令和2年9月15日(火)午前10時00分開会・開議

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板垣 致江子  委員長    片平 志朗  副委員長

出 欠 席 委 員 氏 名

◎出席委員(15名)
 1番 伊藤 英司  委員    2番 小松 武美  委員
 3番 佐藤 憲一  委員    4番 島津 善衞門 委員
 5番 髙岡 亮一  委員    6番 高橋 一郎  委員
 7番 舩山 利美  委員    8番 山口 正雄  委員
 9番 片平 志朗  委員   10番 梅川 信治  委員
12番 髙橋  弘   委員   13番 板垣 致江子 委員
15番 遠藤 榮吉  委員   16番 佐藤  明   委員
17番 殿岡 和郎  委員
◎欠席委員(0名)


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説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫   市長                大沼 豊広   副市長
嵐田 淳一   総務課長             吉田 弘太郎 技術調整主幹
山口 広昭   みらい戦略課長         西牧 修二   財政課長
尾形 真人   税務課長             髙野 祐次   総合防災課長
安部 浩二   市民課長             尾形 久代   福祉課長
大沼 清隆   すこやか子育て課長      島貫 正行   農林課長
寒河江 英明 農村森林整備主幹       長沢 俊博   商工観光課長
穀野 純子   観光振興主幹          粟野  清    建設課長
佐藤 和宏   上下水道課長          佐藤 勝雄   会計管理者
長濱 洋美   教育長               穀野 敏彦   管理課長
佐藤 政彦   学校教育課長          板垣 幸広   社会教育課長
土屋 雄治   選挙管理委員会事務局長   安部 真由美 監査委員事務局長
大室  拓   農業委員会事務局長
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事務局職員出席者
髙梨 敏彦   事務局長    太田  徹   局長補佐
江口 美和   庶務係長    丸川 勝久   書記

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本日の会議に付した事件
 認第1号 令和元年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定について
 認第2号 令和元年度南陽市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
 認第3号 令和元年度南陽市財産区特別会計歳入歳出決算の認定について
 認第4号 令和元年度南陽市育英事業特別会計歳入歳出決算の認定について
 認第5号 令和元年度南陽市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
 認第6号 令和元年度南陽市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
 認第7号 令和元年度南陽市水道事業会計決算の認定について
 認第8号 令和元年度南陽市下水道事業会計決算の認定について

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開      会
○事務局長  場内の皆様、御起立願います。
  おはようございます。
  御着席願います。
  初めての決算特別委員会でございますので、委員長が互選されるまでの間、委員会条例第10条第2項の規定により、年長の委員が臨時委員長の職務を行うこととなってございます。
  出席委員中、殿岡和郎委員が最年長委員でありますので、殿岡委員に臨時の委員長をよろしくお願いいたします。
  殿岡委員、委員長席にお願いいたします。
〔殿岡臨時委員長 委員長席に着席〕
○臨時委員長(殿岡和郎委員)  おはようございます。
  年長委員をもちまして、私が臨時委員会の委員長の職務を行います。よろしくお願い申し上げます。
  ただいまから決算特別委員会を開会いたします。
  ただいま出席されている委員は15名全員であります。

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委員長の互選
○臨時委員長  これより、決算特別委員会委員長の選挙を行います。
  お諮りいたします。委員長の選挙は指名推選の方法により行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○臨時委員長  御異議なしと認めます。
  よって、指名推選の方法により行うことにいたしました。
  指名推選は私から行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○臨時委員長  御異議なしと認めます。
  それでは、私から決算特別委員会の委員長を指名させていただきます。
  決算特別委員会委員長に、板垣致江子委員を指名いたします。
  ただいまの指名に対して、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○臨時委員長  御異議なしと認めます。
  よって、板垣致江子委員が決算特別委員会委員長に当選されました。
  ただいま委員長に当選されました板垣致江子委員長から、登壇の上、就任の御挨拶をお願いいたします。
  板垣致江子委員長。
〔決算特別委員長 板垣致江子委員 登壇〕
○委員長(板垣致江子委員)  おはようございます。
  ただいまは決算特別委員長に御推薦をいただきまして、ありがとうございました。
  現在、新型コロナウイルスの影響により、行政も市民も大変厳しい状況になっております。来年度も厳しいのではないかという予測でありますので、まずは、この令和元年度の決算をしっかりと皆様御審議いただき、皆様のよい御意見を来年度の予算編成になるように、皆様の御審議、よろしくお願いいたします。
  委員の皆様、そして行政の皆様、よろしく御協力のほどお願い申し上げ、私の就任の挨拶とさせていただきます。
○臨時委員長  板垣致江子委員長の挨拶が終わりました。
  御協力をいただき、誠にありがとうございました。
  ここで、委員長と交代いたします。
〔臨時委員長 委員長と交代〕
○委員長  ただいまから委員長の職務を行います。よろしくお願い申し上げます。

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副委員長の互選
○委員長  それでは、決算特別委員会副委員長の選挙について議題といたします。
  お諮りいたします。副委員長の選挙は指名推選の方法により行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。
  よって、指名推選の方法により行うことに決しました。
  指名推選は私から行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。
  それでは、私から決算特別委員会の副委員長を指名させていただきます。
  決算特別委員会副委員長に片平志朗委員を指名いたします。
  ただいまの指名に対して御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。
  よって、片平志朗委員が決算特別委員会副委員長に当選されました。
  ただいま副委員長に当選されました片平志朗副委員長から、自席にて就任の御挨拶をお願いいたします。
  片平志朗副委員長。
○副委員長(片平志朗委員)  おはようございます。
  ただいまは決算特別委員会の副委員長としての任を賜り、その任の重さに身が引き締まる思いであります。
  今後はベテランの板垣委員長を補佐し、委員会としての役目を果たせるように努力してまいりますので、各委員の方より御協力をよろしくお願い申し上げます。
○委員長  これより決算の審査に入ります。
  委員会に付託されました案件は、令和元年度一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに事業会計決算の8件であります。

