令和4年9月16日(金)午前10時00分開会・開議 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 殿岡 和郎  委員長  島津 善衞門 副委員長 出 欠 席 委 員 氏 名 ◎出席委員(16名)  1番 伊藤 英司  委員  2番 佐藤 憲一  委員  3番 山口 裕昭  委員  4番 島津 善衞門 委員  5番 髙岡 亮一  委員  6番 高橋 一郎  委員  8番 山口 正雄  委員  9番 片平 志朗  委員 10番 梅川 信治  委員 11番 川合  猛  委員 12番 髙橋  弘  委員 13番 板垣 致江子 委員 14番 髙橋  篤  委員 15番 遠藤 榮吉  委員 16番 佐藤  明  委員 17番 殿岡 和郎  委員 ◎欠席委員(0名) ────────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名 白岩 孝夫  市長           大沼 豊広  副市長 穀野 純子  総務課長         嶋貫 憲仁  みらい戦略課長 佐野  毅  情報デジタル推進主幹   髙橋 直昭  財政課長 矢澤 文明  税務課長         髙野 祐次  総合防災課長 竹田 啓子  市民課長         尾形 久代  福祉課長 大沼 清隆  すこやか子育て課長    嶋貫 幹子  ワクチン接種対策主幹 島貫 正行  農林課長         寒河江 英明 農村森林整備主幹 長沢 俊博  商工観光課長       川合 俊一  建設課長 佐藤 和宏  上下水道課長       大室  拓  会計管理者 長濱 洋美  教育長          鈴木 博明  管理課長 佐野 浩士  学校教育課長       山口 広昭  社会教育課長 土屋 雄治  選挙管理委員会事務局長  細川 英二  監査委員事務局長 安部 浩二  農業委員会事務局長 ───────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者 安部 真由美 事務局長  太田  徹  局長補佐 江口 美和  庶務係長  丸川 勝久  書記 ─────────────────── 本日の会議に付した事件  議第35号 令和4年度南陽市一般会計補正予算(第6号)  議第36号 令和4年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)  議第37号 令和4年度南陽市財産区特別会計補正予算(第1号)  議第38号 令和4年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)  議第39号 令和4年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 開      会 ○委員長(殿岡和郎委員)  御起立願います。   おはようございます。   御着席願います。   これより予算特別委員会を開会いたします。   ただいま出席されている委員は16名全員であります。   これより予算の審査に入ります。   皆さん御承知のとおり、日程の変更がございまして、2日間取っていたんでございますが、御承知のとおり今日1日限りというふうに限定をいたしますので、何時になってもやるということであります。御協力のほどをお願いをいたします。   本委員会に付託されました案件は、令和4年度補正予算5件であります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 議第35号 令和4年度南陽市一般会計補正予算(第6号) ○委員長  初めに、議第35号 令和4年度南陽市一般会計補正予算(第6号)について審査を行います。   当局の説明を求めます。髙橋直昭財政課長。 〔財政課長 髙橋直昭 登壇〕 ○財政課長  〔令和4年9月定例会 予算に関する説明書により 議第35号について説明〕省略別冊参照。 ○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。   質疑、答弁は、ページ数、款項目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。   これより質疑に入ります。   補正予算書の予算に関する説明書により、歳入、歳出の順に行います。   最初に、歳入全般、12ページから17ページまでについて質疑ございませんか。   16番佐藤 明委員。 ○佐藤 明委員  歳入について質問いたします。   昨日、おととい、内閣府では今深刻な物価の高騰、様々あるわけですけれども、この交付金について、6,000億円を各自治体に重点交付金として配分すると。こういう構想でありますが、それ今南陽市にも連絡が来ていると思うんですが、内容等について説明願いたいというように思います。 ○委員長  嶋貫みらい戦略課長。 ○みらい戦略課長  ただいまの委員の御質問にお答えを申し上げます。   国より、令和4年9月9日、第4回物価・賃金・生活総合対策本部での協議を受けまして、地方創生臨時交付金の新たな交付金が創設されたというようなことで連絡をいただいております。   その制度の交付金の名称ですが、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金という名称でございます。   こちらの予算規模といたしまして6,000億円、使い道につきましては、電力、ガス、食料品等の価格高騰に伴います生活支援、事業支援というふうなことで連絡が来ております。   なお、これまでのような交付限度額、市町村と県の配分の割合等につきましては、来週以降の連絡ということでまだ不明でございます。   以上です。 ○委員長  16番佐藤 明委員。 ○佐藤 明委員  連絡が来ていると、こういうことですね。   それで今、課長がおっしゃったように、電力、ガス、食料品等の価格高騰重点支援地方交付金と、6,000億円と、こういうことですね。配分等はまだ具体的には来ていないと、こういうふうなことになっているわけですけれども、この中身については、八つの推奨メニューが示されております。   御承知のように、小中学校の学校給食費の支援、6月定例会議会でも、これ南陽市の高騰分については予算化されたと、こういう結果があるわけですけれども、そのほかにも様々なメニューが示されていると。   これ、締切りが10月31日になっているんですけれども、南陽市の計画としてどのようなメニューを示すのか、その辺どうでしょうか。 ○委員長  嶋貫みらい戦略課長。 ○みらい戦略課長  ただいまの委員の御質問にお答えを申し上げます。   今、委員からお話ございましたように、国のほうには10月いっぱいまで、事業メニューを検討して、申請してやるというふうなスケジュールになっております。   本日、庁内の各課へこの事業の効果的な使い方について、通知をさせていただく予定でございます。   県を通じての申請になりますので、10月の中旬くらいまでには事業を固めて、市としての取組を進めていきたいというふうな考えでいるところでございます。   以上です。 ○委員長  16番佐藤 明委員。 ○佐藤 明委員  私も6,000億円のうち、さっき課長はちょっと分からない、どのくらい来るか分からないと。前にも、そういうことがあったわけですけれども、大体、各自治体に分けると全国に一千七百何十かあるわけですけれども、6,000億円の内訳、これ大体これぐらい来るだろうとか、いやこのぐらいだろうとかという、ある程度の比率から見れば、私分かると思うんです。何百何十何円までは分からなくても、大体このぐらい来るだろうと、そういう試算はされていますか。 ○委員長  髙橋財政課長。 ○財政課長  ただいまの質問にお答え申し上げます。   