令和5年6月8日(木)午前10時00分開議 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 議事日程第3号 令和5年6月8日(木)午前10時開議  日程第 1 一般質問    散   会 ──────────────────────── 本日の会議に付した事件  議事日程第3号に同じ ────────────────────────────────────────────── 出 欠 席 議 員 氏 名 ◎出席議員(16名)  1番 伊藤 英司  議員   2番 佐藤 憲一  議員  3番 山口 裕昭  議員   4番 島津 善衞門 議員  5番 髙岡 亮一  議員   6番 高橋 一郎  議員  7番 舩山 利美  議員   8番 山口 正雄  議員  9番 片平 志朗  議員  10番 梅川 信治  議員 11番 川合  猛  議員  12番 髙橋  弘  議員 13番 板垣 致江子 議員  14番 髙橋  篤  議員 15番 遠藤 榮吉  議員  16番 佐藤  明  議員 ◎欠席議員(1名) 17番 殿岡 和郎  議員 説明のため出席した者の職氏名 白岩 孝夫  市長          大沼 豊広  副市長 穀野 純子  総務課長        嶋貫 憲仁  みらい戦略課長 佐野  毅  情報デジタル推進主幹  髙橋 直昭  財政課長 板垣 幸広  税務課長        髙野 祐次  総合防災課長 竹田 啓子  市民課長        尾形 久代  福祉課長 大沼 清隆  すこやか子育て課長   嶋貫 幹子  ワクチン接種対策主幹(兼)観光振興主幹 寒河江 英明 農村課長        長沢 俊博  商工観光課長 川合 俊一  建設課長        佐藤 和宏  上下水道課長 髙橋 宏治  会計管理者       長濱 洋美  教育長 鈴木 博明  管理課長        佐野 浩士  学校教育課長 山口 広昭  社会教育課長      土屋 雄治  選挙管理委員会事務局長   矢澤 文明  監査委員事務局長    山内 美穂  農業委員会事務局長 ───────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者 安部 真由美 事務局長  太田  徹  局長補佐 小阪 郁子  庶務係長  丸川 勝久  書記 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 開      議 ○議長(舩山利美議員)  御一同様、御起立願います。   傍聴席の方もお願いいたします。   おはようございます。   御着席願います。   ただいま出席されている議員は16名で、定足数に達しております。   なお、本日の会議に欠席する旨、通告のあった議員は、17番殿岡和郎議員の1名であります。   よって、直ちに会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第3号によって進めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 一般質問 ○議長  日程第1 一般質問であります。   5日に引き続き一般質問を始めます。 ─────────────────── 板 垣 致江子 議員 質 問 ○議長  最初に、13番板垣致江子議員。 〔13番 板垣致江子議員 登壇〕 ○板垣致江子議員  おはようございます。   13番、真政会、板垣致江子です。   先週の台風や前線の影響による大雨被害は、四国地方から栃木県まで広範囲に甚大な被害をもたらしました。また、6日には台風3号も発生、今後強い勢力となり、12日にかけて日本の南を北上する見込みで、台風2号のときと同じく、梅雨前線を活発化させ警報級の大雨のおそれがあると予測されています。   南陽でもサクランボの収穫も始まり、最盛期になります。17日には南陽市農業祭サクランボ品評会も行われますが、丹精込めて育てた作物が駄目になったり、長年かけ築いた家や商店が被害に遭い、多くの方がつらい思いをし苦しんでおります。少しでも予測が外れ、全国的にこれ以上の災害にならないことを祈るばかりです。   それでは、通告してあります質問に入らせていただきます。   1点目、子育て支援の充実に病児保育を。   第6次南陽市総合計画3か年実施計画の基本目標では、子育て支援を充実させるとして一時預かりや学童保育などをはじめとする多様な保育サービスの充実により、社会全体で子育てを応援する体制の構築を促進し、働く女性の支援を行うとされています。南陽市の保育施設も乳幼児施設の増や幼保型認定保育園の開園で、働きながら出産、育児をする女性に大きな安心となっております。   しかし、共働きやひとり親の保護者にとって必要とされているのは、病児保育ではないでしょうか。子供が病気になったときに預かってくれる祖父母もいない、仕事を休まざるを得ないが休めない、休めても何日もは休めないなど、いろいろな状況があると考えられます。   この病児保育の取組については、7年前の平成28年にも質問させていただきました。国も病児保育の充実に本格的に乗り出し、対応する病院や保育所に補助金を手厚く支援しています。   当時、山形県でも病児対応型8施設、病後児対応型と体調不良児対応型施設を含め51施設実施されていたところを、2019年度まで57施設に増やす目標を掲げていました。2021年4月現在で、病児・病後児保育施設が19施設、病後児対応型施設が19施設、体調不良児対応型施設が48施設と86施設となり、2023年3月、高畠町で病児保育施設まほろんが開所され、87施設となっています。   (1)現在、南陽市では病児保育・病後児保育の必要性をどう考えておられているのか。平成25年、26年頃は、南陽市から川西町の病児保育施設利用者数は40人程度でしたが、昨年度は115人と3倍になっています。この状況をどう捉え、今後どのような支援や取組を行うのかをお伺いいたします。   2番目、観光地としての公衆トイレのあり方について。   観光地の快適で清潔、安全なトイレ空間には集客力があり、観光客誘致や移住促進にもつながると言われております。   先進的な自治体では、様々な工夫を凝らした取組が進められ、トイレがきれいかどうかで観光地の印象は大きく変わるとの考えで、公衆トイレを外国人、女性、高齢者、子供など全ての観光客が快適に利用できるような事業に取り組んでいます。   南陽市では、今年度コロナ禍によって需要が落ち込んだインバウンド観光の本格再開を期す年と捉え、地域資源のさらなる磨き上げを行うとしており、多くの観光客が期待されております。   しかし、南陽市の公衆トイレ環境はどうか。最近建設された公共施設を除いては、経過年数も多く、和式のみや、汚い、臭い、暗い、これはトイレの3Kと言われており、これに、怖い、壊れているが足されると5Kということです。このような公衆トイレは、今はどこに行ってもほぼありません。しかし、南陽市にはまだあるのではないでしょうか。   一般家庭のトイレもほとんどが洋式かつシャワートイレになっている昨今、利用する観光客の目線からすれば、また来たいとの思いになるでしょうか。   最近は特に、観光地や高速道路のトイレなどは、機能ばかりでなくリラックスできるおもてなしの心が感じられる空間づくりに変わってきているのが現状です。   南陽市も改めて検討すべきであり、特に観光客や市民が頻繁に利用するトイレは緊急を要するのではないでしょうか。市長のお考えをお伺いいたします。   ①南陽市の公衆トイレの現状は。   ア、市内に公衆トイレは何か所あり、築年数は何年でしょうか。   イ、何パーセントに洋式が設置されていますか。   ウ、バリアフリーの観点からも、車椅子対応トイレはどのぐらい整備されていますか。   エ、管理、清掃はどうなっていますか。清掃などの講習などは行われているのでしょうか。   ②御神坂下の公衆トイレは、市民からも何年も何度も改修の要望が強く求められてきました。今後の対策をどうお考えでしょうか。   ③花公園のトイレは、菊まつり会場への来場者や多くの家族連れ、子供たちが利用します。全面的にバリアフリー対応、洋式化のきれいな使いやすいトイレにすべきと考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。   以上、誠意ある御答弁をお願いいたしまして、私の壇上からの質問とさせていただきます。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 〔白岩孝夫市長 登壇〕 ○市長  おはようございます。   13番板垣致江子議員の御質問にお答え申し上げます。   初めに、病児保育・病後児保育の必要性についてでございますが、病後児保育につきましては、保育の委託先であります赤湯ふたば保育園で平成19年4月の開園当初から実施していただいております。