令和2年6月定例会

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午前11時05分  再  開
○議長  再開いたします。
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髙 橋   弘 議員 質 問
○議長  次に、12番髙橋 弘議員。
〔12番 髙橋 弘議員 登壇〕
○髙橋 弘議員  おはようございます。12番、政風会、髙橋 弘です。
  今年2月から感染が始まった新型コロナウイルスの感染拡大、そして多くの方々が亡くなられました。日本では感染者、6月7日現在で1万7,864人、亡くなられた方々が932人、世界を見れば691万人の感染者、40万人の人々が亡くなられたということです。亡くなられた皆様には心より御冥福をお祈り申し上げ、感染された皆様にはお見舞いを申し上げます。
  また、この新型コロナウイルスの治療に当たられた医療関係者には、新型コロナウイルスに対する特効薬、またワクチンもない状況での治療、心より敬意と感謝を申し上げます。1日も早いワクチン、治療薬の開発を望むものであります。
  また、市の職員の皆さんも大変だったと思います。感謝を申し上げたいというふうに思います。
  国内の状況も、3月からあらゆるものが自粛となり、他県への移動すらままならないものとなりました。学校は休校、あらゆるイベントは中止、お先真っ暗な状況でも生活必需品を販売するスーパー、コンビニが開いていたのは1つの光明ではなかったかと思います。1日も早い収束、そして普段の生活ができる日を願いたいと思います。
  それでは、通告してあります何点かについて質問させていただきます。
  近年、獣との遭遇、目撃情報が多くなってきました。それは、獣と言われる熊、イノシシ、猿、カモシカなどが年々数を増やし、人里に現れるようになったからだと思います。その原因は、山間地での耕作地の荒廃、そして林業の低迷が一因だと思います。また、狩猟免許を持っている人も一時期よりは相当少なくなってきており、地区に1人か2人といった現状です。これからますます獣類が増えてくれば、必ず人との接触が起こり、被害が出ると危惧しています。
  近年、特にイノシシ、熊の被害、目撃が多くなってきたと思います。イノシシは、なかなか警戒心が強く、くくり罠を仕掛けてもかからない。繁殖率も高く、1年で相当増えるように思われます。電気柵、ネット等で対策はしているが、ある程度効果はあるが、完璧ではないし、イノシシは田、畑を荒らすだけでなく、土を掘り起こし、クズの根やミミズなどを好んで食べるので、平らなところ、土手、辺り構わず荒らし回るので非常に困っております。
  今のイノシシ、熊の増え方からすれば、抜本的な対策を講じなければ被害はますます大きくなるのではないか、そのように思っております。そこで、現在、南陽市ではイノシシ、熊などの生息数をどのように把握しているのか、また近隣市町での獣の把握状況などが分かれば教えていただきたいと思います。いろいろ近隣市町でも鳥獣対策は行っていると思いますが、どのように行っているのか伺います。
  また、イノシシの生息がないという時期が山形は相当長かったと思います。イノシシがいるようだという話は数年前からだと記憶しておりますが、この点について、南陽市としてはどのような認識を持っておられるのか伺います。
  以上、壇上からの質問でありますが、誠意ある答弁を期待し、壇上からの質問とさせていただきます。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  12番髙橋 弘議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、南陽市の獣害の現状についての1点目、イノシシ、熊などの生息数についてでございますが、本市ではイノシシの生息数についての調査は実施しておりませんが、生息域や生息数を把握することは獣害対策を行う上で大変有効と考えておりますので、昨年度、市町村ごとの生息調査の実施について県へ要望したところでございます。県に確認したところ、昨年度調査を実施し、その結果については公表する手続が終了していないため、準備ができ次第公表するとのことでございましたので、御理解を賜りたいと存じます。
  なお、熊については、県が猟友会の協力を得て目視による生息数調査を実施しており、平成31年春季の南陽市内の頭数は14頭と推定されているところでございます。
  次に、2点目の近隣市町の生息数についてでございますが、東南置賜の1市2町でも調査を実施していないことから不明とのことでございました。
  なお、先ほど申し上げました猟友会の目視による生息数調査によりますと、熊の推定生息数は、米沢市が165頭、高畠町が28頭、川西町が44頭となっており、県内全域では2,361頭と推定されているようでございます。
  また、イノシシについては、県において平成29年度に県内全域での生息数調査を実施しており、5,300頭と推定されております。
