平成30年4月20日(金)午前10時00分開会・開議

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議事日程第1号
平成30年4月20日(金)午前10時開議

 議会報告  議会運営委員長報告

 日程第 1 会議録署名議員の指名

 日程第 2 会期の決定

 日程第 3 諸般の報告

 日程第 4 報第 1号 平成29年度南陽市水道事業会計予算建設改良費の繰越額報告について

 日程第 5 議第 29号 南陽市税条例等の一部を改正する条例の設定について

 日程第 6 議第 30号 南陽市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について

 日程第 7 議第 31号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について

   閉   会
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本日の会議に付した事件
 議事日程第1号に同じ
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出 欠 席 議 員 氏 名

◎出席議員(17名)
 1番 山口  裕昭  議員      2番 島津  善衞門  議員
 3番 高橋  一郎  議員      4番 舩山  利美  議員
 5番 山口  正雄  議員      6番 白鳥  雅巳  議員
 7番 片平  志朗  議員      8番 梅川  信治  議員
 9番 川合    猛  議員     10番 髙橋    弘  議員
11番 板垣  致江子  議員  12番 髙橋     篤  議員
13番 田中  貞一  議員     14番 遠藤  榮吉  議員
15番 佐藤    明  議員     16番 伊藤  俊美  議員
17番 殿岡  和郎  議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫 市長               大沼 豊広 副市長
嵐田 淳一 総務課長            尾形 真人 みらい戦略課長
西牧 修二 財政課長            相澤 和吉 税務課長
髙野 祐次 総合防災課長           神棒 久志 市民課長
菊地   清 福祉課長             板垣 幸広 すこやか子育て課長
佐藤   浩 農林課長            山口 広昭 地域産業振興主幹
長沢 俊博 商工観光課長         粟野   清 建設課長
渡部 時裕 上下水道課長           土屋 雄治 会計管理者
長濱 洋美 教育長             穀野 敏彦 管理課長
佐藤 政彦 学校教育課長          佐藤 賢一 社会教育課長
江口 和浩 選挙管理委員会事務局長  青木   勲 代表監査委員
大室  拓  監査委員事務局長      小関 宏司 農業委員会事務局長
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事務局職員出席者
髙梨 敏彦 事務局長               髙橋 京子 庶務係長
小野 勝司 書記        



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開      会
○議長(髙橋 弘議員)  御一同様、御起立願います。傍聴席の方もお願いします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  去る4月13日告示になりました平成30年南陽市議会第2回臨時会を開会いたします。

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開      議
○議長  ただいま出席されている議員は16名であり、定足数に達しております。
  よって、直ちに会議を開きます。
  なお、本日の会議に欠席する旨の通告のあった議員は、17番殿岡和郎議員、1名であります。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第1号によって進めます。

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議会報告 議会運営委員長報告
○議長  ここで、本臨時会の運営等について、議会運営委員会委員長より報告を願います。
  議会運営委員長 舩山利美議員。
〔議会運営委員長 舩山利美議員 登壇〕
○議会運営委員長  おはようございます。
  私から、議会運営委員会の報告を申し上げます。
  本日招集されました平成30年第2回臨時会の運営について、去る4月17日午前10時より議会運営委員会を開催し協議いたしましたので、その結果について御報告いたします。
  最初に、会期について申し上げます。
  本臨時会に提案されます議案は、報告1件、条例案3件の計4件であります。当局より総務課長及び財政課長の出席を求め、提出議案の説明を受け、協議いたしました結果、本臨時会の会期を本日1日とすることに決しました。
  次に、議案の審査について申し上げます。
  まず、報告1件については、提案理由説明、質疑、了承の順に行うことといたしました。
  次に、条例案3件についてでありますが、一括議題とし、提案理由説明、総括質疑の後、総務常任委員会に付託し、本会議休憩中委員会を開催し、審査、審査終了後、委員長報告、質疑、討論、表決の順で行うことといたしました。
  以上、本臨時会の運営について、議会運営委員会において協議、決定いたしましたので、議員各位の御賛同と御協力を賜りますようお願い申し上げ、報告といたします。