今回の算定につきましては、これまではコロナウイルス感染症の影響に重点を置いたというところになってございますが、今回は人口、また、物価上昇率、こちらを基礎として算定されると聞いております。   仮にではございますが、これまで交付された県、市の配分、半分ずつ3,000億円ということで想定いたしますと、算定の基礎は変わってはございますが、南陽市の場合であれば1億円から1億3,000万円の間くらいか、ということでの試算はしてございます。   以上です。 ○委員長  16番佐藤 明委員。 ○佐藤 明委員  大体、約1億二、三千万来ると、こういうふうに予測されると、今の答弁ですけれども、具体的に大体メニューが決まっているんで、やたらには使えないわけで、ある程度の物価高騰対策等々だと思うんですけれども、南陽市でどこにどういうふうに使うということは、計画されているのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。 ○委員長  副市長。 ○副市長  私からお答えします。   実は、今回の配分が先ほどの推計があるんですけれども、まだ県議会が今始まっていて、いわゆる県のお付き合いというと語弊があるんですけれども、県の事業に対して市のほうが負担しなければならない。この金額がまだ固まっていないので、はっきり南陽市として独自に使える金額はどのくらいになるか分からないというのが今の状況です。   昨日、実は正副議長と相談した中で、恐らく10月に臨時会を開いていただいて、その予算を審議していただく日程あたりをちょっと模索したいというふうに、今考えています。   先ほど申し上げたとおり、来週になったら各課のほうに通知をして、どういう事業が考えられるか、まず、出してもらって、予算規模からこのくらいの事業ということで市長査定が入って、大体こう仕組みができ上がったら、また議会と相談して、こういう形で行きたいんですけれども、という話ができるのではないかというふうに考えています。   以上です。   中身はこれからです。 ○委員長  16番佐藤 明委員。 ○佐藤 明委員  大体、流れがこう分かるわけですけれども、いずれにしても来るということは、当然今、準備段階だというふうなことだろうと思うんですけれども、臨時議会を開いて、議会の承認を得て対応したいと。こういうことだと思うんですけれども、その目途というのは10月30日まで出して、その後ですから、恐らく12月の定例会に出すのかどうか、それとも臨時議会で今言ったような方向でやるのか、その辺どうですか。 ○委員長  大沼副市長。 ○副市長  お答えいたします。   今の日程感で言うと、10月21日あたり臨時会をしていただいて、やれるのではないのかなということで、ちょっと進みたいと思っています。   最終的には、先ほど申し上げたとおり正副議長と御相談しながら日程は決めますけれども、一応そんな感じでは進みたいと思っています。   以上です。 ○委員長  ほかにありませんか。 (発言する声なし) ○委員長  それでは、次に歳出に入ります。   第2款総務費から第6款農林水産業費までの18ページから29ページまでについて質疑ございませんか。   9番片平志朗委員。 ○片平志朗委員  第2款総務費、1項総務管理費、一般管理費の中の019番、庁舎省エネ設備等導入事業費5億6,826万円計上されていますけれども、これは文厚でも資料もらって説明していただいて、その内容は理解しているところでありますけれども、平成27年に建築基準法の省エネ基準法が制定されまして、建築物のエネルギー消費性能向上に関する法律ということで、略して省エネ法って言っていますけれども、これらの関係でますます建築に対する省エネの義務化がより厳しくなっているんです。住宅等建築物における我が国のエネルギーの消費量の約3分の1を使っているわけです。これも年々、家電製品の対応でエネルギーが増大します。   そういう意味においては、先に策定しました本市の地球温暖化対策実行計画に基づいて、13年間で3%、CO2を削減していくんだという目標の裏づけに、平成4年、平成5年にかけていろんな設備の導入を図って、結果的には162トンですか、削減する。これは分かりましたけれども、これをするに当たって、専門家に依頼して調査したと思うんです。   その中で、これは要するに、ちょっと専門的になりますけれども、一次エネルギーの面から考えればこういう結果だったろうと思いますけれども、建物というのは、エネルギーばっかりではないわけです。そこに使われている断熱性能、それから様々な住環境の快適性とか、様々絡んでくるわけです。あるいは、周りの自然環境。こういったところの総合評価をやった上での検討なのか。その辺をお聞かせしていただきたいと思います。 ○委員長  穀野純子総務課長。 ○総務課長  それでは、私からただいまの御質問にお答えいたします。   あくまでも、自然環境とかそういったものに関しての調査はしておりません。これに関しましては、昨年度、南陽市の庁舎のエネルギーがどのぐらい使われているか。そして、どういったものを取り組みすればどのぐらいの削減ができるかというものを試算していただいた結果で、今回の計画を上げさせていただいているものでございます。   以上でございます。 ○委員長  9番片平志朗委員。 ○片平志朗委員  本舎の庁舎のことを考えれば、57年に竣工しているわけです、約40年間がたっているわけです。今回新たなこういう削減目標のために、最新型のいろんな機器を導入してCO2を削減するという方向なんですけれども、やはりその当時使っている断熱性能材料と今の断熱性能では全然違うと思うんです。例えば、極端な話、すばらしい省エネ型の空調設備を設置しても、例えばこんなことありませんけれども、隙間だらけの家にそういうものを設置しても、CO2の削減は図られるかもしれませんけれども、効率化の観点から見れば問題はあるわけです。そういったところで、やはりせっかくここまでやるんでしたらば、この庁舎の断熱の評価、あるいは様々な評価もすべきだと思うんです。   そういう建築評価システムというのは、もう既に確立されておりまして、CASBEEというシステムなんですけれども、これは自治体でもう既に導入しているところあると思うんですけれども、そういったところまで少し踏み込んで、せっかく莫大なお金をつぎ込んでやるわけですけれども、その辺までちょっと検討をお願いするということを要望したいと思います。 ○委員長  要望ですか、要望。 (「はい」の声あり) ○委員長  ほかにありませんか。   6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  ただいまの片平委員のところで、関連ということで御質問したいと思います。   まず、この温室効果ガスで、今言ったように国は17年間で51%、南陽市は13年で39%、いわゆる1年3%というようなことで目標になって、それは達成すると、この事業を行うことによってというようなことは分かりましたけれども、まず最初に、お尋ねしたいのは、これ市長ですかね、ノーカーボンシティの宣言をしましたよね。ノーカーボンとこれの関係というのはあると思うんですけれども、これをやったからノーカーボンというようなことにはならない。このノーカーボンシティの中の一つのファクターだと、要因だというふうなことの理解でいいのか、その辺お伺いしたいと思います。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  ノーカーボンではなくてゼロカーボンシティ宣言でした。   SDGsの考え方が示されてから、やはり地球温暖化は非常に世界的に気候変動によって明らかになっていると。その中で、行政としても対応はこれは必ず必要だということで、まず、自らの管理している庁舎においても、できる限りの努力をその過程の一つとしていかなければいけないということで、行政の建物だけではなくて、市民全体でやっていきたい、その過程の一つとして今回取り組むということでございます。