枠を拡大し、事業の継続を支援します。 ■対象資金 山形県商工業振興資金(地域経済変動対策資金) ■支援内容 利子補給と保証料補給  ※貸付実行利率1.6%の内、県0.5%、市0.5%金融機関0.6%を負担しますので無利子融資が可能 ※8月末で受付を終了しました。 P5 国勢調査告知 ◆みらい戦略課統計係(☎㊵-0903) P6-7 お手紙で「市長とみらいトーク」市長にお手紙書いてみませんか 南陽市の未来を描く皆さんのご意見お待ちしています ◆問合せ先 みらい戦略課広報広聴係(☎㊵-0249) 例年、9月~11月に「市長とみらいトーク」を開催し、市長が各地区の公民館や集会所を訪れ、市政についての意見交換を行ってきました。 今年度は、コロナ禍に伴う新しい生活様式の下、市民の皆さんからお手紙やメールで意見を募集します。 「南陽市を良くするため〇〇を企画してはどうか」「〇〇をやってみたい」等、南陽市の未来につながる皆さんのご意見をお待ちしています。 ▶昨年度の市長とみらいトーク(梨郷公民館) お手紙募集の流れ ①市長から市報で市政報告と課題をお知らせ②ご意見を募集③意見への回答・紹介 市政についての報告私が現在お伝えしたい、主な行政運営の経過です。 新型コロナウイルス感染症対策 世界中で感染拡大に歯止めがかからない状況が続く新型コロナウイルスは、観光業を始め市民生活に大きな影響を及ぼしています。 市では国・県の補助金のほか、市独自の給付金などにより感染防止対策と市民生活の両立を図ります。 ■国の1人10万円定額給付金に上乗せで子育て世代・ひとり親世帯に給付金 ■市税、上下水道料金の納税猶予 ■国民健康保険税、介護保険料、後期高齢者医療保険料の減免 ■住宅を喪失している方、休業・失業された方を対象とした給付金・資金貸付 ■県外在住学生に市内産米や市の特産品などを送付 ■市内企業の経営支援「南陽市緊急経済対策事業」 【主な事業】▷飲食店家賃支援給付金▷テイクアウト・宅配サービス・オンライン化等、企業の新しい生活様式への対応を支援する給付金▷旅館・ホテル、タクシー・運転代行業等への支援給付金▷国の持続化給付金の対象とならない事業者への市独自の持続化給付金▷事業者が資金借入する際の利子補給と保証料補給▷市民生活・ 地元店応援 プレミアムクーポン事業 沖郷双葉保育園が開園 4月、保育需要が高い0~2歳児の新たな受け皿となる民設民営の保育園が沖郷地区に開園しました。0~2歳児の51人を含む計152人が通園しています。市は、用地取得と造成、建設費の補助を行い、整備を支援しました。 置賜地区初の医療的ケア児(者)施設の誘致 令和2年度造成、令和3年度開所の予定。障がい児の発達支援と放課後等デイサービス、18歳以上の生活介護支援機能を併せ持つ置賜地区初の施設。置賜の子どもから大人までの医療的ケアを行うための環境整備を支援します。 進む道路整備事業~生活の利便性向上、安全、安心につなげる~ 赤湯駅までの街路事業が大きく前進します。 都市計画道路赤湯停車場線について、新たに国道399号線との交差点から西に約400mの区間の街路事業が採択されました。 また、宮内~山形市をつなぐ「主要地方道山形南陽線(県道5号線)」について、未整備だった板宮工区の改築事業が採択されました。 市民生活の利便性向上、安全、安心につなげていきます。 令和3年度からの10年間の指針 第6次南陽市総合計画の策定 基本構想「つながりつどう縁結ぶまち南陽」を軸に、SDGsの理念(持続可能で多様性と包摂性のある社会)を取り込んだ計画を目指します。 昨年から、アンケート・ワークショップ・パブリックコメント等で幅広い世代の方からご意見をいただきました。 12月までに計画を策定し、その後お知らせします。 ハイジアパーク南陽 平成4年の開業以来、「ハイジアパーク南陽」は、老朽化に伴う市の財政的負担の増、コロナ禍による4~5月の営業停止などの理由から第3セクターとしての維持が難しく、現在は民間事業者への譲渡を目指しています。 事業者側から事業計画などを提案いただき、審査を行う「公募型プロポーザル方式」で譲渡者を選定します。 入浴施設の継続や地域への貢献に比重を置いた審査を行います。 新温浴施設 築約50年が経過し老朽化している2つの公衆浴場「とわの湯」「あずま湯」と福祉施設「老人いこいの家」を統合し、旧市民会館跡地を活用して新たな公衆浴場を整備するため、検討を進めています。 現在、基本設計段階です。市の温泉文化を守るため、整備を進めていきます。 皆さんのご意見を お待ちしています 市政報告に対するご意見のほか、普段から思っていること等、ご自由にお寄せください。 ※匿名のもの、市政に直接関係のないもの、宣伝や営利に関するもの、個人や団体を誹謗中傷するもの、その他公序良俗に反するものなどにはお答えできません。 ■提出方法 ①市に対する意見②氏名③住所を記入し、次のいずれかの方法で提出 様式は自由です。市ホームページからダウンロードもできます▶ ▷郵送(郵送料自己負担) ▷メール ▷FAX▷専用ポストに投函 (市役所、各地区公民館に設置)▷市公式ホームページ専用フォームに入力(左記QR) ■あて先  〒999-2292 南陽市三間通436-1 南陽市みらい戦略課広報広聴係(市長への手紙担当) FAX 0238-㊵-3242 メール mirai3@city.nanyo.yamagata.jp ■提出締切 9月30日㈬(当日消印有効) 意見への回答・紹介 市長が全てのお手紙に目を通し、12月中旬ごろに個別にお返事します。また、市報1月1日号(予定)でも主な内容を紹介します。 P8-9 まちのアルバム Topics ~今後も市民の皆さんに愛される施設を目指します~シェルターなんようホール(市文化会館)が公共建築賞の「地域特別賞」を受賞! 優れた公共建築を表彰する第17回「公共建築賞」において、シェルターなんようホール(市文化会館)が地域特別賞を受賞しました!公共建築賞とは、公共建築の水準の向上に寄与することを目的に、(一社)公共建築協会が1年おきに開催しているものです。 現在、コロナ禍により大規模な催しはなかなか開催できていませんが、国や県の感染予防対策に沿いながら、人数を制限した貸館や木育ひろばの開放を行っています。 今後も多くの方々に集い愛される施設を目指します。イベントに限らず、ぜひ足を運んでみてくださいね!  南陽この人 vol.17 ー 子どもたちの交通安全を見守り続ける ー 交通指導員 松田 美佐雄 さん(赤湯)  ”交通指導員”をご存じですか? 子どもたちの登校時間に市内の交通量の多い横断歩道で雨の日も風の日も、雪の日も、黄色の旗を持ち誘導にあたっていただいている方々です。 現在市内の交通指導員は9人。その中で一番長いキャリアの松田さん。首都圏での仕事を定年退職した後、故郷の赤湯に戻って約18年間子どもたちの登校時の安全を守ってきました。 現在の担当場所は赤湯の御神坂下。朝の日課は、長い階段を駆け上がり、公園内をぐるっとウォーキング、その後八幡宮様に手を合わせる・・・と体力維持の努力に怠りがありません。 「子どもたちの命を預かる以上、年齢のために不安を持たれるような体ではいられない。日々の日課はそのための自分に課したトレーニング」と話す松田さん。 そして、「通行車両も歩行者も一時停止や安全確認など当たり前のことをきちんと守ることが大切。特に冬期間降雪時は除雪のため見通しが悪くなり危険が増すので一層気を付けてほしい」と願います。 子どもたちにとって毎朝、黄色の手旗で誘導してくれるおじさんは、お互い 気心の知れた仲。「あれ?