令和2年6月16日(火)午前10時00分開会

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殿岡 和郎  委員長     島津 善衞門  副委員長
出 欠 席 委 員 氏 名

◎出席委員(16名)
 1番 伊藤  英司  委員     2番 小松  武美  委員
 3番 佐藤  憲一  委員     4番 島津  善衞門 委員
 5番 髙岡  亮一  委員     6番 高橋  一郎  委員
 7番 舩山  利美  委員     8番 山口  正雄  委員
 9番 片平  志朗  委員    10番 梅川  信治  委員
11番 川合   猛   委員    12番 髙橋   弘   委員
13番 板垣  致江子 委員    15番 遠藤  榮吉  委員
16番 佐藤   明   委員    17番 殿岡  和郎  委員
◎欠席委員(0名)


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説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫   市長                大沼 豊広   副市長
嵐田 淳一   総務課長             吉田 弘太郎 技術調整主幹
山口 広昭   みらい戦略課長         西牧 修二   財政課長
尾形 真人   税務課長             髙野 祐次   総合防災課長
安部 浩二   市民課長             尾形 久代   福祉課長
大沼 清隆   すこやか子育て課長      島貫 正行   農林課長
寒河江 英明 農村森林整備主幹       長沢 俊博   商工観光課長
穀野 純子   観光振興主幹          粟野  清    建設課長
佐藤 和宏   上下水道課長          佐藤 勝雄   会計管理者
長濱 洋美   教育長               穀野 敏彦   管理課長
佐藤 政彦   学校教育課長          板垣 幸広   社会教育課長
土屋 雄治   選挙管理委員会事務局長   安部 真由美 監査委員事務局長
大室  拓   農業委員会事務局長
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事務局職員出席者
髙梨 敏彦   事務局長    太田  徹   局長補佐
江口 美和   庶務係長    丸川 勝久   書記

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本日の会議に付した事件
 議第34号 令和2年度南陽市一般会計補正予算(第6号)
 議第35号 令和2年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)

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開      会
○委員長(殿岡和郎委員)  御起立願います。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより予算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は16名全員であります。
  これより予算の審査に入ります。
  本委員会に付託されました案件は、令和2年度補正予算2件であります。

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議第34号 令和2年度南陽市一般会計補正予算(第6号)
○委員長  初めに、議第34号 令和2年度南陽市一般会計補正予算(第6号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。西牧修二財政課長。
〔財政課長 西牧修二 登壇〕
○財政課長  〔令和2年6月定例会 予算に関する説明書により 議第34号について説明〕省略別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願いいたします。
  質疑、答弁は、ページ数、款項目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。
  付け加えて一言、委員長からお願いいたします。
  当局も議員各位もマスクをしているわけですから、非常に聞くほう、それから話をするほう、マスクによって非常に聞きづらい、それから答えづらいという状況があります。せっかくありますこのマイクを、時間が十分ありますから、目の前にマイクを引っ張ってきて、そして、ゆっくりと自分の発言をお願いしたいと思います。
  それでは、これより質疑に入ります。
  補正予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。
  最初に、歳入全般、8ページから9ページまでについて質疑ありませんか。
  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  何点か質問いたします。
  最初に、財政調整基金、現在どの程度残っているのかどうか。また、コロナ対策等でこの基金を取り崩して使った金額はどの程度の金額になるのか、まず最初にお尋ねをしておきます。
○委員長  西牧修二財政課長。
○財政課長  お答えいたします。
  財政調整基金の現在高ですけれども、現在6月補正審査いただいておりますけれども、可決後、補正後の残高につきましては、1億1,600万円ほどとなっております。
  あと、コロナ関連の対策で使った予算で財調、一般財源使った予算ですけれども、令和2年度に入りましてから5月18日の専決までの間で1億6,600万円ほど、また、令和元年度3月25日専決しておりますので、そこで1,050万円ほどの活用ということになっております。
  以上です。
○委員長  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  現在、財政調整基金の残高は約1億1,600万と、こういう答弁ですけれども、私、非常に今回のコロナ対策、財政の事務方としてかなり気を使って、しかもこういう形で利活用しているということで大変結構だと思うんですが、今、国会で第2次補正で2兆円の増額というふうなお話聞いておるわけでありますが、17日で、明日で国会も閉じると、こういうお話でありますが、いずれにしても2兆円が増額されたわけであります。
  先だっての一般質問では、南陽市にどのぐらい来るか分からないと、まだ試算はしてないと、まだ来ないわけですからね、そういう答弁だったわけですけれども。私は、今後台風シーズン、今、梅雨に入ったわけですけれども、台風あるいは水災害、こういったことが当然予定されるというふうに思うわけですけれども、こういった基金をやっぱり残すということがやっぱり大事でないのかなというふうに思うんですね。
  ですから、今度の第2次補正でどのぐらいの交付金が来るか分かりませんが、全て基金を残すという意味で、これ聞くところによりますと、コロナ対策で基金を取り崩して使った場合は基金に充当できますよと、こういうことをお聞きするんですが、その辺どうですか。
○委員長  西牧財政課長。
○財政課長  お答えいたします。
  国の2次補正の関係については、まだ詳細来ておりませんけれども、1次補正の臨時交付金につきましては、令和2年度に入ってからの事業については、コロナ関連の予算についてはさかのぼって充当できるということがありますので、直接基金に積むということはできないわけですけれども、コロナ関連の今まで財政調整基金を財源として活用した事業に交付金を充てて、その分一財を生み出して基金に積むということは可能でございます。
  以上です。
○委員長  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  基金として充当することは別に差し支えないと、こういうことでありますが、どの程度来るか、それは分からないわけでありまして、やっぱり今後の災害等に対して、毎年毎年各地区でこういう状況が起きているわけでありますから、不安のないような対応をしておくということが私は大事でなかろうかと思うわけであります。