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  そういう意義だということで分かりました。   ちょっと具体的にお伺いしたいことがあります。   一つは、工事請負費になっておりますけれども、1から④までの工事をやるというふうなことですが、この、例えばその5億6,800万円に関して、大体どういうふうな振り分けで、この5億6,800万円になっているのか、その辺は教えてもらえますか。 ○委員長  穀野純子総務課長。 ○総務課長  概算でございますので、ある程度の希望ということになります。   まだ直接工事費のみでの振り分け、ほかの振り分け等々が細分化できませんので、大まかではございますが、太陽光発電のほうに1億2,000万円ほど。あと一番大きくなるのはエアコンです、エアコンのほうに2億円ほどかかっております。そのほか、受変電の設備改修に3,000万円、一般照明のほうに4,000万円ほどで、そのほかの、今合計したもの以外の金額に関しては、今は直接工事費のみを上げましたので、そのほかいろいろ手数料等々で、5億6,000万円になるということでございます。   また、その中には設計委託のほうも入っておりますので、このような形になっております。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  はい、分かりました。   これ、決まったら当然予算執行していくわけですけれども、発注していくわけですが、いわゆる項目ごとというか、工事の内容ごとにいわゆる発注かけていくのか。一般競争入札なのか指名競争入札なのか、今現在考えられているものを教えてもらいたいと。工期の設定もどれぐらいになるのか、教えてもらいたい。 ○委員長  穀野純子総務課長。 ○総務課長  発注は、一括で指名審査を予定しております。また、工期につきましては、4年、5年度の、2年度の事業となっております。   まず、4年、5年度にまたがってする工事につきましてはLEDの交換、あとエアコンの交換、あと給排水衛生設備工事となっております。   5年度のみで工事させていただくのは、太陽光発電設備と受配電の設備の改修となっております。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  今、指名競争入札だということですので、この規模というか、そういったことであれば市内の業者でも大丈夫だと思うんですが、いわゆる指名競争入札に当たっては、いわゆる県内、県外を問わず考えておられるのか。   それから、先ほど言った工期について、大体どのぐらいになるのかということと、業務に支障になるようなところがあるのかどうか、その辺をお伺いしたいと思います。 ○委員長  大沼副市長。 ○副市長  業者の件なんですが、指名業者選定審査会、私が一応委員長になっているものですから、その件については、実はまだはっきりとは分からないんですけれども、恐らく相当な規模になるので、市内でもAランクということになると、それだけではそろわなくて、置賜規模くらいか県内規模あたりでやらざるを得ないのではないのか、という感じで今進んでいます。   以上です。 ○委員長  穀野純子総務課長。 ○総務課長  工期につきましては、先ほど申し上げましたとおり、4年と5年とまたがる工事と、あと5年度のみの工事がございますので、最終的には令和6年3月31日までとはなっておりますが、事務室等々の工事になるとは思いますので、工事できない期間とかも出ると思いますけれども、5年度いっぱいということで今のところは見込んでいるところでございます。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  業務に支障はないというようなことでいいんですね。まずは、できるだけそういった形でやると。   あと、例えばここの見積りに、積算に入っていないんですけれども、今、電気自動車の充電の設備、そういったものというのは2030年度までについては8年あるわけです。8年間の中で、やはり電気自動車というのはかなりのウエートを占めてくるんじゃないかというふうに思っています。この事業でやるのかどうかは別にして、そういった要望は確かにあると思うんですよ。   したがって、それについての考え方を大体やっていくのかどうか、準備というか、こちらで設置していくという考え方があるのかどうか、お伺いをしたいと思います。 ○委員長  髙橋財政課長。 ○財政課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。   今年度、公用車として初めてになりますが、電気自動車の導入を予定しております。導入につきましては、今月の末を予定してございます。なお、今回につきましては初めての電気自動車ということがございますので、あくまでもモデル的にどの程度利用できるか、また、どの程度環境負荷が軽減できるか、ということを見極めたいというように考えております。   なお、充電設備につきましては、現在は通常の200ボルトでの充電を予定しておりまして、急速充電器の設置については検討してございませんが、なお、全国各地を見ますと、急速充電器の新たな更新がなかなか難しい。コスト的な面も含めて難しいというお話も聞いておりますので、そういった情報を得ながら、今後改めて検討していきたいというふうに考えております。   以上です。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  難しいというのは、いわゆるコストパフォーマンスの形だと思うんですけれども、だからこそ、やはり庁舎、公共施設の中に置く必要があるというふうに思いますので、これは検討していただきたいというふうなことで、この分に関しては要望したいと思います。 ○委員長  ほかに質疑ありませんか。   4番島津善衞門委員。 ○島津善衞門委員  ページ数29ページ、6款農林水産費、2項林業費について、お尋ねしたいと思います。   まず最初に、今年度当初予算において、県の緑環境税を利用したバッファゾーンの設置ということで、宮内地区、金山地区において実施していただきました。   8月で作業していただいたわけですが、非常に結果がいいと。景観上もこのくらいのメーター数があれば熊とかイノシシも大分減るのでないかというふうなことで、各組合、その他の団体の方々から評価を得ておりますし、また、民間の方については、今まで山林か畑か分からないところがはっきりしたので、畑の部分で雑草だらけのところに自分で草刈りをしたり、それから除草剤散布をしたりして対応してくださっているというふうなことで、大変ありがたかったなというふうに思っております。この面に関して、感謝申し上げたいと思います。   この産業、この事業を実施するに当たり、宮内地区、金山地区2か所について、それぞれの地権者がいらっしゃると思います。その地権者の方々について、本当にその地区の方なのか、それとも、今もう地区を離れて地区外に行ってしまっているのか。これ非常に大事な部分だと思いますので、この辺について、林務のほうで所有者に、地権者に当たっていただいたと思うんですが、その辺の人数把握をしていらっしゃるのでしょうか。もししていらっしゃれば教えていただきたいのですが。 ○委員長  寒河江農村森林整備主幹。 ○農村森林整備主幹  ただいまの質問にお答えたします。   今回は3か所、合計4ヘクタールで実施いたしましたが、関係者の数は39人でした。そのうち13人が地区外、県外等の方となってございます。   以上です。 ○委員長  4番島津善衞門委員。 ○島津善衞門委員  私、この質問をしたのは、実は今後緑環境税とかを頼らないで、民間ベースでやはりバッファゾーンの拡充、それから森林整備を図っていかなければならないのでないかというふうに思っております。   その中で、今、主幹の答弁の中で39人中13人が地権者地元でないと。33%ですよね。そうすると、これを地元の民間の業者がやろうとすると、非常に交渉に時間を要する。