平成30年6月定例会

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午後 1時00分  再  開
○議長  再開いたします。
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板 垣 致江子 議員 質 問
○議長  次に、11番板垣致江子議員。
〔11番 板垣致江子議員 登壇〕
○板垣致江子議員  11番政風会、板垣致江子でございます。
  今年は桜を始め花の咲くのが早く、6月1日に開園した双松バラ園も既に見ごろを迎え、340種、6,000本の花が咲き誇り、香りとともに来園者を楽しませております。市内のあちこちでも市民が丹精込めて育てたバラやさまざまな花も咲き誇っております。
  サクランボの実も赤く色づき、これから南陽の果樹が切れ目なく楽しめるよい季節になりました。全国から多くのお客様が南陽に足を運んでいただければと願っております。
  それでは、さきに通告しております質問をさせていただきます。
  1点目、南陽スカイパークのさらなる整備で、南陽の魅力発信を。
  昨年11月4日に東北中央道大笹生インターから米沢北インターが開通し、今年度いよいよ南陽高畠-山形上山間が開通することにより、福島、山形、宮城を結ぶ道路交通網が形成されます。
  南陽市では、観光の資源のネットワーク化として、この交通網を生かし、隣県との広域的な観光振興、来訪者拡大を図るため、各団体と協力しながら積極的に取り組むとともに、外国人観光客の誘客を図るべく、インバウンド事業を継続推進していくとされています。
  しかし、やはり心配されることは、通過される南陽市になることです。南陽市には多くの観光資源がありますが、今まで以上の情報発信、魅力を高めていかなければなりません。スマートインターチェンジの設置も望まれるところです。
  他の市町村もさまざまな取り組みがなされていますが、ほかではどんなに頑張ってもできない取り組み、それが南陽のランドマークとしての南陽スカイパークではないでしょうか。
  南陽スカイパークは、今多くの注目を集めています。十分一山と高ツムジ山からの白竜湖と置賜盆地を眺める景観のすばらしさは「やまがた景観物語」おすすめビュースポット33、山形百名山に選ばれています。
  さらに、南陽市のバリアフリー観光アドバイザーに委嘱されている加藤健一さん、山形バリアフリー観光ツアーセンター代表理事たちの活動で、体の不自由な方にも景観や体験フライトを楽しんでいただける観光スポットとして、テレビなど県内外のメディアや台湾のテレビなど、多くの取材や紹介が相次ぎ、先進的なバリアフリースカイスポーツエリアとして大変注目を集めています。
  先日の5月27日「空飛ぶ車いす~バリアのない世界へ~」という60分間のドキュメンタリー番組がテレビで放送されました。加藤さんのこれまでの活動の歩み、そして思い、そしてデンマークから修学旅行にいらっしゃったエグモント・ホイスコーレンの皆さんの南陽での活動の様子が映されました。初めて上った人は必ず感嘆するというすばらしい景観や魅力を大いに発信していただきました。
  今、絶好のこの機会に南陽スカイパークを市の宝としてしっかりアピールしていくべきと思います。ただ、現状として課題も多く、さらなる整備をし、観光スポットとしてグレードを上げることも必要と思います。市長のお考えをお伺いします。
  (1)十分一山の景観は、昼ばかりでなく星空や夜景もすばらしく、秋には朝にすばらしい雲海が望めます。これは2017年1月議会だより表紙で紹介しております。フライトするだけでなく、一般の人も楽しめるよう、キャンプ場としての整備をするべきと思います。観光スポットとしてオートキャンプ場の整備などは、東北中央道から南陽への誘客になり、スマートインターチェンジ設置の必要性にもなるのではないでしょうか。
  (2)第5次南陽市総合計画の3カ年実施計画にも毎年スカイパーク整備事業が上げられていますが、今年度はどのような整備が予定されているのでしょうか。4月にデンマークからの修学旅行生のため、ログハウスがバリアフリー化になったことは大変よかったことですが、スカイレジャー振興協議会として課題とされていることへの市の取り組みはいかがでしょうか。
  ①老朽化が深刻な電気設備の更新。
  ②すれ違いができない十分一山道路の拡幅。
  ③山頂への水道施設。
  ④高ツムジ山道路の整備と落石対策。
  ⑤情報発信のためWi-Fi環境の整備、ライブカメラの設置などいかがお考えでしょうか。
  2点目、ハイジアパーク南陽の利用について。