今日は人数少ないな?」「今日は〇年生社会見学です!」、「おはよう!気をつけてな!」、「はい!」と朝の気持ち良い会話も。そんな小中学校合わせて9年の付き合いは、「子どもたちから元気をもらう時間」と優しい目で語ります。  松田さんは、「もし交代してくれる方がいるならば、いつでもお願いしたい。その時がくるまで気力、体力を維持しつつ頑張り続けたい」と力強く話してくださいました。 7/21 ”明るいやまがた”夏の安全県民運動出発式 7月22日㈬~8月21日㈮の”明るいやまがた”夏の安全県民運動に先立ち、21日㈫に市役所で出発式が行われました。式終了後には、パトカーと青色パトカーによる巡回や、南陽高畠地区の防犯・交通安全関係者が市役所わきの国道沿いでのぼり旗啓発を行い、防犯と交通安全を呼びかけました。 8/1 観光ぶどう園開園式 場所 紫金園(赤湯地内) 今年は開園式を縮小し、子どもたちの招待やテープカットは行わず、関係者あいさつや安全祈願の神事のみを行いました。市内4か所の観光ぶどう園では、新型コロナウイルス感染防止のため、検温器や消毒液などの対策を徹底しています。ぶどう狩りは10月中旬までお楽しみいただけます。 8/4 行政相談委員の丸山啓一さんに感謝状を贈呈 行政相談委員業務に尽力された功績により、市担当行政相談委員の丸山啓一さん(宮内)が山形行政監視行政相談センター所長感謝状を授与されました。丸山さんは平成29年度から行政相談委員を務め、地域の相談役としてさまざまな悩みや課題の解決にご活躍いただいています。 Bajan Vibes vol.4 ※Bajan Vibes:バルバドスの方言で、「バルバドスの人の気持ち」という意味。 国際交流員のドーン・スプリンガー・エイミーです。皆さんに私の母国「バルバドス」について紹介します。 今回は日本とバルバドスの共通点を紹介します。バルバドスは日本から見ると、地球の真逆に位置するとても遠い国で、何事も日本と違うと考えがちですが、実は、共通点がいくつかあります。 最も共通点が多いのは食文化だと思います。バルバドスは日本と同じ島国で、魚を食べることが多いです。よく食べられる魚はキハダマグロ、シイラ、タラとトビウオです。他にはウニ、カニ、ロブスター、タコがよく食べられています。常夏の国なので、日本のように生で食べることはほとんどありません。調理方法は基本的に野菜と一緒にグリルしたり、フライしたりします。味付けは日本のように塩などはあまり使わず、ナツメグ、ローズマリー、タイムなどの香辛料をよく使います。 バルバドスは中米の国なので、主食はパンかパスタだと思われることが多いですが、日本と同じで主食は米です。茶色いひょろ長い米で、日本でいうと玄米に近い米です。バルバドスでは、米に味付けをして、炊き込みご飯にすることが多いです。そして、グリルやフライした魚と野菜、炊き込んだご飯をワンプレートにして食べるのが一般的です。 また、バルバドス人はお茶をよく飲みます。イギリスの植民地の期間が長く、「リトルイングランド」とも呼ばれており、紅茶を飲むことが多いですが、最近は緑茶なども人気です。 私が南陽市に来て感じたことですが、子どもたちが礼儀正しく、バルバドスに似ていると思いました。授業中に大人が教室に入ったら全員が起立してあいさつすることや、道を歩いているときに大人がいたらあいさつすることを教わったことを思い出します。 バルバドスを少しでも身近に感じてくれたらうれしいです。 P10-11 子育て応援!すこやか情報局 ◆問合せ・申込先 すこやか子育て課すこやか係(☎㊵-1691) ※掲載内容は8月25日時点のものです。新型コロナウイルス感染症の影響で、情報が変更となる場合があります。各主催・担当に直接問い合わせください。 新生児聴覚検査費用の一部を助成します ねぇねぇ きこえてる?調べてもらおうね! 出産後に医療機関で行う新生児聴覚検査(赤ちゃんの耳の聞こえの検査)費用の一部を助成します。詳しくは個別に送付またはお配りする通知をご覧ください。受検票は該当する方全員にお配りします。 ■対象 新生児聴覚検査日に南陽市に住民登録があるお子さん(10月1日以降生まれの方)の保護者 ■助成額 初回検査費用 上限5,000円 ■助成方法 【さくらクリニック(米沢市)・産科婦人科島貫医院(米沢市)で検査する場合】受検票を提出してください。【その他の医療機関で検査する場合】受検票を使わずにいったん検査料をお支払いいただき、後日すこやか子育て課へ申請ください。 ◆すこやか子育て課けん診係(☎㊵-1693) むしばゼロ! 7月の3歳児健診でむし歯がなかったおともだち うめつゆいなちゃん えぐちりくくん おおつかきっぺいくん おがたりえちゃん かとうそうすけくん かんのしょうすけくん こんのはるひくん さとうかなたくん さとうひなたくん さとうひなのちゃん さとうゆうひくん しかまあやとくん すずきあおいくん たかはしそうすけくん たけだまりちゃん ちゅうぜんじきほ ちゃん とやまよしきくん ながくらののちゃん はたけやまれんくん まるやまこうすけくん むらかみことねちゃん あびこさやか ちゃん いしかわみなとくん うえはらゆい ちゃん エスピナリアンちゃん おおぬまこおまくん かわあいたいがくん こんたこうたくん しだくれあちゃん しぶやらいくん しまぬきみおりちゃん すずきせなくん すとうあおいちゃん たけだしょうくん にしやまさとこちゃん ほさかのどかちゃん やまぐちことはちゃん やまだそうたくん 南陽東置賜休日診療所 ☎㊵-3456 ■10月の診療日 4㈰、11㈰、18㈰、25㈰ ■受付時間 8時45分~11時45分、13時~16時30分 ■診療科目 主に内科・小児科  ■持ち物 保険証(必ず)、おくすり手帳(お持ちの方) ※せき・熱などの症状のある方、外科希望の方、小学生未満の方は事前にお電話ください。 ※当番医師の判断で、公立置賜総合病院等へ案内する場合もあります。 ※担当医師などはHPをご覧ください。http://www.city.nanyo.yamagata.jp/kyujitu 両親学級 ■日時 10月15日㈭13時10分~15時(受付は13時から) ■場所 健康長寿センター ■内容 ▷妊娠・出産・育児・栄養について▷お風呂の入れ方 ■対象 妊娠届出後の妊婦とその夫 ■定員 先着4組 ■持ち物 母子健康手帳と副読本、筆記用具 ■申込締切 10月12日㈪ ママとベビーの体操教室 ■日時 10月23日㈮10時~11時(受付は9時40分から) ■場所 シェルターなんようホール ■内容 ▽ママの体操▽てあそび▽ベビーマッサージ ■対象 令和2年1・2・3月生の子とその親 ■定員 先着6組 ■持ち物 母子健康手帳、バスタオル、水分補給用の飲み物 ※動きやすい服装でお越しください。 ■申込締切 10月21日㈬ 離乳食もぐもぐ相談会 ■日時 9月8日㈫10時~11時(受付は9時40分から) ■場所 シェルターなんようホール ■内容 ▽お話(赤ちゃんの栄養)▽相談▷体重計測 ■対象 ▽離乳期の子とその保護者▽希望する方 ■持ち物 母子健康手帳、バスタオル ■定員 先着6組 ■申込締切 9月4日㈮ 中学3年生のインフルエンザ予防接種費用の一部を助成します ■対象 接種日時点で市内に住所を有する中学3年生(平成17年4月2日~平成18年4月1日生まれ) ■対象期間 10月1日㈭~令和3年2月28日㈰(医療機関の休診日除く) ■助成額 2,000円(1人1回限り) ※詳細は対象者に送付される通知文や助成券をご覧ください。 ◆すこやか子育て課けん診係(☎㊵-1693) 乳幼児健診 対象者には別途案内を送付します。