過去3か年度の延べ利用実績は、令和2年度32名、令和3年度42名、令和4年度30名となっております。   病児保育につきましては、置賜地域では米沢市で2施設、長井市で1施設、高畠町で1施設、川西町で1施設が実施しており、本市の児童の令和4年度の延べ利用人数は、米沢市の施設で1名、長井市の施設で4名、川西町の施設で115名でございます。議員がおっしゃるとおり、特に川西町の施設においては、本市児童の利用が多い現状となっており、その必要性を認識しております。   これまで設置に向けた対応を進めてきているところでございますが、小児科医の協力が必須であることから、まだ実現の途上にある状況でございます。   次に、公衆トイレの現状についての1点目、市内の公衆トイレの箇所数と築年数についてでございますが、令和元年6月定例会の板垣致江子議員の一般質問での答弁と重複するところもございますが、市が管理するトイレの箇所数は全28か所で、築年数は築5年から51年と様々ですが、平均しますと築28年となっております。   次に、2点目、洋式トイレの設置率についてでございますが、市内28か所のトイレの中で洋式便座が設置されているのは17か所で、設置率約61%でございます。   次に、3点目、車椅子対応のトイレの整備状況についてでございますが、車椅子が使用できるのは14か所で、全体の半数が車椅子対応となっております。   次に、4点目、管理、清掃の状況及び講習の実施についてでございますが、全28か所の管理、清掃につきましては、指定管理が7か所、民間業者への委託が14か所、個人への委託が6か所、市が直接行っているのが1か所となっており、各トイレの清掃状況については、各所管課が定期的に施設を確認し、管理しております。   なお、清掃の講習については、業者ごとにそれぞれの方針に基づいて対応されていると認識しております。   次に、御神坂下の公衆トイレについてでございますが、本トイレは神社境内地を市が借り受けた上で表町商店会の駐車場として利用されている敷地の一部に、昭和47年に建築された築51年の建物となっております。老朽化や議会からの御意見を踏まえ、近隣の方々や地区関係者等に御意見をお伺いしたところ、建て替えもしくは解体を希望する御意見をいただいたところでございます。   本トイレについては、現在の場所に男女別、バリアフリーのトイレを建築することが敷地面積上難しいため、解体撤去し、駐車場として利用するための予算を提案しております。   次に、中央花公園トイレのバリアフリー化、洋式化についてでございますが、中央花公園にはトイレが2か所あり、施設の指定管理者である一般社団法人南陽市スポーツ協会が定期的に清掃業務を行い、適正に管理しております。   現在のトイレの状況は、ドリームランド北側に洋式トイレが男子1基、女子2基、バリアフリー対応トイレが1基となっており、多目的広場西側のトイレは和式トイレのみとなっております。バリアフリー対応トイレを必要とする場合には、ドリームランド北側トイレを御利用いただいている状況でございます。   今後のトイレ改修につきましては、構造上の問題点等を踏まえながら洋式化を検討してまいります。   以上でございます。 ○議長  再質問に入ります。   13番板垣致江子議員。 ○板垣致江子議員  それでは、再質問させていただきます。   病児保育に関してのお答えは、やはり8年前とほぼ同じでしたということで、そのような感じなのかなとは考えておりましたが、やはり川西町に行っている人たちが、どんどん増えている。この状況で南陽市だけないというのは、いかがなものかということで質問させていただきましたが、いろいろとやはりお聞きしますと、市長がおっしゃったように必要性の認識は持っていらっしゃる、だけども小児科医の協力がないとできないというところで、まず踏み出せないということのようでした。   やはりこれはそうだと思いますが、高畠町さんがこのたび開所した状況では、やはりそばに小児科医さんが直接いらっしゃるわけでなくてできたというところが、私は大きいのかなと思っております。   そのようなことで、小児科さんを受診は必ずしなければいけません、自分のかかりつけ医のところで診てもらって、それから書類を書いてもらって、病後児保育に預けたいんですということで先生からの書類を書いてもらって、大丈夫ですよということで、そこで先生に診てもらわなければいけないというのはあるようなんですが、必ず隣に先生がいたりしなくても、看護師さんの対応で状況が悪ければ先生にお電話してどうしたらよいでしょうかと、そういう相談だけでも大丈夫なんですと。最悪の場合は病院にお連れしますというふうなことでできたということをお聞きしまして、そういうことを考えると南陽市でもできるんじゃないかなと思ったんですが、その辺のことを市長どうお考えでしょうか。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  議員おっしゃるとおりであります。南陽市でもこの病児保育を早期に実現したいという私の思いもあり、そして議員からの御提言もあり、これまで数度にわたって実際に病児保育をする場合に御対応いただく医師の方に御相談を申し上げてまいりました。   ただ、これ先方がある話でありますので慎重に答弁させていただきますが、今のところはまだ実現に至っていないと。これはやはり対応いただく医師の方の同意といいますか、双方の意思によって行われるものでございますので、そこのところについては、まだ実現できる環境にはなっていないと。   ただ、これも1回駄目だったから諦めるということではなくて、やはり時代の状況もありますし、議員の御提言もありますし、実際の子育て環境を向上させたいという思いもありますので、これで終わりということではなくて、今後もそういったオープンに向けての話合いというのを進めてまいらなければいけないと思っております。 ○議長  13番板垣致江子議員。 ○板垣致江子議員  そのようなことで、市長もいろいろと頑張っていただいているようなんですが。   赤湯ふたばさんのところが、前回私質問したときから、2歳児が50何名のクラスが脇に増設されたということで、ゼロ歳児が今度、向こうのほうに2歳児移して、ゼロ歳児を余計に入れますとかという人数の移動があったんですが、すごいそれも赤湯ふたばさんにとっては非常に大変な状況になっているということもお聞きしたんですね。   だから、病後児保育さんが非常に減っているというのは、やっぱりその状況がなかなか分かっていらっしゃって、受入れ体制も簡単には受け入れてもらえないというところもあって、大変なんだなというふうなことをちょっとお聞きしました。やはり赤湯ふたばさんもお医者さんの関係が非常に大変なんだということをお聞きしました。   ただ、7年前にやはりお聞きしたときに、スタッフが足りない、まずお医者さんが足りない、それから看護師さんの確保も大変だということをお話しいただいていました。だから、ああ本当にやっぱりそういう体制が整わないと駄目なんだなと思っていました。   ただ、その時点でも検討します、頑張りますというお答えだったものですから、そこから全然進んでないのかなと、お医者さん関係とか看護師さんの関係とか、その辺はどういうふうに捉えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長  答弁を求めます。   大沼副市長。 ○副市長  私のほうからお答え申し上げます。   検討してないわけではなくて、検討はしておりますが、結局医療スタッフの問題ですのでなかなかうまくいかない。   検討の中で、例えば南陽病院に小児科を開設をして、小児科を確保してやるという方法も恐らくあるかと思います。ただ、その場合に、実は公立置賜総合病院側の小児科のいわゆる患者数なんですが、毎年減っているんですよね。つまり、公立置賜総合病院の医療資源というのはまだまだあるので、結局公立置賜総合病院とリンクかける以外に南陽病院で確保するというのはなかなか難しいんですけれども、やっぱり公立置賜総合病院の小児科の先生って実は救命救急センターも関連しているので、なかなか余力が出ないというふうなこともあります。   今後、先ほど言ったように運用面で、いわゆる近くに小児科医がいないという状況が本当にいいのか。つまり、我々が心配しているのは、お子さんが急変したときにどうするんだということなんですね。結局、病児の場合は急変を前提にしないと安心して預けられないというふうなことになるので、その急変したときのその対応がきちんとできるかというところをやっぱり十分検証した上で、今後。   変な話ですけれども、施設を造ることはそんなに難しいことではないと思うんです。建物ですので、予算さえかければそれはできると思うんですけれども、実際そこにいる例えば看護師さんも、普通の看護師さん、いわゆるドクターからの指令で動く看護師さんではなくて、自らが判断してしないといけないという、一つのスキルがやっぱり違うんですね、ああいうところの看護師さんて。   