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認第1号から認第6号まで計6件
○委員長  認第1号 令和元年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定についてから、認第6号令和元年度南陽市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの6議案について、当局の説明を求めます。
  佐藤勝雄会計管理者。
〔会計管理者 佐藤勝雄 登壇〕
○会計管理者  〔令和2年9月定例会 決算に関する説明書により 認第1号から認第6号について説明〕省略別冊参照。
○委員長  これより審査に入ります。
  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁は、ページ数、款項目を明示し簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。
  これより質疑に入ります。
  初めに、認第1号 令和元年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定について、事項別明細書により審査を行います。
  まず、歳入から行います。
  第1款市税から第13款使用料及び手数料までの44ページから56ページまでについて、質疑ございませんか。
  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  歳入に限ったことではないんですけれども、市長にこの決算についての御感想を、市長なりに取り組んでこられたこの結果を見ての御感想をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
○委員長  市長。
○市長  御質問にお答え申し上げます。
  まず、160億円を超える決算となったということで、大きな額になったというふうに思っております。その中にあっても、市債においては減少を図り、様々な財源を有効に活用し、課題について職員の皆さんの努力で様々に対応できたのではないかというふうに思っております。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  ありがとうございます。
  私なりに久しぶりにこの決算を見せていただきまして、昔話といったらあれですけれども、20年前を思い起こしますと、当時、私は28年前、1992年に初めて議員になって、6年間在籍したわけですけれども、その頃一番注目していたのが、やっぱり赤字にならないように何とかと、かつかつでもいいから綱渡りがうまくいくようにと、それが議会全体の一つの関心だったんではなかろうかなと。
  その前というのは、やっぱり当時もバブルの時代だったわけで、その前にはずっと高度成長の時代があったわけで、税収もどんどん入ってくると、そういった中で行政のほうも積極的に、ハコモノ行政とかと言われる批判もあったわけですけれども、特に私のときは大竹市長だったんですけれども、一生懸命いろんな建物を造られた。それが今だとハイジアパーク南陽もですけれども、そのほかに結城記念館、あるいは夕鶴の里という形で、南陽市にとって大事なものになっているわけです。
  当時は、何とか切り詰めて、切り詰めてというような、そんないわゆる倹約的なそういった節約、倹約、それが中心に頭に流れていて、借金を増やさない、公債費を増やさないようにとか、どうやったら減っていくかみたいな、そんなところに一番関心があったような気がするんですけれども。
  この間の私の一般質問に関連しますけれども、あのときお見せしたグラフ、あれから20数年、30年近くたって、あの間、当時はまだ、28、9年、30年くらい前は、まだジャパン・アズ・ナンバーワンとか言われて、日本がアメリカに次ぐGDPを誇って、そしてそれなりに自信をもっていた日本だったわけです。ところが、あのグラフを見て、私は何で愕然としたか、日本がここまで落ち込んでしまっていたのかと、それに愕然としたわけです。
  今回、この間、監査のほうからの意見書もありますけれども、今回9億円からの歳入歳出の差額が出たりして、これ昔の感覚だと、ああよくこのくらい残したなみたいな感覚になるんだけれども、これからの時代というのは、ちょっともうその時代というのは変わっているのではないか、というのは、その後の日本というのはどんどんいわゆるデフレ、失われた20年、30年というようなことで、民間の力がどんどんそがれていった。民間にもう借金する力はない。金融緩和で利息をなんぼ低くしても誰も借り手はいない。むしろ会社はもうかった金はどんどん、設備投資するんでなくてため込んでしまう。そういった時代になって、結局日本はどんどん落ち込むことになる。国も国債をどんどん発行すると、これも私の一般質問に関連するんですけれども、こんなことをしたら後々にツケを残すんではないか、財政規律を守りなさい、そういった論調が中心になって、マスコミも。
  そういった中で、このままだったら日本はどんどん落ち込む。今までの発想を変えねばならないのではないの、そういう時代になっていると私はつくづく今思っています。じゃ、どうするか、とにかくもう国は国で、国も今回、菅さんが昨日自民党総裁になりました。昨日の夜のNHKのニュースを見ていたら、菅さんのインタビューがありました。菅さんはどういうふうなことを言うのかなと、物すごいいいことを言った。財政の前に経済だよと、これは物すごい......。
(発言する声あり)
○髙岡亮一委員  ちょっとこれからの考えを変える必要があるんでねえかという......俺ももうこれ必死で言っているんだから、聞いてけろ。
○委員長  すみません、質疑、簡明にお願いいたします。
○髙岡亮一委員  はい。私の一般質問も含めて、私自身、これからの日本、それは国だけじゃなくて、地方も必要なところにはどんどん金をつぎ込んでいく、地方債を発行しなければならないときにはどんどん発行する、これからの姿勢として、そういった方向に変えていく必要があると私は今切実に思っています。それで、これ急に言われて急に答えろと言ってもそれはあれかもしれないですけれども、その私の思いについて市長はどう思われるか、お尋ねします。よろしくお願いします。
○委員長  市長。
○市長  何でもかんでも切り詰めるという緊縮財政というのはよろしくないというふうに思っています。地方においては、政府のように国債の発行権、あるいは通貨の発行権がない中ではありますけれども、ないならないなりに工夫して、何とか様々なメニューを使ったり、あるいは国に創設をお願いをして、できるだけそういった財源を確保してやらなければいけないことはやっていく、そういう姿勢でありたいというふうに思っております。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  その市長の姿勢を非常に高く評価します。
  そして、それにつけても、今度は歳入に関連するんですけれども、ふるさと納税はすごいと思ったんです。これは大したもんだと思ったんですけれども、このことについて......
○委員長  すみません、今、歳入の44ページから56ページということですので。
○髙岡亮一委員  ふるさと納税、入っていないっけ。
○委員長  ちょっとふるさと納税に関しては。歳出。
○髙岡亮一委員  8ページの寄附金に関連して。あとで言ったほうがいいか、もしあれだったら後で言ってもいいです。
○委員長  はい、そのほうが。
○髙岡亮一委員  はい、了解です。
○委員長  質疑ございませんか。
  44ページから56ページまでの歳入でございます。
  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  私からは、歳入全般の中で不納欠損についてお伺いをしたいと思います。この審査意見書は非常にうまくまとまっていると思うんですけれども、その考え方についてお伺いをしたいと思います。
  例えば、市税で今回2,126万円の不納欠損、特別会計では4,109万円、これは対前年比で、市税については1,931万円増えている、それから特別会計では3,836万円増えているというふうになっています。
  これ、不納欠損額を増やすというようなことについて、別に私は適切にされているんだなというふうに思いますので、それはいいんですけれども、不納欠損についてのこの資料を見ると、前年度から多くなっているのは、平成28年度に執行停止をしたもので3年を経過明したからこうなったというふうになっております。したがって、そのルールとして大体3年に一遍の不納欠損の、執行停止をして3年を見るというようなことですから、そのような形になっているのかなと。ということは、28年で3年で平成31年、つまり令和元年、令和元年にもやはりこの執行停止をしているという、そういった流れというんですか、そういったことで理解してよろしいでしょうか。
○委員長  尾形税務課長。
○税務課長  お答え申し上げます。
  ただいま質問あったとおり、不納欠損については、規定によりまして、ある程度消滅、執行停止から3年経過すれば不納欠損にするというルールがございます。
  その中で、今ありました28年の部分については確かに多くありました。それが30年、元年ということで、順次処分するわけでありますけれども、それについては、元年については全体で690万ぐらいということで、年々その差はございます。28年は確かに多かったということでございます。
  以上でございます。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  分かりました。
  そういった形でいわゆる執行停止をしているというふうなことで、執行停止する際には、いろんな財産調査をしたり、不在になった、市外に行った、様々な理由があると思います。それについてはきちんと対応になっているというふうに思っておりますが、この財産調査等に関しては、いわゆる一番今は債券、それから不動産というふうになると思うんですけれども、その辺の重きを置いている部分というのはどういうような形になるでしょうか。
○委員長  尾形税務課長。
○税務課長  処分については、皆同じ考えで、一律公平に滞納処分を行うということでございますが、確かにそれぞれ、滞納者については1.5%程度でございますけれども、その部分についてもほったらかしにはしないで、それぞれ公平公正に処分を行うという前提で行っておりますけれども、基本的には不動産、換価できる部分については換価するということで、特に不動産については大きい価値がございますので、できるものについては換価して、それを収納できるというものについては優先的に行うというような体制で行っております。
  以上です。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  分かりました。
  最初に言えばよかったんですが、収納率も0.1%増えて、前年度より、99.5%というふうなことになっているということで、それに対しては、本当に税務当局の皆さんの御努力に関して敬意と感謝を申し上げたいと思います。引き続き、納税の公平負担というような観点で、引き続き収納率向上に向けて頑張っていただければなというふうに思います。よろしくお願いします。
○委員長  ほかにございませんか。
(発言する声なし)
○委員長  質疑がないようですので次に移ります。
  次に、第14款国庫支出金から第15款県支出金までの56ページから72ページまでについて、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第16款財産収入から第21款市債までの72ページから87ページまでについて、質疑ございませんか。
  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  76ページの寄附金、ふるさと納税の寄附金について、先ほど髙岡委員も、後ほどあると思いますけれども、私からは、今ふるさと納税については、様々話題や議論があって、裁判なども起きているとことでもあります。
  本年も、前年と比べると、前年が3億1,600万円に対して、今年度は、先ほど説明がありました7億9,000万円と倍以上増えております。事業費を差し引いても前年の3倍以上というか、5億円ほどになる計算になりますけれども、寄附をしていただいた方には大変感謝をしたいというふうに思います。
  使い道として、以前から私も上げておりますけれども、4項目、ホームページを見ますと4項目あるんですね。子育て・教育、それから地域づくり・定住促進、にぎわいの創出、それから市政一般と。ちなみに、今年度は新型コロナウイルスの被害に対する支援というのも加わっております。この4項目に対しての寄附額の割合というか、比率というのはどういうふうになっているのか、最初にお聞きしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  長沢商工観光課長。
○商工観光課長  お答え申し上げます。
  今、舩山委員おっしゃるとおり、今年度、コロナの関係で1項目増やした経過もございまして、コロナを選ばれている方が非常に多いようでございますけれども、事務的なことを申し上げますと、4つあるうちに、コロナのほうを一番始めに持っていった関係で多く集まった経過がございます。今現在はコロナを一番下のほうに持ってきて、まだ継続している経過がございますけれども、あと、さらには子育てと市政一般、そういうふうな順番になっているというふうに記憶してございます。
○委員長  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  今年度のことじゃなくて、この令和元年度の寄附額の割合、比率というか、この4項目の比率というのを、分かる範囲でいいんですが教えていただきたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  長沢商工観光課長。
○商工観光課長  お答え申し上げます。
  すみません、それぞれの比率というふうなことでは、ちょっと手持ちの資料がございません。申し訳ございません。子育てというのが一番多いというふうに記憶してございます。
○委員長  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  差引き5億円というと相当な金額になるわけですけれども、ほとんどの人が知らないと思うんですね、市民の方も。市民の方でホームページを見たって、4項目しかない。その4項目の中にこれというふうな寄附があったということで、ここに、例えば寄附額の何割とか、市政一般に半分ぐらいとか、例えばですけれども、そういうことを知らない人のほうが多いと。やっぱりある程度、市民の方も分かりやすいように、ホームページでそういう比率みたいなもの、円グラフとか、そういうようなものであったほうが私はいいと思うんです。分かりやすく、ふるさと納税は今すごく話題になっておりますから。その辺のところはどうでしょうか。
○委員長  長沢商工観光課長。
○商工観光課長  お答え申し上げます。
  ホームページのほうにも、額的な部分での報告のほうはさせていただいてございますけれども、そういったグラフというふうな部分ではしていなかったというふうに記憶してございます。あと、市報のほうにも年1回、報告のほうはさせていただいているんですけれども、今後についても、そういった市民の皆様への報告の仕方についても検討してまいりたいというふうに思っております。
○委員長  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  寄附された方が返礼品のほうにばっかり興味があるようには思いますけれども、中には使い道というものを知りたいという方もいらっしゃると思うんです。そういうメニューもやっぱり大事なんですけれども、メニューによって納税額も変わってくるということもあると思いますけれども、やっぱり5億円以上のものを、それから自治体によっては何十億円と、本市もこういうコロナの関係で、今年度はどういうふうな予算になるか分からないぐらいの規模になっております。
  やっぱりそういう中では、いろんな角度から工夫をして、少しでも寄附が集まるような、そういう工夫も必要ではないかなというふうに私は思うんです。やっぱり、もうこのぐらい集まったからそれでいいんだというんではなくて、やっぱりこういう厳しい状況ですから、いろんな市民の方へのサービスなんかも含めれば、少しでもこういう寄附をしてくださる方にいろんなことを周知をして、寄附がやりやすいというふうな形にするためには、やっぱり使い道とか何かのほうも少し説明があってもいいのかなと思うんですが、その辺はどうですか。
○委員長  長沢商工観光課長。
○商工観光課長  お答え申し上げます。
  寄附された方に対しても、お礼も含めてこちらのほうから周知のほうはさせていただいてはいるものの、もっと違った周知の仕方といいますか、詳しく説明することもやっぱり、今のお話を聞いて必要なのかなというふうにも感じました。
  今コロナ禍にあって、市長もこの前の補正予算のほうの特別委員会のほうでも、来年度のほうの財源についてお話されてございましたけれども、非常に法人市民税なんかも含めて、かなり減額になってしまうのかなというふうに危惧してございます。ふるさと納税の財源というのは大変貴重な財源でございますので、今後についても、ふるさと納税寄附額の少しでもアップになるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  ふるさと納税の前に、皆川健次基金、75ページ。
  皆川健次基金は本当に私どもにとって思い出深い、ありがたい金だったんですね。5,000万円頂いた、これで宮内の菊まつりを何とかもっともっと活発にしてほしいというふうな形の応援の金。本当は次の年、もう5,000万円頂けるはずだったんですけれども、皆川さんが病気で亡くなられてしまったと。そういったことで、それでもこの5,000万円というのは非常に貴重な金としてあるわけですけれども、これの現在の状況、どの程度の金額になっているか、分かれば教えてください。
○委員長  答弁を求めます。
  穀野観光振興主幹。
○観光振興主幹  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  皆川健次振興基金につきましては、皆川様の御意向により、証券のほうに投資するという形を希望されておりましたので、投資させていただいております。そして、その投資信託によります運用収入は毎年度入金されておりまして、今年度は57万7,236円ということで入金されております。その運用益のほうを菊まつり関連事業の補助金のほうに入れさせていただいて、活用させていただいている状況でございます。
  以上でございます。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  これはちょっとふるさと納税のほうにも関わるんですけれども、今、その話をお聞きして、そして今度はふるさと納税のほうに話、行きたいと思いますけれども、周辺市町村でふるさと納税の実績というのは、把握している範囲でどの程度なんですか。
○委員長  長沢商工観光課長。
○商工観光課長  お答え申し上げます。
  山形県のほうから四半期に一度ぐらいのペースで、県内のふるさと納税の状況、実績というふうなことで報告がございます。
  その資料によりますと、やはり物すごく今年度についても伸びている市町村もあれば、逆に減額になっている市町村もございます。これ、昨年度の決算ということではございますけれども、今年度の傾向としては、コロナ禍にあってやはりふるさと納税される方も増えつつあるのかなというふうな感じをしております。
  なお、県のほうからはそういった形で各市町の状況、件数と金額というふうなことでの報告がございまして、そちらを基に把握させていただいております。
○委員長  ただいま審査の途中でありますが、ここで暫時休憩といたします。再開は11時15分といたします。

