令和6年12月16日(月)午前10時07分開会 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 山口 裕昭 委員長  佐藤 和広 副委員長 出 欠 席 委 員 氏 名 ◎出席委員(15名)  1番 髙岡 遼多  委員   2番 大友 太朗  委員  3番 茂出木 純也 委員   4番 佐藤 和広  委員  5番 中村 孝律  委員   6番 外山 弘樹  委員  7番 佐藤 信行  委員   8番 小松 武美  委員  9番 濱田 藤兵衛 委員  10番 伊藤 英司  委員 11番 須藤 清市  委員  12番 山口 裕昭  委員 13番 島津 善衞門 委員  14番 高橋 一郎  委員 15番 板垣 致江子 委員 ◎欠席委員(0名) ────────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名 白岩 孝夫 市長         大沼 豊広 副市長 長沢 俊博 総務課長       穀野 純子 みらい戦略課長 佐野  毅 情報デジタル推進主幹 落合 秀志 財政課長補佐 板垣 幸広 税務課長       川合 俊一 総合防災課長 竹田 啓子 市民課長       髙橋 直昭 福祉課長 佐藤 幸代 障がい支援主幹    嶋貫 憲仁 すこやか子育て課長 山口 広昭 農林課長       渡邊 正規 商工観光課長 嶋貫 幹子 観光振興主幹     加藤 善和 建設課長 金子  健 上下水道課長補佐   髙橋 宏治 会計管理者 堀  裕一 教育長        鈴木 博明 管理課長 佐野 浩士 学校教育課長     大沼 清隆 社会教育課長 角田 朋行 史跡文化主幹     矢澤 文明 監査委員事務局長 山内 美穂 農業委員会事務局長 ───────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者 尾形 久代 事務局長 太田  徹 局長補佐 小阪 郁子 庶務係長 楠  賢史 書記 ─────────────────── 本日の会議に付した事件  議第57号 令和6年度南陽市一般会計補正予算(第6号)  議第58号 令和6年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 開      会 ○委員長(山口裕昭委員)  御起立願います。   おはようございます。   御着席願います。   これより予算特別委員会を開会いたします。   ただいま出席されている委員は15名全員であります。   また、本会議冒頭に報告がありましたとおり、財政課長、上下水道課長、選挙管理委員会事務局長が欠席のため、それぞれ補佐が代理で出席しておりますので、御報告いたします。   これより予算の審査に入ります。   本委員会に付託されました案件は、令和6年度補正予算2件であります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 議第57号 令和6年度南陽市一般会計補正予算(第6号) ○委員長  初めに、議第57号 令和6年度南陽市一般会計補正予算(第6号)について審査を行います。   当局の説明を求めます。落合秀志財政課長補佐。 〔財政課長補佐 落合秀志 登壇〕 ○財政課長補佐  〔令和6年12月定例会 予算に関する説明書により 議第57号について説明〕省略別冊参照。 ○委員長  この際、委員各位並びに当局にお願い申し上げます。   質疑、答弁は、ページ数、款項目を明示し、簡明に行い、議事進行に特段の御協力をお願いいたします。   これより質疑に入ります。   補正予算書の予算に関する説明書により行います。   歳入歳出全般及びその他附属資料10ページから23ページまでについて質疑ございませんか。   10番伊藤英司委員。 ○伊藤英司委員  歳出の13ページ、3款民生費1項社会福祉費1目社会福祉総務費、説明欄24低所得世帯の冬の生活応援事業費灯油購入等助成費について御質問いたします。   灯油購入等助成費は、昨年度は県からの助成費なども含め1万円だったと思うのですが、今年は1世帯当たり7,500円と聞いております。このマイナスになった理由とかございましたらお聞きしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ○委員長  答弁を求めます。   髙橋直昭福祉課長。 ○福祉課長  それでは、お答え申し上げます。   