そういうのをどうやって育てていくのかということも含めて、やっぱりなかなか難しい問題だなと思いながらも、先ほど言ったように運用面で本当に高畠のケースがある程度成功して問題ないということであれば、可能性としてはあるのかなというのは、私の、事務サイドとしては考えているところです。   ただ、今のところ、十分に安心して親御さんが預けられるという環境をつくれるかどうかということについては、まだ分からないので、十分そのところは検討させていただきたいと思います。   以上です。 ○議長  13番板垣致江子議員。 ○板垣致江子議員  私も南陽病院に小児科をできないのかと、ちょっといろいろ調べさせてもらいましたが、ちょっと今のところは難しいのかなというのは感じました。   ただ、残念なことに、南陽市の小児科の先生も減っております。子供たちの診療をどこでやるのか。コロナのときも大変でした。   そういうことを考えると、南陽市の子供たちが、やっぱり小児科医がそばにいない、今の状況だと川西の木島先生にもう担当医自体を移していらっしゃる方もいたり、もう諦めていらっしゃる方もいたり、いろんな状況だということをお聞きしていますので、何とかやはり南陽市内の子供たちがかかれる小児科をきちんと確保していくことも大事じゃないかと思うと、やはり南陽病院が最適なのかなとか考えたり。   ただ、土日の対応ができないとか、やっぱりそれはもうしようがないことなんですが、そういうことも考えて、今後やっぱり医療体制、小児科に対する医療体制をしっかりしてもらわなければ困るのかなと考えたところでした。   というのは、やはり施設ばかりがどんどんどんどん増えて、やはり施設が増えると、お母さんたちは今まで何とかしておうちで診るしかないのかなと言っていた人たちも、もうそこで働きに出てしまうと、なかなか自由に休みが取れない職種の方も多くいると思うんですね。そういうことを考えると、やはり高畠さんなんかよりはずっと多い人数が働いていらっしゃって、状況は川西さんを頼っているというところだと思います。   高畠さんも、昨年度は100名ぐらい預けた方がいらっしゃるそうなんです、川西に。それを考えて、やっぱり町で何とかしなければいけないということを考えたということなんですね。それで、看護師さんも来ていただいて、その看護師さんは小児科でお勤めになっていた看護師さんがやめられて、そちらのほうに来てくださったということで、いろいろ勉強しながら保育士さんと一緒に協力しながらいい状況に持っていきたいということを頑張っていらっしゃいました。   そういうこと考えると、やはりまず施設面で市としては造っていただきながら、準備としていろんな面でできることがあれば考えていただければと思うんです。   最終的に本当に難しい問題なんですが、これは今後ますます今日本全国働く人の手が足りないと言われているときに、お母さんたちがそう簡単に休めなくなる、そういう状況も多いんじゃないかなと思います。   市長は、企業のほうも協力してもらえるように企業にも頑張ってもらわないといけないと前にも言っていましたが、そういうこともあるんですが、まず、今後少しでもいい方向に行くようにぜひ考えていただきたいんですが、病児保育に関して、最後に市長から。 ○議長  市長。 ○市長  副市長からもいろいろありましたけれども、最終的にはやはり医師との連携、施設は何とかなりますので、施設は造ったけれども連携する医師がいないと、そうするとその施設は運用できませんので、医師との連携をこれからもできるだけ早く実現できるように模索してまいります。 ○議長  13番板垣致江子議員。 ○板垣致江子議員  ぜひいろいろと検討を頑張っていただいて、病児保育を可能にしていただければと思います。   国、県のほうも病児保育に対しては結構きちんとした補助を出していらっしゃいます。高畠さんにちょっと聞いたんですが、やはり看護師さん、それから保育士さんと3人体制なんですが、その人件費はほぼ補助金で間に合うぐらいにいただいてますということでした。病児保育に対しては、やっぱり国もしっかり補助を出していただいているようなところもありますので、まずは医師確保、また看護師さんの状況なども市のほうとして頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。   それでは、トイレのほうに移らせていただきます。   先ほど市長のほうから、御神坂下のトイレの話が、今度撤去して駐車場にまずはするという話をいただきましたが、この話がちょっと市民の間にもかなり、あそこのトイレ撤去するんですってというお話があって、いろんな方からいろんな意見をいただきました。   私たち婦人会としては、ここ市長が市長になってすぐぐらいから、もう市長と語る会を持たせていただいたときに必ず出ていた話題だと思います。記憶にありませんでしょうか。もう必ず本当にそのようにやってきたところだったので、ああ、まずはありがたいなと思いましたが、その後どういうふうに考えているのか、ちょっとまず先にそこをお聞かせいただきたいと思います。   突然という感じなんですね、私たちにしてみると。今まで去年、4年度までは全然もうあそこは機能的に全然駄目じゃないので改修の程度で終わりますということだったんですが、ちょっとお話しいただければと思う。 ○議長  市長。 ○市長  これまでも婦人会の皆さんや議員から御意見を頂戴しておりまして、その中で改修となると、実際図面を描いてみたこともあったんですが、バリアフリー、改修すればこれは必ずバリアフリー対応、現代においてはすべきものでありまして、そうなると駐車場の機能がほとんど果たせないと、相当トイレの面積が増えてしまいますので、それは現実的ではないと。で、撤去すると、今度今現在利用されている方が利用できなくなるということで、模様を見ながら現状で維持管理をしていくという方針だったわけですが、最近の周囲の環境を見ますと、コンビニエンスストアもあり、それから公民館もあり、そちらのほうでトイレについては社会的に対応していくのが今の状況では望ましいのかなと。   駐車場については、どこの駐車場も足りないという状況ですので、トイレはそこに建て替えるということではなくて、撤去して駐車スペースを確保すると。そして、また、お祭りのときの必要なスペースにもなりますので、そういったことが望ましいのかなということで、今回の機会で補正予算で提案させていただいたところでございます。 ○議長  13番板垣致江子議員。 ○板垣致江子議員  もっと早くやっていただければよかったなという思いでございます。   先日、私、その話をまだ全然聞いてなかったと思うんですが、駅伝のときに朝早くからお手伝いに行っていたものですから、ちょっとトイレに行こうと思ったんですが、実はえくぼの中のトイレは駅伝の選手しか使えないんです、あのときは。私たちお手伝いの人も入っちゃいけないんです、選手のみなんです。   で、私は、しようがないから、ちょっとあそこのトイレちょっと見ながらと思いましたが、やっぱり入れませんでした。そして、びっくりしたのが、やっぱり一段上がるのにやっぱり大変なのは、ブロックが1つ置いてあったんです。このブロック上がって、開いて女子トイレ開けてみましたが、やっぱり私は入れません。私はもちろん洋式でないと入れないものですから、もう公園の上まで上りました。上ってトイレに行ってきました。   そんな状況だったので、いや、これ私じゃなくてもっとお年寄りの方、いや、気兼ねなくコンビニお借りできる方はいいけれども、やっぱり抵抗感がある人は多いんですね。そんなに簡単にコンビニのトイレ、トイレだけ借りちゃ申し訳ないと、行きにくいと。そういう人たちにとっては、どうしようというふうになっちゃうんですね。だから、いや、もう困ったな。やっぱり早くやってもらうしかないなと思っていたところに、壊すというお話がちょっと聞こえたので、ちょっと一安心したんですが。   やっぱりあのメイン通り、メイン通り直とは言いませんが、観光としてやっぱり赤湯温泉街通りに障害者トイレは、障害者トイレというか公衆トイレ、バリアフリーの公衆トイレは本当に必要だと思うんですが、今後何とかあの近くに造るという方向性は考えていらっしゃいませんでしょうか。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  近くに造るといいますと、どこにということになるわけでありますけれども、どこにという御提案がございましたら、それを承って検討させていただきたいと思います。   当面は、やはりえくぼプラザにバリアフリーのトイレもございますので、えくぼプラザを御利用いただくのが最も現状ではいいのかなというふうに考えております。 ○議長  13番板垣致江子議員。 ○板垣致江子議員  えくぼプラザのトイレまで行くのに障害者の方たちは、駐車場に下りて、そこからエレベーターに乗って、それで上に上がっていかないとできないんですね。なので、本当に平日しか行けない。もう9時過ぎ、10時ぐらいになると、もうシャッター閉まってしまいますので入れません。そういうことを考えると、やっぱりコンビニ頼みになっちゃうのかなというふうに思います。