令和2年4月21日(火)午前11時21分開会

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殿岡 和郎  委員長      島津 善衞門  副委員長
出 欠 席 委 員 氏 名

◎出席委員(15名)
 1番 伊藤 英司   委員    2番 小松 武美   委員
 3番 佐藤 憲一   委員    4番 島津 善衞門  委員
 5番 髙岡 亮一   委員    6番 高橋 一郎   委員
 7番 舩山 利美   委員    9番 片平 志朗   委員
10番 梅川 信治   委員   11番 川合  猛    委員
12番 髙橋  弘    委員   13番 板垣 致江子  委員
15番 遠藤 榮吉   委員   16番 佐藤  明    委員
17番 殿岡 和郎   委員
◎欠席委員(1名)
 8番 山口 正雄   委員



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説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫   市長                大沼 豊広   副市長
嵐田 淳一   総務課長             吉田 弘太郎 技術調整主幹
山口 広昭   みらい戦略課長         西牧 修二   財政課長
尾形 真人   税務課長             髙野 祐次   総合防災課長
安部 浩二   市民課長             尾形 久代   福祉課長
大沼 清隆   すこやか子育て課長      島貫 正行   農林課長
寒河江 英明 農村森林整備主幹       長沢 俊博   商工観光課長
穀野 純子   観光振興主幹          粟野  清   建設課長
佐藤 和宏   上下水道課長          佐藤 勝雄   会計管理者
長濱 洋美   教育長               穀野 敏彦   管理課長
佐藤 政彦   学校教育課長          板垣 幸広   社会教育課長
土屋 雄治   選挙管理委員会事務局長   安部 真由美 監査委員事務局長
大室 拓     農業委員会事務局長
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事務局職員出席者
髙梨 敏彦  事務局長    太田  徹  局長補佐
江口 美和  庶務係長    丸川 勝久  書記

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本日の会議に付した事件
 議第30号 令和2年度南陽市一般会計補正予算(第2号)

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開      会
○事務局長  それでは、初めての予算特別委員会でありますので、委員長が互選されるまでの間、委員会条例第10条第2項の規定により、年長の委員が臨時委員長の職務を行うこととなっております。出席委員中、殿岡和郎委員が最年長委員でありますので、殿岡委員に臨時の委員長をよろしくお願いいたします。委員長席にお願いいたします。
〔殿岡臨時委員長 委員長席に着席〕
○臨時委員長(殿岡和郎委員)  年長委員をもちまして、私が臨時委員長の職務を行いますので、よろしくお願いいたします。
  ただいま出席されている委員は15名で、定足数に達しております。
  なお、本日の会議に欠席する旨、通知のあった委員は、8番山口正雄委員1名であります。

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委員長の互選
○臨時委員長  これより予算特別委員会委員長の選挙を行います。
  お諮りいたします。委員長の選挙は、指名推選の方法により行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○臨時委員長  御異議なしと認めます。よって、指名推選の方法により行うことと決しました。
  指名推選は、私から行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○臨時委員長  御異議なしと認めます。
  それでは、私から予算特別委員会の委員長を指名させていただきます。
  予算特別委員会委員長に、私殿岡和郎を指名いたします。
  ただいまの指名に対して御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○臨時委員長  御異議なしと認めます。よって、私殿岡和郎が予算特別委員会委員長に当選いたしました。
  私より御挨拶を申し上げます。
○委員長(殿岡和郎委員)  どうも御苦労さまでございます。