今回の県の1世帯当たり2,500円の追加分につきましては、財源に物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を充当しておりますが、本市におきましては、現在、追加可能な交付金がない状況でございましたので、東南置賜地区1市2町の取組を参考に予算を計上したところでございます。   以上でございます。 ○委員長  10番伊藤英司委員。 ○伊藤英司委員  東南置賜地区の状況を見ながらということでございますが、白鷹町や高畠町も昨年同様、1万円と7,500円ということで聞いております。   食料品の高騰や燃料費等も高止まりしたままで、低所得世帯の方々も大変厳しい状態が続いております。燃料代や物価高騰が落ち着くまでは、昨年同様でお願いしたいと思いますが、市長の考えをお伺いいたしたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  初めに、この補正予算を計上した理由については、先ほど福祉課長が答弁したとおりでございますけれども、現状の物価の高騰、燃料費の高騰、そして委員の御意見等も踏まえて、本定例会の最終日に昨年同様とすべく、追加の補正をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長  10番伊藤英司委員。 ○伊藤英司委員  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。要望となります。   以上です。 ○委員長  14番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  ただいまの質問に関連してですけれども、手続に関しての質問です。   5,000円をまず灯油で配布しますよということで、福祉課の窓口に来てもらう。その次、2,500円で来てもらう。その次また2,500円となるんでしょうか。つまり、1回来てすぐに全部を、先ほどの市長の話ですと最終日に修正案を出すということですので、1万円になるというふうなことであれば、その2,500円は例えば保留にするのか、それとも3回来てもらうような形になるのか、その辺どうなんでしょうか。 ○委員長  答弁を求めます。   髙橋直昭福祉課長。 ○福祉課長  お答え申し上げます。   今回上程させていただきました2,500円に、市長のほうから追加で、改めて市のほうで2,500円、合計5,000円の追加というふうになりますが、こちらにつきましては、既に手続を済まされている方につきましては、プッシュ型で入金させていただきまして、こちらからその旨の通知のみをお送りさせていただくということで考えておるところでございます。   以上でございます。 ○委員長  14番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  それを聞いて安心しましたけれども、つまり5,000円で申請をした方については後で、そのプッシュ型で通知とともに入金するというふうなことですね。   また、例えばまだ手続に来られていない方に関してはどのようになるんでしょうか。 ○委員長  答弁を求めます。   髙橋直昭福祉課長。 ○福祉課長  お答え申し上げます。   まだ手続を済まされていない方につきましては、窓口にいらした際につきましてはその旨を御説明させていただきます。   また、文書のほうでやり取りをさせていただく方にも、通知のほうでこのたび増額になったということで、一括で振込をさせていただきたいと考えているところです。   以上です。 ○委員長  よろしいですか。ほかに御質疑ございませんか。   11番須藤清市委員。 ○須藤清市委員  11番須藤清市です。   18ページの第10款7項、そして1目の学校給食費についてお尋ねをいたします。   ただいま、国内における物価の高騰、また近くの米の代金なども上がっている昨今でございますけれども、千人を超える、少数とは言いながらも大切な子供たちの給食、日頃の行政の御支援ありがとうございます。   これだけ高騰していきますと、単価ということからいきますと、どのくらいの推移で栄養素の確保などを留意しながら御利用していらっしゃるのかということがちょっと市民から意見がございまして、その点についてはいかがでございましょうか。 ○委員長  答弁を求めます。   鈴木博明管理課長。 ○管理課長  それでは、お答えを申し上げます。   