令和2年3月定例会

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午前11時10分  再  開
○議長  再開いたします。
  なお、17番殿岡和郎議員より早退の旨の通知がありましたので、御報告いたします。
  休憩前に引き続き一般質問を行います。
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白 鳥 雅 巳 議員 質 問
○議長  6番白鳥雅巳議員。
〔6番 白鳥雅巳議員 登壇〕
○白鳥雅巳議員  おはようございます。
  6番、保守公明クラブの白鳥雅巳です。
  新型コロナウイルスの問題もある中でありますが、質問をさせていただきます。
  今回の質問が議員最後、また偶然にも今定例会一般質問者の最後として質問をさせていただきますので、最後までよろしくお願いいたします。
  早速ですが、通告しております2項目について伺いたいと思います。
  初めに、温浴施設建設について伺いたいと思いますが、現在、赤湯財産区で管理運営されている公衆浴場のとわの湯、あずま湯といこいの家の浴場を統合し、新たに旧市民会館跡地に温浴施設の計画がされております。その背景には、各浴場の老朽化や利用者の減少、個人住宅のお風呂使用など、様々な理由もあり、公衆浴場離れに拍車がかかったことも一因かと。これまで浴場を管理、運営してこられた赤湯財産区の温泉への思いや苦労については、赤湯選出議員は現状を理解し、入浴料金の値上げもやむなしとの感もありましたが、議員の中に値上げ反対の意見も多数あり、料金の値上げ案は撤回され、今に至っております。その打開策として令和3年度に新たな温浴施設の建設計画があったものと理解、推測するものでありますが、何点か質問をいたします。
  1点目、施設建設計画に至った経緯について改めて伺います。
  2点目、施設建設計画は、今どのように進行しているのか伺います。
  3点目、施設の設計については、私は建築についてはあまり知識はございませんが、施設の形状、デザインがあってからの構造計算や建設費積算などが行われるものと思いますが、その施設のデザインや設計者はどこに依頼されたのか市長の説明をお願いいたします。
  4点目、施設計画に当たり、市長の思いや要望など入れているのか伺います。
  5点目、施設完成後について、赤湯財産区との関わりや財産区の立ち位置についてはどのようになるのか伺います。
  6点目、この施設が南陽市民にとって有益で、かつ将来的に負の財産となる危険性はないのか、施設の内容や利用者のニーズに合ったものになるのかも含め、市長の見解を伺います。
  次に、ハイジアパーク南陽の今後の運営についてであります。
  これまで議員から一般質問や予算特別委員会などで、幾度かハイジアパークの質問がされました。市民からも、いつまで、どれだけ税金を投入し維持する施設なのかなど厳しい声を聞くことも多いと思います。しかし、入浴はその日の疲れを癒やし、リラックス効果を得る場所でもあり、利用者にとってはいろいろ問題点はあるものの、この施設の大切さは十分理解しておりますが、施設の老朽化や給湯設備、機器など予期しない事態の発生など、いつ機能停止に陥るのか分からない状態です。この施設をどうするのか、継続か廃止か、それとも他の利用方法があるのかも含め、結論も出ないまま現在に至っております。
  以上のような点から次の質問をいたします。
  1点目、施設の存続か、また、このまま維持継続するのか、廃止するのか、いよいよ結論を出す時期に来ていると思いますが、市長の見解を伺います。
  2点目、ハイジアパーク南陽の今後のあり方に係る有識者会議メンバーとして参加をさせていただきました。令和元年5月から12月まで、計4回開催され、各委員から様々な貴重な意見が出されました。それをまとめた意見書が12月末に市長に提出され、意見書に対し市長より、施設の老朽化も顕著となり、一刻の猶予もない、十分に検討の上、早急に方向性を決定するとの御返答でありました。その決定はいつなのか伺います。
  3点目、旧市民会館跡地に建設予定の温浴施設とハイジアパーク南陽の対応。廃止となった場合、ハイジアの温泉を利用されている方の大半が宮内地区の方々が多いと思います。この先も含め、利用者には公平な検討をしていくべきと思いますが、市長の見解を伺います。
