─────────────────── 小 林 武 夫 議員 質 問 ○議長  次に、20番小林武夫議員。 〔20番 小林武夫議員 登壇〕 ○小林武夫議員  おはようございます。   それでは、私から一般質問をいたします。   まず最初に、先ごろ、7月に行われました市長選挙において見事当選の栄を勝ち取られました塩田秀雄市長には、まずもってお祝いを申し上げます。   また、同時に行われました市議補選において、南陽市議会では初めての女性議員として板垣致江子議員が当選されました。「南陽市にさわやかな風を」というスローガンを掲げておりましたが、市民の皆さんが注目しているものと思われます。お祝いを申し上げるとともに、これからの御活躍を期待しております。どうぞ大いにさわやかな風を吹き込んでいただきたいと思います。   さて、塩田市長については、つい先ごろまで我々と同じ議席で、同僚議員として一緒でありましたが、これからは、議場では質問する側と答弁する側と、全く違う立場になりました。塩田市長においては初の定例会一般質問ですし、私も一般質問はしばらくぶりでありますので、お互いよろしくお願いをいたします。   今回の質問は、通告しているとおり、市長選挙関連の内容であります。   最初に、市長選挙を振り返っての感想や、見事に射とめた市長のいすの座りぐあいなどについてお聞かせを願いたいと思います。   次に、市政担当の政治理念、政治姿勢についてお聞きしたいと思います。   3番目、市長選挙で市民の皆さんに公約されたこと、訴えられたことについての質問であります。一部重複しているもの、議案として提案されているものなどありますが、次の点について具体的にお聞きしたいと思います。市長、助役の給与、退職金の半額、中学校給食、市内循環バス、市長公用車廃止についての4点であります。   最後でありますが、南陽市は市民の声が通らない市政だと訴えておりました。これについても、具体的にどういうことか、市長としてどう改めようとしているのかお聞きしたいと思います。   以上、質問は簡単ですが、大事な内容でありますので、しっかりした答弁を求めたいと思います。   終わります。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 〔塩田秀雄市長 登壇〕 ○市長  20番小林武夫議員の御質問にお答えを申し上げます。   初めに、市長選挙を振り返っての感想についてでございますが、このたびの選挙につきましては、私なりの政策を掲げ、精いっぱい訴えてまいりましたが、多くの方々から共感をいただいたものと受けとめているところでございます。   また、市長のいすの座りぐあいについてのお尋ねでございますが、感じたことは、責任の重さでございます。なお、市政を預かる立場として、間違いのないかじ取りをしてまいりたいと考えているところでございます。   2点目の、市政担当の政治理念、政治姿勢についてでございますが、市民の声が直接届く行政、そして、市民が主役の清潔で信頼される市政の構築を目指してまいりたいと存じております。   そして、その実現のため、第1に情報の公開を積極的に行い、説明責任を果たしていきたいと考えております。第2に、積極的に市民の声に耳を傾けてまいりたいと考えているところでございます。第3に、あらゆる場面で、私自身、みずからが率先して実行する姿勢を示し、さまざまな改革に勇気を持って取り組めるようにしたいと考えております。   また、私自身の信念につきましては、本定例会の開会に当たってのあいさつの中で所信を申し上げましたところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。今後具体的に施策を展開してまいりますので、御指導を賜りますよう、特に先輩議員の皆様方にはお願い申し上げる次第でございます。   次に、市長選挙の公約の具体策についての1点目、市長・助役の報酬の半額についてでございますが、本定例会に半額とする条例の改正案を提出いたしているところでございます。   2点目の中学校給食について及び3点目の市内循環バスにつきましては、6番松木新一議員の御質問にお答え申し上げたとおりでございますので、御理解を賜りたいと存じます。   4点目の市長公用車廃止についてでございますが、既に廃止をいたしてございます。私の通勤においてはマイカーを使用しておるところでございまして、出張等の公用にはタクシーを利用し、これまで議長と共用していた車両については、議長車として運行することにしており、あいているときのみお借りをしている状況であります。   次に、市民の声が通らない市政とはについてでございますが、選挙を通じて申し上げましたことは、実際に座談会の開催や市民との対話の機会があるかどうかということではなく、市民の声に対し真摯に耳を傾ける姿勢について、どうあるべきかを訴えてきたつもりでございます。   私は、移動市長室のような、みずから地域に出向き、積極的に聞き役に回るような手だてを検討いたしているところでございます。