  (1)健康長寿の延伸及び介護予防を目的として、昨年10月から取り組まれたシニアカフェ支援事業の3月までの利用実績はいかがでしょうか。また、運営のあり方について、福祉課、商工観光課、社会福祉協議会、ハイジアパーク南陽が連絡会議を定期的に開催し、事業内容など協議するとありましたが、昨年度に問題点や改善されたことなどはあったのかお伺いいたします。
  (2)今年度も1,660万円の予算で事業が取り組まれていますが、4月、5月で既に何回も利用している方もいると聞いています。利用状況はどうでしょうか。また、休憩室が狭く、苦情などもあるようですが、対応策はどのようにお考えでしょうか。
  (3)27年度に子育て環境の充実として1,800万円をかけて屋内遊具が設置されました。子供の広場は多く使われているようですが、サーキット場はほとんど使われていないのではないか。あのスペースがもったいないとの市民の声が多く聞こえます。もっと市民が利用できるスペースに改善すべきではないでしょうか。
  例えば、体協と協力してスポーツ教室など、運動不足が懸念されている若い人たちも夜に利用でき、入浴して帰ることができる、そんな多目的スペースに改善できないか、市長のお考えをお伺いいたします。
  以上、誠意ある御答弁をお願いいたしまして、私の壇上からの質問といたします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  11番板垣致江子議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、南陽スカイパークの整備による魅力発信のキャンプ場の整備についてでございますが、十分一山の景観や眺望については、議員の御質問にありましたとおり、大変すばらしいものと認識をしており、私も実際に先月にはハンググライダー、26年9月にはパラグライダーのタンデム飛行を体験し、さらに実感をいたしているところでございます。
  この十分一山の活用については、議員御質問のキャンプ場の整備も含め、さまざまな利用方法があると思っております。スカイスポーツの施設や設備の整備も十分一山の活用の1つであり、これまでログハウスやトイレなどを設置し、また、バリアフリーへの改修を実施するなど、段階的に整備をしてまいりました。今後もより効果的な活用を検討してまいります。
  次に、今年度の整備予定の1点目、電気設備の更新についてでございますが、平成5年のハンググライダー女子世界大会の開催に向け整備されて以来25年が経過しており、老朽化による設備の更新は必要と考えております。
  南陽スカイパークの電気は地下ケーブルによる高圧線で供給されており、そのための変電設備や関連設備を設置しておりますが、必要に応じて修繕を実施し、対応している状況でございます。
  次に、2点目の十分一山道路の拡幅についてでございますが、車両がすれ違うことができるよう、幅員を6メートルに拡幅すると仮定した場合、十分一山までの延長約2キロでは、概算で総額4億円の予算が必要であり、費用対効果を慎重に考慮する必要があると考えております。
  次に、3点目の水道敷設についてでございますが、十分一山、高ツムジ山ともに南陽市の給水区域エリア外にあり、現況では上水道の給水はできない状況にあります。
  仮に県の事業認可を得て給水区域を拡大し、上水道事業で給水を行う場合、十分一山ログハウスまでの標高差と距離を考慮すると、ポンプ場2カ所と配水池1カ所が必要となり、設計委託料、工事費等の総額は概算で3億5,000万円と試算しているところでございます。そのため、この点につきましても、費用対効果を慎重に考慮する必要があると考えております。
  次に、4点目の高ツムジ山道路の整備と落石対策についてでございますが、十分一山から高ツムジ山までの延長約2キロ、幅員4メートルが未舗装ですので、これを舗装整備した場合、総額は6,000万円と試算しております。
  落石対策については、注意箇所に大型土のうを設置して対策を講じておりますので、今後も現況の確認を注意深く行うなど対応を継続してまいります。
  次に、5点目のWi-Fi環境等の整備についてでございますが、現在、南陽スカイパークの指定管理者として南陽市スカイレジャー振興協議会に委託をしておりますので、指定管理の業務の範囲の中での対応も可能かと考えております。
  今後の南陽スカイパークや十分一山の情報発信につきましては、より効果的な方法や環境整備を関係各位とも意見交換を行いながら進めてまいりますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。