午前11時01分  休  憩

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午前11時15分  再  開

○委員長  再開いたします。
  休憩前に引き続き審査を行います。
  改めて委員各並びに当局にお願いいたします。
  質疑、答弁は簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。
  第16款、第21款、72ページから87ページまでについて、質疑ございませんか。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  今の委員長が言われたことを肝に銘じまして、落ち着いてしゃべりたいと思います。
  ふるさと納税に関してですけれども、補正で4億8,000万円も組んで、そして倍以上の実績を得たということで、その原因というか、その辺を商工観光としてはどういうふうに把握しておられるのか、それをお聞きしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  長沢商工観光課長。
○商工観光課長  お答え申し上げます。
  要因といいますか、5つ、6つほどございまして、まず昨年度は補正で増額した経過はあったんですけれども、実は一昨年については逆に補正で減額した経過もございました。それで、これではというふうなことで、寄附受付サイトのポータルサイトと申してございますけれども、それについて平成30年の11月に1つ増やして、さらには平成31年4月にも1つ増やした経過がございます。
  2つ目といたしまして、南陽市のふるさと納税額の約85%ぐらいを占めるポータルサイトがあるんですけれども、そちらのほうのプランなんですが、これまで月々三千数百円というふうなプランから、寄附額の5%というふうなプランに変更した経過がございます。これが一番大きいのかなというふうには感じてございます。
  あと、3つ目といたしまして、寄附された方の支払いといいますか、決済方法といいますか、電子決済、何々ペイとか、あとは携帯電話の通話料金と一緒に払うことができるものだったり、あとはコンビニ支払いとか、そういったものを増やした経過もございます。
  あと、4つ目といたしまして、お礼の品の数を増やしたことだと思います。議員の皆様のほうからの御意見といたしまして、寄附1万円のプランもつくるべきではないかというふうな御意見もございまして、そちらのほうのプランも新たに設定したり、さらにはフルーツ定期便とか、1回だけでなくて、年間何回かに分けてフルーツをお送りする、そういったものだったり。
  あと、5つ目といたしまして、昨年度の途中からなんですけれども、お礼の品の見せ方として、写真を変えたり、さらにはその写真の上にちょっとしたコメント、おいしそうだなと思うようなそういったコメント、そういったものを入れたりもしてございます。
  あと、最後になりますが、これまでも継続して御寄附いただいた東京南陽会をはじめ、または南陽のファンの方といいますか、そういった方々に継続して御寄附いただいておりますこと、さらには事業者の皆様についても、お品物を出していただければ、南陽市に寄附額の半分ぐらいは自由に使えるお金になるんですと、ぜひ協力をお願いしたいというふうに申し上げたところ、事業者の皆様に引き続き御協力いただいていること、そういったことがふるさと納税の増額の要因というふうに捉えてございます。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  なるほどと、当局のそれなりの努力があってのこういう成果だなということがよく分かります。
  ただ、ふるさと納税というのは、先ほどの話では減っているところもあるというような話だったですけれども、これからやりようによってはどんどん伸びる、クラウドファンディングとかというようなことも最近ははやり出しているわけですけれども、そういったふうな形、そういう一つの流れなんかも考えて、ふるさと納税というのはそういう方向でいろんな形でこれからも伸びる可能性があるんではないか、それには、もちろん当局のいろんな努力がこれからも必要だと思いますけれども。
  さっきの皆川基金に絡めて何を言いたいかというと、皆川基金が本来は、あえて宮内と言いますけれども、宮内に昔のにぎわいを取り戻すために、この金を生かしてくださいという形で、皆川健次さんは市に寄附されたんですね。ところが、今どうなっているかというと、まるっきり違うということではないんですけれども、菊まつりの補助金の穴埋めに皆川基金が使われているというのが、何年か前にお聞きしまして、そうかと思って、皆川さんが生きていたら何と言うべなと思ったんですけれども。このふるさと納税も、当面は地域振興基金というようなところに入って積立てになっているようですけれども、これ、何か足りないところに使うんでなくて、もっと前向きに南陽市はこれだというような売り出す一つの目玉になるようなところに使うような、そういった方向性というものを取る必要があるんではないか。
  コロナの対策だ、これが大変だからここに使うべとか、そういうふうでなくて、もっと。これは最初の私言ったことにも関わってくるわけですけれども、今までの節約、倹約の頭でなくて、もっと前向きな、これからの南陽をどうするんだ、置賜どうするんだ、山形どうするんだ、日本どうするんだ、世界をどうするんだと、そういった大きな志を持った方向に、このふるさと納税のお金というのは使うべきではないかと思うんですが、市長、いかがでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  先進諸国をはじめとして、今各国共通の課題が少子化でございます。あるいは、環境問題、地球温暖化、そういったところが世界共通の課題かなというふうに思っております。南陽市においては、先ほど課長から答弁ありましたように、子育て支援を通常であれば第一に掲げて、それに対応しようというふうにしております。委員からも何か具体的なこういったことがということがありましたら、ぜひ参考にさせていただきたいというふうに思います。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  それは、これもこの間の一般質問に関わりますけれども、一つ私の頭の中にあるのは南陽市文化センターだったわけです。そういった中で、私もそれをこの間、問題提起したわけですので、その辺もお含みおきいただきまして、これから一緒に考えていきましょうということで、よろしくお願いします。
  以上、終わります。
○委員長  ほかにございませんか。
  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  82ページの20款諸収入、雑入の中で、2点お聞きしたいんですが、中身が違いますので1点ずつ、資源ごみの売却代金と、その下の多面的機能支払交付金地元返還金について、2点についてお聞きしたいと思います。
  最初に、1点目の資源ごみの売却代金についてでありますが、これは元気がでるまちづくり交付金の原資になっていると思いますけれども、前年よりも大分減少しておりまして、前年が570万円ほどですから、130万円ぐらい減少しているんですね。これについての原因というか、要因というのはあれば教えていただきたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  安部市民課長。
○市民課長  御質問にお答え申し上げます。
  確かに前年度比で120万円ほど下がっています。要因としましては、資源ごみの引渡しの売却単価がございますけれども、結果的に資源ごみとして回収したごみを委託業者によって指定取引店のほうに引き渡す際に、その売却単価が変動します。その変動と回収量が全体的に前年度よりも大体40トンほど下がった関係で、売却益が下がった結果になっております。
○委員長  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  そういう減った要因があるということでありますけれども、これは先ほども言った元気がでるまちづくり交付金の原資というようなことで、地域としても、まちづくりの交付金は、何かかゆいところに手が届くような便利な使い勝手のいい、地域として、私も公民館の職員をしておりましたので、そういうイメージがあります。
  これで見ますと、交付金よりも売却代金のほうが減少してきている状況になっております。先ほど減少の要因はあったんですが、今後の見通しとかというのを、あったらお聞きしたいと思います。
○委員長  安部市民課長。
○市民課長  お答え申し上げます。
  ごみの搬出量につきましては、生活スタイル、あと経済状況、あと社会状況の変化に左右されるものでございまして、一概にごみの量が増えるのか、下がらないのか、ちょっと来年度は分かりませんけれども、結果的に、先ほど申し上げました資源ごみを出す売却単価が、例えば今まで中国、東南アジア系に出していたものが、ごみの輸入を禁止するということの法律等もございまして、なかなか単価については上がる様子はなくて、むしろ下がる傾向にあると思われます。
  以上です。
○委員長  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  分かりました。
  でも、交付金が減額になるというのは、なかなか地域としても大変になってくるというふうに思いますので、できるだけこのまま継続をしていただきたいなというふうに思います。
  もう一点は、多面的機能支払交付金の地元返還金というのが、その前年度の返還金よりも相当増えているんですね。これはどういう理由があるのか、分かる範囲で結構ですので教えていただきたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  寒河江農村森林整備主幹。
○農村森林整備主幹  お答えいたします。
  多面的交付金につきましては、昨年ですと21団体が活動しておりました。この交付金につきましては、国50%、県25%、市25%の合計100%の補助となってございます。
  これにつきましては、農地の転用等にて面積が減った場合が、その対象面積に対しての交付金の額が減るわけなんですが、減額の範囲が協定内ということで、5年間協定範囲なんですが、5年間遡及してなる場合と、単年度、事情を勘案して1年と様々ございますので、それの要因が影響しているのかと思います。
  以上です。
○委員長  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  そういう影響があるということですけれども、多目的機能の交付金については、いろんな地域の環境整備に使われているというようなことで大変便利なんですが、役立っているというか、地域の役員にお聞きしますと、水田の畦畔の再構築にも補助をしているんだというようなことであります。行政からは、それが毎年は必要ないという指摘があったということなんです。水田というのは、昔から自然ダムの効果があると言われておりまして、そういうことからきちっと畦畔を造って管理することが必要だということなんです。
  近年、豪雨災害が多発している中で、多少なりとも洪水の緩和ができるという、そういう事業なんですけれども、そういうことを考慮すれば、これは指摘事項には当たらないのかなと私は思うんです。農林課の見解としてはどうでしょうか。
○委員長  寒河江農村森林整備主幹。
○農村森林整備主幹  お答えいたします。
  今、委員からありましたように、その要望につきましては地元から確かにございますが、その要望を受けて、国、県のほうに御相談はしているんですが、いわゆる畔塗り等につきましては、毎年ということは、この事業上、不適ということで意見がありますので、それにつきましては事情は本当に分かるんですが、あくまでも国、県の取扱いということで御了解いただきたいと思います。
  以上です。
○委員長  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  上のほうには事情をしっかり説明をしていただきまして、そういうことを認識していただくようにお願いしたいと思います。
  終わります。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、歳出について行います。
  第1款議会費、88ページから89ページまでについて、質疑ございませんか。
(発言する声なし)
○委員長  次に、第2款総務費、89ページから124ページまでについて、質疑ございませんか。
  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  111ページの総務管理費の10目の諸費で、移住定住関係の空き家バンク関係でお伺いしたいんですが、今現在、情報を見ますと18件が空き家バンクに登録されておるようでございまして、その中に14件が成約済みというふうな内容で書かれてあります。その14件というのは今年度の実績なのかどうか、もしそうでなければ、今年度の成約件数は何件で、移住世帯、あるいは移住の人数がどのくらいなのかをお聞きしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  粟野建設課長。
○建設課長  ただいまの質問にお答え申し上げます。
  今年度の、いわゆる現在空き家として登録されている物件については18件、おっしゃるとおりでございます。そのうち、はっきりした数値は分かりませんけれども、今年度についてはたしか3件くらい成約されたというふうに記憶してございます。
  あと、人数についてはちょっと把握しておりませんので、申し訳ございません。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  後で、じゃ、人数は教えていただくことにしまして、総合戦略の中で、空き家の相談窓口件数100件、あるいは移住相談件数9件という目標が掲げられておりますが、それについての実績はどうなっているんでしょうか。
○委員長  答弁を求めます。
  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  お答え申し上げます。
  私からは移住の相談件数を申し上げたいと思います。空き家の相談件数は建設課長よりお願いしたいと思いますが、昨年度の移住の相談件数について、当方で把握しておりますのが、相談件数でございます、あくまでも実績ではございませんが、相談件数が36件というようなことで把握をしてございます。
○委員長  粟野建設課長。
○建設課長  空き家の相談件数でございますけれども、ちょっと現在手持ちに資料がございませんので、後ほど準備させていただきたいと思います。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  分かりました。
  それで、今までも移住された方々というのは結構いらっしゃるとは思うんですが、その中で、文化の違い、いろいろな違う面、あるいは近所の付き合いの面、いろんな状況があると思いますが、移住された中で、せっかく移住されたのにすぐに帰られたという実績というのはあるんですか。
○委員長  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  お答え申し上げます。
  移住の相談は受けてございますが、何分手持ちに転出された方の理由というものは、正直申し上げて、これは市内全体を含めてだと思いますが取ってございませんので、御理解賜りたいと存じます。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  せっかく本市を選んで移住されるわけでございますけれども、ほかの自治体の中では、移住された方に年に1回とか自治体で訪問して、いろんな問題があるのかどうか、生活の中でどうなのか、そういうことを聞かれる自治体もございます。それほどやっぱりせっかく来ていただいた方々にこの地に根差していただきたい、長く住んでいただきたいということを念頭にやっていただいている自治体もあるようでございますので、その辺について行政のほうにもお願いしたいと思いますし、Uターン関係で交流会をする事業なんかがありますが、移住定住された方々でそういう交流会などは催しておられるんでしょうか。
○委員長  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  お答え申し上げます。
  先ほど御案内のとおり、移住の関係については、昨年よりも増して様々な形で相談に乗ると、あるいは先ほどはオンライン相談会ということで、コロナ禍において東京で相談会ができないというようなこともございまして、オンライン相談会ということを本市で初めてさせていただいたところもございます。
