令和4年6月16日(木)午前10時00分開会 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 殿岡 和郎 委員長   島津 善衞門 副委員長 出 欠 席 委 員 氏 名 ◎出席委員(16名)  1番 伊藤 英司  委員  2番 佐藤 憲一  委員   3番 山口 裕昭  委員  4番 島津 善衞門 委員   5番 髙岡 亮一  委員  6番 高橋 一郎  委員   8番 山口 正雄  委員  9番 片平 志朗  委員  10番 梅川 信治  委員 11番 川合  猛  委員  12番 髙橋  弘  委員 13番 板垣 致江子 委員  14番 髙橋  篤  委員 15番 遠藤 榮吉  委員 16番 佐藤  明  委員 17番 殿岡 和郎  委員  ◎欠席委員(0名) ────────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名 白岩 孝夫  市長           大沼 豊広  副市長 穀野 純子  総務課長         嶋貫 憲仁  みらい戦略課長 佐野  毅  情報デジタル推進主幹   髙橋 直昭  財政課長 矢澤 文明  税務課長         髙野 祐次  総合防災課長 竹田 啓子  市民課長         尾形 久代  福祉課長 大沼 清隆  すこやか子育て課長    嶋貫 幹子  ワクチン接種対策主幹 島貫 正行  農林課長         寒河江 英明 農村森林整備主幹 長沢 俊博  商工観光課長       川合 俊一  建設課長 佐藤 和宏  上下水道課長       大室  拓  会計管理者 長濱 洋美  教育長          鈴木 博明  管理課長 佐野 浩士  学校教育課長       山口 広昭  社会教育課長 土屋 雄治  選挙管理委員会事務局長  細川 英二  監査委員事務局長 安部 浩二  農業委員会事務局長 ───────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者 安部 真由美 事務局長   太田  徹  局長補佐 江口 美和  庶務係長   丸川 勝久  書記 ─────────────────── 本日の会議に付した事件  議第29号 令和4年度南陽市一般会計補正予算(第4号) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 開      会 ○委員長(殿岡和郎委員)  朝の挨拶をしたいと思いますので御起立願います。   おはようございます。   御着席願います。   これより予算特別委員会を開会いたします。   ただいま出席されている委員は16名全員であります。   これより予算の審査に入ります。   本委員会に付託されました案件は、令和4年度補正予算1件であります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 議第29号 令和4年度南陽市一般会計補正予算(第4号) ○委員長  議第29号 令和4年度南陽市一般会計補正予算(第4号)について審査を行います。   当局の説明を求めます。髙橋直昭財政課長。 〔財政課長 髙橋直昭 登壇〕 ○財政課長  〔令和4年6月定例会 予算に関する説明書により 議第29号について説明〕省略別冊参照。 ○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。   質疑、答弁は、ページ数、款項目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。   これより質疑に入ります。   補正予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。   最初に、歳入全般、10ページから13ページまでについて質疑ございませんか。   4番島津善衞門委員。 ○島津善衞門委員  歳入、20款諸収入についてお伺いします。   今年度、非常に大雪で雪害を受けたというふうなことで、保険により補?するものだというふうなことで、保険料収入が収入として上がっているようであります。   今回、被害を受けた物件の修繕に関しては、全額この保険金で間に合うのかどうか、第1点お尋ねします。   それから第2点は、今後もこのような形が続くのか。市のほうで、やはりもっとしっかり、克雪という部分で対応していかなければならないんじゃないのかなというふうにも思われるわけですが、その辺の考え方についてどのように捉えていらっしゃるかお尋ねしたいと思います。 ○委員長  髙橋財政課長。 ○財政課長  それでは、ただいまの御質問にお答え申し上げます。   まず、1点目、この金額で今回の修繕費が賄えるかということでございますが、今回につきましては、原状回復をする分につきましては、こちらのほうの保険金で対応になります。   ただ、今後雪害が起こらないようにということで、例えば強化する部分につきましては一般財源の対応となります。   また2点目、今後の対応でございますが、委員おっしゃるとおり、豪雪によって雪害が起きるということ、いつ起きても不思議ではありません。   また今回、保険金につきましては100%充当されるということではございますが、令和4年度の雪害からは50%に削減されるというような情報が入ってございますので、各施設を担当されている所管課におかれましては、今のうちから必要な手だて、また雪下ろし等の経費などを見積っていただくようにお願いをしているところです。   今後、改めて必要な予算につきましては、内部のほうでも調整させていきたいと考えているところです。   以上です。 ○委員長  4番島津善衞門委員。 ○島津善衞門委員  ありがとうございました。   今度50%になると。じゃ、今回と同じことがあったら1,000万円しか収入がなくなるよね。   そうすると、市の持ち出しが、逆に現状維持で1,000万円増えるんだというふうなことでしょうから、今後そのような形で各施設を管理する課のほうに、共通認識としてどのような形での克雪の対策を取るかというようなことを、財政課のほうでしっかりまとめていただきたいと思います。   以上です。 ○委員長  ほかに質疑ありませんか。   16番佐藤 明委員。 ○佐藤 明委員  歳出でこの問題、取り上げてやるかなと思ったんですけれども、今、島津委員おっしゃったので関連して質問いたします。   今回の雪害で、小中学校をはじめ、結城豊太郎記念館とか、あるいはその他のいわゆる公共施設が、軒並み相次いで雪害に遭っていると、こういう状況ですね。   それで、各会派の説明会のとき、財政課長から、カラーの修繕工事の概要等々がこのようにして配られたわけですけれども、この被害額と、なぜ今まで、こういう大雪だって分かっていながら対応できなかったのか、その辺どういうふうに考えておられますか。   市長でも誰でもいいんですけれども。 ○委員長  髙橋財政課長。 ○財政課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。   まず、1点目は、予算措置のほうが、なかなか平年ベースの予算で組んでおったということもありまして、各施設担当課の作業に、ちょっとこちらの予算が追いつかなかったということが1点あるかと思います。   あと、今年の雪の状況でございますが、解け出したときに、雪で引っ張られてというような被害が多かったように聞いてございます。