  なかなかやりにくい委員長でありますけれども、皆さんの御同意を得ましたので、2年間やらせていただきたいと、こう思います。
  皆さん知っているとおり、私も数回予算特別委員長をしてまいりました。これはいかに南陽市にとって予算というものが大事であるかと、市民にとっても非常に重大な委員会でございますので、私も微力ながら、皆さんの御意見を十分に反映されるように、市民の負託に応えられるような内容になるように努力をしてまいりますので、委員各位の御協力をお願いを申し上げます。
  1つだけお願いを申し上げます。
  今、コロナ、コロナ、コロナ、全世界がコロナであります。今日も全員マスクをしております。マスクをしておりますと、なかなか声が聞きにくくなります。普通でさえも、マイクを目の前にと私が言っているんだけれども、なかなか忘れる人がおります。委員はもとよりですけれども、当局も、発言する場合は必ずマイクを手元に引いて御発言くださるようお願いをいたします。非常にこのマスクという、この会議に不要なものは、迷惑をかかったり、十分に聞き取れなかったりすれば、せっかくの皆さんの御発言、あるいは答弁が意味をなさなくなりますから、強く今のことを守っていただきたいと思います。
  よろしく2年間御協力のほどをお願いを申し上げます。終わります。

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副委員長の互選
○委員長  それでは、予算特別委員会副委員長の選挙についてを議題といたします。
  お諮りいたします。副委員長の選挙は指名推選の方法により行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。
  よって、指名推選の方法により行うことと決しました。
  指名推選は私から行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。
  それでは、私から予算特別委員会の副委員長を指名させていただきます。
  予算特別委員会副委員長に島津善衞門委員を指名いたします。
  ただいまの指名に対して御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。
  よって、島津善衞門委員が予算特別委員会副委員長に当選されました。
  ただいま副委員長に当選されました島津善衞門副委員長から、自席で就任の御挨拶をお願いいたします。
  島津善衞門副委員長。
○副委員長(島津善衞門委員)  ただいま副委員長の大役を仰せつかりまして誠にありがとうございます。私も2期目ということで、まだまだ若輩でございます。一生懸命勉強して、皆さんとともに明日の南陽市を築くように頑張りたいと思いますので、御支援、御指導、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
○委員長  これより予算の審査に入ります。
  本委員会に付託されました案件は、令和2年度補正予算1件であります。

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議第30号 令和2年度南陽市一般会計補正予算(第2号)
○委員長  初めに、議第30号 令和2年度南陽市一般会計補正予算(第2号)について審査を行います。
  当局の説明を求めます。西牧修二財政課長。
〔財政課長 西牧修二 登壇〕
○財政課長  〔令和2年4月臨時会 予算に関する説明書により 議第30号について説明〕省略別冊参照。
○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。
  質疑、答弁は、ページ数、款項目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。
  これより質疑に入ります。
  補正予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出全般、8ページから9ページまでについて質疑ございませんか。
  16番佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  それでは何点か質問させていただきます。
  第1点目は、今回新たに市の緊急経済対策第3弾ということで、総額2,673万5,000円計上して対策に当たると、こういうことであります。今、世界はもとより、この県内、それから南陽市においても発症者が出ました。それで、市当局をはじめ、医療関係も含めて、この対策に頑張っておられます。改めて関係者の皆さんに連帯の挨拶を送りたいと思います。
  そこで、何点か質問したいんですが、第1点目の問題でありますが、この経済対策、これはずっと続くだろうと予測されております。コロナはいつ収束するか分からない、こういう状況であります。