  なお、先ほど来、御指摘をいただいておりますコミュニティーの問題ですね、移住者のコミュニティーの問題については、今までそのような統計がなかなか取れなかった状況もございます。いわゆるどういう理由で南陽市に転入なさってきたかというのは、例えば仕事上の転勤の場合もございます。全く地縁、血縁もなくて、こちらにいらっしゃった方もいらっしゃるんですが、そういった統計も実際統計としてはございません。
  そういった中身でございますので、今後どのような形でできるかについては、庁内で検討したいと考えてございます。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  相談件数は結構あるということで、実際住まれてから、長く住んでいただけるような工夫をそれぞれ行政としてもお願いしたいと思います。
  以上でございます。
○委員長  ほかにございませんか。
  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  101ページの2款総務費、7目企画費の山形鉄道駅舎維持管理費の中の駅舎等除雪負担金というような項目がありますけれども、これは上下分離方式になって、上下分離の維持管理はどういうふうになっているかというのははっきりとちょっと、以前にも聞いているんですが、どういう分け方をしているかもちょっと分からない部分があります。この駅舎の除雪負担金というのは、どの駅にどれぐらいというふうな、そういう配分にはなっているのか、お聞きしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  ただいまの質問にお答えいたします。
  こちらの部分については、先ほど委員御指摘いただきました上下分離ということで、ハード部分でございますので、一般的に考えればの部分はあるんですけれども、南陽市役所駅、こちらについては、民営化後に南陽市役所駅を設置したというようなこともございまして、南陽市役所駅に係る部分については、経費については、その設置、要するに自治体で持つというようなことがございまして、今般の結果に至ったものでございます。
  なお、除雪については、みらい戦略課のほうで委託というようなことで、早朝からの除雪を待機していただいてございます。そういったことから待機料も含めての契約でございますので、雪としては少なかったのでございますけれども、毎日検分いただいている部分もございまして、しかるべき支出になっているということで御理解いただきたいと存じます。
○委員長  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  ちょっと今分かりにくいところがあったんですが、各駅にそういう委託している方がおられるということでしょうか。
○委員長  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  申し訳ございません。紛らわしい言い方でございました。
  民営化の後に、南陽市役所駅はその後に南陽市の要望によって設置した駅でございます。ですので、経費の負担は南陽市が持つというようなことでございまして、その他、駅はございます、従前からある駅はございますが、その他の駅については山形鉄道で対応しているということで御理解いただきたいと思います。
○委員長  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  分かりました。
  私、梨郷ですから、梨郷駅の場合は駅舎の維持管理委員会というのがありまして、これは地域の方々から寄附を頂いて管理しているんですね。除雪については、おそらく山形鉄道からの委託というようなことがあると思いますけれども、地域の方から除雪機を寄附していただいて、どなたか、その方がやっていたんですが、ちょっと年を取ったから次の人というので、除雪機だけを寄附するというようなことで次の方に移ったんですけれども、老朽化になりまして、もう限界が来ているんですね。そろそろ買替えの時期かなという話も出ているんですが、そういうものはやっぱり山形鉄道でしかできないというか、申入れはできないということですか。
○委員長  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  お答え申し上げます。
  従前の例から申し上げますと、当然山形鉄道について責務があるというようなことではございますけれども、梨郷地区の場合は特にフラワー長井線への愛着を持っていただいて、地域の方々が協力していただいて、そのように除雪等にもボランティアとして御協力いただいているということは我々も承知をしておりますし、本当にありがたいことだなと思ってございます。
  そういった御相談を寄せられているという件も私承知しておりますので、山形鉄道のほうにその旨をお話しておりまして、例えば定期整備とか、そういった部分、今地元で持っておられる部分もございますけれども、そういった部分も全部山形鉄道のほうで整備はさせていただくという確約も取りましたし、なるべく地域の要望に山形鉄道が寄り添うというような形の中で、今後ともさせていただきたいという申出もいただいておりますので、何分御協力のほうをお願いしたいと、また御支援をお願いしたいと考えてございます。
○委員長  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  もしかすると、地域のほうからも要望というか、申入れをお願いしたいという要望があるかもしれませんけれども、フラワー長井線においては大変厳しい財政状況にあるかと思いますけれども、やっぱりお客様サービスをおろそかにしたら、ますます利用客が減ってくるのかなというふうに思うんです。やっぱりその辺のところは、必要なものは必要だというふうなことで、その辺のところの申入れをよろしくお願いしたいと思います。
○委員長  ほかにございませんか。
  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  ただいま舩山委員が発言した長井線の問題に関連して質問をいたします。
  長井線の沿線の除草というのはどうなっているのか、最初にお尋ねします。
○委員長  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  すみません、質問の詳細でございますが、山形鉄道の経営についてという理解でしょうか。ちょっと私、すみません、もしかすると聞き漏らしたのかもしれませんが。
○委員長  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  山形鉄道の沿線がありますね。その沿線の法面、あるいは道路付近に、おそらく長井線でありますから山鉄の私有地だと思います。その場所にいろいろな雑草が生い茂っていると。今、ススキをはじめ、いろいろな雑草が生い茂っていると。この生い茂っている雑草というのは、これ、どこで除草するんですか。
○委員長  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  お答え申し上げます。
  山形鉄道は上下分離をいたしまして、下の部分は自治体所有というようなことにはなってございますけれども、議会の御理解を得まして、山形鉄道にそれを無償で貸し出すという契約を持ってございます。その中には、きちんと善良管理義務というようなことがございまして、そういった沿線の苦情が生じないようにという義務を課してございますので、一義的には山形鉄道が負うべきものでございます。
○委員長  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  そうすると、山形鉄道さんが雑草等を除草すると、こういうふうになっていると、こういうことですね。
  それで、たしか7月の全員協議会で社長さんを呼んで議会として勉強会をしたと、こういう経過があるわけです。ここ最近何年かやっているんですけれども、その中でこの問題が出されたわけです。たしか除草剤をまくとか、そういったことで対応したいと、たしかそういうお話だったのかなと。
  ところが、特に宮内地区の駅の南側、富貴田街道から抜ける、こっちの何ていう道路、あそこは。何ていう道路だっけ、あそこ。ちょっと分かりませんが。
(「富貴田街道」の声あり)
○佐藤 明委員  富貴田街道から抜ける、片平議員の家の前を通って、それから宮内駅の南側を通って東に抜ける道路があるわけですけれども、あそこは道路が非常に狭いわけですね。しかも生い茂っているので、非常に危険だと。しかも、あそこは、教育長、通学路になっているんですね。通学路になっているんです、たしか。
  ですから、非常に危険だと思うんですよ。ですから一刻も早く除草をすべきではないのかなと思いますが、どうでしょうか。
○委員長  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  御指摘ありがとうございます。
  また、事務局が至らず、こういう御指摘を受けること、本当に申し訳なく思っております。この旨についても強く山形鉄道に再度要望してまいりたいと思います。
○委員長  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  私思うんですけれども、これから台風が来たりなんかすれば、道路に倒れちゃうと。しかも、子供が通れば危ないと、車も危ないと、こういうふうに私は思うんですよ。そこだけでなくて、やっぱり南陽市沿線の各自治体で総点検をして、やっぱり山鉄がしないなら、やっぱり南陽市としても放っておけないわけですから、南陽市としても一刻も早く対応すると、こういうことが大事でないのですか、どうでしょうか。市長、どうですか、あなた。今々危ないところを放っておくわけにはいかないでしょう、これ。どうですか。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  当然ながら通学中の子供、あるいは付近で生活されている皆さんに、できるだけ危険を未然に防止するということは非常に重要なことであります。山形鉄道にも再度申入れをさせていただきますし、南陽市としてもどういったことができるのか考えてまいりたいと思います。
○委員長  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  この問題は今々の問題なんですよ。教育長、通学路になっていますね。課長、そうでしょう。今々の問題なんですよ、あそこは。
  ですから、山鉄さんに言う、それは確かに言うでしょう。それまで時間かかるわけですから、やっぱりあそこだけでなくて、南陽市全体のものとして総点検して、そして対応していただきたいもんだなと、このことを申し添えたいと思います。
  どうですか、教育長。子供のことについてですから、いろいろ聞いていると思うんですけれども、どうでしょうか、その場所に限らず。
○委員長  答弁を求めます。
  長濱教育長。
○教育長  大変御心配をいただきありがとうございます。
  通学路の点検につきましては、いわゆるブロック塀関係の撤去問題、あるいは横断歩道が消えかかっているところがないかというようなことで、この7月と8月にわたりまして、これまでチェックしていたところを確認したところでございます。これは警察の方、あるいは防犯協会の方も同行していただきまして、すぐ改善するべきところというようなことでございましたが、いわゆる今御指摘がございました宮内地区の道路につきましては、我々もちょっと承知しておりませんでしたので、大変ありがたいなと。教育員会としてもできることは何か、直ちに考えていきたいというふうに思っております。
○委員長  ほかにございませんか。
  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  106ページ、ホストタウン推進事業についてお伺いしたいと思います。このコロナ禍で、オリンピックも延期になりまして、来年もどうなのかなというところで、なかなかぱっとしなく、ホストタウンについてはあるとは思うんですけれども、お伺いしたいと思います。
  ホストタウンの推進事業の補助金で、1,312万9,000円という補助金がありますけれども、これについて、組織構成、それから支出についての決算の承認というのはどのような形になっているのか、お伺いをしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  お答え申し上げます。
  ホストタウンの実行委員会につきましては、庁舎内外の市民の方、あるいは経済団体の方から入っていただきまして、実行委員会を踏みまして、実行させていただいているものでありますけれども、このたびについては、コロナ禍というようなこともございまして、書面で協議をさせていただいて、決算のほうは了承いただいたものでございます。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  職員手当を除く、いわゆる純粋な事業というふうなことですね、これについて承認も得ているんだと、実行委員会でというようなことなんですが、これは主に一番大きい支出の科目というんですか、支出内容は何なんでしょうか
○委員長  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  お答え申し上げたいと思います。
  昨年度は市民訪問団をバルバドスに派遣をいたしました。そちらで約900万円ほど支出ございまして、うち参加者からの参加費用280万円ほど頂いてございますので、実質的には差引きとなりますけれども、支出上は900万円ほどの支出を見ているところでございます。一番大きなものは派遣の関係でございます。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  市長にちょっとお伺いをしたいと思うんですが、バルバドスをしっかりと支援して、オリンピックでうまくいくようにというふうなことだと思うんですけれども。私分からないのは、内容は市民は分かっているとは思うんですが、バルバドスの国民がジャパンの南陽というのをどういうふうに思っているのかということと、当然オリンピックは終わるわけですから、アフターオリンピックについてはどのように考えられているのか、お伺いをしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  昨年の市民訪問団は、たしか副市長を団長として市民の方にも参加いただいて派遣したものでございます。その派遣に当たっては、バルバドスオリンピック協会をはじめとする政府関係者、あるいは体育団体関係者、多くの皆さんとお会いして、そのことがバルバドスの有力紙、報道機関、新聞等でありますけれども、そういったところでも報道されたというふうに承知をしております。
  また、私が最初に協定の締結のために赴いたときにも、たしか非常に大きく翌日の新聞では、ジャパンの南陽というところのメイヤー、いわゆる市長が協定の締結に来たというふうに報道していただいておりまして、一定のバルバドス国民の皆さんの周知は進んでいるのかなというふうに思っております。
  そして、今後についてでありますけれども、まずは来年、ぜひオリンピックが無事な中で開催されるように願っております。その後の交流につきましても、現地に赴いたときにも、ぜひこの交流は続けていきたいということを向こうの政府の方にもお話しております。どういう形でということについては今後の検討になると思いますけれども、特に子供たちについては、今、このコロナ禍においてオンラインという新しい方法も普及していることでもございますし、様々な方法でつながりは維持していきたいなというふうに思っております。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  分かりました。
  主催者というか、呼ぶ側としては、市長としてはそういうふうなことだと思うんですけれども、私は基本的に南陽市とバルバドスの属性というのがいまいちはっきり分からないという部分があって、なかなか難しいんじゃないかなと、今後についてもですね、率直に思っています。したがって、その辺については、確かに今までのことは分かるんですけれども、そこはいろんな話をお聞きしながら検討していただければなというふうに思います。
  このホストタウン推進に関しては、様々な形で、最初のこの決め方についていろいろあったとは思うんですけれども、決めた以上はこうするというのは当たり前の話であって、それはそうなんですが、その後についてはやはりいろんな意見を聞いたほうがいいんじゃないかなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
○委員長  ほかにございませんか。
(発言する声なし)
○委員長  ただいま審査の途中でありますが、ここで暫時休憩といたします。再開は1時といたします。