ある程度専門家を頼まなきゃならない。そうしてくると、コストが非常にかかってしまって結局手を出せない、イコール森林整備ができないという、里山整備ができないというふうなことになってしまうのではないかというふうに思うのですが、この辺が民間業者でもスムーズにできるような、当局の協力姿勢というのは何かできることがあるんでしょうか。ちょっと教えていただきたいと思います。 ○委員長  寒河江農村森林整備主幹。 ○農村森林整備主幹  お答えいたします。   平成30年度に森林法が改正されまして、林地台帳を備えることとなりました。その林地台帳というのは市が持つ情報等ということで、様々な庁内の情報、連携できるという制度になったものですから、連携はしておりますが、それについてはあくまでも森林所有者、土地の所有者ですね、そちらにしか開示できませんので、通常は一般の方に出せないということになります。   今回たまたま、うちのほうで金山と宮内がした事業につきましては公共事業ということで、林地台帳を活用はしたのですが、その地区外の方につきましては、やはり住所異動等、やってないので分からないということありましたので、これについては、国のほうで法制度そのものを変えていただかないと難しい問題かなと思っております。   以上です。 ○委員長  4番島津善衞門委員。 ○島津善衞門委員  ありがとうございます。   でも、少なくても、林地台帳でその場所、付近の図面だけはもらえるということですね、所有者はもらえないと。だけれども、図面はもらえるから、後は自分で法務局に行って所有者を調べて、その所有者をたどっていって交渉して、森林の伐採等をするというふうな形になるということでよろしいんですよね。 ○委員長  寒河江農村森林整備主幹。 ○農村森林整備主幹  お答えいたします。   あくまでも、交付できる方につきましては、森林所有者、またはその委託を受けた方になりますので、その隣接する第三者が関係ない土地を請求することはできません。   以上です。 ○委員長  4番島津善衞門委員。 ○島津善衞門委員  分かりました。   要望になりますが、市長、この件に関してやはり全国で、この森林整備の問題はどこの市町村にもあるものだと思っております。やはり、民間の林業家が離れている、林業離れを起こしているというものも、そういうふうな手続上の難しさが非常にある。ただ伐採するだけだったらば、十分な技術力があってもそこに至るまでの過程がなかなか難しいというふうなことでありますので、ぜひその辺についても国のほうへの要望を、働き掛けを、一つのどこかの団体の場で意思を統一していただいて、国に要望していただくようにお願いしたいと思います。   終わります。 ○委員長  ほかに質疑ありませんか。 (発言する声なし) ○委員長  次に、第7款商工費から第10款教育費までの29ページから37ページまでについて質疑ございませんか。   13番板垣致江子委員。 ○板垣致江子委員  29ページの7款商工費、2目商工振興費の交流プラザ蔵楽の管理運営費に関して、このたびは雪害などでの施設の修繕になっておりますが、あそこの照明器具が非常に問題かなと思っております。   先日、ちょっと多目的ホールを使わせていただきましたが、今、コロナで入場する方、氏名、住所、電話、全て書かなければいけないんですが、ロビーが非常に暗くて、字を書くにも非常に大変でした。本当に懐中電灯で照らしたほうがいいぐらいに、ちょっと見えなくて大変だったんですが、蔵楽全体の照明器具の見直しも必要なのかなと私は思っております。   まずは、ロビーなんですが、ロビーも上のほうにつり下げ型の照明がありまして非常に遠い。そして、カバーがついておりますので、電灯の効率が非常に悪い。市民の方は見えなくて困ってらっしゃる。なので、まずは、ロビーが一番早くしていただきたいと思うんですが、蔵楽を建てたときに、非常にあそこ、照明器具高価なもの使ったんです。全体的に造るときに、非常に業者泣かせの設計の変更が何度も何度もありまして、電灯にしても結局1回発注したのに外国のものを取り寄せたりとか、そういうものが多かったんです。それで、工期が本当に最後までぎりぎりになったり、業者の人が赤字を抱えたりとか、そんなことで電気が物すごい、今考えるとエコじゃない、そういう電気がかなりあります。   なので、全体的に見直す考えなどありますでしょうか。 ○委員長  長沢商工観光課長。 ○商工観光課長  お答え申し上げます。   現時点で、照明器具の更新は予定してございませんけれども、今のように暗いとか、そういうふうな御意見、ほかにも少しあるようでございますので、もう一度使用状況等を確認しながら、必要性なども含めて検討したいと思っております。 ○委員長  13番板垣致江子委員。 ○板垣致江子委員  ぜひ、入り口、ロビーの照明はできるだけ早く替えていただきたいと思います。やはり多くの市民の方が使って、今、コロナの状況で書かざるを得ないという状況ですので、市民のためにも早く交換していただければと思います。要望でございます。 ○委員長  ほかに質疑ありませんか。   5番髙岡亮一委員。 ○髙岡亮一委員  30ページ、商工費の中の観光費についてお尋ねします。   この間、8月30日に四季南陽の奥山さんのほうから計画の変更があったわけですけれども、あの計画変更について、市としてどのような評価をしておられるか、お尋ねしたいと思います。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  計画変更に対する市の評価ということでございますが、昨年からの燃料、物価の高騰だけでも非常に建設の計画が、計画どおりにいくのかということを危ぶんでいた中に、ロシアによるウクライナの侵略が起こって、価格の高騰がかつてないほどに及んでいるということを受けて、なおさら、8月に着工を始めるということがはたして本当に計画どおりにいくのかということについては、内心非常に心配しておりました。   奥山さん側から様々に情報交換する中で、南陽を世界ブランドに、ということは全く変わらない中で、しかしこの価格の高騰に現実的に対応しなければいけないというお話を受けて、今回、ああいう計画の変更を示していただきました。   それについては、最悪の事態はこういう状況になったので中止します。と言われることが非常に最悪な事態と考えています。そうした事態に及ばせずに、価格高騰も現実に対応した上で、計画は計画として進めていくんだという、その点は困難な中にあっても前向きに取り組んでいくという姿勢を感じたところでありまして、南陽市としてもその姿勢については共感を示して、できる限り一緒に協力してやっていきたいというふうに評価をしております。 ○委員長  5番髙岡亮一委員。 ○髙岡亮一委員  宿泊施設新設に伴う市道の変更と、そういったふうなことも既に決定しているわけですけれども、それについては現状どおり進める、そういうことでしょうか。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  8月30日の説明の際にも、奥山さんからお話がありましたけれども、前もって示されていた計画のとおりというわけではなくて、30室という計画でありましたが、そこについてはやはり価格高騰の影響を受けざるを得ない。そして、室数を幾らか減少し、しかし、単価をもう少し上げることで利益をしっかり確保できる建物にしたいというお話がありました。   また、今回見直すことになったわけですが、従来の建物よりも、より独自性のある、お客様に来てもらえる建物に見直したいということもお話をされていたかと思います。   そういう意味では、前と同じではなくて、よりよいものになるものと期待をしております。 ○委員長  5番髙岡亮一委員。 ○髙岡亮一委員  私もいいほうにいいほうにと期待したいと思っていますけれども、あと率直な感想を、あのとき聞いた感想としては、どこかでも申し上げたんですけれども、今まで何か夢みたいに大きな話だったのが、身の丈に合う構想に落ち着いたかなと、そんなふうな気が、私なりには受けたわけです。   