南陽市の給食費につきましては、小学校が266円、中学校が322円ということで、平成31年度に値上げをしましてから給食費のほうは変わっておらず、ずっと推移をしているわけなんですけれども、ただいま委員から御質問がありましたとおり、物価のほうはずっと高騰し続けておりまして、そちらのほうには給食費とは別建てで、物価高騰対策費ということで市のほうで予算化をしまして、その物価高騰分を市の予算を投じて、1食当たりを266円以上の単価を確保して、栄養価もこれまでと全く変わらない内容で、給食のほうは御提供しているという状況でございます。   以上でございます。 ○委員長  11番須藤清市委員。 ○須藤清市委員  ありがとうございます。大変そういう施策を取りながらの金額の維持、また栄養の維持ということの内容は分かりました。   令和5年度の山形県が発刊した山形県学校給食の現況という資料を見てみたんですが、今、課長おっしゃったように小学校、南陽市は266円、高畠が305円、そして長井が253円、川西が301円、米沢が280円と出ておりました。   10年間前の数字を見ても、一番値上げがなっていないのが南陽でございまして、11円になっていますけれども、高いところは、高畠などは47円の単価が上がっているようでございます。   そういう中で、今のような対策費を考えながらの安心・安全なしかも栄養バランスのいい内容、大変ありがとうございます。   もう一つだけ、食育ということについては、大変南陽市は頑張っていらっしゃると思うんですが、特に食育についての給食に対するお考え方などありましたら、ちょっとお話を聞きたいと思います。 ○委員長  答弁を求めます。   佐野浩士学校教育課長。 ○学校教育課長  ただいまの委員の御質問にお答え申し上げます。   各校の食育全体計画というのを作成しまして、発達段階に応じた取組を進めております。栄養の面であったり、体の面であったり総合的な計画となっております。   給食の時間は、子供たちにとってとても楽しみな時間でありますので、そういった心も体も豊かになるような時間になるように努めているところでございます。 ○委員長  11番須藤清市委員。 ○須藤清市委員  分かりました。子供の郷土愛といいますか、地元意識の一番ベースになる食材、食料、そしてそういう配慮の中で給食を食べられているという子供の意識づけも含めて、どうぞ今後ともその方向の中で充実を図っていただきたいと思います。   どうもありがとうございました。 ○委員長  ほかに御質疑ございませんか。   3番茂出木純也委員。 ○茂出木純也委員  同じく18ページ、10款教育費4項幼稚園費1目幼稚園費の通園バス車両購入費について質問いたします。   通園バスの安全対策について、事故等がないように関係各所では注意をいただいていると思いますが、近年の酷暑における車内温度の上昇による熱中症など、心配点は様々あると思います。   そこで、現在の安全対策として、どのようなお考えをお持ちでしょうか。 ○委員長  嶋貫憲仁すこやか子育て課長。 ○すこやか子育て課長  ただいまの御質問にお答えを申し上げます。   こちらの通園バスにつきまして、今現在、中川地区で中川児童館の園児を御家庭から施設まで送迎いたしております。また、中川在住の未就学児を赤湯幼稚園にも送迎ということで車両を運行させていただいております。   どちらの車両につきましても、地域の方、また幼稚園教諭がバスに同乗いたしまして、乗降の際にその乗降の確認をいたしておるところでございます。乗降人数と、あと健康状況です。あとは、水筒等を皆さん持っていただいておりますので、その子供さんたちのバスの車内での状況に応じまして、その健康管理、水分補給等について促しながら、子供たちが安全に移動できるような工夫をしております。   以上でございます。 ○委員長  3番茂出木純也委員。 ○茂出木純也委員  ありがとうございます。   市内の児童・生徒、大切な宝でございますので、その登下校時の安全対策について、様々近年でもいろんな事件等ございますので、緊急時の連絡など、最近ではイノシシが出たということで緊急連絡網、登下校時による連絡網によって回ってきたところでございます。   また、隣の市町におきましても、登下校時による不審者などの情報、あとは強盗などの事件の逃走犯まだいますよという情報などがあると思いますので、その連絡網について、運用状況、今後ともしっかりとしていただきたいと、最後要望となります。よろしくお願いします。 ○委員長  ほかに御質疑ございませんか。   14番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  14ページの予防費、ワクチンのことでお伺いしたいと思います。   今回、男性HPVワクチンの追加予算計上があります。市長にお尋ねしたいんですけれども、これはこれで、いわゆる市単独の一般財源でやっているわけですから、かなりそういった強い思いがあるというふうには思っております。   