  次に、ハイジアパーク南陽の利用についての1点目、シニアカフェ支援事業の利用実績及び問題点等についてでございますが、シニアカフェ支援事業の昨年度10月から3月までの利用実績につきましては、135団体、1,328名の方に御利用いただいたところでございます。
  また、運営上の問題点等についてでございますが、シニアカフェ支援事業は、高齢者地域サロン会員及び南陽市老人クラブ連合会に所属する団体の会員が御利用できる事業であるため、それに所属していない高齢者の方が利用できるように、現在、社会福祉協議会、ハイジアパーク南陽、福祉課で組織するシニアカフェ連絡会議で協議しているところでございます。
  次に、2点目の今年度の利用状況等についてでございますが、5月末現在で12団体、114名に御利用いただいており、そのうち複数回御利用いただいた団体は2団体で、それぞれ2回の利用実績でございます。
  なお、休憩室については、南陽座と和室を御提供しておりますが、御利用人数に応じて和室を2部屋とも使用するなどして対応している状況でございます。
  次に、3点目のサーキット場の利用についてでございますが、ハイジアパーク南陽を御利用のお客様の御意見を参考にしながら、議員御指摘の件も含めて、今後、新社長のもと検討してまいりたいと存じます。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  それでは、再質問に入らせていただきます。
  十分一山のまず魅力発信ということで、市長もそこは同感のようなことをおっしゃっていただきました。
  まず、以前にも私、キャンプ場にできないかという御質問を何度かさせていただきましたが、やはりなかなか難しいということでお話が終わってしまいました。
  今回、また思いがここに行ったというのは、先日、私たちの会派で「自治が育つ学びと協働 南信州・阿智村」の本を買わせていただきました。これは議員が勉強するのにいいなということで買わせていただいたんですが、どんな村なのかなとインターネットを開きましたところ、日本一の星空ナイトツアーというのがどどっと出てきました。びっくりしました。
  人口が6,570人の村、そして世帯数にすると2,300世帯ぐらいの村なんですが、ツアーにいらっしゃる方の人数がすごく多くて、ツイッターといいますか、すばらしかったという意見がどんどん上がってきているんです。
  それを見たときに、私はえっ、南陽スカイパーク、ここの夜景、そしてまた上を見上げると星空で、あの景観のすばらしさ、そこは絶対ここに劣らないんじゃないかと思いました。
  そこで、「自治が育つ学びと協働」ということで、村民の方が頑張っていらっしゃるんです。そして、日本一の星空と人々とのつながりで、星の村阿智を全国一のブランドにしようではないかというふうに頑張っていらっしゃるんですね。何もないところで、じゃ山に人を登らせるには何をしようかと。もう車では上までなかなか大変なので。そうしたら、冬のスキー場のゴンドラを夏、星空を見るために動かそうではないか。そんなところから始まったんだそうです。
  周りは何もない山の広場ですから、上しか見られないんですね。みんな上を見て待っているんです。星が出てくる、周りのライトが消えるのを。そのツアーがすばらしい話題を呼んでまして、周りの温泉街、キャンプ場、すばらしい人たちが来ているということで、私はびっくりしました。
  それを考えると、南陽スカイパークの立地のよさ、国道からすぐに上がれる。2キロぐらい上がると夜景が見える。また、高ツムジ山に登ると360度置賜盆地が見渡せる、こんなところはないんじゃないかと思いました。そんなわけで、改めてここで過ごせればすばらしい一日を過ごせるなと思ったわけです。
  前、イベントのときに、私も一晩あそこにいたことあるんですが、夜中は帰ってきたんですが、娘たちは泊まっていたようなんですが、その夜景のすばらしさ、そしてあそこの景観、本当に私はずっとここに一晩いたいなと。そして、やっぱり秋になれば、朝に雲海が見られる。そんなところでキャンプ場ができればいいなというふうに思いました。