  次に、3点目の近隣市町の獣害対策についてでございますが、東南置賜1市2町の状況を確認しましたところ、本市と同様に電気柵設置への補助や有害捕獲を主な対策としているようでございます。
  次に、4点目のイノシシの生息についての認識についてでございますが、山形県第12次鳥獣保護管理事業計画によりますと、明治末期の記録を最後に生息情報はなく、県内のイノシシは絶滅したものとみられておりましたが、平成14年に1頭が捕獲され、平成19年に農業被害が発生してからは被害の規模も拡大しており、本市においても確認できる範囲では、イノシシによる農業被害が平成25年に初めて報告されて以降、この数年の間にイノシシの生息域及び生息数が急速に拡大していると認識しているところでございます。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  12番髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  答弁ありがとうございました。
  それでは、再質問をさせていただきたいというふうに思います。
  今現在、南陽市で目視の調査というふうなことでございますが、目視で調査をして実際の数が熊については14頭というようなことなんですけれども、イノシシについてもはっきりとした数字は分からないというふうに思いますけれども、これから南陽市においての熊なりイノシシなり、これのどんどん増えていくというふうに思いますけれども、その辺の見通し、農林課のほうではどのように見ておられるのかお伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  島貫農林課長。
○農林課長  それでは、髙橋議員の御質問にお答えさせていただきます。
  市長答弁にもございましたとおり、現時点でイノシシにつきましては生息数が把握できないため、予測はなかなか難しいというふうに認識をしております。
  なお、それぞれの出産頭数につきましては、イノシシは年に一度、基本的には春に四、五頭程度を出産するということでございますので、それに応じた増減があるというふうに考えてございます。
  なお、県におきましては、イノシシの自然増加率を年1.225倍というふうに試算をしております。それに換算いたしますと、例えば100頭イノシシがおりましたら、1年後に125頭、5年後に275頭、8年後には507頭というような数になってしまいまして、8年後には5倍になるというような数字の試算も出ているところでございます。
  以上でございます。
○議長  12番髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  イノシシ、どんどんこれから増えるというふうに思いますけれども、県全体で5,300頭というような頭数。今、課長のお話ですと自然増ということで、1.2倍イノシシが増えていくというような話ではございましたけれども。こういうふうな増え方、今の対策ということで、電気柵とかくくり罠といった、そういう捕獲の補助とかそういったものがあるわけですけれども、これからどんどん増えるということになると、もっと新たな対策が必要になってくるのではないかというふうに思いますけれども、その辺は市長はどのようにお考えになっているか、お伺いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  全国的に有害鳥獣の被害は拡大傾向にありまして、どこの地域でも頭を痛めている問題かというふうに思います。一方で、その対策については、なかなかこれといった決定的な方策が見当たっていないという現状というふうにも思っています。農業の被害を考えると、何とかできないかということについては私も苦慮しているところでありますけれども、様々な研究機関において有効な方策が見いだされることを期待しているところでございます。
○議長  12番髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  なかなか有効な手だてがないというふうなことで、全国的に、山形県は最近出てきたわけなんですけれども、常々前からいる地域というのあるわけなので、その辺の対策といいますか。そういうイノシシの捕獲ということに対しますと、山形県ではまだ最近の話なので、余りいい対策というのはとられないというふうに思っておりますけれども、やっぱり手をこまねいてばかりいたのではなかなかいい対策にはならないというふうに思います。市長も言われるとおり、いろいろなそういう全国の事例なんかも研究しながらやっていくというような話でございますので、今後ともひとつよろしくその対策についてお願いしたいというふうに思います。
  南陽市では余り際立った対策はないということでございますけれども、ほかの市町村どういうような対策をとっておられるのか、その辺、南陽市とはまた違ったやり方をやっているよというようなことがあればお聞かせ願いたいというふうに思います。農林課長、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  島貫農林課長。