また、市民との対話の機会については、行政側がおぜん立てをするよりも、地域の実情に合わせ、行事等に積極的に参画しながら対話を深めるようなことも検討してまいりたいと考えているところでございますので、御理解を賜りたいと思います。   以上であります。 ○議長  再質問に入ります。   小林武夫議員。 ○小林武夫議員  それでは、再質問をさせていただきます。   私もしばらくぶりの一般質問でありますが、まさかこういうことになるとは思っておりませんでしたので、別の質問を予定しておりましたが、今回は市長選挙関連質問ということにさせていただきました。資料だけはいっぱい用意してみたんですが、そちらでの質問は全く簡単なもので失礼をいたしました。その分、もしも再質問の方に少し時間がかかる場合があったら、よろしくお願いをいたします。   全く先のことはわからないということを「一寸先はやみ」と言いますが、まさか塩田市長とこういう場面になるということは、これっぽっちも思っておりませんでした。人生とは、人が生まれたときから死ぬまでのことだと思いますが、今回市長選挙で、わずか1カ月そこらで世の中が変わったわけで、塩田市長にとっては、多分人生の最大のドラマ、これから長いこと生きていても、これ以上のことはないと思います。全く、実に大したものだなと思っております。ただただ感服するばかりでございます。   塩田市長の所信の表明やら、また、政治理念・姿勢などについて、ただいまお伺いいたしたわけでございますが、どうぞ頑張って市政を担当していただきたいと思っております。所信表明なども、最初はしないとか何か言っておりましたが、せっかくすばらしい選挙をやった初めての定例会でありましたので、所信表明はやるべきではなかろうかと私申し上げてきたのですが、簡単ではありましたが、やられてよかったのではないかと思っております。   それで、政策課題について、4つほど質問として載っけていたわけでありますが、松木議員の質問とも重複などをしておりますし、議案で上程されているという問題もあり、これからそれぞれ委員会で検討するということになるかと思いますが、中学校給食、市内循環バスの問題、これについては、御承知のように市民の皆さんの要望が非常に多い。学校給食などについては、アンケートをとれば大体、今8割方そういうことをやってくれということを言われているようですし、市内循環バスについては、今までの市長との市政座談会の中では、各地区どこでも出ているというような状態になっているわけです。   それで、それぞれ検討委員会を設置してやろうということのお話でありますが、できる限り早くといいますか、学校給食は来春4月からやるということですし、循環バスの問題についても、できる限り早く進めるように、検討委員会の結論を出して、予算をとって実施をするというようなことをしてほしいなと思っております。   それで、大体この給食とかバスの問題については、これから検討するというふうなことではありますが、ざばっとした概要で結構でありますが、大体予算として何ぼくらいかかるものなのかお聞かせを願いたいと思います。   それから、市長の公用車の廃止でありますが、もう既にマイカーで通っているんだというようなことでございます。大変立派なものだなと思っております。   ただ、市長の立場上というか、仕事上、お酒の入る機会もいっぱいあるわけでありますので、マイカーで、市長公用車で送り迎えをしなくてもよろしいというふうなことは、今までの例を見ても、なかなか継続するということは大変なんですね。今までの市長さんも、マイカーで通うと言って、駐車場まで用意していた市長さんもおりましたが、3日でやめたというようなことがありますし、その後、今度は長井線で通うんだと言って、南陽市長は長井線で通っていると新聞に出た途端、これもやめてしまったと。そういう事例があるので、これから長い4年間ですから、継続するのは大変だとは思いますが、ちゃんと守っていただきたいなと思っております。   この市長の公用車の廃止の問題については、前の市長さんが出ましたときに、私、前の市長さんを8年前応援しませんでした。別の市長候補を応援したんですが、そのときに、九州大分県の臼杵市というところで市長車を廃止しようというようなことが出ておりましたので、早速南陽市の当時の市長選挙の政策に、市長車については廃止しますというようなことを、私、つくった政策でのせた覚えがあります。今、そういうようなことが実施されているというふうな時期になっているわけですが、どうぞ、しっかりこういうお約束は守っていただきたいと思います。   それから、市民の声が通らない市政だというふうなお話を市長選挙ではしておりました。チラシにも載せておりました。具体的には、市政座談会、これは形ばかりだ、役に立っていないというように、厳しい批判があったわけです。それで、総務課より今までの市政座談会の内容について、資料で全部いただいたわけでありましたが、見せていただきますと、いろいろな各地区の要望が出ております。