なので、ちょっと厳しいなと、それは観光地として厳しいなと思います。   どういうところにとかと、今、市長がおっしゃいました。例えばきらやか銀行さんがこのたび閉店なさるとかとお聞きしています。そういうところを市として買い上げて何とかできないものかとか、そこは私たちまだそこまでの細かいこと分かりませんが、ただ、やはりメイン通りにあれば一番いいのかな。   市長のおうちもメイン通りですから、何か地価が高いとかという話は聞いたんですが、地価の高いところに住んでいらっしゃる市長ですが、あの辺、やはり観光地として盛り上げていくには必要なことじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長  市長。 ○市長  トイレをもし整備するとしたら場所が問題になりますので、その場所はどこかと。具体的な場所がなければ、検討できないわけです。そして、きらやか銀行さんについては我々の土地ではございませんので、市の土地ではございませんので、当然ながら先方の御意思というものが必要でありますし、例えばあそこを買うとしても土地代だけで数千万はすると考えられます。そこにさらに相当な金額のトイレを造ると。ちょっと悩ましいといいますか。   コンビニエンスストアについては、ただ、無料でお借りするのは私も気が引けます。なので、何か50円とか100円の物でもいいから買って、ありがとうございますという感じで使わせてもらうんですけれども、そのようにして、コンビニエンスストアも現代社会においては社会的機能、日本中あまねくございますので、そういった使い方も今後していく時代なのかなというふうに思っているところです。 ○議長  13番板垣致江子議員。 ○板垣致江子議員  買ってくださるお客さんだけだといいんですが、多分買わないでそのまま帰ってくる人も多いと聞いておりますので、ちょっと難しいのかなと思います。   御神坂のトイレは、まず壊して駐車場にするということで、その先はこれからの市長の力量次第ということで、ぜひよろしくお願いしたいと思います。   それで、最初のほうにちょっと戻りますが、市のトイレの状況はどうですかと聞いたんですが、5年前あたりとほぼ同じということで、洋式便座が2基ほど増えている状況。その辺で車椅子対応も同じような箇所でということで、清掃に関しても、指定管理7か所とか民間14か所、そこはもうほぼ同じなんですが。   なぜ清掃の講習などを行っておりますかと聞いたのは、前回もすごいやはり清掃はしているとは言いながら、すごい汚いんです、申し訳ないんですが。掃除のやり方がちょっと私たちから考えると、公衆トイレだったらもっときれいであるべきだというところがあるんですね。やはりトイレの話が最近話題になってきたときにある人からも、公衆トイレ、何であんなに汚いんだと、清掃しているのかと、そういうところも言われたんですね。   前回お聞きしたときも行政側の方から、そういうところはやっぱり統一して、このぐらいはきれいにしてもらわないと困るとかというところで、お話とか講習していきますというお話だったもので、講習していますかとお聞きしたんですね。   やはり掃除の仕方によってかなり違うし、行ってみると、本当に、ああ、もう何でこんなにみんなが入るところなのに、もうちょっときれいにできないのかなというところもあります。また、周りが剥がれていたりとか何か貼った跡があったりとか、今DIYで何でもきれいにできる状況の世の中になっているのに、何でこんなに手をかけないんだろうというところがいっぱいあるんですね。   だから、そういうことを考えると、やはりもう少し、これ以上にちょっと洋式化はできないというところがあるんだったら、せめてきれいにしてもらいたいというのが市民の意見でした。   やっぱり今すごくトイレに関して、先ほども申しましたが、観光的にもすごく見直されているところがありますよね。先日、山新にも役所広司さんが映画でトイレの掃除をやるというところで、THE TOKYO TOILETというプロジェクト、アートプロジェクトチームが東京のまちの中のトイレを何か所かきれいにしてきたという話が新聞にも載っておりました。   やはりトイレは全国的に、田舎だから汚くても我慢しようという感覚は誰もないと思います。どこに行ってもトイレはきれいなところに行きたい、きれいなトイレだったら、もう安心して行ける。トイレがちょっと心配なところには観光にも行きたくない、そういうところもありますので、まずは清掃の面でどうでしょうね。何とかもうちょっと工夫したり、周りの壁紙だけはきれいにするとか、そういうことはできませんでしょうか。 ○議長  答弁を求めます。   竹田市民課長。 ○市民課長  ただいまの議員の御質問のほうにお答え申し上げます。   市民課といたしましては、公衆トイレ3か所管理しておるところでございますけれども、市民課のほうで委託しているところでは、清掃の講習についてやっているところもございますし、また、清掃した後に、こういった清掃しましたというような報告書もいただいているところでございます。   また、清掃については、問題なくやっていたとしても、使い方が問題あるということも考えられますので。   また、議員御指摘のとおり、施設の中でいろんな汚いところがございましたら、私ども含めて所管課でも適宜確認をしてまいりたいというふうに思っておりますので、そういった事例があったら、所管課で責任を持って対応させていただきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長  13番板垣致江子議員。 ○板垣致江子議員  なかなかそれぞれのトイレ自体で清掃する管理者が違うということもあるかとは思うんです。ただ、やっぱり使い方が悪い、その汚れと違う汚れが目につくと、私たちは非常に嫌なんですね。なので、その辺、真っ白に磨けという状況を言っていいのかどうか分かりませんが、やっぱり今洗剤的にもいいものがどんどん出ています。もしかしたら、例えば民間の業者で請け負わせていただいている方、あと個人で受けている、その清掃に関する用具とか、それから薬剤とか、そういうものはその委託料に含まれているんでしょうかね。 ○議長  答弁を求めます。   竹田市民課長。 ○市民課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。   市民課所管の部分になるものでございますけれども、委託業者のほうに清掃の用品についても含めた形で委託しているところと、市のほうでそういった清掃用具のほうを買い求めてお渡ししているところと、2通りございます。   以上でございます。 ○議長  13番板垣致江子議員。 ○板垣致江子議員  じゃ、その辺はしっかり統一していただいて管理していただいたほうが、同じような状況で使っていただいてしたほうがいいのかなと感じますので、その辺はよろしくお願いします。   最後に、花公園のトイレなんですが、5年前に、私、手すりつけていただきました、実は、和式トイレに。というのは、御婦人がやっぱり用を足したあと立ち上がれなくなるので、つけてくださいと、手すりをつけてくださいと。しっかりつけていただきました。だけども、また市民から、いや、洋式じゃなかったのよ、困ったのよ、そこからあっちまで行くのが大変だったのよというお話をいただきました。   あそこのトイレ、すごく外観されています、とてもすてきな雰囲気のトイレの外観です。これだけ新しいトイレだからと思って安心して入った途端に、わ、和式しかないとなったときに、そのところ、あの場所しかトイレを知らないお客さんたちは、どうしましょう、もう一回戻っていって、洋式トイレどこにありますかと聞いて、またそこから行かなければいけないとか、そういうふうなこともあって、やはり南陽市はバリアフリー観光も目指しておりますよね。それを考えると、あそこはしっかり洋式化、バリアフリー化して、きれいなトイレに私はしていただきたい。   面積的には結構広く取られているトイレなんでしたね。用具入れなんかも広く取ってあったりして、何とか工夫すれば、もう少しいい状態になるんじゃないかと思うんですが。洋式化できないかということで。   昨年コロナのことで学校関係のところを全部変えましたね、洋式化しましたね。今回体育館の2階もしてくださるということで、え、体育館の2階という、下は全面的に洋式にしてもらっているので2階のことまではちょっと考えなかったんですが。   そういうことを考えると、やはり花公園は観光客、まず菊まつり関係の観光客、それから花公園を目指してくる方たちも多いんです。私しょっちゅう聞かれるんです、花公園どこにありますかと。車で降りてきて、花公園どこにありますか、すぐ近くです、あそこですと教えるんですが、一般の方たちも何もないときもいらっしゃっているんです。それを考えると、観光にいらっしゃってくださっている方が、花公園を目指して来てくださっている方も多い。   また、子供たちもほかの市町村からバスで遊びにくる子供たちもいる。