午前11時57分  休  憩

───────────────────

午後 1時00分  再  開

○委員長  再開いたします。
  休憩前に引き続き審査を行います。
  次に、第3款民生費、124ページから145ページまでについて、質疑ございませんか。
  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  129ページのいわゆるシニアカフェについてお伺いしたいと思います。
  シニアカフェについては、ハイジアパーク南陽の利用とともにシニアの方々の健康福祉増進に取り組む事業というふうに心得ておりますけれども、その中で、来年度はハイジアパーク南陽については民間譲渡の可能性があるわけですけれども、このシニアカフェの事業の意図するところについては、そのまま継続をするという考え方があるのかどうか、お伺いをしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  大沼副市長。
○副市長  お答え申し上げます。
  シニアカフェ事業につきましては、先ほどの委員の発言のとおり、ハイジアパーク南陽の救済という面については私どもも否定しておりません。ただ、いわゆる介護予防事業としてどういうふうに位置づけてするかについては、これからハイジアパーク南陽がなくなってからどういうふうにするかについては今後検討したいと思っています。
  以上です。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  私もそういうふうに思っているんですが、例えば、固有名詞を出して悪いのであれなんですけれども、赤湯財産区の温泉を活用しながら、民間事業所で温泉を活用したシニアの健康増進、プールを活用したことをやっていましたが、やめております。
  そういった中で、例えばそういうふうなことを、同じ目的をシルバー世代の介護も含めて、介護予防なんでしょうね、介護予防も含めて、そういった形をやるというふうなことを、例えば、今、検討していくというような話はあったんですが、ぜひ、そういったものについて、例えば援助をしていく、補助をしていく、そういうふうなことを、市長として、そのような考え方があるのかどうかです。大ざっぱに言って考え方があるのかどうか、お伺いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  健康寿命の延伸、そして介護予防というのは、これから高齢化社会で非常に大きな課題だというふうに思っています。その上では、いろんなやり方があるんだろうというふうに思っておりまして、来年度以降の予算編成というのは厳しいものが想像されるわけですけれども、そういった中でも有効な方法を考えていかなければいけないという気持ちはございます。
○委員長  6番高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  分かりました。
  これは民間事業に対する補助というふうなこと、助成というふうなことになると思うんですけれども、ぜひ赤湯財産区の温泉を活用しているということもありますし、様々、民間だけでなくて、準公共的な意味合いとしてやっていくというふうなことであれば、やっぱり援助、補助をしていくというふうなこともあるのかなと、私個人的には思っています。その辺も含めて、ぜひ、そのことを念頭に入れていただきながら予算編成等に向けていただければと思います。よろしくお願いします。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第4款衛生費、145ページから158ページまでについて、質疑ございませんか。
  9番片平志朗委員。
○片平志朗委員  第4款衛生費の157ページの5目健康づくり推進費ということで、備考の欄にやまがた健康マイレージ事業費ということで、157ページの上段にありますけれども、ちょっと聞き慣れない事業でありますので、その事業の内容と元年度の実績等をお伺いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  大沼すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  それでは、ただいまの委員の質問にお答えいたします。
  こちらのマイレージ事業に関しましては、山形県が基本的な枠組みをつくりまして、それに沿いまして各市町が事業を実施しているというものでございます。それぞれ独自の取組等もございますが、南陽市の場合で申し上げますと、初めにこの事業に参加しようとする方に運動面や食事面などで達成したい目標を設定していただきまして、その目標のために行ったこと、例えば健診を受けたとか、健康教室に参加するということなど、健康維持などのために実践していることに応じましてポイントがたまっていくということで、そのポイント数が50ポイントたまりますと、県内の協力店でサービスが受けられるやまがた健康づくり応援カードというものが交付されまして、市民の皆さんが自ら健康づくりに取り組むための動機づけとして行っている事業でございます。
  昨年度の実績につきましては、こちらのカードを351件ほど交付させていただいております。
  なお、協力店については、県全体でホームページ等で確認することができるという状態になっているところでございます。
  以上でございます。
○委員長  9番片平志朗委員。
○片平志朗委員  この予算を見ますと、十万八千何がしということで、こんな少ない予算で健康増進、あるいは医療費削減に向けて多大な貢献をするような施策じゃないかなというふうに感じるところなんですけれども、まだまだ市民にとって、私自身もそうですけれども、この事業があるということ自体、知らない人がいっぱいいる現状なんですが、どのような今まで告知というか、市民の方にお知らせしているか、それをお聞かせいただきたいと思います。
○委員長  大沼すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  ただいまの質問にお答え申し上げます。
  告知の方法というのは、市報等々でも行っていることとは考えておりますけれども、なかなかやはりこちらのほう、実際に取り組まれている方を見ましても、実際に意識の高い方ですとか、そういうところが中心になってきているという面もございますので、ちょっと今の段階で、これまでの取組みといたしましてはそういう市報等を利用しての周知ということになりますが、またさらにこの事業についての広報、または予算獲得についても検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。
○委員長  9番片平志朗委員。
○片平志朗委員  なお一層、市民の方に告知を、できるだけ多くの方が参加できるように取り組んでいただきたいなというふうに思います。
  先ほど申し上げたとおり、ほとんど山形県内の全市町村で取り組まれている事業でありますけれども、今まで健康には自信があるとか、あるいは自分の健康に無関心でいる若い人たちにも有効な手段かなと思っております。そういう意味では、先ほど申し上げたとおり、こんなに少ない予算で、かつ最大の効果が得られるような施策の一つだというふうに思っておりますので、その辺をよろしくお願いしたいなというふうに思います。
  それから、ポイントカードを発行されるわけですけれども、ポイントを取得するのに、例えば人間ドックを受けたら50ポイントとか、どういうことをやれば何ポイントかというようなことで南陽市も明確にしておりますけれども、じゃ、そのカードをどこに行ってポイントを記帳してもらうのか、その辺ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○委員長  大沼すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  御質問にお答え申し上げます。
  記帳するというよりは、協力店のほうにこのカードをお持ちいただいて提示すれば、そちらのほうで提供するサービスを受けられるというものでございます。50ポイントたまった段階で、こちらの市の窓口のほうでこちらのカードを交付するというふうな形を取らせていただいておりまして、カードの特に各店舗での手続とかということはないと考えております。
○委員長  9番片平志朗委員。
○片平志朗委員  ちょっと聞き取れないところもあったんですけれども、まず、この事業に参加された人は市役所の窓口に来て、名前はちょっと何というか分からないんですけれども、シートを発行してもらうわけですよね。それで、いろんなポイントの付与できる項目を一生懸命まずやるわけです。そのポイントを自分で申告するのか、どういう形で把握できるようになっているのかということです。お聞きしたいと思います。
○委員長  大沼すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  お答え申し上げます。
  今御質問あったことにつきましては、当課のほうで作らせていただいておりますすこやか健康マイレージ目標シートというものがございまして、こちらのほうに実際に取り組まれたことを御記入いただくようになっております。その御記入された内容と、あとポイントが付与される内容を照合いたしまして、何ポイントになったかということを確認させていただきます。これが50ポイント以上になっていれば、先ほどのカードをお渡しするというふうな流れになっております。
  以上です。
○委員長  9番片平志朗委員。
○片平志朗委員  そうなりますと、いちいちポイントを記帳してもらうのに市役所に来庁しなきゃいけないということですか。それ以外の方法はあるんですか。
○委員長  大沼すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  お答えいたします。
  逐一それはやったごとに記入ということではなくて、ある程度やった内容をまとめて提出いただいて、それを見させていただいた上でカードの発行をさせていただいているという状況でございます。
○委員長  9番片平志朗委員。
○片平志朗委員  そうすると、50ポイントのカードをいただくには、市役所に来庁しなきゃいけないことですか。
○委員長  大沼すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  お答え申し上げます。
  基本的には市役所に来ていただくということの対応となっております。
○委員長  9番片平志朗委員。
○片平志朗委員  一般質問の中でも、十分に発言する時間が私のミスでなかったんですけれども、今やっぱりこういったいい制度がせっかくあっても、まだ1回1回市役所に来て手続しなきゃいけないということならば、なかなか若い人もそうですし、年配の方も二の足を踏むんじゃないかなというふうに思うんです。せっかくいい制度なわけですので、ワンストップ行政サービスを目指して、できるだけ来なくてもできるようなシステムづくりを、多少はお金がかかるかもしれませんけれども、ぜひ取り組んでいただけたらなと思います。
  あと、ポイントの内容も各市町村で様々、基本的なことは大体似たようなんですけれども、そのほかのポイントを付与する内容というのは独自に考えられているところがあるんですね。やっぱりそういう他の市町村のいいところも読み取っていただきまして、市民が使いやすい、取り組みやすい、そして意欲をもってやれるような、そういうシステムづくりにぜひ仕立てていただきたいなというふうに思います。
  どうですか、市長。市長の見解をお伺いしたいです。
○委員長  市長。
○市長  おっしゃるとおりだと思います。事業がより市民福祉の向上に効果的に実行できるように、これからも様々な工夫を取り組んでいきたいと思います。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第5款労働費、158ページから159ページまでについて、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第6款農林水産業費、159ページから176ページまでについて、質疑ございませんか。
  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  170ページの地域農政推進対策事業費の中だと思うんですけれども、いわゆるゴールドマウンテンプロジェクト、これ、我々が初めて耳にしたときは、1,000万円が3年間にわたって金山に投入されるというようなことで、すごいことだということで話は広まったんですけれども、去年2年目、今年3年目を迎えているわけですけれども、この決算の中でどこにその金があるのかということを教えていただきたいのと、あと、これまでの進展状況についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○委員長  答弁を求めます。
  島貫農林課長。
○農林課長  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。
  いわゆるゴールドマウンテンプロジェクト、金山活性化推進協議会の事業でございますが、この予算立てについては、委員からお話ありましたとおり、1,000万円の交付金、国の交付金が3年間その協議会のほうに入るという事業でございます。この交付金につきましては、直接国から協議会のほうにお金が交付されるということでございますので、市につきましては、決算書で申し上げますと172ページの備考、005農山漁村振興交付金活動支援事業費ということで、いわゆる協議会のほうが国の交付金が来る前に事業を始めなくてはいけないので、そこの部分での一時借入れの部分の利子補給のみを市のほうで支出をしているという状況にございます。