  以上の2項目について壇上からの質問といたしますので、前向きな答弁をよろしくお願いいたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  6番白鳥雅巳議員の御質問にお答え申し上げます。と申し上げるのも最後というお言葉がございました。大変厳粛な気持ちでお答えをさせていただきたいと思いますが、本当に最後かどうかは3月15日の告示にならないと分からないとは思うものの、心を込めて答弁をさせていただきます。
  初めに、温浴施設建設計画についての1点目、温浴施設整備の経緯についてでございますが、赤湯元湯を除く3つの公衆浴場につきましては、昭和35年から45年にかけて建設されたもので、耐震性に乏しく、設備の老朽化も顕著となってきております。
  また、利用者数につきましても、生活スタイルの変化などから減少傾向に歯止めがかからず、平成30年度は35万人で、10年前の平成21年度と比較して約10万人が減少し、浴場運営の収支は赤字の状況が続いています。その結果、施設の必要な修繕、改修も十分にできなくなっております。
  また、市有施設である老人いこいの家につきましても、築38年を経過し、温泉設備の老朽化とともに、施設のバリアフリー化が課題となってきております。
  そういったことから、利用者の安全性の確保と利便性を向上させるとともに、浴場機能の共有化による整備費、維持管理経費の縮減を図るため、公衆浴場と老人いこいの家の統合整備を赤湯財産区管理会とともに検討してきたところでございます。
  次に、2点目の計画の進捗についてでございますが、現在、施設の概要、コンセプトを策定する基本構想と浴室設備を始め施設の整備概略、費用の参考とするための基本計画の策定に取り組んでおります。
  次に、3点目の設計等の委託先についてでございますが、基本構想については、合同会社根を這う代表で、本市出身のデザイナーである須藤 修氏に委託し、基本計画については、山形市の株式会社羽田設計事務所に委託しております。
  なお、両業務間の調整が相当の部分で必要なことから、密に連携を図るよう要請しております。
  次に、4点目の設計への要望についてでございますが、基本構想の策定については、赤湯財産区管理委員とともに、須藤氏と2回意見交換会を実施しております。
  私からは、これまでの利用者の方に引き続き利用いただけるものを基本に、新たな利用者も呼び込む取り組みができないかと概念的な要望ではありますが、申し上げております。
  なお、基本計画については、先ほど申し上げましたとおり、須藤氏と協調して業務を進めておりますので、私を始め管理委員からの意見が反映されるものと考えております。
  次に、5点目の赤湯財産区との関わりについてでございますが、基本構想、基本計画を策定中であり、また、整備費や温泉使用料などの費用負担のあり方など、検討すべき事項が様々ございますので、具体的な関わりや立ち位置などについては、引き続き赤湯財産区管理会と協議が必要であると考えております。
  なお、施設の管理については、公衆浴場経営のノウハウがあり、温泉供給の技術にも精通している赤湯財産区が主体となることが望ましいと考えているところでございます。
  次に、6点目の将来の負担、リスクについてでございますが、さきに申し上げましたとおり公衆浴場、老人いこいの家ともに、施設の老朽化や運営状況の悪化が進んでおり、それを早急に解決しなければならないと考えております。
  したがいまして、今回の統合整備については、市民の方に広くご利用いただく公衆浴場、高齢者の方が健康的に余暇を過ごすいこいの場の整備が基本となるものと考えております。
  また、整備予定地が限られた敷地面積であることから、その他様々な機能を付加することで浴場などの基幹機能が制限され、本来期待していた成果にも支障を来すことが懸念されますので、必要以上の機能の整備は考えておりません。
  なお、先ほども申し上げましたが、新たな利用者を呼び込むための取り組みにつきましては、最小限の投資で効果が得られるものを検討したいと考えております。
  次に、ハイジアパーク南陽の今後の運営についての1点目、今後の存廃に対する見解についてでございますが、平成4年の開業以来28年を経過し、温泉設備を始め空調、電気設備が耐用年数を超え、更新が必要な時期を迎えております。また、経営状況につきましても、社長を中心に改善、改革に取り組んではおりますが、依然厳しい状況にあります。
  そういった現在置かれている状況を十分に認識しつつ、有識者会議からいただきました御意見を参考に結論を出してまいりたいと考えております。