  今、先ほど申しましたように、これを発信してくださる方が今いらっしゃる。もう本当に全国に発信してくださってます。それを考えると、ここに今力を入れなくて、南陽の目玉として観光的なところは、やっぱり点である今の南陽の観光地を、そこをまずここに高速からおりてもらって登ってもらうというのが1つの手ではないかなと思ったんですが、市長としてその辺どのようにお考えでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  南陽スカイパークがどれほど重要な価値を持っているかということについては、私も市長に就任させていただく前までは詳しく存じ上げなかったところでありますけれども、市長就任1カ月後にパラグライダーのタンデムフライトを山形デスティネーションキャンペーンの最終日、新幹線の通過に合わせて飛ぶというような計画が持ち上がって、実際に飛んでみたときに、本当によそにはない価値があるということを実感したところでございます。
  また、先日には、先ほども申し上げましたけれども、パラグライダーだけでは不公平になってはいけませんので、ハンググライダーも飛んでみました。ハンググライダーについては、パラグライダーよりもスピードが出るぞというような声もあって、飛ぶ前は内心ドキドキしておりましたけれども、飛んでみたら、そういった恐怖感というのは杞憂であって、気象条件に恵まれたこともあって、大変快適な、パラグライダーとはまた違ったハンググライダーの魅力があるなというふうに実感をしたところでございます。
  この十分一山を、そして高ツムジ山をぜひ多くの方に来ていただけるようにという思いは、私も板垣議員と同様でございます。その上で、どういったことができるのかということについては、先ほどの例で挙げていただきました村の取り組みは、既存の施設を有効活用したということがございました。そういったできるだけランニングそしてイニシャルコストがかからない形で生かしていけるような方策がないものかということで、スカイレジャー振興協議会の方とも今できることは何かということをお話しさせていただいた上で、さまざまなことを今取り組ませていただいているというところでございます。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  スカイパークのよさは市長も実感していただいているということで、大変よかったと。その市長がいろんな情報をこれから発信するためにも、ここはある程度整備しなければ、なかなか発信しても難しいんじゃないかという、発信しても大変なところなんだよというのが先に立つと、やっぱり観光地としてはなかなか難しいと思います。
  それで、最低限のところは、もう絶対こういう機会にやらなければ私は損だと思うんですね。せっかく今話題になって、皆さんが興味を持ってくださっている、そして情報発信をしていけば、まだまだ南陽市が観光のメッカとして興味を引いてもらえるというところだと思います。
  キャンプ場に関しては、先ほど市長がさまざまな利用の仕方もあって、整備も今まではトイレ、ログハウス、やってきてくれた。そこは水洗トイレにしていただいたのは本当にすばらしかったと思います。そこは水が最初心配だったんですが、あそこにタンクを置いていただいて、そこに運んでいただいているということで、水洗トイレが使えるというのは、本当に車椅子の方たちなんかは助かってますし、ログハウスも先日行ってみましたところ、車椅子で上まで上がれるようになっていたということで、それはよかったなと思っております。
  ただ、一般的に考えると、やっぱりキャンプして、あそこでせめて泊まれる。例えばトイレは使わせていただける。じゃ、炊事の場所、そこがあれば、またちょっと違う。そして、直火では火がたけないんですが、それぞれコンロを持ってきて、直火でないところで対応できる。そうだったら、ちょっとキャンプ場としては発信してもいいのかなというところもあります。そこからでもいいと思うんですね。
  ただ、先ほど申しましたように、スマートインターチェンジを目指しているところで、私はこういう観光施設があるところで、バリアフリーの、市長も南陽スカイパーク空のバリアフリー宣言までなさいました。こういう場所を全国各地から来ていただくための施策の1つとして、これからキャンプ場なり、オートキャンプ場なりに整備するんだという意気込みが、これはスマートインターチェンジの設置に対する1つの必要性にもなるんじゃないかと思うんですが、その辺は市長はどういうふうにお考えでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  スマートインターチェンジの設置の必要性については、先日も答弁させていただいたところでございますけれども、さまざまな面から、観光であったり、リダンダンシーの確保といった面であったり、あるいは産業の振興であったり、さまざまな面から勉強会などをして、今検討をしているところでございます。