一方で、市民の方から話が出るのは、それもいいけれども、帯状疱疹のワクチンに何とか補助できねんかよというふうなことを耳にします。そこについても、多分市長のほうの耳にも入っているのかなとは思いますけれども、それとのバランスというわけじゃないんですが、まるっきり100%補助するという場合と、何%補助するというルールはあると思うんですけれども、帯状疱疹ワクチンを、例えば今回は駄目ですけれども今後考えていく、全体のワクチン接種の予防費の中で、ちょっとうまく、アッパーが決まっているとすれば、ある程度、そういった形で何かできないものかなという市民の方の意見がありますので、市長の考えをお聞きしたいと思います。 ○委員長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  帯状疱疹ワクチンにつきましては、以前、伊藤委員からも御提言をいただいているところでありますし、また市民の方からも、私も同様の御意見を頂戴しているところでございます。   ただいま高橋委員からございましたことも踏まえて、その必要性などについては庁内でも議論しているところでありまして、できれば市独自に補助したいという思いはございます。   しかしながら、その財政状況等を総合的に勘案して、できるタイミングでやれればなというふうに思っておりますが、現在まだそこまで手がついていないことについては大変恐縮でございます。そういった思いでございますので、御理解賜りますようにお願い申し上げます。 ○委員長  14番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  じゃ、別の聞き方をしたいんですけれども、このHPVワクチン、男性も女性も、これは多分一般財源だと思うんですが、HPVワクチンに関しての累計額は幾らになっていますか。 ○委員長  質疑の途中ですが、暫時休憩いたします。 午前10時32分  休  憩 ─────────────────── 午前10時36分  再  開 ○委員長  それでは、再開いたします。   答弁を求めます。   嶋貫憲仁すこやか子育て課長。 ○すこやか子育て課長  大変申し訳ございませんでした。ただいまの高橋一郎委員の御質問にお答え申し上げます。   令和5年度と今年度分合わせまして、男性HPVワクチン任意接種の助成事業費、1,301万7,900円となります。   以上でございます。 ○委員長  14番高橋一郎委員。 ○高橋一郎委員  今のは男性だけですかね。女性のほうは分かりますか。資料ありますか。分かれば。 (「女性は全部国費」の声あり) ○高橋一郎委員  国費ですか、すみません。分かりました。   そのような形で、男性については、一般財源というふうなことでやっているということですから、つまり市長の思いがあると。例えば、今の話で、帯状疱疹ワクチンを接種する場合に例えば国費というふうな話、情報なんかあるのかどうか。ないよというふうな場合であれば、先ほど言ったように何とか財源を、一般財源を確保しながらやっていくという方向に、先ほどの市長の話だとはっきりしなかったものですから、どのような形になるのかなというふうに再度お尋ねしたいと思います。 ○委員長  答弁を求めます。   嶋貫憲仁すこやか子育て課長。 ○すこやか子育て課長  ただいまの委員の御質問にお答え申し上げます。   帯状疱疹のワクチン接種につきましては、今現在国で議論中でございますが、今のところまだ定期接種化になっておりません。そのため、帯状疱疹のワクチンの接種について事業を行うとなれば、今のところは、現在、南陽市の一般財源からの支援というようなことになります。   以上でございます。 ○委員長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  帯状疱疹については、まだ高齢者のみが、対象が65歳以上ということでありますけれども、HPVワクチンのほうについては、やはり約10年間にわたって積極的な接種勧奨が控えられていた。その間に、子宮の全摘を伴うようなHPV由来の疾患によって命を落とす方も、若い方もおられる、そういったような状況を鑑みて、市で独自に男性についても補助をしているところであります。   また、HPVについては、男性の定期接種化が現在厚労省の審議会で審議されておりまして、それを促す意味でも地方自治体として全国各地で、今、独自に支援を行っている自治体もございまして、南陽市でも補助しているということであります。   帯状疱疹も同様に、独自にやっている自治体があることは承知しております。