子供たちは、ましてや今和式トイレは慣れていません、どうやって入るんでしょうかということをまず、洋式だったら何とか子供たちも入ると思いますが、子供たちのトイレがあるのが一番いいんですが、そこまでできるのかどうか分かりませんが。   とにかくあそこのすてきな外観のトレイは、本当にバリアフリー化して洋式化しないと、菊まつりもちょっと来たお客さんも楽しんでいただけないし、あのぐらい多くの子供たちが遊んでいる場所、家庭でも皆さん家族連れで楽しんでいる場所、それを考えると、向こうの北側のトイレだけではやはり間に合わないと思います。あそこ走っている人、ランニングしている人、いろんな方たちを超えていかなければいけないんですね。やっぱりぶつかる可能性もあったり。   それを考えると、やっぱりこっちのトレイはしっかりと直していただきたいと思うんですが、最後にお聞きしてよろしいでしょうか、市長の考え。 ○議長  最後の質問で。   はい、市長。 ○市長  板垣議員がここまでおっしゃっておられますので、洋式化については、できるだけ早急に整備できるように取り組んでまいります。バリアフリーについては、建物ががっちりした構造なものですから、構造上対応できるのかどうか検討してまいります。   以上です。 ○板垣致江子議員  終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長  以上で13番板垣致江子議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでした。   ここで、暫時休憩といたします。   再開は11時5分といたします。 午前10時52分  休  憩 ─────────────────── 午前11時05分  再  開 ○議長  再開いたします。   休憩前に引き続き、一般質問を行います。 ─────────────────── 髙 岡 亮 一 議員 質 問 ○議長  次に、5番髙岡亮一議員。 〔5番 髙岡亮一議員 登壇〕 ○髙岡亮一議員  5番髙岡亮一です。   質問に先立ち、昨年3月議会において発議された、ロシアによるウクライナ侵略に断固抗議する決議に一人反対した者として一言申し述べさせていただきます。   ウクライナの南部へルソン州で6日に起きたカホフカ水力発電所のダム決壊が大きなニュースになっております。日本のマスコミは、ゼレンスキー大統領の言うままにロシア軍による破壊のように伝えていますが、真相はまだ明らかではありません。   昨年ウクライナは、このダムを破壊させて洪水を起こす試験を行っており、ロシアは国連事務総長に対してそのとき、カホフカ水力発電所に関するウクライナの挑発行為に注意を向けるよう求めていたことが明らかになっております。ロシア外務省は、水力発電所に対するウクライナのテロ行為を非難するよう国際社会に呼びかける一方、国連安全保障理事会に真相を明らかにすることを要請しております。   マスコミの一方的報道に惑わされることなく、実相解明に目を凝らさねばなりません。ロシアがなぜウクライナに攻め込まねばならなかったのか、世界の半分以上はそのことを理解しているのです。かつてない大きな世の変わり目にあることを認識して、しっかり自分の頭で考え、判断、行動していかねばならないことを改めて訴えて、質問に入ります。   最初に、1番、コロナ禍総括ということです。   議員に戻って3年が過ぎました。まさにコロナとともに歩んだ3年間でした。3年前の6月議会、22年ぶりの一般質問の冒頭でこう言いました。   世界中新型コロナで大騒ぎですが、冷静になってみると、コロナ自体については日本人はさほど恐れる必要もないように思います。   現在の新型コロナ感染者は1万7,000人、亡くなった人が922人ですが、2018年に日本でインフルエンザにかかった人が1,200万人、インフルエンザで亡くなった人が3,300人でした。また、アメリカの死者数が10万1,000人ですから、日本の922人はアメリカの1%以下です。人口10万人当たりにしても、アメリカの2.4%に過ぎません。アジアでは、モンゴル、ブータン、ラオス、ベトナム、カンボジアの5か国が死亡者ゼロということで、欧米人種とアジア人種の遺伝体質の違いも話題になっています。   また、統計が出た今年、今年とは、これ去年のことです。いや、2020年の1月から3月の全国の死者数を最近5年間の平均と比べると、今年は0.7%下回っています。自殺者に至っては9%も減少しており、一人で大変な思いをすると死にたくなるが、みんな大変なのでおのずと励まし合い助け合いの気持ちになれるのです。   こう、3年前の6月議会で述べました。新型コロナという感染症自体については、そのとおりでした。   しかし、その後、当時は思ってもいなかった別問題が派生して深刻化することになります。そうした実情を象徴的にあぶり出したのが、NHK謝罪問題です。   5月15日夜のニュースウオッチ9が、コロナワクチン接種後に亡くなった人たちの家族の発言を、新型コロナ感染症で亡くなった遺族であるかのような印象の放送を行い、ワクチン被害者の抗議を受けて、翌日の放送で謝罪に追い込まれたのでした。その背景は、新型コロナ感染症による死亡者を取材しようとしたがなかなか見つからなかったので、ワクチン接種後の死亡者を感染症死亡者に見せかけたのではないかとも言われています。   そもそも老衰で死んでも、交通事故で亡くなっても、コロナ陽性であればコロナ死亡者に数えられ、当事者も医療機関も経済的支援が与えられるという仕組みがおかしかったわけで、令和2年の12月議会で申し上げたように、明治19年の山形県のコレラ患者数2,217名、そのうち亡くなった人が1,510名、致死率は実に68%、コレラにかかったら最後、3人に2人は死ななければならなかった。感染すれば、即、死を覚悟しなければならなかった。それに比べれば、このたびのコロナ騒ぎは、パンデミックというよりむしろマスコミのおありに乗せられたインフォデミックであったのではないでしょうか。   ともあれ、令和3年の9月議会で主張した2類相当指定感染症から5類感染症への見直しがようやく1か月前から実現し、3年間にわたるコロナ騒ぎは余韻を残しつつも収まってきました。ただ、コロナ騒ぎのどさくさに紛れて、まだ治験中の得体の知れないワクチン接種強行の影響は、今後まだまだ予断を許しません。   そのことも併せて、一日も早くまともな世の中に立ち返るため、コロナ禍の総括ということで、改めてこの3年間を振り返り質問したいと思います。   最初に、新型コロナという感染症そのものの総括ということでお尋ねします。   1、南陽市における新型コロナ罹患者数と死者数は。   2、新型コロナ感染罹患の実態をどう総括するか。深刻視されたのは、どのような点だったのか。当初その実態不明のため2類相当指定感染症に分類され、それが大きな混乱を招いたと言えるのではないか。   2番目、次に、新型コロナという病気に対する恐怖によってもたらされた混乱の総括ということでお尋ねします。   1、新型コロナ騒ぎが市経済に及ぼした影響について。コロナ対策予算の総額とその効果は。   2、新型コロナ騒ぎが教育現場に及ぼした影響は。また、コロナ関連の予算の総額。   3つ目として、ワクチン接種についての総括ということでお伺いします。   1、ワクチン接種関連予算の市における総額は。   2、ワクチン接種効果をどう評価しているか。   3、ワクチン接種による副反応の南陽市における実態は。   4、HPVワクチン積極推奨の市長の真意をお聞かせいただきたい。   大きな2番目として、マスク化社会からどう脱け出すか。   大きな2つ目、マスク化社会からどう脱け出すかということを考えてみたいと思います。   この議場内、マスクしてないのは私1人。マスクの問題もコロナ禍に派生して起きてきたわけですが、私なりに重大な危機感を持ってこの問題を考えさせられているので、あえて独立して取り上げます。   5月8日になればみんな一斉にマスクを外すと思っていたのに、公的な場ではいまだに9割がマスク着用。外したくても外しにくい雰囲気。このまま放っておいていいのかという問題です。   まず、マスクの弊害についてどう認識しているか、お尋ねします。   次に、現況と今後についてどう考えるかについて、3つの方向からお答えいただきい。   1つ、公的機関の現況と市関連機関の今後の方針は。   2、教育現場の現況と今後の方針は。   3、市民に対しての働きかけは。   大きな3番です。GIGAスクールについてお尋ねします。   GIGAスクールが具体化して2年がたちました。GIGAとは、Global and Innovation Gateway for ALLの略で、全ての児童・生徒のための世界につながる革新的な扉を意味するとのことです。5,000億円以上費やした一大国家的プロジェクトだったわけで、その成果の検証は極めて重要です。   以下の3点についてお尋ねします。   1、子供たちはどう変わったか。   2、問題点はないか。   3、今後の課題は。   