○農林課長  それでは、御質問のほうにお答えさせていただきます。
  近隣市町の鳥獣害対策につきまして確認をいたしましたところ、対策内容につきましては当市とほぼ同様な対策をとっているということでございました。様々な電気柵の補助、捕獲活動費の補助等を行っているということでございましたが、当市の補助内容よりは若干薄いような状況で、当市のほうが手厚いような状況となっているような状況でございます。
  以上です。
○議長  12番髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  ほかの市町村も余り際立った対策はないと。南陽市のほうが進んでいるよというような課長のお話でございますけれども。今このイノシシ、熊の捕獲頭数ある程度決められているというふうには聞いておりますけれども、その辺はどういうような調査の下で捕獲頭数を決めているのか、その辺、課長のほうからもう一度お願いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  島貫農林課長。
○農林課長  ただいまの御質問のほうにお答えさせていただきます。
  今年につきましては、国、県の補助等も頂戴をしながら頭数を鳥獣捕獲計画の中では80頭というふうに想定をしております。昨年度の捕獲実績につきましては75頭ということになってございますので、イノシシの場合なんですが、前年の頭数を勘案をいたしながら、そういった自然増等も参考に捕獲頭数につきましては決定をしているというような状況でございます。
  以上でございます。
○議長  12番髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  昨年が75頭、今年は80頭というような捕獲頭数が決められているようでございますけれども、これ1.2倍増えていくというような状況だと、この頭数は確かに決めるというのはあれかと思いますけれども、これからますますイノシシというのは増えるというふうに思われます。というのは、熊ですと年間1頭くらいの増え方なんですけれども、イノシシについては1回1頭四、五頭ぐらい産むわけなので、相当の早さでこの数が増えていくというふうに思われます。だから、地元の人から言わすと、この捕獲頭数なんか決めないで捕られるだけ捕ったほうがいいんじゃないかというような話も聞かれます。この辺についてはどういうふうにお考えでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  島貫農林課長。
○農林課長  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
  鳥獣につきましては、捕獲につきましては鳥獣の捕獲の計画のほうに頭数を定めてということになってございます。それを超えて捕獲をするという場合には県の許可が必要になってくるわけでございます。当然、イノシシの出現がその頭数を超えるという状況になれば、私どもにつきましてもその計画を変更をかけて、その捕獲頭数を増に変更して適切に対処してまいりたいというふうに考えているところでございます。
  以上でございます。
○議長  12番髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  捕獲頭数は申請さえすればどうでもなるよというようなことでいいんでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  島貫農林課長。
○農林課長  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
  ある程度、いわゆる全てを捕ればいいというわけでもございませんので、その辺はやはり生息数に応じた頭数ということで設定をさせていただいておりますが、必要に応じて有害の部分については駆除してまいりたいというふうに変更してまいりたいというふうに考えてございます。
  以上でございます。
○議長  12番髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  現在、南陽市で熊なりイノシシの肉の販売とか、そういったものは余り聞かれないわけなんですけれども、一時東電の原発事故以降、放射能のセシウムの濃度が高くて、小国、あと中津川地区の熊肉の販売が禁止という時期があったと思います。これは二、三年前に解除になったようでございますけれども、今現在南陽市でイノシシ、熊の放射能のセシウムといいますか、それの検査というのは行っているんでしょうか、捕獲したイノシシ、熊について。
○議長  答弁を求めます。
  島貫農林課長。
○農林課長  ただいまの御質問のほうにお答えさせていただきます。
  現在捕獲をされているイノシシ等につきましては、それぞれ捕った方のほうで適切に処理を食べるという部分も含めてされているというふうにお聞きをしております。