そして、実現したものもあるし、もちろん、実現しないというようなものもあるわけでありますが、なかなかそれぞれの地区でいろいろな問題を抱えているものだなと思って、見させていただきました。   それで、例えば、私の漆山の場合でありますが、児童館を漆山で実施いたしました。平成12年4月1日でありましたが、この児童館を開く前に、平成11年、前の年の秋の市政座談会で、漆山の座談会で保護者から、今度保育園を卒園して学校に入るんだけれども、1年生で、うちに親もいないし大変だと。ぜひ、漆山にも児童館をやってくれというような要望がありました。それで、当時市長は、「よしわかった、来春からしましょう」ということを言ったんです。それで、担当課の方は、その準備のために大変苦労したと思っておりますが、そういう点では、この市政座談会というものは役に立つというものはいっぱいあるんではなかろうかなと私は思っております。   市民の皆さんの声を市政に反映するにはいろいろな方法があるわけですが、議員を通してやるという昔からの、何といいますか、古典的な方法があるかと思いますし、議会への請願や陳情という文書でする方法もありますし、また、直接担当課に来る、市長に行くというような方法もあるわけですが、昔と違って、昔は殿様に直訴をするといえば首がかかっていたわけでありますが、今、日本は民主主義の時代ですし、そういうことはありません。いつでもこういうことを自由にやれるわけです。また、むしろ、今は逆に、市長側で直接市民の意見や要望を聞くというような方法をとっている。これがいっぱいあるわけです。   この1つが市政座談会というふうなことになるわけでありますが、塩田市長においては、この市政座談会というものをやめるというようなことになるんですか。まず、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長  ただいま20番小林武夫議員の一般質問中でありますが、ここで暫時休憩といたします。   再開を11時18分といたします。 午前11時03分  休  憩 ─────────────────── 午前11時18分  再  開 ○議長  再開いたします。   答弁を求めます。   市長。 ○市長  ただいまの小林議員の再質問でありますが、なかなか聞き取りにくいといいますか、何を質問しておったのかちょっとわかりませんが、1つは、中学校給食並びに循環バスの予算と、こういうことなのかなというふうに受けとめました。   ただいまの質問ですが、これにつきましては、先ほど申し上げましたように、今盛んに調査研究、検討中と、こういうようなことで、明確な予算規模がわかる状況になっていません。確かに、給食についても、多少設備的なものもありましょうし、人的なものもありましょうし、大まかで、最初ですから、今年度は初期投資もございますので、四、五千万円程度の予算がかかるのかなと、こんなふうに、あくまで私なりに試算をしているところであります。   また、バスについては、そのやり方ひとつで、先ほどお話あったように、単純に循環バスなのか、あるいはそのバスもどのような方法でやるのか。市の自前のワゴン車等のレベルなのか、マイクロバスレベルなのか、あるいはデマンドを採用すれば、どの程度の予算がかかるのか、これらも今検討中でありますので、数字を出すことは極めて難しいんで御理解いただきたいと、こんなふうに思っております。   それから、公用車の件につきましては、運転手つきの公用車を廃止したいというのが私の本意であります。したがって、これから民間委託になるのかどうかわかりませんが、そういった形で、相当経費を節減した形での車の利用方法、これを検討してまいりたいというふうに思って、当面、そうした考え方が整理でき、予算関係もきちんと張りつくことができるまでは、自分で、マイカーで登庁したいと、そんなふうに思っておるところであります。   それから、もう一つありました市政座談会の件でありますが、市政座談会については、今年度につきましては、先ほども申し上げましたように、基本的には継続してまいりたいと。ただ、一方的に陳情会のような形ではなくて、いろいろと市民の皆さん方の声を聞ける形態を考えてまいりたいと。   それからもう一つ、先ほども申しましたが、公民館になるのか、具体的にはまだわかりませんが、私みずからが出張する市長室といいますか、そんな形で、半日程度各地区にみずから出向いて市民の皆さん方の御意見を賜りたいと、こんなふうにも思って、早速その指示はもう既にしているところであります。これは月1回するようにというようなことで指示をしております。   さらには、各地区の大きなイベント、こういったときにお話を聞く機会を30分なり1時間なりの時間をとっていただけないでしょうかと、こういうことも各公民館を通して浸透できるようにということで、指示をしているところであります。   