  そこで、税務課長にお尋ねしたいんですけれども、今回のコロナ等々の問題で、来年度はそんなに基本的には変わらないと思うんですけれども、税収の落ち込みが各分野にわたってあるわけでありますから、この税収の見通しについて所管としてどのように考えておられるか、お尋ねをいたします。
○委員長  尾形税務課長。
○税務課長  お答え申し上げます。
  政府あるいは日銀の経済指標、あらゆる指標においては、先行き悪化というような指標が出てございます。税収に関してもどのような影響があるかという質問でありますが、御承知のとおり、南陽市は148億円の中で35億円、税収が占めている、約24%ぐらいあるわけでございますが、その中でも直接影響を受ける、例えば法人税のように直接決算期によって結果が出るようなもの、それと入湯税もそうでありますが、そういうものと、前年の所得に対する今年度賦課あるいは地価の大きな下落がなければそんなに変動のない固定資産税のようなものの2つに分かれてございます。
  今回、それに基づいてお答え申し上げると、例えば令和元年度9月決算出るわけでありますが、それについては、2月、3月コロナの影響というのは出たものの、その頃はほとんど税の納期は終了しているような状況でございますので、税に関して見れば予算上はクリアしているものと、令和元年度については思っております。
  ただ、令和2年度、今年度については、ただいま申し上げました経済に直接影響する法人税のような落ち込みはありますが、法人税に関しては全体の約7%ぐらいです。固定資産税あるいは住民税については8割以上占めておるわけでありますが、それについては調定上は令和2年度は影響はないと、賦課上はないと思います。
  ただ、この間もそれぞれ総務常任委員会でも申し上げましたが、国の政策として猶予政策を取っておりますので、その分の収納率は落ち込むだろうと考えております。ただ、先行きまだ収束が見込めない中で、どのぐらい落ち込むかというのは、直接的にはまだ分かりません。
  以上です。
○委員長  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  税収、今課長から答弁ありましたが、基本的には国からの交付金と交付税と、あと税収、南陽市の税収、いわゆる先ほど課長がおっしゃられた、法人税、固定資産が約全体の4分の1、24%と、こういう報告があったわけですけれども、これは、大体安定して税収として見込んでいると、こういうことだろうと思うんですが。
  今回のコロナの問題で、今年度はまずよしとして、来年度も何とかクリアできるんでないかと、こういう見通しでありますが、私いろいろ心配しているわけでありますが、その次の年度ですね、これ非常に激しく落ち込むのではないのかなと心配をしている一人であります。これは、財政方でも非常に予算の編成時における予算の組替えなども含めて予定がされるのではないのかなと思っておりますが、1年先は分からないわけですけれども、その見通し、予算編成における見通しはどのように考えておられるか、併せてお尋ねいたします。
○委員長  西牧財政課長。
○財政課長  お答えいたします。
  来年度以降の税収の落ち込みについては、ある程度いろいろ考えながら予算を組んでいく必要があるのかなということで考えております。
  税収に関しましては、1つは、猶予に関しては、地方債の発行を認めるということで猶予特例債の発行が今年度からできるようになっております。
  あと、減収分につきましては、現在まだ総務省での情報、原案の段階ですけれども、コロナ感染症対策地方税減収補填特別交付金という仮称ですけれども、そのような検討がなされているようです。いずれにしても、例年8月頃に出ます、国の概算要求に併せて出ます、地方財政収支の仮試算というのが出ますけれども、地財の前の段階で出ますけれども、それがコロナの影響で9月末まで国の要求についても延期になっているということで、国のほうも当然国税の落ち込みによりまして交付税の減収の部分も落ち込んでくるだろうということが予想されますので、その辺、地方財政の仮試算、概算要求の段階でどのように出てくるかを注視しているところでございます。
  以上です。
○委員長  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  いずれにしても2年、3年後、大変な状況になるのではないかというふうな懸念、心配もされるわけですけれども、そういう点では、先々をよく見ながら対応していくと、こういうことが私は大事でなかろうかと。ですから、さっき申しましたように財調の基金等々も含めて、やっぱりいつ何時あるか分からない災害に備えて対応していくと、こういうことも含めて、ぜひ内部で検討いただいて、後で悔いの残らないようなことをぜひ考えていただきたいものだなと、このように思います。
  以上です。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  委員長、失礼しました。歳出で話をしたいと思います。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(発言する声なし)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  次に、歳出全般及びその他附属資料、10ページから15ページまでについて、質疑ございませんか。
  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  ページで言うと10ページ、企画費になるのかなというふうに思います。
  この間のコロナ対策に関して、スピーディーにタイムリーにするというふうなことで専決をしたわけですね。非常に頑張っていただいた、それは評価したいと思います。
  ここの予算措置にはないんですけれども、今後ですね、先ほど佐藤委員からありましたように、第2次補正が来たときに、ぜひいろんな形で市民の方々の利益になるような、公共の福祉の増進になるような形で予算化をしていただきたいと思うんです。
  その一つでありますが、1つは、いわゆる今回コロナに関して地方移住とか、Uターンとか様々なことを言われています。リモート社会になったことによって、やはり都会に暮らす必要もなくなったのかなというようなこと。
  それから、私今回お願いしたいのは、学生ですね。ここから、南陽市からいわゆる県外に転出をしている学生もしくは短大生なんかも含みますけれども、その方々が非常に困っている。学費の問題もあります。そういった中で、その人たちが戻ってくるような施策をこの際やってみたらどうかなというふうに思っているんです。
  ちなみに、宮城県の山元町ですね、イチゴの有名なところですけれども、そこは学生にしっかりと農産品を頑張ってくださいというような形で配った、いわゆる宅急便で配達したということでしょうけれどもね。そのような形をして、大変喜んで、その学生たちが喜んで、いつかやっぱり地元に帰りたいというふうな、ちょっと番組がありました。
  私もそうだなというふうに思っていますけれども、その学生の例えば把握ですね。例えば県外にどのぐらいの人数がおられるのか、そのようなことを調べているかどうか、まずお伺いをしたいと思います。
○委員長  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  お答えしたいと思います。
  先ほど御質問いただきました県外等に行っていらっしゃる学生の方、あるいは専門学生の方等々いらっしゃると思いますけれども、具体的な手持ちの人数等はございません。
  失礼いたします。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  様々な対策が必要だというふうに思いますけれども、タイムリーなことはもちろん大事なんですけれども、今度はやはり腰を落ち着けて、しっかりと施策としてもっていくというふうに、私は必要だなというふうに思っています。