雪の特性も、今年の雪害が多くなった原因かなというふうに考えおります。   以上です。 ○委員長  16番佐藤 明委員。 ○佐藤 明委員  この写真見ただけで分かるんですけれども、特に結城豊太郎記念館などは、あそこは、北側のほうは雪が消えにくいのよ、陰になっているから。これは毎年の話なんだよ、これ。   それで、いわゆるこういう公共施設の中に責任者の方がいやるわけだから、やっぱり大雪のときぐらいはしょっちゅう見て、それなりの対応しなければ、いつ崩れても、しかも結城豊太郎記念館はかなり古い建物でありますから、いつ何どき崩壊するなんて、あり得るかもしれません。   そういった対応をしない限り、私はこの問題は解決しないというように思いますが、さっき島津委員がおっしゃったように、4年度から半額に減らされると、保険も、そういう状況あるわけですから。   私は、大体自分の家がどうなっているかとか、皆さん、皆、個々人の方々は、皆、分かると思うんです。だから、自分の家に住んでいた気になって対応しない限り、人任せでは駄目だと思うんです。その辺、市長どうでしょう。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  私も、これだけの被害額があるというふうに聞いたときには、委員と同じように感じたところです。   今年の雪が、特別この平成に入ってから最大の降雪量だったということはございますけれども、それは日々積み重なるものでありますので、状況を見ながらしっかり管理するということを、来年度以降というか今年度以降、さらに徹底してまいりたいというふうに思っております。 ○委員長  16番佐藤 明委員。 ○佐藤 明委員  私は、そこにいる責任者の責任だと思います。   何語ってんだ佐藤は、と言われたって、私は、管理者であるそこの責任者がちゃんと、きちんとしなかったからこういう結果が生まれているんでないのかなと、私思うんです。そう思いませんか、どうですか。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  最終的には、市所有施設に係る責任は、私、市長が負っているものでありますが、各担当をされている職員の皆さんには、ぜひ自分の家のことというふうに思って、緊張感を持って対応するように徹底してまいりたいというふうに思います。 ○委員長  ほかに質疑ありませんか。   9番片平志朗委員。 ○片平志朗委員  今の質問に、佐藤 明委員の質問に関連してですけれども、建築物の定期報告書ってあるんですけれども、特定建築物というか、特に不特定多数のいろんな人が使う建物を、毎年1回、建設事務所のほうに報告しなきゃいけないんですけれども、それらをある程度やっていれば、それはもちろん専門家に委託しての話でしょうけれども、かなり細かくチェック項目があるんですね。劣化状況、それから非常照明の点検状況、建物の外部、内外から。   それを見て、ある程度判断できる体制になっているのかなというふうな思いでいるんですけれども、その辺の体制についてはどうですか。 ○委員長  髙橋財政課長。 ○財政課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。   委員おっしゃいました特定建築物の報告等、規模の大きな建物が中心かと思います。   公共施設総合管理計画の中でも、各施設のチェックができるようにということでチェックシートというものを準備させていただいて、予算要求も含めましてそちらのシートを使っていただいて、日々点検をいただくということはお願いしているところであります。   以上です。 ○委員長  9番片平志朗委員。 ○片平志朗委員  それ以外の建物について、例えば、今お話に出ました結城豊太郎のこっちの木造のほうですか。臨雲文庫のほうの垂木が破損したということでありますけれども、ああいう古い建物については、やっぱりどの程度経年劣化して、どの程度の雪まで耐えられるのか。かなり積もったら折れるなという大体予想されると思うんです。   そういう各総合管理計画の、最終的には所轄の課の担当なんでしょうけれども、やっぱり建築分野に明るい人に見てもらって判定してもらうしかないと思うんです。   その辺の体制をつくらない限り、毎年建物は劣化していくわけですから、いかに保険で補?して修繕やるといっても、また同じことの繰り返しになる可能性が十分ある。   庁内のそういう建築物に対するそういうしっかりした管理体制、総合管理計画に基づいた体制を構築していただきたいなということを要望したいと思います。 ○委員長  希望でいいんですね。 ○片平志朗委員  はい。 ○委員長  ほかにありませんか。 (発言する声なし) ○委員長  質疑がないので次に移ります。   次に、歳出に入ります。   第2款総務費から第6款農林水産業費までの14ページから18ページまでについて質疑ございませんか。   8番山口正雄委員。 ○山口正雄委員  14ページの2款総務費、1項総務管理費、7の企画費の地域おこし協力隊のことに関連してお伺いしたいと思います。   先日の常任委員会で本当はお聞きしようかなと思っていたんですが、農林課だけに限らないではないかというようなこともあって、この場でお聞きしたいと思います。   先頃、佐藤憲一委員も取り上げていただきました、一般質問の中で。その中で、当局からはマッチングという課題が示されました。   非常に定住につなげるという意味では、非常に重大なことだなというふうに思いますので、定住につなげていくという観点でちょっとお聞きしたいと思います。   最初に、今まで地域おこし協力隊の中で、任期途中に辞められた方が3名ほどいらっしゃるというふうにお聞きしております。その3名の方がどういうことで辞められることになったのか、その辺について教えていただきたいと思います。 ○委員長  島貫農林課長。 ○農林課長  お答え申し上げます。   農林課のほうで担当させていただいた方の部分ですので、私のほうからお答えをさせていただきます。   それぞれ3人の方が、これまで途中でお辞めになったという方がいらっしゃいます。   お一人につきましては、ほかの、他の地域の地域おこし協力隊としてぜひ来てほしいということで要請がありまして、市のほうでも、そういったことであればということで送り出した方が1名。   あとは、もう一人は、年度途中から地域おこし協力隊として採用させていただきまして、ちょうど年度が終わって、あと残り数か月というときに、別な、いわゆる雇用先のほうからお声がかかって、ちょうど残りも数か月ということで、そちらのほうに移られた方が1名。   あと1名につきましては、私どものほうで、いろいろ採用の際にも丁寧な説明をしたつもりではございましたが、いわゆる事業内容と御本人の思いという部分が、相違があったということで、お辞めになりたいということでお辞めになった方が1名いらっしゃるという状況でございます。 ○委員長  8番山口正雄委員。 ○山口正雄委員  ほかの自治体の方がというか、そういう方が、ほかの自治体で働いているにもかかわらず、辞めてこいというのは何かちょっとおかしいなという感じがするわけでありますが、そういう意味では、何か辞めてもいいという、辞めたいなという、ある意味一方では、そんな思いもあったのかななんて今感じました。   それと、一番最後に説明ありました方なんですが、地域との関係というか、なかなかなじめないとか、そういうことってございませんでしたか。 ○委員長  島貫農林課長。 ○農林課長  農林課のほうの所管ということで、私のほうからこれもお答えさせていただきます。   地域の関わりという部分につきましては、せんだっての佐藤憲一委員の一般質問の際にもお答えさせていただいたような気がしておりますが、どうしてもコロナ禍ということで、地域の方々といろいろ交流というのが、大分希薄にならざるを得なかったという部分については、正直言うとございます。   そうした中で、御本人についても、なるべく地域の方々と接したいという御希望をいただいていたんですが、そういった場をなかなか持つことができなかったという部分がございますので、そういった状況は仕方がなかったのかなというふうには感じているところでございます。   以上です。 ○委員長  8番山口正雄委員。 ○山口正雄委員  この3人の方は、いずれもお一人で活動をされているというか、ほかの関係者を巻き込んでいろいろ事業をやるわけですが、基本的には、その人が主体的になって活動をされているということだったのでしょうか。 ○委員長  島貫農林課長。 ○農林課長  3人の方につきましては、それぞれ別々の内容ということでございますので、それぞれ活動いただいたということでございます。 ○委員長  8番山口正雄委員。 ○山口正雄委員  分かりました。   私は、協力隊の皆さんが定住するということを選択するという、選択していただくという、それには3つの必要な条件があるのかなと思ったりしています。   一つは、実際おうちを借りて住むわけでございます。要するに、住んでいるその地域の方々と良好な関係にあるということ。そして、日常生活も楽しく生活できるという環境が、まず大事なんではないかなというふうに思います。   それともう一つは、様々な関係者、事業者、あるいは地域の方々との協力、連携をもって、自分の協力隊員としての成果が十分上げられるということ、それも大事なことだなと思います。   そして、三つ目は、任期終了後の収入というか、生活できるという、自立できるという、そういう見込みがあること。   この三つがないと、なかなか定住には結びつかないのかなと、そんなふうな思いでありますが、これについて市長、どういうふうにお考えになりますか。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  委員の今御指摘された点については、いずれもそのとおりかというふうに思います。   それぞれの隊員の皆さんの個別の事情、あるいは、やっているうちにまた違う希望が出てくる。様々なケースがあろうかというふうに思いますが、基本は、その隊員の方の思いがしっかりと生かせるように、我々市役所としては、サポートしていくということが大事かなというふうに思っておりますし、また、地域の皆さんにも、そこは温かい目で見守っていただければというふうに思います。 ○委員長  8番山口正雄委員。 ○山口正雄委員  ありがとうございます。   例えば、協力隊員を採用するというふうに決まって、住むうちも決まって、いざ引っ越しをされるという、その段階での市としての配慮はどのようなことをなされているんでしょうか。 ○委員長  嶋貫みらい戦略課長。 ○みらい戦略課長  ただいまの御質問にお答えを申し上げます。   まず募集をいたしまして、応募になった分につきましては、まず地域要件によっても、いろいろ住む場所も限定されるというふうな場合もございます。   そういうようなことも含めまして、受入担当をしていただく担当の課の職員さんとみらい戦略課のほうで連携を取りながら、その方を受入れ可能かどうかというふうなところから始めさせていただきます。   もちろん初めて南陽市にいらっしゃる方でございますので、住居等につきましても、いろんな場所を一緒に探すことについて協力をさせていただいているというようなことで、まずしっかり住所を移して生活を始めるまでの部分については、今までも対応させていただいているところでございます。 ○委員長  8番山口正雄委員。 ○山口正雄委員  例えば、その来られた協力隊員の方を、その地区の地区長さんに御紹介するとか、あるいは隣組長さんに御紹介するとか、要するに、協力隊員として来ていただいたんだと、よろしくお願いしますと。むしろ、隣組長さんは、逆に隣組の方々にも一緒に行って御挨拶いただけるような、そういう工夫も必要なのではないかなと私は思います。   そうでなければ、いつの間にか知らない人が住んでいるというようなことでは、なかなか地域になじめないということがあるのかなと思いますので、その辺についてはどういうふうに考えられますか。 ○委員長  島貫農林課長。 ○農林課長  お答えさせていただきます。   このたび、私が農林課に来てから、相当7人、8人ぐらい雇用させていただいておりますが、今委員のほうからお話いただいた部分については、ケース・バイ・ケースでさせていただいております。   地域のほうに入っていただく内容の方については、私どものほうでも、地区長さんなり隣組長さんのほうに御挨拶させていただいた部分もございますが、中には職種によっては、そういったことをしていないというところもあるというのが状況でございます。 ○委員長  8番山口正雄委員。 ○山口正雄委員  職種によってというふうなことでございましたが、私は、こちらで生活する限りにおいては、その地域の地区長さんなり、あるいは隣組長さんなりに御挨拶をさせていただくことが一番いいのかなと思いますので、その辺、なお御検討いただきたいと思います。   それから、この地域に住んで、文化も違う、習慣も違う、誰も知らないということももちろんあるわけなんで、悩みとか何か生活の上で、そういう部分があるのかもしれない。   そういう意味での、その方との定期的なお話合いとか相談とか、そういうふうなものは催しているんでしょうか。 ○委員長  島貫農林課長。 ○農林課長  お答えいたします。   地域おこし協力隊とのミーティングというのを週に1回、毎週金曜日に実施をしております。   その中で、現在の活動の内容でしたりとか、あとはどういった1週間を過ごしたという部分、あとは相談についても、適切に御相談をいただいているというふうな状況でございます。   また、スポットでも、それぞれ皆様、抱えている課題が違うということで、全体の前ではなくて、それぞれ個人ごとにという部分についても対応させていただいているつもりでおります。 ○委員長  8番山口正雄委員。 ○山口正雄委員  ぜひよろしくお願いしたいんですが、地域に溶け込んで楽しく生活ができるということは、いい仕事ができるということにつながっていくものと思いますので、その辺、そういうことにも関心を持っていただいて対応をお願いしたいと思います。   それと、もう一つは、成果がどのように上げられるかという問題が当然出てくるわけでございますが、例えば、ブドウ栽培に従事する方なんかは、教えていただく、研修する、そういった方がもちろんいらっしゃるという意味ではありがたいわけですが、先ほどのように1人で活動をされる、ある人を巻き込んでいかなくてはいけない。こういう場合の支援、あるいは協力体制というか、この辺についてどういうふうになされているのか、お聞きしたいと思います。 ○委員長  島貫農林課長。 ○農林課長  お答えさせていただきます。   隊員の活動については様々でございます。   