9月の各種健診の対象者には個別の通知を送付しています。詳しくは通知をご覧ください。 ひょうはじめ 健診名 場所 日時対象者 3~4か月児健康診査 健康長寿センター 10/2㈮午後 令和2年6月生 1歳児健康相談 シェルターなんようホール 10/6㈫午前 令和元年9・10月生 1歳6か月児健康診査 10/8㈭午後 平成31年3月生 2歳児歯っぴー教室 健康長寿センター 10/13㈫午前 平成30年3・9月生 3歳児健康診査 シェルターなんようホール 10/14㈬午後 平成29年3月生 ◆すこやか子育て課すこやか係(☎㊵-1691) 相談 10月の乳幼児健康相談相談・おひさま広場等は中止となります。個別相談は行っていますので、いつでもお気軽にご相談ください。 予防接種 9月の予防接種開始対象者 ※誕生日以降に接種してください。 ■持ち物 予診票、母子健康手帳 ひょうはじめ 予防接種 対象者 接種期間 B型肝炎 令和2年7月生 満2か月~9か月未満 Hib 令和2年7月生 満2か月~5歳未満 小児用肺炎球菌 令和2年7月生 満2か月~5歳未満 四種混合 令和2年6月生 満3か月~7歳6か月未満 BCG 令和2年4月生 満5か月~8か月未満 麻しん風しん第1期 令和元年8月生 満1歳~2歳未満 水痘 令和元年9月生 満1歳~3歳未満 日本脳炎第1期 平成29年9月生 満3歳~7歳6か月未満 ひょうおわり P12-14 きっと役立つ。くらしの情報局 ◆=問合せ・申込先。 ※掲載内容は8月25日時点のものです。新型コロナウイルス感染症の影響で、情報が変更となる場合があります。各主催・担当に直接問い合わせください。 市民の健康づくりを応援する「健康なんよう21(第2次)」から 健康づくり発信局 健康寿命を延ばしましょう! 1に運動、2に食事 しっかり禁煙、最後にクスリ ~9月は「健康増進普及月間です」~ ◆すこやか子育て課すこやか係(☎㊵-1691) 平成28年の日本人の健康寿命(日常生活に制限のない期間)は男性72.14歳、女性74.79歳で、平均寿命(男性80.98歳、女性87.14歳)との大きな差があります。(国民衛生の動向より) また、山形県は、「飲酒の機会、量、購入金額が全国トップクラス!」「お菓子屋さんの一人当たりの店舗数全国上位!」「ウォーキング人口は全国最下位(47位)!」といった、健康上影響があるのでは?と考えられるランキングも見受けられます。 生活習慣病は健康長寿を妨げる原因となります。健康寿命を延ばすためには、運動、適切な食生活、禁煙を心がけ、体を思いやった生活を送ることが大切です。 山形県民は塩分摂取量が多い! 下の表から分かるように山形県民の塩分摂取量は目標値を大きく下回っています。塩分の摂りすぎは高血圧やCKD(慢性腎臓病)につながりますので控えめに。 ▼山形県の塩分摂取量 ひょうはじめ 分類 成人男性 成人女性 目標 7.5g 6.5g 県平均 11.2g 9.6g ひょうおわり (県平均値出典:平成28年県民健康・栄養調査) 減塩を心がけて ▷麺類を食べる頻度と食べ方に気を付けましょう。(スープを残すと約4gの減塩になります)▷だしの旨みや香辛料・酸味を活用しましょう。▷みそ汁は具だくさんに!なるべく1日1杯までにしましょう。(1日2杯を1杯減らすと1~1.2gの減塩になります)▷醤油やソース、ドレッシングのかけ方に気を付けましょう。スプレー式だと量を控えることができます。 南陽市民は血糖値が高い! 血糖値は生活習慣病を防ぐための目安となります。 下のグラフから南陽市民は国や県のと比較しても血糖値の高い方が多いことが分かります。 血糖値が高い人(HbA1c5.6%以上)の割合<令和元年特定健診結果> 男性 市74.1% 県56.4% 国57.6% 女性 市74.4% 県60.8% 国56.8% 生活習慣の改善に!けんこう貯筋(ちょきん)塾 ■日時 9月25日㈮10時~11時30分 ■場所 シェルターなんようホール(市文化会館) ■内容 ▷自宅でできる簡単な運動や食事の工夫の紹介▷血管年齢の測定▷1日推定塩分摂取量の測定 ※塩分摂取量測定を希望される場合は事前に尿検査が必要です。申込後に容器を郵送します。 ■対象 74歳以下の方 ■定員 先着20人程度 ■参加料 無料 ■申込締切 9月15日㈫ ◆すこやか子育て課すこやか係(☎㊵ー1691) 毎年9月は「がん征圧月間」~ いつ受ける?声かけしよう がん検診 ~ 日本対がん協会では、昭和35年から毎年9月を「がん征圧月間」と定め、国や自治体と協力し、がんとその予防についての正しい知識の徹底と早期発見・早期治療の普及に取り組んでいます。 積極的に検診を受診し、健康管理に努めましょう。 市のがん検診事業については下記に問い合わせください。 ◆すこやか子育て課けん診係(☎㊵-1693) 献血(400mlのみ) ■期日 9/20㈰ ■受付時間 10時~正午、13時30分~16時 ■場所 ヤマザワ南陽店 ■対象 男性は17~69歳、女性は18~69歳の、体重50㎏以上の方(65~69歳の方は60~64歳のときに献血したことがある方) ■持ち物 身分証明書(免許証等)、献血カード(お持ちの方) 専門スタッフがお答えします もの忘れ相談 ◆地域包括支援センター(☎㊵-1646) ■期日 8月27日㈭ ■時間 9時30分~正午 ■場所 市役所202会議室 介護学習会  ◆地域包括支援センター(☎㊵-1646) テーマ「衣類やシーツの取り替え方」 ■日時 9月18日㈮13時30分~14時30分 ■場所 市役所201会議室 けん診 申込者には別途案内を送付します。新たに申し込みたい方は問い合わせください。 ※年齢は令和3年3月31日時点。 ◆すこやか子育て課けん診係(☎㊵-1693) 集団検診 ①子宮頸がん検診 ②乳がん検診 ■受付時間 13:00~13:30 ■場所 南陽検診センター ■対象 ①20歳以上の女性②40歳以上の女性 ■日程 9/17㈭ 法師柳、長瀞、西落合、中落合、島貫 9/24㈭ 坂井、萩生田、郡山中 10/13㈫ 蒲生田、郡山東、郡山西 10/15㈭ 宮崎、関根、鍋田、中ノ目 10/16㈮ 中川全地区 10/22㈭ 漆山(1組~13組) ③特定健診等 ④胃がん・大腸がん・呼吸器検診 ■受付時間 7:00~9:30  ■対象 ③▽25~74歳の市国民健康保険加入者▽県後期高齢者医療保険加入者④40歳以上の方 ■場所と日程 【南陽検診センター】(対象地区限定)9/16㈬ 桜木町二、三間通 10/5㈪ 二色根、若葉町 【健康長寿センター】10/20㈫ 森前、妹背、緑町 10/21㈬ 横町(赤湯)、表町、北町 10/22㈭ 仲町、栄町一(上、中、下)、栄町二、本湯町、旭町(赤湯)10/23㈮ 清水町(赤湯)、金沢、松沢、椚塚二 平日忙しい女性の皆さんへ 10月18日㈰に子宮頸がん・乳がん検診が受診できます ■受付時間 8時~9時 ■場所 南陽検診センター ■対象 各検診の対象年齢に該当し、市が設定する日程(別地区含む)で受診できない方 ■申込期間 9月15日㈫~9月30日㈬ ■定員 先着40人 ◆南陽検診センター(平日10時~15時/☎㊸-6303) 65歳以上対象 地域包括支援センター 10月の介護予防教室 ※老人いこいの家は利用料0円(入浴施設が利用できないため)。 