  続きまして、事業の概要、成果という部分でございますが、一昨年から事業のほうに取り組んでおりまして、昨年度につきましては、様々な試作品を作って、いわゆる展示会等への出展等もしている状況でございます。日本酒ベースのラフランスリキュールですとか、そういった6次化商品、様々6点ほど試作をいたしまして、今年の2月には、東京で開催されました展示会のほうに試作品を出品いたしまして、好評を得ているというふうに聞いているところでございます。
  以上でございます。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  協議会と市のほうとの接点というのは、それはどういうふうな形で持たれているのか、教えてください。
○委員長  島貫農林課長。
○農林課長  ただいまの御質問のほうにお答えをさせていただきます。
  市の関与という部分につきましては、様々な事務の部分を市のほうで、交付金の交付のお手伝い等、事務局の一員としてお手伝いをさせていただいているという状況でございます。
  以上でございます。
○委員長  よろしいでしょうか。
  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  ホームページで見ますと、今年の2月、あと3月には赤湯の旅館で報告会のようなことをやったというふうなことがあって、かなりあか抜けしたというか、こっちの感覚ではない、なるほどというか、こういうのもあるんだというような感覚で展開されているようですけれども。目的というか、地域への還元というか、金山地区への還元というのはどういうような形になっているか、把握しているところでお聞きしたいです。
○委員長  島貫農林課長。
○農林課長  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。
  もともと金山活性化推進協議会につきましては、首都圏での販売を前提とした金山地区の地域資源を活用して商品を開発をして、プロデュースすることによって、地域産品の需要を高めて地域の所得を向上させるということを目的として、このプロジェクトのほうに取り組んでいるところでございます。そのため、金山地区のいわゆる地元の産品等を活用しながら、積極的に今活動もしていただいておりますので、そういった部分は所得の向上等もこれから期待できるのかなというふうに考えてございます。
  以上でございます。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  この話が最初に耳に入ったときに、金山にやっと光が当たったかなと、すごいなと私なりに思って、物すごい期待をかけていたわけです。金山という土地そのものが、今は人口も少なくなっていますけれども、昔から金山で金山といったという話もあるし、それから神様の里というふうなことで神山郷というようなことから金山になったというふうな話もあって。そして、あそこの七瑳古山を背景にしたあの一帯の景色というのは、秋はすごいというようなことを前に熊野大社の先々代の宮司が褒めておられたという話も聞いたりして、あそこの金山というのはいろんな意味で可能性を秘めた土地だなというようなことを思っていたわけで。
  そうしたところで何とか実際に3,000万円の金、あと今年1年あるわけで、いろんな地元と結びついた商品開発というか、そういったものも大事ですけれども、その一方でやっぱりあれを一つのばねにして、金山にもっと光が当たるようなそういった方向性というのを取る必要があるかと思っていますので、市長、その辺のゴールドマウンテンプロジェクトに対する市長なりの御認識を最後にお伺いしたいと思います。お願いします。
○委員長  市長。
○市長  国の非常に有意義なメニューを活用して、この南陽市の金山地区の地域の生産物等が新しい形で売り出せるということについて、私も報告会等に参加してみて、こんなやり方もあるんだというふうに非常に驚いたところでございます。
  そういった意味では、今までの南陽市内ではなかなかなかったやり方だと思いますので、ぜひ、このプロジェクトには成功していただいて、その成功事例が南陽市のほかの地区にも波及していけばいいなというように、大いに期待しているところでございます。
○委員長  ほかにございませんか。
  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  159ページの6款農業水産費の中の県女性農業委員会の会負担金というのがありますけれども、これについてでありますが、負担金については何ら申し上げるものではありませんけれども、この最適化推進委員を含めて、この女性委員というのは1名だけだと思いますけれども、今後の目標とか、上から示されたもの、上というか県農業会議だと思いますけれども、そういうものがあるのか、お聞きしたいと思います。
  それと、負担金というのは、これ3,000円になっていますけれども、1人当たり3,000円ということなのか、お聞きしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  大室農業委員会事務局長。
○農業委員会事務局長  お答えいたします。
  農業委員は現在13名で、農地利用最適化推進委員が12名、合計25名の委員でございます。舩山委員おっしゃいましたとおり、女性委員は1名という状況でございます。
  女性の登用につきましては、平成27年12月、閣議決定されたものでございますが、第4次男女共同参画基本計画の中で平成32年度、令和2年度になりますが、そこまでに30%を目指すということで閣議決定されております。現在農業委員は13名でございますが、女性委員は1名ということで、8%ほどの状況でございます。
  2点目の女性農業委員の会負担金でございますが、これにつきましては1人当たり3,000円ということでございます。
  以上です。
○委員長  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  ありがとうございます。
  地域農業の活性化の中には女性の力というのも必要だと思うんですね。女性の目線で考えるというか、そういうものも必要になってくるというふうに思います。なかなかこれ、私も農業委員を経験させていただきましたけれども、女性登用というのはなかなか難しい問題だなというふうに私も感じておりました。やっぱり女性が参画して活躍できるような対策とか、現在そういうようなものを話合いとか、そういうことの対策的なものはあるんでしょうか。
○委員長  大室農業委員会事務局長。
○農業委員会事務局長  お答えいたします。
  女性委員の登用ということでございますけれども、なかなか御本人がやってみようということで思っていただかないと、なかなか実現は難しいものでございますけれども、今の委員の任期が令和3年度の末まで、令和4年の3月まででございますけれども、次期改選に向けまして、そういった女性委員が増えるような機運の醸成に努めてまいりたいと思います。
○委員長  7番舩山利美委員。
○舩山利美委員  本市も女性活躍の推進というようなことで、そういう事業も取り組んでいるわけでありますので、ぜひ農業委員会も女性の活躍ができる組織づくりをお願いしたいと思います。
  以上であります。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第7款商工費、176ページから185ページまでについて、質疑ございませんか。
  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  183ページの9番、地域振興DMO事業費について、これのこれまでの経過、そして現在の進捗状況について、お聞かせいただきたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  穀野観光振興主幹。
○観光振興主幹  ただいまの御質問にお答えいたします。
  一般社団法人やまがたアルカディア観光局におきましては、令和元年度の6月に設立させていただきまして事業を進めてまいりました。その中で、南陽市のほうでは、事業の概要といたしましては南陽市で参画しているものについては、ポータルサイトの構築など、全般的にわたってするものに関して事業の参画のほうをしております。
  また、アルカディア観光局の事業といたしまして、旅行造成等が主な仕事になっているわけでございますが、熊野大社などを中心とした南陽市の観光地を巡るツアーなどの造成もしていただいており、観光客のほうを運んでいただいている状況にございます。
  また、インナープロモーションということで、地域の方々に地元のよさを知っていただくということを広めるために、2市2町の専門の機関紙などを発行して、そういった啓発活動も行っているところでございます。
  以上でございます。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  今、機関誌の話がありましたけれども、市報と一緒に機関誌ができたとき、非常にインパクトがあったというか、ちょっとこれもこれまでにない形の写真の撮り方で、この場所にも光を当てるとこういうような形になるのかと、こういう見方もできるのかということで、非常にいいなと思ったんですけれども。
  これが地域再生計画というようなことで、その中にいわゆる数値目標、KPIの数値が書いてありました。事業の開始前と、それから19年度増加分、20年度増加分、21年度増加分までのことが書いてあって、それで、去年の7月にあった振興審議会で話題になったようで、全体としてはこれはあるんだけれども、南陽市としてもつくる必要があるんではないかというような提案がなされたんですけれども、その後、そのことに関してはどんなふうに、何かあったかどうか、商工なりみらいなり、お聞かせください。
○委員長  答弁を求めます。
  山口みらい戦略課長
○みらい戦略課長  お答え申し上げます。
  南陽市のまち・ひと・しごと総合戦略の中におきまして、観光分野の指標としてそちらを載せさせていただいてございます。大きなインパクトといたしましては、こちらに掲載したインパクトといたしましては、先ほど観光振興主幹のほうからお話ありましたとおり、DMOの関係で観光客を誘致していくというような流れでございますので、個別の計画というよりは、この観光DMOを使いまして、南陽市でも先ほど御指導いただきましたとおり、様々なパンフレット等も使っていただいておりますので、その中で議論していくという結論に至ったかと思ってございます。
○委員長  5番髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  観光のほうも今回のこのコロナでちょっと腰折れ状態というか、非常に厳しい状態になっているわけですけれども、その中でもこのDMOというのは結構外からの空気が入った面白い形に展開ができるんじゃないかなというようなことを、期待を持って見守っているところですので、今後とも頑張っていただきたいと思います。
  以上です。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第8款土木費、185ページから197ページまでについて、質疑ございませんか。
○委員長  9番片平志朗委員。
○片平志朗委員  192ページの8款土木費の都市計画費についてで、特に193ページの備考欄の都市計画マスタープラン見直し業務ということで1,056万円ほど計上されておりますけれども、都市計画法に基づいて本市にも多数計画道路があるわけですけれども、現在どのくらいの路線があるのか、また一番古い計画路線は何年頃だったのか、また事業の執行率はどういうふうになっているのか、お尋ねしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  粟野建設課長。
○建設課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  都市計画道路の関係でございますけれども、南陽市で都市計画が決定されている都市計画道路については、現在27路線でございます。国関係が3路線、県管理が8路線、市関係が16路線の合計27路線でございます。
  一番都市計画決定が古い時期はいつかというふうなことでございますけれども、昭和44年4月に決定されたものが一番古いということでございます。
  あと、整備率、執行率というのは整備率の関係かとはございますけれども、市管理部分のみ申し上げますと、計画延長が18.3キロでございます。そのうち整備延長が10.9キロ、整備率が59.9%、約6割という状況でございます。
○委員長  9番片平志朗委員。
○片平志朗委員  市内には27路線、県、国、市も含めてあるということで、そのうち16路線ですか、市のやつは。市の路線の中で全長に対する執行率は60%。以外にあるなというふうに思っていますけれども、やっぱり全国的には3割から、よくて4割くらいなんですね、執行率。南陽市の場合は行政の頑張りでここまでなったんでしょうけれども、国交省からもガイドラインが示されて、見直しのガイドラインが示されたわけですけれども、この見直しのガイドラインというのは都市計画道路路線の見直しということですけれども、本市の取組はどういうふうに、この国交省のガイドラインに対してどのように取り組まれているのか、それをお聞かせいただきたいと思います。
○委員長  粟野建設課長。