  次に、2点目の方向性の決定時期についてでございますが、現在、存続した場合、また廃止した場合の両面から庁内横断的に課題を洗い出し、そしてその対応方法を検討しているところでございます。
  市としての方針につきましては、これまで申し上げてまいりましたとおり、今年度中にお示ししたいと考えておりますので、もうしばらくお時間をいただきたいと存じます。
  次に、3点目の廃止となった場合の検討についてでございますが、有識者会議からも赤湯地区以外の方への配慮も必要との御意見をいただいております。
  しかしながら、過去に行った上野地区周辺を始めとした調査では、地形構造上、赤湯地区以外では良質な温泉開発の可能性は低いとされており、仮にハイジアパーク南陽で使用している二色根源泉を他の地区へ送るという方法につきましても、送湯管の延長距離や河川の横断ということを考えると、整備費はもちろん、維持管理経費も莫大なものとなるため、宮内地区を始め他地区へ温泉を供給することは現実的に困難と考えております。
  なお、現在利用されている方々の利便性の確保などの様々な課題につきましては、対応策等を今後とも検討してまいります。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ありがとうございます。
  まず、順序がばらばらになるかもしれませんけれども、質問をさせていただきます。
  1点目の経緯については、私たち赤湯選出議員としては十分理解をしております。老朽化も進み、若い人の利用がまずないと。あと、持ち家を持っている方はほとんど、若い人にとっては公衆浴場よりも自宅の温泉に入る。利用者は減っているというのはもう十分分かっておりました。
  そういった中で、こういった温浴施設を造り、また広く、いろんな方から利用してもらう施設という計画が出たんだろうと思います。それがどういう方向に向いていくのか分かりませんが、そういった中でやっているという経緯は確認をさせていただきました。
  進行についても、基本計画をやって、その中でいろいろな機能を入れながら検討していくということも分かりました。
  箇条書きで質問をしたので、それに沿って質問をしていきますが、分かる点は飛ばしていきます。
  そんな中で、デザインの問題を質問させていただきました。このデザインについては、私、予算委員会で一度、温浴施設を建てる場合、一般的なコンクリート建築物、中身がどうか分かりませんけれども、やはりほかから来て目を引くような建物にしたらいいんじゃないかと。例えば、あのとき言ったのは、道後温泉みたいなちょっと奇抜な格好で、そんなに大きくもない、そういったものを造ったらいいんじゃないかという質問をさせてもらったときに、予算もある、財政的なこともあるということで、それはちょっと無理かなという御返答でありました。
  しかしながら、先ほども市長がおっしゃいましたが、旧市民会館の決められた範囲の中での施設を考えたときに、どのようなデザインになるのかということは楽しみというよりも、ちょっと不安があるんですね。それはなぜかというと、どういう建物であっても、場所が、例えば国道の前に大きな旅館さんがある。まして赤湯停車場線のところからどういうふうな形で見えるのか。いろいろな角度から考えたときに、どうやって目立つのかなと。そういったことも考えたデザインになるのか、そこら辺は分かりませんが、そういった部分も含めて基本設計の中にそういった意見をされているのか。また、デザインするなり、設計の方がそういったことを考慮に入れて設計をしているのか、そこら辺ちょっとお聞きをいたします。
○議長  答弁を求めます。
  西牧財政課長。
○財政課長  お答えいたします。
  現在、委託している業務については、先ほど市長答弁であったとおりですけれども、1つは基本構想ということ、あと基本計画ということで、具体的な形状、構造等については今後、基本設計なり実施設計の段階で出てくるわけですけれども、これまで何回か意見交換した中では、基本的にはシンプルで南陽市のイメージが感じられる外観ということで、特に基本構想をお願いしているデザイナーの方も、周りのやっぱり周辺の景観がその公衆浴場とどうマッチしていくかということに苦慮しているようでございます。その辺については、具体的にはこれから計画が進んでいく中で議員の皆様にもお示しできると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  一応は分かりますが、ちょっと戻りますが、そのデザインをされる須藤さん、これはどういった経緯で須藤さんということになったのか、お聞きをします。