  したがって、まずどのような学生が県外にいるのか。当然、送るというようなことがどうかは別にしても、何らかのふるさとからの頑張れよというふうな意思が伝えられる方法をやっぱり考えていくべきだと思うんですね。
  それには、やはり当然住所の把握というようなことも必要です。マイナンバーカードありますけれども、様々なことで、個人情報云々かんぬんというのはもちろん分かりますけれども、それはそれとして何か方策がないのか、まずお尋ねしたいと思います。
○委員長  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  お答えいたします。
  他自治体の例を見ますと、やはり手挙げ方式といいますか、そういった方でお声がけをしているというような現状がございます。
  と申しますのも、1つは、住所をきちんと学校に就学される際、持っていかれる、移すという方もおいでになりますけれども、多くの場合は、地元で住所を御両親の住所に残したまま、世帯だけといいますか、学生自身だけが就学をするという場合もケース・バイ・ケースでございますので、実態を捉えるとなりますと、やはり手挙げ方式等々についてデータベースをするしかない。他自治体においても、そういうことでデータをそういった形で集めてお送りしているのかなと思ってございます。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  そのようなことかなというふうに思います。
  市長にちょっとお尋ねしたいんですけれども、施策的に、やはりこの20代の若者がなかなか1回県外に出ると、どこの親もそうですけれども、帰ってこない、そういう実情があります。ただ、それを帰るような、Uターンに結びつけるような施策を、今このコロナの対策に絡めて何かやれないものかなと、私は今のような形で思っていますけれども、市長はそういったことについて、どのようにお考えでしょうか。
○委員長  市長。
○市長  高橋委員のおっしゃっておられるUターンにつながる施策というのは、私も報道でいろいろと拝見しておりますけれども、一つの見識のある方法だなというふうに感じているところでございます。学生さんに対する支援については、国も今様々な方策を練っているようですけれども、地方自治体においても今後も状況に応じて考えていかなければならないかというふうに思っているところです。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  ぜひ、これをきっかけにというんですかね、やはり学生たち、あるいは県外に行った南陽市出身の子供たちが、やっぱりまた戻ってくるような、それを南陽の今で言えば例えばサクランボであるとか、米であるとか、様々なものがあるわけですけれども、そういったものを送ることによって、頑張れよというふうな励ましをする。そういうふうなことで、それに対してやはりかなり、私が学生だったらかなり喜びますので、そういうふうなことが何人かの子供の心を打って、そしてやっぱり、ああふるさとにやっぱり帰ろうと、そのためにはどういうふうにするかというようなこと、当然ここの企業、会社ということももちろん必要ですけれども、そういうふうな一面としてそういう施策は非常に有効なのではないかなというふうに思いますので。
  今回こうやって予算を組んでいるわけではありませんので、ぜひそのようなことを行政としてもひとつ取り組んでいけるように頑張っていただきたいなというふうに思います。
  以上です。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  11ページの6款農林水産業費の1項農業費、このイノシシ被害対策についてちょっとお聞きしたいんですが、一般質問でもございましたが、最近、熊がいろんなところに出没したり、イノシシの被害も多く聞かれるようになっております。私も今回の選挙戦でいろいろ回っていますと、とにかくイノシシの被害を何とかしてほしいという声を多くいただきました。
  先週、吉野地区に行きましたら、イノシシの被害の現場を案内いただきました。そこは、細い道路の脇がかなりえぐられておりまして、もう少しで車が通れなくなるんじゃないかというふうに思われるぐらい崩れておりました。それと同時に、畑の土手もかなり荒らされておりました。幸い、罠で捕獲したというふうなお話を聞きました。
  そういうことで、様々なところで今も被害を受けているところが多く存在しているというふうに思っております。
  それで、私も3月の定例会で捕獲頭数をお聞きしました。熊6頭、イノシシ69頭で合わせて75頭と。この前の一般質問では、2年度の目標が80頭というふうなことの答弁ありましたが、3月定例会では60頭、熊とイノシシ合わせて60頭という答弁があったんですが、20頭増えたということの理解でよろしいですか。
○委員長  島貫農林課長。
○農林課長  ただいまの委員の御質問にお答えさせていただきます。
  鳥獣の捕獲計画につきましては、毎年度県のほうに提出をさせていただいております。その鳥獣の捕獲の頭数につきましては、80頭ということで県のほうにも提出しているところでございます。80頭ということでございます。
  以上です。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  それは、熊何頭、イノシシ何頭という、個別には分かるんですか、計画は。
○委員長  島貫農林課長。
○農林課長  お答え申し上げます。
  今申し上げました部分につきましては、イノシシの頭数ということでございます。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  イノシシ、69頭から約11頭ぐらい増やしているということなわけですが、私は今の状況からしてなかなか、この前も1.25倍ぐらい増えていくというふうなお話ございました。そういうことからして、もっと頭数を増やしてく必要があるんではないかと思います。3月の予算の段階では60頭という御説明を聞いて、今回80頭まで増やしたと。そういう中での補正予算というのは必要ないんですか。
○委員長  島貫農林課長。
○農林課長  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
  今年につきましては、イノシシの捕獲頭数につきましては、非常に多くなっていると。猟友会の皆様の御協力をいただきまして、既に30頭を超えているような状況になってございます。
  そういった中で捕獲をいたすためには、一般質問の際にもお答えをさせていただきましたが、計画のほうの頭数の見直しが必要となってございます。そちらの計画の見直しと合わせながら、今後の推移等も見込んで、補正のほうにつきましてもお願いをしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
  以上でございます。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  実績を見ながらということでございました。できるだけ多く計画を見直ししていただきたいと思いますが、やっぱり危険回避という問題と、農業者の方々がやっぱり安心して収穫できる、いいものを収穫できるという、先ほど控室で話し合った中では、もう農業やめたというような方もいらっしゃいます。そういうことにならないような対策を、ぜひ予算も含めてやっていただきたいと思います。
  また、猟友会の方々も危険な状況の中で活動されているわけでございますので、他の自治体との比較の問題でなくて、やっぱり今、一生懸命猟友会の方もやっておられる、さらに積極的な活動ができるような、猟友会に対する1頭当たりの補助金の見直しとか、そういうことも含めたもの、予算の必要があるんじゃないかと思いますが、その辺はいかがですか。
○委員長  島貫農林課長。
○農林課長  ただいまの御質問のほうにお答えをさせていただきます。
  委員のおっしゃるとおり、猟友会の皆様からの御協力を得て、初めて農業者の方々も安心して農業を営めるという部分もございます。そちらにつきましては、今後、周りの状況等も踏まえるという部分もございますが、その辺、前向きに検討できればというふうに個人的には考えているところでございます。
