令和2年3月6日(金)午前10時38分開議

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殿岡 和郎  委員長      板垣 致江子  副委員長

出 欠 席 委 員 氏 名

◎出席委員(15名)
 1番 山口 裕昭  委員      2番 島津 善衞門 委員
 4番 舩山 利美  委員      5番 山口 正雄  委員
 6番 白鳥 雅巳  委員      7番 片平 志朗  委員
 8番 梅川 信治  委員      9番 川合  猛   委員
11番 板垣 致江子 委員     12番 髙橋  篤   委員
13番 田中 貞一  委員     14番 遠藤 榮吉  委員
15番 佐藤  明   委員     16番 伊藤 俊美  委員
17番 殿岡 和郎  委員
◎欠席委員(0名)


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説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫  市長                 大沼 豊広  副市長
嵐田 淳一  総務課長              吉田 弘太郎  技術調整主幹
山口 広昭  みらい戦略課長          西牧 修二  財政課長
尾形 真人  税務課長              髙野 祐次  総合防災課長
安部 浩二  市民課長              佐藤 賢一  福祉課長
大沼 清隆  すこやか子育て課長        土屋 雄治  農林課長
寒河江 英明  農村森林整備主幹       長沢 俊博  商工観光課長
穀野 純子  観光振興主幹            粟野  清  建設課長
渡部 時裕  上下水道課長            尾形 久代  会計管理者
長濱 洋美  教育長                穀野 敏彦  管理課長
佐藤 政彦  学校教育課長            板垣 幸広  社会教育課長
江口 和浩  選挙管理委員会事務局長    安部 真由美  監査委員事務局長
大室  拓   農業委員会事務局長
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事務局職員出席者
髙梨 敏彦 事務局長      太田  徹 局長補佐
江口 美和 庶務係長      小野 勝司 書記


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本日の会議に付した事件
 議第28号 令和元年度南陽市一般会計補正予算(第8号)
 議第29号 令和2年度南陽市一般会計補正予算(第1号)

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開      議
○委員長(殿岡和郎委員)  これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は15名全員であります。
  これより予算の審査に入ります。

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議第28号 令和元年度南陽市一般会計補正予算(第8号)
議第29号 令和2年度南陽市一般会計補正予算(第1号)
○委員長  本委員会に付託されました案件は、議第28号 令和元年度南陽市一般会計補正予算(第8号)及び議第29号 令和2年度南陽市一般会計補正予算(第1号)の計2件であります。
  それでは、一括して当局の説明を求めます。西牧修二財政課長。
〔財政課長 西牧修二 登壇〕
○財政課長  〔令和2年3月定例会 予算に関する説明書により 議第28号及び議第29号について説明〕省略別冊参照。

