平成29年9月1日(金)午前10時00分開会・開議 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 議事日程第1号 平成29年9月1日(金)午前10時開議  議会報告  議会運営委員長報告  日程第 1 会議録署名議員の指名  日程第 2 会期の決定  日程第 3 諸般の報告  日程第 4 報第 6号 平成28年度南陽市健全化判断比率及び資金不足比率の報告について  日程第 5 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて  日程第 6 同意第4号 南陽市教育委員会委員の任命について  日程第 7 議第 44号 南陽市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について  日程第 8 議第 37号 平成29年度南陽市一般会計補正予算(第2号)  日程第 9 議第 38号 平成29年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)  日程第 10 議第 39号 平成29年度南陽市財産区会計補正予算(第1号)  日程第 11 議第 40号 平成29年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)  日程第 12 議第 41号 平成29年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  日程第 13 議第 42号 平成29年度南陽市水道事業会計補正予算(第1号)  日程第 14 議第 43号 平成29年度南陽市下水道事業会計補正予算(第1号)  日程第 15 予算特別委員会の設置について  日程第 16 認第 1号 平成28年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定について  日程第 17 認第 2号 平成28年度南陽市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について  日程第 18 認第 3号 平成28年度南陽市財産区特別会計歳入歳出決算の認定について  日程第 19 認第 4号 平成28年度南陽市育英事業特別会計歳入歳出決算の認定について  日程第 20 認第 5号 平成28年度南陽市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について  日程第 21 認第 6号 平成28年度南陽市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について  日程第 22 認第 7号 平成28年度南陽市水道事業会計決算の認定について  日程第 23 認第 8号 平成28年度南陽市下水道事業会計決算の認定について  日程第 24 決算特別委員会の設置について  日程第 25 請願の付託    散   会 ──────────────────────── 本日の会議に付した事件  議事日程第1号に同じ ────────────────────────────────────────────── 出 欠 席 議 員 氏 名 ◎出席議員(17名)  1番 山口 裕昭  議員  2番 島津 善衞門 議員  3番 高橋 一郎  議員  4番 舩山 利美  議員  5番 山口 正雄  議員  6番 白鳥 雅巳  議員  7番 片平 志朗  議員  8番 梅川 信治  議員  9番 川合  猛  議員 10番 髙橋  弘  議員 11番 板垣 致江子 議員 12番 髙橋  篤  議員 13番 田中 貞一  議員 14番 遠藤 榮吉  議員 15番 佐藤  明  議員 16番 伊藤 俊美  議員 17番 殿岡 和郎  議員 ◎欠席議員(0名) 説明のため出席した者の職氏名 白岩 孝夫 市長          大沼 豊広 副市長 嵐田 淳一 総務課長        髙梨 敏彦 みらい戦略課長 吉田 正幸 財政課長        相澤 和吉 税務課長 西牧 修二 総合防災課長      神棒 久志 市民課長 菊地  清 福祉課長        板垣 幸広 すこやか子育て課長 佐藤  浩 農林課長        山口 広昭 地域産業振興主幹 粟野  清 商工観光課長      漆山 清美 建設課長 渡部 時裕 上下水道課長      土屋 雄治 会計管理者 猪野  忠 教育長         穀野 敏彦 管理課長 佐藤 政彦 学校教育課長      佐藤 賢一 社会教育課長 江口 和浩 選挙管理委員会事務局長 青木  勲 代表監査委員 大室  拓 監査委員事務局長    小関 宏司 農業委員会事務局長 ───────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者 尾形 真人 事務局長  田中  聡 局長補佐 髙橋 京子 庶務係長  小野 勝司 書記 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 開      会 ○議長(田中貞一議員)  御一同様、御起立願います。   おはようございます。   御着席願います。   去る8月25日告示になりました平成29年南陽市議会9月定例会を開会いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 開      議 ○議長  ただいま出席されている議員は全員でございます。   よって、直ちに会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第1号によって進めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 議会報告 議会運営委員長報告 ○議長  ここで、本定例会の運営等について、議会運営委員会委員長より報告を願います。   