  それで、お尋ねしたいんですが、これからの経済対策、こういう2千数百万円で事足りる問題では私はないと思いますが、今後どういう見通しを立てて推移されるのかどうか、まず、お聞きをしたいと。
  それから、歳入でありますが、財政調整基金を繰り入れてやるんだと、こういうお話でありますが、この財政調整基金、現在どの程度残っているのか、改めてお聞きしたいと思います。
  それから、3点目でありますが、先ほど総務常任委員会で条例案が審議され、先ほど決定をされました。
  そこで、市長にお尋ねしたいんでありますが、国民健康保険、さっき委員長から報告があったように、限度額が3万円ほど上がって、年間合計で99万と、こういうふうなことであります。しかも、ずっと続けて毎年のように値上げになっていると、こういう状況であります。所得が多いからやむを得ない事情はありますが、それにしても、今こういうコロナの問題が発生しているにもかかわらず、やっぱり私は、猶予を与えて、ちょっと時間を見てやるべきではなかったのかなと、このように思います。
  そこで、お尋ねしたいんですが、国民健康保険の場合、南陽の場合ですと、資格証明発行者がいるわけですね。あと短期の方々がいらっしゃるわけですね。それで、この資格証明の方々に対して、国では、もし万が一出た場合、医療費の免除、こういったことが言われております。さらに、各都道府県に通達されまして、県でもそういう方向でやるというふうなことが言われておりますが、このことについて、どのような対応をされるのか、お尋ねをしたいというように思います。
  以上です。
○委員長  白岩市長。
○市長  佐藤 明委員の御質問にお答え申し上げます。
  1点目と3点目については、私から申し上げます。
  1点目の今後の見通しでありますが、5月6日まで全国に緊急事態宣言が拡大されまして、何とかできるだけ短期間に収束を目指そうという取組が一体となって今進められております。そうした意味では、それが功を奏せば、ある程度感染者数の発生者数は抑えられていくのかなという期待を持っております。そのために、市も必要なことは行ってまいります。
  しかしながら、ワクチン等がしっかり全国民に供給されるまでは、この感染の予防の取組は行っていかなければいけないというふうに思っておりまして、そのための対策も中期的になるだろうというふうに思っております。
  そうした意味で、財調残高については、後ほど財政課長から答弁いたさせますけれども、財調の残高も十分にあるとは言えない状態です。したがって、ほかの財源を探さなければいけないということで、今、庁内に指示しておりますのは、今回様々にできなくなった事業等ございます。そうした事業費をかき集めまして、こちらの経済対策、生活の支援等に充てるべく、今、急いで調整を図っているところでございます。そうした見通しを持って、市民生活の安定を図っていきたいと思っております。
  そして、3点目の国保限度額でございますけれども、これについては、今回地方税法等の改正によるものでございますが、この改正自体は、所得の高い方に応分の負担をしていただき、多くの所得の低い方々の軽減を図るもので、私としては、やむを得ないものと思っておりますが、このコロナウイルスの感染状況を踏まえれば、何らかの措置は当然必要だというふうに思っております。そうした国や県の動向をしっかり見据えながら、市もしっかり対応してまいる所存でございます。
○委員長  西牧財政課長。
○財政課長  財政調整基金の残高についてお答えいたします。
  今回御提案しております財政調整基金繰入金2,753万5,000円の御可決いただいた後の残高ですけれども、2億5,592万3,000円となっております。
  以上でございます。
○委員長  大沼すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  それでは、資格証等の取扱いということで御質問のあった件につきまして、お答え申し上げます。
  国等のほうの通知の中で、コロナウイルス等の検査ということで、そちらのほう陽性等になった場合、その費用負担というのが国のほうの負担になるというふうなことで通知をされているところでございますので、そういった国のほうの通知の内容に沿いまして、実施をさせていただきたいと考えているところでございます。
○委員長  佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  課長、私はそういうことを聞いているのではなくて、この資格証明を発行されている方々に対しての、もし万が一ですよ、コロナウイルスにかかった場合、国や県あたりで何とか免除をしたい方向で進んでいると、そういう方向じゃないですかと。
  それで、さっきも総務委員会でいろいろ質問したんですけれども、予算委員会で質問したほうがいいのかなということで質問しているわけですけれども、厚労省から通達が来ているわけだ、各都道府県に対して。ですから、もし万が一かかった場合、検査、治療については保険証を持つ人と同じ扱いにすると、こういうふうに国会答弁して、それに基づいて各都道府県に通達を出しているんだというふうに私はお聞きしているんですけれども、何らかの形で県から各自治体に通達があるんではないかと私は思うんですが、その辺どうですか。