  ただし、どういった面で一番必要性を訴えるのが有効なのかといった、現実的には関係機関にスマートインター設置を認めてもらうためには、これもさまざまなハードルがありまして、どの点で攻めるべきかといった点については、よくよく考えなければいけないというところでございまして、十分一山の観光の振興ということも1つの要素に今後検討していくことになるというふうに思っております。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  そのためにも、やはりある程度の整備はしていただければいいのかなと思います。これはスカイレジャー振興協議会の人たちも、活動する上で何かあったら困るなというところで課題として上がってきている部分もあると思います。それを考えると、やはりある程度のところは今お答えいただきました。電気の更新は、これは高圧線とかいろいろあるので、必要に応じて対応しなければならないということですので、本当に老朽化が心配されているということで、これはなるべく早く対応していただければいいのかなとは思います。
  ただ、道路の拡幅が6億円かかるとか、あと水道の設置が3億円かかるとか、いろいろありましたが、拡幅6メートルを2キロ全てやろうと思って6億円……
(「4億円」の声あり)
○板垣致江子議員  4億円でしたっけ、すみません。4億円かけなければいけないというわけじゃなくて、本当に危険の心配されるところをある程度整備していただくだけでも、あそこを上るには本当にありがたいのかなというところもありますので、その辺のところも全て100%やるとこのぐらいかかるんだというふうにそこで切り捨てないで、こういう状況だったらこの程度の整備をある程度かけて、観光のスポットとしてはできるというふうに考えていっていただければいいのかなと思います。
  水道に関しても、やはり今給水エリアではないということで、まず水洗トイレにタンクを大きいのを設置していただいて給水している。だから、例えばキャンプ場として、洗い場だったら、そういうお水でもオーケーなわけですね。飲料水としては使えないがというところですよね。やっぱりため水なので。
  今、キャンプにいらっしゃる方たちは、自分の飲むのは多分持っていらっしゃることは可能だし、自販機でも得ることも可能だと思います。だから、そういうふうないろんな工夫をしながら、まずちょっとキャンプができる状態に、見晴台のところでキャンプをして、また夜に上がっていって、下のテントにおりてくるとか、そういうふうなちょっと広場を利用した、今の広場をすごく有効利用できる考えで進めていただければ、幾らでもと言ったらおかしいんですが、少しずつでも可能じゃないかと私は思うんですが、いかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  議員のおっしゃるように、全部ができないとだめだから何もしないということでは、何も進まないというのは、私も同感でございます。そういった意味で、これまでもログハウスであったり、さまざまな設備、できるところをできる範囲から直させていただいて、より活用しやすい十分一山のスカイパークに持っていこうというふうに取り組んでいるところでございまして、スカイレジャー振興協議会の皆さんと、本当に必要なところはまずどういったところでしょうかという率直な意見交換を通して、より実現可能なところから手をつけていくという方向で考えております。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  ぜひその辺のことは、もうスカイレジャー振興協議会の方たちと常にいろんな模索をしていただいて、話し合って、1つでもいい方向に進めていただければと思ってます。
  私も子供たちをいろんなところに連れていってキャンプさせてきました。でも、あんなところでキャンプをさせたかったなという思いはあります。やっぱり山に行っても、なかなか周りが見えなかったり、本当に山だけだったり、あと川、海、限定されてますが、あそこは本当に景観、それから星空、夜景、全て楽しめる本当にいい、絶好の場所だと思いますので、いい方向に持っていっていただければと思います。そこは少しでも整備していただいて、いろいろ発信できるようにしていただきたいと思います。
  ただ、その発信の仕方なんですが、南陽スカイパークと調べれば、ある程度出てきますが、南陽市と調べたときに、そこに南陽スカイパークと、ぼんと出てこないんですね。その景観の様子とか、そういうの。そこはやっぱり商工観光課なり、観光協会なり、そういうところに入っていかないとなかなか見えないというところで、もっともっとこのスカイパークを宣伝すべきだなと思ったんです。