議会運営委員長 板垣致江子議員。 〔議会運営委員長 板垣致江子議員 登壇〕 ○議会運営委員長  おはようございます。   私から、議会運営委員会の報告を申し上げます。   本日招集されました平成29年9月定例会の運営について、去る8月29日午前10時より議会運営委員会を開催し協議いたしましたので、その結果について御報告いたします。   本定例会に提案されます議案は、報告1件、諮問案1件、同意案1件、条例案1件、補正予算案7件、決算案8件の計19件であります。当局より総務課長及び財政課長の出席を求め、提出議案の説明を受け、議案数及び一般質問の通告並びに受理されました請願の審査を考慮し、協議いたしました結果、本定例会の会期を本日から21日までの21日間と決した次第であります。この21日間の会期において、お手元に配付してあります日程表に従い、本会議、各常任委員会及び各特別委員会を開催し、御審査くださるようお願い申し上げます。   次に、議案の審査について申し上げます。   まず、報告1件につきましては、提案理由説明、質疑、了承の順に行うことといたしました。   次に、諮問案1件については、提案理由説明、委員会付託省略、質疑の後、討論省略、表決の順で行うことといたしました。   次に、同意案1件については、提案理由説明、委員会付託省略、質疑の後、討論省略、表決の順で行うことといたしました。   次に、条例案1件につきましては、提案理由説明、総括質疑の後、所管の総務常任委員会に付託といたしました。   次に、補正予算案7件につきましては、一括議題とし、提案理由説明、質疑省略、予算特別委員会設置、同委員会に付託の上、それぞれ審査していただくことにいたしました。   次に、決算案8件につきましては一括議題とし、提案理由説明、質疑省略、決算特別委員会設置、同委員会に付託の上、それぞれ審査していただくことにいたしました。   次に、一般質問でありますが、通告議員は8名でありますので、御報告いたします。   最後に、請願について申し上げます。   受理いたしました請願は1件であります。別紙、請願付託表により、所管の総務常任委員会で審査することにいたしましたので、御了承をお願い申し上げます。   以上、本定例会の運営について、議会運営委員会において協議決定いたしましたので、各議員の御賛同と御協力を賜りますようお願い申し上げ、報告といたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長が指名いたします。   会議録署名議員は、4番舩山利美議員、14番遠藤榮吉議員、両議員を指名いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第2 会期の決定 ○議長  日程第2 会期の決定を議題といたします。   お諮りいたします。本定例会の会期については、先ほどの議会運営委員長報告のとおり、本日より21日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長  御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日より21日までの21日間と決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第3 諸般の報告 ○議長  日程第3 諸般の報告であります。   本定例会に説明のため出席を求めた者の職、氏名、議員派遣の報告、議会庶務報告、定例監査報告について、別冊諸般の報告のとおりでございますので、御了承願います。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第4 報第6号 平成28年度南陽市健全化判断比率及び資金不足比率の報告について ○議長  日程第4 報第6号 平成28年度南陽市健全化判断比率及び資金不足比率の報告についてであります。   この際、市長に対し説明を求めます。   市長。 〔白岩孝夫市長 登壇〕 ○市長  おはようございます。   ただいま上程されました報第6号 平成28年度南陽市健全化判断比率及び資金不足比率の報告について申し上げます。   本案は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、監査委員の審査に付し、その意見をつけて御報告いたすものでございます。   健全化診断比率につきましては、実質赤字比率及び連結実質赤字比率が各会計とも黒字でありますので、比率算定の対象外となり、実質公債費比率は12.3%、将来負担比率は129.8%となりました。   資金不足比率につきましては、各会計とも資金不足額がございませんので、比率算定の対象外となったものであります。   以上、御報告でございます。 ○議長  ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。 (「なし」の声あり) ○議長  質疑がございませんので、質疑を終結いたします。   本件は報告事項でありますので、御了解お願いいたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第5 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて ○議長  日程第5 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。   この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。   市長。 〔白岩孝夫市長 登壇〕 ○市長  ただいま上程されました諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき、意見を求めることについて、提案理由を申し上げます。   