ただ、いろいろ心配な点もあるわけですし、そういった、あと既に進路変更というようなことも決定している。そういった中で市の、もともと、一万円で譲るというか、いろんなあと好条件をつけた上での譲渡という契約だったわけで、そういったこともありまして、市としてはこれ、もう任せておいて大丈夫なんじゃないかというようなことでいいのかどうかというふうなことを考えますと、いろいろ心配な点があるわけです。   そういった意味で、定期的な奥山さんとの話合いというか、そういったふうなことは現在やっておられるかどうか。それとも、もう奥山さんのほう、とにかくよくなってくださいというふうなことで言うだけで、定期的な、そういった人のつながりというのはないのか。その辺についてお尋ねします。 ○委員長  長沢商工観光課長。 ○商工観光課長  お答え申し上げます。   四季南陽様のほうとは、定期的に打合せも含めて、商工観光課のほうでやってございますし、状況に応じて市長、副市長のほうにも入っていただいておりますし、あと、四季南陽様、奥山様のほうからは、何かいろいろ変更等があれば、大きなものについて報告する必要があるのであれば、議員の皆様、市民の皆様のほうにもその都度説明のほうさせていただきたいというふうなお話をいただいている状況でございます。 ○委員長  5番髙岡亮一委員。 ○髙岡亮一委員  この間の、奥山さんの話される姿勢からもそういった、議会、また市民に対する配慮というのは十分うかがえたわけですけれども、ただ、やはり今定期的に奥山さんとの連絡はあるというようなことで、私もひとまずそうかと思ったわけですけれども、その辺やはり、市としてもあれを何とか成功させる責任があると思うんです。これもう奥山さん信頼できる人だから大丈夫だというそれで任せて、万が一という、私も悪くは考えたくはないですけれども、とにかく市としても、最後までちゃんときちっと奥山さんの構想というものを、実現していくための重大な責任あると思いますので、その辺の市長の御覚悟を確認したいと思います。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  この四季南陽の話というのは、ハイジアパーク南陽をどうするかの話から、市民の皆さんにとって非常に大きい影響のある話でございました。そうした中で、奥山さんのほうから提案をいただいて、現在に至っているわけですが、これの実現には当然ながら、市としては様々な条件をつけさせていただいておりますし、あるいは源泉の管理については、市がここは支援を申し上げるということで、公共の予算をそこに投じるということもあり、当然、重大な責任を負っているというふうに思っています。   任せっ放しとか、信頼しているから投げっ放しということは絶対にございません。私は担当課と共に、奥山さんと責任を持ってこの事業の進捗を図ってまいりたいと、そのことに全力を尽くすということはお話をさせていただきますし、事業の進捗のためには、私最初に申し上げたのは信頼関係が何よりも大事だということでございます。こちらがいい加減な姿勢であれば、当然先方もそれなりの対応になります。そうしたことのないようにしてまいりますし、市政の両輪である議会におかれましても、ぜひ、当局と一緒にそうした姿勢で協力をいただければありがたいというふうに思います。 ○委員長  5番髙岡亮一委員。 ○髙岡亮一委員  この話というのは、本当にありがたい話として、我々も、市民も受け取っているわけで、これをフルに活用するというか、南陽市としても、あの奥山さんの力というものをフルに活用するという意味で、市民と奥山さんとの接点と、そういったこともいろんな形でつくっていただきたいし、そういった面で、奥山さんなりの知恵というものを市民の中にも入れていけるような、何かそういうような一つの形というものを、今後考えていく必要というかやるべきだと思いますので、その辺どうか、いろんな形で奥山さんの力をフルにこっちが好条件を出している分、それ以上にフルに活用するような方向で、いろいろ考えていただきたいということを強く要望しておきます。   以上。 ○委員長  ほかに質疑ありませんか。   6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  ただいまの質問にちょっと関連して、お伺いをしたいと思います。   前回の臨時の全員協議会の中での、奥山さんの話の中で、いわゆる文化施設、現在の施設というか旧ハイジアパーク、そこを先行して改修してやっていくというふうな話がありました。   そこで明らかになったのは、要するに入浴施設、それからサウナに関してはなくなるというふうなことだったかというふうに思います。   その図面については、何種類かあるというふうなことだったんですが、その図面の提示なんていうのは、これから議会のほうにもできるのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○委員長  長沢商工観光課長。 ○商工観光課長  お答え申し上げます。   四季南陽様のほうで、今、高橋委員がおっしゃったとおり、図面のほう何種類かというお話なんですけれども、そこの部分については、まだ我々のほうにも提示はまだいただいてございませんけれども、近いうち、来月になるのか再来月になるのかなんですけれども、議員の皆様や、または市民の皆様のほうに説明をする場も設定したいと四季南陽様のほうでおっしゃっておりますので、その少し前にはこちらのほうにちょっと御提示いただけるのかなというふうに感じております。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  私も、このプロジェクトはぜひ成功してもらいたいというふうに思っています。   ただ一方で、市長も御存知のとおり、最初の設計というか話のときには、いわゆる浴室もある、それからサウナもあるというふうなイメージでいたわけです。ところが、いわゆる採算ベースになってくると、それがどうも無理だというふうな話になって宿泊施設になった。それはそれであれですけれども、その市民の、特にサウナの愛好者に関して、いろいろ私のほうにも来ています。サウナなくなるのかと、南陽市でサウナに入るところないよねというふうなことで、サウナに関しては私も何回もハイジアでは利用させてもらいましたけれども、大変すばらしいロケーションでとてもいい感じなんです。それがなくなるということで、ぜひそこについては、その利用者からすれば、その思いと、これから進むであろうプロジェクトの中身が変わってくるわけです。   それに関して、市長はどのように考えているのか、お尋ねしたいと思います。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  特に旧ハイジアパーク南陽の中でも、ロケーションと共にサウナというのは大変好評でございました。それが四季南陽の計画の中で、様々な計画の変遷があって、どうなるのかというのは注目していた点でありますけれども、できれば、いろんなニーズに沿った、対応できる施設であればいいなというふうに思っておりますが、一番はやはり事業を行う主体である四季南陽さんの採算が取れるかどうかという中で、進んでいかざるを得ないものというふうに思っています。   しかしながら、そうした市民の皆さんの声があるということは、折に触れて四季南陽さんのほうに、議会の声としてもお伝えしてまいりたいというふうに思います。 ○委員長  ただいま質疑中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。   再開は11時15分といたします。 午前11時00分  休  憩 ─────────────────── 午前11時15分  再  開 ○委員長  休憩前に引き続き、高橋一郎委員の発言を認めます。   