○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁はページ数、款、項、目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。
  初めに、議第28号 令和元年度南陽市一般会計補正予算(第8号)の審査を行います。
  これより質疑に入ります。
  補正予算書の予算に関する説明書により行います。
  歳入歳出全般、7ページから8ページまでについて質疑ございませんか。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  7ページの6目、新温浴施設の整備事業について何点かお尋ねいたします。
  この温浴施設について、赤湯地区の市民の皆さんから、何人かから、一体どうなっているんだと、こういう方から何人か私のところに連絡ありまして、ぜひ聞いてくださいと、こういうことでありました。
  そこで何点かお尋ねしたいんですが、まず第1点目は、地域の関係者、あるいは地域の方々に説明をしたのかどうか、まず第1点。
  そして2点目ですが、これは料金の設定の問題で、高くなるのではないのかと、こういう心配の声もあるわけであります。今、赤湯の場合ですと100円と、それから、からころ館は、こちらは高いわけですけれども、一体どういう料金で入れるんだと。これ2倍、3倍になったら、3人だったら、毎日行くわけですから、相当高くなるんではないかと、年間で数万も高くなると、こういうふうなお話がありました。
  さらにもう一点は、先立っての一般質問で白鳥議員が質問されたわけですが、当局の答弁では、公衆的な浴場だと、いわゆる今ある公衆浴場と似たような形で気軽に入れるような、そういう施設なんだと、こういう御説明あったわけでありますが、まずその3点についてお尋ねをしたいと思います。
○委員長  西牧財政課長。
○財政課長  佐藤 明委員の御質問にお答えいたします。
  1点目の地域の関係者への説明でございますが、これまで旧市民会館の跡地の活用という議論の中で、基本的に公衆浴場、あずま湯ととわの湯の統合、あと、市の長寿命化計画に基づくいこいの家の統合、あと地域の皆さんから御要望の強い駐車場の確保ということで、その3点を中心に進めていくということにつきましては、議会の場でも、市長とみらいトーク、または地域の中でも御説明しているところです。
  その基本線に沿って、9月定例会で基本構想と基本計画の業務委託料を御可決いただきまして、基本的に発注者側、関係する機関が市だけでなくて、赤湯財産区であったり、いろいろな関係するところありますので、そういった発注者側の仕様を固めるための基本計画、基本構想の策定をお願いしたところでございます。
  今後、本日予算提案させていただきましたけれども、基本設計ができ上がれば、目に見える形で御説明詳しくできていくと思いますので、今後様々な、事務局としては地区説明会のようなものを考えておりますけれども、そのような形で周知していきたいと思っているところでございます。
  あと、料金の設定問題でございますけれども、これまで議会の皆さんからもいろいろ御指摘、御要望いただいておりますので、まだ具体的に金額設定はしていませんけれども、現在の公衆浴場も含めまして、余り負担にならないように、詰めるような形での今検討を進めているところでございます。
  ただ、新しい設備、公衆浴場につきましては、それなりの負担もかかりますので、それについては現在の料金よりは高くなるのかなという想定はしております。
  あと、もう一つの公衆的な浴場、今現在の考え方ですけれども、今回基本構想をお願いしている方につきましても、アンケート調査をしていただきまして、実際入っている方の希望もお聞きしながら基本構想をまとめていただきましたので、地元の今入っている方からも満足いただけるような形で進めていくという基本構想についてはまとまっておりますので、そのような形で進めていきたいと思っているところです。
  以上でございます。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  簡単にいうと、1点目は、基本構想が出た後に地域説明会を行うと、こういうことですね。
  それから、2点目は、財産区やいろいろな方々と御相談をして、なるべく高くない料金で設定して、気持ちよく入れるような公衆浴場にすると、こういうことですね。若干は今よりも高くなると、こういうことですね。
  それから、私思うんですけれども、3つ、あずま湯、それから、とわの湯、それから、いこいの家ですね、この3つを統合して造るわけですから、お年寄りの皆さんも大分来ると思うんですね。畳敷きなどもするわけですけれども、バリアの問題も含めて、これから検討するということでしょうけれども。
  ある新聞によりますと、これ課長も知っていると思うんですけれども、2020年度の開業を目指して、総事業費は5億円だと、こういうふうな報道もあるわけですけれども、これ財産区で言ったのか、当局が言ったのか、分かりませんが、一部の報道ではそういう書き方しているんですね。
  これ誰が言ったんですか、それとも、勝手に新聞記者が書いたのかどうか分かりませんが、その辺どうでしょうか。
○委員長  西牧財政課長。
○財政課長  お答えいたします。
  大変申し訳ございません。報道の詳細、ちょっと把握していないんですけれども、今現在の考え方については、昨日、赤湯財産区の方と市長のほうにも計画の概要を御説明させていただきましたけれども、基本計画の中では概算費用、建物については約4億円、それ設計関係入っていないんですけれども、そういった形でしています。
