生成AI利用者数と利用回数の状況(R7.9月末現在)
生成AIの活用について、南陽市ではこれまで2023年4月から実証実験を開始し、2024年4月より正式運用を開始しました。
これまでの活用状況については以下のとおりです。
なお、以下の状況はLGWAN環境を用いた生成AIの活用状況のみです。
(※インターネット側のASPサービスの利用は含まれておりません)
生成AI月間利用者数(MAU)と利用回数の状況
生成AI利用登録者数:155名(職員数の約60%)下記のグラフは月間利用者(MAU)と利用回数を示したものです。

利用月 | 月間利用 者数(人) |
月間利用 回数(回) |
推定削減 時間(時間) |
備考 |
2023年12月 | 40 | 618 | ※実証実験期間中 | |
2024年1月 | 69 | 778 | ※実証実験期間中 | |
2月 | 42 | 470 | ※実証実験期間中 | |
3月 | 58 | 481 | ※実証実験期間中 | |
4月 | 33 | 518 | 正式運用開始 | |
5月 | 38 | 200 | ||
6月 | 29 | 191 | ||
7月 | 34 | 252 | ||
8月 | 22 | 138 | ||
9月 | 22 | 240 | ||
10月 | 28 | 290 | ||
11月 | 38 | 364 | ||
12月 | 28 | 196 | ||
2025年1月 | 27 | 215 | ||
2月 | 35 | 224 | ||
3月 | 30 | 292 | ||
4月 | 33 | 294 | 120 | |
5月 | 30 | 273 | 51 | |
6月 | 41 | 440 | 692 | |
7月 | 50 | 623 | 317 | |
8月 | 60 | 508 | 303 | |
9月 | 58 | 550 | 381 |
現在の取り組み状況について
上記のグラフ左側、赤枠で囲まれた部分は、2023年12月から2024年3月までの「実証実験」期間のデータです。特に、2024年1月は月間利用者数(MAU)が69名に達し、利用回数は778回と非常に高い数値を記録しました。一人平均11.3回と、生成AIへの期待の高さが伺われました。しかし、2024年4月以降の正式運用が開始されると、実証実験期間中に比べて、利用者数、利用回数がともに減少していることがわかります。特に2024年8月期はお盆期間も重なり利用者数、利用回数とも最低を記録しました。
このことから、実証実験中は、新しいツールへの期待感や試用期間という特性から、比較的高い関心と利用が見られましたが、正式運用に移行すると、利用者が大きく減ってしまいました。
これは、正式運用開始に際し、「日常業務でどのように使えばよいのか」「具体的にどのような業務が効率化できるのか」といった具体的な活用方法が庁内で定まっていないことにより、継続的な利用に至らなかったものと考えられます。2024年8月期が当市において生成AI活用のイノベーションの谷となりました。
2024年6月期に月間利用者数が30名を切り、同年7月から月1回のスキルアップセミナーを開始しました。7月期は一時的に回復したものの、8月~10月に大きく改善はされませんでした。そこで2024年11月にグループウェアを活用した生成AIコラムの定期発行と、生成AIプロンプトのホームページ公開を開始しました。
今後の課題は、いかにしてこの利用状況を改善し、業務への定着を図っていくかであり、当面の目標値として、「2024年1月期」の月間利用者数69名、利用回数778回突破に向けて取り組んでまいります。
具体的な取り組み
- 2024/07/09~ スキルアップセミナーを月に一度開催
- 2024/11/10~ グループウェアでの生成AI活用コラムの定期発行(週に2~3回)
- 2024/11/20~ ホームページでプロンプト公開開始