令和4年6月8日(水)午前10時00分開議 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 議事日程第3号 令和4年6月8日(水)午前10時開議  日程第 1 一般質問    散   会 ──────────────────────── 本日の会議に付した事件  議事日程第3号に同じ ────────────────────────────────────────────── 出 欠 席 議 員 氏 名 ◎出席議員(17名)  1番 伊藤 英司  議員  2番 佐藤 憲一  議員  3番 山口 裕昭  議員  4番 島津 善衞門 議員  5番 髙岡 亮一  議員  6番 高橋 一郎  議員  7番 舩山 利美  議員  8番 山口 正雄  議員  9番 片平 志朗  議員 10番 梅川 信治  議員 11番 川合  猛  議員 12番 髙橋  弘  議員 13番 板垣 致江子 議員 14番 髙橋  篤  議員 15番 遠藤 榮吉  議員 16番 佐藤  明  議員 17番 殿岡 和郎  議員 ◎欠席議員(0名) 説明のため出席した者の職氏名 白岩 孝夫  市長           大沼 豊広  副市長 穀野 純子  総務課長         嶋貫 憲仁  みらい戦略課長 佐野  毅  情報デジタル推進主幹   髙橋 直昭  財政課長 矢澤 文明  税務課長         髙野 祐次  総合防災課長 竹田 啓子  市民課長         尾形 久代  福祉課長 大沼 清隆  すこやか子育て課長    嶋貫 幹子  ワクチン接種対策主幹 島貫 正行  農林課長         寒河江 英明 農村森林整備主幹 長沢 俊博  商工観光課長       川合 俊一  建設課長 佐藤 和宏  上下水道課長       大室  拓  会計管理者 長濱 洋美  教育長          鈴木 博明  管理課長 佐野 浩士  学校教育課長       山口 広昭  社会教育課長 土屋 雄治  選挙管理委員会事務局長  細川 英二  監査委員事務局長 安部 浩二  農業委員会事務局長 ───────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者 安部 真由美 事務局長   太田  徹  局長補佐 江口 美和  庶務係長   丸川 勝久  書記 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 開      議 ○議長(舩山利美議員)  御一同様、御起立願います。   傍聴席の方もお願いします。   おはようございます。   御着席願います。   これより、本日の会議を開きます。   ただいま出席されている議員は全員であります。   よって、直ちに会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第3号によって進めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 一般質問 ○議長  日程第1 一般質問であります。   昨日に引き続き一般質問を始めます。 ─────────────────── 佐 藤   明 議員 質 問 ○議長  最初に、16番佐藤 明議員。 〔16番 佐藤 明議員 登壇〕 ○佐藤 明議員  おはようございます。   白岩市政の政治姿勢と経済対策について質問をいたします。   最初に、市長選挙と白岩市政の政治姿勢について質問いたします。   白岩市長は、3選を目指し、着々と準備を進めております。2期目の公約は、「市民が主役!挑戦する市政」をメインスローガンに3点の重点施策を中心にして、第1に、「安心して産み育てられる子育て支援」。具体的には保育施設、学童施設を充実させ、多子世帯の経済的負担を軽減して、安心して産み、育てられるまち。   2点目には、「安心して暮らせる医療・福祉・防災」。具体的には南陽病院や透析医療施設、介護施設などが整っている高齢者や家族が安心して過ごせるまち。   第3点は、「誇りを持って人が集まり、賑わうまち」へ。具体的には東北中央自動車道スマートインターチェンジ設置やビジネスホテル等誘致によって農産物や観光資源を生かせるまち。そのほかにも高齢者やお子さん連れに優しい心のバリアフリー促進、若者や女性活躍、財政健全化等々の様々な選挙政策を公約されました。   白岩市政4年間の評価、公約実現の状況等、どのように総括されておられるか、市長の御見解を賜りたいと存じます。   2点目は、白岩市長が昨年の12月議会で山口裕昭議員の質問に対し、正式に市長選挙の出馬の決意を表明されました。さらに、本年5月22日の後援会事務所開きにおいて、「市民の希望と安心できる暮らしを構築し、にぎわいを取り戻す。市民生活を第一に、南陽市がさらに前に進むための責任を担わせてほしい」と、このように決意を述べられました。   今次、3期目の市長選挙に当たってどのような政策を掲げ、市政運営に当たるのか、白岩市長の御見解を賜りたいと存じます。   3点目には、市政を担う上で、今、早急にしなければならない重点課題、中期、長期でしなければならない課題があるかと存じますが、市長の御見解を賜りたいと存じます。   次に、2点目の物価高騰から暮らしを守る優しく強い経済対策について、総括的に質問いたします。   1点目、今、物価高騰が大変に深刻であります。なぜ、今、物価がこんなに上がっているのでしょうか。その原因は、御承知のように新型コロナとウクライナ侵略だけではありません。もう一つの大きな原因があります。   それは、アベノミクスの名で異次元の金融緩和というやり方を続けてきたこと、異常円安をつくり、輸入品の高騰を招き、物価高騰を招いている、それは誰の目にも明らかではないでしょうか。   安倍元首相はこの前、「日銀は政府の子会社」だというとんでもない発言をして党内外から批判を浴び、問題になりました。中央銀行は政府から独立する、これが当たり前の原則なのに、それを全く理解していない、まさに子会社扱いとしております。日銀総裁の首をすげ替えて、異次元の金融緩和を押しつけて、株高で大株主をもうけさせて、貧富の格差を拡大して、異常円安をつくり出して物価高騰を招いたアベノミクスの責任は、極めて重いのではないでしょうか。   もう一つの問題があります。それにしても、物価の高騰で、どうしてこうも暮らしが苦しいんでしょうか。それは、働く人の賃金が上がっていないからじゃないでしょうか。年金が、貧しい上に下がり続けています。教育費の父母負担も重過ぎます。消費税の連続増税で家計も傷んでいます。   いろいろな諸問題が山積みをしております。弱肉強食の新自由主義が、日本経済を「冷たく弱い経済」にしてしまった。これが、国民、市民の皆さんの生活苦の大本にあるのではないでしょうか。弱肉強食の新自由主義は今度こそ終わりにして、「冷たく弱い経済」から「やさしく強い経済」への大転換を図るべきではないでしょうか。   南陽市においても、これまでも緊急経済対策として、第1弾から第17弾まで、予算総額13億1,137万8,000円を計上し、地域の経済の活性化対策を講じてまいりました。改めて敬意と感謝を表するものであります。   今後の経済対策についてどのように考えておられるか、市長の経済対策に対する認識、御見解を賜りたいと存じます。   なお、具体的には再質問の中で申し上げたいと思います。   以上、申し上げましたが、当局の誠意のある市民本位の答弁を期待をいたしまして、最初の質問といたします。   終わります。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 〔白岩孝夫市長 登壇〕 ○市長  おはようございます。   16番佐藤 明議員の御質問にお答え申し上げます。   初めに、2期目、4年間の評価、公約実現の状況の総括についてでございますが、私が平成26年7月の選挙により第8代市長に就任以来、間もなく丸8年を迎えようとしております。