  あと、今までは令和3年度のできるだけ早い時期にという表現での御説明はしているところでございます。
  以上でございます。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  今、課長は4億円とおっしゃったんですけれども、これ河北新報なんですね。これ見ましたか。河北新報なんですよ。後で見せますけれども。
  それで、ここにはさっき言ったように総事業費5億円程度になる見込みと、21年度に開業を目指すと、こういうふうに報道されているんですね。
  この下には、市民会館は1億3,480万円で解体したと。それで土地の広さも書いてあるんですけれども、これ誰が言わなければ書かないわけだね。これがでたらめということなのか、それともどういうことなのか、ちょっと私も分かりませんが、どうですか、その辺。
○委員長  西牧財政課長。
○財政課長  大変申し訳ございません。報道の詳細知らないということもございまして、ただ、これまでの発言の中で、昨日の4億円というのは、昨日財産区の方に示させていただきましたけれども、あと、内部の中で5億円程度ということについては公表したということはありませんので、その辺についてはちょっと詳細、その経過については存じ上げていませんので、よろしくお願いいたします。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  だから、こういう勝手に報道するなんていうのはいかがなものかと私は思うんですよ。まあ勝手に書いたんでしょうけれども。
  それで、いずれにしても、地域住民にしっかり説明をして、そして今までどおり大衆的な料金で、そして気持ちよく入っていただくと、これが私、一番大事だと思うんです。
  そういう点で、ぜひその辺いろいろ議論されて、そういうふうな形でしていただきたいと、このことを申し上げたいと思います。
  以上です。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  6番白鳥雅巳委員。
○白鳥雅巳委員  何点かお伺いをいたします。
  先般、一般質問で温浴施設の問題で質問させていただきました。ちょっと詳しくお聞きをしたいなと思っています。何点かお聞きをいたしますが。
  基本計画と基本設計とあるわけでありますけれども、基本計画につきましては、ゆるっとの問題があって、その設計屋さんと同じ方が基本計画を策定をしていると。
  私の素人的な考えでいきますと、基本構想といいますか、計画から基本設計、そちらのほうに移行するには、同じ設計屋さんがいくものと私は思っておりますが、その点について、今回どのような形になっていくのか、まずお聞きをいたします。
○委員長  西牧財政課長。
○財政課長  お答えいたします。
  基本計画を、基本構想も含めてですけれども、つくる9月定例会で予算御可決いただいて、その予算委員会の中でも各委員の皆さんから御質問あったわけですけれども、考え方としては、当時、設計施工一体型のプロポーザルでの発注ということも検討させていただいて、そこを発注する上で、発注者側の基本的な考え方、あと施設概要、設備概要、そういったことを示さないと、そのプロポーザルの実施要領、公告ができないということで、それを固めるために計画をしてきたという経過がございます。
  ただ、その後庁内での検討の結果、いろいろそれぞれ利点、メリット、デメリットありますけれども、今後の進め方については、基本設計をまず進めて、それを皆様に御説明して、実施設計、施工という流れになっていきますので、プロポーザルをする中でも、実施計画をした業者がそのまま設計施工に入るということではないということで御説明してきたわけですけれども、新たにプロポーザルで新たな業者、組んでいただいて、応募いただくという形になりますので、そことの連動はございません。
  ただ、今後につきましては、基本設計、実施設計、施工という流れで進んでいきますので、当然、基本設計の中では、業者を選定していただいて、指名競争入札という形で進めていきますので、基本計画と実施設計がそのまま業者がつながるという形ではございませんので、御理解いただきたいと思います。
○委員長  6番白鳥雅巳委員。
○白鳥雅巳委員  今の説明でありますと、基本計画を策定した業者は、その構想として案を出して、そして実際設計を、実施設計も含めて、それはまた別の業者にどういう形でやるか分かりませんけれども、そういうふうにやると。
  そうすると、その最初の業者については、何かはしごを外されたような感じが、個人ですよ、そんなようなイメージを受けるんですね。その後の、例えば実施設計の方の選定というのは、何社入れて、どういった形でするのか、もう一度ちょっとお聞きをしたいと思います。
○委員長  西牧財政課長。
○財政課長  今後の基本設計の進め方ですけれども、契約担当者、財政課になるわけですけれども、財政課のほうで、登録業者の中から過去の実績であったり、これまでの業務の評価であったり、そこを勘案して登録業者、今はっきりとした業者数ちょっとお示しできないわけですけれども、そういったことから選定させていただいて、指名審査会のほうに意見書という形で出させていただきます。指名審査会の中でその内容を御審査いただいて業者を決定していく、指名業者を決定していくという流れになっています。
○委員長  ただいま審査中でありますけれども、ここで暫時休憩といたします。
  再開は11時15分といたします。