そうした中で3年間、無事地域の皆様とともに活動できるように、その内容によりましてそれぞれの団体ですとか、あとは場合によっては地域の方々、また個人の方々、それぞれの状況にはよりますが、そういった部分では農林課としても、地域おこし協力隊と一体となってスムーズな活動ができるようには極力配慮はしているつもりでございます。   以上です。 ○委員長  8番山口正雄委員。 ○山口正雄委員  成果が上げられるようにサポートしているということですが、これからもよろしく、その辺はお願い申し上げたいと思います。   それで最後に、任期終了後の自立というか、そういうことについてなんですが、これは、和歌山県内での失敗事例のことが書いてありましたので、御紹介させていただきます。   この方は、隊員になって半年で、その市の協力隊を辞められました。それで、一つは、「自分の3年後の自立ということについて、市はどのように考えていますか」という質問を聞いたんです。その結果、市からはこのような文書が届きました。「3年後の自立については、協力隊員が地域に定住し、地域の一員として住民とともに地域活性化に取り組むことを期待しており、そのため、自立に向けても、勤務時間以外で業務に支障なければ兼業を認めています」という文書だったそうです。   なんかこれを見て冷たいなと、第一印象、冷たいなと。市としては、協力隊として成果を上げてもらえばいいんだと、任期終了後は自分で考えろと、そこまで面倒見られないというような、そんな印象に取れます、私は。   なかなか行政が、任期終了後のことをいろいろできるというのは限られている部分があると思います、難しいと思います。でも、やっぱり相談を受けるとか、アドバイスをするとか、いろいろなことがあると思います。   それともう一つ、同じ方です。この方は、いろいろな仕事の中で朝市の手伝いをしておりました。野菜が売れ残ったときに捨てられるのを見て、自分で引き取って、販路を開拓してさばいたり、あるいは、なおかつ加工所を借りて、野菜スープをつくって販売したりしておりました。   それがどんどんと拡大して、新聞に取り上げられるほどになりました。もちろん加工所に設備もあって、細菌の検査なんかもした上での販売なわけです。   ところが、行政から野菜スープを販売することはまかりならんというお達しが出た。それで辞めざるを得なかったわけですが、要するにこの方は、出品される農業者の方のものが捨てられる、収入にならない、それではもったいないということからそんなことを始められた。でも、市のほうでは、今までどおりでよい、何も変えるなというようなことだったそうです。   この隊員は、やりがいをなくして半年で辞められたと。この人が、ネットに投稿しているんですね。   もしかすれば、こういう収入を得るようなことが、任期終了後、自立できる可能性があったということも考えられると思います。したがって、この行政の協力体制のなさが、結局は、この人を潰しているというようなことになるのかなというふうに私は思います。うまくいけば、本当に全国の成功事例として脚光を浴びるものだったんではないか、そんなふうにも思います。   こんなことで結局、協力隊員の皆さんは、3年間どう成果を上げるかとともに3年後の自立化、ここに定住できるかということを、本当に心配している、あるいは懸念している、そういう状況だと思うんです。   そういう意味で、任期後に定住を選択していただけるようなという意味で、担当課、あるいは市としてどのようなことを考えていらっしゃるのか、その辺についてお伺いしたいと思います。 ○委員長  嶋貫みらい戦略課長。 ○みらい戦略課長  ただいまの委員の御質問にお答えを申し上げます。   当課の地域おこし協力隊の採用に当たりましては、ただいま委員から御指摘いただきましたように、何か3年間手伝ってもらうというふうな考えではなく、やっぱりその方が3年間最長、南陽市にいる中でしっかり何か身につけて、その後、しっかり自分で生活できるようにというふうなことを目指して採用させていただいております。   職種についても、担当の農林課さんなりいろんなところから御相談いただいたときには、3年後のその先の、この方がちゃんと収入を得られるかとか、例えば農業を継げるかとか、そういうようなことまで考えながら対応させていただいているつもりでございます。   ただ、全国的にも地域おこし協力隊の様々なマッチングだったりとか、その後の定着率というふうな問題がある中で、なのでこのたび、地域おこし協力隊のその前の、ちょっと長めのインターンというふうな制度も新しく国のほうで創設をしながら、少しでも地域を好きになってもらって、一番はやはり委員が御指摘されましたように、何を活動するかというふうなことのベースになる地域との関係だったりとか、いろんな人との関わりが大事なのかなというふうに思いますので、そこの部分につきましては、今後担当の課ともさらに連携を深めながら、しっかり3年、その先を見つめて、地域おこし協力隊の活用を進めていきたいと思っております。よろしくお願いします。 ○委員長  山口委員に申し上げます。   十分気持ちは分かりますが、少し長かったんじゃないですか。もっとまとめて質問をお願いします。   8番山口正雄委員。 ○山口正雄委員  ぜひ自立できるようにお力をお貸しいただきたいと思います。   以上です。 ○委員長  ほかに質疑ありませんか。   6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  14ページです。総務費についてお尋ねをしたいと思います。   説明のところにはありません。予算の審議、補正予算の審議というのは、いわゆる当初予算で計上されたものがどのように進捗されているか。今、山口正雄委員からもありましたように、そういったチェック機能というのも非常に大事かなと思いまして、あえてお尋ねしたいと思います。   私も一般質問の中でも話しましたけれども、非核平和の夕べについてです。またかというふうな感じかもしれません。非常に大事なことなので、話をしたいと思うんですが、非核平和都市推進市民会議補助金という名目で580万円、しかもこれは市単独の予算です。   したがって、その団体に対する補助金だということであれば、当然にその会議をして、しっかりと実践していく、計画していくというようなことが大事だと思うんですが、開催しているものについてどうなのかどうか、お伺いをしたいと思います。 ○委員長  穀野純子総務課長。 ○総務課長  ただいまの御質問にお答えいたします。   この580万円の予算につきましては、この非核平和の中で、事業をすることができるという条文がございますので、その中で事業をするための予算となっております。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  それは当たり前の話で、私が聞いているのは、その中で、例えば推進する際に、当然事業実施主体が市ではありませんよね、補助金だから。   ということは、そこの推進会議の中で会議を開催して、どういう計画になっているんですかというふうなことです。   8月には実施するというふうな、市長はそういうような話をしているわけですので、今6月ですよ。その中でどういうふうになっているのかって、会議は開いたんですか。 ○委員長  穀野純子総務課長。 ○総務課長  ただいまの御質問にお答えいたします。   会議のほうはまだ開いておりません。   これから事業についての実行委員会等を開催する予定でございます。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  ちょっと白岩市長としては、大変お粗末かなというふうに私は思っています。   