そういった形で、できるだけ市民の皆さん方の声を真摯に受けとめる機会を多くしていきたい、こういうふうなことで努力をするつもりでいますので、御理解いただきたいと、こんなふうに思います。   以上です。 ○議長  再々質問に入ります。   小林武夫議員。 ○小林武夫議員  大体のお話をお伺いいたしましたが、一般質問では個別の政策・課題については詰められません。大筋の考え方がわかればいいと思いますし、あとの人の質問にも出てくるようなので、お任せをいたしましょう。市民の声をなるべく聞くような機会をいっぱいつくりたいというようなことですが、ぜひそうやっていただきたいと思います。   それでは、ここで選挙のときのスローガンについてお聞きしたいと思っております。選挙のスローガンは、簡単な言葉で有権者を引きつける、票を自分の方にいただく、こういう点では実に重要な役割を果たすものであります。   それで、これは塩田市長のリーフレットでありますが、「清潔で信頼される市政の実現」となっております。中を開いてみますと、「政治は愛」ということが載っております。大変すばらしいことだなと思います。所信表明においても、市民本意の市政、清潔な市政、信頼の市政ということを強調しておられました。これらは、市民のだれもが望んでいることであると思います。ただ、悪いけれども、塩田市長がそういうふうなことを言われましても、どうも私はイメージとは合いません。悪いけれども、どうもぱっとしないんですね。   ですから、スローガンというのは、大体その人のイメージに合うわけです。例えば、指先に力をがんがんと入れて「改革だ」とやるのが自民党の小泉純一郎総理大臣でありますが、彼が言えば、まさにぴったりするような感じがするわけです。ですから、今、改革だという言葉は、自民党政治に対して本来野党が使っていたのですが、どうも影が薄れているという状況になっていると思います。これに対して、豪腕政治家だと言われている民主党の小沢一郎代表は「日本維新」とこうやるわけですが、これもなるほどと納得するわけであります。また、「政治は愛だ」と言ったのは民主党の前の代表の鳩山由紀夫さんでございますが、彼がそういうことを言うと、なるほどなと思ってしまうわけであります。   ですから、本当に塩田市長が清潔な市政、信頼ある市政をやれるのかどうかという点で、私はひっかかるものがあるわけでございます。まず、今まで塩田市長とは20年さきのおつき合いがあるわけですが、これも悪いけれども、正直、塩田市長がそういうことを思っていたということは、余り感じ取れませんでした。これは、私ばかりではないような感じがするわけです。   この春から、私は置広議会に出ておりますが、各地区の議員さんもいるわけでありますが、ちょうど南陽市長選挙の時期に置広の議会が何回かあったんですが、塩田候補、その後は塩田市長になったわけでありましたが、これが大変話題になっておりましたが、どうも、塩田市長の姿勢からそういうことを感じているという人は、正直余りいなかったのではなかろうかなと思っております。   それともう一つ、今、塩田市長は裁判をやっているわけです。訴えられているわけです。被告ということになっております。裁判は傍聴できますので、私、あなたの裁判については最初から傍聴させていただきました。裁判の名前は何という名前か。不当利得金返還請求事件という内容の裁判なんです。ですから、これを簡単に砕いて言えば、不当でありますから、正当でない方法で得た利得金、もうけた金を返してほしいという裁判になっているわけであります。   これは裁判ですから、結果はどのようになるか。これは、後にならないとわからないわけであります。今まで2回裁判をやりました。3回目については2回ずれてきて、9月のいつでしたか、10何日に開くということであるようでございますが、この裁判については、市長も、今、例えばホリエモンの裁判などをやっておりますが、月に10回もやるというような強行スケジュールの裁判になっているわけですが、どうぞできる限り早く結論を出すようにお願いをしたいと思うんです。   ですから、こういうようなものもあって、どうも、塩田市長のこういうスローガンについては、そのまま受け取るというわけにはいかないんではないかなと思っているんです。   そして、この裁判で争っている相手側に対して市の方から、市民と争っている業者には仕事はやれないと、こういうお話を言っているわけです。何か、裁判をやめろとか、仕事はやらないというような圧力をかけているのではなかろうかと思うんです。   あともう一つは、例えば、宮内に○○保育園というのがあるわけでございます。何か、この間ハイジアパークで、市長とお会いしてみんなで飲む機会があったお話を聞きました。ワインまつりですか、そのときだったようでありますが、塩田市長に会えるというふうなことで、大変期待をして行ったということでありましたが、塩田市長からは、「おう、○○○先生が園長だったら予算をいっぱいつけてやるのにな」というようなお話をしたそうです。