午前10時59分  休  憩
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午前11時15分  再  開

○委員長  再開いたします。
  6番白鳥雅巳委員。
○白鳥雅巳委員  るる御説明をいただきました。
  基本設計、実施設計、また、建物に関しては指名審査を行って、何社かの指名した中での業者選定というようなことかと思いますが、ちょっと変な見方をしますと、そのゆるっとの関係の設計業者について、そういった問題があったといったことで、その業者を外したというような意味にもとられかねないと私は思いました。
  そういったことはないと言って、そういったことはあったのではないかというふうな疑問はちょっと残るので、そこでちょっともう一度はっきり説明をいただきたいなと思います。
○委員長  西牧財政課長。
○財政課長  お答えいたします。
  9月の定例会のときにもお話しさせていただいたんですけれども、今回、9月に発注しました基本計画につきましては、あくまでも発注者側の仕様書、基本的な考え方をまとめるための計画であって、初めから設計業者等に頼みますと、やっぱり設計中心になったり、市の意向とか赤湯財産区の意見が反映できなかったりするということがありまして、まず基本的な市の発注側の考え方、設備概要であったり、そういったことをお願いするということでの頼み方でしたので、それがそのまま基本設計、実施設計に移るという内容ではございませんので、それについては御理解いただきたいと思います。
○委員長  6番白鳥雅巳委員。
○白鳥雅巳委員  分かりました。
  そういった意味で、ではないと、そういったことで外したわけではないということでいいですね。分かりました。
  設計について、基本設計については、先ほどどの段階で出て、先ほど4億円ぐらいだという話がありました。そういった中で、私も将来的な負担を残さないようにと、負の負担をということでちょっとお話をしました。中身についてはいろいろこれからでしょうけれども、そういった中で、はっきりとした、市民の皆様方また使っていただけるような施設になればいいなと思っております。
  そこで、デザインについてですけれども、私、デザインといいますと、形そのものをデザインをされるのかなと、須藤氏に頼んだと、また須藤氏に頼む以前にまた別な方にアタックしたというか、お聞きをしたといったことはまずないと。市長の答弁では、須藤氏が適任であるといったことで頼んだと、依頼したといった話はありますけれども、ほかにそういった適した方とか、南陽市在住の方でそういった方がいなかったのか、そこら辺ちょっとお伺いいたします。
○委員長  西牧財政課長。
○財政課長  お答えいたします。
  一般質問の中でもお答えしましたけれども、今回の基本構想の策定に当たりましては、事業の進め方としてはいろいろあると思うんですけれども、初めから設計業者にお願いしたり、あとは建設コンサルタントの方にその事業の基本構想をお願いしたりというやり方あると思うんですが、このたびの進め方につきましては、現在の公衆浴場を基本にして、その上でいろんな利用者を増やす要素も取り入れたいということで、そういったトータル的なコーディネーター、プロデュースの面も含めてお願いしたいということもありましたので、コンサルとか設計業者の方にお願いしなくて基本構想をまとめていただくという発注者側の仕様書になっています。
  その中で、登録業者、そういったことのできる登録業者を勘案して、1社しかございませんでしたので、そういった、こちらの意図に沿った形でお願いできる方については、当然、一般質問でもお答えしましたけれども、これまで山形市の地域振興室であったり、庄内空港のそういった構想のほうに携わっておられますので、実績もありますし、地域の実情にも詳しいという、そういった、こちらの意図に合致した方でありましたので、お願いしたという経過がございます。
○委員長  6番白鳥雅巳委員。
○白鳥雅巳委員  今のお話ですと、その須藤氏がそういったことで非常に適任だということでお願いをしたということで理解してよろしいですね。
  その須藤氏については、私、先ほどデザインとか、建物の形とか、そういったことをちょっとお話ししましたけれども、その須藤氏に依頼した内容といいますか、そういったことの詳しくちょっと、どういったことをアドバイスしていただいて、どういうふうになるのかということをちょっと教えていただければと思います。
○委員長  西牧財政課長。
○財政課長  お答えいたします。
  基本的な仕様書の中身については、基本構想をまず作成していただくことですけれども、その中身については、利用者の、現在利用している人の声を聞いていただきたいということで、利用者のアンケートをしていただきました。
  あと、現在の各地域でいろいろな成果を生んでいる公衆浴場等の調査をしていただくということで、視察等もしていただきました。
  成果品につきましては、そういった調査の結果を基にこういった取組、あと、デザインというか、目で見る形ではないんですが、文章表現になるわけですけれども、浴槽は広めにとっていいとか、明かりはどのような形にするとかという、言葉でのそういった基本的な構想をまとめていただいたという形になります。
○委員長  6番白鳥雅巳委員。
○白鳥雅巳委員  分かりました。
  そういった提案をしていただいて、実際の実施設計を、その段階でそういった意見を参考にして盛り込むといった方向でよろしいですね。分かりました。
  そういった形で、これから私も図面等はこれからでしょうから、見る機会は多分ないか、分かりませんけれども、そういった出てきた段階で、一級建築士もいらっしゃいますので、そういうのを見ていただきながら、各議員間で議員と当局とやりとりをして、いいものを造っていただきたいなと思います。
  以上です。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  2番島津善衞門委員。