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日程第1 会議録署名議員の指名
○議長  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長が指名いたします。
  会議録署名議員は、1番山口裕昭議員、12番髙橋 篤議員の両議員を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。

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日程第2 会期の決定
○議長  日程第2 会期の決定を議題といたします。
  お諮りいたします。本臨時会の会期については、先ほどの議会運営委員長報告のとおり、本日1日といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は本日1日と決しました。

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日程第3 諸般の報告
○議長  日程第3 諸般の報告であります。
  本臨時会に説明のため出席を求めた者の職、氏名、議員派遣の報告は別紙のとおりでございますので、御了承願います。

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日程第4 報第1号 平成29年度南陽市水     道事業会計予算建設改良費の繰越     額報告について
○議長  日程第4 報第1号 平成29年度南陽市水道事業会計予算建設改良費の繰越額報告についてであります。
  この際、市長より説明を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  ただいま上程されました報第1号 平成29年度南陽市水道事業会計予算建設改良費の繰越額報告について提案理由を申し上げます。
  本案は、平成29年度に予算計上いたしました事業のうち、東北中央道建設工事金沢川橋に伴う市道十分一2号線配水管布設替工事と、国道113号外2路線配水管布設工事の2件について、関連する東北中央道建設工事及び国道113号南陽歩道工事との工程調整により、工事の完了が平成30年度となることから、建設改良費繰越額として、地方公営企業法第26条第3項の規定により報告いたすものでございます。
  繰越額につきましては、繰越計算書を御高覧いただきたいと存じます。
  以上、御報告でございます。
○議長  ただいまの報告に対し質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がございませんので、質疑を終結いたします。
  お諮りいたします。報第1号はこれを了承いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  異議なしと認めます。よって、報第1号は了承することに決しました。

