上下水道料金の誤検針による請求誤りについて(お詫び)
令和6年7月上旬に水道メーター交換を行い、取り外したメーターの指針を確認したところ、取り外し直前の6月下旬に行ったメーター検針の指針と大きくかけ離れた値が3件あり、調査の結果、同じ検針員による検針の誤りが判明しました。
毎月の検針業務は、「南陽市上下水道工業協同組合」に委託しており、業務委託先には早急に再発防止に取組むよう指示するとともに、誤りが認められた検針員が担当する地区(検針数 約500件/約12,200)について、8月22日(木)から行う通常のメーター検針において、別の検針員が検針を行い、同様の案件がないか調査いたします。
該当する方には、お詫び申し上げますと共に状況を丁寧にご説明しご理解いただけるようお願いしてまいります。
上下水道料金の正確な請求を根本から揺るがす事態を招き深くお詫び申し上げますとともに、再発防止に向け努力してまいります。
1 発覚の経緯
6/29~7/11に実施した水道メーター交換(7年ごと交換必要、年間約1,800個交換)の後、取り外したメーターの指針をシステムに入力(7/12~7/30)したところ、6月の検針(6/22~6/28)の指針と大きくかけ離れた値があり判明しました。
2 調査結果について
市職員が現地確認を行い、状況の確認と漏水調査も行いましたが、漏水の状況は認められませんでした。また、3件とも同じ検針員であったため、検針員から状況の聞き取りを行いました。調査の結果、毎月の検針誤りと判断しました。
3 誤った3件の内容
区分 |
6月検針の 指針 ㋐ |
メーター取り 外し指針 ㋑ |
指針の差 ㋑ - ㋐ |
誤った 上下水道料金 |
誤った内容 |
A |
1080㎥ |
1067㎥ |
▲ 13㎥ |
5,918円 |
使用水量より多く料金を徴収 |
B |
4976㎥ |
4742㎥ |
▲ 234㎥ |
86,615円 |
使用水量より多く料金を徴収 |
C |
6765㎥ |
6987㎥ |
222㎥ |
43,736円 |
使用水量より少なく料金を徴収 |
4 原因
(1)検針員が指針を確認する際の指針の読み間違い、及び現場で検針票を印刷する際に行うべき指針の再確認が不十分であった。
(2)検針後、システムに検針データを取り込んだ後、職員が課内で最終的なエラーチェックを実施していたが、エラーと認識する数値を「前月から20㎥水量が増加したもの」のみ行っていたため、チェック体制が不十分であった。
5 今後の対応について
判明した3件について、多く料金を納めて頂いていた方については8月請求の上下水道料金から多くいただいていた料金を差引き納付をお願いし、少なく料金を納めていただいていた方については、8月請求分に加えて納付をお願いしてまいります。
また、検針を誤った検針員については、検針についての再教育を行い再発防止に努め、担当していた検針地区については他の検針員が行い、他に誤りがないかを確認いたします。
6 再発防止策
(1)検針を担当している全検針員に対し、業務委託先を通じ検針について再教育を実施します。
(2)検針終了後、データをシステムに取り込む前に、市職員が全件「前月の水量と大きな差」がないかどうか確認を行います。
(3)職員が最終的に行っているエラーチェックの基準を「前月から20%水量が増減したもの」と厳しくし、チェック体制の強化を図り検針誤りを防ぎます。