本委員のうち1名が、平成29年12月31日をもって任期満了となりますので、議案書記載のとおり、再任1名を適任と認め、法務大臣に推選いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものでございます。   御審議の上、御同意いただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第2号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長  御異議なしと認めます。よって、諮問第2号は委員会付託を省略することに決しました。   これより質疑に入ります。   質疑ございませんか。 (「なし」の声あり) ○議長  質疑がございませんので、質疑を終結いたします。   お諮りいたします。諮問第2号は討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長  御異議なしと認めます。よって、諮問第2号は討論を省略することに決しました。   お諮りいたします。諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、これを同意いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長  御異議なしと認めます。よって、諮問第2号は同意することに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第6 同意第4号 南陽市教育委員会委員の任命について ○議長  次に、日程第6 同意第4号 南陽市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。   この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。   市長。 〔白岩孝夫市長 登壇〕 ○市長  ただいま上程されました同意第4号 南陽市教育委員会員の任命について、提案理由を申し上げます。   本案は、本委員のうち1名が、本年9月30日をもって任期満了となりますので、議案書記載のとおり、再任の1名を適任と認め、任命いたしたいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、御提案申し上げるものでございます。御審議の上、御同意いただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長  お諮りいたします。ただいま議題となっております同意第4号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長  御異議なしと認めます。よって、同意第4号は委員会付託を省略することに決しました。   これより質疑に入ります。   質疑ございませんか。 (「なし」の声あり) ○議長  質疑がございませんので、質疑を終結いたします。   お諮りいたします。同意第4号は討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長  御異議なしと認めます。よって、同意第4号は討論を省略することに決しました。   お諮りいたします。同意第4号 南陽市教育委員会委員の任命について、これを同意いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長  御異議なしと認めます。よって、同意第4号は同意することに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第7 議第44号 南陽市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○議長  次に、日程第7 議第44号 南陽市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。   この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。   市長。 〔白岩孝夫市長 登壇〕 ○市長  ただいま上程されました議第44号 南陽市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について提案理由を申し上げます。   本案は、人事院規則の一部が改正されたことに伴い、職員の育児休業及び育児短時間勤務等の再取得ができる特別の事情を追加するため、条例の一部を改正するものでございます。  以上、提案理由を申し上げましたが、御審議の上、御可決くださいますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。   これより質疑に入ります。   ただいま議題となっております条例案1件について、総括して質疑ございませんか。 (「なし」の声あり) ○議長  質疑がないようですので、質疑を終結いたします。   ただいま議題となっております条例案1件は、会議規則第37条第1項の規定により、別紙議案付託表のとおり、所管の総務常任委員会に付託いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第 8 議第37号から日程第14 議第43号まで計7件 ○議長  次に、日程第8 議第37号 平成29年度南陽市一般会計補正予算(第2号)から、日程第14 議第43号 平成29年度南陽市下水道事業会計補正予算(第1号)までの補正予算議案7件を、議事の都合により一括して議題といたします。   この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。   市長。 〔白岩孝夫市長 登壇〕 ○市長  ただいま上程されました議第37号 平成29年度南陽市一般会計補正予算(第2号)から、議第43号 平成29年度南陽市下水道事業会計補正予算(第1号)までの補正予算案7件につきまして、一括して提案理由を申し上げます。   