白岩市長がずっと今までやってきた予算を計上して、そして実行してきた。それは本当に、真摯に予算執行をしているというのを私は評価していますけれども、この問題に関してはなぜそうなのか、分からないです。   やっぱり私も前から言っていますように、平和センターという一つのいわゆる団体がありまして、そういったのが一番いいんじゃないか。その構成員にもなっていますし、そういうところで考えるのが一番いいんじゃないかって前から話をしています。ただ、そこにも声がかかっていないというようなことでしたので、どうなのかなというふうなことで私は非常に疑問に思っております。   そこについて市長どうなんでしょうかね。同じことを何回も聞いて悪いんですけれども、そういうふうなことにしか考えられないんですよ。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  委員から数度御指摘いただいたことも踏まえまして、慎重に検討するようにということを担当課には申しているところです。   ということもあって、今時間を要しておりますが、この事業については、委員の御意見も踏まえながら総合的に判断して、しっかりと遂行していきたいというふうに思っております。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  そもそも予算というのは、当然何々をやるというふうなことで積算をして、そして計上をして、私たちに提起して、それを審議して決定していくわけですよね。その中で、当然予算の積算というのはあるわけですから、その当時考えたことはあるはずなんです、まず。   その中で、580万の中でやるんですよというようなことを言っているわけですけれども、それにしても、8月15日は終戦記念日ですし、付近に合わせるというのはベストだと思いますし、私は、非核平和というふうな部分でいうと、核のない世界というふうなこと。今、ウクライナ、ロシアの問題があって、ややもすると核が使われるんじゃないかなということもあります。そういった中で、非常に大事な重点があると。   しかも、例えば小中学生に見せるというふうなことであれば、やはりいろんな意味で核の危なさというようなことをしなければならないというように思っていますし、以前あった「流れる雲よ」については、どうも特攻隊を意識しているものだけなので、ちょっとおかしいんじゃないかというようなことを前にも指摘していますので、そこは話はしませんけれども、そういうふうなことで、いまだもって事業実施の会議が行われていないというのは、ちょっとおかしいんじゃないかなというふうに思いますが、どうなんですか、具体的には日程決まったんでしょうか。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  具体的な日程については、まだ決まっておりませんけれども、そういった委員の御指摘を踏まえて、従来よりももっと慎重に対応をすべきであるということの中で、慎重にも慎重を重ねて今検討をさせていただいています。   この予算については、3月にお認めいただいたことをしっかりと踏まえまして、非核平和のつどいという趣旨がしっかり行われるように努めてまいりたいというふうに思っております。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  私、予算執行権ないですので要望しかないんですけれども、先ほど言ったように、例えば「流れる雲よ」みたいな形じゃなくて、やっぱり教育的な形で、しっかり今まで、核を落とされた日本の被爆国としては、「はだしのゲン」のようなそういったものは、非核平和に関してはマッチングするんだというふうに思いますので、ぜひそこを十二分に検討していただいて説明いただきたいと思います。 ○委員長  ほかに質疑ありませんか。   16番佐藤 明委員。 ○佐藤 明委員  ただいまの高橋一郎委員の関連もあるんですけれども、当局に対して、私、予算の在り方、予算執行の在り方について何点か質問いたします。   いいですか、第1点は、予算執行する場合、必ず目的、計画があるわけですね。それに基づいて予算を執行すると、予算を計上すると、こういうことになっているんですが、私、違っているでしょうか、答弁願います。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  間違えてはいないというふうに思います。 ○委員長  16番佐藤 明委員。 ○佐藤 明委員  これは3カ年計画で、冒頭でこのように指摘されているわけです。目的あって、計画あって、予算を執行すると、こういう運びになっているわけですね。   しかし、私、3月の予算委員会、あるいは先だっての高橋一郎委員の一般質問を聞いていますと、目的もあると、計画もあると、それにもかかわらず中身がないと。   今、市長もおっしゃったように、先だっての一般質問や予算委員会を聞いていますと、何をやろうとするのか中身が全然ないと、こういう状況なわけだね、今、市長もおっしゃったように。   中身もないのになぜ予算執行するのか、その意味が私、分からないんですよ。どうですか、市長。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  各議会でその時々の委員会や本会議、一般質問等でいただいた意見を踏まえて、それも斟酌しながら、その事業の内容を考えるということで、まだ今それについては検討中であります。   中身がないということではなくて、御意見を踏まえて考えているところでありますので、そこについては御理解賜りたいと思います。 ○委員長  16番佐藤 明委員。 ○佐藤 明委員  私、不思議に思って、ずっと私、今まで聞いていた。   私、発言しようかな、どうしようかなと再三迷いました。今いろいろ話聞いて、なぜ、しかも、市長、毎年、毎年、3カ年計画や第6次総合計画に基づいて予算も執行しているわけですから、これは5年ぶりというふうなお話聞いております。しかも、日程は8月の末頃かなというような当局の計画であるということも聞いております。   しかし、ならば当初予算でなくて、6月の今回の議会でも提案できるし、専決でもできるわけでしょう、これは。時の状況に応じて提案しているんですけれども、やっぱり私は、目的があって、計画があって、事業化すると、こういう運びになっているわけですから、それに基づいてちゃんと計画、5年越しならば、もう出て当たり前の話じゃないですか。いまだもって市長は、慎重に慎重を重ねてとかいろいろ言っているようですけれども、どうも私は解せない、これは。   この中身の問題でなくて、予算執行の在り方について、私、指摘しているんです。どうでしょう。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  5年ごとに開催している非核平和のつどいということで、これが、令和4年度がその年度に当たるということで、当初予算で計上させていただきました。こういった類いのことは、専決すべきではないなというふうに私は考えています。   概要についてお話をしたところ、議員から様々な御意見を賜りましたので、当初の考えに固執するのではなくて、いろいろと検討させていただいて、最終的にはしっかりと、予算を間違いなく執行できるようにしてまいります。 ○委員長  16番佐藤 明委員。 ○佐藤 明委員  私、専決やりなさいと言っているんじゃないよ。   