  これは「見上げたい空がある 南陽スカイパーク」としてインストラクターと一緒に体験フライトができます。車椅子のことも書いてあります。こういうチラシをスカイレジャー振興協議会とバリアフリー観光ツアーセンターが共同でつくったものがある程度配られていたりするんですが、なかなか普通の一般の市民の方たちも目にすることも少ないし、あと県内外の方たち、もちろんそんなにも見ることは少ないのかなと思っております。
  また、東北中央自動車道のインターチェンジからの観光アクセスというのでちょっと調べてみましたところ、南陽高畠インターから観光地までの距離と時間ということで、赤湯温泉、熊野大社、烏帽子山公園、あとは高畠なんですね。道の駅たかはた、ここも。その他観光地、南陽愛菜館、ここだけなんです、出ているの。これではちょっと寂しいなと言ったら、もっともっとやっぱりアピールすべきじゃないかと思うんですね。
  前、NEXCOさんと去年2回お話ししたときは、やはり南陽の観光地はちょっとおりて行って、点なので、なかなかわからないよねというところがあって、もっともっと線として結ぶ必要があるというお話はしたんですが、なかなかそういうことはここには反映されてない。
  それを考えると、もっともっと南陽市としていろいろアピールする、情報発信をする、そこのところにもっともっと力を入れていただきたいと思います。
  南陽スカイパーク、空のバリアフリー宣言をしますと言ったときに、市長はそこから情報発信を一生懸命していきますので、皆さん御協力くださいという言葉がこの議場であったんですね。でも、そこからなかなか情報の発信をしているというふうなところは見えなかったものですから、そういうところをもっともっと力を入れていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  その南陽高畠インターチェンジからのアクセスについては、そのパンフレットに……、
(「インターネット」の声あり)
○市長  インターネット。そのパンフレットをインターネットで出したところに記載されていると。ぜひそこについては、十分一山も記載していただけるように、私からも申し上げたいというふうに思います。
  そして、情報発信については、スカイパークの心のバリアフリーに取り組んでいらっしゃる加藤健一さん、これは南陽市のバリアフリー観光アドバイザーにもなっていただいておりますけれども、空のバリアフリー宣言をして、その後も子供も飛べるバリアフリーなスカイパークということで、さまざまなチャレンジをしていただいております。
  その加藤健一さんの情報発信力というのは大変すばらしいと私も敬意を持っているところでありまして、加藤さんとともに、南陽市としてできることをやってまいりたいというふうに思いますけれども、その加藤さんの活動を後押しすることも、南陽市として情報発信をすることにつながるのではないかというふうに思っておりますので、一緒になって後押しをして発信をしてまいりたいというふうに思います。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  加藤さんの発信力は本当にすごいと思います。私たちもフェイスブックでしょっちゅう見ておりまして、えっ、こんなところに行ってるんだ、またこんな活動やってるんだ、そういうのがもうばんばん入ってきます。それを見ると、もう本当に南陽市には欠かせない人として頑張っていただいているんだなということですので、その後押しをしながら、またお互いに協力しながら、情報をどんどん発信していただければと思います。
  それでなければ、せっかくの今この機会がもったいないということで、ぜひキャンプ場への取り組み、そして、それぞれの課題の取り組み、そこのところは本当に心してできるところを頑張っていただきたいと、これは要望しておきます。
  それでは、シニアカフェについて、ハイジアパーク南陽の利用についてお伺いしたいと思います。
  昨年半年やって135団体、予定の半数ぐらいの人がお使いになったということで、なかなかもう少し使っていただければなというところがあったと思います。
  高齢者サロンの集まりのときにお話ししましたら、何回も行っていらっしゃる方と、私たちはサロンとして活動はしているけれども、忙しいのでハイジアには行かないんですという、すごい二分に分かれました。
  その方たちは、自分で行かないということはいいんですが、ほかに行けない人たちが、何で私たちは行けないんだろうねという声がどんどん本当に上がったんですね。そのサロンの会議じゃないところで。やっぱりそれを早く解決して、所属してない方たちを使うようにしていただきたいなと思いますが、今何か案としてはあるんでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  菊地福祉課長。