  以上でございます。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  今個人的なというふうなことで前向きにという話ありました。市長、その辺について、どうですか。
○委員長  市長。
○市長  委員のおっしゃること、大変ごもっともなことでございまして、適切に対応してまいりたいというふうに考えております。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  ぜひ前向きに積極的に実現できるようにお願いをしたいと思います。
  それから、もう一点、13ページの7款商工費の関連でハイジアパークの件について、1つだけ質問させていただきます。
  一般質問でもコロナウイルスの影響が大きく、現状の経営継続もいつまでなのかよく分からないというような話がありました。また、譲渡条件を早急に庁内で進めていくというようなお話もございました。年度内にやっぱり譲渡先を決めて進めていくというためには、早く譲渡条件を示す必要があると思います。そういう中で、市長はいつまで譲渡条件を決めるというように思っておられますか。
○委員長  白岩市長。
○市長  いつまでといった期限については、特段設定しておりませんけれども、できるだけ早いほうが望ましいというふうに思っております。
  その詳しい点につきましては、副市長から補足的に答弁いたさせたいというふうに思います。
○委員長  大沼副市長。
○副市長  お答えいたします。
  日程については、先ほど市長が言ったとおり、まだ決定したわけではありませんが、中のプロジェクトの心積もりとしては、議会、あと住民の方にきちんとその処分の条件について提示する必要がありますので、公募をいつするかなんですが、9月の議会までには恐らくきちんと出して、10月には公募できればなというふうなことでは進んでおります。
  実は今回、6月19日に追加の補正予算お願いするわけですが、主な項目としてはコロナ関係、あとGIGAスクールになりますが、それにプラスして、いわゆるハイジアパークがどのぐらいの価値があるかということを評価、専門家によって評価していただかないと、譲渡するにも売却するにもなかなか説明しにくいというようなことで、今回調査費を上げさせていただいて、それをもって、日程的には先ほど申し上げたとおり、なるべく早くその条件を提示したいというふうに思っています。
  以上です。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  そうすると、庁内で譲渡条件を検討するに当たって、現段階では不動産の評価というか、そういったものが不足しているという状況の認識でいいわけですね。
○委員長  大沼副市長。
○副市長  はい、建物の評価については、2つの考え方があります。いわゆる税務の標準、課税標準、あともう一つは資産としての価値、不動産鑑定になりますけれども、いずれにしてもどちらも数字がやっぱり必要であるというふうに考えています。土地についても、一般質問のときにも担当課長のほうから若干説明があったと思うんですけれども、用地については、市の土地にはなっていますが、中に市道がやっぱり入っていまして、その市道については分筆になっていませんので、その市道を分筆する必要があるので用地測量についても行わなければならないというふうなことになっていますので、それらのいわゆる事務的な経費も含めて、今回上げさせていただきたいというふうに考えております。
  以上です。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  はい、分かりました。
  私、6月9日の山形新聞に大きく取り上げられました。そういうことによって、要するにほかに関心を示しておられる方々がどのように受け止めておられるかということも非常に心配しております。そのためにも、やっぱりそういう興味を示しておられる方々が熱い心を持っておられる段階に早く条件を示して、皆さんが応募に参加されるようなことにしていただきたいというふうに思いますので、ぜひ早くその条件を決めていただいて、進めていただくようにお願いいたします。
  以上です。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  13番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員  13ページの商工費のところでお聞きしたいと思います。
  南陽スカイパークの現状をちょっとお聞きしたいなと思います。今、スカイスポーツとしては、もう既に全国的にオープンになってきているというところもありますので、南陽市の状況をちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○委員長  穀野観光振興主幹。
○観光振興主幹  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  スカイパークに関しましては、コロナウイルスの状況によりまして、6月1日より運営を再開させていただいております。利用者につきましては、山形県内在住者ということで利用制限をかけさせて、今運営させていただいているところでございますが、今後6月19日に東京方面のほうも往来が自由になるということもありまして、今後利用者の枠の拡大のほうをスカイレジャー協議会のほうと協議しながら検討していきたいというふうに進めているところでございます。
  以上でございます。
○委員長  13番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員  6月1日から県内の人たちだけ、また、東京、全国的に19日以降はできるようになるんじゃないかということなんですが、そうしますと、4月、5月はまるきり営業ができなかったということですね。
○委員長  穀野観光振興主幹。
○観光振興主幹  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  4月、5月は、スカイパークのほうでの利用は一切できなかったということでございますが、スカイレジャーのほうでエリア使用料のチケット等などを発売しておりまして、それで前もって4月にスカイパークのエリア使用料を納めていただくなど対応を取っていただきながら、4月、5月は運営をしていただいたということを聞いております。
○委員長  13番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員  南陽スカイパークは、商工観光関係で指定管理を受けているわけですね。ただ、指定管理といっても運営費が全然入らない指定管理で、使用料のみ、自分たちの営業で使用料が入るから、それで運営をやっていくということで指定管理料がないわけですね。
  ただ、この4月、5月でやっぱり、そのチケットの販売などはあったとしても、非常に経営が大変だったというふうにお聞きしています。その辺で、やはりこれ支援給付金など出る対象にはならないんでしょうか。
○委員長  穀野観光振興主幹。
○観光振興主幹  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  県の給付金等にもスカイレジャー振興協議会及びそこで会社を運営していらっしゃいますソアリングシステムのほうには20万円の給付金が出されております。
  また、指定管理料はゼロ円でございますが、今回このようなことで4月、5月運営ができなかったということで、年間パスポートの方につきましては継続してお支払いいただけているようではございますが、1回きり飛ぶフライトに関しましてどのぐらい減っているか、利用者のほうが、できなかったキャンセルなどがあるかを調査させていただいておりますので、その分に関しましては、今後指定管理料としての補充というか、そういったものをさせていただきたいようには検討したいということで、スカイレジャー振興協議会のほうと協議させていただいているところでございます。