  販売等をする場合には、当然そういった販売者の責務といたしまして放射能等の計測が当然必要になってくるわけでございますが、自己責任においてそういった部分を食べる方につきましてはそういった放射線の計測等の義務等はございませんので、それぞれに適切に対応されているのかなというふうに考えてございます。
  以上でございます。
○議長  12番髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  そういった検査というのは、これは国のほうからの指示といいますかね、そういうふうなことで、これは熊、イノシシ肉だけではなくて、山菜とかそういったものにも放射線の線量の検査をしてくださいというような指示がございます。山菜については以前そういったことがありました。しかし、現在でもやっぱり山菜の放射線量というか、セシウムの濃度がいろいろ問題になるときもあります。その線量が強いとやっぱり販売禁止、取扱い禁止というふうなことになりますので、その辺の放射線量の調査というか、検査というか、そういったものはしっかりやっていくのが当然だと思いますけれども、一時は国からの補助金といいますか、南陽市の農林課のほうからも補助金があったわけなんですけれども、現在山菜についての放射線量の検査の補助金はどうなっているのか、ちょっとお伺いしたいというふうに思います。
○議長  答弁を求めます。
  島貫農林課長。
○農林課長  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。
  先ほど若干申し上げさせていただきましたが、農作物等の放射線物質の管理する仕組みにつきましては、東日本の震災以降、原発事故の以降なんですが、そういった原子力災害対策本部よりガイドラインというような形で検査の計画ですとか出荷制限等の品目等示されております。その中で、厚生労働省からは都道府県に対してそういった販売をする際の放射線の検査ですとか、そういった部分は都道府県のほうに通知がありまして、都道府県の責務で行うというふうに今のところなっております。そのため、市のほうにおきましては特別放射線の測定に係る補助等は現在ございません。
  以上でございます。
○議長  12番髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  そうすると、一時補助金が出たというのはどういう経緯で補助金が出ていたのか、その辺もう一度お尋ねします。
○議長  答弁を求めます。
  島貫農林課長。
○農林課長  ただいまの御質問のほうにお答えさせていただきます。
  私が確認したところ、市のほうからの補助制度という部分については正直言うと認識がございません。私の不勉強な部分かもしれませんが、そちらにつきましてはこれまでの経緯の部分を後ほど確認をいたしまして、議員のほうに御報告させていただきたいというふうに考えてございます。
  以上でございます。
○議長  12番髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  じゃ、後ほどお願いしたいというように思います。
  先ほど市長のほうから、南陽市におけるイノシシの生息の認識について答弁をいただきました。山形県は明治時代から絶滅というようなことで、イノシシの確認というか、目立ってきたのは平成14年頃からというような話でございましたけれども、やっぱり本当にイノシシが増えてきたというのは本当の最近だというふうに思います。
  実は私、3年前ですけれども、東北市議会議長会の会議がありまして、そこのところに参加した折に、たまたま白石市の副議長と一緒になりました。その中で、いろいろ話をしている中で、今まで南陽市にはいなかったイノシシが増えてきて大変困っているという話をいたしました。その中で、その白石の副議長さんも、私のところも実はそうなんですよという話でございました。それで、どういうような対策をしているのかという話をいたしました。白石市でも原発事故の以前は余り頭数はなかったそうです。だから、捕獲頭数は調べてもいないというようなことで、確かにあちらのほうですから昔からイノシシはいたと思いますけれども、地元の狩猟の捕る範囲で十分にその対応はできていたというようなことでございます。それで、原発事故の以降すごい勢いで増えたというようなことだそうです。
  ある新聞にこういう記事がありました。福島東京原子力発電所の事故以降、2011年8月31日のある新聞ですけれども、東京電力福島第一原発の事故から半径20キロの警戒区域内の牛1,000頭が野生化したという記事が載りました。これは牛だけでなくて、豚、あと鶏もそうだそうです。当然、野生のイノシシは放射線量が強いために人は近づけなかったわけですので、野放し状態。それで一気にイノシシが増えたというふうに思っております。また、増えたイノシシはえさを求めて白石市のほうに移動していったというようなことだと思います。そういうようなことで、白石市では一気にイノシシが増えたというようなことだと思います。