その間、議員各位をはじめ、市民の皆様の御理解と御協力を賜りながら、身の丈にあった市政、対話のある市政を基本姿勢に「安心して産み育てられる子育て支援」、「安心して暮らせる医療・福祉・防災」、「誇りを持って人が集まり賑わうまち」を3つの柱として政策の実現に向け、事業に取り組んでまいりました。   2期目のマニフェストでは、25項目のビジョンをお示しし、その他、重要事業6項目を加えた31項目中、29項目で達成を果たしており、93.5%の達成率でございました。   具体的には、保育施設や高齢者施設の充実、南陽病院の改築、医療的ケア児施設誘致、ラーメン課プロジェクトなど、全ての事業に着手し、ほぼ達成することができたものと考えております。   一方、スマートインターチェンジ設置とビジネスホテル誘致の事業につきましては、実現に向け、着手しておりますが、完遂できるよう、今後も継続して努めてまいります。   新型コロナウイルスの感染症対策におきましては、誰も経験したことのない未曾有の困難の中で、難しい判断の連続ではありましたが、特別定額給付金支給事業やワクチン接種事業、クラスター対応など、スピード感を持って対応してまいりました。これも、議員各位の御理解と御協力、市職員の職務への懸命な精励のおかげであると感謝申し上げるものでございます。   次に、2点目の政策及び市政運営についてでございますが、私が3期目の市長選挙に当たり考えておりますことは、次の4年間におきましては、第6次総合計画を基本に、南陽市がさらに前進し、コロナ収束後を見据えた、南陽を世界ブランドへという壮大な構想に挑戦する確かな一歩を踏み出すことでございます。   施策を具体的に申し上げますと、例えばSDGsやDXの推進をはじめ、子宮頸がんから女性と子供を守るHPVワクチン接種の推進、大正大学との連携による学生と市民の交流及び学びの場の創出、市民が健やかに暮らせるポストコロナの健康まちづくりプロジェクトの取組、田んぼダム、赤湯温泉湯こっとを活用すること、そして旧ハイジアパーク南陽を活用した四季南陽の事業を通して、南陽を世界ブランドにするための挑戦などに臨みたいと考えているところでございます。   引き続き議員の皆様や市民の方々と共に、次の世代につなげていけるよう努力してまいりますので、御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。   次に、3点目の市政を担う上での課題についてでございますが、早急にしなければならない重点課題といたしまして、新型コロナウイルス感染症対策やウクライナに対するロシアの軍事的侵攻などに起因する物価高騰対策など、市民の命と健康、暮らしを守るための取組を推進してまいります。   また、中期的な課題といたしましては、防災・減災対策、DXの推進、スマートインターチェンジの整備、都市計画道路赤湯停車場線街路事業などの道路事業をはじめとした本市重要事業の推進と、南陽を世界ブランドへの構想実現に向けた取組に努めてまいります。   長期的に目指すところにつきましては、南陽市まち・ひと・しごと創生総合戦略による少子化対策を進めることで、人口置換基準である合計特殊出生率2.07を果たすとともに、ゼロカーボンを目指す取組やSDGsの推進を図ることにより持続可能な南陽市の実現を目指してまいります。   次に、今後の経済対策についての御質問でございますが、議員がおっしゃるとおり、新型コロナウイルス感染症及びウクライナ情勢に起因した物価高騰は、市民の生活や経済活動に深刻な影響をもたらしているものと認識しております。   国では、コロナ禍における原油価格、物価高騰等総合緊急対策として、2兆7,000億円の令和4年度補正予算が成立したところであります。ぜひ、国民や事業者の皆様が効果を実感できる施策につなげていただきたいと考えております。   また、県では、この6月定例会にコロナ禍における原油価格、物価高騰等への対応として、中小企業、小規模事業者に対する緊急支援給付金、運送事業者に対する燃油価格高騰への支援、地域の移動手段確保のための地域交通事業者への支援など、特に影響を強く受けている事業者を支援するための補正予算が提案されております。   市としましては、これまでも適切なタイミングと内容が必要との認識の下、市民の生活や事業者の事業の継続などを支援し、地域経済を活性化するための対策を講じており、現在、緊急経済対策事業第17弾南陽市全市民応援クーポン、物価高騰対策事業を実施しているところでございます。   しかしながら、コロナ禍の収束は見いだせず、さらに、ウクライナ情勢の影響により物価高騰は長期化、深刻化が懸念される現状であると認識しております。経済対策において、市町村が担うことができない大きな課題については、国、県の主導の下、必要とされる分野に必要とされる対策を実施されることが重要であり、市としましては、国、県の状況を重視しつつ、タイムリーに適切な対策を実施してまいりたいと考えております。   以上でございます。 ○議長  再質問に入ります。   16番佐藤 明議員。 ○佐藤 明議員  それでは、何点か再質問いたします。   順番は違うんですけれども、最初、物価高騰の問題、経済対策について質問いたします。   私は、これまでも再三再四こういった問題を取り上げて市長の見解等を求めて、対策を講じるように再三求めてまいりました。特に、今回の諸物価の値上げ、非常に広範囲になっていると。先だっての地元新聞でも1面でこの食品値上げのことを取り上げてきたわけです。この中でも、影響度が相当広い分野にわたるのではないかと、こういう危惧されているわけです。   帝国データバンクによりますと、2022年の、予定を含むですけれども、累計で、正確に言うと1万789品目と、こういうようになっていますね。こういうことを新聞に出て報道していると。   5月19日の時点では、いわゆる前回調査では8,385品目ですから、急増しているわけです。ぐっと上がっている、僅かな時間にです。そういうことが言えるのではないか。   特に、さっき市長が答弁されているように、原材料、原油などの価格、そして、さらに追い打ちをかけるように円安も、昨日あたりが133円とか何とかということで、こうなってきているわけです。そのことによって、非常に国民生活が大変になると、こういう予測がされているわけです。   具体的に、さっき市長がおっしゃったように、今、県議会、あるいは国会等でも予算が2兆7,000億ですか、あるいは県議会でも補正予算をそういう物価対策等々に補?をしていくと、こういう計画になっているんですが、市としての支援策はどのように考えているか、まずお尋ねをしたいというふうに思います。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  先ほど壇上で申し上げましたように、今現在第17弾の全市民応援クーポン、物価高騰対策事業を行っておりますが、その理由は、議員がおっしゃったように、非常に広範囲に広がる物価高騰に対する市民生活への支援としては、全ての市民に等しく平等に支援することが必要ではないかということを考えて、緊急に行っております。   そのほか、今般国から新たな地方創生臨時交付金が市町村に交付されることとなっておりますので、その事業については、現在急いで庁内で協議をしておりますが、やはり特に痛みが伴っている事業者の皆さんや、農業者の皆さんも非常に影響を受けておられますので、そういったことを、状況を鑑みながら、地域に必要な対策を取ってまいりたいと。そして、そのことは議会にできるだけ早く御提案して、行っていきたいと思っております。 ○議長  16番佐藤 明議員。 ○佐藤 明議員  今、第1弾から17弾まで、私、先ほど申し上げたんですが、13億何千万円かの支援策をやってきたと。それで、財源の内訳ですけれども、国、県あるいは市で持ち出して、総額で13億何がしになったと、こういう状況でありますが、その内容について、具体的に、数字的にどうなっているかお尋ねをしたい。   それから、もう1点でありますが、先ほど国の動向あるいは県の動向を見ながら市としても18弾を考えたいと、こういう話ですが、具体策として、先の話ではなくて今の話なんですよ。恐らく最終日の21日に出すのかなというふうに私は予想しているんですけれども、その辺も含めて、分かる範囲で結構ですから、どのように考えているかをお尋ねします。 ○議長  答弁を求めます。   長沢商工観光課長。 ○商工観光課長  お答え申し上げます。   私のほうからは、先にございました財源のほうのお話をさせていただきます。   先ほど佐藤 明議員のほうから事業予算額総額13億1,137万8,000円とございましたけれども、この金額については、今後、利子補給だったり補償料補給、そちらのほうの金額を含めた金額になりますので、それを前提にお話をさせていただきます。   内訳でございますけれども、国のほうからの交付金が7億9,057万5,000円、あと、山形県のほうからの負担金が3億5,466万9,000円、あと、市としての今後の負担も含めてなんですけれども、1億6,613万4,000円となってございます。   ただ、山形県のほうの3億5,400万円なんですけれども、国のほうの交付金が充てられている場合もあると思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  先ほど議員おっしゃったように、今6月定例会の最終日に補正予算を提案したいと思いまして、今、協議を進めております。まだ、その協議が固まっておりませんので、具体的にはなかなか難しいですが、今申し上げられる範囲でお話ししますと、やはり食材が上がっているということで、小中学校における給食費が保護者の負担が増えないように補助する制度でありますとか、あるいは畜産をはじめとして農業の飼料代等が上昇しておりますので、そういった面に対する支援、さらには事業者の皆さんへの支援などを、今、考えているところでございます。 ○議長  16番佐藤 明議員。 ○佐藤 明議員  今、市長が最終日に補正予算の支援策と、三つ言いましたね。   一つは、給食費の食材、これ、今、これから言おうかと思っていたんです。それから、肥料代、飼料代というか、肥料。あと、事業者ね。商工業者の事業者。これ、3点、全部まとめてこれから言う話なんですけれども。   こういうようにして出すというふうなことだと思うんですけれども、この第1弾から第17弾まで、これ、第1弾が令和2年度3月6日、補正第1号で923万9,000円から始まったわけですね。これ、さっき課長がおっしゃったように利子補給も含めて対応した、そこから出発したということですね。   それで、今、市長がおっしゃったように、今、大変な状況の中で、特に、2点目に移りたいと思うんですけれども、学校給食の問題ですけれども、今、支援策を考えているんだと、こういうお話であります。それで、南陽市の給食費の問題について、担当課に質問したいと思うんですが、実際、今、1食小中学校で幾らなのか。月幾らなのか。まずそこから答弁していただきたいと思います。 ○議長  鈴木管理課長。 ○管理課長  それでは、ただいまの御質問にお答え申し上げます。   学校給食費の1児童当たりの単価でありますが、小学校については266円、中学校については322円ということになってございます。月額にしますと、小学校で大体5,320円、これ20日で換算してございます。中学校においては6,440円となっている状況でございます。   以上でございます。 ○議長  16番佐藤 明議員。 ○佐藤 明議員  これ、平成31年の4月から改定をしているんですね。4年前ですか、これ、改定してこうなっているわけです。年間にすると、小学校では6万円です。それから、中学校では7万数千円と。これ、全国平均より相当高いと、私、試算をしているんですが、その辺、どのように事務方では考えているんでしょうか。 ○議長  答弁を求めます。   鈴木管理課長。 ○管理課長  それでは、お答えを申し上げます。   ただいま議員から御指摘ありました平成31年に給食費のほうを改定をしてございますが、当時の近隣市町の給食費と比較をしますと、特に南陽市は高いということはない状況でございましたので、全国的に見れば、高い状況はあるのかもしれませんが、近隣自治体と比較すると、決して高い状況にはないというふうに考えているところでございます。   以上でございます。 ○議長  16番佐藤 明議員。 ○佐藤 明議員  近隣自治体とはそう違わないかもしれないけれども、全国的には高いのよ。あなた、ちょっと調べればすぐ分かる話だから、別に私、でたらめを言っているわけではないので、調べてみてください。   それで、学校給食に対してですが、南陽市では、所得に応じて半額補助したり、あるいは全額補助したりやっているわけですね。これ、人数の対象者はどのぐらい、何人かおられますが、どの程度の方々がそういうふうに受けておられるか、その辺の確認の人数をお願いしたいと思います。 ○議長  答弁を求めます。   鈴木管理課長。 ○管理課長  それでは、お答えを申し上げます。   令和3年度の状況になりますけれども、いわゆる第3子以降の給食費の無料化の該当者になりますけれども、小学生が148名、中学生が55名、合計203名となっておりまして、全体数で言いますと、全額助成、100%助成している人数が146名、半額助成が36名、そして4分の1助成が21名という状況でございます。   以上でございます。 ○議長  16番佐藤 明議員。 ○佐藤 明議員  今、課長がおっしゃったいわゆる3人っ子ハッピーサポート事業ということで、半額と全額と、203名がいらっしゃると、こういう状況ですが、そこで、市長にお尋ねしたいんですが、義務教育は無償と、歴史的経過があるわけですけれども、そういう状況の中で、やっぱり給食も教育の一環なわけですから、やっぱり全ての子供に対して無償化をして、父母負担をなくしていく、こういう考えはありませんか、市長。どうですか。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  議員のおっしゃるように、全ての子供さんを対象にできればという考えはございます。しかしながら、現実的に、この給食費の無償化というのは、他自治体を見てもそうなんですけれども、かなりインパクトのある財源が必要になる事業でございまして、実現はなかなか難しいところです。   一方で、少しずつではありますが、全国的には実際に実現している自治体も出てきているところであることも事実で、そうしたところの先進的な取組なども参考にしながら、支援については前に進めてまいりたいという気持ちはございます。 ○議長  16番佐藤 明議員。 ○佐藤 明議員  無償化の気持ちはあるんですけれども、お金がないと、こういうわけですね。分かりました。   それで、これ、大分昔の話ですけれども、1951年の国会で、ある代議士が義務教育の問題を話したわけです。担当課の局長、当時、おっしゃるとおりだと。何とか無償化にしたいと。そして、その後、今の土台がつくられて今日に至っていると、そういう状況です。これは、市長も分かると思うんですけれども、そういった状況の中で、義務教育の無償化というのは、やっぱり避けて通れないと思うんです。いずれやると前から言っているわけですから、やっぱりそろそろ、このコロナ期を境にして、やっぱり実施に踏み出すと、こういう自治体も、今、増えてきていると、このように報道もされているわけです。   ですから、南陽市においても、やっぱり県に先駆けてやるべきではないですか。県内でも無償化している自治体もあるんですけれども、やっぱり南陽市も県を引っ張るような対応をするべきではないのかと思うんですが、その辺、いかがでしょうか。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  ぜひ、県を引っ張り、国を引っ張っていきたいと、そういう気持ちはございます。現実的に、都道府県の中で、県単位で給食費の無償化に進もう、取り組もうというところもございますし、国においても教育の無償化ということで、高校、大学の教育費の、だんだんとではありますが、そういった方向に進んでいると思います。   それを引っ張っていかれるような財源の確保、例えばふるさと納税を含めて、そういったものにも努めて、引っ張っていきたいと思っております。 ○議長  16番佐藤 明議員。 ○佐藤 明議員  文部科学省の通達が来ていると思うんですけれども、文部科学省初等中等教育局長から4月末に事務連絡があったと思うんですけれども、学校給食等の負担軽減について、実情に応じて、栄養のバランス、あるいは新型コロナウイルス感染対策、そしてこういったものに対して地方創生臨時交付金を充てて、引き下げるような方向に検討してはどうかと、こういう状況があったわけですが、その辺、教育委員会としては捉えているのかどうか、その辺どうでしょう。 ○議長  答弁を求めます。   鈴木管理課長。 ○管理課長  それでは、お答えを申し上げます。   ただいま御指摘いただきました文書につきましては、読んだような記憶はございますけれども、そこのところについてはちょっと曖昧で大変申し訳ありませんが、ただいま御指摘いただいたとおり、臨時の交付金を充てて、食材等の高騰に対応するべく、原課としては、現在希望をしているところでございます。そういう状況です。   以上です。 ○議長  16番佐藤 明議員。 ○佐藤 明議員  その辺、きちっと出てきた文書等はよく精査をして、対応していただきたいものだなと、このように思います。ぜひ、しっかり、子供たちのためですから、やっていただきたいものだなと、このように思います。   それで、さっき市長が21日の最終日に材料費の高騰については父母負担をしないように、何とか補正を組んで対応したいと、こういう理解でよろしいでしょうか。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  おっしゃるとおりでございます。全国の自治体の中には、物価高騰を受けて、やむを得ず給食費の改定に踏み切る自治体もある中で、南陽市においてはそういった負担が子育て世帯に生じないようにするための補正予算を最終日に提案したいというふうに思っております。 ○議長  16番佐藤 明議員。 ○佐藤 明議員  ぜひ、お願いしたいというふうに思います。   それから、3点目ですが、農業の施策についてお尋ねをいたします。   御承知のように、物価高騰とともに農業資材等々も高騰していると。特に、原油等々の問題で農家の皆さんが使う油です。それに付随するビニールとか、あるいは肥料、飼料の高騰です。相当打撃を受けるんではないかと、このように報道されているわけですけれども、その辺の状況と対策について答弁を求めたいというように思います。 ○議長  答弁を求めます。   島貫農林課長。 ○農林課長  お答え申し上げます。   状況と対応の部分ということでございますが、状況につきましては、農業の分野におきましても、このたびの物価高騰は相当な打撃というふうになってございます。生産者のほうからも、生産団体のほうからは御要望というような形でも頂戴をしておりますが、今年4月現在の統計上によりますと、光熱水費等につきましては27%、農薬は5%、また、先ほど石油由来の商品ということでお話もございましたが、そちらにつきましては39%ほど値上がりはしているというふうにお聞きをしております。   また、いわゆる肥料の部分につきましては、このたびJA全農のほうでは、秋肥といわれる6月からの肥料につきましては、高いものではもう190%値上げをするというような報道等もございました。そういった部分では大変な打撃となるというふうに認識をしておるところでございます。   そちらの部分の対応につきましては、先ほど市長の答弁にもございました、そちらのコロナの交付金のほうにつきましても、私どものほうといたしましても、そういった高騰対策ということで御提案をさせていただきながら、庁内のほうで、今、検討をしておりますので、そちらのほうの支援を適時適切に行えることができればというふうに考えているところでございます。   以上です。 ○議長  16番佐藤 明議員。 ○佐藤 明議員  今、農林課長から今の農業情勢と対策等々が話されたわけですけれども、私、このままいけば、昨日一般質問された島津議員が農業、田んぼ、畑ですね、これから行く先が分からないような状況になると。耕作放棄、それがどんどん出てくると、こういうお話されたわけですが、やっぱりこういう状況で、やっぱり国が対応しない限り生き残れないと思うんですよ。だから、酪農を辞めたり、あるいは農家を辞めたりしているんです。やっぱり放棄すると。   だから、言っていることと行動していることがあべこべだからうまくないと思うんだよね。後継者を育てようとかと言っているけれども、こういう実態で市長、後継者、育ちますか。これ、私は育たないと思いますよ、こういう実態では。   ですから、何らかの対策を講じないと。これは責任持って国がやらなければならない仕事だと私は思うんですが、その辺、どうでしょうか。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  特定の地域に偏った課題ではなくて、今般の物価高騰、資材高騰というのは全国的に、全世界的にと言っていい現象でございます。そうした意味では、やはり国がしっかりと主導して、全ての全国の農家の経営の持続化を図る支援をしていただきたいというふうに思っております。   一方で、市としましては、基礎自治体として、その自治体、自治体に応じた、農家の経営形態に応じた支援が必要だということで、県の補正内容などもよく見ながら、足りないところに、市の実情に応じた、しかしながら財源は限られておりますので十分とは言えないかもしれないけれども、とにかく何らかの手だてを講じるんだということで、補正予算を提案したいというふうに思っております。 ○議長  16番佐藤 明議員。 ○佐藤 明議員  そのことも含めて、今、県でも対応しているようですけれども、21日、改めて提案したいというさっきの市長の話ですが、最後に財政課長に質問したいんでありますが、市長もでありますが。   昨年の、21年度補正の地方単独事業分、1兆円、これ、都道府県が5,000億円です。あと、市町村分が5,000億円。5,000億円の5,000億円という半分になって、これは、物価高騰分の対策と、こういうふうなメニューになっているわけですけれども、山形県に地方単独事業分ということで65億1,927万1,000円を配分されたと、こういうことですね。   市町村分が7,288億140何がし、こういうふうなことでありますが、使わないで繰り越した相当分があるわけですね。県では97%が次年度に繰り越したと、こういうことです。そして、22年度の繰越し分の市町村分は77%あると、こういうふうに指摘されているわけですが、南陽市では、この配分された金額、どの程度の金額なのか。どの程度繰り越して次年度に向けるのか、その辺の指数をまずお聞きしたいと思います。 ○議長  答弁を求めます。   髙橋財政課長。 ○財政課長  それでは、お答え申し上げます。   令和3年度南陽市のほうにつきましては、当初分と、あと追加交付分ということで4億7,300万円が交付されました。そのうち、令和3年度中に執行された金額につきましては、3億8,600万円、執行率につきましては81.6%となっております。   また、その後、令和4年度に繰り越された残額につきましては令和4年度の当初予算、また補正予算のほうで追加計上させていただきまして、現在のところ予算化率といたしましては、91.5%となってございます。   以上です。 ○議長  16番佐藤 明議員。 ○佐藤 明議員  南陽では4億7,000万円ほど来ているよと。そのうち3億8,000万円使っていると。執行率が81.6と、こうなっているわけですけれども、この残り分については繰越しをして、今年度と合わせて物価高騰とか、いろいろなメニューに充当したいと、こういうことですね。   具体的にはどういうことを考えて、どういう支援をしようとしているのか、先ほどと同じですと言われればそれまでですが、これは新たな対策ですから、その辺、しっかり対応していただきたいものだなと。その考え方をお聞きしたいと思います。 ○議長  答弁を求めます。   髙橋財政課長。 ○財政課長  市長答弁と重なる部分ございますが、必要な支援ということで、これまでのコロナ関連の事業のほかに物価高騰対策、こちらのほうにも取り組んでまいりたいというふうに考えているところです。 ○議長  16番佐藤 明議員。 ○佐藤 明議員  今の答弁ですと、コロナと物価高騰に対する取組と。これ、具体的に分かりますか。コロナ対策と物価高騰の対策と言うけれども、具体的にこういうメニューがある、ああいうメニューとか、これにこう使うんだとかという、これ、分かれば、言えないということはないわけで、ぜひ具体的に言っていただきたいものだなと思うんですが、いかがですか。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  先ほど農業と事業者の方と給食というお話を例示させていただきましたが、そのほかには、例えば学校における感染症対策でありますとか、コロナ禍におけるコロナ対応のデジタル技術を使った環境整備でありますとか、そういったものを考えております。   それ以上はちょっと難しいところです。 ○議長  16番佐藤 明議員。 ○佐藤 明議員  基本的にはさっき市長がおっしゃったような三つの分野に力を入れながら対応していくんだと、こういうことですね。そのほかには何かあるようですけれども、言えない部分というのが、私はあると思うなよ。これは、大事な点だと思うんですけれども、後でたまげらせるようなポイッと出してくると、こういうことも考えられるんで、その辺、やっぱり状況を見ながら対応していくということが、私、大事だと思うんです。その辺、市民の皆さんが安心して物価高騰に対する施策を、市当局はこういうふうに考えているんだということをやっぱりもっとアピールする必要があると思うんです、私たちもやりますよと。   時間がないからですけれども、市長選挙の件については、先ほど市長がいろいろおっしゃいました。私もパンフレットなどを見せていただきました。さっき、パンフレットの中身を詳しく、この4年間でこうやるんだ、ああやるんだと網羅されておりますが、もう一回熟読させていただいて、これからの4年間の市政を担っていただきたいものだなと、このことを申し添えて私の質問を終わります。 ○議長  以上で16番佐藤 明議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでした。   ここで暫時休憩といたします。   再開は11時5分とします。 午前10時50分  休  憩 ─────────────────── 午前11時05分  再  開 ○議長  再開いたします。   休憩前に引き続き、一般質問を行います。 ─────────────────── 髙 岡 亮 一 議員 質 問 ○議長  次に、5番髙岡亮一議員。 〔5番 髙岡亮一議員 登壇〕 ○髙岡亮一議員  コロナ騒ぎが始まってもう3年目。マスク着用も徐々に緩和され始め、また、ワクチン接種についても接種しない人より接種した人のほうが陽性率が高いとの統計結果を一般マスコミも報じるようになる一方、今年1月から3月までに亡くなった人の数が昨年に比べて1割も多くなっていることを日本経済新聞が取り上げたことで、それはワクチンのせいではないかと一般にも改めて騒がれ出すに至って、ようやく同調圧力から自由になって、物事を正しく見ようという空気が広がり出しております。   さらに、2月末からの戦争騒ぎ。3月23日のゼレンスキー大統領の国会に向けた演説に国会議員のほとんどがスタンディングオベーションで応えるというあり得ない光景を見せつけられるに至って、本議会においても、ロシアによるウクライナ侵略に断固抗議する決議が、3月定例会で私以外の賛成で可決されたこともやむを得ないのかと思ったところであります。   しかし、難攻不落と言われていたアゾフスタリ製鉄所地下要塞が陥落した5月20日以降、戦争報道も下火になっています。そもそもその地下要塞を拠点にしていたアゾフ大隊は、日本の公安調査庁によって国際的テロ組織として認定されていました。アゾフ大隊が正義の味方のように報道されるようになって、公安調査庁はその部分をそっくり削除してしまっています。   また、ロシアの仕業として大々的に報じられたキーウ郊外でのブチャ虐殺等々、その後の調査でウクライナ側によるやらせであったことが明らかになっています。しかし、マスコミは一切訂正することなく、ロシア悪者、ウクライナ正義報道を流し続け、いまだにそれを信じて疑わないのが日本の現実です。   戦争は、武器を交えたドンパチだけが戦争ではありません。情報戦争は言うまでもなく、今は一人一人の脳内にまで入り込んで操作しようとする認知戦争の時代になっていると言われます。そのレベルで見れば、日本はもうかなりやられてしまっています。   しかし、世界の現実は違います。4月20日にワシントンで開かれたG20の財務省中央銀行総裁会議でのロシアの演説に先立ち、G7先進諸国が一斉に席を立ったにも関わらず、鈴木俊一財務大臣と黒田東彦日銀総裁は退席しませんでした。13か国の非白人の新興国と共に、最後までロシアの演説を聞いたのです。世界の情勢の変化を察した2人の行動は、実相を知る情報最先端から高く評価されています。英米の圧力に抗いつつ、世界の潮流を何とかうまく泳ぎ切らねばならない。それが、一歩外へ出て直面する世界の現実です。   ウクライナに深く浸透していたアゾフ大隊によるテロとの戦いに立ち上がらざるを得なかったロシアが、ほぼ所期の目的を達成しつつある現在、いろいろ紆余曲折はありながらも、大局的には、これまで申し上げてきましたように、持って何ぼの経済から使って何ぼの経済へ、言い換えれば、銭金優先の世の中から人間本来の心豊かな世の中へ向けた大転換が確実に進んでいくと私は見ています。   バタバタ騒ぎ立てずに、みんな仲よく、日々の暮らしを大切にしているのが一番いいのです。ところが、そうこうしているうちに、台湾有事があおり立てられ、緊急事態条項を含む憲法改正、事前防衛のための軍備拡張といった声が大きくなりつつあります。二度と戦争は繰り返さないとして再出発したはずの日本が、このままでは再び同じ道を、過ちを繰り返すことになりかねません。それでいいのか。   本来なら、今回の参院選の最大の争点であるべきなのに、まともな議論が見えてきません。このまま議論のないまま、軍備増強勢力が勝利するようなことがあれば、その後、国政選挙のない黄金の3年間の間に、堂々と戦争できる国へかじを切ることになってしまわないかと心配でなりません。本来、政党を越えて議論すべき重要な問題です。再びアジア人同士戦うような時代になることは、必死で避けなければなりません。   そんな中、クリントン政権時代の高官、ジョセフ・ナイによる対日超党派報告書が改めて注目されています。アメリカの上下両院議員に示された対日戦略で、台湾有事を利用して、日本を戦争に引きずり込み、そのことで米国が利益を得るというレポートです。今回のバイデン大統領の訪日もその方向で理解できます。増強させられた軍事費の多くが米国を潤すことになるのです。   日本の対中国意識を考える上でも重要です。台湾有事をあおって中国を敵視させるのは、英米の策略であることを見抜かねばなりません。アジア人同士戦わずを金科玉条とすべきです。   間もなく食料問題、エネルギー問題、金融危機、さらに危惧されるワクチンによる健康被害等々、様々な問題が押し寄せてくるはずです。私は、日本人すべからく、今から77年前、昭和20年8月15日の正午、天皇陛下による日本降伏の玉音放送を聞いたときの気持ちに返り、そこからやり直すべきと考えています。その覚悟があれば、どんな時代になっても乗り切れるはずです。そうして初めて、本当に明るい未来が開けてくると信じます。   実は、今回の一般質問、目の前の参院選が戦争への道へかじを切るかどうかの分水嶺になると考え、二度と戦争への道へ歩まないためにという我々一人一人にとってせっぱ詰まったはずの問題について議論しようとしたのですが、地方議会にはなじまない質問とのことで取り下げたところでした。そのために、いささか長い前置きになったことを御理解ください。   そこで、通告の質問に入ります。   まず、宮内公民館改築についてです。   宮内公民館改築については、当初現公民館の場所に新築か、あるいは蔵楽の改装かと思っていたところに、蔵楽の敷地内に地域交流センターとして新たに建設するということで、大いに期待が集まっております。   