そういった状況の中で、財政状況を見ながら、できるタイミングで支援を行えればという思いがございます。 ○委員長  ほかに御質疑ございませんか。   13番島津善衞門委員。 ○島津善衞門委員  帯状疱疹ワクチン接種を受けた島津でございます。   もう済んでおります。身近な人に、やはり大変な思いをなさっていた方がいらっしゃったものですから、素直に受けました。   それとはちょっと違うんですが、今回の補正予算とは直接関係ないんですが、多くの市民の方々から、今国会で議論されている103万円の壁について意見を頂戴しておりますので、当市の市長としての考え方をお尋ねしたいというふうなことで、関連して何点か質問させていただきますが、まず第1点は、この103万円の壁に対して、南陽市の住民税、その他の税収源はどの程度になると見込まれているのか。その件に関してまずお尋ねをしたいと思うのですが、この103万円の壁、税金でいえば103万円の壁、社会保険でいえば106万円の壁とか、いろんな壁があるというふうなことで、今回の衆議院の目玉として、国民民主党だっけか、が出されたというふうなことなのですが、この代表そのものが、ちょっと報道でアクシデントがあるようですが、この方、2006年の自身のブログの中で、絶対不正をしない、絶対に不倫をしないとおっしゃっている政治信条を持っている方が、今回の衆議院選挙でそういうことをおっしゃっているので、どこまで本当に103万円の壁が国民のためだというふうなことで頑張っていらっしゃったのか分かりませんが、この辺について、まずは第1点としては南陽市の住民税その他の影響はどの程度来るのか、それをまず教えていただきたい。   まず第1点。1点ずつでいいですか、まず1点からお願いします。 ○委員長  板垣幸広税務課長。 ○税務課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。   今、103万円の壁と言われておりますのは、所得税の基礎控除プラス給与所得控除を足しまして103万円というのが限度になっているわけでございますが、住民税でいいますと、基礎控除が43万円ございまして、それにちょうど103万円になるには、75万円を足して103万円から75万円足して178万円、こちらが限度額ということで、国の今、議論になっているわけでございますが、今回の部分でありますと、先ほど申し上げた43万円に差額の75万円を足して118万円という金額になるんですが、そういう計算で前提とした場合、ちょうど南陽市の令和5年度の決算をベースに計算しますと、これあくまでも試算ということで考えていただければありがたいんですけれども、その場合で、市民税で課税額ベースで約5億円相当ということで、今考えてございます。   以上であります。 ○委員長  13番島津善衞門委員。 ○島津善衞門委員  分かりました。   じゃ、市民の方々から南陽市どういうふうなことになってんなやとお尋ねがあった場合は、178万円ベースで考えれば、令和5年度基準でいえば大体5億円というふうなことで、私たちは答えればいいというふうなことでよろしいですね。ありがとうございます。   次に、市長にお尋ねしたいんですが、ちょっと今問題になっているのは、扶養控除の件が出ています。   民主党政権時代に、子ども手当を出そうと、現金で支払おう、直接届けようというふうなことにしたときに、扶養控除がなくなりましたよね。子供の、特定年少扶養控除、なくなりました。これ、私たちが子育てしていたころは、1人頭たしか38万とか、そういうふうな金額があったと思うんです。だから、所得、収入から38万円を引けたんですね。それが今38万円子ども手当払っていないですよね、1人当たりね。年間で。これは大きいなと私は思っているんです。   本来ならば、やっぱり税の考え方からすれば、所得から引いて扶養控除してやるというのが一番よくて、子ども手当を所得がある人にもない人にも一斉に皆払うという考え方は、所得が少ない方への扶養というふうな考え方を基準に考えれば、ちょっと違うのでないかなと私は思っているんですが、その辺について。   それからもう一点は、配偶者控除は、所得によって配偶者の控除率が変わってきます。やはり、そういうふうな形に持っていくべきなんでないかというふうに思っているのですが、市長の御見解をお尋ねしたい。 ○委員長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  一般的なことではなくて、税の制度根幹に迫る御質問なので、お答えし切れるかなというふうに思っているんですけれども、手当がいいのか控除がいいのかという件については、ちょっと難しいところですね、議論が分かれるところで。   