○福祉課長  御質問にお答えを申し上げます。
  御指摘のとおり、サロンの会員の方、あと老人クラブの会員の方を対象に29年度10月から半年間実施をさせていただいたところでございます。その中で、中には議員のほうからありましたように、複数回等の利用の部分とか、会員以外の利用について検討していただきたいという御意見もちょうだいをしてございます。
  ハイジアパークのほうで、送迎を含めて対応させていただいいる事業でございますので、一定程度状況を把握するというふうな体制整備が必要でございますので、そこら辺も含めてハイジアパークのほうとも協議を今現在進めているところでございます。
  今現在進めているところの中では、一般開放デーの部分とか、地区を少し限定をさせていただいて、計画的に利用していただきたいとかというふうなところで考えているところでございますが、基本的には65歳以上の方を対象として、最大限当然市民の方というふうなことになりますが、事業化できないのかなというふうなところで現在協議をさせていただいているというふうな状況でございます。
  以上です。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  やはり高齢者さん、老人会の人限定となると、一般の人たちも何で私たちは行けないんだと。ただ、その人たちをじゃどうやって利用してもらうか、大変難しい問題だと思いますので、それでもやはりこれはもうしっかりと早目に協議して進めていただかないと、これは不公平じゃないかという声がどんどん出てくると思いますので、ぜひそこのところはしっかり協議していただきたいと思います。
  今年度になって、4月、5月で12団体、114名が使われているということで、もうちょっと多く使っているのかなと思いましたが、まだ忙しい時期なのか、なかなか使ってないんだなというところでしたが、ただ、1日ハイジアにいらっしゃる方が30名、40名となったときに、今までだと1部屋にぎゅうぎゅう詰めだったんですね。それでかなり苦情が来ていたということで、今度は2部屋を使わせていただいていることもあるということなんですね。それを対策として。それは料金は発生しないんでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  菊地福祉課長。
○福祉課長  お答え申し上げます。
  一部に利用者が集中したというふうなことで、手狭になったというふうな状況の日もあったようにお聞きをしてございます。その場合について、折鶴と夕鶴というふうな和室の部分についても確保してございますので、通常は折鶴等の前室で対応可能なんでございますが、そこで手狭になった場合については夕鶴といいますか、もう一つの和室のほうで対応させていただいたというふうな状況も中にはございました。そういうことでございます。
  1回利用する場合について、どこの部屋を利用したとしても同じ料金でございますので、1日2,000円というようなことで、自己負担については500円というようなことで変わりはございませんが、借上料につきましては、若干変更するというようなことになるというふうに思います。
  以上です。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  ちょっと借上料は発生するということで、なるべく発生しないようにしていただきたいんですが、利用する人たちにとっては、やはりゆっくりして楽しむために行くのに、ぎゅうぎゅう詰めで、私たち後から来たのに座るところないんですかとかという気持ちを出さなければいけないというのは、何のために行ってるんだというふうになると思いますので、やっぱりその辺はよろしくお願いしたいと思います。
  3番目の子供の広場、また、サーキット場の問題です。
  子供の広場は、やはり小さいお子さんをお連れの方が、お風呂に入らなくても、お休みのときに名前を書いて使っている方たちもある程度いらっしゃるようです。平日はほとんどいらっしゃらないんですが、土日は結構名前が上がっていたなと思います。
  だけれども、サーキットを使うような子供さんの年齢はほとんどいらっしゃいませんでした、土日でも。どのような状況で使われているのかわからないんですが、やはり市民の方は常に見ております。あそこはほとんど使われてないよね、もったいないよねという声が本当にどんどん聞こえます。私たちも同じ思いでいます。