保育園の先生はみんな聞いているんで、これで何かがっかりしたというふうなことを言っておりました。   市長の力というものは、大きな力があると思います。予算権があります。財布を持っているわけです。それに人事権があるわけです。こういう市長の大きな力を早速悪用しているのではなかろうかと思うんです。今までもそういう市長さんがおりました。あなたも知っているとおりであります。あなたと私は同じ会派で一緒の活動をしておりましたが、眉をひそめていたこともあったと思います。そして、厳しい時期をお互い協力し合って乗り切ってきたという経過があったと思います。何か、今度あなたが市長になったら、そういう市長さんと同じようなことをやるんですか。何か、会派のつくり方にも介入しているというようなお話も聞いております。これは、旧来の政治手法ではなかろうかと思うんです。   あなたは、ある新聞では改革派市長というように載せられております。どこが改革派市長なのか、どういう新聞記者が書いたのかわかりませんが、とにかくそういうふうに載っている新聞がある。市長の大きな力は何のために使うのか、市民の暮らしや福祉の向上、いい南陽市をつくる、このために活用する、そうではないのでしょうか。   それから、もう一つでありますが、「流れを変えよう」というスローガンも使っております。こういうスローガンは、市民の、有権者の皆さんの心をとらえたんだと思います。   前の市長さんのときに、議員のみんなで応援する組織をつくろうということで、「議員の会」というものを立ち上げました。このときに塩田市長は、当時、我々議員を代表して激励のあいさつをしているわけです。「頑張って三選を目指してやりましょう」というようなごあいさつをしている。そして、4月に、この議会については、後半期の役割分担というふうなことで、議長以下全部決めたわけでありましたが、そういうふうなときに、あなたが原因で会派の再編につながった。これも実際だと思います。   そして、今回市長選挙は無競争かと思われておりましたが、立候補というふうなことになりました。立候補した途端、今までの市政についてめちゃめちゃな批判をしていたというように思うわけであります。全然今までの市政と関係のない人であれば、どのようなことを言っても、何を言っても構わないと思います。また、当時の市長に対して徹底的に「ノー」というような立場をとっている人であれば、これも、どのようなことを選挙で言っても、これまた構わないと思うんですが、あなたは当時議長をやっていたわけです。   議会は、何かしゃべれないところだというような話なども言っていたようでありますが、南陽市議会とはそんなところなんですか。議会は言論の府でありますから、何でもしゃべれる、これが議会であり、民主主義の原点だと思うんです。一般質問は通告すれば発言できるし、ほかの委員会は手を挙げれば発言できるわけであります。もし、そういう議会でなかったというならば、これは直さなければならんと思います。当時あなたは議長だったんです。そういうことをやれる、直すべき立場の人ではあったわけでありますが、そういう話を、みんなと相談をしてどうだというような話は聞いたことはありませんでした。   また、今気になることは、市長室のカーテンが今度は閉じられているわけです。今までの市長さんは、市長室が見えるようにということでガラス張りにしておりましたが、これを閉じた。そのために、あの廊下にえくぼ絵画展で入賞した作品を展示しているわけでありますが、廊下がぐっと暗くなって、作品の見ばえもしなくなったというようなことがあると思います。   ですから、どうも、いろいろ見ますと、本当に悪いけれども、今でないと言えないから言いたいと思いますが、あなたの言っていることとやっていることの実際に大きな開きがある。何かあり過ぎるというように思います。自分ではどう思いますか。どうでしょうか。   最後に、しこりの解消策ということについてお聞きしたいと思います。   しこりというのは、筋肉のこりこりだそうでありますが、これが市政の発展の障害になるということは、言うまでもありません。この間の新聞にも「南陽市はいまだに地域間のしこりがある」というように大きな記事が載っておりました。選挙は民主主義の出発点でありますが、激烈だったりすると、むしろ選挙なんかなかった方がいいというような事例も各地区にあるわけでございます。   南陽市の場合は、選挙がなかったこともあって、選挙の待望論というのはあったのは実際だと思いますが、その割に、平日選挙ということだったのかどうか、投票率は最悪だったようでございます。選挙の結果は、約200票違い、100票で入れかえするというような厳しい選挙だったと思います。   なければいいんですが、そういう選挙の後には、しこりと称するぎくしゃくしたものが残るわけであります。これはもみほぐさなければならない、解消しなければならないと思います。だれが解消するのか。