市長のコラムNo.41 小さなお客さまからの招待状(R5.12.1発行)

10月のある日。医療器具を付けた小さな女の子のお客さまが、市長室に来られました。

人工呼吸器や、チューブで胃に栄養を送る胃ろう等を使用し、たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが必要なお子さんや重度障害のある方に、福祉サービスを提供している「バンビーナ南陽」で、初めて行う音楽祭の招待状を、幼い手で渡してくれました。

11月に東京で、全国で初めて、「医療的ケア児者を応援する市区町村長ネットワーク」が設立され、私は13名の発起人の一人として出席しました。

医療的ケアを必要とするお子さんは全国に約2万人、本市にも数名の方がおられます。しかし支援体制は、心苦しくもまだまだなのが実情です。

15分ごとにたんの吸引が必要なこと。ご本人もご家族も、非常にご苦労されていること。まず知り、学び、活かすため、ネットワークに参加しました。

小さなお客さまからの招待状には、「いつでもきてね まってまーす」という手書きのメッセージ。音楽祭に向けて練習を一生懸命がんばっているとのこと。必ず行きますね!



【令和5年12月1日更新】