予算の在り方について、5年越しならば、もうずっと計画立てているわけでしょう。依頼先の実行委員会、検討委員会。それをいまだもって、予算議決したにもかかわらず、3月議会で、いまだもって決めていないと。これは不思議でないのかなと私思うんですけれども。   何ぼ慎重に検討したとしても、大体予算執行したならば、大体その辺、頃合いってあるわけだから、だって、南陽市の事業計画見ていると、長期、中期、短期と、あるいは3カ年や第6次総合計画に基づいてやっているわけですから、その辺の理解が十分でないのかなと私思うんですよ。   ですから、やっぱりきちっとした位置づけを持ってやるべきではないのかと、そのように思いますよ。私、間違っているでしょうか。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  間違ってはいないというふうに思っています。 ○委員長  16番佐藤 明委員。 ○佐藤 明委員  ですから、私、思うんですけれども、その辺よく話合いをして、やっぱり子供たちのために非核平和の都市宣言しているわけですから、議会も当局も。   その辺しっかり理解をしていだいて、対応をしていただきたいものだなと、このように指摘をしておきたいと思います。   以上です。 ○委員長  ほかにありませんか。   5番髙岡亮一委員。 ○髙岡亮一委員  16ページの4款衛生費のコロナワクチンの接種に関してですけれども、5月20日の全員協議会で指摘された問題ですけれども、5月1日の市報に、ワクチン接種済み者の新規陽性者数は、未接種者と比べて少なくなっていますというふうな記事が出ました。   ところが、その後、その未接種者の中に接種歴不明者、いつしたか分からないと、そういった人も含まれていたということで、改めて統計の取り直しをしたところが、年齢によっては、むしろ接種した人のほうが新規陽性者数が多いというふうな数字が出たということで、その後、私が全協で指摘した以降ですけれども、NHKのニュースで取り上げたり、それから私が知る範囲では、朝日新聞と毎日新聞にかなり大きく取り上げたりしました。   そこで、私が指摘した以降の市の対応についてお伺いしたいと思います。 ○委員長  嶋貫ワクチン接種対策主幹。 ○ワクチン接種対策主幹  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。   髙岡委員のほうから、全員協議会のほうで御指摘いただきました件につきまして、そのときに、国のほうで出されている最新の情報を掲載させていただいたということで御説明をさせていただきまして、今回6月16日の市報におきまして、また新しい、6月1日に厚生労働省のほうで公開しておりますアドバイザリーボードの資料のほうを掲載させていただきました。   そこの中には、4月20日までには、接種歴が未記入の場合には未接種に分類されていましたが、5月11日以降は接種歴不明にということで注意書きも書かせてはいただいておりまして、あとは、詳細については、厚生労働省のホームページのほうを御覧くださいというようなことで掲載をさせていただいております。   以上でございます。 ○委員長  5番髙岡亮一委員。 ○髙岡亮一委員  今日の市報で対応していただいたということで、よかったと思います。   この5月1日と同じような記事を近隣市町村、あるいは把握している範囲で、ほかの市町村で同じような記事を掲載した例は把握していますかどうか、お聞かせください。 ○委員長  嶋貫ワクチン接種対策主幹。 ○ワクチン接種対策主幹  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。   ほかの市町村でこういったデータを掲載しているというのは、こちらのほうでは把握しておりませんが、各市町村の広報紙等におきましても、やはり厚労省の資料が見られるようなQRコードですとかそういったものを掲載しているというのは、こちらのほうでも見せていただいております。   以上でございます。 ○委員長  5番髙岡亮一委員、ただいま質疑中ですけれども、ここで暫時休憩させていただきます。   11時15分、再開いたしますので、その次にお願いをいたします。   暫時休憩いたします。 午前11時00分  休  憩 ─────────────────── 午前11時15分  再  開 ○委員長  再開いたします。   5番髙岡亮一委員。 ○髙岡亮一委員  5月1日の市報に出た記事と同類の記事、これは、ほかの市町村については把握していないということだったんですけれども、私なりに把握しているところでは、千葉県の広報紙に載っていたのを把握しております。   独自の判断か、市としてこの記事を掲載するに至ったいきさつについて、判断について、できるだけ詳しく御説明お願いします。 ○委員長  嶋貫ワクチン接種対策主幹。 ○ワクチン接種対策主幹  ただいまの御質問にお答えさせていただきたいと思います。   このたび、5月の市報に掲載をさせていただいたわけなんですけれども、そのときにちょうど、やはりコロナの流行もなかなか下がらない。そういう中で3回目の接種のほうが少しペースダウンしてきて、若年層の方が打つ率があまり上がらないというような状況がございまして、県のほうからも、そういった部分での対応を市町村で独自にやっていますかというような調査等もございまして、その際には県のほうから、成人式の際にも、成人者の方にチラシを県が配布したいというようなことがありましたので、配布をしていただいたというようないきさつもございました。   そのときに、やはりそういった状況の中でコロナワクチンの接種というものを考えたときに、国のほうで出している最新の情報を基に御判断いただけるように市のほうで判断をさせていただいて、掲載をさせていただいたというようなことでございます。   以上でございます。 ○委員長  5番髙岡亮一委員。 ○髙岡亮一委員  実はこの問題、厚生労働省アドバイザリーボード、そこで出したそれのデータというのは、それは意図的だったのではないかということで非常に大きな問題になっているわけです。   仮に、意図的にデータ改ざんだとすると、これは非常に大きな問題だなというようなことで、今いろんなところで問題になっているわけで、その点ありましたんで、私自身、南陽市ではどういう経緯でこれを掲載するに至ったかということを今確認したかったところです。   あと、南陽市なりにワクチン接種3回目、できるだけ実績上げようと、その一生懸命な中でそういった判断に至ったというふうなことで、その方向は違っても一生懸命さは、私なりに理解したいと思います。   次の質問に移ります。   6月10日、厚生労働省の発表の、日本のコロナワクチン接種後の状況というのがありまして、厚生労働省に医療機関等から報告なった分だけで1,743人死亡、副反応報告、男性重篤者が7,579人、女性重篤者が1万4,568人、性別不明重篤者295人で、合計2万2,442人というふうな数字。厚生労働省の発表、毎月審査会というのがあるんですけれども、そこで発表になった最新のデータです。   こういったふうな状況、あと医療機関等を通して厚生労働省に報告のあっただけでこの数字ということで、氷山の一角とも何とも言えない、いろんな不気味な数字ではあるんですけれども、南陽市として把握している副反応の実態についてお聞きしたいと思います。把握しているだけ、よろしくお願いします。 ○委員長  嶋貫ワクチン接種対策主幹。 ○ワクチン接種対策主幹  ただいまの御質問にお答えさせていただきたいと思います。   南陽市のほうとしまして把握しております副反応については、今のところは医療機関のほうから上がってきておりませんということでございます。   以上でございます。 ○委員長  5番髙岡亮一委員。 ○髙岡亮一委員  それでは、3月の予算委員会でお聞きしたんですけれども、12歳未満5歳以上のワクチン接種も進んでいるわけですけれども、その後の、次の日、学校に行けなかったと、そういったふうな子供がどのくらいあるか、学校教育課のほうで把握していれば、数字お聞かせください。 ○委員長  佐野学校教育課長。 ○学校教育課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。   学校において、副反応によって欠席しているという、次の日登校できなかったという児童、生徒についての数を把握していることは、今のところございません。   次の日学校に登校できなかった子はいるかもしれないんですけれども、正確な数字を把握しているところではございません。   以上でございます。 ○委員長  5番髙岡亮一委員。 ○髙岡亮一委員  私のように、ワクチン、前から危ない、危ないと心配していた者にとっては、これは、私と同じ思いになっていただいたら、市のほうとしても副反応の実態を本気で調べる。学校のほうでも、教育委員会のほうでも実態がどうかと、それを本気になって調べるというのは、私としては要望したいところですけれども、その辺の認識のギャップというのは、今まで何回も私これまで言ってきて切に感じているところなんで、しようがないというところなんですけれども、何で私がこれを言ったかというと、実は当初、厚生労働省のほうも、ワクチンで亡くなった人には4,000万何がしかの死亡何という金か、その金を払うというふうなことだったんですけれども、それは一例も払った例がなかったわけです。   ところが、どうもここに来て、あまりのいろんな死亡者が多くなっている実態に、厚労省としても放っておけなくなったと。県のほうに、「新型コロナワクチン接種後の副反応を疑う症状に対応するよう、既に厚生労働省から都道府県に対し、ワクチンとの因果関係の有無にかかわらず、希望する方が必要な医療機関を受診できるような体制の確保等を依頼しているところです。さらに専門的な医療機関の名称等の公表に向けた調整も都道府県に依頼しているところです。また、新型コロナワクチンによる健康被害については、予防接種健康被害救済制度により、国の審査会が因果関係を認定した場合に、迅速に救済を行うこととしており、接種後の症状が予防接種によって起こったことが否定できない場合も含め救済の対象としています」というような通達が、厚労省のほうから県のほうには出ているそうです。   これに関して、市のほうではどのような、厚労省のほうからのこういった意向というのは聞こえているかどうか、確認したいと思います。 ○委員長  嶋貫ワクチン接種対策主幹。 ○ワクチン接種対策主幹  ただいまの御質問にお答えさせていただきたいと思います。   国から県へそういった文書が発出されているというようなことは説明会等でもあったんですけれども、その後、県から市町村のほうにという文書につきましては、こちらのほうでまだ確認はしておりません。   以上です。 ○委員長  5番髙岡亮一委員。 ○髙岡亮一委員  今、そういった説明が県のほうからあったということなので、恐らく流れとしては、何らかの形で救済措置というのをこれから講じる方向にちょっと流れが変わってくるんではないかなと。   そういった場合に、やっぱり副反応の実態というのを、この南陽市においてもしっかり把握しておいて、そういったものに対して速やかに救済措置を講じる、できるような体制をつくっておいていただきたいと思いますが、その辺、市長に改めてお願いしたいですけれども、確認したいと思います。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  厚生労働省の定めている健康被害救済制度に該当するようなものがもしあれば、それは市としてもしっかりと国の対応に倣って、救済の趣旨が行われるようにしてまいりたいというふうに思います。   ただ、市内においても、既に高齢者であれば95%の人が2回接種し、3回目も9割接種し、4回目も、3回打った方の85%の方が今後接種する予定になっておりますが、何回打つと具体的な被害、重篤な副反応、接種による死亡が出てくるのか。   市内の被害の実態について、例えば委員が、具体的にこういうふうに被害があるんだということであれば、それは厚労省の判断材料にもなると思いますけれども、そういったものがあるということは、私は今聞いていないところでございます。 ○委員長  5番髙岡亮一委員。 ○髙岡亮一委員  数字を見れば、1,743人中、これ自体、ワクチンでこれだけの人が死ぬのかとたまげるわけですけれども、全体の比率にすれば、0.000何ぼしか分からないパーセントのあれなわけで、じゃ、これがどうだというふうな、これは具体的な例というのはなかなか一概には言えないわけですけれども、少なくとも市のほうでは、そういったことに目を光らせてしっかり把握して、対応できるときには速やかな対応をよろしくお願いしますということを要望して終わります。   以上。 ○委員長  ほかにありませんか。   6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  18ページ、いわゆる農業振興費についてお伺いをしたいと思います。   網羅的な話ですけれども、実は今、サクランボの最盛期になっています。これからリンゴなりブドウなりと、南陽はフルーツの町ですので、これから非常に繁忙期になってまいります。   その中で従事者不足です。実際の作業の従事不足というのが指摘されていまして、マッチングの方法というのはどうなんだろうと、前からちょっと質問をしているところですけれども、ここに来て、例えば寒河江市なり、市職員が兼業を認めるというふうな形で、実際に摘果作業に当たる、摘み取りに当たるというふうなことが記事として載っておりました。私は、いいことだなというふうに思っています。   そういったことについて、本市として考え方を持っているのかどうかをまずお尋ねしたいんですが。   あるいは、例えばもう一つは、南陽高校の南陽市役所部というのがありますけれども、そこを中心にして、例えば高校生のボランティア等も考えていく。サクランボとボランティアをかけて、さくらんボランティアなんていうふうなことでやっているところもありますけれども、これはサクランボに限定したことではなくて、リンゴの農家であるとか、あるいは果樹の農家、ブドウについても同じです。   そういったところで、ひとつ持っている人的な資源を有効に結びつけていく。そのためには、例えば市役所の職員、あるいは高校生とか様々な形でしていく方法が、今検討するべきではないのかというふうに思っております。それについて考え方をお伺いをしたいと思います。市長に、できれば。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  私からお答えいたします。   寒河江市や山形県で職員が、足りない、人手不足のところに職員をマッチングすると。その際に兼業の制度をつくって対応するということについては、私も注目しております。   南陽市においても、公務員が地域活動にいろんな形で参画するということを進めていきたいというふうに思っておりまして、ぜひこの制度については前向きに考えていきたいなというふうに思っています。   