ただ、国が行う施策も地方が行う施策もそうですけれども、大変な方に下支えとして、生活を保障するものとして行うべき施策と、それから裕福な方も含めた全国民に対して行うべき施策というものは、現在の財政状況等考えれば、よくよくきちんとした理念に基づいて、長期的に設計された制度において行うべきだろうというふうに思っております。   そして、この103万円の壁のことでありますけれども、これにつきましては、今、税務課長から約5億円の減収という話がありましたけれども、5億円減収になった場合に、地方で減収したときの国の補?の制度がありまして、75%は地方交付税として措置されるということにはなっております。   したがいまして、5億円で75%が措置されれば25%の1億2,500万円が実質的な減収ということになります。だから大丈夫だということでは全くなくて、毎年毎年1億2,500万円が減収になったら、これは本市としてはもう相当なダメージを受けざるを得ません。様々な施策が遂行、執行できなくなります。   そうした意味において、もし仮に実際にこの103万円の壁について何らかの緩和が行われた場合には、地方自治体の行政に影響を及ぼさないように、国においてはしっかり責任を持って国の財源で措置していただきたいというふうに思います。   一方で、103万円の壁が就労の妨げになっている、そのことがこの人手不足の状況の中でより重い負担に、負担といいますか人手不足を緩和することの逆の方向に働いている、前はそうでもなかったかもしれないですけれども、今の状況では、よりそれが阻害要因となっている。そのことが、経済が回っていくことの妨げにもなっているという意味において、103万円の壁というのは、何らかの緩和が図られるべきだというふうには思っております。 ○委員長  13番島津善衞門委員。 ○島津善衞門委員  市長も私も若い頃、会計事務所出身なので、あえてそういう質問をさせていただきました。   確かに、税負担にするかどうするか、ただ教育の義務という憲法からいけば、給食費の無償化は、私は当然だと思っているのですが、こういう問題に関しては、所得のある人ない人、ない人に対してどういうふうな補助をしていくか、そういうふうな観点で分かれてくるものではないかなと。それを一緒に考えているような傾向があるなというふうなことで、非常に心配しているんですね、税制の在り方について。   というふうなことで、ちょっとお話をさせていただきました。ありがとうございます。   それから、もう一点です。社会保険の壁というのが、年金の壁とか、そういうふうな問題が出ておりますが、これ厚生労働省が所管しているわけですよね。厚生労働省が以前、いろんな問題がありました。2001年にグリーンピア問題、こういうのが出て、年金の勝手な使い回しをして、いろんなことをやっちゃったというふうなことがあります。これにどんな問題があったのかというふうなことですが、厚生労働省が、預かる金が大きいものだから、社会保険庁長官の交際費に使ったり、公用車をどんどん新しくしていったり、それから、社会保険庁の職員の福利厚生に係る費用、社会保険大学校のゴルフ道具を買ったり、マッサージ機器を買ったり、職員がミュージカル鑑賞やプロ野球観戦したと、こういう問題がありました。その後出てきたのが年金で、消えた年金問題です。   このような形で厚生労働省、過去に2回大きなミスをしています。それが今回の年金機構に変わったもともとの原因、それから社会保険の根本的な問題じゃないかなと私は思っているんですね。   この2021年度の財務省ベースでいうと、特別会計で年金が92兆なんですよ。とんでもない金を厚生労働省が所管しているわけなんですよ。こういうことがあるからおかしいんだろうなと。これはやはり税に一本化すべきでないかと。厚生労働省はきちっと支払うほうだけをしっかり管理して、頂くもの、国民のために徴収するものは税の一本化にしていって、こういう特別会計をなくしていかなくちゃならないんじゃないのかなと。そうすれば、今のような手続もまだまだ簡素化なっていくんじゃないかと。   それから、この税の問題と社会保険の問題も解決できるのでないかと、私はそのように考えるのですが、その辺の考え方について市長はどのように考えますか。 ○委員長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  まさしく、社会保険料なのか税なのかという議論は国民生活全般に影響を及ぼす根幹的な議論でありまして、ぜひ島津委員の見識を国のしかるべきところにもお伝えいただいて、よい議論が行われるように期待しております。   