シェルターなんようホール(南陽市文化会館)
南陽市文化会館は、地元の豊かな森の恵みを生かした木造コンサートホールです。地元南陽の山から切り出したスギ材を活用し、国内最先端の技術を取り入れた木質耐火部材が採用されており、主要構造部(柱・はり)を耐火構造でつくることで、火災等の災害においても建物が倒壊せずに自立し続けられる木造軸組工法による耐火建築物となっています。
一般的に、鉄筋コンクリート造の文化会館が多い中にあって、日本初となる大型木造耐火の本施設は、メインとなる大ホールが「最大の木造コンサートホール(Largest wooden concert hall)として、2015年12月21日、ギネス世界記録®に認定されました。
また、太陽光発電や木質バイオマス等の再生可能エネルギーの積極活用、省エネルギー効果の高いLED照明や次世代の有機EL照明を活用したSDGs推進の先駆的モデル施設でもあります。
2017年4月からは、最先端の木造耐火技術を有し本施設の施工にも携わった株式会社シェルター(本社:山形県山形市、代表取締役社長・木村仁大)が、ネーミングライツを取得し「シェルターなんようホール」の愛称を付しています。
最大1,403名を収容する大ホールは、「静けさと美しい響き」をコンセプトに、木造の特性を生かしたやわらかい質感とダイナミックかつ美しい響きを提供します。
広さ400㎡の平土間型小ホールは、室内楽の演奏からコンベンションまで、多目的な利用が可能な最大500名のホールです。
2つの個性的なホールと、市民の皆さんの文化芸術活動や生涯学習を支える各種機能の連携を図りながら、南陽市文化会館を拠点にした更なる文化芸術の創造発展と交流推進を目指します。