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日程第5 議第29号から
日程第7 議第31号まで計3件
○議長  日程第5 議第29号 南陽市税条例等の一部を改正する条例の設定についてから日程第7 議第31号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてまでの議案3件を議事の都合により一括して議題といたします。
  この際、市長に対し、提案理由の説明を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  ただいま上程されました議第29号 南陽市税条例等の一部を改正する条例の設定についてから議第31号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてまでの条例案3件につきまして、一括して提案理由を申し上げます。
  初めに、議第29号 南陽市税条例等の一部を改正する条例の設定について申し上げます。
  本案は、地方税法等の一部改正に伴い、市民税の給与所得控除、基礎控除等の変更に伴う規定の整備、固定資産税における負担調整措置、減額措置の延長及びたばこ税における段階的な税率の引き上げなどの所要の改正を行うため、条例の一部を改正するものでございます。
  次に、議第30号 南陽市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、地方税法等の一部改正に伴い、都市計画税に係る負担調整措置の延長などについて所要の改正を行うため、条例の一部を改正するものでございます。
  次に、議第31号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、地方税法等の一部改正に伴い、課税限度額の引き上げ及び低所得者に係る軽減措置の拡充を図るため、条例の一部を改正するものでございます。
  以上、条例案3件につきまして、一括して提案理由を申し上げましたが、御審議の上、御可決くださいますようよろしくお願い申し上げます。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいま議題となっております議案3件について、総括して質疑ございませんか。
  15番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  提案されました白岩市長に何点かお尋ねしたいと思います。
  第1点目は、議第31号国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてお尋ねいたします。
  今回の基礎課税額が、現在の54万から58万円になると、4万円も上がると、こういうふうになるわけですね。一方では、軽減対策としてですが、基礎控除額が若干引き下がったと、こういうことでありますが、これは上位法でありますけれども、非常にもはや限度に来ているんじゃないのかなというふうに私思います。
  それで、今回、国保税が南陽市全体ですね、せんだっての3月定例議会で、税務課長は約1億3,000万円ほど引き下がると、こういうふうなお話だったわけでありますが、今回の3月議会では、税条例も含めて算定の方式も4方式から3方式へ変わったと、しかも、都道府県では、この都道府県化によって、各自治体でそれぞれ違うわけですけれども、南陽市は非常に下がったというふうになっているわけですけれども、このアンバランスが非常にうまくないものではないのかなと、このように思っておりますが、その辺の考え方についてお聞きしておきたいと思います。
  2つ目には、先ほど申しましたように、都道府県化によって、当初、知事会では1兆円を都道府県化によって出してくれと、知事会で国に対して要望したわけですね。これ、前にも私話したことありますが、そうすれば都道府県化しても何とかやれるんじゃないかと、こういう見通しあったわけですが、残念ながら、3分の1の3,400億円にとどまったと、こういう経過があるわけですね。
  そのことによっても引き下がったという経過があるわけですけれども、それにしても、国のやり方は余りにもひど過ぎるのかなと言わざるを得ないわけであります。
  しかも、私、思うんですが、せんだって17日の日に県市長会あったわけですが、このとき、県市長会の総会では、鳥獣被害対策など要望5項目決めると、あなたも出席して、賛同して、そしてこの中に、子供の国民健康保険料の均等割を軽減する制度の創設と、こういうのを13市の市長会で決めたわけですね。ですから、そういったことも踏まえて3月の定例議会で私は、均等割を何とか軽減することできないかと、子供のですね。しかし、市長は残念ながら、そんなことは考えておりませんと、このように答弁をされました。非常に私、せめて検討ぐらいしたらいいもんだなというふうな言い方があったのではないかなと、このように思うわけですが、その辺の考え方について答弁を求めたいと思います。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  佐藤 明議員の御質問にお答え申し上げます。
  1点目の、各自治体ごとの負担額のアンバランスが大変うまくないのではないかという御指摘でございますが、もちろん、国民皆保険制度のもとにおいて、国民が等しく医療を享受することができる、その環境を整える上で、負担額についても国民等しく、等しい負担の上で医療を受けることができる環境を整えることが大変重要だというふうに思っております。
  しかしながら、今回はまだそういった状況には至っておらず、そして、今回の改正においては、上限が上振れになると。しかしながら、一方で、所得が低い世帯の負担軽減を図ると、その所得が低い世帯の軽減を図るという方向性については、私はよい方向だというふうに思っております。しかしながら、全体の制度の維持の上で、適切にバランスを検討していただきたいというふうに国に対しては思っているところでございます。