130万円の壁については、本当にそこは社会保険に加入したその社会保険料が発生して、将来の手取りが増えるのか増えないのかということについては、まさしく壁というか崖になっているという問題でありますので、これはもう本当に、103万円もそうですけれども、より生活への影響が大きい問題として、地方財政に影響を与えない、国民生活にも影響を与えないようなよい改善がなされることを期待しております。 ○委員長  13番島津善衞門委員。 ○島津善衞門委員  ありがとうございます。   要するに、こういうふうな年金制度が、例えば年金制度の話に変えますけれども、年金制度がいつからできたかと、一番最初は船員の年金問題から、保険から出ているんですね。その後、働いている労働者の方、それから自営業者、農業者の方々というふうに年度を変えて少しずつ波及していって、1961年、今の年金システムになって、日本国民みんなが年金に入るようになった。   だけど、この前も私質問しましたが、国民年金の基礎年金はちょっと安過ぎるでしょうと。もっと上がるべきじゃないのかというふうな提案をさせていただきました。もう1961年に国民皆保険になったんだから、本来ならばその時点で税に振り替えるべきなんですね。そうすれば今のような税の問題、保険の問題、いろんな問題は出てこないし、それから各種手続の複雑な問題も出てこない。そういうふうにすべきだったのでないかなという私持論を持っていますので、そのような形で今後も、市長のほうからも何らかの機会があれば、私も頑張りますから、市長にも努力していただきたいという要望をして終わります。 ○委員長  ほかに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり) ○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。   これより討論に入ります。   討論の希望ございませんか。 (「なし」の声あり) ○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。   お諮りいたします。議第57号 令和6年度南陽市一般会計補正予算(第6号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第57号は原案のとおり可決すべきものと決しました。   ただいま審査の途中でありますが、ここで暫時休憩といたします。   再開は、11時10分といたします。 午前10時57分  休  憩 ─────────────────── 午前11時10分  再  開 ○委員長  再開いたします。   休憩前に引き続き審査を行います。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 議第58号 令和6年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) ○委員長  次に、議第58号 令和6年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について審査を行います。   当局の説明を求めます。落合財政課長補佐。 〔財政課長補佐 落合秀志 登壇〕 ○財政課長補佐  〔令和6年12月定例会 予算に関する説明書により 議第58号について説明〕省略別冊参照。 ○委員長  これより質疑に入ります。   事業勘定の歳入歳出全般32ページから33ページまでについて質疑ございませんか。 (「なし」の声あり) ○委員長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。   これより討論に入ります。   討論の希望はございませんか。 (「なし」の声あり) ○委員長  討論の希望がありませんので、討論を終結いたします。   お諮りいたします。議第58号 令和6年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○委員長  御異議なしと認めます。よって、議第58号は原案のとおり可決すべきものと決しました。   以上で、本委員会に付託されました補正予算の審査は終了いたしました。慎重な御審議を賜り、誠にありがとうございました。委員各位の御協力に対し、深く感謝申し上げます。 ─────────────────── 散      会 ○委員長  これをもちまして予算特別委員会を散会いたします。   御起立願います。   どうも御苦労さまでした。 午前11時13分  散  会