また、高校生の御提案もありましたけれども、それについても高校側にお話をしてみたいなというふうに思います。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  前向きだということで、ぜひ前向きに。お互いにいいと、三者がいいというんですかね、農家の方もいいですし、手伝ってくれる人もこれで貢献をしながら、いわゆる収入も入ってくるみたいな、労賃でしょうけれども、そういったものも入ってくるというふうなことになってくるといいのかなと。   そして、それが一つの、南陽市でこんなことをやっていますというふうなことで発信をしていくというようなことにもなってきますので、それは何がいいかというのは、これは検討していただくといいわけですけれども、例えば市外の方に来ていただいてというようなこともあるかもしれません。   それは、例えば雪下ろしボランティア、雪の何とかという、ありましたよね、お助け隊みたいな。そういったことも含めて、果樹だけに限らず、そういった方向がないのかぜひ検討していただきたいと思うんですが、今ここに来ては農業振興費というふうなことでの話したんですけれども、もうちょっと広げて、議論するんであればそこも含めて出してもらいたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  おっしゃるとおり、雪なども含めて、公務員と、それから地域との関わり方、今後、人口が減少していって、あらゆる分野で人手不足になるときに、どういった形で公務員も、地域の一員としてその地域を支えていくのかということについては、委員おっしゃったことを踏まえて、今後制度化できればなというふうに思っています。   一方で、人手不足ということについては、委員からは人出をもっと、職員の人員を確保するようにという御意見もあろうかと思いますけれども、なかなか厳しい状況の中で人を増やすことができないと、日中の仕事も業務が多くなっていると。その辺のバランスもよく見ながら、職員の希望に応じて、また地域の希望とも合ったようにできればなというふうに思っております。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  そこで、一つだけ懸念するのが、今、市長がおっしゃったように、いわゆるこれは労働条件ではないんだと。そして、例えばボランティアに行く、あるいは兼業をしていくということが、一つの成績の評価になるようなことでもありませせん。   そこはしっかりと割り切って、あるいは、いわゆる労働組合等との話合いもあることでしょう。労働条件の変更ではないんだというようなことになるかもしれません。そこは、そういったこともあるよというようなことを含めて、ぜひ検討していただきたいというふうに思います。 ○委員長  ほかに質疑ありませんか。   3番山口裕昭委員。 ○山口裕昭委員  15ページの3款民生費1項社会福祉費に関連して、現在、赤湯駅の西口のほうに透析の専門病院のほうが開院されていまして、市内外から多くの患者さんのほうが来られているわけなんですけれども、透析患者さんに対しては、利便性もよくて大変評判がよいという話もあります。   ただ、赤湯駅の東口にいる患者さん、特に高齢の患者さん等に関しましては、赤湯駅を通過するのに、北側の踏切か南側のアンダーパス、通らなくちゃいけないということで、ちょっと利便性が悪いという話があります。   以前にここで、自由通行できる通路を造っていただきたいとか、自由通行に関しての話をしたときに、通路を造るには多額の予算が必要だということで無理だという話も聞きました。   通行に際しては、JRと山形鉄道ということで事業主体が2か所になっているので、なかなかそれも難しいという話はお聞きしたんですけれども、透析患者の方ですとか、そういう持病を持った方、あと高齢で自動車免許を返納されて足がない方について、やはりどうしても東口と西口の連絡ができないと、大変御苦労されているような状況があるようですので、できればそういう方に関して、申請があれば通行できるようなパスみたいなものを新設できないかなというような要望があるようです。   できればその辺ちょっと、JRですとか山形鉄道さんのほうとも御相談いただいて、やることはできないものかなと思いますので、その辺についてちょっと御質問いたします。 ○委員長  嶋貫みらい戦略課長。 ○みらい戦略課長  ただいまの委員の御質問にお答えを申し上げます。   ただいま具体的に患者さんの御不便というふうなことでお話を承りました。   JR、山形鉄道のほうに、そちらのほうの対応が可能かどうか、まずこちらのほうから御相談をさせていただきたいと思います。   以上です。 ○委員長  3番山口裕昭委員。 ○山口裕昭委員  そうですね。ぜひ交通弱者という部分でもありますので、その辺のこと、実現できるようにやっていただきたいと思います。   市長のほうからもちょっと一言、お考えを聞かせていただければありがたいと思います。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  自由通路があればいいなというのは、皆さん思っていることだと思います。   しかし、あればいいことと財源との間には物すごく開きがあって、実際に財源をどうするのか、あるいはJRや山形鉄道との協議をどうするのかというのは難しい課題ではありますが、まずは投げかけてみると。市の気持ちはこうですということについては、できるのかなというふうに思っています。 ○委員長  3番山口裕昭委員。 ○山口裕昭委員  自由通路については、以前、副市長から数十億円もかかるんだよという、とんでもない予算かかるというような話はお聞きしておりますので、難しいのは重々承知しています。   ですので、先ほど言ったように、事業主体のほうの病院さんのほうとお話いただきまして、ぜひ前向きな御検討をお願いしたいと思います。要望です。 ○委員長  希望ね。 ○山口裕昭委員  はい。 ○委員長  ほかにありませんか。 (発言する声なし) ○委員長  次に、第7款商工費から第10款教育費までの19ページから22ページまでについて質疑ございませんか。 (発言する声なし) ○委員長  次に、その他・附属資料23ページから27ページまでについて質疑ございませんか。 (発言する声なし) ○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。   これより討論に入ります。   討論の希望ありませんか。 (発言する声なし) ○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。   お諮りいたします。議第29号 令和4年度南陽市一般会計補正予算(第4号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第29号は原案のとおり可決すべきものと決しました。   以上で、本委員会に付託されました補正予算1件の審査は終了いたしました。慎重な御審議を賜り、誠にありがとうございました。委員各位の御協力に対し、深く感謝申し上げます。 ─────────────────── 散      会 ○委員長  これをもちまして予算特別委員会を散会といたします。   御起立願います。   どうも御苦労さまでした。 午前11時40分  散  会