以上、壇上からの質問といたします。よろしく御答弁のほどお願い申し上げます。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 〔白岩孝夫市長 登壇〕 ○市長  5番髙岡亮一議員の御質問にお答え申し上げます。   なお、新型コロナの混乱の総括における教育現場の影響についての御質問と、マスクの教育現場の現況と今後の方針についての御質問、GIGAスクールの成果についての御質問につきましては、教育長より答弁いたさせますので御了承願います。   新型コロナ感染症の総括の1点目、南陽市の新型コロナ罹患者数と死者数についてでございますが、市の数字は持ち合わせておりませんので、御理解賜りますようお願いいたします。   参考までに、5月9日までの国内の累計感染者数は3,380万3,572人、死亡者数は7万4,694人、山形県の累計感染症数は23万1,254人、死亡者数は370人となっております。   次に、2点目、新型コロナ感染罹患の実態の総括についてでございますが、発生当初は未知のウイルスのため、どの程度の影響があるか不明な状況であり、重症化リスク、感染リスクが高く、社会機能の維持も困難になることが懸念されたことから、行動制限を伴う2類相当指定感染症とされました。国においては、急速な感染拡大を防ぐために、緊急事態宣言の発出をはじめ検査体制の構築やワクチン接種の促進等の感染拡大防止策を実施してまいりました。   この間の研究により、新型コロナ感染症はウイルスの変異によって変化する特徴があり、オミクロン株による流行では、アルファ株やデルタ株と比較して酸素療法や人工呼吸管理を必要とする重症患者の割合が低下していることが報告されております。   また、軽症から中等症患者に投与可能な経口薬が承認され、医療現場に安定的に供給されるようになっております。   このようなことから、5月8日から感染症法上の位置づけが5類感染症へ変更されたと認識しております。   次に、新型コロナによる混乱の総括の1点目、市経済に及ぼした影響についてでございますが、新型コロナウイルス感染症の長期化に加えウクライナへのロシアによる軍事進攻の影響により、世界的なサプライチェーンの混乱、燃料や原材料価格の高騰など、市経済に深刻な影響を及ぼしたと認識しております。   コロナ対策予算の総額とその効果についてでございますが、本市では新型コロナウイルス感染症対応及び燃料価格・物価高騰等への対策として、令和2年度から令和4年度までの総額で44億7,480万円を予算化し、臨機応変に必要な対応を実行してまいりました。   そのうち経済対策として、これまで第1弾から第20弾まで29の緊急経済対策事業を実施し、事業費の総額は約14億3,000万円となっております。主な支援内容としては、中小企業緊急経済対策利子補給・保証料補給事業、事業持続化給付金、新型コロナウイルス感染防止対策のための給付金など、事業者への積極的な支援を実施したことにより事業継続への一助となったものと認識しております。   また、市民生活・地元店応援プレミアムクーポン事業や全市民応援クーポン事業を実施したことにより、物価高騰の影響を受けた市民の皆様への支援として生活の下支えになったものと認識しております。   次に、ワクチン接種についての総括の1点目、ワクチン接種関連予算の総額についてでございますが、ワクチン接種関連予算は、令和2年度は1億9,831万8,000円、令和3年度は4,311万4,000円で前年度からの繰越しが1億9,233万8,000円、令和4年度は1億6,380万7,000円、前年度からの繰越しが1,608万2,000円、令和2年度から4年度までの総額が、4億523万9,000円でございます。令和5年度は、当初予算で8,190万2,000円、前年度からの繰越しが309万3,000円でございます。   なお、当初予算は接種回数等が未確定であったため年1回の接種分を計上しておりましたが、国の方針が決まり、今年度は春秋2回の接種を予定していることから、今定例会において9,492万9,000円の補正予算を提案しております。   次に、2点目、ワクチン接種効果の評価についてでございますが、日本で接種が行われている新型コロナワクチンは、新型コロナ感染症の発症を予防する高い効果があり、感染や重症化を予防する効果も確認されております。   厚生労働省によりますと、令和3年4月の臨床試験の追跡調査において、ファイザー社製の従来ワクチンで2回接種後、2か月から4か月時点での発症予防効果は90.1%であったと報告されております。ただし、コロナウイルスの変異によって免疫回避性が高まり、感染や発症を予防する効果は従来株への効果と比べて徐々に低下する可能性はありますが、重症化予防効果は比較的高く保たれていると報告されております。   ワクチンの予防効果は100%ではないことを踏まえると、接種後も引き続き感染対策を継続することが重要と考えられます。   次に、3点目、ワクチン接種による副反応の南陽市における実態についてでございますが、これまで集団接種会場内で御気分が悪くなられ、救護室を利用された方は55人いらっしゃいましたが、いずれも短時間で回復されております。   次に、4点目、HPVワクチン積極推奨の真意についてでございますが、一言で申し上げれば、がんで悲しむ方を減らしたいということです。   HPVワクチンは、令和4年4月より国の積極的勧奨が再開しており、現在12歳から16歳までの女性のみを対象とした定期接種や、接種の勧奨が控えられていた時期に定期接種の年齢に該当したため機会を逃した17歳から26歳までの女性への接種を行っておりますが、接種率は低い状況となっております。   ウイルスの感染がきっかけで起こるがんの一つが子宮頸がんであり、ヒトパピローマウイルス、HPVの感染が原因と考えられております。このウイルスは、女性の多くが一生に一度は感染すると言われるウイルスであり、一度でも性的接触の経験があれば、誰でも感染する可能性があります。定期的な検診とともにワクチンで感染を防ぐことが、がんにならないための手段であり、子宮頸がんはワクチン接種で防げるがんと認識されていると承知しております。   したがって、HPVワクチンを効果的な時期に、すなわち性的接触の経験が発生する前に接種していただきたいと考えております。   また、男性がHPVワクチンを接種することにより、HPVが原因とされる男性特有のがんを含む病気の発症を防ぐほか、大切なパートナーの子宮頸がんの予防に一定の効果が期待できることから、性別に関係なく接種をすることで男女双方の感染リスクの減少を図ることを目的に、南陽市では山形県で初めて6月から男性へのHPVワクチン接種助成を実施することといたしました。   次に、マスクの弊害についての認識についてでございますが、科学的な知見に基づいたマスクの弊害の存在につきましては承知しておりません。ただ、運動時にやや息苦しさを感じることや、顔の表情の認知が困難な傾向にあると認識しております。   次に、今後についての1点目、公的機関及び市関連機関の現況と今後の方針と、3点目、市民に対しての働きかけについてでございますが、市の施設の現況につきましては、厚生労働省が示しているマスク着用の考え方に従い対応することとしております。   具体的には、1点目としまして、個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断に委ねること。2点目としまして、例えば医療機関、高齢者施設などを受診または訪問する際や、混雑したバスや電車内など、場所に応じての着用を推奨すること。3点目としまして、感染対策をすることもやめることも強要されることがないように、個人の選択を尊重するよう配慮することとし、このことは、5月16日号の市報にも掲載し周知を図っております。   今後も国の方針、考え方を踏まえまして、適切な感染対策の普及、啓発に努めてまいります。   私からは以上でございます。 ○議長  答弁を求めます。   長濱教育長。 ○教育長  5番髙岡亮一議員の御質問にお答え申し上げます。   初めに、1点目、コロナ禍総括、新型コロナ騒ぎが教育現場に及ぼした影響は。また、コロナ関連の予算の総額はについてでございますが、1年目は、卒業式や入学式等儀式的行事、県中学校総合体育大会など、規模の縮小や中止をせざるを得ない状況がございました。   2年目は、様々な通知を受け、その都度対応を更新しながら教育活動を展開することになりました。断続的に臨時休業を実施しなければならない状況もあり、感染症対策と子供たちの学びの継続を両立させるために、知恵を出し合い工夫しながら教育活動を展開してまいりました。   3年目は、制限が少しずつ緩和された中で、教育活動についてもコロナ禍前の状態へと近づいてきたものと認識しております。   この間、多様な子供が集う学校ならではの集団的な活動や体験的な活動等の実施が難しく、仲間と共に汗を流したり感動を共有したりする機会や日常的な交流も減少し、子供同士、子供と教員、保護者の皆様と学校など、互いの信頼関係づくりにも影響があったものと捉えております。   