初めに、議第37号 平成29年度南陽市一般会計補正予算(第2号)について申し上げます。   補正の主な内容は、人事異動等に伴う職員人件費及び特別会計への人件費操出金の整理、平成29年度の普通交付税の決定による歳入の補正、平成28年度決算に伴う繰越金の確定とそれに伴う地方財政法第7条に基づく財政調整基金積立金及び公共施設維持管理基金積立金の補正、その他、国庫補助事業の採択、県総合交付金の確定、事業の進捗に伴い必要となった事業費の補正などであり、財源につきましては、国・県支出金、繰越金等で措置いたすものでございます。   また、繰越明許費の追加、地方債の変更などをいたすものでございます。   次に、議第38号 平成29年度南陽市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。   補正の主な内容は、事業勘定におきまして人事異動等に伴う職員人件費の補正のほか、決算確定に伴う保険給付費などの補正を行うものでございます。財源につきましては繰越金などで措置いたすものでございます。   次に、議第39号 平成29年度南陽市財産区特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。   補正の主な内容は、源泉施設等工事費などの補正を行うものでございます。財源につきましては、不動産売払収入などで措置いたすものでございます。   次に、議第40号 平成29年度南陽市介護保険特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。   補正の主な内容は、人事異動に伴う職員人件費の補正のほか、決算確定に伴う基金積立金などの補正を行うものでございます。   財源につきましては、繰越金などで措置いたすものでございます。   次に、議第41号 平成29年度南陽市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。   補正の主な内容は、決算確定に伴う予備費の補正を行うものでございます。   財源につきましては、繰越金で措置いたすものでございます。   次に、議第42号 平成29年度南陽市水道事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。   補正の内容は、収益的収支、資本的収支ともに収入の増減はなく、支出については、人事異動に伴う人件費の補正を行うものでございます。   次に、議第43号 平成29年度南陽市下水道事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。   補正の内容は、収益的収支、資本的収支ともに収入の増減はなく、収益的支出については、マンホールポンプ場のポンプの修繕費用を計上し、資本的支出については、工事請負費を減とするものでございます。   また、収益的収支及び資本的収支とも、人事異動に伴う人件費の補正を行うものでございます。   以上、補正予算案7件につきまして、一括して提案理由を申し上げましたが、御審議の上、御可決くださいますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。   お諮りいたします。質疑は予算特別委員会において行うこととし、この際、質疑を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長  御異議なしと認めます。よって、この際、質疑を省略することに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第15 予算特別委員会の設置について ○議長  日程第15 予算特別委員会の設置を議題といたします。   お諮りいたします。議第37号から議第43号までの補正予算議案7件を審査するため、議長を除く全員をもって構成する予算特別委員会を設置いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長  御異議なしと認めます。よって、議長を除く全員をもって構成する予算特別委員会を設置することに決しました。   議第37号から議第43号まで補正予算議案7件はただいま設置いたしました予算特別委員会に付託いたします。   なお、予算特別委員会は日程に従い委員会を開催し、審査願います。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第16 認第1号から日程第23 認第8号まで計8件 ○議長  日程第16 認第1号 平成28年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定についてから、日程第23 認第8号 平成28年度南陽市下水道事業会計決算の認定についてまで決算認定議案8件を、議事の都合により一括して議題といたします。   この際、市長に対し提案理由の説明を求めます。   市長。 〔白岩孝夫市長 登壇〕 ○市長  ただいま上程されました認第1号 平成28年度南陽市一般会計歳入歳出決算の認定についてから、認第8号 平成28年度南陽市下水道事業会計決算の認定についてまでの8会計につきまして、地方自治法第233条第3項及び地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の審査に付し、その意見をつけて御提案を申し上げるものでございます。   「第5次南陽市総合計画」、「南陽市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に掲げた施策、子育て支援、防災対策など市民生活に直結する施策に重点を置いて事業を実施するとともに、財政秩序の維持に努めてまいった結果、一般会計の実質収支は7億1,220万5,000円、また、特別会計の実質収支合計は、3億7,542万7,000円の黒字決算を結ぶことができました。   