  それで、白石市の鳥獣対策ということでいろいろ聞いてみました。本市では震災後、原発事故による放射能汚染で捕獲意欲の低下や、出荷制限の指示によりイノシシの捕獲が控えられ、生息数が激増し、農作物の被害が増加しました。そのため、白石市鳥獣被害対策実施隊を設置し─これは90人くらいの規模だそうです─捕獲駆除に乗り出したということでございます。23年が東日本大震災の年でございます。平成26年以前は捕獲頭数は調べていなかったというか、分からなかったそうですけれども、26年から調べたそうです。834頭の捕獲、平成27年が709頭の捕獲、平成28年が1,596頭の捕獲、平成29年が1,318頭の捕獲、平成30年は1,487頭の捕獲、令和元年、昨年ですけれども、1,699頭の捕獲だったそうです。
  このように、原発事故の以降イノシシが急激に増えたというようなことで、いろいろ対策はとっているようです。大体、電気柵の購入の補助、あとこちらでは大体くくりわなが主流なんですけれども、白石市の場合は箱わなも使っていると。だから、くくりわなと箱わな大体半分半分でイノシシを捕獲しているというようなことです。
  それで、白石市の鳥獣対策費ですけれども、3,600万円だそうです、年間。こういうようなことで対策をしていると。これ相当の金額なんですけれども。そしてまた、原発事故の後のイノシシの増え方だということで、東京電力のほうに賠償というか、そういうものをしているんですかというのをお尋ねしたところ、やっているそうです。延べで9,900万円くらいの賠償の請求をしたと。年間にすると約2,000万円の請求をしているというようなことです。これは毎年もらっているそうです。
  だから、私が言いたいのは、山形県もそのように増えてきたというのは原発事故の以降であるというふうに思います。特に、白石市でそのように急激に増えたと。そのイノシシがえさを探して山形のほうに移ってきたということが、それが原因だというふうに思います。そこで、白石市ではそういった請求をしているわけなので、南陽市のほうでもね、また山形県でもそういったことを考えてはどうかなというふうに思いますけれども、市長としてはどういうふうにお考えなんでしょうか。ひとつお願いしたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  その件につきましては、推測ではありますけれども、白石市においては宮城県が一体となって、県を主導にして様々な対策がとられてきたものというふうに思っております。山形県の考え方も確認しながら、南陽市の考えについても今後どういったものが適切なのかについては研究させていただきたいというふうに思います。
○議長  12番髙橋 弘議員。
○髙橋 弘議員  そこはひとつ市長のほうから県のほうに、そういった隣の宮城県の白石市ではそういう補償を求めて東電のほうに話をしているということも伝えてもらって、これからますますイノシシというのは増えていくと思います。また、被害も大きくなるというふうに考えられますので、そうするとやっぱり何らかの資源がないとそれの対策もなかなか順調にいかないというふうに思われますので、南陽市のためにもなると思いますので、東電のほうへの賠償の請求というか、そういったことも南陽市だけでなくて県共々に検討してもらいたいというふうに思います。
  また、今、先ほど放射線量の話もしましたけれども、この点についてもやっぱりあの原発事故以降ですから、この放射線量が多くなって販売禁止とか、そういったことが出てきたというのは原発事故の以降だというふうに思いますので、この点についても費用は各直売所なり個人の負担というふうになりますので、今のところはそういう状況です。1検体の検査料が8,800円くらいかかるんですけれども、そういった安全・安心なものを販売するということになりますと、当然今関心がありますその放射線量の測定をして販売するというのが出て普通ですので、そういったところも十二分に考えてもらって検討してもらいたいというふうに思います。
  いろいろイノシシのことについて質問させていただきましたけれども、これからイノシシとのおつき合いは、コロナウイルスと同じで長くかかるものだというふうに思います。だから、その都度の対策もこれは確かに必要だというふうに思いますけれども、長期的に見て政策というような位置づけで対処していただきたいということをお願いして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
○議長  以上で12番髙橋 弘議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでした。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は午後1時といたします。

午前11時46分  休  憩

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