6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  先ほどの続きですけれども、市長のほうにもいわゆる常連と言われる方々からの要望、サウナをやはり残してよというふうなこととかあると思うんですが、実は私のほうにも来ているんですけれども、若い人で実はサウナ愛好家が増えているようなんです、実は。ワイン愛好とサウナと。その方から言うと、その人は南陽市に通っているんですけれども、ぜひ南陽市、あんないいものがあって何でなくなるのということで、ぜひそのサウナが南陽にないというのはこれはちょっと大きな損失ではないかというふうに言ってましたので、常連の方だけではなくて、今後の見込みとしてでも、やはり必要だと思いますし、ただそれが先ほど言った、そのケン・オクヤマさんのほうとの採算ベースの形になってくるとまた次元が違ってきますけれども、そういった要望、どういう形で叶えていくのか。何か市長のアイデアってありますか、今のところ。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  すみません、アイデアは今のところ持ち合わせておりません。   ただ、全国的にサウナブームが起こっていて、私の認識ですとサウナブームの山が来て、それが通り過ぎつつあるというような認識でおります。サウナが実現できるとすれば、やはり民間事業者の方のお力を借りるのが一番望ましいのかという気持ちではおります。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  奥山さんは民間事業者ですので、当然そういった形で、頭に入れておいてもらって、何か方策を考えていかないとやはりそういった要望に応えていけないというふうに思います。   私なりに思っているのは、後で赤湯財産区で話ししたいと思っていますけれども、やはり例えば、元湯の起死回生策というか、元湯に例えばサウナ設けるとか、例えばですよ、そうふうなことで考えていく必要もあるんじゃないかというふうに思っています。ここは商工観光ですので、後で赤湯財産区のほうでもちょっと話をしたいというふうに思いますが、例えばそのようなことで、前向きに考えていただきたいというふうに思います。ここのところでは要望としたいと思います。 ○委員長  ほかに質疑ございませんか。   4番島津善衞門委員。 ○島津善衞門委員  35ページの10款教育費、社会教育費該当だと思うんですが、市民運動会の件でちょっとお尋ねしたいと思います。   8月の全協でも、山口課長のほうに運動会をするしないについては、大会会長としての判断が必要なのではないかというふうなことを申し上げ、地域実情に合わせてやるというふうなことで、当金山についてはやろうというふうなことで計画しましたが、全地区、最終的には中止というふうなことになった経緯がございます。   この金山地区でも検討している中で、ぜひやろうということで、前は7地区に分かれていたものを紅白に分けてやろうとか、改善策を考えて出したところでした。   なぜ、そこまでするかというふうなことですが、市民大運動会のもともとの発想が健康増進とか、地区内の融和とか、親睦だと思うんです。そういうことから始まってきたのではないかというふうに推察しているんですが、この融和親睦について、この夏の甲子園で仙台育英高校の野球部の監督さんが「青春って、すごく密」という言葉を使われました。これ今年の流行語大賞になるんじゃないかというくらい、国民受けしているようでございますが、実は青春だけが密でなくて私たちの年代も密ですし、人間って全ての年代が密な動物なのではないかというふうに私は思っております。   また、共助という観点からも、本来は地区内のそういう密さが必要だったんじゃないかというふうにも思われます。ただ、コロナで中止になったという形で中止をしていますが、中身をちょっとずつ掘り下げると、うちの地区にはもう高齢化が進んで人口減少で若者がいなくて、既存の運動競技ではもう地区として参加できないとか、そういういろんな事情があるようなんです。   そこで、一つ提案なんですが、運動会に代わるような、今後コロナが収まったときの融和親睦を図れるようなものはないのか。もしくは、今後運動会をどういう形で持っていったらいいのか。ぜひ、市長のほうからの指示で、地区長連絡協議会あたりで各地区長さんに下ろしていただいて、各地区でじっくり検討していただいて、早急に決めろということじゃないですからじっくり各地区の実情に合わせた運動会の流れ、もしくは運動会に代わるような地域の融和と親睦を図れるような、密になれるような行事はないかということを模索すべき時期になったのではないかというふうに思うのですが、そういうふうな指示をぜひ、協議会のほうに出していただきたいと思うのですが、市民課長を通じて、図っていただきたいと思うのですが、市長いかがでしょうか。 ○委員長  白岩市長。 ○市長  市民運動会につきましては、残念ながら今年コロナの第7波の拡大を受けて全地区で中止となりました。   私としては、第6波が収束して、可能であれば行っていただきたいというふうに思っておりましたが、現実的には第7波の立ち上がりというのは本当に急激なものでありまして、実施するのは難しいという判断はやむを得なかったというふうに思っています。   また、議員から御指摘の既存の運動会の形では、なかなかやはりテントを広げて、前と同じような競技で、というのは年々皆さん1年ずつ年を取っていく中で難しいという地域課題がだんだん増大しているというのも、現実的な課題として受け止めなければいけないというふうに思っています。   地区長連絡協議会のほうに検討依頼ということでありますが、地区の皆さんの、やはり意見を伺うというのは大切でありますので、どういった形でするかは今後考えるとして、いずれにしても地区のお考えをしっかりお聞きしながら、今後のあるべき姿を検討してまいりたいというふうに思っています。   また、代わりのというのはなかなかこう市民運動会の代わりの行事というのは難しいわけでありますが、それに代わる可能性があるものとして、今年の10月には南陽市で初めてランアンドウオークという事業を実施いたします。先ほど高橋委員からはサウナというお話もありましたし、世間的にはラン人口が増えているということもありますし、ウオーキングも健康増進でやる方が増えていると。それは非常にいいことだと思っています。それを市民の皆さんが気軽に参加できる形で、南陽市の定期的な事業として定着させる魅力的なものにできないかということは、今後しっかり考えていきたいというふうに思っております。 ○委員長  4番島津善衞門委員。 ○島津善衞門委員  確かにそういうふうな、ランとかウオーキングとか人口は増えているんだと思いますが、私が強調したいのは地区内の共助なんです。融和、親睦。そこを図らないと地区内の共助ができない、そういう状況に入っているのではないか。そうすると、市が考えている公助、共助、これが達成できなくなる心配がある。そういうふうなことが懸念されるということだと思うんです。それらを解消する方法が何らかの形で必要なのではないか。そうすると、既存の各地区で行っている、例えば運動会の予算を既存の各地区が行っている他の行事に、そこに補填して、その中でもっと融和と親睦を図っていただいて、共助を深めてくださいというふうな形。   確かに、一部元気がでる交付金というのもそういう形で利用させてもらっておりますが、そういうふうな形で市として、当局として共助をいかに進めるか、深くするか、これをしないと当局だけが市政全般を守らなきゃならない。そういうふうなひずみが出てくるのではないか。ぜひ、そういうふうなひずみが出ないように、さっき申し上げましたように、人間は、私は密だと思っておりますので、密になるための施策をぜひ検討していただきたいというふうなことです。   要望します、ありがとうございます。 ○委員長  ほかに質疑ありませんか。   3番山口裕昭委員。 ○山口裕昭委員  それでは、36ページ、10款教育費、5項社会教育費の7目の埋蔵文化財調査費について、ちょっとお伺いします。   