○委員長  大沼すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  ただいまの件でございますが、私のほうで明確にそこの扱いというものまで記載したものを見ていないところでございますが、それに類するということになってはあれなんですけれども、例えば、このコロナウイルス関係の支払い事務等、国保連とかにも委託できるというような通知が来ておりまして、その中で負担等をゼロにするというふうな内容も記載されてございますので、そういうところで、今ございましたような内容の手当てといいますか、支援ということができるものと考えているところでございます。
○委員長  佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  私の聞き方が悪いのか、課長の言い方が悪いのか分かりませんが、その資格証明の方々に対する1つの支援策として、国ではそういう形で対応しているよと、そのことによって、各都道府県に通達が来て、それによる限定した限度額、あると思うんですよね。これ来ているんですかと、来ていないんですかという話をしているんですけれども、来ていないということですね。そういう理解でいいですか。それだけでいいですから。
○委員長  大沼すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  ただいまの質問にお答えいたします。
  具体的にそのような通知をまだ確認していないところでございますので、そちらの通知が来ましたら、その趣旨に沿って対応したいと考えております。
○委員長  佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  市長、これは、仮に、南陽でそういうような対応をするとなれば、資格証明というのは今、南陽市に相当、何人いるか分かりませんが。何人いますか、ちょっと教えてください。課長から。
○委員長  大沼すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  資格者証のほうでございますけれども、ただいまのところですけれども、資格者証の対象になっているのは34世帯ございます。
○委員長  佐藤 明委員。
○佐藤 明委員  現在は、そういう状況であると。前は結構いらっしゃったんですけれども、当局の努力によって滞納者を少なくしたと、そういう形で収納率も上がってきていると、こういう形だと思うんですが、そういう方々に対しての、さっき言ったような方向でぜひ進めていただきたいと、このことを市長に申し上げたいんですが、どうですか、市長。
○委員長  市長。
○市長  国保に関わらず、様々なものが国から通達が大量に出ておりまして、生活を支えるための取扱いが発出されております。当然ながら、市はそれに沿って、できることをやっていくというつもりでおるところでございます。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  まずもって、この新型コロナウイルスに、日夜、対策、対応に頑張っておられる当局の皆様に敬意と感謝を申し上げたいと思います。
  私事ですけれども、このたびの選挙で信任を得させていただきまして、1票1票の重みを感じながら質問をさせていただきたいというふうに思います。
  まず、この9ページの予算の総額2,673万5,000円についてです。
  先ほど市長が言われたように、いろんな形で未曽有の対応を中期的に考える必要があるというふうな御発言でした。私もそう思っています。
  したがって、今回の第3弾については第3弾として、その後、第4弾、第5弾、いわゆる国の経済政策がしっかりと決まった後に、臨時交付金等もまだはっきり分からないという部分で、なかなか今の段階ではこの程度なのかなというふうには思うんですけれども、まずもって基本的に、例えば、その臨時交付金とか来た場合に、市長として、私は今回の上がっている業種以外について、例えば、観光産業と言われる、例えば、旅館であるとか、旅館に付随する魚屋さん、それから肉屋さん、八百屋さん、それぞれあるわけですけれども、言わば、そういうふうな産業全体に対する手だてといいますか、政策をしなければ、非常にこの今の状況が、本当に悲惨な、5割減どころじゃない、8割減、9割減なんていうところもありますし、これで店を畳まなきゃならないかもしれないなんていうふうなところもあります。
  そういったことに私は考えていくべきだと思うんですけれども、今回この1、2、3の業種以外で政策として考えているというようなことがおありなのかどうか、まず、お伺いしたいと思います。