○委員長  13番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員  やはりスカイスポーツとしては、私たちはコロナそんなに影響はないんじゃないかと思って考えていたんですが、なかなか大変で、飛びたくても飛べない状況の方たちがいっぱいいらっしゃってということで、大変だということをお聞きしております。
  ほかの地区は比較的早めに飛んでいるということで、そういうところから、何で飛べないんだというお話も来たり、また、県のほうの補助金の関係でまた大会などもやらなければいけないということで、そういうことの関係でも、早く飛べるように全面的になればということをお聞きしましたので、まずは6月19日以降は飛べるんじゃないかということで期待をしています。
  また、その支援金もぜひ出していただいて、運営がきちんとなされるようにしていただきたいと思いますので、スカイレジャー振興協議会のほうとしっかり話をして応援してあげていただきたいと思います。要望になります。
○委員長  ほかにありませんか。
  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  13ページ、消防費についてお伺いをしたいと思います。
  4月30日から5月1日にかけて林野火災、今のスカイパークの本当に直前までいったわけですけれども、そのときに大変な消防団あるいは消防署、それからもがみが来たり、新潟県の防災ヘリのはくちょうも来たというふうなことで、大変大がかりな火災の鎮圧になったわけです。
  そのような中で、今回報償費の増額という形の補正が出ました。報償費についてちょっとお尋ねしたいと思います。
  これは、いわゆる出動の手当というふうなことでお伺いしておりますけれども、その出動の手当というのは、国の基準によると思うんですけれども、これはこの基準というのはどういうふうになっているんでしょうか。例えば1日幾らとか、そのようなことは、基準について、まずお伺いをしたいと思います。
○委員長  髙野総合防災課長。
○総合防災課長  ただいまの質問にお答えをしたいと思います。
  消防団のほうの出動の手当の関係についてですけれども、当市の場合は2,000円、年額2,000円ということで、この分については管内の団員全てに支払っているというふうなことでございます。当市の場合は、その出動回数ではなくて、年1回、団員数分をお支払いをしているというふうなことになります。
  なお、今回の林野の火災の関係については、以前の水害と同様、大規模な火災ということがございまして、この分について別建てで手当をさせていただいたというふうなことでございます。
  以上でございます。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  まず、その手当については、国の基準があって、それで、市が条例でもってやっているというふうなことだと思うんですけれども、大規模なもの、今回は本当に大変だったと思います、市長も陣頭指揮を取られたというふうなことでしょうけれども、十分分かると思うんですが。
  ちょっとよく分からないものですからお聞きしたいんですが、国の基準、それから市が出している支給している額、それにはちょっと乖離があるんじゃないかなという話もあるんですけれども、ストレートに国の基準が市が交付するものになっているのかどうか、お伺いをしたいと思います。
○委員長  髙野総合防災課長。
○総合防災課長  ただいまの質問にお答えをいたします。
  議員御指摘のとおり、消防団の手当、報酬については、国のほうの一定程度の基準が示されております。ただし、国が示している基準につきましては、人口、例えば10万人当たりの消防団員が何人というふうなモデルのケースがありまして、それに対しておおむねこのぐらいというふうな形での示し方でございます。具体的な数字は、ちょっとこの場で御説明しにくいところがあるのですが、その国で示す基準から申し上げますと、特に南陽市も含めた地方の消防団に関しましては、人口当たりの消防団員数、定数も含めて多い傾向にございます。そういうふうな傾向がございます。
  また、一般的に団員の、特に手当といいますか報酬の関係については、国が示す基準よりは一定程度低い額ではございますが、周辺の自治体と比べて、特に南陽市が低いというふうな実態にはございません。
  以上でございます。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  簡単に言えば、基準額よりも下回っているというふうなことだと思うんですね。それは、いわゆる団員数が多いというふうなこともあろうかと思います。それは大変結構なことなんですけれども。
  市長にちょっとお尋ねしたいんですけれども、そういうような実情がある中で、この手当の増額については考えておられるのかどうか、お伺いをしたいと思います。
○委員長  白岩市長。
○市長  先ほど髙野課長が申し上げましたのは、都市部ですと、その面積が狭いところに一定の人数がいるということでありますけれども、どうしても地方は広い範囲をカバーしなくてはいけないということで、国で示している基準よりも人数が多く必要だということがありまして、したがって、その維持に関する費用も増大することになります。
  私としては、個別の消防の皆さんに対する活動に関して大変敬意を持っているところですので、消防の皆さんのそういった手当については、適切に増やしていきたいという気持ちはあるものの、その全体の総体のバランスと、それから最近の人口減少や働き方の変化に伴う団員数の減少、そういったものの総体を見て、消防団と話合いをしながら適切に対応していきたいというふうに思っております。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  ぜひ前向きにお願いをしたいなというふうに思います。
  ところで、この火災、林野火災、随分と何か続けてあったような気がします、高畠も含めてですね。これについての検証は行われたわけでしょうけれども、どのような原因だったのかというのは分かったんでしょうか。
○委員長  髙野総合防災課長。
○総合防災課長  ただいまの御質問にお答えいたします。
  この火災、鎮火後に消防、そして警察と共に現場の検証に当たったわけですけれども、こちらのほうの原因を特定できる、いわゆる火災の原因についてですけれども、そちらのほうは特定できなかったというふうに聞いております。
  以上でございます。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  分かりました。
  いろんなこと、あの時期はどうしてもいわゆる山菜の時期でもありますし、人が入るということもあります。どうしても、私、個人的に考えるのは、自然発火というようなことはちょっとあり得ないのかなというふうに思いますので、やっぱり火の不始末なのかなというふうに思います。
  したがって、いろんなたばこエチケット、たばこを持っていくとか、そのようなこともいろいろ言われていますけれども、ぜひこれ、やっぱり毎年続けられると困るなと思って、その辺の予防活動、そういったものもぜひよろしくお願いをしたいというふうに思います。
  これは本当に大変な、動員数も含め、時間もそうです、拘束の時間も含め、大変な思いになっている。そのために、いささかな報償費ですけれども、ぜひその予防活動等もあるわけですね。そのようなことも含め、危険だけではない、こんな活動もやっているわけですので、ぜひ、市長から先ほど答弁ありましたけれども、そういったことを鑑みて、ぜひ増額について頑張っていただきたいなというふうに思います。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  13番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員  14ページの教育費のところで、社会教育関係でお伺いしたいと思います。