3年前の6月に、宮内地区長会の肝煎りで、宮内から市民の新しい拠点をつくろう会の第1回会合が開催されました。20代から80代まで、約30名が集い、熱気のある会合でした。以来、十数回にわたる会合が重ねられてきました。   この会の意向はいろんな形で市に対して伝えられてはいるものの、会の参加者としては、人の直接の意見交換の機会が強く要望されていました。   しかしながら、コロナ禍で思うに任せないまま現在に至っております。その現状を踏まえ、次の3点についてお尋ねします。   一つ、「宮内から市民の新しい拠点をつくろう会」の動きについて、どう把握しておられるか。   二つ、地域交流センターの名称の示すとおり、より多くの人が寄って来たくなる施設を目指すべきであるし、それが地元の強い意向でもあるが、そのためにどんな手だてを講じようとしているか。   3番目、地元との意見交換の今後の日程は。   以上3点、宮内公民館改築についてお尋ねいたします。   次に、ちょっと明るい話題というか、いい話題を取り上げてみました。   NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に関連した質問です。私なりに把握している情報を提供しつつお尋ねしたいと思います。   「鎌倉殿の13人」は、重要な登場人物が次々にあっけなく命を落とす展開にはらはらさせられながら、私も「天地人」以来一回も欠かさず見ている大河ドラマになっております。   実は、このドラマの登場人物、二重、三重に南陽市に関わりが深いのです。   まず、主人公、小栗 旬演ずる北条義時、小池栄子演ずる頼朝の妻、政子の腹違いの兄弟が北条郷の名の由来になっていることです。熊野門前鳥居の場の佐野家に伝わる文書や小松の南善院由緒書によると、北条時政のめかけの子供、めかけといっても沼田氏というれっきとした武将の娘なんですけれども、そのめかけの子供、北条相模坊臨空が、この地三十三か村を400人からの羽黒修験者の大先達として仕切るようになって、いつしか時政の子であることが知られ、誰からともなくこの地を北条郷と呼ぶようになったと記されています。   そもそも北条相模坊は、血で血を洗う抗争を嫌って仏の道、そして羽黒修験の道を選んだと書かれています。その思い、今の大河ドラマを見て、改めて納得させられます。ちなみに、北条相模坊臨空に従った佐野源右衛門は臨空が小松に移った後も宮内に残り、明治になって宮内発展の基礎を築いた宮内町初代町長、佐野元貞はその子孫です。   次に、「鎌倉殿の13人」の一人、大江広元との関わりです。栗原英雄という役者が大江広元を演じていますが、広元は元来由緒ある京の公家で、関東武者上がりで行政については疎い頼朝をそばで支えた人物です。その次男が、当時長井荘と言った置賜を所領とした大江時弘です。伊達氏に滅ぼされるまで164年間、この置賜はその流れ、長井氏に名を変えた大江の時代でした。兄、親弘が承久の乱で失脚したため、時弘が大江氏の総領となり、幕府中枢で活躍します。そのため、時弘は置賜には入りませんでしたが、その子供、つまり広元の孫、泰秀は火災等で度々窮した熊野大社の再興をその都度命じ、熊野大社が今あるのは泰秀のおかげとも言えます。境内の西北、お文殊様、菅原神社の後ろに融通神社として祭られています。たつ年、み年の守り神様です。   もう一つあります。広元の長男、親弘は、承久の乱に敗れ、所領の寒河江荘へ逃れます。妻は、主人公、小栗 旬演ずる北條義時の娘とのことです。寒河江氏と名を変えて、最上義光に滅ぼされるまで400年続きます。その後、最上義光に滅ぼされた一族のある者は、置賜に逃れて寒河江の姓を名のり、今に至ります。   川西の大塚村で代々源兵衛を名のり、堀を開いて田地開発に努め、地域の中心を担った寒河江家は、宮内に移って、大恐慌で倒産した須藤永次商店の石炭販売部門を引き継ぎ、宮内の駅前に常磐炭鉱の看板で店を構え、製糸工場に石炭を供給する役割を果たしました。その後、昭和40年代に粡町に移りますが、その名もずばり大江商事です。   私も、このことを最近知って、なので大江商事だったんだということに改めて思い至ったところでした。   ちなみに長男が寒河江の親弘、次男が置賜の時弘、そして四男の季光は相模国毛利庄を引き継ぎ、長州藩毛利家の祖となっています。   さらに、市長も十分お分かりと思いますが、市長の白岩氏も寒河江氏の支流の一族だそうです。 (「え」の声あり) ○髙岡亮一議員  本当。これ、間違いない。   だから、元をたどると白岩家も大江広元につながるすばらしい家柄であること、私は間違いないと思っています。   こうしたことをもろもろ踏まえてお尋ねいたします。   一つ、大河ドラマが盛り上がるこの機会、関連する地元の歴史を市民に知ってもらう手だてはないか。   二つ、こうした地元の歴史を知る上でいい機会になっているのが、実は南陽市民大学講座です。ところが、この南陽市民大学講座、来年度から県の補助が打切りということも聞いております。市として、今後、どういうふうに考えるか、そのことをお尋ねしたいと思います。   以上、壇上からの質問とさせていただきます。よろしく御答弁のほどお願いします。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 〔白岩孝夫市長 登壇〕 ○市長  5番髙岡亮一議員の御質問にお答え申し上げます。   なお、大河ドラマに関する御質問につきましては、教育長より答弁いたさせますので御了承願います。   初めに、宮内公民館改築についての御質問の1点目、「宮内から市民の新しい拠点をつくろう会」についてでございますが、現在予定している宮内公民館の改築に当たり、より一層市民が集い、利用促進が図られるよう、勉強会や意見交換会等を自主的に開催しておられると承知しております。   次に2点目、より多くの人が寄って来たくなる施設にするための手だてについてでございますが、宮内公民館運営委員会には、利用者団体にアンケートを実施していただくなど、より多くの方に御利用いただくため、これまで度々議論していただいております。運営委員会は地区長会や利用団体の代表で構成されており、地域住民、利用者、その他一般の方々から様々な意見をいただくことができる重要な公的組織であり、今後とも建設及び利用促進に係る基軸としての役割をお願いしてまいります。   また、公民館として建設する際の社会教育法との関連性や国の補助制度との整合性を十分図る必要があるため、可能な限り御意見を拝聴し、地域総合型教育の推進と併せ、生涯学習の拠点となるよう丁寧な対応に心がけてまいります。   次に3点目、地元との意見交換の今後の日程についてでございますが、運営委員会とも協議を行い、できるだけ早い時期に市民説明会を開催したいと考えております。   私からは以上でございます。 ○議長  答弁を求めます。   教育長。 ○教育長  5番髙岡亮一議員の御質問の2点目、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に関連してについてお答え申し上げます。   南陽市域は、中世、北条郷と呼ばれていたわけでありますが、北条義時の異母兄弟、北条相模坊臨空が羽黒修験者の大先達として宮内村にたどりつき、一説には北条郷の名の由来となったと熊野大社史に記されてございます。   また、13人の一人である大江広元の孫に当たる泰秀は、度重なる火災に見舞われた熊野大社の再興に尽力したことから、熊野大社内の神社に祭られたと言われております。   このように、南陽市と「鎌倉殿の13人」のゆかりは大変興味深く、地域の歴史を広く市民の皆様に知っていただくためにも、見識の深い方々のお知恵をお借りしながら、市のホームページ等で情報発信できるよう検討してまいります。   次に、南陽市民大学講座につきましては、市民の多様な学習要求に応えるため、また、郷土愛を醸成するという趣旨の下、公益財団法人山形県生涯学習文化財団からの補助を受けて開催しております。来年度につきましては、県から補助リニューアルの話はございましたが、詳細な内容につきましては、現在のところ入っておりません。   