  そして、2点目の点でありますけれども、まず、さきの17日の県市長会におきましては、子供の国保の均等割を軽減する制度、国に対して創設するように要望するという内容を市長会として採択したところで、私も賛成したところでございます。これは、3月議会において、佐藤議員から御提言があったとおりの内容でございまして、私もその内容には全面的に賛同しております。
  3月議会におきまして、全く考えていないという表現ではなかったと思いますが、私が申し上げたかった趣旨は、市単独でそれを行うことはなかなか難しいと考えているということでございまして、やはりここは、国において国の責任で、特に多子世帯の国保が、子供さんの数が多ければ多いほど負担額が多くなるという制度が、今の状況にそぐわないのではないかという趣旨で、国に対して全国的な制度として、そういった軽減を図っていただきたいということでございまして、それに対しては、私も佐藤議員と同じ気持ちではないのかなと思っているところでございます。
○議長  15番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  市長、私、思うんですけれども、これ資料、限度額の状況を見ますと、これ10年前というのは、市長、何ぼだったかわかりますか。わからないと思うんですけれども、それはいいですけれども、47万円なんですね。これ一覧、今見るとわかる、11万円上がっているんだよ。
  後期高齢者あるいは介護の問題にしても、いずれもこの10年間で相当上がっていると、そう言わざるを得ないわけですよね。しかも、10年前の合計として、当時と比べて3つ合わせて24万円も上がっていると、こういう状況なんです。
  ですから、もはやこれ以上上げるならば、大変な状況が今後ますます出てくるんではないかというふうに心配しているわけですけれども、やはり、この辺で歯どめをかけるためにも、やはり国に強力に市長会としてもやりなさいと、市長みずから立ち上がってやるべき問題ではないのかなと、このように思っておりますが、いかがなもんでしょうか。
  それから、もう1点でありますが、先ほどの均等割の問題でありますが、せんだっての3月議会では、市長はこのように答弁しております。「市単独での子供に係る国民健康保険税均等割の軽減等の考えはございません」とはっきり述べている。1カ月たてば、市長会は17日ですから、約1カ月たっているわけですね。1カ月でこのように変わるのは普通あり得ないのではないのかと思うんですが、なぜこのようにころっと変わったのかなと。私と佐藤議員とは同じ考えですよと、1カ月たったかたたないうちに言いましたけれども、そんなに人間変わるものかなと今思ったところでありますが、再度、これから南陽市としてあるべき姿も含めて、今後の見通しも含めて答弁をいただきたい。お願いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  できる限り負担の増加を伴わないように国民皆保険制度を守っていく、全体的なバランスの調整を国に対して求めていくということは、市長会でも決議しておりますので、私もその方向で機会を捉えて要望してまいりたいと思います。
  そして、2つ目の均等割についてでありますけれども、これは、考えが変わったわけではございません。市単独では難しい、考えていませんけれども、国においてその制度を、きちんと国の責任のもとで、子供の均等割を軽減してほしいということは、同じ変わっていないところでございまして、御理解を賜りたいと存じます。
○議長  15番佐藤 明議員。
○佐藤 明議員  いろいろあるかもしれませんが、いずれにしてもこれから大変なことは明らかだと思うんですね。ですから、機会あるごとに、やはり堂々とものを言っていただきたい、このことを指摘しておきたいと思います。
  それから、事務方にお尋ねしたいんでありますが、かなり努力して、3月の議会で保険税の税率の引き下げ等をやったわけですけれども、そのことによって、市内では約1億3,000万円の軽減措置がとられると、こういうことでありますが、このことによって、1世帯の平均、あるいは1人の平均の基準額というか、どの程度試算されているのかですね。
  国保の場合ですと、7月から翌年度3月まで徴収されると、こういう運びになっているわけですが、今、納税というか申告が終わって、まだ試算中だと思いますが、わかる範囲で結構ですからお答えいただければなと思います。
  以上です。
○議長  答弁を求めます。
  相澤税務課長。
○税務課長  ただいまの御質問にお答えを申し上げます。
  議員御存じのとおり、今年度から3方式に算定をし直します。あと所得のほうも若干増えているような状況ではないかなと思って、今、入力作業を行っているところでありますので、こまいところについては、正確なところはまだ把握できておりません。
  参考にですけれども、昨年、年度当初で課税限度額を超えている世帯は118世帯でございます。ですので、4万円上がるとすると大体450万円ほどの増額かなと思っておりますので、それを世帯数で割ると、全体的な中での影響というのは、そうないのではないかなと思っております。
  なお、軽減世帯でありますが、昨年のシステムの中では7割軽減が1,105世帯、5割軽減、今回該当するところですけれども、5割軽減で735世帯、2割軽減で529世帯が軽減の該当になっていることを参考に申し上げておきます。
  以上です。
(発言する声あり)
○議長  相澤税務課長。
○税務課長  今の段階で1世帯平均は、ちょっと試算しておりませんので、御理解賜りたいと思います。
○議長  ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  ただいま議案となっております条例案3件は、会議規則第37条第1項の規定により、別紙議案付託表のとおり、所管の総務常任委員会に付託いたします。