○委員長  白岩市長。
○市長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  今回は喫緊の、テナントを借りておられる方であったり、飲食業であったり、そういったところに緊急に、この議会に間に合うように、まずはまとめさせていただきました。
  そして、これ以外の方や業種につきましては、庁内の様々な課長の皆さんに、今これ以外のところで必要なものを提案するようにということを指示しているところであります。
  昨夜、総務省のほうからは、10万円の特別定額給付金の概要がようやく出てまいりました。また、経済産業省のほうからは、持続化給付金、100万円と200万円のものですけれども、そういった国、あるいは山形県が行うこともしっかりと注視しつつ、市町村の現場として、市民生活に足らざるところ、ここは必要だというところはやっていくということで庁内に指示しておりますので、よろしくお願いいたします。
  高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  分かりました。
  国・県の動向を見ながら随時やっていくというふうなことだと思いますけれども、今回、臨時議会ありました。例えば、4月いっぱいで国が国会を通して、それが市町村に下りてくるというふうなことになると思うんですが、その後、やっぱり5月の連休を越えたあたりにいろんな形での、市長に対して専決事項として頑張ってもらいたいという気は私はあります。
  ただ、いわゆる様々なこの業種、特に中小の、零細と言っていいのかどうかですけれども、そういうようなことまでもちゃんと頑張ってやっていくんだというふうな、まさしく一過性じゃない、未曽有の対策なものですから、なかなか見えなくて、どこまでどうやったらいいのかというのは分からないですけれども、その際には、例えば、6月の定例会を待たずに5月の臨時会とかやっていくとか、そういう形で本当に議会と一緒にやっていくんだというふうなスタンスにちょっと聞こえたんですけれども、そのような認識でよろしいでしょうか。
○委員長  白岩市長。
○市長  委員おっしゃるとおりのスタンスであります。既にこの後の第4弾以降、経済、生活の支援について、どういった形でこの予算措置をしていくかについては、議会の皆様とも今後相談させていただいて、臨時議会という形になるか、専決という形を取らせていただくか、適切な対応を取らせていただきたいというふうに思います。
○委員長  高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  それでは、そのフレームワークが分かったところで、1つ具体的なことを質問させていただきたいと思います。
  まず、飲食店の家賃支援給付金のこの補足の150店舗ですけれども、これは150店舗というところでの補足は何に基づいているのかということと、それから、前年の売上げというようなことですので、前年の売上帳とか何かそれに類するもので把握すると思うんですが、これはいったん周知をして、来ていただいて、そして、支給をするというふうなことなのか。今問題になっている窓口に大勢が来るということがどうなのかということもあります。その周知の方法と事務処理の仕方についてもお伺いをしたいと思います。
○委員長  長沢商工観光課長。
○商工観光課長  御質問にお答え申し上げます。
  まず、1点目の150店舗でございますけれども、すみません、私、正確な資料を手持ちでないんですけれども、飲食店、旅館含めて、市内には2百三十数件あるというふうな認識をしております。旅館が赤湯温泉の14件プラス、そのほか5件、19件除くと、百十数件から120件ぐらい。そのような状況の中で、今、売上げが減少、そして、テナントを借りている方、150店舗ぐらいあれば予算的には十分ではないかというふうな把握で、150店舗としたものでございます。
  次に、売上げの把握でございますけれども、直近の売上げでも結構です。例えば、3月1日から3月31日まででも結構ですし、状況によっては、3月16日から4月15日とか、そういうふうな状況でも結構でございますけれども、聞き取り調査の上、確認させていただきたいというふうに考えております。
  次に、3点目の周知でございますけれども、当然本日の予算特別委員会、議会での予算の可決成立が前提ではございますけれども、もし今日可決いただきましたら、明日から申請の受付をさせていただきたいと考えてございます。
  それで、今、新型コロナのこういった状況でございますので、これは市長の提案でもあったんですけれども、LINEでの申請、そちらのほうも可能といたしました。LINEのほうで必要な事項を入力していただいたり、または写真を撮って送っていただいたりと、そういった申請も可能としておりますし、郵送での対応もいたします。