  きのうも高橋一郎議員が、あそこはもうなくして、老人のためのスポーツ施設を兼ねて保養施設にしたらいいんじゃないかということでしたが、そこはこれまでの運営形態を考えると、今のところは難しいというお話でした。
  まずは、そのサーキット場を何とかもうきちんと片づけて、市民のためのスペースとしていただきたいと思うんですが、市長のお考えはどうでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  お客様の声等も聞きながら、お伺いしながら、そういった声も含めて、今後のハイジアパーク内の施設の利用、活用のあり方については、新社長のもと検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  新社長もこれからお客さんを増やす、赤字を減らすということで覚悟を持ってお引き受けいただいたと思いますので、その辺のことをしっかりと話し合って、あのスペースは要らないという私たちの思いをしっかり受けとめていただければと思います。
  また、体協と協力してのスポーツ教室などと私書きました。28年の質問のときにも、ハイジアパークを温泉施設として市民の健康のために利用ということで質問させていただいたときに、国民健康保険の特定健診者を対象としてのらくらく健康体操、これを体育館でやっているということでした。これは今も体育館のほうで続いているんですね。わかりますでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  板垣すこやか子育て課長。
○すこやか子育て課長  ただいまの質問にお答え申し上げます。
  議員から今ございました国民健康保険らくらく健康体操でございますが、こちらについては、昨年度から今まで5回のコースだったものを8回に回数を増やしまして、利用されている方がその分増えたということで、市民体育館を中心にしまして実施させていただいております。
  以上であります。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  こういうものもハイジアでできないかというお話をしたんですね。そこに温泉がつくのはどうなのかななんていうお話もあったんですが、やはりある程度の年齢がいった方がここに参加しているとすると、そこに行って、体操をして、お風呂に入ってくるということもあると思います。
  そういう方たちには、特別割引回数券みたいなものをある程度出して気軽に入れるような形にすると、利用者もありがたいし、健康増進にもなるのではないかと思います。
  また、今若い人たちの運動不足が非常に心配されているんです。なかなかお仕事が忙しくて、おうちに帰っても運動できない。体育館でスポーツ教室いっぱいやっております。今もう空きがないほど、スペース的にも人数的にもかなり厳しい状況になっておりまして、体育協会に加盟している団体も、会場を借りられないような形で、もう体育館が混み合っているんですね。そこにスポーツ教室を夜なんか増やそうとしたら、かなり厳しいんです。
  それを考えると、やっぱりそういうスペースがハイジアパークにあって、若い人が仕事から帰ってきてから、ある程度エアロビとか、いろいろ運動をして、お風呂に入って帰る、そういうスペースになれば、私は非常にありがたいのかなと。若い人たちも気軽に運動できるし、温泉にも入れる。そういうことを考えると、ぜひあのサーキット場、早目に何とかしていただきたいなという私の思いです。
  先日お伺いしましたら、最初3台ありましたサーキットの車が2台でした。壊れましたと、修理できませんということでした。やっぱりそういう状況だったら、早目にきちんとしたほうがいいんじゃないかと思います。市民のために有効なスペースとしてこれから使っていければ、私としてはいいのではないかと思っておりますので、要望としますので、よろしく御検討いただきたいと思います。
  じゃ、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長  以上で11番板垣致江子議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでした。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は2時5分といたします。

午後 1時50分  休  憩


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