はつらつくらぶ ◆社会福祉協議会(☎㊸-5888) ゆったりくらぶ 14㈬・21㈬13時~16時 老人いこいの家 やじろべえ(予防体操)5㈪12時40分~14時 健康長寿センター 15㈭12時40分~14時 沖郷公民館(防災センター) てんとうむし 22㈭12時30分~15時30分 老人いこいの家 健康ヨーガ教室 毎週火曜日 9時30分~10時30分、10時45分~11時45分 沖郷公民館(防災センター) ■参加料 1,000円/月 趣味のいきがい教室 ◆太陽の里ふたば(☎59-4333) 元気運動 介護予防体操 新型コロナウイルス感染症対策のため実施を見合わせています。再開時期は未定です。 わくわく健康教室 ◆接骨師会健康サポート事業所(☎㊵-2776) 漆山公民館 26㈪13時~14時 中川公民館 13㈫13時~14時 るーむ花(祝日休み) ◆花工房(☎㊸-3364) ■料金 実費材料代 小物づくり教室 毎週水曜日 10時~正午 趣味のソーイング教室 毎週木曜日 10時~正午、13時~15時 インフルエンザ予防接種は流行前に受けましょう 予防接種後、インフルエンザの抵抗力がつくまで約2週間かかり、その効果は約5か月続くと言われています。予防接種は、流行前の体調の良いときに受けましょう。 65歳以上の方などに接種費用の一部を助成します ■対象 次のいずれかに該当する市民の方 ①接種日に65歳以上の方②内臓疾患により身体障害者手帳1級に相当する60歳以上の方 ■助成対象期間 10月1日㈭から令和3年1月31日㈰ (医療機関の休診日を除く) ■助成額 1,500円(年度内1人1回限り) ■申込方法 申請は不要です ■接種時の持ち物 ▷保険証▷接種代金(自己負担額)、②の対象者は身体障害者手帳が必要です。 ※地域により接種費用が異なる場合があります。東置賜地域の医療機関の場合、自己負担額は2,200円(接種費用3,700円から助成額を差し引いた金額)です。 ◆すこやか子育て課けん診係(☎㊵-1693) 楽しい毎日は健康な歯から・・・ 歯周疾患検診を受けましょう! お口の健康は、全身の健康につながります。食べる楽しみをいつまでも得られるよう、歯周疾患検診を受けましょう。 ■対象 以下2つの要件を満たす方 ▷昭和19年4月1日から昭和20年3月31日の間に生まれた方▷後期高齢者医療被保険者証をお持ちの方  ※既に歯周病で治療中の方や定期検診を受けている方は対象外です。 ■場所 県歯科医師会所属の歯科医院 ■実施期間 12月31日㈭まで ■受診料 無料 ■受診方法 ▷事前に受診する歯科医院に直接電話し予約▷電話の際は、「県後期高齢者広域連合の歯周疾患検診」であることを伝える。 ■受診時の持ち物 受診券・受診票・保険証 ※対象者へは、8月21日付けで受診券・受診票を送付しています。 ※来院時は、マスク着用や発熱時は受診を見合わせるなど、新型コロナウイルス感染症拡大防止にご協力ください。 ◆県後期高齢者医療広域連合事業課(☎0237-84-7100) ご用心!暮らしのトラブル かしこい消費者 マイナポイントに乗じた詐欺にご注意ください 市や国の職員などが以下のことを行うことは絶対にありません。 ▷マイナンバーや金融機関の口座番号、口座の暗証番号、資産の情報、家族構成などの個人情報などを伺うこと▷通帳やキャッシュカードを預かったり、確認すること▷金銭を要求したり、手数料の振込みを求めること マイナポイントの予約・申込をする際にご注意ください。 予約・申込手続をマイナポイント手続スポットで行う場合は、マイナンバーカードの置き忘れやパスワードの管理にご注意ください。  「あやしいな」と思ったらご相談ください。 ・消費者ホットライン(局番なしの3桁)☎188 ・南陽警察署 ☎㊿-0110 ・マイナンバー総合フリーダイヤル*ダイヤル後、5番を選択 ☎0120ー95ー0178・市民課生活係☎㊵-8255 南陽市消費者の会 ◆市民課生活係(☎㊵-8255) 1人ひとりの心がけ新型コロナウイルス対策 手洗い・手指消毒 せきエチケットの徹底 身体的距離の確保 こまめに換気 3密の回避(密集 密接 密閉) 毎朝の体温測定、健康チェック 発熱やかぜの症状がある場合はムリせず自宅で療養 P15 9月9日は救急の日です 救急車の適正利用にご協力お願いします 令和元年の南陽消防署の出動件数1,343件(うち1,285人搬送)のうち、搬送された方の約半数の43%(547人)が入院の必要がない方でした。 本当に救急車を必要としている方のために、適正利用にご協力をお願いします。 ■傷病程度別救急出動件数割合(令和元年) 入院治療の必要なし 43% 1日~3週間未満の入院治療を必要 38% 3週間以上の入院治療を必要 14% その他(死亡含む)5% ◆南陽消防署(☎㊸-3500) 大切な人の命を救うために救急講習を受けてみませんか あなたの大切な人が万一ケガや病気になったとき、身近なあなたの119番通報や応急手当・救命処置が必要不可欠です。大切な人の命を救うため、救急講習を受講しましょう。新型コロナウイルス感染症の影響で開催を見合わせていた救急講習の申し込みを9月1日から受け付けます。詳しくは問い合わせください。 ◆南陽消防署救急係(☎㊸-3500) 市有施設のAED(自動体外式除細動器)設置場所をお知らせします ◆総合防災課(☎㊵-0264) AEDは、心肺停止の方の心電図を自動で解析し、必要な場合は電気ショック処置を施せる医療機器です。 動作は自動化されていて、一般の方でも音声の指示により使用できます。 市有施設のほかにも医療機関や店舗等に設置されています。設置場所にはステッカー等の目印があるので、普段から確認しておきましょう。 詳しい使い方は、置賜広域行政事務組合消防本部ホームページか、上記の救急講習で学べます。 ■市有施設のAED設置場所 ひょうはじめ 施設名 設置場所 所在地 使用できる時間帯 南陽市役所 1F福祉課前西側 三間通436-1 平日8:30~17:15 南陽市役所 1Fすこやか子育て課内 三間通436-1 平日8:30~17:15 市民体育館 1Fロビー 三間通1096 9:00~21:30 市民体育館 事務室(移動式) 三間通1096 9:00~21:30 防災センター 玄関下駄箱わき 若狭郷屋917-1 平日9:00~17:00 赤湯公民館 1F事務室わき 赤湯791-1 平日9:00~17:00 宮内公民館 2F第1和室入り口わき 宮内3478 平日9:00~17:00 吉野公民館 事務室受付わき 荻876 平日9:00~17:00 中川公民館 玄関ホール 川樋6-2 平日9:00~17:00 金山公民館 1F受付台下 金山2054-1 平日9:00~17:00 漆山公民館 玄関下駄箱わき 漆山1936-1 平日9:00~17:00 梨郷公民館 玄関わき 竹原2841-1 平日9:00~17:00 宮内中学校 玄関ホール 宮内2303-2 平日8:20~16:50 赤湯中学校 保健室前廊下 椚塚1815 平日8:15~18:30、休日8:30~17:00 沖郷中学校 玄関わき 高梨594-3 平日8:20~18:30 沖郷中学校 武道場前 高梨594-3 平日8:20~18:30 旧中川中学校 グラウンドバックネット裏にあるプレハブの中 元中山163 平日8:15~17:00 宮内小学校 玄関前ホール 宮内3415 平日8:00~17:00 赤湯小学校 校長室前廊下 長岡994 平日8:30~17:00 沖郷小学校 体育館入口前 高梨460 平日8:00~17:00 梨郷小学校 体育館入口 竹原139 平日8:30~17:15 中川小学校 体育館玄関 川樋25 平日8:25~16:55 荻小学校 体育館玄関前 荻1033 平日8:30~17:00 漆山小学校 体育館内 漆山1731 平日7:30~21:00 市健康長寿センター 正面ホール(自動ドア横) 赤湯215-2 平日8:30~17:15 赤湯幼稚園 園内遊戯室出入口 赤湯363 平日8:00~18:30 夕鶴の里語り部の館 喫茶コーナー 漆山2025-2 火~日曜9:00~16:30 市文化会館 事務室 三間通430-2 火~日曜9:00~22:00 南陽東置賜診療所 椚塚420-7 日曜・祝日9:00~17:00 結城豊太郎記念館 受付わき 赤湯362 火~日曜9:00~16:30 ワトワセンター南陽 正面ホール 宮内4526-1 火~日曜9:00~22:00 ハイジアパーク南陽 事務室 上野1855-10 火~日曜10:00~21:30 ひょうおわり P16-19 information ◆=問合せ・申込先。 ※掲載内容は8月25日時点のものです。新型コロナウイルス感染症の影響で、情報が変更となる場合があります。各主催・担当に直接問い合わせください。 南陽市役所代表 ☎0238-㊵-3211 ■開庁時間 平日8時30分~17時15分  9月10日は「下水道の日」下水道について考えてみませんか 令和2年度下水道推進標語「マンホール 町をきれいに するとびら」 下水道マスコットキャラクター「スイスイ」 ◆上下水道課給排水係(☎㊵-8845) 9月10日は下水道の日。下水道の全国的な普及を進めるため、昭和36年に当時の建設省などが、台風シーズンの終わるこの時期を「全国下水道促進デー」としたことに由来します。下水道は自然環境を守る重要な資産です。この日を機会に、下水道の役割や使い方を考えてみませんか。 下水道が普及するとこんな効果があります 衛生的できれいな街をつくります 家の周りに汚れた水が流れないため、悪臭を防ぎ、ハエや蚊などの害虫の発生を防ぎます。 川や海がきれいになります 下水道に流された汚水は、処理場できれいにしてから川に放流するため、川や海を汚すことがなくなります。 快適な生活環境をつくります 下水道を整備することで、便槽や浄化槽が不要となり、清潔で快適な暮らしを可能にします。 下水道へは3年以内に接続を 公共下水道が利用できるようになった日(供用開始日)から原則3年以内に水洗トイレに改造し、下水道に接続する必要があります。工事費用の見積もりや工事の依頼は市指定下水道排水設備工事店へご相談ください。工事資金を市が融資あっせんする制度もあります。 下水道はゴミ箱ではありません! 次のものは下水道に流さないでください。 ×詰まりの原因となります てんぷら油・動物性油脂・生ゴミ・ティッシュ・オムツ・生理用品・ペットのトイレ砂・毛髪・ビニール袋・繊維くず・泥 など ×排水管が破損します 薬品・熱湯・酸やアルカリの強い液体・ガソリンなどの危険物など ×処理に時間がかかるため、連続して流さないでください 牛乳・調味料・ラーメンの残り汁・洗剤 など 屋外の排水設備(汚水ます)破損したらすぐ修理を! 除雪機械や自動車等の乗り上げで汚水ますの蓋が破損することがあります。早急に指定下水道排水設備工事店に修理を依頼してください。雨水が下水道に流れ込み、割れた蓋や砂利などで排水管が詰まる恐れがあります。 ※雨水を下水道に流すことはできません。 下水処理場(浄化センター)の見学ができます 出前講座も行っています。どなたでもお気軽に問い合わせください。 ■日時 いつでも(休日は要事前申込) ■場所 置賜浄化センター(宮崎地区) ◆県建設技術センター下水道事業所(☎023-654-8400) 県下水道協会「排水設備工事責任技術者試験」 ■日時 11月15日㈰13時~15時30分 ■場所 協同の杜JA研修所(山形市) ■申込期間 9月1日㈫~30日㈬  ※受験講習会があります。希望者は問い合わせください。 ◆上下水道課給排水係(☎㊵-8845) いつも行っている山でも、油断は禁物です山へ入るときは クマやイノシシに注意しましょう ◆総合防災課(☎㊵-0264) きのこ採りなどで山に入る時は次のことに注意してください。 クマと遭遇しないために ▷クマは人の接近をいち早く察知し、人を避けます。ラジオや鈴などで音を出して行動してください。▷クマの糞や足跡(写真)を見つけたら速やかに引き返すか迂回してください。 クマに遭遇してしまったら ▷小グマに出会ったらそっと立ち去ってください。親グマが近くにいて危険です。▷クマは逃げるものを追いかける習性があります。クマまで距離があるようならば、そっと立ち去ってください。 クマを人里に引き寄せないために ▷人家の周りや畑に残飯を捨てないでください。▷見通しの悪い場所や畑周辺のやぶを刈りましょう。 イノシシの出没について ▷近年、イノシシの目撃情報が多数寄せられています。▷イノシシは本来臆病な動物で人を襲うことはめったにないといわれていますが、興奮しているときは注意が必要です。▷イノシシを見かけた場合も、騒がず静かに立ち去りましょう。 クマやイノシシを目撃したら連絡してください。◆総合防災課(☎㊵-0264)◆南陽警察署(☎㊿-0110) 不法焼却は犯罪です 家庭ごみを燃やしていませんか ◆市民課環境係(☎㊵-8256) ドラム缶・一斗缶・ブロック囲い、その他不適切な焼却炉で家庭ごみ等の廃棄物を焼却する行為は、一部の例外を除いて、法律により禁止されています。 違反した場合、5年以下の懲役もしくは、1,000万円以下の罰金または両方の刑が科せられます。 不法焼却はダイオキシン類の有害物質を発生させ、甚大な健康被害を招くほか、悪臭・煙害・火災などで地域の方に迷惑がかかります。 もみ殻焼きに家庭ごみを混ぜ不法焼却を行い警察で検挙した事例もあります。 不法焼却は犯罪です。毎年10件以上の通報が市役所に寄せられています。家庭ごみ等を野焼きしているのを見かけたら通報してください。 【通報先】◆南陽警察署(☎㊿-0110)◆市民課環境係(☎㊵-8256) やまがた出会いサポートセンターマッチングシステム出張説明・登録・閲覧会 ◆やまがた出会いサポートセンター(☎023-687-1972)/otoiawase@ymsc-yamakon.net 県、35市町村、経済団体からなる「やまがた出会いサポートセンター」は、希望の相手を検索・閲覧、1対1のお見合い申込ができる登録制マッチングシステムで結婚を希望する方々を支援しています。令和2年3月末時点での登録者数は男女合わせて1,411人で、令和元年度の成婚報告数は47組でした。 ■期日 9月10日㈭ ■時間・場所 ▷10時30分~16時・市役所4階401会議室 ※予約は本人のみ可能です。 ※事前予約制です。必ずメールで申し込みください。 ※登録は事前に仮登録の上、必要書類をそろえて申込みください。 ※閲覧は、事前に登録済みの方に限ります。 ■申込締切 9月7日㈪正午(定員になり次第締切) ※詳しくは、同HPをご覧ください。 お知らせ 今年の敬老会は開催を見合わせます 今年度の敬老会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全地区で開催を見合わせます。 地区ごとに記念品を準備しましたので、受け取りについては地区ごとにお知らせします。 ◆市社会福祉協議会(☎㊸-5888) キノコ食中毒に注意! 天然キノコの食中毒の発生件数のうち、6割以上が「ツキヨタケ」によるものです。誤って食べないよう注意しましょう。 ■ツキヨタケの特徴 ▷石づき(キノコの柄)を縦に裂くと、軸の付け根に黒いシミが見られます(分かりにくいものもあります) ▷シイタケ、ムキタケ、ヒラタケとよく間違われます ◆置賜総合支庁生活衛生課(☎㉒-3740) 危険物取扱者・消防設備士の免状の写真書き換え 免状に記載された顔写真は、交付の日から10年以内ごとに写真の書き換えが必要です。 免状の写真下欄に記載されている期限を確認のうえ、書き換えが必要な方は、速やかに手続きするようお願いします。 ◆(一財)消防試験研究センター山形県支部 (☎023-631-0761) 募集 会計年度任用職員(市役所税務課) ■業務内容 一般事務 ■応募資格 パソコン操作(ワード・エクセル等)ができる方 ■雇用期間・募集人員 ▷10月1日~令和3年3月31日・1人▷12月1日~令和3年3月31日・1人 ■勤務時間 月~金曜8時30分~16時30分 ■申込締切 9月11日㈮ ■申込方法 市販の履歴書に必要事項を記入し貼付して申込(締切日必着、郵送可) ※賃金は問い合わせください。 ◆税務課市民税係(☎㊵-0258) 伝統芸能「白竜ばやし」会員 赤湯地区に古くから伝わる伝統芸能「白竜ばやし」を体験してみませんか。 ■対象 小学3年生〜概ね60歳の方 ■練習場所 赤湯公民館 ※練習日時は問い合わせください。 ◆白竜ばやし保存会・髙橋(☎090-1494-2366) 令和3年産「つや姫」生産者・「雪若丸」生産組織 ■申込方法 市農林課、JA山形おきたま支店・出張所、県農業技術普及課に備え付けの申請書に記入し提出 ■申込締切 9月11日㈮ ※水田経営面積等の要件あり。 ※令和2年産の生産認定者も申請が必要です。 ◆つや姫/農林課農業振興係(☎㊵-8310)◆雪若丸/県農業技術普及課(☎57-3411) 講座・催し 大人の論語教室 ■期日 9月24日㈭、10月29日㈭、11月26日㈭ ■時間 19時~20時30分 ■場所 赤湯公民館 ■参加料 1回500円(当日集金) ■定員 先着30人 ※原則、3回通して参加可能な方。 ■講師 三上英司氏(山形大学地域教育文化学部教授) ■申込方法 電話または所定の申込用紙に記入し下記に申し込み ◆結城豊太郎記念館(☎・FAX㊸-6802) 手話通訳者試験対策特別講座(無料) ■期日 ①9月27日㈰②11月1日㈰ ■時間 10時~16時 ■場所 県聴覚障がい者情報支援センター(山形市) ■内容 ①日本語文の要約、場面通訳の模擬試験②場面通訳の模擬試験 ■持ち物 筆記用具、昼食 ■申込締切 ①9月11日㈮②10月16日㈮ ◆県聴覚障がい者情報支援センター(☎023-666-7616・FAX023-615-3583) ミズノ健康運動プログラム「ラララフィット」 ミズノオリジナルツールを使って、楽しく筋力・体幹を鍛えます! ■期日 9月24日㈭、10月1日㈭・8日㈭・15日㈭・22日㈭・29日㈭(全6回) ■時間 14時~15時30分 ■場所 市民体育館 ■対象・定員 50歳以上の方・20人 ■参加料 1,500円(保険料込み) ■持ち物 室内シューズ、運動のできる服装、タオル、飲み物 ■申込締切 9月14日㈪ ◆市民体育館(☎㊾-2600) 市ウォーキング講習会 ■日時 10月11日㈰9時30分~11時(受付は9時から) ■場所 中央花公園(雨天時は市民体育館) ■内容 ウォーキングの実践講習 ■対象 市内在住・在勤の20歳以上の方 ■定員 先着30人 ■講師 柏倉徳雄氏(JWA専門講師) ■持ち物 内履き(雨天時) ■申込締切 9月18日㈮ ◆市民体育館(☎㊾-2600) やまがた芸術の森音楽祭2020~映画の森~ ■期日・主な曲目 10月10日㈯・ジャズピアニスト小曽根真によるピアノ協奏曲「もがみ」、山形ゆかりのNHK大河ドラマテーマ曲、映画「おくりびと」▷10月11日㈰・世界の名作映画からディズニー作品まで、世代を超えて楽しめるプログラム ■時間 各公演14時開演(13時開場) ■場所 やまぎん県民ホール(山形市) ■料金 全席指定 各公演S席5,000円、A席4,000円、B席3,000円 2公演S席セット9,000円 ◆やまぎん県民ホール チケットデスク(☎023-664-2204/火曜除く10時~19時) “初心者のためのデジカメ講座”「写真の楽しみ方」 ■期日 10月4日㈰ ■時間 10時~正午 ■場所 金山公民館 ■参加料 無料 ■主催 金山デジ友の会 ◆金山公民館(☎㊼-2258) お子さん連れOK!マザーズおしごと相談会 離職からのブランクが長く不安な方、仕事と子育ての両立に不安がある方など、就職を考えている子育て中の女性の相談をお受けします。 ■期日 ①9月14日㈪②9月29日㈫ ■時間・内容 ▷10時30分~正午・セミナー ①「働く準備をしよう!」②「ママが働く前に知っておきたいお金の話」▷正午~14時・個別相談会 ※セミナーか相談会、いずれか一方のみの参加も可。 ■場所 すこやかセンター(米沢市) ■セミナー定員 6人 ※セミナー参加のみ要事前申込。 ※受講・相談中は保育スタッフがお子さんを見守り託児いたします。 ◆マザーズジョブサポート山形(☎023ー665ー5915) 暮らしにアートを9月のギャラリー サロン銀杏 「南陽鷹の会秋季写真展」 ◆宮内公民館(☎㊼ー3112) 公立置賜南陽病院「病院ギャラリー」 「加川達男絵画展」「青木俊輔写真展」 ◆公立置賜南陽病院(☎㊼ー3000) 9月の南陽の朝市 赤湯温泉観光朝市 ■期日 6日㈰・20日㈰ ■時間 6時~7時30分 ■場所 えくぼプラザ駐車場   りんごう朝市 ■日時 毎週日曜日7時~8時 ■場所 の川や駐車場    げんき熊野市 ■日時 19日㈯10時~正午頃 ■場所 きらやか銀行駐車場 ◆南陽の朝市運営協議会(☎㊼-7131)  宮内駅清掃ボランティア ■期日 9月6日㈰、10月4日㈰、11月1日㈰ ■時間 6時30分~7時 ■持ち物 草むしり道具 ◆粟野(☎㊼ー4068) 南陽想い出グラフィティ vol.13 南陽の歴史を市報から振り返ります。 夏の風物詩、金魚の出店が立ち並ぶ 写真は昭和44年、市内に立ち並んだ金魚の出店の様子です。 和金や琉金、庄内金魚など色も品種もさまざまな金魚や錦鯉が美しく涼を呼んで、道行く人々の足を止めさせていました。 当時は金魚ブームとあって広く一般家庭にも普及し、客間などに華やぎをもたらし、心にうるおいと楽しさを与えてくれていたようです。  ▲熱心に金魚の泳ぐ容器を覗き込む人々。色とりどりの金魚、これはという一匹を選ぶのも一苦労だったのでは (市報なんようNo.53 昭和44年8月1日号) P20-21 巻末連載 第33回(令和元年度) 須藤克三賞 最優秀作品紹介 [創作童話の部] 赤湯小学校5年(現6年) 遠藤 美波さん「おひさまの笑顔」 「すてきなえんそうをありがとう。」 大きなはく手が村中にひびきわたっています。 くまの子ハニーの家族は、音楽一家です。お父さんは、村一番のバイオリンそう者、お母さんのかなでるやさしいピアノの音色は、だれもが心を動かさずにはいられないま法がかかっています。お姉さんのえんそうするフルートは、まるで小鳥のさえずりのようです。 「私もあんな風に、音楽を楽しんで、みんなを笑顔にできたらいいな。」 コンサートの後、小さなハニーは目をかがやかせました。 「きょうは、ハニーの好きなぶどうのケーキを作ったよ。さあ、一しょに食べましょう。」 コンサートでいそがしく、るすがちなハニーの両親の代わりにおとなりに住むデイジーおばさんは、いつもハニーの面どうを見てくれました。ハニーは退くつな時、ほおづえをつきながら、詩を考えるのが好きでした。詩を思いつくと、おばさんに見せに行きました。おばさんがほめてくれるのがうれしかったからです。