南陽市に土曜日だけ発行する小さな新聞がありますが、この新聞には「負けた方についた18人の方が和をもって尊しとして大和心を持って云々」とありましたが、負けた方が解消するためにやらなければならないんだというようなお話でありますが、これは違うと思うんです。私の今までの経験では、こういう問題の解消は、勝った方がすべきだと思います。事例を挙げればいっぱい挙げられますが、これはいいでしょう。   それで、選挙後のあなたの第一の仕事は、まずここから始めるということにしなければならないと思いますが、どのように考えますか。議員のだれもが、いつまでも選挙の結果にこだわっているわけではありません。みんな大人の対応をすると思います。   これからの塩田市政については、今まで塩田議員当時、一緒の活動だったときに、市長に対する対応の仕方として、是々非々でやろうと。いいものはいい、悪いものは悪いと、それが市長と議員の立場、態度のとり方ではなかろうかというふうなことを言ってきた経過も今まであるわけでありますが、私も、塩田市長については、是々非々の立場をとるということを明らかにしておきたいと思います。   今回は、無投票と言われた選挙がこのような激烈な選挙になった。それで、候補者への批判はいっぱいありました。これは候補者のことでありますが、議会への批判もいっぱいあったと思います。批判のための批判もありましたが、耳を傾けるべきお話もいっぱいありました。これらについては、私なりに受けとめて、改めるべきところは改めなければならないなと思っております。   いずれ、今回の市長選挙で、南陽市の有権者は塩田市長を選択したわけです。「塩田に任せてよかった、もっと早く任せればよかった」と言われましたが、ぜひそのような評価を受けることができるように、そういう市政になればいいなと思っております。   市長選挙後の最初の定例会なので、ちょっとぐだぐだ言った面もあるわけでありますが、ひとつ答弁したいものについては答弁していただいて、答弁したくないものは結構であります。   以上で私の質問を終わります。 ○議長  答弁を求めます。   市長。 ○市長  ただいまの小林議員の質問でありますが、どれが質問なのか、みずからの自説をただとうとうと説いたというような内容だったのかなと、こんなふうに思っております。   私も、小林議員とは22年以上のおつき合いでありますから、あなたの性格も、これまでやられた手法もすべて存じ上げております。したがって、私と考え方がかなり違うなと、こういうこともあったわけでありますけれども、同じ会派として、その辺はお互いにのみ込みながらやってきたということであります。   したがって、私が言っていることとやっていることが違うといような小林議員の考えでありますが、これは、私はそんなことはないという考えでありますし、小林さんは違うと言うんでありますから、これはいずれに至ってもかみ合わないことだろうなというふうに思っております。   また、今回の選挙におきましてしこりがあると、こういうふうな受けとめ方も、そういうことを考えること自体が不自然であって、すべて我々は市民の方を向いて、しっかり与えられた役割を果たしていけばいいわけでありまして、余計なことをさまざま考えることによって、正しい判断を見間違うのではないかというふうに思いますので、私は、決してしこりがあるというようなとらえ方をしていないところであります。   さらに申し上げれば、あくまでも、私は市民の負託にこたえるべき、先般の所信表明で申し上げましたように、常に市民の立場に立ってさまざまな行政手法をとってまいりたいと思って、これからもやるつもりでおりますので、むしろ、是々非々も結構でありますが、御協力賜りたいと、こんなふうに思っているところであります。   さらに、先ほど個別の案件で引き出されましたけれども、これについても、私はこれまで荻区の区長という立場もあって、それらに対する粛々とした正当な対応をしているだけであって、あなたが考えているようなことでは全くないというわけなので、これからの裁判の話なども出ましたけれども、それらも含めて、どちらが正しいのか、やはりはっきりするのではないかというふうに思っておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。   以上であります。 ○議長  以上で20番小林武夫議員の一般質問は終了いたしました。   御苦労さまでした。   ここで暫時休憩といたします。   再開は午後1時といたします。 午前11時45分  休  憩 ─────────────────── 午後 1時00分  再  開 ○議長  再開いたします。   先ほどの20番小林武夫議員の質問の中で数字に誤りがあり、訂正したい旨発言を求められておりますので、これを許可します。   20番小林武夫議員。 ○小林武夫議員  先ほどの私の質問中、前市長の議員の会を18名で立ち上げたというような趣旨の発言をしましたが、20名でありましたので訂正をさせていただきたいと思います。 ───────────────────