生成AI利用者数と利用回数の状況(R7.7月末現在)

生成AIの活用について、南陽市ではこれまで2023年4月から実証実験を開始し、2024年4月より正式運用を開始しました。
これまでの活用状況については以下のとおりです。
なお、以下の状況はLGWAN環境を用いた生成AIの活用状況のみです。
※インターネット側のASPサービスの利用は含まれておりません

生成AI庁内利用者数と利用回数の状況

生成AI利用登録者数:154名(職員数の約60%)
下記のグラフは月間利用者(MAU)と利用回数を示したものです。
利用月 月間利用
者数(人)
月間利用
回数(回)
推定削減
時間(時間)
備考
2023年12月 40 618 ※実証実験期間中
2024年1月 69 778 ※実証実験期間中
2月 42 470 ※実証実験期間中
3月 58 481 ※実証実験期間中
4月 33 518 正式運用開始
5月 38 200
6月 29 191
7月 34 252
8月 22 138
9月 22 240
10月 28 290
11月 38 364
12月 28 196
2025年1月 27 215
2月 35 224
3月 30 292
4月 33 294 120
5月 30 273 51
6月 41 440 692
7月 50 623 317
※「推定削減時間」は提供システム独自のアルゴリズムに基づき、算出されたものです。

現在の取り組み状況について

上記のグラフ左側、赤枠で囲まれた部分は、2023年12月から2024年3月までの「実証実験」期間のデータです。特に、2024年1月は利用者数が70人近くに達し、利用回数は778回と非常に高い数値を記録しました。

しかし、2024年4月以降の正式運用が開始されると、実証実験期間中に比べて、利用者数、利用回数がともに減少していることがわかります。

このことから、実証実験中は、新しいツールへの期待感や試用期間という特性から、比較的高い関心と利用が見られましたが、正式運用に移行すると、利用者が大きく減っています。

これは、正式運用が始まると、「日常業務でどのように使えばよいのか」「具体的にどのような業務が効率化できるのか」といった具体的な活用方法が庁内で定まっていないことにより、継続的な利用に至らなかったものと考えられます。

今後の課題は、いかにしてこの利用状況を改善し、業務への定着を図っていくかであり、当面のKPIとして、「2024年1月期」の月間利用者数70名、利用回数778回に向けて取り組んでまいります。