ハニーが両親に会いたくなって泣きそうになった時、おばさんは手をつないでくれました。そこは、おばさんのお気に入りの場所でした。 「ハニー。見てごらん。田んぼが黄金色にかがやいているよ。今年は暑くてちゃんといねが育つか心配したけれど、暑さに負けずにこうして実ってくれた。悲しくなったりつらくなったりする時があるかもしれないね。でもね、ハニーは一人じゃないよ。おばさんも村のみんなもいる。いつもハニーを応援しているからだいじょうぶだよ。」 そう言って、おばさんはおひさまみたいな笑顔で、ハニーを包みこんでくれました。おばさんのいつもの鼻歌を聞きながら丘を下るころには、すっかり笑顔になっていました。おばさんのお気に入りの丘の上から見る景色。おばさんのおひさまみたいな笑顔。おばさんの鼻歌も、ハニーは全部大好きでした。  三日月が静かに光り、すず虫やこおろぎ達がえんそう会を始めたある夜のことでした。 「おばさん、こんばんは。ねえ、これ見て、おばさんの事を考えていたらいい詩ができたんだよ。えっ、おばさんどうしたの。」 デイジーおばさんをたずねたハニーは、持っていた詩の書いてあるノートをゆかに落としてしまいました。おばさんがたおれていたからです。 「ハニー、来てくれて助かったよ。お医者さんを呼んできてくれるかい。」 ハニーは大急ぎで村の人に知らせました。間もなくお医者さんが来てくれて、おばさんは一命をとりとめました。  それからおばさんは、寝込むことが多くなってしまいました。おばさんは、笑わなくなりました。村の人は、交代でおばさんのお世話をしてくれました。ハニーは心配で、毎日おばさんの様子を見に行きました。 「おばさんは、私がさびしい時、丘の上に手をつないで連れていってくれた。いつも大じょうぶだよって応援してくれた。大好きなデイジーおばさんに私がしてあげられることは何だろう。お父さんやお母さん達みたいに楽器をえんそうをして、音楽の大好きなおばさんを喜ばせることができたらいいのにな。でも、がくふをよむこともできないしな…。私あの詩を歌にして、おばさんに届けたい。歌なら私にもできるもの。また、おばさんが笑ってくれるかもしれない。」そう考えたハニーはつぎに歌を作り始めました。ハニーはあっという間に詩をかき上げると、詩のイメージに合うメロディを家族と一しょに考えました。そして、村の人にもおばさんのために一しょに歌ってほしいとお願いしました。みんないつもやさしいデイジーおばさんが大好きです。ハニーのお願いを喜んで引き受けました。デイジーおばさんの笑顔がもどりますようにと願いながら練習を重ねました。  風があたたかい日の午後。ハニーは、おばさんが大好きな丘の上まで散歩に行こうと、おばさんをさそいました。 丘の上に着くと、村のみんなも集まっていました。 「デイジーおばさん聞いてね。一、二、三。」 この場所が大好き あなたと手をつなぎながら 笑顔になれるから おひさまみたいな あなたの笑顔も大好き 「ありがとう。ハニー。みんなありがとう。」 おばさんは泣きながら笑っていました。ハニーも村の人達も、みんな笑顔になりました。ハニーは、小さな自分にもできることがある事、みんなが自分の思いを応援してくれた事をとても幸せだと思いました。  おひさまもにっこり笑っています。 ※今号より奇数月1日号で、2組の地域おこし協力隊の方々の活動等を紹介するコラムを掲載します。 地域おこし協力隊の 日々徒然 -ひびつれづれ- 金山さと子(東京都町田市出身) コロナ禍でスタートした私と娘の協力隊ライフ 南陽市のみなさん、こんにちは。地域おこし協力隊、金山さと子です。 この春から娘と二人、南陽市での新生活が始まったのですが、世間は外出自粛要請が出た直後と言う事もあり、当初予定していた活動がほとんどできないどころか保育園からの登園自粛要請もあって、私は娘と共に活動すると言う選択をしました。とは言えできる活動には限りがあり、不安や焦りを感じる事が多い中、住まいの近隣の方々がよそ者である私達をあたたかく迎えてくださった事は一番の安心材料となりました。ひとり親として地域の方々との交流は何よりの財産であると感じています。みなさんの笑顔と優しさに触れる度に思い切って南陽市にやって来て良かったとつくづく思います。私達の初めて尽くしの経験を通して市民のみなさんが南陽市の魅力を再発見できるような活動ができたらと思っていますのでどうぞよろしくお願いします。 娘との日課は「小さなしあわせさがし」。クローバーの葉の中に見つけたハート! 図書館にようこそ 南陽市立図書館(☎㊸-2219) ■開館時間 火~金曜 10時~18時(15日㈫以降 10時~20時)土・日曜、21日㈪ 10時~17時(13~14時の間は休止。15日㈫以降は休止がなくなります。) ■9月の休館日 7日㈪、14日㈪、23日㈬、28日㈪ ※9月からおはなし会などを再開しますが、新型コロナウイルスの感染拡大の状況により変更する場合があります。詳しくは問い合わせください。 おススメの一冊「えくぼの本棚」『小学1・2年生で習うのに大人も読めない漢字』構俊一/著 幻冬舎/出版 一段落の読み方は?「一」という漢字には複数の読み方があるため、思いの外、悩まされるかもしれません。小学1・2年生で習う複数の読み方がある漢字を集めて、その読み方を解説します。 新着図書紹介 一般書 ■縁結びカツサンド/冬森灯 ■漂流者の生きかた/五木寛之、姜尚中 ■いちばんやさしい自宅トレBOOK/中野ジェームズ修一 児童書 ■まほろばトリップ/倉本由布 ■ふーってして/松田奈那子 ■おむすびころりん はっけよい!/森くま堂(作)ひろかわさえこ(絵) ※他にも多数の新着図書を取りそろえています。 おはなし会(読み聞かせ室) ■おばあちゃんのおはなし会(更生保護女性会) 9/5㈯11時 ■どんぐりおはなし会(どんぐりおはなし会) 9/12㈯11時 ■しんちゃんおはなし会(しんちゃんおはなし会) 9/26㈯11時 市立図書館おたのしみ会 9/19㈯11時 おうちで簡単クッキング 今月は赤湯地区食改メニューです 材料(作りやすい分量) 卵 2個 生クリーム 200ml 砂糖 50g ミントの葉 適宜  作り方 ①卵を割り、白身と黄身に分ける。②白身を泡立てる。(泡がきめ細かく、少し角が立つ位に)③②に黄身と砂糖を入れて、よく混ぜ合わせる。④③に生クリームを加えてよく混ぜ合わせて、大きいタッパーまたは小分けにしてカップに入れ、冷凍庫に入れて一晩おく。⑤器に盛り付け、ミントなどを飾る。 赤湯食改からのワンポイント ▷生クリームも8分立て位に泡立てて混ぜるとふわっとした食感になります。 市食生活改善(母子保健)推進員連絡協議会 ◆事務局・すこやか子育て課 すこやか係(☎㊵-1691) P22-23 衛連だより ◆問合せ先 市民課環境係(☎㊵-8256) 市衛生組合連合会が取り組む事業内容を報告します みんなでつくろう きれいな郷土 みんなで築こう 健康な心と身体 南陽市衛生組合連合会会長 小関 憲正 市民の皆様には、日頃から市衛生組合連合会の事業にご理解とご協力をいただき厚く御礼申し上げます。 また、新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念されておりますが、リスクを認識しながら、正しく予防に努めていくことが大事だと考えております。各種団体活動の中でも感染予防の徹底を図りながら、感染拡大防止に努めてまいりましょう。 さて、当会は、「明るく住みよい郷土、きれいな南陽市づくり」を目指し、自主的な住民活動として、地域の環境美化推進に係わる諸事業に取り組んでおります。 