  あと、どうしてもそういったものをできないというふうな方につきましては、文化会館の小ホールと展示室のほうを会場に、かなり受付の場所も距離を置いた中で、感染リスクをできるだけ少なくして対応してまいりたいというふうに考えております。
  なので、明日、あさっての受付分につきましては、今月の4月28日の振込を予定しております。24日受付分については、30日の振込というふうな形で、ちょっとその後連休にはなってしまいますけれども、できるだけ短時間で振込をさせていただきたいというふうに考えております。
  以上でございます。
○委員長  高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  大変きめ細かな対応というようなことで、大変いいなというふうに思っております。やはり窓口に来て、しかも、またもう1回来てくれというふうな形じゃなくて、これは本当に臨機応変に、もう条件は分かっていると思うので、今のような提案の形でよろしくお願いしたいと思います。
  もう一点、この4番の緊急地域経済対策協議会事業103万5,000円についてです。これについては、いわゆる県の協議会の負担金だというふうなことでありますが、結局これは1商店街、例えば、県のほうを見てみますと、34万円で117商店街みたいな形になっていますけれども、南陽市として考えている商店街というのはどのくらいあるのか。そして、これが例えば、想定される経済効果というか、例えば、割引セールをやるのか何かするのか分かりませんけれども、どのようなことを考えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。
○委員長  長沢商工観光課長。
○商工観光課長  お答え申し上げます。
  この事業の補足説明をさせていただきたいと思いますけれども、南陽市のほうの予算では103万5,000円をこの協議会のほうに負担金として支払うわけでございますけれども、協議会のほうから南陽市商工会のほうに下りてくるお金といいますか、そちらのほうは210万程度というふうに聞いてございます。
  それで、南陽市の商工会が、南陽市内の商店街、10ぐらいあるかと思うんですけれども、その商店街の皆さんとキャンペーンの時期を統一いたします。予定では4月17日から5月10日に県内一斉で実施する予定でございましたが、こういうふうな状況なものですから、実施月につきましては、状況によっては県内一斉ではなくて、状況によっては変わるかもしれませんけれども、今後時期をずらして実施することになります。
  例えばの取組といたしましては、500円以上買物をした方に応募用紙1枚をお渡しさせていただきまして、そして、このキャンペーンの期間が終わった時点で抽選なんかをいたしまして、そして景品、商品なんかをお渡しするというふうな内容というふうに聞いております。その景品の内容としては、市内の特産品等を使う予定だというふうなことでの確認はしてございます。
  以上でございます。
○委員長  いいですか。
  高橋一郎委員。
○高橋一郎委員  分かりました。
  例えば、応募用紙も今現在スタイルを作って、はがきとか何かというようなことですけれども、先ほど南陽市のホームページなんかもLINEで来ているというふうなことがあります。私はそういうLINEでやっていくというようなこともいいのかなというふうに思っています。そういったSNSを使った発信の仕方というか、例えば、応募用紙、応募の仕方ですとか、そういったものが、これは県の考えがありますので、ぜひ要望していただければというふうに思います。スピーディーな対応ができるような形ということでよろしくお願いします。
  以上です。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  髙岡亮一委員。
○髙岡亮一委員  22年ぶりということで、予算委員会、私もまだ籠慣れしていないというか、議会というのはやっぱりかなり厳粛な感じでやっていたものだなというようなことを、今改めて思いながら質問に立ったんですけれども。
  このコロナの問題、コロナそのものの問題と同時に経済対策、いろいろ出ていますように、これからの経済を考えて、この二本立てで考えていかなければならないということで、恐らく、今まで突っ走ってきた経済がここでぱたっと止まって、これ、じゃ、コロナ騒ぎが終わったらV字回復というのがあり得るのか。私は、V字回復はもうあり得ないと、恐らく人類の価値観というか、日本人だけじゃなくて、価値観が変わって、そして全然違う世の中になるんではないか、そんなふうに私自身思っているところですけれども。