一方、1人1台端末を活用した学習や制限の中での創意工夫のある取組は、協働的に学ぶ喜びを再確認するとともに、慣例にとらわれずこれまでの教育活動を振り返り、新たな学びの価値を創出することができたと認識しております。   なお、新型コロナウイルス感染症対応及び燃料価格・物価高騰等への対策予算のうち教育関連の総額は、3億8,797万円となっており、主にGIGAスクール関連事業や小中学校用衛生消耗品購入事業の予算でございます。   次に、御質問の2点目、マスク化社会からどう脱け出すかのうち、教育現場の現状と今後の方針についてお答え申し上げます。   現在、市内各小中学校においては、文部科学省が示している令和5年5月8日付、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルに基づき対応することとし、市教委としても保護者の皆様へ文書にて具体的対応をお知らせしております。マスクの取扱いについては、児童生徒及び教職員に対してマスクの着用を求めず、個人、家庭の判断を基本としております。   なお、基礎疾患があるなど様々な事情によりマスクの着用を希望する児童生徒がおりますので、マスクの着脱を強いることのないように、また、着用の有無による差別、偏見等がないように、適切な指導を確認しているところでございます。   現状といたしましては、常時マスクを着用している児童生徒もおりますが、着用しない児童生徒も徐々に増加しており、状況や場面に応じそれぞれが判断し、適切に着脱していると捉えております。   今後は、気温の上昇等による熱中症予防なども勘案し、児童生徒の安全安心な学校生活に向け、必要に応じ着脱の指導を行うとともに、保護者の皆様方からも御理解が得られるよう情報の提供、共有に努めてまいります。   次に、御質問の3点目、GIGAスクールの成果についてお答え申し上げます。   まず、1点目、子供たちはどう変わったかでございますが、1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、子供たちの情報活用能力などの学習の基盤となる資質や能力を一層確実に育成できる教育環境の実現を目指してまいりました。2年間の取組の中で、子供たちは1人1台のタブレット端末を学習ツールとして活用するスキルを高め、疑問に思うことを主体的に調べたり、自分の考えをグラフや図、写真を使って分かりやすく表現しようという意欲を高めたりと、多様な学習を充実させております。   また、電子黒板と併せて活用することにより、可視化された友達の考えから協働的な学びの中で自らの考えをより高めているといった効果について報告を受けております。   次に、2点目の問題点はないかについてでございますが、多くの情報を簡単に得ることができるようになったことで、適切な情報を主体的に取捨選択するスキルや情報モラルについて、児童生徒と共に考えていく必要性が高まっていると捉えております。   また、視力や姿勢といった成長期の子供たちの健康面の課題についても憂慮されるものと認識しております。   最後に、3点目の今後の課題はについてでございますが、ICT機器を効果的に活用した教育と同時に、本物に触れる機会を大切に、体験活動の充実を図りながら豊かな情操の醸成を土台とし、総合的な人間力の育成を図っていくことが重要であると考えております。   その上で、まず、2点目で申し上げた情報モラルや健康面に関する指導を充実させるとともに、児童生徒のスキルも高まってきたことから、より多様な活用の実現に向け、教職員の資質向上に向けた研修の実施やサポート体制を充実させる取組が必要不可欠であると捉えております。   さらに、ICT機器を活用すること自体が目的化してしまわないよう十分に留意し、子供たちが自らの学習を調整しながら主体的に学んでいく力を高めていくこととともに、不登校支援や特別支援教育の充実、教職員の働き方改革での活用などを通じて検証を重ね、学校教育が直面する課題の解決に向けて努めてまいります。   以上でございます。 ○議長  再質問に入ります。   5番髙岡亮一議員。 ○髙岡亮一議員  いろいろ内容豊富なあれで、答弁ありがとうございました。ちょっといろいろあるんですけれども、ちょっと絞っていきたいと思います。   最初に、HPVワクチン積極推奨の真意はということでお尋ねしたんですけれども、私の思っていたのとは、実は私、ちょっと5月3日、二十歳のつどいに参列することができました。壇上はほとんどみんなマスクなのに、参加者はマスクをしていない方が多かったようで、ほっとさせられました。   実はその前日、南陽市では下記により男性へのHPVワクチンの接種補助を実施します。なお、男性を対象としたHPVワクチンの接種補助は、県内初の実施となりますというファクスが入っていました。けげんに思っていたら、なんと式典の市長式辞がHPVワクチンの勧め一本でした。   話の導入が、30センチに込めた二十歳の決意という見出しのその日の山形新聞で、抗がん剤で髪の毛を失った人に医療用かつら用の髪を寄付するヘアードネーション協力、この集いを機に髪を切ったという二十歳になった浜田耀介君の紹介から始まり、子宮頸がんの話になりました。ワクチンの勧めは、女性だけでなく男性にも向けられました。女性特有の子宮頸がんや外陰がんだけでなく、男性自身の肛門がんや陰茎がん、中咽頭がんの予防にも効果があります。そして、自分が感染源となることを防止し、大切なパートナーの健康と命を守ることにつながりますと、自分のためだけではないことも強調されました。   実は昨年の9月議会の決算委員会で、若い女性がのたうち回るHPVワクチンの副反応動画を見て、私なりに非常に不安に思っているところですので、副反応の恐ろしさというものも頭に置きながら、この問題についても慎重に考えていただきたいというを要望しておきますと申し上げた経緯があるだけに、二十歳のつどいという晴れの場での市長式辞が、事もあろうにHPVワクチンの勧めに終始したことは、非常にショックだったことをお察しいただきたい。   そもそもHPVとはヒトパピローマウイルスの略で、皮膚病や性感染症の原因となるウイルスです。HPVウイルスに感染して子宮頸がんになるのは、1,000人中1人か2人です。しかも、HPVウイルスの90%は2年以内に自然消滅してしまいます。子宮頸がんで死ぬよりもワクチンで死ぬほうが18倍も多いということで、インドではHPVワクチンはもうけのためだ、児童虐待だとまで言って、ワクチン接種を進めるビル・ゲイツ財団による公衆衛生団体への資金提供を阻止しています。   薬は病人相手ですが、ワクチンは健康な人が相手ですから、その対象は無限です。銭金目的の企業にとって、これほどいいターゲットはありません。製薬業界のマーケティング戦略をしっかり見抜いて生きてゆかねばならない、そのことを教え諭すことが私にとっては重要と思うのですが、いかがでしょうか、お尋ねします、市長。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  髙岡議員が従来から主張されているワクチンの危険性については、私の認識ではメッセンジャーRNAワクチン、新型コロナウイルスの予防のために新たに取り入れられた技術のワクチンのみが、議員がおっしゃっている危険なワクチンという御主張の対象だというふうに思っておりましたが、このHPVワクチンについてもおっしゃっているということで認識しました。   このワクチン接種の推奨について、私も二十歳のつどいで市長の式辞として申し上げることには、相当な時間悩み抜きました。その結果、二十歳の皆さんが集団で集う場所というのはもう二度とないということを考えて、この機会に申し上げるしかチャンスはないために、二十歳のつどいで積極勧奨が控えられていた二十歳の皆さんにワクチンで予防できるがんであるということを知ってほしい、そして国も積極勧奨を控えていた時期の皆さんを救うためにキャッチアップ接種ということで無料で接種できる、女性は無料接種できる体制を整えている。しかしながら、男性もこれはピンポン感染するものでありますので、南陽市では一刻も早く男性にも予防してもらえるように独自の助成をすることとしたことをお話をさせていただきました。   これは、ワクチンでこのがんが予防できるのか、できないのかという認識だと思います。また、副反応の認識の相違であろうとも思います。   ただ、副反応があることは事実です。副反応のないワクチンはこの世に存在しません。例えば手術で全身麻酔を行いますが、そのときに患者は10万人に1人は目覚めることがない、このことに同意しますか、しませんかというサインをした上で全身麻酔を受けます。それと同様に、ワクチンやあらゆる薬剤についても様々な影響はある、しかし、それ以上に救われる命が圧倒的に多いといったことから、公衆衛生の観点上、全世界で接種されているものと認識しております。 ○議長  5番髙岡亮一議員。 ○髙岡亮一議員  私がコロナのワクチンについて反対するだけでなくて、いろんなワクチン、何でHPVワクチンが8年間も使われないままでいたのか、それなりの理由があるわけで、その辺についても市長なりに独自に調べていただきたいです。それで、私が先ほど申し上げたことも御理解いただきたい。ワクチンで亡くなっている人のほうが多いと、子宮頸がんよりも、そういった情報もあります。その辺、これ以上これもう言いません。もっと大事なことがまだあるんで。   マスクの弊害について、これ案外マスクの弊害についての認識が軽いなと、市長の答弁お聞きして思いました。   マスクの弊害について上げれば切りがありません。マスクをしていれば、血液中の二酸化炭素濃度が上がります。子供を対象にした研究によると、その影響は子供の年齢が低いほど大きく、たった3分で二酸化炭素は基準値の3ないし12倍になります。その分、当然血中酸素は低くなり、精神、身体に及ぼす影響は計り知れません。とりわけ妊婦さんの低炭素がお腹の子供にどんな悪影響を与えていることか。   世界のマスクの85%は中国で作られているそうです。日本の安価なものは、全て中国製と考えていいようです。   ドイツハンブルグの環境研究所の分析によると、特に安価なマスクからは数多くの化学物質が検出され、マスクの長期の着用は将来的な発がんと肺損傷に結びつく可能性が極めて高いとのことです。ドイツにおいてマスクの副作用についての多くの研究を統合した結果、新型コロナ感染症よりも長期のマスク着用のほうがはるかに健康に有害。特に児童には壊滅的と結論づけられたとのことです。   さらに、顔が半分しか見えないことの弊害も深刻です。   アメリカでは、言語の遅れを持つ乳幼児の率が364%増加したとの報道がありました。パンデミック以前の子供たちのIQを100とした場合、パンデミック中に生まれるかあるいは成長した小さな子供たちのIQ平均値は78という調査結果もあります。そして、恐ろしいのは、そのことに対する今からの根本的な対処方法は何もない、全てが手遅れだということです。3歳くらいまでの乳幼児期の脳の発達の遅れは、何をどうやっても後からは取り戻せないという現実です。   では、こうした弊害があるにもかかわらずマスクを外さないのはなぜなのか。   先日、東京駅のホームで新幹線を待つ間、1列並びのエスカレーターを上から見下ろしマスク着用数を数えたところ、おおよそ70、80%がマスクを着用していました。マスクをしていた自分の体験も振り返りつつ深刻に思うのは、顔を隠して生きることの気楽さを手放したくない、そんな気持ちが多分にあるのではないだろうかということです。この先一体どんな世の中が待っているのか。ふと振り返れば、お互い顔をさらし合って生きてゆける人間関係のありがたさ、かけがえのなさを今思います。   チャットGPTがここでも話題になりましたが、AIがどんどん人間に近づくのに反比例するかのように、人と人とのつながりがあって初めて人間と言える人間が、マスクによってどんどん自分だけの世界に閉じこもっていくことを何とかしなければならないと切に思うのですが、市長、いかがお考えでしょうか。 ○議長  市長。 ○市長  児童には壊滅的とおっしゃいましたが、うちに5人の子供がおりまして、1人は既に東京で学生生活を送っておりますけれども、その下の4人の児童生徒、誰も壊滅しておりません。壊滅した方がいらっしゃったら、連れてきて見せていただきたいというふうに思っています。   議員おっしゃっていることは、そういうふうに主張される方がおられるということは認識しておりますし、先ほどのHPVについても、そういった主張があることについては私も認識しております。   しかしながら、科学的に正しく情報収集して、分析して、判断して、行動しようとした場合に、マスクをしている群とマスクをしていない群で比較した結果、先ほどIQの話もなさっておられましたが、それが世界中の研究者からきちんと査読されて認められているのかどうか、そういったことが我々の行政としての行動基準、判断基準となるわけで、そうした意味においては、マスクについてそういった弊害が、世界的に権威のある団体や科学者によって既に結論づけられたという事実については、私は承知しておりません。 ○議長  5番髙岡亮一議員。 ○髙岡亮一議員  これ、私申し上げるのは、もう現実に査読済みの論文で数多く出されています。それ、ちょっとネットで調べれば、マスクがどんなに大きな影響を与えるか。今壊滅的だったらそれ連れてこいと、そういった問題じゃないでしょう。これからのことを心配しているんですよ、これからですよ、問題は。それを、前もって、そういう危険性があるんだったら、それを避けるのが当然でないですか。   私、先ほどの市長の最初の答弁聞きまして、弊害についての認識が甘い、まだまだ深刻に考えなければならない。で、私あえて自分の体験に照らして言ったんです。実際マスクしたほうがどこ行くにも気楽。もう顔見せないで、もう私、帽子かぶれば誰にも分からない。本当に気楽です。   果たしてそれでいいのかと。どんどんどんどん人間関係が、もう本当に顔分からないですよ、市の職員でも私は。3年前から、戻ってきて分からない人がいっぱいいます。たまたま酒飲む機会でマスクを外して、ああそういう顔だったのかと、これ現実。事の重大さをちょっとみんな一人一人考えていただきたい。マスクは何とか一日も早くみんな外せる、外す、そういった状態になってほしいと切に願います。   ちょっと時間ないので、最後、GIGAスクール。   これGIGAスクールね、これ教育長答弁お聞きしたけれども、これ、一番今問題になっているのは、やっぱり格差。いろんな学校内で実際にGIGAスクール、GIGAスクールというかタブレット。タブレットを積極的に使うことができるクラスとあまり使わない、それは地域にも大きな差がある。山形県の場合は、これ全国の統計ありますけれども、山形県の場合は毎日使うのが47%だけで、まあまあ中ぐらい、平均からすると低いようです。   ただ、この格差の問題をどういうふうに考えるかということで、これ私なりに思うのは、これ横並びを求めては絶対いけない、横並びを求めては絶対いけない。どんどんどんどんできる人はどんどんどんどん前へ進んでほしい。そして、その前に進んだ成果をどんどんどんどん外に出して、そしてみんながそれを一緒になってやっていく。もう格差は当然です。パソコン苦手、そういうのが苦手だという先生は当然いるわけで、だからそういう人をおもんばかって、ここまで行ったら悪い、それをやっちゃ絶対駄目。   そういう意味で、先ほどいろんな研修の機会というものをつくっておられるというのは教育長の答弁で意を強くしたんですけれども、何とかそういう事例発表なり、そういったことをやって、どんどんどんどん前に出る人はどんどん出ていって、新たなところをどんどん開発していってほしいと思いますけれども、その辺、学校教育課長。 ○議長  答弁を求めます。   佐野学校教育課長。 ○学校教育課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。   議員御指摘のとおりと私も承知しているところでございます。あくまでタブレットは学習のツールでございますので、使うことが目的化しないように、先ほど教育長が答弁しましたが、ツールを使って広がる学びの可能性、これが広がったということは、学校現場にとってかなりいい効果だなというふうに思っていますので。現在、南陽市の教育研究所でも研修の機会を増やしたり事例を集めて、広く教職員に共有したりということについて取り組んでいるところでございます。   今後もその努力は努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長  5番髙岡亮一議員。 ○髙岡亮一議員  これ、あくまでツールなわけですけれども、今教育が各地域で大きく変わるとすれば、これをどういうふうに上手にこのツールを使いこなしていくかということが大きな分かれ目になると思います。   そういった意味で、この南陽市から南陽市の教員の中でできるだけそういうふうな積極的なツール活用の機運、そういったものを巻き起こすような、そういった行政からの指導を要望して、私の質問を終わります。   以上です。ありがとうございました。 ○議長  以上で5番髙岡亮一議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでした。   以上をもちまして、通告されました6名の一般質問は全て終了いたしました。長時間御苦労さまでした。   質問された議員、答弁なされた執行部各位の労をねぎらい、今後の市政運営に生かされることを期待しております。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 散      会 ○議長  本日はこれにて散会といたします。   御一同様、御起立願います。   傍聴席の方もお願いいたします。   どうも御苦労さまでした。 午前11時56分  散  会