山形県では「全国一ごみの少ない県」を目指して、「ごみゼロやまがた推進プラン」を策定し、令和7年度には「ごみゼロやまがた」を実現するため、さまざまな取り組みが行われております。 私たちも目的達成のため、廃棄物の発生抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)の3Rの考え方に基づく諸実践活動を、家庭から積極的に推進する必要があります。 当会では、地域の環境美化推進事業を主体に、ごみ減量運動の強化、資源のリサイクル推進、水環境の保全運動、不法投棄防止活動、地球温暖化防止対策など、地区衛生組合活動を基盤にしながら、諸事業を積極的に推進してまいります。 令和2年度におきましても、市衛生組合連合会の円滑な事業推進を図ってまいります。 今後とも、市民の皆様の各種事業へのご参加とご協力をよろしくお願い申し上げます。 一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と皆様のご健康をお祈り申し上げます。 令和2年度の主な事業 環境ポスターコンクール 市内小・中学生を対象に環境問題を題材としたポスターを募集し、応募作はえくぼプラザに展示します。 エコキャップ回収 市内小・中学校を始め、市民の皆さんに回収していただいたエコキャップの売却益を支援団体に寄付します。 不法投棄防止用の看板設置 不法投棄が多い場所に設置してある看板の付け替えと新規設置を行います。 集団防除への薬剤支給 地区でアメシロの共同防除に取り組む場合、薬剤を支給します。 令和2年度重点目標 ▽ごみ減量運動の強化並びにごみ指定袋の推進および完全実施▽資源のリサイクルの推進▽山と川をきれいにする運動の推進▽環境美化運動の推進▽環境教育の推進▽地球温暖化防止対策▽地区協力員活動の強化の推進▽各地区指導者研修会の開催▽広報活動の推進 令和2年度 市衛生組合連合会会長表彰 環境衛生の向上に尽力いただいた次の方が市衛連会長表彰を受賞されました。 ◆髙橋壽基様 平成26年度から現在まで、桜木町二地区衛生組合長として貢献されており、その間、平成29年度は赤湯地区衛生組合副組合長、平成30年度から現在まで同副組合長(兼会計)を務められています。 ◆小関京子様 平成22年度から現在まで、妹背地区衛生組合地区協力員として、ごみ分別収集指導、環境衛生美化等に尽力されています。 ◆竹田喜代美様 平成24年度から令和元年度までの8年間、不法投棄監視委員として地区内の不法投棄巡回監視をはじめとした環境美化運動に尽力されました。 information 市衛生組合連合会からのお知らせ スプレー缶は資源ごみです スプレー缶は、「資源ごみ」として回収しています。ごみの減量化につながり、ごみ回収作業時の危険性も軽減できます。ごみ分別の徹底にご協力をお願いします。 スプレー缶は必ず穴を開けてガス抜きを! 中身を使い切ってから、風通しの良い火元の無い屋外で、必ず穴を開けてガス抜きをしてください。爆発の危険があります 中身が残ったスプレー缶をそのままごみとして出すと、ごみ回収作業中やごみ処理施設で爆発・炎上することがあり大変危険です。 「ガス抜き機能」があっても穴を開けて 外観からはきちんとガス抜きされているか判別できません。ガス抜き機能のある缶でも穴を開けてから出すようお願いします。 不法投棄はみんなで「NO!」 地区などから要望があった場所に看板やのぼりを設置しました。 大規模な不法投棄は減少していますが、生活系ごみの不法投棄いわゆる「ポイ捨て」は後を絶ちません。 不法投棄は犯罪です!撲滅にご協力をお願いします ごみを捨てている人を見かけたら情報提供をお願いします。警察と連携し不法投棄者を告発します。 ▲秋葉山の不法投棄現場 【通報先】◆南陽警察署(☎㊿-0110)◆市民課環境係(☎㊵-8256) エコキャップで世界の子どもたちが救えます 回収したエコキャップは、まずリサイクル業者に売却します。その売却益を認定NPO法人「JCV(世界の子供にワクチンを 日本委員会)」に寄付することで、開発途上国にポリオワクチンが届きます。エコキャップ回収は市内の小中学校や事業所等のご協力をいただいています。 今年度も継続して実施していきます。 市衛生組合連合会役員・不法投棄監視員 ひょうはじめ 役職 氏名 地区 会長 小関 憲正 赤湯 副会長 阿部 常雄 宮内 田嶋 吉光 沖郷 理事 髙橋 壽基 松尾 栄一 鈴木 信男 赤湯 土屋 義則 風間 利信 中川 高梨 昌一 髙橋 正明 板垣久太郎 宮内 落合 敏昭 佐藤 昌利 鈴木 正弘 漆山 加藤 守 加藤 康彦 吉野 佐藤 智雄 髙橋 正志 金山 小関 武智 小笠原義之 沖郷 寺島 善範 小関 則夫 梨郷 監事 三ケ山 進 赤湯 渡部 米男 宮内 不法投棄監視員 松田 二夫 色摩 伸一 赤湯 境  文夫 我妻 久勝 中川 遠藤 孝一 渡部 守 宮内 松田  孝 漆山 沖田 勝男 漆山 義彦 吉野 菊地 克美 金山 佐藤 良夫 沖郷 小関 和芳 梨郷 ひょうおわり P24 高校生、南陽を学んで 考えて 8/10㈪~17㈪ 高校生まちづくりワークショップ 高校生が地域を元気にする企画を立案 地域を元気にする企画を考えよう 市内在住・在学の高校生対象の「置賜地区高校生まちづくりワークショップ」が8月10日㈪、11日㈫、17日㈪の3日間、市内で行われました。市青年教育推進事業実行委員会が初めて開催。29人の生徒が、地域の課題解決に向けた企画作りを通して、地域への理解を深めました。 どれくらい知ってる? 地元のミリョク  生徒は「コロナ禍でなにができるか?」「おいしい南陽」「商店街活性化」等のテーマに分かれ、市内の公民館や飲食店、生産者などを訪問。地域の人の話に熱心に聞き入るとともに、「まちを元気にするために高校生にやってほしいことは?」など積極的に質問をして理解を深めました。 自分たちに何ができる? 休日返上で議論! 生徒たちはインタビュー等をもとに班で話し合い、「SNSで情報発信」「高校生で朝市に出店」等のまちづくり企画を作成しました。最終日17日㈪までの間にも、休みを返上して集まったりLINEで話し合う、追加でインタビューを申し込むなどして、自分たちの企画を練り上げました。 地域を知り、”つながり”を得た生徒たち 3日間を通し、生徒たちは学年や学校の枠を超えた仲間たち、3日間の活動をサポートした「青年リーダー」やインタビュー先の地域の方等、たくさんのつながりを得ていました。今回参加した皆さんの中から、これからの南陽市を引っ張るリーダーが現れることを期待しています! ▲若手農家、遠藤稔さん(沖郷)の園地を訪問 ▲市内飲食店や生産者、地域づくり活動の先輩たちにインタビュー▲ ▲常に真剣に、時に楽しく、企画づくりに取り組みました▲ ▲書き込まれて真っ赤になった企画書  ▲最後に記念撮影。皆さん充実した表情でした スマートフォン用アプリ「マチイロ」でいつでも どこでも市報なんようが読めます♪ ▶ダウンロードはこちらから ◆みらい戦略課広報広聴係(☎㊵-0249) ■市報なんよう №1279 令和2年9月1日号 ■発行 南陽市 ■編集 みらい戦略課広報広聴係 〒999-2292 山形県南陽市三間通436の1 ☎0238(40)3211(内線440) ■ホームページ http://www.city.nanyo.yamagata.jp/ ■フェイスブック https://www.facebook.com/city.nanyo/ ※市報なんようは市ホームページからもご覧いただけます。