○議長  なお、本議案の審査は、この後の休憩中に総務常任委員会を開催し、審査願います。
  ここで暫時休憩いたします。
  再開は予鈴にてお知らせいたします。
午前10時25分  休  憩
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午前11時01分  再  開
○議長  再開いたします。

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(総務常任委員長報告)
日程第5 議第29号から
日程第7 議第31号まで計3件
○議長  ただいま議題となっております議第29号 南陽市税条例等の一部を改正する条例の設定についてから議第31号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてまでの議案3件について、総務常任委員長の報告を求めます。
  総務常任委員長 山口正雄議員。
〔総務常任委員長 山口正雄議員 登壇〕
○総務常任委員長  私から総務常任委員会の報告を申し上げます。
  本臨時会において、当委員会に付託されました議案3件について、先ほど第2委員会室において関係課長等の出席を求め委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
  初めに、議第29号 南陽市税条例等の一部を改正する条例の設定について申し上げます。
  本案は、地方税法の改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
  当局から、主な改正内容について説明を受けました。
  1点目は、個人住民税の改正であります。
  個人所得課税の見直しとして、働き方の多様性を踏まえ、働き方改革を後押しする観点から、給与収入、年金収入に適用される給与所得控除及び公的年金等控除の控除額を一律10万円引き下げ、全ての納税者に適用される基礎控除の控除額を一律10万円引き上げて、基礎控除への振りかえを行い、基礎控除額を33万円から43万円とするものであること。
  また、給与所得控除については、給与所得控除上限となる給与収入金額の1,000万円から850万円への引き下げと、給与控除額の上限額を220万円から195万円への引き下げで、所得控除が縮減されるものの、子育てや介護を行っている者には負担増が生じないように措置されるものであること。
  公的年金等控除については、公的年金等収入が1,000万円超の場合、公的年金等控除額195万5,000円の上限が設けられること。公的年金等収入以外の所得金額が1,000万円超の場合の控除額を引き下げるものであること。
  さらに、基礎控除の見直しとして、2,400万円を超える所得割の納税者については、控除額が逓減され、2,500万円を超える納税義務者は基礎控除の適用はないこと。
  これらの個人所得課税の見直しは、平成32年の所得から適用されるものであります。
  2点目は、法人市民税に関する改正であります。
  資本金1億円超の普通法人等に対して、法人住民税等の電子申告が義務づけられるもので、施行日は平成32年4月1日とのことであります。
  3点目は、固定資産税に関する改正であります。
  このたびの改正は、土地に係る固定資産税の負担調整措置を始め、住宅に係る固定資産税の減額措置の適用の延長を行うものです。
  土地に係る固定資産税の負担調整措置については、現行の仕組みを3年延長するものであること。
  住宅に係る税額の減額措置については、新築住宅に係る税額の減額措置の2年延長を始め、認定長期優良住宅、耐震改修を行った住宅、バリアフリー改修工事を行った住宅、省エネ改修工事を行った住宅について、床面積要件の上限はあるが、それぞれ2分の1または3分の1を減額するものであること。
  その他の改正として、固定資産税及び都市計画税の各種課税標準の特例措置について、見直しを行った上で、適用期間を2年または3年延長するものであること。
  これらの固定資産税に係る改正は、平成30年4月1日から適用されるものであります。
  4点目は、地方たばこ税に関する改正であります。
  このたびの改正は、国と地方のたばこ税の配分比率1対1を維持した上で、地方のたばこ税率を平成30年10月1日、平成32年10月1日、平成33年10月1日の3段階で、国と地方合わせて1円ずつ3円を引き上げるものであること。
  紙巻きたばこ3級品に係る特例税率の廃止に伴う経過措置の一部改正については、平成28年4月1日から段階的に税率を引き上げ、平成31年4月1日までとしているものを、平成31年10月1日に変更するものであること。
  また、加熱式たばこについて、課税区分を新設した上で、課税方式、換算方法を見直し、平成30年10月1日から5年間で段階的に見直すものであること。
  これらのたばこ税に係る改正については、平成30年10月1日に施行なるものです。
  さらに、税制改正以外の改正として、1点目は、市民税の第4期分納期限を10月25日から10月31日に改正するもの。
  2点目は、入湯税の減免対象として、全県規模以上の文化及び芸術大会に参加する児童・生徒・学生・大会役員等を新たに加える改正をするもの。
  3点目は、平成15年の異常気象災害による被害者に対する南陽市市民税及び国民健康保険税の特例に関する条例を廃止するもの。
  委員からは、住宅に係る税制について、市独自に上乗せする考えはあるかの質問があり、税制上は考えていないが、そのほかでは、補助制度で行っているとの説明を受けました。また、住宅の減額措置の手続への指導をなされるかの質問については、関係業界で周知するものであるが、所得税等の改正も含め、住民への周知を図ってまいりたいとの説明を受けました。
  入湯税の減免に、文化及び芸術大会を加えた理由についての質問があり、芸術・文化については、これまで明確に示していなかったので、南陽市文化会館の今後の利用からも、条項に加えるものであるとの説明を受けました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第30号 南陽市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、地方税法の改正に伴い、所要の改正を行うもので、改正内容については、議第29号における固定資産税の改正内容と同様であるとの説明を受けました。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  次に、議第31号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
  本案は、地方税法の改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
  このたびの改正は、課税限度額及び軽減判定の基準額の見直しを行うもので、基礎課税額に係る課税限度額をこれまでの54万円から58万円に4万円引き上げ、また、軽減判定所得基準については、5割軽減基準の軽減判定所得27万円を27万5,000円、2割軽減基準の軽減判定所得49万円を50万円に、地方税法の改正のとおり見直すものであること。
  これらは、平成30年4月1日から適用されるものであります。
  審査の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
  以上、総務常任委員会の報告といたします。
○議長  これより質疑に入ります。
  ただいまの総務常任委員長の報告に対し、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
  これより討論に入りますが、討論の通告はございませんので、討論を終結いたします。
  お諮りいたします。議第29号 南陽市税条例等の一部を改正する条例の設定についてから、議第31号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてまでの議案3件については、総務常任委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。
○佐藤 明議員  ただいま審議中の議第31号について申し上げます。
  先ほど来議論しましたように、この10年間で11万円も引き上げると、これは限度額でありますが、これ以上上げるならばまさに限界と言わざるを得ません。そういった意味におきまして、この限度額の引き上げに対しまして、私は反対の立場を表明するものであります。
  以上でございます。
○議長  ただいま15番佐藤 明議員より、議第31号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について異議がありましたので、分割して採決を行います。
  まず初めに、議第31号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についての採決を行います。
  お諮りいたします。議第31号の採決は起立採決により行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  異議なしと認めます。
  議第31号 南陽市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、総務常任委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長  起立多数であります。よって、議第31号は総務常任委員長報告のとおり決しました。
  次に、お諮りいたします。議第31号を除く議案2件について、総務常任委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  異議なしと認めます。議第31号を除く議案2件について、総務常任委員長報告のとおり決しました。
  最後にお諮りいたします。本臨時会において議決されました議案の中で、整理を要するものについては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長  異議なしと認めます。よって、整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに決しました。
  以上をもって本臨時会に提案されました議案の審査は全て終了いたしました。