  えくぼプラザがまた利用できるような状況になりましたが、えくぼプラザを利用しているサークルの中に、実は手話サークルというサークルがあります。今コロナ関係で手話の方たちが一生懸命ボランティアをしてくださっております。
  南陽でもそういうふうに手話を勉強して、何かの役に立てたいというふうに頑張っておられる方がいるんですが、この人たちのサークルも、普通に使っているサークルと同じで月2回しか使えないんです。この手話サークル、この方たちの活動を市のほうで応援するという形で、きちんとした活動ができるようにできないものかなと思うんです。
  やはり週2回というと、冬場2回しか借りられないので、じゃどうしようか、ほかのところに行こうか、でも、なかなか地区的に集まれないので、ロビーで寒いところで我慢しようかとかといってサークルをやっているんですね。
  そういうことを考えると、この手話サークルの方たちの活動というのは、市民生活にとってもこれからどんどん必要になってくるということを考えると、市としてもっと応援していただいて、活動できるような状況にできないかと思うんですが、市長にお伺いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○委員長  白岩市長。
○市長  えくぼプラザの公民館としての使用方法については、担当の社会教育課長から答弁があるかと思いますけれども、委員のおっしゃっている、この新型コロナ禍でのこの手話の重要性の再認識といいますか、そういった面については、私も大変重要な活動だなというふうに思っているところです。
  私も様々な市長会の集まりにいって、拍手がこういうジェスチャーだというのは覚えたんですけれども。
  ちょっと話がそれましたけれども、そこいら辺もしっかりと踏まえながら、市民活動が今後どういうふうにこのコロナの中でもやっていけるのかということについては、考えていかなければいけない課題だなというふうに認識しております。
○委員長  板垣社会教育課長。
○社会教育課長  ただいまの質問にお答え申し上げます。
  公民館の利用につきましては、コロナの状況によりまして休館していたものが、段階的にサークル活動まで、制限はつくものの実施いただいているところでありますが、今月6月19日から、その状況についてももう少し緩和をしまして、ソーシャルディスタンスを取った形で1部屋何人という制限はあるものの、徐々に活動のほうがやりやすいような形になると思いますので、今後とも状況の推移を見守りながら、様々な手話活動も含めたものにつきまして応援していきたいと考えております。
  以上であります。
○委員長  13番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員  そのような状況でえくぼも使われることになったということなんですが、制限ですね、2回しか使えないという制限を、こういう市民のために一生懸命勉強して活動しようというサークル、特別4回使えるような状況に市としてできないものかということなんです。やはり2回しかできないということは、市民に公平に使ってもらうためにということで絶対2回しか使えないんですというふうにきちんと言われます。だけども、やはりこういう団体を、市としては特別なやっぱり団体として4回きちんと使えるような方向性に持っていけないものかというお話なんです。いかがでしょうか。
  えくぼの状況は、皆さん、仕事が終わってから手話サークルの方たちも来るんですが、やはり部屋はかなり空いています。それでもやっぱり貸せないということで、ロビーで頑張っているというところをずっと見ていたものですから、このような状況で手話サークルの方たちは、もう市民のため、またそういう障害者のために頑張っていらっしゃるので、特別な状況で許していただくようなことができないでしょうか。
○委員長  板垣社会教育課長。
○社会教育課長  お答え申し上げます。
  様々公民館を利用されているサークル、団体があるわけでございますが、その週2回という取決めというところまでは現在承知してない部分もございますので、例えば1回当たりの人数とか、様々な今の制約条件等々もあるかと思いますが、なお、確認させていただきたいと思います。
  以上であります。
○委員長  13番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員  ぜひ広い心で、市民のために頑張っていらっしゃるサークルですので、応援していただきたいと思います。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(発言する声なし)
○委員長  それでは、質疑中でありますけれども、ここで暫時休憩といたします。
  再開は11時15分といたします。
午前11時00分  休  憩

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午前11時15分  再  開
○委員長  再開いたします。
  質疑ございませんか。
  13番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員  教育費について、もう1点お聞きしたいと思います。14ページの10款の教育費についてお伺いしたいと思います。
  南陽さわやかマラソンが、このたびコロナの事情によって早々と5月になるかならないかのうちに中止という決定がなされまして、市民からは、こんなに早く中止と決めておかしいんじゃないかとか、せめて市民で、県民だけでもできないのかとか、いろんな話が出ましたが、今の状況で、先ほど商工観光課のほうでも6月19日に全国的に交流ができるというふうなことになるのを踏まえて、やはりもう少しマラソン大会について何かできることはないのか、その辺をちょっと市長にお伺いしたいと思います。
○委員長  白岩市長。
○市長  決定させていただいたのは、たしか5月18、19日あたりだったというふうに記憶しております。といいますのは、体育協会の御意見も踏まえまして、5月早々には準備にかからなければいけなかったわけですけれども、それに伴って、どうするかは4月下旬にもう検討していたところです。しかし、決定については、関係団体の御意見を伺いまして、もうちょっと待とうということで、5月中旬の後半になったところです。
  近い日程で開催が予定されておりました、米沢あるいは山形等も中止というふうに聞いております。山形については、オンラインで開催ということも聞いたところですが、マラソンという競技の性質上、どうしても呼気が横あるいは後方の選手にかかってしまうということを考えますと、どういった方法だったらできるのかなというのは、ちょっと難しいのかなというふうに考えているところです。
○委員長  13番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員  10月18日に行われる酒田の湊酒田つや姫ハーフマラソン、これはもうそのまま決定ということで募集がなっていたりします。そういうのを見ますと、やはりマラソン好きな方たちにとっては、何でもう5月に決定したんだろうと、もっともっと猶予を持って、いろんな方法を考えて決めていただきたかったということがあります。
  それで、マラソン大会に関しては、南陽のさわやかマラソンは平成12年から、市民の健康づくりのために誰でもが参加できる大会をやろうということで始めたんですね。その趣旨からしますと、絶対全国的な人を集めなければいけないとか、多くの人数を集めなければならないとか、そういうことはないと思うんですね。
  そういうことを考えますと、今後さわやかマラソンという形になるのかどうか分からないんですが、市民また県民、そういう方たちを募ってのマラソン大会ができないものかと思うんですが、いかがでしょうか。
○委員長  白岩市長。
○市長  甲子園をはじめとして、様々な競技において何とかできる方向が模索されております。マラソン大会についても、各地各様にいろんな考え方があろうかと思いますが、南陽市としては、この感染予防の観点から、感染をしっかりと防ぐ、それこそ市民の健康を守るという意味では、どういう方法だったら開催できるのかという方途がなかなか見つからなかったというのが現状でございました。もちろん開催できればということで、関係課とはいろいろとお話させていただきましたけれども、なかなかその方途が見つからなかったということですので、御理解を賜りたいというふうに思います。
