P2-3 秋葉山林野火災 復興植樹 緑豊かな秋葉山を目指して1,000本の苗木を植えました。 令和6年5月の林野火災によって焼失した秋葉山の森林再生に向けた「復興植樹」が10月29日㈬に秋葉山で行われました。公益財団法人イオン環境財団の支援をいただいての開催となったもので、地元宮内地区の方をはじめ、市内外から約250 人が参加して、ヤマザクラやヤマモミジ、ツツジ、イチョウなど1,000 本の苗木が植樹されました。 植樹に先立ち、向山公園で開会式が行われ、白岩市長とイオン環境財団の岡田元也理事長、吉村知事がそれぞれ挨拶を述べて林野火災を振り返るとともに、復興植樹の意義について再確認をしました。また、復興植樹に際し、イオン環境財団から山形県へ太陽光バイオマストイレが寄贈され、席上、岡田理事長から吉村知事に目録が手渡されました。最後に宮内小学校の6年生が植樹宣言として「みんなで夢と希望を植えましょう。私たちもこの木と一緒に大きく成長していきます!」と力強く述べると、参加者から大きな拍手が送られました。 今回、植樹が行われた場所は、最も焼損被害が大きかった旧秋葉山荘周辺の約1ha。真っ黒に焼け焦げた焼損木はこの日までにきれいに伐採・撤去され、山荘跡は宮内地区から西側が広く見渡せる展望広場へと生まれ変わりました。 復興植樹では、白岩市長や吉村知事、岡田理事長らによる記念植樹(写真②)が行われ、市内が広く見渡せる場所に2本のヤマザクラが植樹されるとともに、秋葉山林野火災を後世に伝える誌文(写真①)も設置されました。 また、一般の参加者は、開会式が行われた向山公園から登山道を登って植樹場所へ。途中、色づき始めた木々や景色を眺めたり、写真を撮ったりしながら、登山を楽しむ姿も見られました。 到着したグループからさっそく植樹にとりかかり、米沢地方森林組合の皆さんの指導のもと、4種類の苗木を植樹。天候にも恵まれ、眼下に広がる展望を背に苗木と写真を撮るなど、それぞれの思い出に残る復興植樹となりました。苗木は時間をかけてゆっくりと生長し、火災の教訓を後世に伝えるシンボルとして、四季ごとに秋葉山を彩っていきます。