先日、新聞等で北町遺跡という記事がありました。昨年にもそんな記事が載ったような気がするんですけれども、まだいろいろ教えていただいたこともなかったものですから、ちょっと私不勉強でどういうものかよく分かりません。   ぜひ教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員長  山口社会教育課長。 ○社会教育課長  ただいま、委員の御質問にお答えしたいと思います。   北町遺跡につきましては、事業主体が市ということでございませんので、愛知学院大の長井先生が中心となって、生徒さんをこちらのほうに一緒にお越しいただいて発掘をいただいている。それを市が支援をしているというような形になっているものでございます。   調査については、平成30年から発掘調査を行っておるものでございまして、本年についても8月6日、ちょうど夏休み期間だと思うんですが、8月6日から調査を長井先生が実施されたというようなところでございます。   その調査の中においては、5つほどの大きなくぼみや約20か所に及ぶ柱の跡、こういった新たな竪穴型の住居跡の可能性が散見されたというようなところでございますし、そういった土器についても出土したというようなところでございます。その成果については、まだ正式な成果については愛知学院大のほうからいただいてございませんので、私のほうから今年度の発掘調査の内容については、発表できる段階ではございませんけれども、縄文時代草創期、約1万6,000年から1万1,000年前のお話になろうかと思いますけれども、そういった確実な住居跡がこの南陽、特に北町にあった。さらに、白竜湖周辺ということで、十分な遺跡の保存状態が保たれたという特異な事例になるのかと思ってございますので、私ども注視していきたいと考えているところでございます。   以上であります。 ○委員長  3番山口裕昭委員。 ○山口裕昭委員  ただいまの、いろいろ教えていただいたんですけれども、愛知学院大さんのほうで主にされているというところで、市のほうでも多少協力されたんですけれども、これ非常に大事な遺跡だと思うんですね。   北町というのはよく分かると思うんですけれども、皆さん。大谷地で、すごいぬかるむところなんです。ああいうところに入ると、木とかそういうものが腐らずに残っちゃうという部分があると思いますので、いろんなものこれから出てくる可能性があります。ぜひ、そういうのを大事にしていただいて、市のすごい財産になると思いますので、ぜひ、その辺のこと、市のほうでももっと協力してやっていただいたいと思うんですけれども、今後の市の協力については、学院大さんのほうともお話のほうされているんでしょうか。 ○委員長  山口社会教育課長。 ○社会教育課長  お答え申し上げます。   南陽市の関わりでございますけれども、常時職員を派遣しながら、一緒にさせていただいているという協力体制をさせていただいておりますので、そういった内容も踏まえて、十分今後とも協力関係を築いていけるものと思ってございますし、支援はしてまいる所存であります。   以上であります。 ○委員長  3番山口裕昭委員。 ○山口裕昭委員  先ほども言いましたけれども、非常に大切な文化財でありまして、市の宝物になるようなものだと思いますので、ぜひ協力していただいて、成果のほうも発表できる段階になればぜひ教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。   以上です。 ○委員長  ほかに質疑ございませんか。 (発言する声なし) ○委員長  質疑がないようですので、終結いたします。   次に、その他・附属資料38ページから43ページまでについて質疑ございませんか。 (発言する声なし) ○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。   これより討論に入ります。   討論の希望ありませんか。 (「なし」の声あり) ○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。   お諮りいたします。議第35号 令和4年度南陽市一般会計補正予算(第6号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第35号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 議第36号 令和4年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) ○委員長  次に、議第36号 令和4年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について審査を行います。   当局の説明を求めます。髙橋財政課長。 〔財政課長 髙橋直昭 登壇〕 ○財政課長  〔令和4年9月定例会 予算に関する説明書により 議第36号について説明〕省略別冊参照。 ○委員長  これより質疑に入ります。   事業勘定の歳入歳出全般及びその他・附属資料52ページから57ページまでについて質疑ございませんか。 (発言する声なし) ○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。   これより討論に入ります。   討論の希望ありませんか。 (「なし」の声あり) ○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。   お諮りいたします。議第36号 令和4年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第36号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 議第37号 令和4年度南陽市財産区特別会計補正予算(第1号) ○委員長  次に、議第37号 令和4年度南陽市財産区特別会計補正予算(第1号)について審査を行います。   当局の説明を求めます。髙橋財政課長。 〔財政課長 髙橋直昭 登壇〕 ○財政課長  〔令和4年9月定例会 予算に関する説明書により 議第37号について説明〕省略別冊参照。 ○委員長  これより質疑に入ります。   歳入歳出全般、66ページから67ページまでについて質疑ございませんか。   6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  収入等、赤湯財産区のことについてお伺いしたいと思います。   大変喜ばしいことに、今増えているというような説明で、収入も増を見込むというふうなことで大変いいなと思います。   具体的に、この大体2か月くらいの、いわゆるパーセンテージで結構ですので、どのくらい増えたのか。それから逆に、元湯、それから烏帽子湯の状況どうだったのか、教えていただきたいと思います。 ○委員長  髙橋財政課長。 ○財政課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。   開業からおよそ3か月ちょっとということで、9月12日までの85日間の集計を行ってございます。現在のところ、1日当たり620人の方に御利用いただいている状況でございます。このことにつきましては、令和4年4月のとわの湯、あずま湯の合計の利用者、1日当たり497人に対しまして、約25%の増加となっているところであります。また、子供さんの利用のほうも増えてございまして、現在、1日当たり平均27.6人の子供さんに御利用いただいております。   こちらは、整備のときに掲げました公衆浴場の文化を次世代へつなぐという部分につきましても、徐々にではありますが実現できているのかなと感じているところであります。   なお、バリアフリー浴室につきましては、ホームページを御覧になった方が徐々に増えてきてございまして、お盆過ぎくらいからは1日当たり1.2から1.5人くらいの推移でございます。   