市としては、市民の学びに大きく貢献している講座であるという認識でございますので、継続に向け、検討してまいります。   以上でございます。 ○議長  再質問に入ります。   5番髙岡亮一議員。 ○髙岡亮一議員  宮内公民館に関してですけれども、運営委員会という組織があります。私自身もそこへ属して、いろいろ討議した覚えもありますし、それが一つの窓口になっているということは確かなんですけれども、ただ、これまで度重なる拠点をつくる会の会合に、私自身全て参加したわけではないんですけれども、よく宮内の人、特に若い人からお年寄りまで、これだけの人が集まって、そして熱心に話できるなと。それ、私自身、非常にこれはこれで一つの財産だなとずっと思っております。   それだけに、一つの公的というか、そういった窓口としての運営委員会とは別個なというか、それ、当然運営委員会とメンバーもダブっていますし、当然運営委員会にも反映しているわけですけれども、生の声というか、やっぱり全然何の組織にも所属しない人たちが、そこでいろんな熱心な話が交わされる。そういった生の声を、やっぱり市と直に、市長なり担当課なりと顔を合わせながら、熱心な話合いをしていく。そういったことで、本当に気持ちの入った施設になっていく。その可能性を私なりに感じているんで、それを何とか理解していただきたいという思いでの今回の質問なわけです。   そういったことですので、もう一歩踏み込んだ形で、まだ今後の日程もできるだけ早くということだけで、明確には出ていないようですけれども、コロナで、本来だったら当然、もう1年も2年も前に話があってしかるべきだったのに、これまでないままにずっと来たというのは、これは本当に残念なことなんですけれども、その辺の反省というか、これまでのことも踏まえながら、何とかこれをできるだけ早くと。我々の仕事なんかも、できるだけ早くと言ったときにはいつになるか分からない、染屋の仕事も。なので、日にちを切るということが大事だと思うんで、市長、これ、ここにしますと。それで、もう基本計画等進んでいるわけで、その辺とのかみ合わせもあるわけなんで、いつだったらいろんな意見を反映するのに間に合う期日なのか、その辺を明確に、この際打ち出していただきたいんで、いかがでしょうか。 ○議長  答弁を求めます。   副市長。 ○副市長  私よりお答えいたします。   全協の席でしたか、ここの議場だったんですけれども、基本計画をお示しした段階で、用地の拡張が必要だというふうなことで御説明申し上げています。今出している図面についても、それを前提にした図面であるというふうなことで、日程については、相手のいる話なので、その話がきちんと決まってからというふうなことで申し上げましたけれども、まだ正式に契約したわけでも何でもないので、その辺が見通しが立ってから話合いをしたいというふうなことで申し上げています。   これについては、議会等の御理解も含めて、きちんと私どもからこういう日程でいきますというふうなことについてはあらかじめお示しした上でやりたいと思っていますが、今の時点では、いつから始めるとか、いつするということについては、ちょっとまだ明言できない段階であります。   以上です。 ○議長  5番髙岡亮一議員。 ○髙岡亮一議員  その辺、いろいろ事情があること、理解しました。ただ、何らかの形でこれまでの議論の経過、地元での議論の経過もありますんで、そういったところが実際の改築の中に反映できるような形、それをどうか大事にして、尊重してほしいと思うわけです。   そういった意味での今回の問題の取上げですので、その辺、市長のほうから改めて御理解のお考えを示していただきたいと思います。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  髙岡議員もその運営委員会だけでなく、この市民の皆さんの集いの場に行かれて、様々に今後の望ましい姿について、市民の皆さんと共に御議論いただいたことは大変すばらしいことであるし、心強いことだなというふうに思っています。そうした皆さんの気持ちを集めた施設にしたいというふうに思っています。   一方で、コロナが始まった令和2年1月に国内で初めて感染が確認されましたけれども、その時点でもう既に宮内公民館の老朽化については喫緊の課題と、髙岡議員が地区長会長さんであったときから私も直接要望を伺っておりましたし、コロナでなかなか御意見を直接お伺いする場がなかったけれども、でも、放置するわけにいかないと。できることは進めていこうということで、今に至っているということも、ぜひ皆さんに御理解いただきたいなというふうに思っているところです。   いずれにしても、説明会はしっかり行って、できることとできないことはあると思いますけれども、そういったお気持ちはしっかりと受け止めながら、整備については着実に進めていきたいなというふうに思っております。 ○議長  5番髙岡亮一議員。 ○髙岡亮一議員  地域交流センターという名前、それ以前に公民館、今度公民館建てたときには、何とかみんなが気楽に寄り集まれる、これからどういうふうな時代になるか分からないですけれども、やっぱり人と人との交流というのが物すごく、これまで以上に大事になるような気がする。それだけに、何とかそれを実現できるような一つの施設ということを考えていただきたいなと、そういうふうに切に思っているところです。   ちょっとこれ、市民大学のほうとも関連するんですけれども、実は、これ、山形銀行の跡地の問題、私、議員になるときに、須藤永次記念館という、須藤永次を顕彰するような一つの形、そして、その中に宮内のこれまでの文化的、歴史的な資料も入れるような施設というふうなことを考えていたんですけれども、公民館、実際に今進んでいるのは、そういったものはほとんどちょっとできないかなというような形になったときに、山形銀行の跡地というような問題が出てきて、それで、山形銀行のほうと話すと、必ずしもそれはできなくもないような、それは山形銀行ばかりでなくて、地元の盛り上がりがあればというふうな、こういったことで、山形銀行の意向を私なりにお聞きした経緯があります。   本当に、私、議員になってすぐやりたかったことなんですけれども、なかなかこれ、コロナで上京するというのも難しくて、吉野石膏との接触もなかなかできなかったんですけれども、この間、4月初めかな、どうしても行かなければならない用が出たんで、そのときに思い切って吉野石膏に行って、社長とはお会いできなかったんですけれども、総務部長さんとお会いしてきました。   そうしたら、総務部長さん、白岩市長が私の後輩ですというようなことで、非常に親近感を持っておられるようで、そんなことで、ひとつ。   これは、私がこの間行ったときの話というのが、須藤永次という人が宮内にとってすごい人だというような、いろいろと倒産して、そして迷惑をかけたというようないきさつもあるんで、必ずしも全部が全部マルではないんですけれども、そういったことも部長さんは理解しておられて、それでもやっぱり宮内のこの地元に須藤永次を顕彰する動きがあるということを御理解いただきました。   そういったことで、何らかの形で、今後そういった方向での取組というのも可能性としてはあるんではないかなというようなことを、私なりに感触としてつかんでおりますので、この件について、何か山形銀行のほうから市のほうに話はありましたでしょうか。みらい戦略のほうでも。もしあれば、聞かせてください。 ○議長  答弁を求めます。   嶋貫みらい戦略課長。 ○みらい戦略課長  ただいまの議員の御質問にお答え申し上げます。   山形銀行さんからのそのようなお話は当課では承っておりません。   以上でございます。 ○議長  5番髙岡亮一議員。 ○髙岡亮一議員  何か、山形銀行は市のほうにも話してみるというふうなことがあったんですけれども、ないということであれば分かりました。   市長、ちょっとこれ、いろんな民間活力を利用した形で、ちょうど山形銀行の場所というのは、一つ宮内を面として考えたときに、非常に重要な場所なんです。