  取りあえず、とにかく今、この緊急経済対策、10万円の一律給付、これは非常によかったと思うんですけれども、こういったいろんな対策が次々出ているわけです。私自身、市として最終的にどういったところに射程を置いて考えていかなければならないかなと思ったときに、最終的なセーフティネットというか、最後にいよいよ、今は本当にまだ始まったばかりで、まだそれぞれ家庭にもこれまでの蓄えはある、何とか金も先月分の働き分の給料は入ってくる、あと、商売やっている人は、それのまず金はある程度回る、本当に今出発したばかりで、これからどういうふうな事態になるか、いつまで続くか分からない。そのときに、最後に頼れるのは市だと、その体制というものを市としてはつくっておかなければならないのではないか。
  具体的に言うと、いよいよ食うに困ったと、でも、市のあそこに行けば今日の食べ物は何とか食べられるような、極端なことを言うと、そういったふうなところを最終的には市としては射程に置いて考えていかなければならないのではないかというようなことを私なりに今思っています。
  例えば、ハイジアパークを売るとか何とかの問題が出てきているけれども、例えば、ハイジアパークの施設なんか、そういった施設として非常にこれから考えていかなければならない大事な施設じゃないかなと私なりに思っています。これ1点、提案だか質問だか分からないけれども、こんなふうに考えているということで、市長はどういうふうに考えられるか。
  それから、もう一点、この10万円の一律配布、これは私、もうこの話出る前から鷹山公だったらどうするかなと思ったんです。鷹山公だったら、恐らくみんなにこういった形で10万円一律配布する。そして、その後、その10万円、皆さん有効に使ってくださいと、ただ、10万円なくてもいい人があるはずです。その人はどうかお返しください。それは10万以下でもいいです。それに足し増ししてくださってもいいです。そういった形でお返しください。そして、返していただいた金は有効に本当に困った人のために使わせていただきます。そういったふうな提案、ブログで私自身やりました。非常にこれいい反響を得たんですけれども。
  現実に今、10万円が出るようになった、これは昨日あたりからどういうふうな形で10万円もらうような仕組みになるかということをテレビでも言っていますけれども、振込先を記入して、そしてそこに振り込むと。要らない人は、その欄に私は要りませんというようなことを書くようにして、その人に対して、申込みあった人に10万円振り込みますというような形のようですけれども。これ、最初からそうやって断るのではなくて、振込先、ここに振り込んでいただくと市として有効に使えますというような、そういった振込先をあらかじめ書いておいて、そして、この金は本当に困った人のために有効に使わせていただきますというような方法は取れないものかどうかと、昨日テレビを見ながら思いました。
  この2点、質問というより提案になるかもしれないですけれども、6月議会まで待っていられないので、今日この話2つ出させていただきました。市長、どう思われますか。よろしくお願いします。
○委員長  ただいま質疑中でございますけれども、ここで暫時休憩といたします。
  再開は午後1時とします。
午後 0時00分  休  憩

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午後 1時00分  再  開
○委員長  再開いたします。
  冒頭お願いしましたけれども、皆さんマスクをつけていますので、非常に発言される委員、そして答弁の当局も、なかなか十分に伝わらないというように思います。それで、せっかく立派なマイクを用意なさっていますから、ぜひマイクを近づけてお願いをしたいなと、こう思います。
  それでは、午前中に引き続き、市長の答弁をもらいます。
  市長。
○市長  先ほどの御質問にお答えいたします。
  1つ目が今後の最終的な見通しはどうかと、市民生活の安全をいかに図るかという御質問だったと思いますけれども、先ほど財政課長の答弁にありましたように、本市における財政調整基金の残高は2億五千万円余となっております。この2億五千万円余は、全て使えるというものではございません。今後6月の出水期を控え、災害等があった場合にも備えていかなければならないということも、我々市当局の責務だというふうに思っております。
  そういったことを見据えつつ、今回の国の特別定額給付金の制度、そういった国の動向もしっかりと見つつ、市民生活のために市でできることを先の見通しを持って備えていくということが必要だというふうに思っています。
  そして、2つ目につきましては、その特別定額給付金でありますけれども、これはぜひ、私、市民の皆さんにお願いしたいのは、これを受け取らないという選択肢もあるわけでありますが、ぜひ受け取っていただいて、それを、このコロナが収束した後で、できれば市内経済を立て直すためにも、そして生活を支えるためにも、市内において使っていただきたいということです。
  その上で、この10万円については、自分は大丈夫だという方については、今、全国の市町村が様々に対応を取っているところです。一部の市におきましては、既にその10万円を要らないという方のために基金をつくって、その基金を活用してその後の生活を支えるということも考えられているやに聞いております。そういったことができるかどうか、今後、市においても検討してまいりたいというふうに思います。