なお、烏帽子の湯、赤湯元湯の利用状況につきましては、赤湯温泉、湯こっとが開業するまでしばらくの間、あずま湯、とわの湯が休止ということもございましたので、烏帽子湯につきましては現在のところ8月末になりますが、前年度比で135.6%、赤湯元湯につきましては105.5%と、いずれも増加傾向にございます。ただ、湯こっとのほうが開業した以降になりますが、赤湯元湯につきましては駐車場の関係もございまして、徐々に減ってきているという状況にございます。   以上です。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  増えていることは大変いいんですけれども、当初から心配していた元湯については、やはり減じていくのかというふうには思っております。これは現実的なことを直視しなければならないと思います。   先ほど、商工観光のところで申し上げました、いわゆるサウナについてですけれども、言ってみれば起死回生策として、サウナを元湯に入れられないかというふうに思っているんですけれども、初めて発言するのですぐに答えることはできないと思いますけれども、そういったことについて、検討するに値するのかどうか、お伺いをしたいと思います。 ○委員長  髙橋財政課長。 ○財政課長  ただいまの件についてでございますが、構造上どのようなことができるのかというところもまだ見てはございません。   なお、財産区につきましては既存の財産を維持管理、それを使っての事業というふうになってございますので、サウナの営業等につきましては課題があるのかなというふうに考えております。   なお、今後の赤湯元湯の在り方につきましては、財産区管理会の中でも様々、いろいろ検討してまいりたいと考えているところです。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  構造上もありますし、ただ、赤湯財産区の管理運営に関してというので、湯こっとは湯こっとでやっているわけです。同じく烏帽子の湯、それから元湯も赤湯財産区でやっている。その管理に関して言えば、管理人がいて、そういうふうにやっていくということですので、やれない理由にはならないと思うんですけれども、構造的に駄目だと言えば、これはやれない理由になると思うんですが、そこの辺を、ぜひ検討していただきたいというふうに思います。   もう一つは、今その管理人の話が出ました。当然、湯こっとに関しては3体制でローテーションを組んでやっているというふうなことですが、当初からなかなか広くなると厳しいんじゃないかという話もありました。その実情をどうなのか、お伺いしたいと思います。 ○委員長  髙橋財政課長。 ○財政課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。   委員御指摘のとおり、やはり施設が広くなったということ、または業務内容が増えたということがございまして、職員のほうにつきましても大分負担が大きくなってございます。7月の下旬のほうになりますが、2か月運営した中身で職員の方がどの辺が困っているか、また改善点はどのようにしたらいいかという聞き取りをさせていただきまして、現在、従業員の中でもリーダーのほうを設置しておりますので、その方とシフトの在り方であったり、業務内容について話をさせていただいているところです。   なお、人員につきましても、やはり休暇の関係もございますので、パート職員と、こちらのほうも適宜活用させていただきながら、職員の方の負担軽減に努めてまいりたいと考えているところです。   以上でございます。 ○委員長  6番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  そういった現状を分析して、ぜひそういった形で改善をしていっていただきたいというふうに思います。   以上です。 ○委員長  ほかに質疑ございませんか。 (発言する声なし) ○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。   これより討論に入ります。   討論の希望ありませんか。 (「なし」の声あり) ○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。   お諮りいたします。議第37号 令和4年度南陽市財産区特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第37号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 議第38号 令和4年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号) ○委員長  次に、議第38号 令和4年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)について審査を行います。   当局の説明を求めます。髙橋財政課長。 〔財政課長 髙橋直昭 登壇〕 ○財政課長  〔令和4年9月定例会 予算に関する説明書により 議第38号について説明〕省略別冊参照。 ○委員長  これより質疑に入ります。   歳入歳出全般及びその他・附属資料76ページから82ページまでについて質疑ございませんか。 (「なし」の声あり) ○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。   これより討論に入ります。   討論の希望ありませんか。 (「なし」の声あり) ○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。   お諮りいたします。議第38号 令和4年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第38号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 議第39号 令和4年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) ○委員長  次に、議第39号 令和4年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について審査を行います。   当局の説明を求めます。髙橋財政課長。 〔財政課長 髙橋直昭 登壇〕 ○財政課長  〔令和4年9月定例会 予算に関する説明書により 議第39号について説明〕省略別冊参照。 ○委員長  これより質疑に入ります。   歳入歳出全般、90ページから91ページまでについて質疑ございませんか。 (「なし」の声あり) ○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。   これより討論に入ります。   討論の希望ありませんか。 (「なし」の声あり) ○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。   お諮りいたします。議第39号 令和4年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第39号は原案のとおり可決すべきものと決しました。   以上で、本委員会に付託されました補正予算5件の審査は終了いたしました。慎重な御審議を賜り、誠にありがとうございました。委員各位の御協力に対し、深く御礼申し上げます。感謝申し上げます。 ─────────────────── 閉      会 ○委員長  これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。   御起立願います。   どうも御苦労さまでございました。 午前11時50分  閉  会        予算特別委員長 殿 岡 和 郎