○島津善衞門委員  関連して、私のほうから1点だけお尋ねします。
  料金設定については今後煮詰めるというふうなことのようですが、今後この新温浴施設の経営計画とかそういうものは、運用計画とかそういうものは、誰がつくることになるんでしょうか。お尋ねしたいと思います。
○委員長  西牧財政課長。
○財政課長  お答えいたします。
  昨日予算委員会の中でも委員から御指摘ありまして、市の部分と赤湯財産区の区分、施設管理の区分であったり、料金というか、使用料の関係であったりということで、公衆浴場部分とバリアフリーの部分、いこいの家の部分ということで、機能も分かれますので、その辺については原案を市のほうでつくらせていただいて、今、担当しているのが、財産区の事務局も財政課ですし、今、公衆浴場の旧市民会館の跡地活用についても財政課のほうで担当していますので、まず原案をつくって、財産区の方にお示ししながら御相談していきたいと思っているところでございます。
○委員長  2番島津善衞門委員。
○島津善衞門委員  要望になりますが、元湯とからころ館、やっぱり管理者が違うというふうなことで、利便性、それから利用率、そういうものが私は低下していると思います。ぜひそのようなことにならないように、当局には十二分な注意を払っていただきたいということをお願い申し上げます。
  以上です。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望ありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第28号 令和元年度南陽市一般会計補正予算(第8号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。
  よって、議第28号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第29号 令和2年度南陽市一般会計補正予算(第1号)の審査を行います。
  16ページから17ページまでの歳入歳出全般について質疑ございませんか。
  5番山口正雄委員。
○山口正雄委員  17ページの利子補給補助金についてお尋ねいたします。
  この市単独の融資関連ですが、融資期間が7年から10年というふうに定められておりますが、利子補給期間が5年ということになっております。なぜ完済まで利子補給をされないのか、その辺の考え方をお聞きしたいと思います。
○委員長  長沢商工観光課長。
○商工観光課長  お答え申し上げます。
  本日お渡しさせていただきました附属資料の右上のほうに番号ついておりますけれども、2番を御覧いただきながら説明のほうをさせてください。
  まず初めに、上のほうに資金のほうの区分がございますけれども、①の県商業振興資金、こちらにつきましては、3月4日に山形県のほうで利子補給のスキームが発表になりまして、山形県、そして金融機関、市が協調して実施する予定になってございます。
  この中で、今、委員のほうから御指摘ございました10番の利子補給期間、こちらのほうが10年というふうなことになっておりまして、大部分の方は、可能であればまずこちらのほうの資金を使っていただく、ただし、こちらのほうの資金が使えない方、それについては南陽市のほうで単独で補助してはどうかというふうな、まず考えがございました。
  それと、平成23年の東日本大震災のときに同じような利子補給事業をしております。そのときは3年間でございました。そのときの利子補給は市単独事業で、県のほうからの補助はございませんでした。
  そういったことを考慮いたしまして、3年ではちょっと短い、今回のコロナウイルスの関係についてはかなり影響が出るだろうというふうなことで、期間を3年よりは2年延長してはどうかというふうなことで、5年というふうに設定した経過がございます。
○委員長  5番山口正雄委員。
○山口正雄委員  今、答弁いただいたように、非常に売上げが低下していると、大幅な影響を受けているという業者がこの資金を活用するということになるわけであります。
  そういう中で、県のほうの融資の関連については、完済まで利子補給をするということになっているのに、何で市がここに、県の制度を借りることができなくて、市の制度を活用する方にとって、何で完済まで面倒を見ることができないのか、その辺は今の説明ではちょっと納得し難い部分があると思います。その辺、市長、どうなんですか。
○委員長  市長。
○市長  考え方としまして、先日県知事から示されました県の利子補給の考え方については、最長10年ということで、市もこれに協調して、その期間継続して補給するというものでございます。
  先ほど課長からもありましたように、多くがこの制度を利用されるということが想定されます。
  一方で、それではその制度の支援が届かない方もおられる中で、市のできることは何かということを、その23年の東日本大震災のときの対応と併せて検討させていただきました。
  今の全国の市町村の支援内容を見てみますと、例えば保証料は無料とするけれども、利子補給までは至っていない、あるいは、500万円までを限度として利子は無利子とするが2年に限る、そういったものが見受けられる状況です。
  南陽市としましては、東日本大震災のときよりも今回の事態をより大きく捉え、3年であったその期間を5年というふうにすることにしたところですので、御理解を賜りたいと思います。
○委員長  5番山口正雄委員。
○山口正雄委員  この対象先というのは、小規模事業主の方がいらっしゃるわけでありまして、この大幅な影響を受けたという、その影響度合いというのが、やっぱり短期間では非常に解消することってできないと思うんですね。難しいと思います、業績的な意味でも。