○建設課長  都市計画道路の見直しの関係でございますけれども、まず都市計画道路と併せて都市計画区域、それから用途地域、これについても昭和47年と46年ということで都市計画が決定されてございまして、かれこれ50年近くなるというふうな状況がございまして、そうしますと、そのときに決定した状況から、やはり土地の利用状況とか、あるいは都市の整備状況、あるいは今後のいわゆる地区の計画なども考慮しますと、大分変ってきているというふうなことで、用途地域、あるいは都市計画区域の見直しについても、市長のほうから指示もございまして、それについては都市計画マスタープランで大きな方針を示して、来年以降、見直すというふうなことでございまして、それと併せて都市計画道路についても見直すというふうなことで現在考えているところでございまして、国、県にあっては大体10年に一度見直したらいいんじゃないかというふうなガイドラインの内容でございます。
  以上です。
○委員長  9番片平志朗委員。
○片平志朗委員  都市計画路線ばかりじゃなくて、南陽市全体の用途地域、あと、そのほかの地域設定についても見直しを図っていくということでございますけれども。この都市計画道路については、やっぱり都市の将来像を今までは誘引してきたわけですよね、位置づけとして。また、交通需要の利便性も同時に図ってきたわけですけれども、その計画の段階では高度利用経済時代のいわゆる人口増大、それから経済成長が伴う交通量の増を想定して計画されてきたわけです。その後、計画からもはや半世紀、50年ということが過ぎているわけで、その位置づけとか必要性が何か曖昧になってきているというか、必要性も含めて曖昧になってきて、見直しを図るべき時期が来ているのではないかなというふうに私は常々考えておるわけですけれども。
  そしてまた、都市道路に指定されれば、様々にその間、建築制限がかかってくるわけです。早く道路ができてもらいたいなという市民の方もいらっしゃるかもしれませんけれども、その沿線上に住んでいる人にとっては、増改築する場合、それらの範囲内でしか建物を建てられないという、そういう規制もかかってくるわけですから、それを延々と40年も50年もそのままにしていくというのは行政としていかがなものかなというふうに考えておりますので。なお、都市計画マスタープランが来年の3月頃ですか、できるということを聞いておりますので、ぜひ期待しております。
  もう一つ、それと相まって国土利用計画と、それから、それに伴う南陽市の土地利用計画も同時に進めていかなければいけないということなわけですけれども、その辺の状況、今後の方向性についてはどういうふうになっているんですか。
○委員長  答弁を求めます。
  山口みらい戦略課長
○みらい戦略課長  お答えいたします。
  今御指摘いただきました国土利用計画、それから土地利用マスタープラン、こちらにつきましては、総合計画改定の折に、常々こちらのほうも改定させていただいてございます。
  国土利用計画につきましても、今定例会の常任委員会の折に、今後の方向性のスケジュール等をお示しして、今年度策定していくというような方向を御報告をさせていただいてございます。
  また、都市計画マスタープランにつきましては、ゾーニングでございますので、先ほど建設課長が答弁あったとおり、都市計画マスタープラン、それから立地適正化計画、こういったものを包含しながら今年度中にゾーニングを行ってまいりたいと考えているところでございます。
  以上であります。
○委員長  9番片平志朗委員。
○片平志朗委員  最後になりますけれども、今、都市計画マスタープランの整合性を持たせて今後進めていくということで、それは当然そのようにお願いしたいと思いますけれども、最後に要望しておきたいのは、やっぱり今後きちんと見直しを図って、場合によっては勇気を持って現在の指定した都市計画路線を廃止、あるいは新たに現状を踏まえた計画道路の指定ということもあっていいんじゃないかなというふうに考えますので、その辺を考慮して、よろしく御検討をお願いしたいと思います。
  以上です。
○委員長  ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第9款消防費、197ページから203ページまでについて、質疑ございませんか。
  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  201ページ、4目災害対策費の関連でお伺いしたいと思います。
  7月の大雨のときに避難勧告が出て、四百数十名の方が避難されたと実際あるわけですが、今、避難所が様々あるわけなんですが、その避難所の中の指定緊急避難所について、Wi-Fi環境が整備されているかどうか、その辺についての状況をお伺いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  髙野総合防災課長。
○総合防災課長  ただいまの山口委員の質問にお答えをいたします。
  現在指定緊急避難所29か所ほど設定をしておりますが、この中にWi-Fiの環境が設定をされているところはございません。
  以上でございます。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  先頃の島津議員の一般質問でもありましたけれども、情報の公平性、あるいは情報をどう取っていいのかということの質問がございました。避難所に避難している方というのは、非常に不安の中で過ごされているわけなんですが、そういう中でテレビだけの情報ということじゃなくて、やっぱりタイムリーに自分のところがどうなるかという情報も必要なんだろうなというふうに思います。そういう意味では、携帯というのは今はかなり普及しておりますし、ほとんど持っておられる。そういう中で、自由に情報を取られるという、そんな環境がやっぱり必要なんじゃないかと思うんです。
  そういう意味において、今後この一時避難所についてのWi-Fi環境の整備ということについては、市長、どのように考えられておりますか、お伺いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  おっしゃるとおり、携帯電話、スマートフォンが普及している状況を鑑みますと、そういった環境があれば望ましいということは同感でございます。その際に当然財源がどうなるかということになるわけでありますけれども、国において、現在、防災・減災3か年緊急対策が行われておりますが、今年度で終了する予定ということで、そういったことの延長なども国に要望しながら、いつどのようにできるかはこれから課題でありますけれども、そういった課題に対しても考えてまいりたいと思います。
○委員長  要望でよろしいでしょうか。
  ほかにございませんか。
(発言する声なし)
○委員長  次に、第10款教育費、203ページから242ページまでについて、質疑ございませんか。
  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  239ページの2目体育施設費の関連でお伺いしたいんですが、私もソフトボール競技場の向山のBコートのトイレ設置ということについては、今まで何回も要望してまいりましたけれども、その中で、2015年9月にB球場のトイレについては総合的に検討するという答弁がありました。2015年12月に、このトイレについては結構な金額がかかるということで、再検討中だというふうなお話がありました。そんな中で、2017年のインターハイにおいては、仮設トイレということで対応をされました。その後の現在に至るまでの仮設トイレということの状況について、どのような対応をなされてきたのか、お伺いしたいと思います。
○委員長  答弁を求めます。
  板垣社会教育課長。
○社会教育課長  ただいまの質問にお答え申し上げます。
  向山のソフトボール球場につきましては、Aコート及びBコートということで2つのコートがあるわけでございますが、通常は向山公園一帯としまして2か所のトイレがございます。そのうちの1か所がちょうどAコートの北側のほうに設置してございまして、主にそちらのほうを利用いただくことになっております。
  委員からお話ありました仮設トイレにつきましては、平成29年のインターハイの折に設置させていただきまして、利用をさせていただいたところです。新年度、令和3年度になりますが、南陽市を会場としまして、白鷹町との共催になるんですけれども、東北総合体育大会、こちらが予定されております。そちらの折にも仮設トイレを設置して大会を運営したいということで現在調整中であります。
  以上です。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  来年度の東北総体は仮設トイレでというような話なんですが、要するに仮設トイレを設置するという基本的な考え方、どういう場合には仮設トイレで対応すると、この辺の考え方はどういうことなんですか。
○委員長  板垣社会教育課長。
○社会教育課長  質問にお答え申し上げます。
  向山のソフトボール場の日常的な利用につきましては、平成30年度が5,470人、令和元年度、昨年度については4,651人ということで、おおむね5,000人程度の方々が利用いただいているという状況にございます。そちらの日常的な利用につきましては、先ほどの2か所のトイレ、常設のトイレを御利用いただく形で、大規模なイベント、東北総体ですとか、29年度に開催したインターハイ等々の大規模なイベントについては、仮設トイレを設置して大会を運営していきたいというようなことで考えております。
  以上であります。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  大規模な大会ということなんですが、大規模な大会と小規模な大会、これはどういうふうに違うというふうに理解されていますか。このトイレという関係についてね。
○委員長  板垣社会教育課長。
○社会教育課長  ただいまの質問にお答え申し上げます。
  一般的に大規模な大会と申しますと、全国から選手、役員の方々が集まる、もしくは遠くから、いわゆる東北地方全域から集まる、そのような方で役員の方々も多数お手伝い、御協力いただくような大会と認識しております。
  以上であります。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  大規模な大会は多くの人数が集まる、県外からも集まる、それは当然ですね。それはキャパの問題ですよね。トイレのキャパの問題ですよね。
  要は大会が大きい、小さい、その関係でなくて、Bコートで試合をするということ、試合をしているチームがどうだか、2チームしかないんですよ、常に。大きい大会だろうが、小さい大会だろうが。その2チーム、試合中のトイレに行きたいというときにどうするんですか。Aコートまでは行く時間はありません。攻撃中も、どのくらいの攻撃時間で終わるか分かりません。だから言っているんですよ。試合中に行けないんです。そのときに行きたかったらどうするんですか。だから、仮設でも何でもいいから造ってほしいと言っているんですよ。大きい大会、小さい大会、関係ないです。どうですか。
○委員長  板垣社会教育課長。
○社会教育課長  お答え申し上げます。
  委員おっしゃるように、試合中にすぐ抜けてトイレに行くというのができない状況もおそらくあるのだとは思われます。なかなかそういう部分については、一部御不便もおかけしていることとは思いますが、通常の利用の形態からして、なかなかもう一か所、常設なりのトイレを新たに設置するとなりますと、費用対効果等々、様々な面からもございますので、現在のところは日常の利用については、計画のほうはなかなか難しいような状況にございます。
  以上であります。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  費用対効果とおっしゃいますけれども、スポーツをする人にとっては、要するにそこになければ周辺でやるしかないんですよ。実際やっているんですよ。本当に醜いですよ。それが、ほかから来るお客様がいるから仮設トイレを設置するという考え方はおかしいんじゃないですかね。
  それと同時に、この前、スポーツ少年団の野球チームが、私の孫も今年から小学2年で入りまして、Bコートでナイターで練習試合があって、私もたまたま見に行ったんですが、そのときに保護者の方が、B球場だけ照明灯がついていて、A球場はついていなくて真っ暗なんです。そういう中で、子供を1人でAコートの奥にあるトイレにやらせられないと、真っ暗で怖いというお話がありました。要するに保護者からは、仮設でもいいから近くに欲しいという声があるんですよ。常にそこを使っているわけじゃないんですけれども、やっぱりこういう声もぜひ受けていただいて、5月から10月ぐらいまで大会があります。あるいは練習もあります。そういう方々のために仮設でもいいから何とか設置してほしい。いかがですか、市長。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  教育委員会の所管事項であろうというふうに思いますけれども、やはり利用者の皆さんの、今までどのようにこれまで使用されてこられたのかとか、それがどのように変わってきたのかとか、そういったお声を傾聴しながら、状況に応じて考えていくということではないかなというふうに思っております。
○委員長  8番山口正雄委員。
○山口正雄委員  状況に応じてというか、そういう状況なんですよ、現在。だから、必要があれば、トイレに行きたくなれば、ありませんので近くの土手に行ってするとか、そういうことしかないんですよ。見る人はいいんですよ、時間があるからAコートのほうにも行けるんです。試合中なんか本当に行けませんから、その辺についてぜひ御検討いただいて、仮設でもいいですから造ってほしいと要望いたします。
○委員長  ただいま審査の途中でありますが、ここで暫時休憩といたします。再開は2時10分といたします。