○議長  答弁を求めます。
  西牧財政課長。
○財政課長  お答えいたします。
  デザイナーの須藤さんにつきましては、これまで各商業施設であったり、空港であったり、あと地域開発の拠点となるような施設の、設計家ではないんですけれども、空間デザインであったり、あるいは事業を進めていく上でのコンセプトに携わっている方ということが一つあります。また、地元出身でありますので、特に公衆浴場の利用もされておりますので、そういった地域の実情にも詳しい方ということで選定させていただいた経過がございます。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  色眼鏡で見れば、向かいが旅館さんですね。そこの関係者ということもあって、そこを色眼鏡で見れば、うんという感じを持つ人もいるのではないかなと。デザインに関しては、いろんなデザイナーさん、大学とか、そういったこともある中で、そのような方をこうだからということで選んだという経緯については、ちょっと疑問を持っている方もいらっしゃるのではないかなと思いますが、そのほかに当たった経緯というのはあるんですか。
○議長  答弁を求めます。
  西牧財政課長。
○財政課長  お答えいたします。
  具体的に誰かにお願いしたという経過はございません。ただ、先ほど申し上げましたとおり、この基本構想を進める上で適任の方が誰だろうという形で選定する中で、先ほど言いました実績のある方、地元にも精通している方、公衆浴場にも理解のある方ということで選定させていただきました。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  分かりました。
  あと、設計に携わる羽田設計さんについては、私、広域の行政事務組合の委員でもありまして、今回の高畠の千代田清掃に付随するユルットの設計業務が、梅川議員が第二委員会の委員長でありますが、そのところで第二委員会でかなりもめた経緯がこの前ありまして、設計上の問題でどうなんだと各委員さんのほうから出ました。温泉施設はあれですけれども、形状的なもので、円形のものができて、これはどういうふうに利用するんだということで、各委員会の方のほうからいろんな苦情が出たようであります。
  その中で、市長も理事という中でいろいろ戸惑った経緯もあるかと思いますが、そういったことが、今回の場合、後出しじゃんけんみたいな形で出てきて、これを了承してくださいみたいな形で多分出てきたものだと思うんですね。これが例えば今回の温浴施設で、これこれこういったもので、こういうような形で出しましたのでぜひ承認してくださいとか、そういったことになると、また議員さんのほうでもめてくると。そういった手順をちゃんと踏まえた上で出していただくのが筋かと思うんですが、そういったことについてはいかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  置賜広域行政事務組合のユルットにつきまして、設計上、置広議会の議員の皆様に大変御心配をおかけしましたことは、私も理事の一人として大変申し訳なく思っております。
  先日の全員協議会、そして議会定例会の中でも、設計については改めて議会の意見をしっかりと賜りながら考え直すということが表明されましたけれども、そのとおりしてまいりたいというふうに思っております。
  また、この南陽市の、そして赤湯財産区の新しい温浴施設につきましても同様に、今後基本設計、そして実施設計があるわけでありますけれども、公平にその入札参加業者については対応することは当然でございますので、そこに心配をおかけすることのないように対応してまいりたいというふうに思っております。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ぜひそのように対応していただきたいなと思います。やはり新しく、今までの公衆浴場を廃止して、新しく造るわけでありますから、市民の方に喜んでいただけるような施設であってほしいなと思います。
  ただ、ハイジアのほうで話しますが、それは置いておいて、財産区の立ち位置については、温泉を供給していただくということと、以前、財産区の方にちょっと話を聞いたときに、温泉を提供するだけなんだべという話をちょっと聞いたんですね。そんな中で管理も含めてというようなお話があったので、それは全部その財産区との話の中で、そういった方向性で進んでいるのか、再度確認をしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  西牧財政課長。