  そういう意味からして、やっぱり最後の完済まで面倒を見るというのが、私は市としてのあるべき姿ではないかなと、そんなふうに思うわけでありますので、ぜひこの辺も、今すぐというものではないわけですので、今後その辺も含めて完済までできるような検討もいただきたいと思います。要望でございます。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  ただいまの件に関してですけれども、ちょっと市長にお尋ねしたいんですが、今、南陽市内の旅館、あるいは料理屋さん、あるいは店舗等々、さらに追い打ちをかけるように、今年は雪が少なかったためと、こういうふうに指摘されているけれども、こういう状況の中で、市、県、国もやっぱりもっと力を入れて救済していくと、これが基本だと思うんですけれども、国の今、国会やっているわけですけれども、市は分かるんですね。県も分かるんですけれども、今、山口委員おっしゃったように、余りにも姑息なやり方というと、ちょっと叱られるかもしれないけれども、私から言わせれば、もう少し工夫してもっとできるのではないのかなと、私、思うんですが、その辺の考え方について最初にお聞きしたいと思います。
○委員長  市長。
○市長  報道にもありますように、国におきましては、10日頃をめどに対策を取りまとめるべく、今、早急に動いているということを聞き及んでおります。
  それについては、きちんとスピード感を持って実情に合った支援を国において責任を持って示していただきたいというふうに思いますし、実は昨日、総務省をはじめとします4省庁の事務次官に対しまして、地方団体の意見聴取の機会がございました。それに全国市長会からも文教委員長が出席しまして意見を申し述べておりますけれども、その意見を申し述べる際に、青年市長会も、急ではあったものの、1日で、急いで通信環境を利用して南陽市の実情もお伝えして、そういったこともお伝えしていただいたというふうに思っています。
  そういった活動も通して、国に申し上げるべきは申し上げ、また市でできることはスピード感を持って急いでやろうというふうに思っているところです。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  私、思うんですけれども、まずいろいろ私も回ってみますと、旅館あたりはもう7割減と言っているんだよね。あと飲食店なども大幅に減っていると。
  先立ってある小料理屋さん予約したんですけれども、何と言われたかというと、本当に来るんですかと、本当に来るのかと。解約するときは4日までお願いしますと、こういう話だね。そっちこっちからそういう話がきて、もう営業が成り立たないと、こういう状況なんです。深刻な、まさに。市長は知っているとおりね。
  ですから、さっき山口委員がおっしゃったように、大震災のときは3年だったんだと語っているけれども、今は最長で5年だと言っているんだけれども、5年なんてあっという間だよ。もう少し、債務負担行為の11年で6,000万やると、こう言っているわけだ、県も含めてね。せめて最低でもこれぐらいのスパンでやるべきではないのかなと私は思うんですが、その辺どうでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  今回の利子補給につきましては、今、事業者の皆さんが喫緊に必要としている運転資金に対する手当てのために考えたものでございます。
  今後、今回の新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてくれば、そういった宴会等々もまた行っていただけるように、追加の経済対策も本市としては考えております。
  そういった総合的な中で、どこにどれだけ予算を投じるかということは、今なかなか見通すのは難しい状況でありますが、そういったことも考えての今回の提案でございますので、よろしくお願いいたします。
○委員長  15番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  それは分かります。ここにも緊急経済対策事業第1弾と書かれてありますから、それは第2弾、第3弾あるだろうと。
  しかし、市長、私思うんですけれども、見通し、つまり今は3月でしょう。これから4月、3月、4月というのは歓送迎会で非常に1年間の、どの程度いくかは分かりませんが、いろいろ聞いてみますと、半分稼ぐとか、それ以上稼ぐとか、書き入れどきなんだよね。これを逃したらもう危ないと、こうなっているんですね。
  ですから、国も私、暫定的でいいですから、この第1弾を早く発表してやるべきだと思うんですよ。
  市長はやっている、やっていると、こう言うんですけれども、やっぱりスピード感と言うんですけれども、もっと早くできないものかなと思って、今申し上げているんですね。
  ですから、しっかり本当に真剣に考えていただいてやっていただきたい。こういうことを申し述べたいと思います。
○委員長  要望ですね。
  ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第29号 令和2年度南陽市一般会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  異議なしと認めます。
  よって、議第29号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で、本委員会に付託されました令和元年度補正予算1件、令和2年度補正予算1件の審査は終了いたしました。慎重な御審査を賜り、誠にありがとうございました。委員各位の御協力に対し、深く感謝申し上げます。

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閉      会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。
  御苦労さまでした。
午前11時39分  閉  会

       予算特別委員長 殿 岡 和 郎