また、水道事業会計及び下水道事業会計の損益計算におきましては、それぞれ、1億1,464万7,000円、4,216万3,000円の純利益を計上しております。   改めまして、議会はじめ関係各位に深く感謝を申し上げる次第であります。   財政指標では、福祉、農林関連の補助事業の実施により国・県支出が増加しましたが、防災行政無線整備事業など大規模事業が終了したことから、地方債が大幅に減少し、歳入総額は前年比で0.7%の減となっており、歳出については、普通建設事業費、災害復旧費などの投資的経費が減少しましたが、医療給付費、福祉サービス費などの扶助費が増加したことにより、前年比で1.9%の増となりました。経常収支比率については、扶助費の増などにより、90.3%と前年度より2.4ポイント上昇しました。   地方公共団体財政健全化法における健全化判断比率は、さきに御報告を申し上げましたとおり、実質公債費比率については12.3%、将来負担比率については129.8%と、実質公債費比率は前年と比較して0.2ポイントの改善、将来負担比率については、償還財源として見ることが可能な基金積立金の増額などにより前年比で20.2ポイント改善しました。   両数値とも、早期健全化判断基準を大きく下回っておりますが、国の地方財政計画によっては厳しい水準となる可能性もあるため、引き続き歳入の確保、歳出の削減を緩めることなく、さらに市債残高の減少を図るために、市債発行額の抑制などに取り組み、財政基盤の強化を図ってまいる所存でございます。   なお、平成28年度における主要な施策につきましては、決算附属資料として別冊を配付させていただいておりますので、御高覧をいただきたいと存じます。   以上、決算の概要を申し上げましたが、御審議の上、御認定いただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長  市長の提案理由の説明が終わりました。   ここで、監査委員から決算の審査結果について報告を願います。   青木 勲代表監査委員。 〔青木 勲代表監査委員 登壇〕 ○代表監査委員  おはようございます。   私から、平成28年度各会計の決算審査意見について申し上げます。   審査の対象は、一般会計、特別会計5件、財産に関する調書、基金の運用状況、企業会計2件、健全化判断比率及び資金不足比率でございます。   審査の結果につきましては、各会計の決算及び基金の運用状況を示す書類の計数は正確であり、また、予算執行及び会計処理等は、全般的に適正と認められました。   なお、詳細につきましては、意見書に記載のとおりでありますが、概要について申し上げます。   最初に、一般会計についてでございますが、歳入歳出決算額は、歳入は149億3,306万4,000円、歳出は141億7,102万5,000円で、前年度に比べ、歳入で9,790万8,000円減少し、歳出で2億5,802万4,000円増加となっております。   歳入決算額から歳出決算額を差し引いた剰余金は、7億6,203万9,000円、明許繰越にかかる翌年度への繰り越しすべき財源4,983万4,000円を差し引いた実質収支は、7億1,220万5,000円の黒字となり、前年度の実質収支額10億7,169万1,000円を差し引いた単年度収支額は3億5,948万6,000円の赤字となっております。   一般会計の歳入については、財源別では、自主財源が40.1%、依存財源が59.9%となっております。   自主財源では、ふるさと納税寄附金を始めとした寄附金が、前年度より2億36万7,000円増加し、5億1,981万4,000円となり、自主財源の根幹となす市税は、前年度より309万円増加し、35億3,742万3,000円となっております。   なお、市税については、固定資産税が1,604万9,000円、軽自動車税が1,272万円増加いたしましたが、市民税2,139万5,000円減少しております。市民税については、個人市民税は所得全般が伸びたことにより、3,502万9,000円増加し、法人市民税は、法人税率の引き下げ及び課税法人数の微減と、有力企業の決算が振るわなかったことにより、5,642万4,000円減少しております。   一方、依存財源では、国庫支出金が2,341万6,000円、県支出金が3億375万8,000円増加したものの、地方譲与税が147万8,000円、地方消費税交付金が6,032万3,000円、地方交付税が3,082万9,000円、市債が6億4,490万円減少しております。   市税における不納欠損処分の額は、前年度より926万4,000円減少して、1,294万5,000円でございます。   また、収入未済額は前年度より1,777万2,000円減少し、1億2,232万7,000円となっております。   不納欠損処分については、諸般の事情はあるとしても、税負担の公平性及び歳入確保の面での影響が大きいため、慎重かつ厳正な取り扱いを求められるものでありますが、必要な手続をとり、合理定な調査を行った上で、欠損処分に至るまでの、いかに徴収努力がなされていたかが総合的に評価されるものであります。不納欠損処分の制度の有効活用を妨げるものでないことを申し添えます。   今後とも滞納者の実態に即した適切な措置を講じ、未収金の解消に向け、なお一層の努力を望むものであります。   平成28年度末の一般会計市債残高は、160億4,145万4,000円となり前年度に比べ、5億9,661万2,000円減少しております。   市債発行は、累積により財政の硬直化が一層進むおそれがあることから、将来における償還能力等を考慮しつつその適切な運用に努めていただきたいと考えます。   次に、歳出についてでございますが、目的別で見ると、構成比の高い科目は、民生費が32.9%、総務費が19.8%、土木費が11.0%、公債費が10.0%となっております。   また、性質別に見ると、義務的経費が45.4%、任意的経費が54.6%となっており、義務的経費のうち、公債費は、前年度より9,897万7,000円減少し、14億1,551万8,000円となっております。   