午後 1時56分  休  憩

───────────────────

午後 2時10分  再  開

○委員長  再開いたします。
  休憩前に引き続き審査を行います。
  第10款教育費、203ページから242ページまでについて、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  次に、第11款災害復旧費から第14款予備費までの242ページから246ページまでについて、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。認第1号 令和元年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第1号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
  次に、認第2号 令和元年度南陽市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について審査を行います。
  これより質疑に入ります。
  248ページから275ページまでの事業勘定及び直営診療施設勘定の歳入歳出全般について、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。認第2号 令和元年度南陽市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第2号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
  次に、認第3号 令和元年度南陽市財産区特別会計歳入歳出決算の認定について審査を行います。
  これより質疑に入ります。
  278ページから300ページまでの歳入歳出全般について、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。認第3号 令和元年度南陽市財産区特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第3号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
  次に、認第4号 令和元年度南陽市育英事業特別会計歳入歳出決算の認定について審査を行います。
  これより質疑に入ります。
  302ページから305ページまでの歳入歳出全般について、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。認第4号 令和元年度南陽市育英事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第4号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
  次に、認第5号 令和元年度南陽市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について審査を行います。
  これより質疑に入ります。
  308ページから329ページまでの歳入歳出全般について、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。認第5号 令和元年度南陽市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第5号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
  次に、認第6号 令和元年度南陽市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について審査を行います。
  これより質疑に入ります。
  332ページから339ページまでの歳入歳出全般について、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。認第6号 令和元年度南陽市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第6号は原案のとおり認定すべきものと決しました。

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認第7号及び認第8号の計2件
○委員長  次に、認第7号 令和元年度南陽市水道事業会計決算の認定について及び認第8号令和元年度南陽市下水道事業会計決算の認定についての2議案について、当局の説明を求めます。
  佐藤和宏上下水道課長。
〔上下水道課長 佐藤和宏 登壇〕
○上下水道課長  〔令和2年9月定例会 決算に関する説明書により 認第7号及び認第8号について説明〕省略別冊参照。
○委員長  初めに、認第7号 令和元年度南陽市水道事業会計決算の認定について審査を行います。
  これより質疑に入ります。
  2ページから41ページまでの水道事業会計全般について、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。認第7号 令和元年度南陽市水道事業会計決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第7号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
  次に、認第8号 令和元年度南陽市下水道事業会計決算の認定について審査を行います。
  これより質疑に入ります。
  44ページから89ページまでの下水道事業会計全般について、質疑ございませんか。
  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  認第8号の下水道会計について質問をいたします。
  最初に、現在の下水道の進捗状況、金額はどのようになっているのか、まず第1点をお尋ねいたします。
  第2点目でありますが、現在定期的に償還をやっているわけですけれども、そのほかに繰上償還、あるいは借換え等々の償還があると思いますが、その推移の状況はどうなっているのか、お尋ねをしたいと思います。
  それから、3点目でありますが、私も再三この問題について取り上げてきたわけですけれども、下水道の企業債というか、これ、かつて120、130億円の企業債が当時最高であったわけですけれども、この下水道の決算書を見ますと、現在残高が81億円ちょっとあると、このように記載されているわけですけれども、当時の起債額と比べてみても相当減らされていると、46億円ほど頑張って減らしてきたと、そういう経過があるわけですけれども、この最初の3点について、まず質問いたします。
○委員長  答弁を求めます。
  佐藤上下水道課長。
○上下水道課長  お答えいたします。
  最初に、今現在の下水道の進捗状況ということですが、現在の認可区域面積が850ヘクタールありまして、元年度末の整備面積は733ヘクタールとなっております。率にして86.2%となっております。
  次に、繰上償還、それから、そういった借換えなどの状況ということなんですけれども、下水道企業債につきましては、以前は5%以上の高い金利のものがあって、国が補償金免除の繰上償還を制度として認めたということがありまして、その認められたものについては、既に繰上償還をしております。
  御指摘のとおり、まだ4%台の企業債がありますので、これは制度的に借換えできないものになっております。ただ、金利が高いという認識は持っておりまして、毎年下水道協会を通して国に借換えできる制度を要望しているところです。
  それから、企業債、平成20年のときに一番多くて127億円だったということです。今年は昨年と比べて4億4,000万円減らして81億円ということになっております。先ほど言いましたように、利率の高いものについては、借換えできないかという要望も確認しているところですが、まだ4%、3%台の利率のものも残っておりまして、ただ、そちらの償還につきましても令和8年頃には終わるだろうというふうな計画になっております。
  ですが、今後人口減少で料金収入も減っていくことや、今後の繰入金の状況なども考えて、引き続き経費節減には努めていかなければならないと思っているところです。
  以上です。
○委員長  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  今、課長がおっしゃったとおりだと思います。
  それで、繰上償還ですけれども、課長がおっしゃったように、今要望していると、まだまだ4%、あるいは5%が延々として、特に政府資金が高いわけですね。政府資金が4%、5%、こうなっているわけですけれども、借換えを要求していると。しかし、依然としてできない状況......政府資金はようやく、これ、繰上償還や借換えができるようになったんですけれども、依然として、それでもなお渋っている状況もあると、こういうことであろうと思うんですが。
  いずれにしても、頑張って、一時、平成20年には127億円というような正確な企業債があったわけですけれども、今は残額が81億円と、このようになっているわけですけれども、先ほど言ったように、46億円も減らしていると。これはかなり内部で頑張ったというふうな証拠だと思うんですね。そういう点では、当時から思えばかなり減ったんだなと、このように印象を受けるわけです、これからもぜひそういう形でやっていただきたいものだと、このように思うわけです。
  なお、進捗状況でありますが、850ヘクタールのうち86.2%と、こういうことでありますが、今後のことを考えれば、まだ十数パーセント残っているわけですけれども、この見通しについてはどのような見通しをされているのか、お尋ねします。
○委員長  答弁を求めます。
  佐藤上下水道課長。
○上下水道課長  お答えいたします。
  これからの見通しということですが、現在の予算規模で整備を進めていくと、今の計画では令和12年に認可区域内の整備は完了できる予定をしております。
  以上でございます。
○委員長  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  今の答弁ですと、大体10年後に終わるだろうと、こういう課長の答弁でありますが、そうすると、この残高が81億円ほど残っておるんですけれども、これも含めて皆終わらすということなのか、それとも、いわゆる下水道事業の計画が終わるということなのか、両方ではないと思うんですが、どうでしょうか。
○委員長  佐藤上下水道課長。
○上下水道課長  お答えいたします。
  起債の残高は、ざっと計算して4億ずつ返しても10年で半分しか返せないような状況であります。その間に面積の整備箇所の変更だったり、それから老朽管の更新だったりということで、今後とも事業はその後も続いていくことになると思いますので、引き続き起債の償還をしていけるように努力していきたいと思っております。
  以上です。
○委員長  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  内部でかなり努力してきたと、こういう結果だと思うんですけれども、それでもかなりの事業をやったわけですね。今日まで86%まで達成してきたと、これはやっぱり私は一歩も二歩も前進しているんじゃないのかなというふうに思うんですけれども。
  それで、市長にお尋ねしたいんですけれども、先ほど繰上償還のお話をしたわけですけれども、特に一般市中銀行等については、これは今、零点何パーセントかの利息と。しかし、残念ながらいまだもって4%、5%の政府資金、特に利息が高いとこういう状況でありますが、この借換え等、あるいは繰上償還等々についても、やっぱり早め早めにして、一日も早くこの企業債を減らしていくと、こういうことが私は大事ではないのかなと思うんですが、その辺の考え方、答弁お願いしたいです。
○委員長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  高い金利のものは、できるだけ早く借換えができれば借換えしたいところですし、金利を安くしたいところです。
  下水道事業全般に要している予算の中で、事業の推進、下水道の普及に充てる部分と、それから企業債の償還に充てる部分がございます。企業債の償還に充てる部分を増やせば、その事業費のほうが圧縮せざるを得ないということで、事業の普及も市民生活の向上という意味で必要不可欠ですので、そちらも推進しながら、どのような適切なバランスで企業債の返還と事業費を振り分けていくかということについては、今後ともよく適切に対応しなければいけないと思いますが、一般的に、もし余裕があれば、繰上償還なり、借換えなりして、少しでも費用圧縮を図っていきたいというふうには考えております。
○委員長  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  これ、私も前から言っているんですけれども、これ南陽市の問題だけでなくて、各自治体、皆共通の課題だと思うんですね。ですから、そういう点において、これからもほかの自治体と一緒になって、この問題解決のためにぜひ市長に頑張っていただきたいものだなと、このように思います。ぜひ、頑張ってください。
○委員長  ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。認第8号 令和元年度南陽市下水道事業会計決算の認定については、原案のとおり認定すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、認第8号は原案のとおり認定すべきものと決しました。
  以上で、本委員会に付託されました議案の審査は終了いたしました。委員各位の御協力に対し深く感謝申し上げます。

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閉      会
○委員長  これをもちまして決算特別委員会を閉会いたします。
  御起立お願いいたします。
  大変御苦労さまでした。

午後 2時45分  閉  会

       決算特別委員長 板垣 致江子