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市長挨拶
○議長  ここで、市長より発言を求められておりますので、これを認めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  平成30年第2回臨時会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
  本臨時会におきましては、御提案申し上げました議案につきまして慎重に御審議を賜り、全議案とも原案のとおり御承認、御可決をいただきましたことに厚く御礼を申し上げます。
  さて、平成30年度が始動してわずかではございますが、順調なスタートを切ることができたと思っております。市政を預かる者として、市民の皆様の幸せや安全・安心な暮らしについて目配りすることはもとより、未来の市民に向けても将来の姿に責任を持つことを常に念頭に置きながら取り組み、持続可能なまちづくりを積極的に推し進めてまいる所存でございます。
  今後とも身の丈にあった対話のある市政を基本とし、強いリーダーシップを発揮し、職員とともに課題に立ち向かってまいりますので、今後ともなお一層の御指導と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
  さて、13日に開幕いたしました、「赤湯温泉桜まつり」でございますが、烏帽子山の桜も満開となり、見ごろとなっております。期間中は多彩なイベントも予定されておりますので、多くの皆様にごらんいただければと思っております。
  また、29日は、第63回山形県縦断駅伝競走大会の最終日となり、ランナーが南陽市を通過いたします。市役所陸上部を始めとする出場選手は、昨年逃した完全優勝と、総合7連覇を目指し頑張っておりますので、ぜひ、沿道での御声援をお願い申し上げる次第でございます。
  結びになりますが、議員各位におかれましては、時節柄、御自愛をいただきまして、各般にわたり御健勝にて御活躍されますよう心から御祈念申し上げまして、御礼の御挨拶とさせていただきます。
  まことにありがとうございました。

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閉      会
○議長  これをもちまして平成30年南陽市議会第2回臨時会を閉会いたします。
  御一同様、御起立願います。
  御苦労さまでした。
午前11時21分  閉  会

南陽市議会議長 髙 橋   弘
会議録署名議員 山 口 裕 昭
同       髙 橋   篤