また、任意的経費では、木造公共施設整備事業が完了したことにより、投資的経費の普通建設事業が大きく減少し、前年度より6億88万3,000円減少しまして、7億8,416万3,000円となっております。   次に、特別会計でございますが、平成28年度から小滝簡易水道事業特別会計が公営企業会計である水道事業会計に統合され、5会計となっております。特別会計全体で、歳入決算総額が79億2,810万円、歳出決算総額が75億5,267万3,000円で、前年度に比べ歳入で1,954万9,000円、歳出では、1億7,443万9,000円減少しております。また、5会計全体の実質収支は3億7,542万7,000円の黒字となり、前年度の小滝簡易水道事業特別会計を除いた実質収支額2億1,889万2,000円を差し引いた単年度収支額は、1億5,653万5,000円の黒字となっております。   特別会計の収入未済額については、7年続けて減少しており、前年度より2,849万9,000円減の1億7,612万4,000円となっております。その要因としては、収入未済額の92.4%を占める国民健康保険特別会計の保険税現年度分の収納率が0.17ポイント改善したことが挙げられます。   特別会計の不納欠損額は1,831万円となっており、前年度と比較して265万8,000円減少しております。これは、介護保険特別会計が10万6,000円増加しましたが、国民健康保険特別会計で273万7,000円、後期高齢者医療特別会計で2万8,000円減少したことによるものです。   収納率の向上を図ることは容易ではないと思いますが、市税等収納対策本部等で統一した取り組みを行い、国民健康保険事業、介護保険事業等のさらなる健全化に努めていただきたいと存じます。   次に、公営企業会計に係る水道事業会計と下水道事業会計でございますが、審査に付された決算報告書及び財務諸表は、地方公営企業法その他関係法令に準拠して作成されたもので、経営成績及び財務状態を適正に表示しており、決算の計数については適正なものと認められました。   水道事業の決算状況は、事業収益8億326万7,000円で、前年度と比べ1,104万3,000円増加し、事業費用は6億8,862万円で、前年度と比べまして260万1,000円の超過でございます。差し引き純利益1億1,464万7,000円を計上しております。   なお、新たな企業債の借入れは平成23年度以降行っておりません。   営業未収金については、前年度より548万4,000円増加し、7,177万6,000円となっております。また、水道料金の現年度分収納率は96.5%で、前年度の収納率より0.1ポイントダウンしており、過年度分収納率は34.5%と、3.2ポイントダウンしている状況にあり、引き続き収納対策を強化するよう要望するものです。   また、給水件数は151件増加しているものの、給水人口は逆に66人減少しており、今後の少子高齢化による人口減少に加え、節水型社会の進行などにより、水需要については、厳しい状況が続くものと思慮されますが、安全で安心な水の安定供給を事業の柱に据えて、よりよいサービスの提供に努められますよう望むものであります。   つづいて、下水道事業については、事業収益は9億9,849万3,000円、事業費用は9億5,633万円と、差し引き4,216万3,000円の純利益を計上しております。   公共下水道事業の処理区域内人口は前年度より198人減少の2万916人、水洗化人口は54人減少の1万7,067人で、水洗化率は0.5%増加し81.6%となっております。   下水道事業は、投資規模が大きく建設期間も長期にわたるなど、市の財政に与える影響も大きいため、現実的な見通しに基づいた計画修正及び適切な料金設定を強く望むものであります。   最後に、財政指標・健全化判断比率についてでございますが、実質公債費比率は前年度より0.2ポイント改善して、12.3%、将来負担比率の前年度より20.2ポイント改善して129.8%となっております。今後も、さらなる指標改善に向け努力していただきたいと思います。   以上、決算審査意見といたします。 ○議長  青木 勲代表監査委員の報告が終わりました。   お諮りいたします。決算についての質疑は決算特別委員会において行うこととし、この際、質疑を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長  御異議なしと認めます。よって、この際、質疑を省略することに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第24 決算特別委員会の設置について ○議長  日程第24 決算特別委員会の設置を議題といたします。   お諮りいたします。認第1号から認第8号まで決算認定議案8件を審査するため、議長及び議会選出監査委員を除く全員をもって構成する決算特別委員会を設置いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長  御異議なしと認めます。よって、議長及び議会選出監査委員を除く全員をもって構成する決算特別委員会を設置することに決しました。   認第1号から認第8号まで、決算認定議案8件は、ただいま設置いたしました決算特別委員会に付託いたします。   なお、決算特別委員会は、日程に従い委員会を開催し、審査願います。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第25 請願の付託 ○議長  日程第25 請願の付託であります。   本定例会において受理いたしました請願は1件でございます。別紙請願付託表のとおり所管の総務常任委員会に付託いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 散      会 ○議長  以上をもちまして本日の日程は全て終了いたしました。   本日はこれにて散会いたします。   御一同様、御起立願います。   御苦労さまでした。 午前10時44分  散  会