○財政課長  お答えいたします。
  先ほどの答弁でもありますけれども、立ち位置については、基本的には温泉供給の技術にも精通している赤湯財産区が主体となることが望ましいということがありますけれども、御存じのように財産区の制度、財産の処分、管理の機能を持つ特別地方公共団体ということで、法的な制約もありますので、その辺についても含めて、今後、赤湯財産区のほうと施設の建物の財産をどのようにするか、あと建設費用、運営費用の負担割合をどうするかとか、その辺をまだ詰め切っていないところがありますので、早急にその辺についても今後検討していきたいと思います。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  分かりました。
  ちょっと戻りますが、建物のデザインの中で、まだ図面はできていないですよね。その中に例えばお風呂は、シャワーとか当然あると思うんですが、休憩室も含めて、そのほかに何か特別なものを入れるとか、食堂施設があるとか、例えば、何かそういったところで、赤湯の、先ほど板垣議員が言われたようなちょっとしたものを置くのか、温浴施設ならそんなことはないかなと思いますけれども、構想自体はバリアフリーというようなことで考えていると思うんですが、そういったことについてはいかがですか。中身の点。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  南陽市におきましては、心のバリアフリーのまちづくりということも推進しているところでございますので、そういった機能についてはしっかりと必要な整備をしていかなければいけないというふうに思っております。
  一方で、先ほど壇上でも申し上げましたけれども、財政的な将来の負担について、不安に思っておられる市民の皆様もいらっしゃるとお聞きしております。そういった不安を払拭できるようにするためにも、できるだけ早くこの事業の規模感をお示ししたいと思っておりますし、また必要以上の機能の整備は考えていないところです。
  しかしながら、新たな利用者を呼び込むための仕掛けについては、最小限の経費でできるようにデザイナーの方とも今話をしているところでございます。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  ぜひそういった方向でやっていただきたいなと思います。
  6番目の質問、市長もおっしゃいましたけれども、将来的に負の財産とならないようにと質問をさせていただきました。市長の答弁も、なるべく経費をということがありましたが、この前の新聞記事、かみのやまの温泉のことがありまして、市議会のほうで債務負担行為、一般会計補正予算を否決したというようなことがありました。基本は財政を圧迫するのではないかということと、やはり説明が足りないのではないかと。そういったこと、ユルットについても説明が不十分だと、中身も分からないといったことがありましたので、ぜひそういったことのないように、またこういったことが出ないように対応していただければと思います。
  せっかく造る施設でありますので、本当に市民、また市に来られた方に喜んでもらえるような施設であってほしい。ただ、一つの問題は、先ほどもあったように温泉が赤湯にしかないから、今、ハイジアを利用している方の分についてはどうするのかなということは残っておりますが、今、ハイジアパークを存続させようといったような署名運動がされているようでありますが、そういった運動について情報とかあったら、聞いてはいないですか。そういった運動が起きているということであります。
○議長  答弁を求めます。
  大沼副市長。
○副市長  署名運動というよりは、利用者の方から御意見はいただいています。要するに、ハイジアパークを常に利用している方を代表してというふうなことで要望書はいただいております。ただ、やっぱり先ほどの市長の答弁のとおり、3月いっぱいで、一応あり方についての方向性を示すというふうなことになりますので、その方向性を出した後にきちんとその利用者の方との意見交換するような場をちょっと考えてはいます。
  以上です。
○議長  6番白鳥雅巳議員。