○委員長  13番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員  その時点ではそういうことだったかもしれませんが、まだ今6月です。10月ぐらいのいろんな何かを開催するということの方向性を考えるということはできないんでしょうか。
○委員長  白岩市長。
○市長  先ほども申し上げましたとおり、準備にある程度の期間が必要でございます。そうしたことから、決定は5月となったところでございます。
○委員長  13番板垣致江子委員。
○板垣致江子委員  5月から準備しないと駄目だということだったのでということなんですが、市民の意向もありますので、ぜひ今後このスポーツに関して、もうちょっといろんな話合いを持てるように、そしてマラソン大会ができるのかどうか、ぜひもう一度考えていただきたいと思います。要望にしておきます。
○委員長  ほかにありますか。
  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  私からあと2点ですね、お伺いをしたいと思います。1つは商工関係、1つは教育関係です。
  最初に、商工関係でちょっと現状についてお伺いをしたいというふうに思うんですけれども、今回コロナに関して、いわゆる雇用に関する不均衡があります。例えば観光業、旅館業も含めてなかなかお客が来ない、そういうふうな中で、一方で、例えば農家、サクランボであるとか、そういうふうなところが非常に人手が足りないというふうなことがあります。今回に限らず、そういう雇用のアンバランスというか、それに対するマッチングするような、そういった事業というのは行っているのでしょうか。
○委員長  長沢商工観光課長。
○商工観光課長  お答え申し上げます。
  特に市が中心となって、そういったマッチング等は行っておりませんけれども、何か御相談があれば、商工会さんとか観光協会さんとか各団体、さらには各企業のほうといろいろと調整をさせていただくことはございます。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  行政としてはアコーディング、調整をするという機能が大変重要だというふうに思いますので、ぜひこの今のキーワードとしてはシェアをしていくというふうな、互いに分かち合っていくというふうなことが大事だと思いますので、ぜひそういったことを。現在もそういった形で個別については話になっているとは思うんですけれども、ぜひそういった視野に立ってお願いをしたいというふうに思います。要望になります。
  それから、第2点目の教育に関して、教育長にお伺いをしたいと思います。
  まず、今回、オンラインあるいはリモートというふうな形での学習について、GIGAスクールであるとか様々な予算がついて決まったわけですけれども、現在の現状の中で、例えばリモート、オンラインでもって県外とか市外との学校間の、例えば交流というんですか、リモート交流というんですかね、そういったものはなされているものなのかについて、まずお伺いしたいと思います。
○委員長  長濱教育長。
○教育長  ただいまの委員の御質問にお答え申し上げます。
  現状では、学校教育の中でほかのまちと子供たち同士が会議をするといいますか、話合いをするというようなことは、一部の学校で取り組んでいるという事例はございます。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  一部の学校でということで、南陽市については、じゃないということですね、今のところ。
○委員長  教育長。
○教育長  南陽市の小学校と高畠町の小学校ということでございます。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  私も、これはコロナに限らず、非常にオンラインのシステムを使ってやるというふうなことは、非常に有効だなというふうに思っております。これは国際的にもできるわけですね。例えば中学校でアシスタントのティーチャー、ATの例えば母校であるとか、例えばの話ですよ、そういうようなところとやってみたり、そんなこともあって、非常に世界に羽ばたく南陽市の子どもたちというふうなことを考えていった場合には、非常に有効な手段なのかなというふうに思っています。
  例えば沖縄の糸満市との交流等もあるわけですので、そういったところでリモートを通じた事前学習あるいは事後学習も含めてやるというふうなことについては、どういうふうにお考えでしょうか。
○委員長  長濱教育長。
○教育長  今、高橋委員の御意見ということかと思いますけれども、非常に今回のコロナ禍によって教育、これまでの教育がなかなか通用しないという現実に立ち向かって、その中でやはり何もできないということでは、公教育、これから先どうしようもなくなってしまう、非常に私も危機感を覚えたところでございます。
  そのような中で、やはり様々な方策を考え、そして可能性を探っていくということが、これは子供たち自身もいろいろな経験を通して後々力になって、自分の可能性を発揮できるというようなことにつながっていくのかなというふうに思って、非常に有効な手段だなというふうに思ってはおります。
  ただし、全てがこのオンライン授業あるいはICT環境の中でできるかといえば、それはまた違った面もあると思いますので、そういったところをやはり慎重に検討しながら、できるものは積極的に活用していく。そして、そこでなかなかできない、やりづらいという部分については、また、従来の方法もありますし、新しいやり方の中で、いろいろな指導法を考えていくということが大事なのかなというふうには思っているところでございます。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  模索中というふうなことだと思うんですね。その新しい行動様式というのは、教育の現場でも当然なってくると思うし、ならざるを得ないというふうに思います。その中で、やはりリモートによる学習というんですか、交流というんですか、それはやはり私はかなり有効的だなというふうに思いますので、教育長も模索をしていくというふうな形での答弁がありましたので、ぜひ積極的にお願いをしたいというふうに思います。
  以上です。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  13ページの消防費に関連してですけれども、1年ぐらい前だったですかね、北町で貯水槽を掘っていたところに、1万2,000年前のマグロの骨が出てきたということで大きな話題になったわけですけれども、それ、その後どういうふうな形になっているか、お聞かせいただきたいと思います。
○委員長  長濱教育長。
○教育長  今年度も継続して調査をする予定でございましたが、現状ではやはりコロナ禍の影響によりまして、現在は、今のところは今年度は調査は行っておりません。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  聞くところによりますと、あそこは泥炭層で、ほかのところにないような貴重な遺跡がそのまま残っているということですので、これは南陽市にとって非常に大事な、南森遺跡、今古墳認定になったかどうかですけれども、それとも併せながら非常に大事な遺跡だと思うんで、やっぱり市長もこれは大事な遺跡として認識して、今後、今年ぐらいはちょっとコロナで一段落ということですけれども、その辺で市長の北町遺跡に対する御見解をお聞きしたいと思います。
○委員長  白岩市長。
○市長  内陸部において魚の骨が見つかった、国内において大変貴重な可能性のある遺跡だというふうに認識をしております。
  今後、適切に時期を見て発掘調査など必要なことを行って、南陽市の今後に活かしていければなというふうに思っているところでございます。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  それでは、よろしくお願いしたいと思います。