熊野大社と、それから今度できる地域交流センターとのちょうど中間に位置して、今、ああいう状態になっているわけですけれども、今後そういったようなことで、何か吉野石膏との関連を考えながらも、何かいろんな形でそういった可能性ということについて、これ、急に私も、今、話すかどうか思っていなくて、今、思い出してちょっと話したところなんで、市長自身、ちょっと以前から吉野石膏との、総務部長さんとのつながりもあるということですので、何かその辺で市長なりのお考え、感じておられたことをお聞きできたらと思います。お願いします。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  私、26年に市長に就任させていただいてから、吉野石膏さんと南陽市との結びつきは大変重要なものであると認識しまして、できる限りコミュニケーションを取って、良好な関係を築いていこうというふうに努めてまいりました。総務部長さんとも、なかなか社長さんとはたまにですけれども、総務部長さんとは定期的にお会いをしてきたところです。コロナでちょっと難しかったんですが、今後もそれは継続していきたいなというふうに思っています。   そして、須藤さんにおかれましては、これだけ全国的な規模の、しかも社会に貢献する事業を立ち上げられたということで、それを大事に思う南陽市の気持ち、そして、それから宮内を中心とした市民の皆さんの気持ちというのも大切だなというふうに思っております。   これ、山銀さんの施設を使ってということとは直接は関係しませんが、いずれにしても、例えば市民の皆さんのそういった会などが、会や、あるいは何人かでそういったことを吉野石膏さんにお伝えしていただいたりすることは、吉野石膏さんにとっても大変いいことかなというふうに思っています。どういった形が適切かは、今この段階では何とも申し上げられませんが、そうした市民の皆さん、そして市としての立場を先方に伝えて、今後も良好な関係を保っていきたいというふうに思っています。 ○議長  5番髙岡亮一議員。 ○髙岡亮一議員  吉野石膏、特に須藤永次さんのすごさというのは、私、次の社長の須藤恒雄さんから直にお聞きしました。それは、どういう話を私、すごいと思ったのかというと、さっき言った昭和20年8月15日に、ちょうど東京からの疎開の最後の汽車が宮内駅に着いたんだそうです。その日に昼、終戦の玉音放送。それを聞いて、須藤恒雄さんは、「あ、これでやっと戦争が終わった。これで一段落して、宮内で再出発しよう」そう思ったその晩、須藤永次が須藤恒雄さんに、これからが俺たちの役割だと。紙と木の家だから、日本はこんなふうに全部燃えてしまう。空襲で一遍で焼かれてしまう。うちの技術で、いわゆるタイガーボード、耐火建築、それをこれから日本に広めるのが我々の役割だということで、終戦のその晩、息子分の、養子ですけれども、恒雄さんに須藤永次が語ったということを、私、直に恒雄さんから聞きました。   しかも、その後、須藤永次は東京へ出ていって、これからタイガーボードを、耐火建築を広めるには、うちだけ頑張っても駄目なんだと。とにかくこれを日本の業界全体に広めなければならないということで、自分の特許を全部公開して、さらに自分の工場にほかの工場の技術者を呼び込んで、そこで指導をして、耐火建築の業界を立ち上げたと。そういったすごい役割を果たして、戦後、いわゆる耐火建築、耐火ボードが当たり前になったという話を、私、直にお聞きしていました。   そういったことを今回も部長さんに話して、部長さんもそれは分かっておられたと思うんですけれども、今、私、そういったことを私のブログにちょっと、市民大学の話等、そういったことを書いているんですけれども、毎日のようにアクセスあります。吉野石膏についてのことをいろいろ私、書いているんですけれども、非常にアクセスある。かなり多くの人が関心を持っておられるということで、そういった人がこの南陽市から出ているということを、これからいろんな形でアピールして、それがまた南陽市に生まれた人の誇りにもつながっていくし、今回「鎌倉殿の13人」に関連して北条、それから大江、それについての話を言いましたけれども、そういったことも、これから育つ子供たちの自信に確実につながっていくと思うんで、いろんな形のアピールをお願いします。   それから、先ほど市長は御存知ないと言って、ちょっとあれだったんですけれども、間違いないはずですよ。おじいさんの白岩石雄元県会議長は寒河江から赤湯に来られたと聞いていますし、寒河江の白岩といえば、大江の流れと言われていますので、市長自身も誇りを持ってアピール、よろしくお願いします。   時間、もう少しありますけれども、これ、せっかくですんで、これ何とか、さっき教育委員会、市民大学講座につなげて話したんですけれども、これ、南陽市のアピールというか、何かと商工観光のほうとの関わりでいけば、寒河江が早速大江氏のあれで、山形新聞にいつだったか、1か月ほど前に寒河江が取り組んでいるというふうな話が出ていましたけれども、そういったこともありますんで、南陽市としてもそういった取組、できないかどうか。市長、その辺、いかがですか。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  歴史の話というのは本当に興味深くて、先ほど壇上での髙岡議員のお話については、ついつい聞き入ってしまったところであります。   南陽市としては、なかなか髙岡議員ほど知識を持ち合わせている方というのはおられないと思いますけれども、市として、寒河江市のように、同じことができるのか、それともどういったことができるのかは考えなければいけませんが、生かせるものは生かしていくという姿勢で、ぜひ議員の御指導をいただきながら、市として公的に発信するに足る根拠があることであれば、発信していければなというふうに思います。 ○議長  5番髙岡亮一議員。 ○髙岡亮一議員  私も、これ、本当に、思い起こせば市民大学があるおかげなんです。本当にこれ、市民大学講座というのがあるんで。市民大学の運営委員になって、私、何年になるか、10年くらいになるかと思いますけれども、この間いろんなことを市民大学の講座に取り上げるために勉強させていただいた。   さらに、私だけでなくて、一昨年は佐藤庄一運営委員長が水心子正秀について取り上げました。それから、去年は吉田熊次について取り上げました。それぞれ名前だけは南陽市に関わり深いと知っていても、その実態はなかなか分からない。ところが、その市民大学講座ということで、地元の人がいろいろ取り組んで、聞くほうもですけれども、話すほうが物すごい勉強になる。本当にありがたい、いい形で市民大学講座というのが、ここ10年来南陽市では展開していますんで、これが県のほうで打切りになるなんてことになったらとんでもないというような話で、この間、運営委員会の席でもあったんですけれども、そういったこともありますんで。   取りあえず今年は、もう去年取り上げたのが一つきっかけになって、赤湯のブドウ栽培の歴史、去年取り上げて、それが今年はシンポジウムになって、発展して、そして、それが公開講座として展開なるような形になっていますんで。これ、コロナのせいで人数が限定されるんで、本当にもったいないんですけれども、これ、今回ブドウに関するシンポジウムが開催されますんで、この機会に多くの方に関心を持っていただきたいと思います。そして、市民大学より発展するような形で、今後も教育委員会中心になって取り組んでいただきたいと思いますんで、よろしくお願いします。   大体終わりましたんで、どうもありがとうございました。よろしくお願いします。 ○議長  以上で5番髙岡亮一議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでした。   以上をもちまして、通告されました6名の一般質問は全て終了いたしました。   長時間御苦労さまでした。   質問された議員、答弁なされた執行部各位の労をねぎらい、今後の市政運営に生かされることを期待しております。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 散      会 ○議長  本日はこれにて散会といたします。   御一同様、御起立願います。   傍聴席の方もお願いいたします。   どうも御苦労さまでした。 午前11時55分  散  会