○白鳥雅巳議員  分かりました。実際、3月に結論を出すといったことで、ちゃんとした説明をしていただきたいなと。ただ、やっぱり赤湯から宮内のほうに温泉を引いていくというのはかなり不可能かなと私も思います。
  そういった中で、今まで利用されている方の愛着といいますか、あの温泉も結構いい温泉なので、もったいないという気もありますが、やはり有識者会議でもいろんな意見がありました。そういったことはここでは申し上げませんけれども、極端な話も結構出たりして、これからのあの施設をどうするかということで皆さんが真剣になって考えながら御発言をなされました。
  こういう案もあるよね、そういう案もあるよねと思いながらも、結局は、やはり施設の老朽化と、そういった設備が停止したときの状況だとか考えると、本当にあと何年もつのかというのが分からない。
  そういった中での今の現状でありますので、ただ単に施設を廃止しろというのではなく、やはりそこでやっぱり仕事をなされている方のことも考えていかなければならないので、難しいかじ取りかと思いますので、お察しをするというか、そういったことでひとつよろしくお願いしたいなと思います。
  ハイジアパークについては、結構今まで様々なことがありまして、私も南陽市に移ってもう40年近くなるんですが、来たときにはまだできていない、できていましたか、そのときは入浴料金が千幾らとか、何かちょっと考えただけでも行きたくないなというような状況でありました。やはり銭湯のほうが安いというようなことで、ほとんどそのときはバブルの時代と、そういったことに関わった方もいらっしゃるかと思いますけれども、そういった時代の中での建物だったのではないかなと。いろんな妄想も、希望も含めながら建てた施設なんだろうと思いますが、やはりここに来て年数とともに老朽化が進んできますと、本当にお荷物になってくるような、財政に負担がかかるような施設になってくる。
  今回の温浴施設についても、やはりそういったことも、将来を見据えて考えていかないと、そういうふうなことになるやも、建物は当然何十年かたてばそういうふうになっていくわけですが、そこに対するいろいろな方々の協力をいただきながらもっていっていただけるような施設であってほしいなと思います。
  結局、やはり赤湯中心になってくるような部分、また宮内とか、そういったほかの赤湯地区以外の方々の希望、そういったことについて、温泉はあそこにしかないのでどうしようもないんですが、協力をいただければと思います。
  箇条書きでぽっぽと書いていろんな質問があったわけでありますけれども、難しいことを今さら言ってもあれかなと思うのでやめたいと思いますが、15分残っているという中で、一つ思いを話させていただきますと、私も議員になって12年、3期になりますが、こういった問題については引き継いで当局と議会と、いろんな方向でやっぱり精査をしながら、議論しながらやっていっていただきたいなと。
  やはり南陽市というすばらしいまちでありますので、名前そのものが南陽、南の陽ということで明るいまちだというイメージがございます。そういった中で住んでいる方々の、やはり小学生、中学生、高校生、また多くの皆さんの、そういった明るい市政になるように市政をもっていっていただければと。3月に選挙がございます。どなたが出てくるか分かりませんけれども、そういった中で皆さんと協力して、やはり赤湯、南陽という場所を住みやすいまちにしていただければなと。お年寄りも含めて、そういった難しいこともいろいろありますけれども、それをお願いをいたしまして、時間を残しますが、終わらせていただきます。
  最後の質問となりますが、今後とも、どこかで会ったらまたひとつよろしくお願いします。
  以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長  以上で6番白鳥雅巳議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでした。
  以上をもちまして、通告されました6名の一般質問は全て終了いたしました。長時間御苦労さまでございました。
  質問された議員、答弁なされた執行部各位の労をねぎらい、今後の市政運営に生かされることを期待しております。

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散      会
○議長  本日はこれにて散会といたします。
  御一同様、御起立願います。
  傍聴席の方もお願いします。
  どうも御苦労さまでした。

午前11時46分  散  会