  また、このことを市民の間にも、この間は新聞に1回、山形新聞に報道になっただけかと思いますので、これも市民の方に広く知っていただく必要があるんではないかと思いますので、よろしくお願いします。
  もう一点、商工費に関連しまして、今回のコロナ危機によって、いわゆる在宅勤務というのが一つの大きな流れになっているわけですけれども、今把握している南陽市内の在宅勤務の状況、それから南陽市外へ通っている人の在宅勤務の状況等について、現在把握しているところをお聞かせいただきたいと思います。
○委員長  長沢商工観光課長。
○商工観光課長  お答え申し上げます。
  4月の企業動向調査の際に、コロナの影響についても聞き取りを行いました。また、電話等でも、在宅勤務、テレワークの関係で確認したところ、西工業団地が中心になりますけれども、現時点で、4月の段階で把握しているのは7社でございました。ただ、その7社のうち、南陽市に工場があって、本社が東京である。東京のほうの営業のほうでテレワークをされていると、そういった企業も含めて7社と。
  あと、市外のほうに通っている方の状況については、把握してございません。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  分かりました。実は、この間、振興審議会の席上である委員から、市役所で在宅勤務というのはどうなのかねと、難しいんだべねというふうな話があったんですけれども、市役所の場合で在宅勤務の可能性というのは、どんなふうに把握しておられるか、お聞かせいただきたいと思います。
○委員長  嵐田総務課長。
○総務課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  個人情報の関係やらセキュリティーの関係やらございまして、今現在のところ、市役所の業務として在宅勤務という部分については大変難しいというふうに思っております。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  あと、今の段階で、恐らく今言っているような話で難しいというのは分かりますけれども、何かこれから世の中の一つの流れで、いわゆるテレワーク、在宅勤務というのは大きな流れになっていくんではないかなというふうな気がします。それで、まさに新しい生活様式というか、コロナが変えるこれからの世界というか。
  そういったとき、今度、在宅勤務で注目されているのが、いわゆるジョブ感覚というか、成果主義なんかにも結びついて考えられるようになっているんですけれども、一つ一つの仕事やって何ぼというか、ただ、そこにいただけで何ぼでなくて、実際に仕事をやって何ぼというふうな感覚が、恐らくこれからは在宅勤務と並行して広がっていくんではないかなと。
  市役所の仕事の内容、私自身分からないわけですけれども、そこらでのやっぱりやって何ぼの仕事というか、そういったものを意識して、これからの世の中の流れ、考えていかなければならないんではないかなというふうなことを思うわけですけれども、その辺、市長どう、今突拍子もなく言ったんで、どう思われるかですけれども、市長、もしあれだったら、実際に市役所をずっと経験された副市長でも、お答えいただけたらと思います。
○委員長  大沼副市長。
○副市長  委員おっしゃるとおり、ジョブで管理するといった場合は、まず1つは、明確な指標がないと評価ができないというふうなことになるかと思うんですけれども、御存知のとおり役所の場合は、例えば税務課の業務と向こう側にいる福祉の業務では全く違う。そういった、いわゆる指標を同じ物差しで評価をする、もしくは先ほど言ったように出来高というか、どういうふうな評価にするかですけれども、それらがやっぱり非常に難しいというのが今の現状です。
  ただ、委員おっしゃるとおり、リモートワークについては、これは恐らく世の中の流れだと思うので、例えば3階の管理部門はできないかとか、4階の教育委員会はできないかというような具体的な検討については、今後勉強させていただきながら、先進地ではもう既に始まっているので、それらも含めて今後検討したいと思っています。
  やはり市役所の場合は、市民の方がいらして、そこで人と人との交流というようなこともあるので、行ったらロボットがいて、ロボットと話してピーピーピーピーとやれば住民票が出てきたというふうなのがいいのかどうかということもあるので、そこら辺はきちんとやっぱり今後検討したいというふうに思っています。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  一般論としては、そういうふうになると思いますけれども、今話があったように、部署ごとにそういった形もこれから考えていかなければならないんではないかなというふうな、一つの問題提起とさせていただきます。
  この問題提起の一つ、私思っていた背景、これ昔から、前に議員になったときから思ったことなんですけれども、どうも南陽市というのは、その部署の専門家というのが育ちにくいなと思っていました。商工行政、これは俺に任せろみたいな、そういったふうな市役所職員の人、何でもできる、それこそもっと言うとオールラウンドプレーヤーで何でもできる、これは本当にすごい、よくやるものだと我々なんかの感覚からすると思うわけですけれども、その反面、そういう本当のその部門部門での俺に任せろ的なプロが育ちにくい、これ私は南陽市合併の弊害だというようなことを言ってきたんですけれども、そんなふうな気がします。
  そういった意味で、ひとつジョブ感覚というか、やって何ぼ的な、そういった仕事のやり方というのは、ある意味、ある部門では必要な形になるんではないかなと、そんなふうな気がしてのこの質問でしたので、問題提起とさせていただきますので、よろしくお願いします。
  以上です。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
(発言する声なし)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第34号 令和2年度南陽市一般会計補正予算(第6号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第34号は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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議第35号 令和2年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
○委員長  次に、議第35号 令和2年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。西牧財政課長。
〔財政課長 西牧修二 登壇〕
○財政課長  〔令和2年6月定例会 予算に関する説明書により 議第35号について説明〕省略別冊参照。
○委員長  これより質疑に入ります。
  歳入、歳出全般、24ページから25ページまでについて質疑ございませんか。
(発言する声なし)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第35号 令和2年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第35号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で、本委員会に付託されました補正予算2件の審査は終了いたしました。慎重な御審査を賜り、誠にありがとうございました。委員各位の御協力に対し、深く感謝申し上げます。

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散      会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を散会いたします。
  御起立願います。
  どうも御苦労さまでした。

午前11時41分  散  会