○委員長  髙岡委員。
○髙岡亮一委員  前向きな御答弁ありがとうございました。
  1番目の資金、これから取崩しということもあるわけだし、国・県のほうから来るということもあるということだったんですけれども、実は今日の山形新聞の直言オピニオンの欄、京都大学大学院教授の藤井 聡さんという人がすごいことを書いていた。何を書いていたかというと、最後のほうなんだけれども、地方債を日銀に買ってもらう、そういうふうな方向を考えられるのではないか、国債を発行して、それを日銀で買って、それによって金がどんどん出回るわけですけれども、じゃ、地方はどうするかというふうな問題があったわけです。国は通貨の発行権があるので、それが可能だと。じゃ、地方はどうするか。地方も本当に必要だったら地方債を発行して、それを日銀に買ってもらう、そういうような方法があるのではないかというのを、今日、山形新聞に藤井先生が提案されておられますので、そういった方向をこれから考える。
  とにかく金は後からついてくる。何が今必要かということ、そのことを第一の主眼にして考えていっていただきたいと思います。
  それから、あと2番目に関して、早速その基金の話とか今出していただいて、大変よかったと思います。いろんな形で全国でこの10万円をどういうふうな形で有効に使うか、この話はいろんな形で出ると思いますので、市長のその情報網を使って、いろんな形で情報を集積して、そして、その中で南陽市独自のいいものをどんどん考え出していっていただくと期待しまして、私の質問を終わります。
  以上です。ありがとうございました。
○委員長  ほかに質疑ありませんか。
  小松委員。
○小松武美委員  小松です。
  この間のコロナ対策に尽力されている皆さんに対して、心から敬意と感謝を申し上げたいというふうに思います。
  私のほうからは、緊急経済対策第3弾というようなことで、これについて、3月、4月、本当に飲食店、需要期でありましたけれども、全てキャンセルというようなことで、経済的に本当に大変な時代になっているなというふうに思っています。そうした中での対策ということで、本当にこの政策、よいものだなというふうに思っているところでありますけれども。
  私から1点、第2弾もあったわけでありますけれども、第2弾について実施はされなかったというふうに思いますけれども、その中で、対象事業者、商工会に加入しているという、そういった条件がついていたわけでありますけれども、今回はそういった縛りといいますか、そういった条件はないというふうに思いますけれども、今後、市長から答弁があったとおり、これからもこういった緊急経済対策というものが続くということが予想されるわけでありますが、そういった中で、こういった商工会に加入しているという条件があると、加入していない事業者にはちょっと不公平感があるのかなというふうに思いますので、ぜひそういったことのないように、広く事業者が使えるような、そういった政策にしていただければなというふうに思います。
  以上です。
○委員長  要望ですか。
○小松武美委員  そうです。
○委員長  要望ですか、市長の答弁、要るんですか。
○小松武美委員  答弁お願いします。
○委員長  市長。
○市長  第2弾と第3弾では置かれている状況が激変しているということがありまして、第3弾におきましては、できるだけ条件をつけずに対応しようとしているところです。そういった御意見を踏まえながら、対応してまいりたいと思います。
○委員長  いいですか。
  ほかに質疑ありませんか。
(発言する声なし)
○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論の希望ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第30号 令和2年度南陽市一般会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第30号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で、本委員会に付託されました令和2年度補正予算1件の審査は終了いたしました。慎重な御審議を賜り、誠にありがとうございます。委員各位の御協力に対し、深く感謝申し上げます。

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閉      会
○委員長  これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。
  どうも御苦労さまでした。
午後 1時10分  閉  会

       予算特別委員長 殿 岡 和 郎